内藤エスカルゴ - 完結作品一覧 - ( ^ω^)は合成士のようです - 2話
4 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:06:15.04 ID:G0r2E3sN0

--------VIP学園---------    

( ^ω^)「授業を休んで図書館に行きたいお。」

門をくぐってすぐにブーンは言った

('A`)「まずは先生に挨拶だろ。短い間だけど学校休んでたんだしな。」

( ^ω^)「わかったお。先生は何処にいるお?」

('A`)「もうすぐ授業だからグラウンドにいると思うぞ。」

VIP島には学校が一つしかない
中心に校舎、その北、東にそれぞれ広大な敷地を持っている
グラウンドは遊ぶ為の場所でもあり、合成術の授業でも使われ
校舎の中は少人数で授業を受けられるように多数の部屋が設置してある
この島に住む子供たちは10歳になると学校に通わなければならない
ブーンたちは現在七年生である

5 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:09:59.62 ID:G0r2E3sN0
( ^ω^)「北側のグラウンドにみんないるお。」

校舎から出ると北と東のグラウンドが見える
合成の授業は全学年一緒で人が集まっているからすぐわかる

('A`)「みたいだな。」

キーンコーンカーンコーン
二人が自転車にまたがったとき、大きな音が鳴り響く
授業の始まりの合図だ

( ^ω^)「急ぐお!」

('A`)「わかってる!」

二人は全速力で自転車をこぐ
先生の後ろ姿がしだいに近づいてくる

(;^ω^)「ふぅ、つ、ついたお。」

自転車を止めて先生のほうへ向かう

(;'A`)「先生は新入生に説明中みたいだな。セーフか?」

猫目の教師が新入生二人に向き合って真剣にに話をしている
その後ろには見知った生徒がいた
彼らはブーンとドクオの存在に気づきニヤリと唇を吊り上げた


6 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:12:04.63 ID:G0r2E3sN0
( ゚∀゚) ジョルジュとノパ听)ヒートだ

( ФωФ)「つまり、合成術は自身の持つ【情報】と
何らかの【素材】を合成するものである。
努力すれば合成術は進化するのである。
学び、かつ遊びなさい。まず、二人の生徒に手本を見せてもらいます。
ジョルジュ。」

( ゚∀゚) 「はい。俺の情報は【方向】だ。よく見てろガキども。」

ジョルジュは手元に持った花を落とす

( ゚∀゚) 「【上昇ベクトル】と【花】を合成する。」

下に落ちるはずであった花が、まるで重力が逆転したかのように
空に舞い上がっていく

( ФωФ)「よろしい。次はヒート」



7 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:14:27.71 ID:G0r2E3sN0
ノパ听)「わかってます。私の情報は【温度】。
【零度】と【枝】を合成。」

ヒートが持っている枯れ木が
見た目はまったく変化していないにもかかわらず、鋭い冷気を発する

( ФωФ)「ヒート、ジョルジュ、ありがとう。」

新入生は二人の合成に目を輝かせていた

( ゚∀゚) 「それじゃあ、」ノパ听)「私たちは。」

( ФωФ)「うむ。二人はこの学校の生徒の中で五人しかいないハーフである。
合成の技術はそのレベルに応じてランクがある。

ロマネスク先生が新入生に話し始める


9 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:16:20.02 ID:G0r2E3sN0
もっともランクの低いクォーター
【自身の持つ情報を持つ物質】と【具体的なもの】
つまり、【鋭さ】を合成するには鋏や錐を持っておく必要がある

次にハーフ
【自身の持つ情報のイメージ】と【具体的なもの】

そしてムーン
【自身の持つ情報イメージ】と【抽象的なもの】

最後にダブルムーン
【情報】・【情報】と【抽象的なもの】の合成
ダブルムーンは今も昔もほとんどいないのである。」



10 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:17:40.22 ID:G0r2E3sN0
( ゚∀゚) 「よぉ。無事だったか。心配したぜ?」

