一回目
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:49:29.19 ID:XgLsdsLu0
作風も展開も全然固まってねー
けどそんな事言えるレベルでもねー
とりあえずはじめるおー ひまだったらみてくれおー^q^

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:50:51.88 ID:XgLsdsLu0
―――世界は、つまんないものだお。
一番初めの"勝者"が、念入りに、念入りに、"敗者"から全てを奪う。
勝者は勝者たる基盤を固め、敗者に基盤を作る権利を与えない。
・・・勝者だけが自由で、敗者はいつまでも不自由。世界はつまんないものだお。

・・・だから僕は、そんな世界を"壊す"んだお。
そして、全ての"弱者"に自由を―――――


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:52:34.96 ID:XgLsdsLu0


   ・・・・・・タッタッタ

  ・・・タッタッタ

       ・・・タッタッタッタッタ

ダダダダダダダダダ

いたぞー!!奴だ!!追えー!!

ドオオオオオオオオオッ!

轟音が館内を響き渡る。
幾多もの魔法や弓矢が飛び交う。
が、目当ての者には当たらない。

「えーい!!何をやっているのです!!
 "アレ"には"チカラ(金、権力、暴力)"を掛けたのですよ!!
 何としても取り返すのです!!」

権力者は叫び散らすが、願い叶わず。
"暴力執行者(ガーディアン)"達は目当ての者を取り逃がす。


・・・へへーん

( (0W0))「そんな攻撃、当たらないお!!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:53:33.95 ID:XgLsdsLu0
くそー!!見失ったか!!
あっち方面に逃げたぞ!!追えー!!

ガーディアン達は必死にヤツを追うが、
豪邸外へと逃げていったヤツを、捕まえれはしないだろう。
とどのつまり、ガーディアン達は取り逃がしたのだ。
・・・ヤツを。

「くそ〜〜〜〜っ!!」

権力者は、手に持っているカードを、憎たらしく見つめなおした。

「無理矢理取ったその"宝石"、有るべき場所へ返すお
               ――"快盗"ホライゾン」

グシャ
権力者は、そう書いたカードをグシャグシャに握り潰した。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:54:52.61 ID:XgLsdsLu0
・・・3日後。
この日はどの新聞も同じ文章が一面を飾った。

―「"快盗"ホライゾン、"宝石"ミラクル・カラーストーンを返上する!!」

王国美術館より"行方不明"となっていた、"宝石"、"奇跡の石"等と呼ばれる世界に一つだけの"石"ミラクル・カラーストーンが
王国美術館落し物届け口より「"快盗"ホライゾン」と書かれたカードと共に入っていた。
当局は〜〜

「おい、また"ヤツ"がやったんだってよ」
「くわ〜〜っ!最近大活躍だよな!"アイツ"」
「正義の味方みてーじゃん!なんかカッコイイよな!!」
「けっ!どうせ"泥棒"じゃねーか!!褒められたもんじゃねーな」
ガヤガヤ・・・
ガヤガヤ・・・

ここ数年、王国"ヴァルヴェニア・イース・パーフリ−"では、"快盗"ホライゾンの話題で持ちきりである。
おばあちゃんの探していた耳かきから、先ほどの"宝石"ミラクル・カラーストーンまで
ありとあらゆる物を盗み、元ある場所へと届け出ていたからだ。

( ^ω^)「・・・」

"快盗"ホライゾンの表の顔、ブーン。ただの青年だ。
特にこれといった特徴は無く、特に何かと関わりを持つ訳でもない。
ブーンは、"快盗"ホライゾンに対する世間の評価を対して気にしていない。
自分がやっている事は褒められた事では無い事も、極論を言えば極僅かは正しい行為だという事も理解しているからだ。
故に"快盗"。それがブーンの信条である。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:56:12.35 ID:XgLsdsLu0
・・・冒険者が集う酒場"300イッタ・ラオッパーイ・ウプ"。
ブーンは今夜もそこを訪れた。

ガヤガヤガヤガヤ・・・

そこは、あらゆる"冒険者"が仕事を募って集まる場所だ。
そこでは依頼主も仕事を抱えてそこへ酒を飲みにいき、依頼を果たしてくれそうな、屈強そうな冒険者に酒を奢る。
冒険者は酒を奢ってもらった礼として仕事の話を聞いたり、請けたりするといったシステムだ。

( ^ω^)「・・・」

ブーンはそこでただ、"ある人"を待っていた。
誰もブーンに酒を奢ろうとはしない。主な原因がブーンの外見だろう。
魔法使いの様な格好でもなく、それでは戦士か、といっても肉付きは極普通の"並"で、
そこいらの普通の一般人と何一つ変わらないからだ。
依頼主は戸惑いすらするだろう。"なんでこんな一般人がここにいるんだ"、と。
実を言うと、ブーンの実力はここにいる冒険者全員を小指で消し飛ばす程なのだが。
その事実は余程の実力者でもそう簡単には見抜けないだろう。


