その9
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:06:09.91 ID:SC2BKzwa0
〜〜週明けの図書室〜〜


ガラッ

('A`)「よう」

川 ゚ -゚)「……」パタン

川 ゚ -゚)「珍しいな、君一人とは。初じゃないか?」

('A`)「まあな……あー、それより」

川 ゚ -゚)「言わずともわかっている。私もスクールペーパーを読んだクチだ」

川 ゚ -゚)「驚いたよ」

('A`)「それはなにより」

川 ゚ -゚)「詳しく語ってもらおうか。ちょうど他に誰もいないしな」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:13:52.81 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「あの写真に映っている人物はギコで間違いないのだな?」

川 ゚ -゚)「女児と絡んでいる写真が数枚あったようだが」

('A`)(絡むとか別の想像をしてしまうだろ……)

('A`)「そうだよ。見ての通りだ。ギコの奴の顔は鮮明に映ってただろ」

川 ゚ -゚)「まあな。女子児童にはプライバシー保護のためか修正が入っていたが」

川 ゚ -゚)「そして救援に入った男のことも写真付きで載っていた」

川 ゚ -゚)「生憎、その男の面は『うまいこと』ぼやけていた」

('A`)「まあ、そんな感じ記事でしたね、ハイ」

川 ゚ -゚)「……あれは何もかも偶然の出来事のように書かれていたが」

川 ゚ -゚)「計算尽く……ということなのだな」

('A`)「そうだ」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:21:01.48 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「ギコは欠席しているから事の真相は誰も知らない」

川 ゚ -゚)「わかっているのは、記事を見たままのことのみ」

川 ゚ -゚)「これによりギコに軽蔑の念が集まっている。ただそれだけだ」

('A`)「ジョックから転落しちまうな」

川 ゚ -゚)「他人事みたいに」

川 ゚ -゚)「……それよりだ。女児を助けた男」

('A`)「あーそれね」

川 ゚ -゚)「あの人物が君だという噂も広がっているようだが」

川 ゚ -゚)「顔は明瞭には映っていないが、どことなく面影がある、と」

('A`)「まあな。朝からいろんな奴に詰問されたよ」

('A`)「全部曖昧に答えておいたがな」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:28:55.75 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「学校中がナードがジョックをビートダウンしたと盛り上がりを見せている」

('A`)「ほう、そりゃいいことですなー」

川 ゚ -゚)「……君は私に証人になれと言っただろう」

川 ゚ -゚)「ならば顛末のすべてを知る権利が私にはあると思うのだが」

('A`)「へいへい。教えますよ」

('A`)「噂の通り、ギコを投げ飛ばしてる男は俺」

('A`)「でもぶっちゃけるとあれはアクシデントだ。もしもの事態だった」

川 ゚ -゚)「アクシデント?」

('A`)「本当はロリコン魂が我慢できずに爆発しちまった現場を押さえるだけのつもりだったんだよ」

('A`)「あ、もちろんギコに仕向けた女の子はダミーね。うちのクラスのしぃって奴の変装」

川 ゚ -゚)「あの児童がか? 君の同級生なら私ともタメではないか」ハァハァ

('A`)「なんでちょっと興奮してるんだよ」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:34:49.59 ID:SC2BKzwa0
('A`)「ところが爆発したその破片がしぃに振りかかっちまって」

川 ゚ -゚)「ほう」

('A`)「写真にもあったけど、体に触れちゃったわけだな」

('A`)「今にも身をかぶせそうな勢いで」

('A`)「さすがにこりゃまずいと思って飛び出したんだが……」

川 ゚ -゚)「そして君が撃退したのか」

('A`)「まあそういうこと」

川 ゚ -゚)「よくやるよ。そんなブロッコリー・スプラウトみたいな体で」

('A`)(俺だってまさか親父の力を遺伝しているとは思わなかった)

('A`)「でまあ、その様子も俺の仲間が撮影しててさ」

('A`)「これらの資料をどう活用するか話し合った結果」

('A`)「ショボンが案を出した」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:43:12.59 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「ショボン? 君と共に時折図書室に現れる男子か」