ノパ听)「そうよ。合成が出来ないからって島を出る必要ないじゃない。」

( ^ω^)「ごめんだお。合成できなくても、
ブーンには誇れる友達がいるお。」

('A`)「ありが( ゚∀゚) 「ありがとよ。ところでブーンよ。
合成の授業に出るのは久しぶりじゃないか?」

( ^ω^)「そうだお。
図書館に行きたいから先生の許可をもらいにきたんだお。」

ノパ听)「合成情報図鑑?私たちも手伝ってあげるわ。」

( ゚∀゚)「そうだな。どうせ暇だし。」

( ^ω^)「ありがとうだお。ロマネスク先生に許可をとるお。」

('A`)(俺空気・・・・・・。)

( ФωФ)「以上である。ショボン。
この二人に北の森の壁を案内してあげなさい。」

先生は新入生への話をちょうど終えたとこだった
新入生の学校案内を最上級生の(´・ω・`)ショボンに任せていた



11 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:19:31.21 ID:G0r2E3sN0
(;^ω^)「あの新入生、無事だといいお・・・・・・。
ロマネスク先生?」

新入生の心配が脳内をよぎったが本来の目的を思い出す

( ФωФ)「なんであるか?」

( ^ω^)「図書館に行って調べごとがしたいですお。いいですかお?」

( ФωФ)「かまわんよ。ドクオ君やそこの二人と一緒に行っても。
ただし、遅刻は消えんがね。」

全部お見通しだった

(;'A`)「マンドクセ・・・・・・。」

(;^ω^)「お、お。ありがとうございますお。」

四人でしゃべりながら図書館に行く





12 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:20:47.03 ID:G0r2E3sN0
( ^ω^)「このページからだお。」

分厚い本の真ん中あたりに折り目がある

ノパ听)「全員で見ても邪魔ね。
私はこの"最強情報列伝"でも見とくわ。」

( ゚∀゚)「俺もそうしとくぜ。」

( ^ω^)(こいつら手伝う気ねーお。)

('A`)「お、俺は手伝うよ。
ここに鉛筆があるから、これを合成してみようぜ。」

( ^ω^)「ありがとうだお。まず、これからしてみるお
【捩れ】と【鉛筆】を合成するお。」

そういって鉛筆をひねる
・・・・・・何も起こらない
ブーンは見落としが無いように1ページずつ慎重に試していく
その間モララーとヒートは最強の合成士についてひたすら口論していた



13 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:22:14.11 ID:G0r2E3sN0
( ゚∀゚)「これ見ろよヒート!」

ジョルジュが開いたページには正装をした成年の写真とともに
過去最強か!?【時】の合成士
と大きく印刷されている

ノパ听)「この人のほうがすごいわ!」

ヒートの持ってきた本には腰まで届く長い金髪をもつ
上品なドレスを着た女性
ページ上部に大きく躍る文字は
向かうとこ敵なし、【心】の合成士
睨まれるだけで戦闘不能に!

( ゚∀゚)「キレイな人だが、この人のほうがすごい!
時間の合成なんて最強だぜ!!」

ノパ听)「変態は容姿しか見てないのね。
心を合成できるなんて!憧れるわぁ。」

( ゚∀゚)「てめぇにゃ、無理だ。」

ノパ听)「あによ?やんの?」

( ゚∀゚)「やんのか?いいぜ。かかって、」

二人の口論が争いに変わろうとしたとき、ブーンが割って入る



16 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:24:52.08 ID:G0r2E3sN0
(♯^ω^)「うるさいお!!最強なのはドクオの祖先で、
あらゆる【情報】を合成できたと言われる人だお!
その人以外で一つ以上の【情報】を混ぜられたやつなんていないお!」

ノパ听)「・・・・・・異論は無いわ。」

ヒートが即答する

( ゚∀゚)「いや、文句はねぇが・・・・・・。
しかし俺が言いたいのは、強力な情報の持ち主は往々にして
気づくのが遅いってことだ。
ブーンも強力な情報を持ってる可能性がある。ドクオの祖先もそうだったんだろ?」

