内藤エスカルゴ - 現行作品一覧 - ( ^ω^)のニーチャンは魔王のようです - 第五話「昔々〜後編〜」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:45:30.65 ID:Rrh3zDNr0
('A`)「それで、最後に王様は挨拶に来た…と」

( ´ー`)「そう、そこでルドマンの手記は終わるんだーよ」

( ´ー`)「日付を照らし合わせると、その頃からルドマンは病に伏せ込んだらしいーよ」

(;'A`)(古文学者にでもなれば良いのに…)

( ´ー`)「次はこれだーよ」

('A`)「まだ有るんすか?」

( ´ー`)「これはつい十年程前のもので、ある僧侶が書き残したものだーよ」

('A`)(10年前ってーと、ブーンの…?)

[ドクオは手記の題を読み上げた]

『日記だーよ』

(;゚A゚)「!?」

( ´ー`)「?」

(゚A゚)「ここここれ、あんたのじゃん!!!!11」

( ´ー`)「……………」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:46:07.23 ID:Rrh3zDNr0
(;ノー`)「あちゃー、間違えたーよ」

妻'ー')「そろそろ一息ついたら?」

( ´ー`)「そうするーよ」

('A`)「ついでだから聞かせてくれよ、昔のパーティーとやらの話しを」

( ´ー`)「話しをする前に報告しないといけないーよ」

('A`)「報告?何の?」

( ´ー`)「もちろん、マントのことだーよ」

[シラネーヨは部屋の棚からキメラの翼を取り出した]

('A`)(お、珍しい)

( ´ー`)「これにくくりつけるーよ…」

( ´ー`)「はいだーよ」

[シラネーヨはキメラの翼を放り投げた]
[キメラの翼は空の彼方へ消え去った]

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:46:32.43 ID:Rrh3zDNr0
('A`)「今のは?」

( ´ー`)「企業秘密、と言いたいとこだけど、カーチャンに免じて教えてあげるーよ」

( ´ー`)「あれは、僕らのパーティー専用の情報網みたいなものだーよ」

( ´ー`)「お互いの連絡の為にキメラの翼を2個ほど使ってるんだーよ」

('A`)「でも、キメラの翼なんて貴重品…それに、一度使ったら羽根が抜け落ちるんじゃ?」

( ´ー`)「これは昔、冒険の途中でもらったものなんだーよ」

( ´ー`)「それに、カーチャンが節約の為に縫い付けてるから安心して使い回せるんだーよ」

(;'A`)「カ、カーチャン…」

('A`)「そういや、カーチャンとはどういう関係なんだ?」

( ´ー`)「カーチャンとは幼馴染みで、一時期パーティーも組んでたんだーよ」

(;゚A゚)「え、聞いてない聞いてない!!」

( ´ー`)「当たり前だーよ、言ってないに決まってるーよ」

(*´ー`)「あれは僕らの青春だったーよ…」

第五話「昔々〜後編〜」

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23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:47:27.56 ID:Rrh3zDNr0
20年程前、君らと同じ歳の頃に僕達は出会ったんだーよ

(,,゚Д゚)「あ?パーティーだって?」

(*゚ー゚)「私達、役割的にも丁度良いと思うんだけど」

( ´ー`)「ギコが戦士で、しぃちゃんが魔法使い、俺が僧侶で」

*(‘‘)*「私も戦士なのです!」


――――――――――――――――――――――――――――――――





(;'A`)「待て待て待て、間をはしょり過ぎだし!しかも、全員誰かわかんねーよ」

( ´ー`)「男はサラボナ領家の息子のギコ、女はその妻になったしぃちゃんだーよ」

(*´ー`)「最後のは若かりし頃のサワチカ、君のカーチャンだーよ」

(;'A`)(名前がサワチカでカーチャンか…新発見だ………)

(;'A`)「で、kwsk教えてくれよ。何かこう、成り立ちみたいなの」

(*´ー`)「しょうがないーよ、kwsk教えてやるーよ」

(;'A`)(頬染めてるのが何かむかつく…)

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:49:21.67 ID:Rrh3zDNr0
――――――――――――――――――――

[20年前]
[オラクルベリー]
[カジノ]

(,,゚Д゚)「………ちっ、またすっちまった」

その時のギコはサラボナを家出して、オラクルベリーに来てたんだーよ。
よくカジノに入り浸っていて、良くいうギャンブラーとして暮らしていたんだーよ。
そして、ある日のカジノの話しだーよ。
奇しくもその場には、

