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- 308 : 通訳(長屋):2007/03/30(金) 01:54:34.12 ID:uAxYYEUO0
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気づいたら、ぼくはクーに掴み掛かっていた。
無我夢中だった。
( ゚ω゚)「……どうしてだ!! どうして殺した!?」
川゚ -;゚)「……ブーン……手を離せ」
( ゚ω゚)「……僕は、アンタだけは、他の3人と違うと思っていた。少しは、信頼していた!( ゚ω゚)「……僕は、アンタだけは、他の3人と違うと思っていた。少しは、信頼していた!
でも、やっぱりアンタは最初から欺くつもりで、僕に近寄ったのか!!」
川゚ -;゚)「……わかってるのか、手を出したらお前は負け――」
( ゚ω゚)「答えろ!!」
川゚ -;゚)「…………私は君に、自分とあまり関わるなと言っただろう?」
( ゚ω゚)「……なんだと」
川゚ -;゚)「……そうだ、ショボン。君はブーンに対して60点だと言った事があったね?」
(´・ω・`)「ほう……君は倒れていたが……聞いていたとはな」
- 311 : 通訳(長屋):2007/03/30(金) 02:10:55.06 ID:uAxYYEUO0
- ( ゚ω゚)「……それが今更どうしたっていうんだ!?」
川゚ -;゚)「あのときショボンは、ブーンを試した、と言っていたな。
あれはつまり、私が平気でジョルジュを踏み台にする人間だ、と、ブーンが考えてるかどうか、を試したんじゃないのか」
(´・ω・`)「ご名答だ……ククク」
川゚ -;゚)「そう……正にその通りなんだよ、ブーン。
私は、自分の為に人を犠牲にすることを屁とも思わない人間なんだ。
もしそういう人間じゃなかったら、ヤクなんてものを売ってたわけないじゃないか。あんな、人を簡単に駄目するモノをさ。
……君はね、もっと早く私の本性に気づくべきだったんだよ」
( ゚ω゚)「てめぇ!! 開き直りやがって!!」
ぼくは、彼女を掴んでいる手に力を込める。
- 314 : 通訳(長屋):2007/03/30(金) 02:19:59.32 ID:uAxYYEUO0
- 川゚ -;゚)「……落ち着け、ブーン。私だって、最初から分かっていたわけじゃないさ。
津出という苗字を聞くまでは、私が君の彼女と関わってるなんて思いもしてなかったよ」
( ゚ω゚)「……そうだとしても、関係ない。僕はアンタを殺す」
川゚ -;゚)「そうだな……確かに君は私を裁く権利がある。
だが、もしここで君が私を殺したら、君は確実にゲームオーバー―――つまり死刑台行きだ」
( ゚ω゚)「僕には、死刑なんて、もう関係ない。復讐すればそれでいいんだ」
川゚ -;゚)「……そうか、なら私を殺せばいい。しかし、君は死ぬべきじゃない。君は無実だ。
だから、このゲームで私に勝て。そうすれば、君は死ぬことなく私に復讐できる。
それに君が勝ったら、私は全て話そう――――私が何をしたのか、をね」
( ゚ω゚)「…………アンタが勝つかもしれないじゃないか、このゲームに」
川゚ -;゚)「君が負けたら、その時点で私の首を絞めるといい。私一人を殺すくらいなら、奴等が迎えに来るまでの時間で十分だろ?
私は所詮女だ。腕力では君に勝つことはできないだろう。そしてショボン、そうなったときは一切手を出さないことをこの場で誓ってもらおう」
(´・ω・`)「……ククク、そりゃもちろん。その時まで僕が生き残ってたら、の話だけどさ」
川゚ -;゚)「だそうだ、ブーン。今私を殺すか、ゲームのあと私を殺すか、どっちにするかい?」
( ゚ω゚)「…………僕は――」
ぼくは彼女から手を離した。
( ^ω^)「…………確かにそうだお。今殺す必要はないお……」
- 321 : 通訳(長屋):2007/03/30(金) 02:36:40.83 ID:uAxYYEUO0
- (´・ω・`)「…………ククク、じゃあ次のターンを開始していいかい?」
川゚ -;゚)「ああ」
( ^ω^)「……いいお。それに、さっきみたいな説明は、もういらないお」
(´・ω・`)「ククク……成長してるね、ブーンは。ゲームを始めたころとは大違いだ。
ところで、僕は君の復讐の成就に協力してやってもいいと思ってるんだけどね……」
( ^ω^)「……」
ショボンはぼくに近寄ってきて囁いた。
(´・ω・`)「今の君なら、もう気づいているだろう?
3人になった時のこのゲームの特徴をさ」
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