('A`)「聞いた話だが、合成できるようになったのは孫が生まれてからだそうだ。」

( ゚∀゚)「な?」

( ^ω^)「お、お。そうだったらうれしいお。
でも、おじいさんになってからはいやだおww」

('A`)「そろそろ飯を食いに行こうぜ。ブーン、暗褐色パン頼むぞ。」

( ゚∀゚)ノパ听)「人間じゃねぇ(ない)!!」

( ^ω^)「やっぱり誰でもそう思うお!」

('A`)「人の好みに文句言うなよ・・・・・・」

四人は図書館を後にして食堂に続く廊下を進む


18 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:27:09.09 ID:G0r2E3sN0
--------VIP学園北の森--------    

(;・ω・`)「これは、どういうことだ?」

----------------

新入生に学校の最北端の森を案内していただけだ
何も起きるはずはなかった
この森は巨大な壁で区切られていてそのまま学校外につながっている
そこの壁まで来たときに異変に気づいた
壁が、大きく破られていた
これは学校への侵入者を防ぐ目的で作られた
この島の住人は特殊な力を持っているため
他国に連れ去られる危険が常につきまとう。
危険から子供たちを守るために築かれた、合成によって強化された壁だ


----------------

20 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:29:37.67 ID:G0r2E3sN0

(;・ω・`)「これはそんな簡単に破れるものじゃないはずだ。」

( ><) (,゚Д゚)「先輩、これは・・・・・・?」

(;・ω・`)「まずいぞ。すぐに帰って先生に知らせ・・・」

壁の向こうから何かが飛んでくる
危険を察知しすぐに新入生を突き飛ばす。

(;・ω・`)「くッ!」

ショボンの右腕に一筋の傷が走る
新入生が泣きそうになる

(;><) (;,゚Д゚)「ショボンさん!!」

(;・ω・`)「お前たち、早く帰って先生に知らせるんだ!!」

(;><) (;,゚Д゚)「で、でもっ。ショボンs」

(;・ω・`)「早くッ!」

( ><) (,゚Д゚)「はいっ!」

二人が走っていく


22 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:32:53.37 ID:G0r2E3sN0

(;・ω・`)(逃げ切ってくれよ・・・・・・。)

(;・ω・`)「僕はこいつの足止めをするか。」

ショボンは敵がいるらしきほうへ振り向く
再び得体の知れないものが飛んでくる
たまたまではなく、狙っているようだが
命を奪うつもりは無いらしい
ショボンは地面に手を当てる

(´・ω・`)「【柔らかさ】と【地面】を合成する。
そして【硬さ】と【地面】を合成する。」

壁向こうの地面を合成する
やわらかくなった地面で足が沈み
その後硬く合成すれば必然、足は抜けなくなる
これで足を捕まえることが出来れば動けなくなるはずだ
木に姿を隠しつつ壁のむこうを窺う

(´・ω・`)「捕まえたか?」

一息つく
新入生を追いかけようと思ったとき
・・・・・・ッ
黒い物体が飛んでくる


24 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:35:53.60 ID:G0r2E3sN0
(´・ω・`)「いったい、どこにいるんだ・・・・・・?」

遠くから新入生の悲鳴が聞こえた

(;・ω・`)「しまった。これは僕をここに残すための罠か。」

ショボン壁側への警戒心を怠り、新入生の悲鳴に意識を向けた

<ヽ●∀●>「残念だったニダね。」

背筋が凍る

(;・ω・`)「くそっ・・・・・・。」

振り返った瞬間、ショボンの意識は闇に呑まれた

<ヽ●∀●>「ホルホル。うまくいったニダ。
早速子供たちを連れて帰って売るニダ。
行くニダ。プギャー。」

男が去る後ろを闇の塊がついて行く
それは生き物のように蠢いていた


26 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:37:57.54 ID:G0r2E3sN0
--------VIP学園食堂--------    

