第一話「始まり」
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:27:25.82 ID:NW6+zf+9O
- 僕が小さい頃、世界は魔族に支配されていた。
僕が5才の頃、ニーチャンが居なくなった。
僕が7才の頃、魔王が滅んで平和になった。
僕が8才の頃、カーチャンが死んだ。
僕が9才の頃、ニーチャンは帰ってこなかった。
僕が10才の頃、ニーチャンは帰ってこなかった。
そして僕は12才になった。
( ^ω^)のニーチャンは勇者のようです
第一話「始まり」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:29:27.10 ID:NW6+zf+9O
- [名も無い村]
[道具屋]
( ^ω^)「おいすー」
('、`*川「あら、ブーンちゃん。いらっしゃい」
僕のニーチャンは勇者だ。
( ^ω^)「薬草と毒消し草を下さいお」
('、`*川「あらら、怪我でもしたのかな?」
( ^ω^)「そうだお、痛くて大変なんだお」
僕が5才の時、城の王様に呼ばれて村の外へ行ってしまったから。
('、`*川「どうにも痛そうには見えないけどな〜?」
(; ^ω^)「僕じゃないお、友達だお」
('、`*川「あら、そうなの?」
('、`*川「じゃあ、はい。おまけして10Gね」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:31:36.53 ID:NW6+zf+9O
- (* ^ω^)「おっ、申し訳ないですお」
[ブーンは10Gを手渡した]
( ^ω^)「お礼に今度お手伝いしますお」
('、`*川「あら、ありがとうね」
( ^ω^)「じゃあ、さよならですおー」
⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン
('、`*川「相変わらず、走るのが早いわね〜」
ニーチャンは僕より10才年上で、魔法も剣も、村で一番上手に使えてた。
だから、魔王を倒すように王様に頼まれたんだと思う。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:33:39.27 ID:NW6+zf+9O
- [名も無い森]
( ^ω^)「おっおっ、お待たせだお」
なのに、魔王が居なくなってもニーチャンは帰ってこなかった。
カーチャンが、ニーチャンもトーチャンみたいに魔王に殺されたのかもしれないって言ってた。
でもカーチャン、村の皆が言ってたよ。
魔物が少なくなってきている。これは勇者様が魔王を倒したからなんだって。
だから、ニーチャンは生きてるはずなんだ。
(;+ -)「ピキーピキー」
( ^ω^)「おっ、少し痛むけど大丈夫だお」
(#+ -)「ピキー!」
(; ^ω^)「我慢だお!」
(#+ -)「ピ…」
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:35:15.02 ID:NW6+zf+9O
- ( ^ω^)「おっ……」
その後、一年も経たずにカーチャンは死んだ。
死ぬ直前は気が狂ったように暴れてたのを僕は覚えてる。
葬儀の時、お父さんもお兄さんもいなくなってお母さん寂しかったのかもねってペニサスさんは言ってた。
それから僕は、一人で暮らしてきた。
今日だって、森に木の実を取りに来るだけのはずだったんだ。
まさか、こんなことになるなんて、想像もつかなかったんだ。
(;+ -)「ピキーピキー!ピキー!!」
[スライムは慌てている]
( ^ω^)「おっ?」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:37:02.74 ID:NW6+zf+9O
- [ブーンはスライムの様子に気付いて、後ろを振り向いた]
(`т´)「!!」
[ゴーストがあらわれた]
(; ^ω^)「おっ…ま、魔物かお!」
[ブーンは不意をつかれて動けない]
(;+ -)「ピキー!ピキーピキー!」
[スライムは警戒している]
(`т´)「!!!」
[ゴーストは手負いのスライムに目を付けた]
(`т´)「…!」
[ゴーストはスライムにメラを唱えた]
(;+ -)「ピキー!」
(; ^ω^)「あ、危ないお!」
[ブーンはスライムをかばった]
[スライムに0のダメージ]
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:39:02.72 ID:NW6+zf+9O
- [ブーンに12のダメージ]
[ブーン残HP2]
(; ω )「うっ……」
[ブーンは膝をついた]
[スライムは辺りを見回している]
(;+ -)「………」
(#+ -)「ピキー!」
[スライムは大声で叫んだ]
[スライムはブーンの手にかみついた]
(; ω )「痛っ!」
[ブーンに0のダメージ]
[ブーンはスライムを離してしまった]
[スライムは逃げ出した]
(; ω )「はは…は……こりゃもう駄目かも分からんね」
(`т´)「……」
[ゴーストは様子を見ている]
(; ω )(もう…存分に殺してくれお……)
(`т´)「……………」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:41:00.20 ID:NW6+zf+9O
- [ゴーストはメラを唱え]
(;+ -)「ピキー!!!」
(`т´)「!?」
[草むらから先程のスライムが飛び出した]
[スライムAの体当たり]
[ゴーストに4のダメージ]
[ゴーストはメラを唱えられなかった]
(B- -)(C- -)(D- -)(E- -)(F- -)
(G- -)(H- -)(I- -)
[スライムは仲間を呼んでいた]
[スライムBがあらわれた]
[スライムCがあらわれた]
[スライムDがあらわr]
(`т´#)彡
[ゴーストは逃げ出した]
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/13(水) 00:43:03.29 ID:NW6+zf+9O
- (; ω )「おー…すげーおー…」
世界的に、魔物の活動は大人しくなったけど、完全に居なくなったわけじゃない。
こうやって人に襲いかかるやつもいるし、人に近づかないやつもいる。
けど、人を助けるのを見たのはこれが初めてなわけで…。
[ブーンは意識を失った]
続