('A`)「そう。豚みたいなほうじゃなくてノートパソコン抱えてるほうな」

('A`)「ギコの写真をただバラ撒くだけよりも、もっと利用価値のある方法を考えついた」

('A`)「どのみち俺の顔はギコには割れてたしな」

('A`)「あいつがどう行動してもこちらに都合よく運ぶようなルートを選択しなくちゃならない」

川 ゚ -゚)「それが学生紙への掲載か」

('A`)「アサピーの奴が学生新聞の発行に携わっていたのは都合がよかった」

('A`)「偶然記者がギコが不義を犯す現場に居合わせたということにして」

('A`)「その上で、助けに入った俺を英雄に仕立て上げるようにもした」

川 ゚ -゚)「ほう」

('A`)「ただ、はっきり俺だとわかったのではあまり効果がない」

川 ゚ -゚)「どういうことだ?」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 15:50:25.58 ID:SC2BKzwa0
('A`)「こっちから主張するより、見る側が己の意志で寄ってくる」

('A`)「そんな文章と写真を載せた」

('A`)「誰だか推測できる余地を残したんだ」

川 ゚ -゚)「遠回りなことをするんだな。なんの意味があるというんだ」

('A`)「こうしたほうが潜在意識に訴えかけられるんだよ」

('A`)「強制的に教えられる情報より、自発的に調べた情報のほうが頭に残る」

('A`)「勉強だって無理やりにやらされるより」

('A`)「自らやろうとした時のほうが集中できるだろ?」

('A`)「それと同じだ」

川 ゚ -゚)「ほう」

('A`)「……全部ショボンの受け売りなわけですけども」

川 ゚ -゚)「だと思ったよ」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:00:44.68 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「しかし……偶然か。君の説明を聞いた後だと白々しい話だな」

川 ゚ -゚)「この分ならモララーの痴態画像流出も君たちの仕業らしいし」

('A`)「まあそうですね」

川 ゚ -゚)「あれはコラの類じゃないんだろう?」

('A`)「ええもう産地直送です」

川 ゚ -゚)「ひくわー」

('A`)「とはいえジョックの主要メンバーはズタボロになったぜ」

('A`)「おかげでナードの間でジョックを特別視する風潮も薄らいできている」

('A`)「なにせジョックが変な目で見られ出してるし」

川 ゚ -゚)「まあ、変態集団という悪口まで囁かれているようだからな」

('A`)「ヒエラルキー崩壊は目前だ」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:05:29.55 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「そういった予兆はひしひしと感じている」

('A`)「な? 俺がこの前宣言した通りだろ?」

川 ゚ -゚)「今のところはな」

('A`)「……なんだよ、つれねぇな」

('A`)「あとは親玉のジョルジュだけってところまできてるんだぞ?」

川 ゚ -゚)「おい」

('A`)「なんだよ」

川 ゚ -゚)「君はジョックさえどうにかすればスクールカーストは終わると思っているようだが」

('A`)「そうだ」

川 ゚ -゚)「なるほど確かに、ジョックが消えればクイーンの存在意義も失せる」

川 ゚ -゚)「最上位層は崩れ去るだろう」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:12:18.01 ID:SC2BKzwa0
川 ゚ -゚)「しかしその場合、その下の階層」

川 ゚ -゚)「ワナビーとプリーザーが一番上になるだけではないか」

('A`)「は?」

('A`)「確か……ジョックやクイーンの取り巻きたちの総称だったか」

川 ゚ -゚)「連中は地位の上昇を夢見る層だ」

川 ゚ -゚)「ジョックどものおこぼれにあずかりながらな」

('A`)「つくづく情けない奴らだな」

川 ゚ -゚)「私もそう思う。上昇志向はあるが、起こす行動といえば太鼓を叩くだけだ」

川 ゚ -゚)「ところがジョックが消えた場合はどうなる?」

川 ゚ -゚)「自動的に、ジョックが吸っていた甘い汁が中間搾取なく彼らに回るだけだ」

川 ゚ -゚)「つまり彼らが新しいジョックとなる」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:23:28.39 ID:SC2BKzwa0
('A`)「だったら、そいつらも……」

川 ゚ -゚)「ぶっ飛ばす、と言うのか?」

川 ゚ -゚)「ならば今度は、その下に属するプレップスやセクレタリーが最上位になるな」

('A`)「なんだそりゃ」

川 ゚ -゚)「プレップスは家柄のいい優等生集団」

川 ゚ -゚)「セクレタリーはいわゆるブロンド、馬鹿だが容姿の優れた女子集団だ」

川 ゚ -゚)「これを排除すれば、次はメッセンジャー」

川 ゚ -゚)「上に媚びへつらい下をいびっていた奴らがでかい顔をしだすだけだ」

川 ゚ -゚)「この派閥までいなくなれば、もうその次は君たちナードだ」

川 ゚ -゚)「ナードが学園の頂点にくるんだ」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「君はトップになりたいのか? リベラルじゃなかったのか?」

