三話目 戦争3
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:41:02.73 ID:h6c9y1Fi0
- 『三話目 戦争3』
[1.保護]
空の騎士は、ゆっくりと目を開けた。
そこには海の騎士と海の女神がいて、
空の騎士はふわふわのものに包まれている。
そして、だんだん意識がハッキリしてきたとき。
(;^ω^)「ホワイトチャペルさんっ!?」
空の騎士は勢いよく起き上がった。
('A`)「…ホワイトチャペルって誰だ?」
川 ゚ -゚)「…さあ?」
(;^ω^)「あ」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:41:48.11 ID:h6c9y1Fi0
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ホワイトチャペル≠ェ誰なのか、二人に分かるはずもなく。
そして、ブーンに分かるはずもなく。
上に被さっていた毛布をはいで、二人の方を見た。
('A`)「ブーン、起きたか。ここは医療室だから安心しろ」
川 ゚ -゚)「水中に漂っているところを、海の住人が見つけてくれてな。
わざわざここまで運んできれくれたんだ。後で礼を言いに行くぞ」
( ^ω^)「…そうだったのかお」
あの時空から落っこちて、海へと落ちて、色々あって。
ただ、あの戦いの疲労から、起き上がると少し眩暈がした。
(;^ω^)「おう…」
目の前が、ぐにゃりと歪む。
('A`)「無理すんな。何があったのかは後で聞くけど、とりあえず休め」
(;^ω^)「すまないお」
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:42:30.38 ID:h6c9y1Fi0
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ブーンはまた少し横になったが、環境の違いか、寝ることができなかった。
だけど横になる内、いつの間にか眠ってしまっていた。
体の疲労は限界に達していたんだ。
('A`)「…剣で斬られた跡があった」
体中に巻かれた包帯を見る。
怪我は、誰かに斬られた跡だと分かっていた。
川 ゚ -゚)「鎧を着ていなかったら、こんな傷では済まされなかっただろうな」
('A`)「ああ。鎧を着ているってことは、やはり…」
川 ゚ -゚)「……だろうな。ドクオ、闇は、あいつらは…」
クーはそう言いかけて、続きを言うのをやめた。
('A`)「ブーンをここまで追い詰めたんだ。これは、本当に侮れないぞ」
川 ゚ -゚)「そうだな」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:43:18.25 ID:h6c9y1Fi0
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[2.空の国の大事]
空の国の兵士達。思いがけない出来事に、慌てて国へ帰ってく。
空の国の大きなお城。そこに向かって帰ってく。
そして皆の帰りを待っていた、空王様は、驚いた。
―…これは一体何事だ?
傷ついた戦士達の中に、泣き喚く女神がそこにいた。
その中に、騎士が、いない。
―騎士はどうした。何故ここにいない?
ξ;凵G)ξ「空…王…様ぁ…」
涙の止まらぬ女神に変わって、一人の戦士が理由を話す。
あの戦いであったこと全て、話していった。
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:44:40.81 ID:h6c9y1Fi0
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(;´_ゝ`)「……というわけなんです」
―…海に落ちたか。それならば騎士は生きている。必ずな。
空王は、はっきりとそう言った。
ξ;凵G)ξ「どうして分かるんですか?」
―海には海の住人≠ェいる。それに…
ξ;凵G)ξ「それに?」
―あの騎士がそれくらいで死ぬとは思えない。あの伝説の騎士だぞ?