「・・・ようブーン。一杯どうだい?」

後ろから自身を呼ぶ声がする。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:57:45.22 ID:XgLsdsLu0
( ^ω^)「・・・今回はどんな内容だお?ドックン。」

どっくんと言われた男性は、黙ってブーンの隣に座った。
暗そうな、細い体格の男だ。

('A`)「おいおい。
    ここで話をする気か?」

ドクオは思わず周りを見回した。

( ^ω^)「別に誰も聞きやしないお。
       僕の外見から言って、僕達はただ飲みに来ただけの一般人。
       ・・・云わば"部外者"の様なもんだお」

('A`)「どこの世界も物好きってーのはいるもんだ。
    ・・・お前みたいにな、"ホライゾン"。」

ピク・・・
ブーンの表情が一瞬険しくなる。

( ^ω^)「ここでその名を語るのはやめるお、どっくん。」

('A`)「ほら見ろ。お前だって周りを気にしてんじゃねーか。」

( ^ω^)「・・・すまなかったお」

('A`)「じゃ、何時もどーり"例の所"へ行くか」

( ^ω^)「お。」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:59:46.04 ID:XgLsdsLu0
・・・ビーチク・バーチク・ビーチ。
・・・市長ジョルジュが命名した、この卑猥で低俗な名前の浜辺の果てに、小さな小屋があった。
誰も使わない、廃墟。そこが"快盗"ホライゾンへの依頼所という訳だ。

( (0W0))「・・・あんたが今回の依頼主かお。」

ブーンは、この時点から既に、とてつもなく嫌な予感がして止まなかった。

ζ(゚ー゚*ζ「はい・・・」

( (-A-))「・・・この子は、父と母、そして長女である姉が失踪したそうだ。
    依頼は、その失踪の原因、そして安否が知りたい、という訳だ。」

( (0W0))「・・・"クド"・・・
       わからないのかお?この子、魔族との混血児だよ。」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・!」

(;(-A-))「・・!
     本当かよ!?ホライゾン」

( (0W0))「あぁ、そうだお。
       ・・・そうだおね?」

ζ(゚−゚*ζ「・・・はい」

あまりにも瞬時に答えを出された事に観念したのか、
その少女は、何の言い訳もせずに、素直にその事実を認めた。


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:01:14.10 ID:jZPMpaNj0
( (0W0))「・・・それだけじゃないおね?
       ・・・・・・全てを話してくれないと、僕は依頼を受けないお。」

(;(-A-))「他に・・・あるのか?」

ζ(゚−゚*ζ「・・・それは、私の"生まれ”の事ですか?」
      
ブーンは顔を縦に振った。
少女は一瞬固まったが、直ぐに先ほどと同じ様に観念し、事実を話した。

ζ(゚−゚*ζ「・・・私は魔女"しぃ"と、大魔王"ギコ"との子です。」

(;(-A-))「!!」

ドクオは反射的に飛びのいた。
その少女から出た二人の名は、この世界で知らぬものはいない、大有名人の名だからだ。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:02:08.08 ID:jZPMpaNj0
( (0W0))「・・・なるほど、"そういう事"かお・・・
       やっぱり・・・只者じゃない気配がすると思ったら、そんな大物の末裔だったかお。
       ・・・内に秘める魔力は、確かにただの魔族の魔力とは比べ物にならないお。」

(;(-A-))「いや、というよりもその二人、出来てたのか・・・
     世間では対を成す存在だぞ。"しぃ"と"ギコ"って。」

今、世界は"人間界"と"魔界"で二分している様に、
魔女"しぃ"と大魔王"ギコ"はその各々の世界の代表的存在なのだ。
・・・魔女しぃは"人間界"というよりは"魔女"として、だが。

( (0W0))「・・・まぁ、あの人の事だお。
       何があっても驚かないお」

(;(-A-))「まぁ、そうだな・・・
     色々な伝説があるからな、"あの魔女"は・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・お母さんは、お父さんの事を"まっすぐな人"と言ってたわ。
      とても真直ぐで、曲がった事は嫌いな人だって。」

(;(-A-))「うーむ、だからと言って魔王と交わるとは・・・
     魔女恐るべしだな・・・」

( (0W0))「・・・」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:03:15.40 ID:jZPMpaNj0
( (0W0))「魔王ギコ・・・魔界では数万年振りで、歴代最大の名君と言われているお。
       ・・・表の世界では仲良くできない人間と魔族だけど、
       裏の世界では停戦協定を結んでいるとすら言われているお」