(*゚ー゚)「……おおきづちはやっぱ可愛いな♪」

魔物好きのしぃちゃんと、

*(‘‘)*「へー、ここが有名なカジノなのですか!気に入ったのです!!」

(;´ー`)「手持ちが少ないから、遊び過ぎは駄目だーよ」

僕ら二人がいたんだーよ。

僕らとギコとしぃには一切接点が無かったんだーよ。

でも、ここで起きるある出来事がきっかけで僕らは繋がることになるんだーよ。

[スロット前]



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:50:06.16 ID:Rrh3zDNr0
*(#‘‘)*「ちくしょー、全然出ないですね!!」

(;´ー`)「あわわ、宿賃しか残ってないーよ…」

『『『『きゃーーーー!!!!11』』』』

「大変だー!!!」

(;´ー`)「なんだーよ!?」


「闘技場の魔物が言うことを聞かなくなって、暴れだして!!!」

「落ち着いて下さい!!!落ち着いて下さい!!!!」

「女の子が危ない!!!」

(;´ー`)「……」

*(‘‘)*「…シラネーヨ、行くんです!」

(;´ー`)「あわわわ、待つーよ!!」

「出口はこちらです!!!慌てないで避難を!!!」

(,,゚Д゚)「…………ちっ」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:51:01.74 ID:Rrh3zDNr0
[闘技場前]

(*゚ー゚)「あは♪可愛いね〜」

[パオームが現れた]
[メタルドラゴンが現れた]
[ひくいどりが現れた]

「君、そこをどくんだ!!あああ危ないぞ!!」

(*゚ー゚)「大丈夫だよ」

(*゚ー゚)「だって…」

[ひくいどりは燃え盛る火炎を吐き出した]

(*゚ー゚)「負ける気がしないし」

[しぃはヒャダルコを唱えた]
[しぃの目の前に氷の壁が立ち塞がる]

「ギャァオ!!」

[ミス、燃え盛る火炎はしぃに当たらない]

「それなら、俺はしし知らないぞっ!!」

[従業員は逃げ出した]

(*゚ー゚)「いっくよー」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:52:26.33 ID:Rrh3zDNr0

[しぃは杖を振りかざした]
[杖からほとばしった閃光がメタルドラゴンに襲い掛かる]

「ググ…ギギギ」

(*゚ー゚)「熱してから…」

[ダメージは受けていないようだ]

[しぃはヒャダルコを唱えた]

(*゚ー゚)「冷ます」

[氷柱がメタルドラゴンに襲い掛かる]

「グギギ…!」

[メタルドラゴンの胴体に穴が開いた]

(*゚ー゚)「そして……」

[しぃはメタルドラゴンに飛び掛かり、杖の先を中に押し込んだ]

(*゚ー゚)「爆発」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:54:13.51 ID:Rrh3zDNr0
[しぃはイオラを唱えた]

「グ……ゲガ…ゴ…………」

[メタルドラゴンに137のダメージ]

(*゚ー゚)「やったー!」

[メタルドラゴンは尾を振り回し攻撃してきた]

(*゚ー゚)「…あれ?」

[しぃは身を防いだ]

(* ー )「う…っ」

[しぃに28のダメージ]
[しぃは壁に叩き付けられた]



[パオームは突進を繰り出した]
[ひくいどりは燃え盛る火炎を吐き出した]

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:55:27.09 ID:Rrh3zDNr0
*「助太刀するです!」

[*はパオームへ魔神の如く切りかかった]

「プアァァ!!!!」

[パオームに79のダメージ]

*「わわわ…強そうな魔物ばかりだーよ」

[*はバギを唱えた]
[燃え盛る火炎はまだ消えない]

*「………ちっ」

[*は燃え盛る火炎へ疾風の如く切りかかった]
[巻き起こる風が炎の軌道を逸らす]
[炎は掻き消えた]

――――――――――――――――――――




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:56:11.95 ID:Rrh3zDNr0
(*´ー`)「そうして、俺らは勝ったんだーよ」

('A`)「あ、はしょるんだ?そうやってはしょるんだ?」

(*´ー`)「それで、その後宿屋で話しをして、僕らはパーティーを組むことにしたんだーよ」

('A`)「組むって言ったって、具体的には何をしてたんだ?」

( ´ー`)「半分は傭兵、半分は情報屋をやってたーよ」

( ´ー`)「その生活も結局はギコとしぃの結婚と、俺の引退で終わったんだーよ」

('A`)「話し聞いてたらさ、シラネーヨさんとカーチャンってかなり仲良しじゃん?なんで結婚しなかったの?」

( ´ー`)「それは簡単な理由だーよ」

( ´ー`)「そう、あれは二人の結婚が決まった日だーよ」

('A`)(これまた、話しがとぶねぇ…)