そうだ。誰が何を言おうと、あれは紛れも無く伝説の騎士だ。
ξ--)ξ「……」
ξ゚听)ξ「そうですよね。伝説の騎士を支える女神が、
こんなことを言ってはだめですよね」
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:45:19.96 ID:h6c9y1Fi0
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女神は涙を抑えて、信じた。生きていると。
たった一度の戦いで敗れるような騎士ではないと。
―ハハハ、そうだその意気だ。
―信じるのは人の自由だ。だがそれが本当になるかは、時の流れ次第だろう。
―この後どうなるかなど、誰にも分からぬ。もちろん俺にもな。
―だから良い可能性にかけてみるのも、悪くはないぞ。
―その流れの答えを待つ間、少しでも良い方向へ流れるようにしたらいい。
女神は空王の言葉で立ち直り、怪我人達を城の中へと入れていった。
ξ゚听)ξ「皆!重症の戦士を優先的に医療室に運んであげて!」
共に運びあい、共に怪我を癒そう。
必ず来る、次の戦いに向けて。
―空の女神は強い。泣き虫なのには変わりないがな…。
その様子を見て、空王は独り言を言った。
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:45:55.32 ID:h6c9y1Fi0
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[3.海中探検]
いつの間にか、また眠ってしまっていたブーンは、急に目を覚ます。
起きたとき、まだ二人は医療室に残っていた。
('A`)「起きたか」
川 ゚ -゚)「今度はぐっすり寝ていたようだぞ」
ブーンはゆっくりと起き上がる。どうやら眩暈はしないようだ。
( ^ω^)「ふぃー。やっと落ち着いたみたいだお」
眩暈がしないことを確認して、上にかけられていた毛布をはいだ。
ベッドから足を下ろそうとするが、クーに腕をがっしり掴まれた。
(;^ω^)「お!?お!?」
何故かニヤリと笑う二人。
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:46:41.79 ID:h6c9y1Fi0
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川 ゚ -゚)「ふっふっふ…眩暈はしないんだろう?」
('A`)「もう大丈夫っぽいんだよな?」
(;^ω^)「多分そうだと思うお…。で、何で腕を掴むんだお?」
掴まれた手をぐいぐいと引っ張られ、
不気味な高笑いをするクーとドクオに、医療室の外へと連れ出された。
川*゚ -゚)「きひひひひひ!きしゃー!行くぞ!海底探検だ!!」
(*'A`)「うひひひひひ!うしゃー!きっと何かが起こるぞー」
まるで、これからピクニックに行くかのような二人に連れられ、
今度は建物の外へと連れ出された。
(;^ω^)「おおおぉぉおっ!?二人とも、待った、待った!!」
どんどん海が近づいてくる。
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:47:27.03 ID:h6c9y1Fi0
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川*゚ -゚)「そうだ、冒険に出よう」
(*'A`)「おきのどくですが、ぼうけんのしょ1ばんは きえてしまいました」
川*゚ -゚)「きひひひひひひひひひひしゃー」
(*'A`)「うひひひひひひひひひひしゃー」
(;^ω^)「怖いお、二人ともなんだかすっごく怖いお!!」
そしてついに、大海原へと身を投げる。
(;^ω^)「うぎゃゴボゴボボッ」
広い広い、そして暗い海。
溺れそうなブーンを見て、クーはアコーディオンを出した。
そして、音色を響かせる。綺麗な綺麗な音色が響く。
川 ゚ -゚)―♪♪♪―
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:48:03.31 ID:h6c9y1Fi0
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すると、あらあら、どうだろう。
ブーンはたちまち人魚となった。
ドクオとクーと同じように、人魚となった。
( ^ω^)「お…おおっ!?何か足が尾びれになったお!
…そう言えば、ドクオとクーにも尾びれがあるお」
('A`)「むしろこれがデフォだ」
川 ゚ -゚)「海の国の人々が海に入れば、こうなる。
人魚は、海で生活する上での必需だ」
( ^ω^)「そうなのかお?空の国とは少し違うんだおね」
クーとドクオは灯りを持って、ブーンをぐいぐい引っ張っていく。
('A`)「これじゃブーンは泳げないだろ?」
川 ゚ -゚)「私たちの手に掴まっていろ」
ブーンは二人の手に掴まって、ぐいぐい、ぐいぐい、引っ張られていった。
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:49:05.87 ID:h6c9y1Fi0
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プランクトンの白い雪。二人の騎士と、一人の女神を歓迎した。
とても、とても幻想的で、空の国とは違った美しさがあった。
海は空より狭いけど、海には未知≠ェ沢山ある。
そんな未知の一つ一つを、ブーンはこの目で確かめていった。
( ^ω^)「綺麗だお…」
('A`)「空だってとても綺麗だ。でも海も、それとは違ってまた綺麗だろ?」
川 ゚ -゚)「どちらも良い所があるのさ」
小さな小さな魚達。泳ぐ三人を、出迎える。
