( ^ω^)パーティをするようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 01:23:13.43 ID:GTGI+zvi0
- まとめてもらっているサイトさん
ttp://localboon.web.fc2.com/084/top.html
元ネタはフリーゲームの「コープスパーティー」
作者は未プレイ
ちょくちょく安価が入ります
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 01:25:17.78 ID:EpsCI1LDO
- 来たのか しえ
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 01:30:56.18 ID:GTGI+zvi0
-
03 遭遇
家庭科室からでて暫く歩くと、開けた場所に出た。
僕の身長ほどの箱、下駄箱がいくつも並び、コンクリートの打たれた地面にはすのこが置いてある。
そしてその先には、暗く電灯の光を反射する大きなガラス戸。
( ^ω^)「……出口、かお?」
川 ゚ -゚)「みたいだな」
僕らは喜ぶ気にはならなかった。
窓やその他の、出入りが可能そうな場所がまったく開くことも無かったのを既に確認済みなのだ。
昇降口が本当に昇降口として機能するかどうかも、怪しい。
('A`)「まぁ、とりあえず確認だけはしとこうぜ」
( ^ω^)「たのむおー」
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 01:37:55.20 ID:GTGI+zvi0
-
ドクオが引きずるような足取りで扉に向かい、押したり引いたり、叩いたりを繰り返す。
何度かそれをやってから、大きく肩を落としてこちらを振り返った。
('A`)「『空間に固められたみたいに』、だ」
( ^ω^)「ですおね」
川 ゚ -゚)「……私達は」
僕とドクオが頷きあっていると、不意にクーが自分の肘を抱いて呟いた。
川 ゚ -゚)「ここから、出られるんだろうか」
寒さに耐えるように、肩を竦める。
僕もドクオも、その問いに答えられないで口を噤んだ。
答えられないし、答えてしまったら、何も??o来なくなってしまう気がした。
答えられるわけが無い。
『出られる可能性は極めて低い』
だなんて、大体、問いかけたクーだってわかっている筈なのだ。
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 01:45:50.20 ID:GTGI+zvi0
-
(*゚∀。;:..
ぐしゃりと潰れた、真っ赤な光景が頭の端を掠めていく。
あれを作り上げた張本人がきっとこの建物の中に居て、僕らはこの建物から出られない。
それが意味する、この状況は
(*゚∀。;:..
心臓が発生源となった鳥肌が体の反面に湧き出る。
喉がぎゅっと収縮して、空気の塊が胸につかえた。
一気に汗が額に浮かぶ。
( ゚ω゚)「 ――ッ 〜〜」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 01:50:30.67 ID:GTGI+zvi0
-
ぼくも
ぼくもあんなふうに
あんなふうけいに
(; ゚ω゚)「――あ、あ」
('A`)「出る。出ようぜ。絶対出る」
視界を遮っていた赤い風景が、自分の前髪で遮られた。
ごんごんと鈍い衝撃も伝わってくる。
僕の頭に拳を落としたドクオは、顔を引きつらせながらも芯の通った声で言った。
赤い風景が痛みで引っ込んでいく。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:00:51.52 ID:GTGI+zvi0
-
ドクオは一つ深呼吸をした。
僕の頭の上で拳がリズミカルに打ち鳴らされている。
ごんごんごんごんごんごん、とエイトビートを刻んでいた。
しかも一発一発にそれなりの衝撃がある。
真っ赤な風景画は飛んでいったが、別な意味で視界が真っ赤になりそうだった。
(; ^ω^)「ちょ、いたっ! おっ、いて、いてぇおっ」
('A`)「出れる出れないじゃないんだよ。出なきゃいけないんだよ」
(; ^ω^)「いやだから痛いって、聞いてるかお? もう大丈夫だお? やめ、いだいだいだいだっ?!」
('A`)「出たらお前の送別会しなき ??なんねーんだぞ。カラオケの広い部屋予約したのに、無駄にする気か」
(; ^ω^)「どっ、どドクオ?! 聞けお、いてぇお、止めっ、だっ!」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ー゚)「……それも、そうだな」
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:07:47.99 ID:GTGI+zvi0
-
クーはからからと笑った。
やっと僕の頭を叩くのを止め、ドクオが「うん」と頷く。