('A`)「暗褐色パンはうめーなぁー!!」

やつあたりのように叫んでいるドクオから離れること3つの席
ブーンとヒート、ジョルジュは購買で買った弁当を食べている

( ゚∀゚)「しかし、ショボン先輩に連れて行かれた新入生は大丈夫かよ。」

( ^ω^)「ただの噂だお。きっと。」

ノパ听)「どういう噂よ?」

( ^ω^)( ゚∀゚)「知らなくていいことだ(お)。」

ノパ听)「教えなさいよ!」

('A`)「暗褐色パンはうめーなぁーズズッ!!」

声に鼻をすする音が混ざり始めた

( ^ω^)「それより午後から今日は休みだお。何するお?」

ノパ听)「話そらしたわね。まぁいいわ。」


27 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:41:55.51 ID:G0r2E3sN0
( ^ω^)「ショボン先輩が帰ってくるの遅いから、
新入生の救出に行くおww」

( ゚∀゚)「確かに北の森の壁を案内するにしては時間がかかりすぎだな。
噂が嘘にしろホントにしろ見に行く必要がある。」

ノパ听)「帰ってくるのが遅いのは同意見ね。」

( ^ω^)「ドクオはどう思うお?
・・・・・・なんで涙目なんだお?」

(;A;)「・・・・・・何も無いとは思うけど、心配ですねぇ。」

口調が変わっていた・・・・・・

食事を終えたドクオもきて、立ち上がろうとしたとき
ロマネスク先生が来た。

( ФωФ)「やぁ。ご一緒してもよろしいであるか?」

四人とも食事は終わっていたが、普段お世話になっている
先生の申し出を断ることは出来なかった
先生はブーンの隣に座る

( ФωФ)「ブーン、【情報】はわかったのかね?」

( ^ω^)「まだですお・・・・・・。」


28 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:42:59.34 ID:G0r2E3sN0
( ФωФ)「そうであるか・・・・・・。
我輩が【見(ケン)】の情報を持っているのは知っておるな?」

( ^ω^)「もちろんですお。」

( ФωФ)「脳と合成すると、過去や未来の事柄を見ることが出来るものであるが、これは遺伝ではないのである。」

( ゚∀゚)「そうなんですか!?」

( ФωФ)「そうである。今のブーンと同じように
図書館で図鑑を調べたが、結局見つけることは出来なかった。」

ノパ听)「どうやって気づかれたんですか?」

( ФωФ)「あれは、友人と山に遊びに行ったことである。
我輩の友人は危ないことが好きで、よく心配させられた。


29 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:44:40.89 ID:G0r2E3sN0
----------------

     「ロマ!崖のほうに行く!」

( ФωФ)「危ないであるよ。」

     「大丈夫!大丈夫!」

( ФωФ)「しかたないであるなぁ。」

     「なんだ、この柵は。邪魔!」

( ФωФ)「乗り越えては駄目であるよ。」

     「ロマは心配症。」

友人が安全柵を乗り越えようとしたので、我輩は必死で止めていると、
急に頭の中にその崖が崩れる情景が浮かんだのである。


(;ФωФ)「うっ、なんであるか?これは・・・・・・。」

     「ロマぁ!ロマ!!聞こえてないのか?」


31 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:47:22.98 ID:G0r2E3sN0
おかしな光景に見入っていた私は、慌てふためいた友人の声で現実に呼び戻されたのである。
友人は柵につかまって必死に我輩の名前を呼んでいた。