大きな大きな魚達。泳ぐ三人を、出迎える。
沢山、沢山の魚達。群れになって、泳ぐ三人を出迎える。
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:50:37.37 ID:h6c9y1Fi0
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( ^ω^)「すごいお…」
('A`)「未知は、まだまだ沢山あるぞ」
川 ゚ -゚)「だけどそろそろ、着く頃だな」
「どこに?」と聞こうとしたが、どうやらその目的の場所に着いたようだ。
('A`)「住人さん」
川 ゚ -゚)―♪ー♪ー―
ドクオは、海の住人≠呼んだ。
クーはアコーディオンを短く奏でて、海の住人≠呼んだ。
するとどこからともなく、沢山の魚達が三人を囲む。
(;^ω^)「おおっ!?」
大きな大きな鯨と鮫が、こちらをじっと見つめている。
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:51:28.61 ID:h6c9y1Fi0
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#「…空の騎士か」
どこかの魚が、喋った。
('A`)「海に漂流していた空の騎士を、助けてくれたんですよね」
川 ゚ -゚)「ホラ、君もお礼を言って」
(;^ω^)「え!?あ、あ、あの、ありがとうございました、お」
ブーンは、クーの言われるままにお礼を言って、ペコリとお辞儀をした。
#「気にすることはない。それよりも、傷の方は大丈夫かな?」
( ^ω^)「は、はい。お陰様で少し楽になりましたお」
すると小さな魚が二匹、こちらへ寄ってきて、ブーンの周りをくるくる回る。
#「何があったのかは予想がつきます」
#「闇の国と戦っていたのでしょう」
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:52:19.76 ID:h6c9y1Fi0
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( ^ω^)「…その通りですお」
#「そして、争った最中…海へ落ちた」
#「きっと、何か空を上回る強い力に負けてしまったのでは?」
(;^ω^)「……」
殆ど当たっている。海の住人とは、凄いものだ。
空は力で、海は知恵。それは本当のようだった。
改めてその凄さを実感する。
もちろん空も凄いのだが、身近であればあるほど感覚が鈍くなってきてしまう。
('A`)「やはり、闇と争っていたのか」
川 ゚ -゚)「その話を詳しく聞かせてはくれないかな」
( ^ω^)「…分かったお」
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:53:08.82 ID:h6c9y1Fi0
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ブーンは、闇の国に攻め入った時のことを話し始めた。
海に落ちた後の、あのホワイトチャペル≠ニやらの会話も。
川 ゚ -゚)「開ける=H何だそれは」
('A`)「ホワイトチャペル、か。
そう言えばブーンが起きたとき、そう言っていたな」
( ^ω^)「僕にもまだ、よく分からないんだお」
ギコは、リッパーの何かを開放していたのだろうか。
それにホワイトチャペルとは一体誰で、何者なのか。
海の住人は頭を抱えた様子だったが、答えを出そうとする。
#「ホワイトチャペル…。すまない、我々には分からないようだ」
#「海王様なら、何か知っているかもしれない」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:53:49.08 ID:h6c9y1Fi0
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#「海王様に知恵を貸してもらいなさい。何かが分かるかもしれない」
('A`)「分かりました。海王様のところへ行ってみます」
海の住人には分からなかった。
#「我々には知恵≠ェある。だが、力≠ヘ空の方が遥かに上だ」
#「どうか、頼んだよ…」
( ^ω^)「承知しましたお」
三人は海の住人にお礼を言って、この場を去った。
ブーンは、何度も何度も振り返って、お辞儀をした。
助けてくれた恩を、忘れないように。
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:54:30.78 ID:h6c9y1Fi0
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[4.海王の知恵]
二人はスイスイ泳いでく。海王の洞窟に向かって泳いでいく。
ブーンは二人の手をしっかり握る。決して離さないように。
( ^ω^)「それにしてもこんな暗い中を、よく迷わずに行けるおね」
('A`)「慣れてるからな」
川 ゚ -゚)「慣れてるからな」
(;^ω^)「慣れかお」
二人はスイスイ泳いでく。スイスイ、スイスイ、泳いでく。
迷うことなく、泳いでく。
プランクトンの雪が降る。三人の上に降ってくる。
そうして、海王の洞窟へと辿り着いた。
どんどん奥へと進んでいって、奥の、奥の、そのまた奥。
そこで止まって、海王を呼ぶ。
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:55:55.38 ID:h6c9y1Fi0
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('A`)「海王様、海王様。何度もすみません」
川 ゚ -゚)「少し聞きたいことがあります」