(;(-A-))「そ、そうなのか!?
     初耳だぞ、それ・・・
     たしかに魔族による被害は"ここ近年は"滅法減ったけど・・・」

ζ(^ー^*ζ「お母さんがお父さんに言ったの。
      "弱い物を苛めるのが魔物の仕事じゃないでしょ?
      だからもうこんな事もうやめようよ。強い物が弱い物を苛めるのは卑怯な事じゃない?"って。
      そしたらお父さんがね、"確かにそうだ"って。それがきっかけなんだって。」

(;(-A-))「それで被害が減ったのか・・・?
     魔王らしく、とてつもなく規模がでかい約束だな・・・
     にしても・・・"王達(あのひねくれ物共)"によくそんな協定を結ばせたな・・・」

( (0W0))「それが、名君と呼ばれる所以だお。
       ・・・とりあえず"現状"については把握したお。
       それで、どうしてそんな大物が、急に失踪したりしたんだお?」

ζ(゚−゚*ζ「・・・わからないの。
      ・・・・・・ある日、気がついたらお父さんもお母さんも突然いなくなって、
      そしたらお姉ちゃんもいなくなっちゃってたの」

( (0W0))「・・・魔界が騒がしくなってる理由はそれか・・・」

(;(-A-))「・・・ここ近年、魔物の動きが活発になってると聞くが・・・
     何が起こったんだ・・・。」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:04:54.27 ID:jZPMpaNj0
ζ(゚−゚*ζ「お願いします!"快盗"ホライゾンさん!
      お父さん達に何が起きたのか確かめてほしいんです!!」

( (0W0))「・・・はっきり言うお。魔王達は誘拐、もしくは倒されたかのどちらかだお」

ζ(゚−゚*ζ「倒される事は無いはずです!
      魔界では、魔王が倒されたなら、それは即ち新たな魔王の誕生を意味するのですから!」

( (0W0))「・・・たしかにそうだお。
       なら、どこかに監禁されてるしか無いお。
       最強といわれた、魔王とその家族が。」

ζ(゚−゚*ζ「なら・・・!お願いします!"快盗"ホライゾンさん!
      どうか私の家族を・・・助けだして欲しいんです!!」

( (0W0))「・・・当初とは180°難易度が違った内容だお」

(;(-A-))「・・・すまん・・・」

( (0W0))「・・・にしても、本当にこれは厄介な仕事だお・・・」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:06:19.01 ID:jZPMpaNj0
ブーンは真剣に悩んでいた。
この件は・・・規模が、大きすぎる。
そして何より、ブーン自身が"驚きを隠せない"事が起きている現状。
自身の腕には多少自身があったが・・・もし敵が、魔王やその妻を攫う程の実力を持った奴らだとしたら・・・
無論、叶うはずもない。ブーンはそう"確信"していた。
そして、この件は"拒否できない"。拒否したら、確実に死んでしまうのだ。

( (0W0))「・・・」

( (-A-))「・・・?
     なんだよ、ホライゾン?」

・・・ブーンは観念した。

( (0W0))「・・・出来る限りの努力はするお。
       だが、途中で僕が死んでも、文句は無しだお?」

ζ(^ー^*ζ「やったぁ!!ありがとう!!ホライゾンさん!!」

(;(-A-))「・・・おい、マジかよ。そういう事かよ・・・さっきのは。
     かぁ〜・・・トンでもない世界に足を踏み入れちまった。」

―そして、ブーンは決意した。

( (0W0))「魔王の"自由"を奪った奴らから・・・自由を取り返すお!!」



――"この世界"全体を大きく巻き込む、魔王失踪事件に首を突っ込む決意を・・・


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:08:18.84 ID:jZPMpaNj0
・・・魔王"ギコ"
魔界で呼んだ書物に拠れば、第20100700代目の魔王である。
歴代最年少で魔王を倒し、以後現在に至るまで一度も膝を付ける事なく狼藉物を倒し続ける、当代最強の魔王。
また歴代最高の名君で、魔物達も皆満足して"人間を襲わない日常"を守っている。
・・・と書かれていたお。気性の激しい魔物達に命令を厳守させてる辺り、威厳を尊厳を持った、正真正銘の魔王。
・・その"魔王"とその妻、子供が行方不明になったというんだ。当然、魔界は騒がしくなる。

( (0W0))「・・・」

"快盗"ホライゾンは、そんな現状の魔界に足を踏み入れようとしている。
盗む物は"魔王とその子の不自由"。

・・・"人間"には、心底荷が重過ぎる内容だ。

ザァーン!ザァーン!