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33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:56:50.11 ID:Rrh3zDNr0
*(‘‘)*「ギコ、しぃのこと幸せにするのです!」

(*,,゚Д゚)「お、おうよ…」

(*゚ー゚)「あれれ、何照れてるの?」

(;,,゚Д゚)「ちっ、ちげーよ!!」

(*゚ー゚)「ふふっ…可愛い♪」

( ´ー`)「…カーチャン」

*(‘‘)*「なんですか、シラネーヨ?」

(*´ー`)「俺達も………」

(*´ー`)「俺達も結k」

*(‘‘)*「お前とは、生理的に無理なのです!!」

――――――――――――――――――――――――――



( ´ー`)「幼馴染みは幼馴染みなのです!とふられたんだーよ」

('A`)(カーチャンひでぇ……)


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:57:30.69 ID:Rrh3zDNr0
( ´ー`)「そろそろこの話しは終わりだーよ」

妻'ー')「はい、お茶」

( ´ー`)「ありがとうだーよ」

(;'A`)「すいません、本当に…」

( ´ー`)「そうそう、十年前の記録の話しだったーよ」

('A`)(ブーンの兄貴が…?)

( ´ー`)「それには僕らも知らない指輪の記述が出てくるんだーよ」

('A`)「指輪?三つのなんたらってやつか?」

( ´ー`)「そう、確かにその時までは三つだったはずなんだーよ」

( ´ー`)「炎のリング、水のリング、命のリング…」

( ´ー`)「そして、この書物に出てくる四つ目、これがかなり妖しいーよ」

( ´ー`)「その時の勇者が持ち歩いていたリング…死のリング」

('A`)(…リング?)




――――――――――――――――――――

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:58:14.06 ID:Rrh3zDNr0
[ジャハンナ]

王位返還から、何ヵ月が経ったのだろうか。
あれから僕達は魔界に有る村、ジャハンナへと赴いた。
かつての客人が村人となることに皆は多少の戸惑いが有ったらしいが、
僕らはそれに構うこと無く村の一員として暮らしていくことにした。
慣れると言うのは恐ろしいもので、気付けばお互いに分け隔て無く接することが出来るようになっていた。

そして、僕が自分達を守る意味を込めて魔界を塞ぐ方法を探していた時のことだ。


(- -)「よぉ旦那、何してるんですかい?」

[スライムが現れた]

「いや、何をしてるわけじゃないんだけど…」

「こっち側から魔界を塞ぐにはどうするかなってね」

(- -)「また難しいことを考えてるんすねぇ…」

「指輪を使っても開かないようにするにはどうするのが一番かな…とか」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:58:58.35 ID:Rrh3zDNr0
「人柱を立てず、本当にこちら側から三つの指輪の魔力を相殺出来たらな…って」

(- -)「指輪……ですかい?」

(- -)「そうっすねぇ…あっしは難しいことは分からないんですが」

(- -)「前にミルドラース様が黒い指輪を作ってたような………」

「……ミルドラース」



そう、僕はこの話で気付いてしまった。
前々からおかしいと思っていたこと。
三つで対を成す指輪…その違和感に。

炎は水を蒸発させる。
水は炎を鎮火させる。
では、命とは?
命を打ち消すのは死。
光を打ち消すのは闇。

そう、単純なことだった。
きっとミルドラースも同じことを考えていたのだろう。
用途は違うにしても、得られる物は有ると思った。

僕は今は亡きミルドラースの下へ単身向かい、そして半端な形のそれを探し当てた。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:59:36.59 ID:Rrh3zDNr0
その際に新たな発見もした。
そこで研究に不可欠な書物や資料を見つけられたのだ。
その膨大な資料を前に僕は歓喜した。
気付けば、毎日そこへ足を運ぶようになった。
指輪の作成、ただそれだけの為に。

そこで僕は気付けば良かったのだ。
自身が狂い始めていることに。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

