( ^ω^)カウボーイなようです 【2nd:酒場の攻防】

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:03:30.71 ID:YDZAuuyQO

【2nd:酒場の攻防】



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:05:14.06 ID:YDZAuuyQO



僕は手配書片手に、とある酒場の前に立つ。


( ^ω^)「ここかお……」

狙う相手は【ポットハット・ジョイ】、行商人を襲ったり牛を盗み出したりする小悪党。

奴はこの寂れた街の酒場をたまり場にしてるようだ。

仲間も多数居るようだが関係ない、僕は酒場へ足を踏み入れた。



−−−



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:06:09.32 ID:YDZAuuyQO


酒場の中へ入ると嫌な臭いが鼻をついた。

鼻の曲がるような臭い、大嫌いな臭い……。


「誰だテメェ!?」


「余所者は帰れ、ここは貸し切りだ!」


「貴様、ポットハット・ジョイの名を知らねぇか!?」


( ^J^)「……」

ポットハット・ジョイは両脇に女を抱え、ウィスキーのボトル片手に冷ややかにこちらを見ていた。



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:07:34.49 ID:YDZAuuyQO


( ^ω^)「知ってるお、首に賞金があるのも……。
 40$……だったかお? 生活費に当てたいんだお」

背後でギシギシと扉が揺れている。


「テメェ……、賞金稼ぎか!」


「桁が足りねぇんだよタコ! 400$だ!」


( ^J^)「気分良くひとが酒を飲んでいるというのに……、目障りだな」


「殺っちまえ!」

下っ端共が拳銃を抜く。

女達は悲鳴をあげ、その場から一目散に逃げていった。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:09:27.97 ID:YDZAuuyQO


( ^ω^)「撃ち合いか、楽しませて貰うお!」

愛用の二丁拳銃をガンベルトから引き抜き、横へ跳びながら引き金を引く。


「ぐぇっ……」


「うげぁ!」

弾丸が命中し、下っ端二人が血を噴きながら前のめりに倒れた。



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:10:54.99 ID:YDZAuuyQO


( ^ω^)「とおっ!」

床を転がり、テーブルを蹴り倒してその後ろにしゃがみ込む。


( ^ω^)「ポットハット・ジョイ! 逃げようとしても無駄だお!」


( ^J^)「逃げる、誰がだ? 笑わせるなよ若造!」


「死ねやオラァ!」

ジョイの下っ端共が拳銃やライフルを乱射する。



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:12:57.43 ID:YDZAuuyQO

盾にしたテーブルが徐々に削られていく。


( ^ω^)「さて……」

弾を再装填し、ジャケットの脇から缶を一つ取り出す。


( ^ω^)「ゴリッと攻めるお」

缶を相手の方へ放り投げる。


「何だぁ?」


( ^ω^)「プレゼントだおっ!」

立ち上がり、宙を舞う缶へ向けて銃弾を数発撃ち込む。



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:15:25.71 ID:YDZAuuyQO

すると缶は弾け飛び、中からは無数の釘やガラス片が辺りへ飛び散った。


「ぎゃあ!?」


「ひぎいっ!」


(;^J^)「くっ……」


( ^ω^)「どんどんいくお!」

二丁拳銃を構えて盾にしていたテーブルから飛び出し、下っ端共を次々と倒していく。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:16:58.98 ID:YDZAuuyQO


「うあああああ……」


「イテェよおぉ」


(;^J^)「くっ……、おもしろくねぇ……」

ジョイは左腕に血を滴らせながら裏口へと走る。


( ^ω^)「待つお!」

それを追い、駆け出す。


( ^ω^)「あ」

カウンターの人影に気づく。



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:20:10.06 ID:YDZAuuyQO


「お前かっ!? 俺の店メチャクチャにしやがって……。
 撃ち合うんなら外でやりやがれ馬鹿野郎!!」

涙目で怒鳴る店主が居た。


(;^ω^)「それは……、っ逃がさないおジョイ!!」


「あ、まてこのっ!」

ホライゾンはそのままジョイを追って裏口から飛び出していった。



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:23:26.91 ID:YDZAuuyQO


「畜生……」

その場にポツリと残された店主はその場に座り込み、まだ割れていない酒瓶を拾い上げる。

辺りを見渡しながらその酒瓶を開け、グイッと酒を口に含んだ。

あとにはメチャクチャになった酒瓶にテーブル、穴だらけの壁に沢山の死体が残った。





20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:24:33.23 ID:YDZAuuyQO

【2nd:酒場の攻防】 fin



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/27(土) 23:32:45.51 ID:YDZAuuyQO
【小道具とか用語とか】


ノパ听) オイッス! 作中に出てくる小道具とか用語の元とか紹介しとくぞ!


ノパ听) まず最初に紹介するのは【SAA シングル・アクション・アーミー】だ。
 通称ピースメーカー

作中の拳銃はだいたいこれ。

備考・銃身の長さのバリエーションで愛称が変わるんだ。

4.5インチ【シビリアン】 西部劇では下っ端が使うやつだ。

5.5インチ【キャバルリー】 これは主人公が使うタイプ。

7.5インチ【アーティラリー】 悪玉が使うゴツい銃だぞ!


ノパ听) まぁ、wiki見たらわかることだな!


ノパ听) そいじゃ今日はここまでだ!


ノパ听)ノシ バイナラ〜!



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