川 ゚ -゚)「後ろ向きになっちゃいかんな。こういうのは間違いなく死亡フラグだ。私としたことが」
('A`)「へし折れへし折れ」
(; ^ω^)「あの、何かちょっとたんこぶみたいなのが出来てるんですけどお」
川 ゚ -゚)「さっさとショボンとツンと合流して、ここから出よう。三人寄れば文殊の知恵だ。すぐ出られるさ」
('A`)「おー、……あれ、それお前、俺とブーン完全に戦力外に見てないか」
川 ゚ -゚)「お前らの頭脳には二年ほど前に戦力外通知を出??たからね」
('A`)「なんだってー」
(; ^ω^)「あの、っていうかちょっと、本当に痛いんですけど」
川 ゚ -゚)「そうと決まれば合流だな。とりあえず、どこかに書置きでも残して……――」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:17:58.61 ID:3va9X5OmO
- シェ
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:22:01.81 ID:GTGI+zvi0
-
ん、とクーが声を上げた。
その視線の先には、電気に照らされた掲示板がある。
コルクボードになっているそこには、B5サイズノート程度の大きさの紙が張ってあった。
元はコピー用紙だったのだろうか、劣化が酷い。
クーはそれに歩み寄り、丁寧な手つきではがし取った。
川 ゚ -゚)「……これは、多分、見取り図……かな?」
そう呟いて覗き込む。
確かに、酷く汚れて印刷が薄れてはいたが、『■■小学校構内見取り図』という文字が読み取れる。
学校名のところはうまい具合にインクが取れていて、読むことが出来?aい。
('A`)「本当? 見取り図って、あったら凄い使えるんじゃないのか」
( ^ω^)「お。でも読める、かお? それ」
川 ゚ -゚)「ん、んん……読めなくは無いな。うん、大体校舎っていうのは左右対称だよな」
かさりと紙をこちらへ向けて、クーが紙の一部分を指差す。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:36:45.16 ID:GTGI+zvi0
- 三つの繋がった大きな長方形の中にいくつもの四角や線が書き入れられている。
そのうち、一番左の長方形。その端のほうにある四角形に、うっすらと『家庭科室』の三文字があった。
川 ゚ -゚)「わたし達がさっきまで居たのは此処。南北、中央の三つの校舎のうちの北校舎、一階、家庭科室」
('A`)「ああ、家庭科室」
川 ゚ -゚)「印刷が薄れていてわかりづらいが、北校舎には家庭科室と視聴覚室と、それから一、二年生の教室があったようだ」
( ^ω^)「視聴覚室? 行ってないお?」
川 ゚ -゚)「うん、だから、もしかしたら二人のうちどっち ??、視聴覚室にいるかもしれない」
クーに見取り図を手渡される。
少しくらいなら力をこめてもやぶれそうにはない。案外しっかりとした紙のようだ。
流すようにしてざっと眺める。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:42:35.09 ID:GTGI+zvi0
- どうやらこの昇降口は中央校舎の一階、ちょうど三つの校舎をつなぐ位置にあるらしい。
僕の頭の脇から見取り図を覗き込んで、ドクオは口を曲げた。
('A`)「でもまだ南校舎と中央校舎の上の階があるんだろ? 俺はそっちのほうが、気になる」
( ^ω^)「おー……」
('A`)「それに、視聴覚室って、これ三階だろ」
ドクオがちらりと僕を伺った。
三階。
『あの』光景がある階だ。
川 ゚ -゚)「う……、それも、そうなんだがな」
クーが眉を寄せて、ドクオと同じように僕を伺う。
その視線に、なんだか申し訳な ??ような気分になった。
けれどあの風景は、近くに寄るのさえ憚られる。
( ^ω^)「あー、えっと、お」
1 南校舎へ行く
2 中央校舎の上階へ行く
3 視聴覚室へ行く
>>17
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 02:53:56.26 ID:RJJhcXfoO
- kskst
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 03:12:40.67 ID:ciEBbXLdO
- 過疎
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 03:27:53.49 ID:NNuwfNZ5O
- 何故この時間に
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 03:50:24.52 ID:nLWVXJFk0
- 3
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 04:03:18.98 ID:ye4V67REO
- 3