( ФωФ)「大丈夫か●●!!」

我輩はすぐに友人を助けた。
それからであるよ。
そこにあった、もしくはこれからあるだろう事象が
見えるようになったのは。

・・・・・・それが20歳のときであったと思う。
ブーンはまだ若いのだから時間はたくさんある。
心配しなくても、いつか自分の情報に気づけるであるよ。」

四人とも先生の話に聞き入っていた。

( ФωФ)「これだけ静かに聞いてくれると話しやすいであるな。
授業中もみんなそうであればよいのであるが・・・・・・」


32 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:49:28.40 ID:G0r2E3sN0

( ^ω^)「ありがとうですお。元気が出ましたお!
でも20歳にもなって安全柵をこえようとするなんて、バカですおww」

( ФωФ)「うれしい限りであるな。
そした、バカだったのであるよ。その友人は。」

( ^ω^)「ところで、ショボン先輩は帰ってきましたか?」

( ФωФ)「知らないである。
ほっとけばそのうち帰ってくるのではないか?」

( ^ω^)(噂通りだと新入生があぶないお。)

( ФωФ)「では、我輩は失礼するである。」

ロマネスク先生は職員室のほうに去っていった。

( ゚∀゚)「先生はああいってるが、どうする?」

ノパ听)「行くに決まってるじゃない!どうせ暇なんだし。」

('A`)「そうだな。森の中で遊ぶのも久しぶりだしな。」

四人は食堂をでると、自転車に乗り北の森に向かった


34 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:50:51.96 ID:G0r2E3sN0
--------VIP学園北の森---------

ノパ听)「まだ昼なのに薄暗いわね。」

( ゚∀゚)「なんだぁ?こえーのかよ。抱きついてもいいんだぜ?」

ノパ听)「あんたに抱きつくなんて

すぅーーっと大きく息を吸うヒート

・・・・・・ありえないわ!!!!」

( ゚∀゚)「うるせーなぁ。冗談だよ。」

ブーンとドクオは二人の前を歩いている。

( ^ω^)「二人は仲いいお。」

('A`)「だな。俺はもっとちっちゃい子が好きだが。」

( ^ω^)「わざわざ言う必要は無いお。」

ぺちゃくちゃとおしゃべりしながら北端の壁に向かう。

ガサッ・・・・・・ガサガサ
草むらを書き分ける音がする


36 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:53:07.63 ID:G0r2E3sN0
ノパ听)「ひっ!」

( ゚∀゚)「どうせ壁を越えた鳥かなんかじゃないのか?」

ジョルジュは草むらのほうへ向かっていく
草むらから人が出てきた

泥まみれで血を流しているショボンだった

(;゚∀゚)「ショボン先輩!!どうしたんすか!?」

(〆・ω-`)「僕のことは後でいい。
早く、先生を・・・・・・。新入生が・・・・・・。」

そういってショボンは倒れた

('A`)「ショボン先輩が・・・・・・誰がこんなことを?」

( ^ω^)「何かあったんだお!新入生が危ないお。
早く帰って先生に伝えないと・・・・・・。」

('A`)「犯人たちを追いかけたほうがいいんじゃないか?」

(;゚∀゚)「ショボン先輩でかなわない相手に俺たちが勝てるか?」

ノパ听)「私たち、なら勝てるんじゃない?」


37 名前: ◆gMIGdyOjeA :2008/10/14(火) 23:54:56.24 ID:G0r2E3sN0

( ^ω^)「話し合ってる時間が無駄だお。それにもう逃げてる可能性が高いお。
だとすると、あの山の中に逃げてると思うお。
ブーンたちじゃ追いつけないお。」

(;゚∀゚)「確かにそうだな。」

ノパ听)「ごもっともね。」

( ^ω^)「ドクオ、ヒート。先に行くお!
ブーンとジョルジュはショボン先輩を連れて行くお。」

('A`)「うん。」
ノパ听)「任せてッ。」

ヒートとドクオは走って学校に向かう
ブーンとジョルジュはショボンを支え学校へ急ぐ


人の真価は緊急事態に問われる
何かが起きないようにするのは不可能である
何かが起きた後に対処するのは可能である


to be continued...


前へ 次へ
内藤エスカルゴ - 完結作品一覧 - ( ^ω^)は合成士のようです - 2話
inserted by FC2 system