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:31:04.90 ID:SC2BKzwa0
('A`)「俺が……」

('A`)「俺が主張しているのは、そんなことじゃない!」

('A`)「スクールカースト自体をなくすんだ! 最初に言っただろ!」

川 ゚ -゚)「ああ。言ったな。なんとも矮小な夢……夢物語だ」

('A`)「バカヤロー! 理想論だなんて知ってるよ」

('A`)「でもやるんだよ、俺は! こんなふざけたもんいらねぇんだ!」

川 ゚ -゚)「なら引き続き期待しておくよ」

川 ゚ -゚)「私は観測者であり歴史を見守る者だからな」

('A`)「そうかい」

('A`)「……じゃあな」

バタン

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:37:04.43 ID:SC2BKzwa0
〜〜廊下(パッセージ)〜〜


ハハ ロ -ロ)ハ「ああ、ドクオさん。図書室で大声は控えてくださいね」(美しいイングリッシュ)

('A`)「スワセン、スワセン……」

ハハ ロ -ロ)ハ「廊下まで聞こえてきましたから……」(小気味よい子音)

ハハ ロ -ロ)ハ「何を叫んでいるのかまでは判りませんでしたが……」(伸びやかな母音)

('A`)「ハイ、スワセン……」

ハハ ロ -ロ)ハ「以後気をつけてくださいね」(完璧なブレスのタイミング)

('A`)「スワセン……」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:43:43.87 ID:SC2BKzwa0
〜〜教室(クラスルーム)〜〜


('A`)「……」ガララッ

( ^ω^)「ドクオ、遅かったじゃないかお」

( ^Д^)「トイレなげーよ。どんだけ出してたんだよ」

('A`)「いや、ちょっと他に用事もあって」

(*゚ー゚)「それより、今みんなでスクールペーパーを見返してたんだけど……」

(-@∀@)「いやあ、さすが僕の記事だ! よくできてるね!」

( ^Д^)「この明らかにドクオなんだろうけど他の誰かっぽくも見える角度が絶妙だよな」

(´・ω・`)「この手の偏向報道は得意そうだもんね」

(-@∀@)「な、なんだよ、その目は」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:52:41.46 ID:SC2BKzwa0
( ^ω^)「それよりドクオ、どうするつもりだお」

('A`)「なにが?」

( ><)「ジョルジュくんのことです」

('A`)「ああ、最終関門か……」

( ^ω^)「あいつ、相次いで周りの人間がジョックから脱落していってるから」

( ^ω^)「さすがに疑念を抱いてるみたいだお」

从 ゚∀从「誰かの意思を感じてるみたいだな、どーにも」

(´・ω・`)「で、君にその疑いの目が向いているみたいだ」

('A`)「ハァ? 俺かい」

(´・ω・`)「だって君が来てから急に起き出した事件だからね」

川д川「それに……写真でギコと対峙していた人物はドクオくんとの噂……」

(´・ω・`)「それはこちらの思惑があってのことだから仕方ないけども」

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 16:58:24.99 ID:SC2BKzwa0
(´・ω・`)「彼、相当トサカにきてるっぽいよ」

('A`)「マジかよ……」

(゚、゚トソン「ただでさえナードが」

ミセ*゚ー゚)リ「ジョックを倒したって巷説が流れてるからね」

( ^ω^)「そのナードはドクオということになってるお」

('A`)「まあ実際俺なわけだけど……」

从 ゚∀从「ってか、全部の発端だからな」

(´・ω・`)「ジョルジュにとっては未だ予測の段階とはいえね」

(´・ω・`)「とはいえ真実に辿り着きつつある。さて……どうする?」

('A`)「どうするって、なにがだ」

(´・ω・`)「全面抗争を起こすなら、このタイミングだと思うけど」

('A`)「……ガチのラフファイトか……」

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 17:03:40.57 ID:SC2BKzwa0
( ^Д^)「ついにこの瞬間が訪れたか……燃えてきたああ!!」

('A`)「いやー、あの、ちょっといいですか」

( ^ω^)「なんだお」

('A`)「ぶっちゃけ拳と拳で殴り合いとか全然オッケーなんですけど、はい」

('A`)「というか……負ける気がしないんですが……」

(*゚ー゚)「あの念動力があるもんね……」

(´・ω・`)「負ける要素はないよね」

( ^Д^)「ギャハ、だったらもうジョックとナードの逆転なんか余裕じゃん」

('A`)「逆転……」

('A`)(そういえば……ナードの下にジョックを叩き落としてるんだったな……)