すると、奥から巨大な龍。三人の前に、姿を現す。
(;^ω^)「どわぁあぁあああああ!!」
その姿は、空王よりも遥かに大きかった。
あまりのその大きさは、何にも例えようが無かった。
―どうやら、空の騎士もいるようだな。
(;^ω^)「あ、はい…お邪魔してます…」
龍の大きな目が、こちらを覗く。
('A`)「海王様、実は…」
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:56:57.58 ID:h6c9y1Fi0
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ドクオは、ブーンが闇の国と戦っていて、その最中ギコとリッパーが変化したこと、
そしてその後のホワイトチャペル≠ニの会話のことを話した。
―…ほう。そのようなことがあったか。
( ^ω^)「間違いありませんお」
―それで、開ける≠ニは何なのか、ホワイトチャペル≠ニは誰なのか…
それを聞きにきたのだな。
川 ゚ -゚)「はい」
海王は困り果て、うーんと声をうならせた。
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:57:30.82 ID:h6c9y1Fi0
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('A`)「海王様ですら分からないんですか?」
―ホワイトチャペル≠ェ誰なのかは、この老いぼれにも分からん。
だが、もしかしすると開ける≠ェ何なのか、分かるかもしれん。
( ^ω^)「ほ、本当ですかお!?」
そして海王は、もしかしたらの考えを話していった。
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:58:22.12 ID:h6c9y1Fi0
-
[5.剣]
―老いぼれの考えなぞ、あてになるとは限らん。
だが、少しは役に立つかもしれないがな…。
龍は大きな目を閉じて、じっくり考えているようだった。
―剣を開ける=Bもしかしすると、
その闇の騎士と剣が、共鳴したのかもしれん。
( ^ω^)「共鳴、ですか?」
―何かに共鳴をして、剣の元あった力が、少し開けられた≠フだろう。
そうして人間離れした力を、剣から引き出すことに成功した。
('A`)「剣の元あった力?それに、共鳴とは?」
―まあ待て、そう焦るでない。老いぼれの脳は、老いぼれのままだ…。
龍は、また大きな目を閉じて、じっくり考えた。
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:59:02.98 ID:h6c9y1Fi0
-
―恐らく、剣にはそれぞれ何かが宿っている。
その闇の騎士は、何か呪文のようなものを…言ってはいなかったか?
( ^ω^)「そう言えば」
――
(,;゚Д゚)「リッパー、聞け!少しだけ開けるぞ!!」
(,,゚Д゚)《σκοτ?δι!!》
――
( ^ω^)「変な言葉を言っていましたお」
―その言葉で剣と共鳴し、その言葉が開ける′ョとなったのだろう。
川 ゚ -゚)「その言葉がどんなものだったのか、覚えていないのか?」
( ^ω^)「なんかわけわからんごにょごにょな言葉だったから、
覚えていても発音できませんお…」
―そうか。仕方あるまい。
( ^ω^)「どうにかして、僕らも剣の力を開ける≠アとはできないんですかお?」
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 21:59:54.21 ID:h6c9y1Fi0
-
('A`)「それは俺も聞きたいです」
―今はまだ、無理だろうな。
川 ゚ -゚)「やはり、無理なんですか?」
―剣の元々の力を知らなければ、開ける≠アとは出来ないだろう。
ブーンとドクオは、酷く落ち込んだ。
ずっと一緒にこの剣と歩んで来たのに、そんなことすら知らなかったなんて。
ただ、楽器の音色を合わせることは知っていた。
でも剣にはそれ以上の力があったことを、闇の騎士は既に知っていたんだ。
―そう落ち込むな。剣はお前達の気持ちに答えてくれるだろうよ。
('A`)「…はい」
( ^ω^)「ありがとうございましたお」
川 ゚ -゚)「それでは、我々はこれにて失礼します」
―ああ。またいつでも来るがいい。力になれるかもしれない…
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:01:27.26 ID:h6c9y1Fi0
-
三人は、海の国へと戻っていった。
結局ホワイトチャペル≠ェ誰なのかは分からなかったが、
剣に関してとても大切なことを知ることが出来た。
闇の騎士は、どこまで知っているのだろうか。
もしかしてホワイトチャペル≠フことも、知っているのだろうか。
剣のことを詳しく知っているのであれば、おそらく戦いは、
このまま続いてしまうだろう。
二人の騎士が何かを知るたび、一人の騎士はまた、
何かを知っていくような気がしてならなかった。
『三話目』end
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:02:44.99 ID:h6c9y1Fi0
- とりあえず溜めてた分を投下しました。
支援挟んでくれてありがとうございました。
では、また溜め置しておきます。
オヤスミー
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/13(火) 22:19:29.59 ID:h6c9y1Fi0
- こっからペース遅くなるよ!次はしばらくかかりそう。
あっ…ありがちだなんて言わせないんだからっ!
言わせない>ξ゚听)ξつ)`ω^)<ありがちだようぼぅぉぇ
今度こそオヤスミー!