―こうして、偉大なる王は狂った研究者へと成り果ててしまった

( ^ω^)「何か…物悲しいお………」

―そして、ここからが君にとって重要な話しに繋がるんだ

―なぜ、魔王が現れるのか…

―魔王とは一体何なのか……



――――――――――――――――――――


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:01:03.65 ID:OpHP9Vv5O
支援

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:01:51.32 ID:yAFyalK90
僕は日夜、研究に明け暮れていた。
家族のことなど、何も構わずただただ研究に没頭していた。

その代償なのか、僕は研究の副産物として様々な結果を出すことに成功した。

物が人を使役する技術。
物に意識を移す技術。

かつての呪いの道具なんて目では無い、そんな技術を完成させた。
この貴重な結果を僕は指輪に注ぎ込みたいと思っていた。
そう、全ては指輪の為であった。


気付けば年月は途方もなく過ぎており、息子達も十五の歳になる頃だった。
その頃の僕には家族・村人共に誰も寄り付かなくなり、一人エビルマウンテンの書庫へと籠るようになった。


そして遂に研究は成果を挙げる。

「完成だ………」

死のリングは完成したのだ。


僕は当初の目的から大きく外れている指輪になっていることに気付いていなかった。
自分の開発した技術の結晶。
その甘い言葉の響きが僕を酔わせ、快楽へと陥れた。

そして、その指輪をはめた次の瞬間に僕は眠りへと付くことになった。


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:02:59.21 ID:yAFyalK90
その後に気が付いた時の光景を、僕は一生涯忘れることは無かった。

「……………ッ!!ビアンカ!?」

僕はエビルマウンテンの奥、かつてのミルドラースが居た場所で僕の家族と対峙していた。
いや、していたのだろう。

「テン!!ソラ!?」

僕の目の前に広がっていたのは、

「嘘だ、嘘だぁぁぁぁ!!!!!!11」

今は亡き自分の家族だった。



[指輪は妖しく輝いている]



――――――――――――――――――――


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:04:08.17 ID:yAFyalK90
―そう、知らず知らずの内に彼は自らの手で、自らの家族をその手にかけていた

(  ω )「…………」

―その事実に気付いた偉大なる王は、その後誰にも看取られることなくこの世を去ったという話しだね

(  ω )「そんな…」

―そして、その指輪を拾う魔物が現れ、その魔物を退治する旅人が現れ……

―これが、輪廻する魔王の始まり

―この頃から魔王が滅びた後、また新たに魔王が現れるようになったんだ

(; ゚ω゚)「こいつのせいなのかお!?こいつのせいで世界が…」

―そう、偉大なる王は歴史の裏では決して偉大では無かった

―歴史上で目立つ争いは無かったものの、そうして指輪は人と魔物の心を食い潰していったんだ

―しかし…………君のお兄さんは違った

(; ゚ω゚)「ニーチャンのこと、知ってるのかお?」

―君の精神に入り込む時に少し記憶を見ちゃってね

―そう……君のお兄さん、モララーは旅立って直ぐにこの指輪を見付けている

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:04:56.31 ID:yAFyalK90
(; ゚ω゚)「死のリングをかお?」

―そう、持ち歩いているのになぜか――――が――ない――

( ゚ω゚)「お?」

―ご―――――時間が無――――だ。君―――――――返――

(; ゚ω゚)「待ってくれお、まだ聞いてないことが有るんだお!?」

―時―――――――――らず――――来―――――


まtt・・・・・・・・・・!!!




―――――――――――――――――――――――――――――――

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:06:12.42 ID:yAFyalK90
[レヌール城門外]

[何かが傷口に薬草を塗り付けている]

( ―ω―)「んん…………?」

*「よう」

( ^ω―)「………夢かお?」

*「目覚めたようで、何よりだ」

( ^ω^)「お?」

[スライムが現れた]


( ^ω^)「君は…モンじいさんの?」

(- -)「そうだけど…そんなことより」

(- -)「君の仲間はアルカパに帰ったみたいだよ」

(; ^ω^)「お…mjかお?」

(- -)「mjmj」

( ^ω^)「それはありがとうだお。直ぐに向かうことにするお」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:06:55.72 ID:yAFyalK90

(- -)「ま、困った時はお互い様ってね」

(- -)「じゃあ」

[スライムは逃げ出した]

( ^ω^)「本当にありがとうだおー!」

(; ^ω^)「いつつ、酷く足腰が痛むお…」

(; ^ω^)「あれから何時間が経ったのかお?」

( ^ω^)「とにかく、日が暮れるまでにアルカパに向かうお」

僕はいつの間に外に出たのか、と不思議に考えながらも、ドクオの待つアルカパへと向かうことにした。







[続く]

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