('A`)(ジョルジュの座を失墜させれば、完全に終わりか……)

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 17:13:19.39 ID:SC2BKzwa0
('A`)「……あー、ちょっといいか」

(-@∀@)「なに? 僕はもう整理券の作成に着手してるんだけど」

('A`)「小銭稼ぎに利用すんな。それよりだ」

('A`)「ショボン、ジョルジュの奴は俺にキレてるんだろ?」

(´・ω・`)「そうみたいだ」

('A`)「だったらいつか喧嘩をふっかけてくるよな?」

(´・ω・`)「まあ、このままならいずれそうなるだろうね」

('A`)「そうか……だったら」

('A`)「みんな聞いてくれ、俺は、その喧嘩ノータイムで買う」

( ^Д^)「おお! それでこそナードの代表者だぜ!」

('A`)「だから代表って呼び名のはやめろ。希望とかにしろ」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 17:15:52.51 ID:SC2BKzwa0
川д川「だけど……あなたの背中には必勝の剣……」

( ^ω^)「どう考えてもドクオが負けることはありえんお。見えてる勝負だお」

从 ゚∀从「成立しない賭けだな」

('A`)「確かに俺は勝つよ、間違いなく」

('A`)「で、勝った後」

('A`)「ジョルジュに一発殴ってもらう」

从 ゚∀从「ハァ? なんのためにだよ。その歳で白痴か?」

('A`)「俺と奴は対等だからな……観客にもそれを占めさねぇと」

(´・ω・`)「妙なところにこだわるね」

('A`)「ああもう、いいだろ! もう! この件についての話は終わり!」

('A`)「ショボン、今後について考えておいてくれ。それでもう今日は解散! お疲れ!」

(´・ω・`)「はいはい」

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 17:28:29.60 ID:SC2BKzwa0
〜〜デリバリーのピザを囲む席〜〜


(`・ω・´)「父さん、ついに未来視に目覚めてしまったんだ」

(`・ω・´)「どうやら究極の能力らしいよ」

(`・ω・´)「先に起こる光景が見えてしまうだなんて父さんも驚いてる」

('A`)「そうなんだ。チーズが山盛りでうまいね」

(`・ω・´)「だけど父さん、さすがにビジョンスキルはなるべく使わないようにしたんだ」

(`・ω・´)「未来のことが全部わかってしまったらつまらないからね」

(`・ω・´)「本音を言ってしまうと、ドクオの将来のことを知りたい欲望はあるんだが……」

('A`)「はあ。アチッ、まだちょっと熱いな」

(`・ω・´)「父さんにも一枚くれないか。タバスコをかけてくれたら嬉しいな」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 17:37:29.05 ID:SC2BKzwa0
(`・ω・´)「そうそう、父さん、研究所での能力開発の功績が認められて」

('A`)「ピザにハラペーニョソースをつけるとまた違う味わいが……」

(`・ω・´)「報奨として臨時ボーナスをもらったんだ」

('A`)「ちゃんと円でもらった? ドルはもう信用できないぞ」

(`・ω・´)「いや、ドルだよ。六十万ドルだったかな」

(`・ω・´)「どうも父さん、経済とかにはてんで疎くて」

(`・ω・´)「未だにドルの金銭価値がどうなってるのかわからなくてなあ」

(`・ω・´)「六十万と言われても、なんだかサラリーマン時代と変わらない気がするよ」

(`・ω・´)「あの頃の賞与は大体五、六十万円だったからね」

('A`)「外資とか今更いらないのに……」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 17:41:29.66 ID:SC2BKzwa0
(`・ω・´)「はは、まだまだアメリカでの暮らしは続くんだから、いいじゃないか」

(`・ω・´)「父さん永住も考えてるくらいだよ」

('A`)「俺は日本のほうが気楽だよ」

(`・ω・´)「そうか? 米国式の生活も悪くないと父さん思うんだけどな」

('A`)「アメリカの風習ってやつがうっとうしいんだよ、俺」

(`・ω・´)「次第に馴れるさ」

('A`)「そうかねぇ」

(`・ω・´)「うむ。父さんが保証する」

('A`)「あんまり安心感がないな……」

(`・ω・´)「ははは。やっぱり父さんじゃ頼りないかな?」

('A`)「そんなことないよ。このピザうまいね。出前注文してよかった」

(`・ω・´)「ああ。うまいな」

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