船の横っ腹に波が勢いよく当たる。
・・・依頼を受けてから、直ぐにブーン達は船に乗りこみ、直接魔界へと進みはじめた。

( (0W0))「・・・」

ホライゾンは、ただぼーっと遠くを見ている。



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:10:35.84 ID:jZPMpaNj0
( (-A-))「・・・なんで今すぐなんだ?ブーン。
     支度とかはいいのかよ・・・」
( (0W0))「・・・こういうのは、急いだほうがいいお」
ζ(-、-*ζ「・・・お姉ちゃん・・・」

すー・・・すー・・・
寝息をたてて眠るデレ。

( (-A-))「・・・そうだな」

・・・翌朝。



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:12:08.24 ID:jZPMpaNj0
( (-A-))「・・・おはよう。」

・・・結局夜が明けるまでの数時間、俺は寝てしまった。

ζ(゚ー゚*ζ「おはようございます!"クド"さん」

デレちゃんが元気よく俺に挨拶した。
よく眠れたのか、顔立ちが昨日よりはっきりしている。

( (-A-))「あぁ・・・おはよう、デレちゃん。」
( (0W0))「・・・寝すぎだお、クド。」

・・ブーンは、少し不機嫌そうな声で言った。

( (-A-))「・・・お前、いつ寝てんだ・・・」
( (0W0))「・・・昨日は寝てないお」
( (-A-))「マジかよ・・・
     流石"ホライゾン"だな・・・」
( (0W0))「・・・」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:13:06.08 ID:jZPMpaNj0
( ;^ω^)ノ(0W0)「・・・ふぅ
           それにしても、この仮面やっぱ蒸し暑いお」

ζ(゚-゚*ζ「!」

(;(-A-))「・・・おい、ホライゾン!!
     何やってんだお前!!」

いきなりの仮面放棄に、流石に相方のクドは困惑した。

( ^ω^)「・・・相手が相手だお。
       どうせ素顔がバレたって、人間には伝わりはしないお」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・へぇ。そんな顔だったんですね。ホライゾンさん。」

( ^ω^)「ブーンでいいよ。デレさん。」

ζ(゚ー゚*ζ「わかりました、ブーンさん。
      ・・・でもいいんですか?
      "快盗"ホライゾン、魔界でも凄い有名ですよ?」

( ;^ω^)「え゙?」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:14:20.11 ID:jZPMpaNj0
ζ(^ー^*ζ「"快盗"ホライゾン―強者が弱者より搾取した品物を、
      その"力"で取り返し、弱者の下へと返す、正義のヒーロー!
      "人間"としては歴代最高の知名度ですよ?ブーンさんは。
      もしかしたら、"勇者"HIROYUKIよりも高いかも!」

( ;^ω^)「・・・まじかお?」

ζ(^ー^*ζ「魔界の子供とか、淫魔とか人間に近い魔族では特に大変な人気ですよ?
      私も、お姉ちゃんも好きだったもの。」

( //ω//)「わ、わわわわわ・・・
       す、すすす好きだなんて・・・
       わかってても、どうしても勘違いしちゃうお・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・クスッ。
      意外と可愛いい人なんですね、ブーンさんは。」

( //ω//)「・・・」テレテレ・・・



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:15:39.20 ID:jZPMpaNj0
( ;^ω^)「ま、まぁともかく、魔界へはこのままの姿でいくお!
       ・・・ホライゾン仮面をしていたら、確実に色々な面でやっかいだお」

(*(-A-))「じゃあ、俺も・・・」

ζ(゚−゚*ζ「・・・・・・」

( (-A-))「・・・」

    ポイッ
('A`)ノシ ミ(-A-)

('A`)「そうかい、そうかい。
    どうせ俺なんて、何の知名度もありゃしませんよっ
    へっ!」

といって、あからさまに拗ねるドクオ。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:16:38.39 ID:jZPMpaNj0
( ;^ω^)「ま、まぁまぁ。落ち着いてどっくん。
       仕方ないお。"ホライゾン"の人気だって、"グループ"として人気なだけだお
       別に僕自身が人気な訳じゃないお。だから、ね?」

('A`)「わかっててもよ・・・やっぱそれなりにショックだぜ・・・」

ζ(゚−゚*ζ「・・・ごめんなさい」

('A`)「い、いやいいよ。
    別にあんたが悪い事じゃねーし」

( ;^ω^)「・・・・・・」


なんだかんだで船はそのままもう2日分、広大な海を進み続け、
やがて船は、"人間界"を抜けて"魔界"へと足を踏み入れていった――――


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:17:42.79 ID:jZPMpaNj0
――魔界"ラウンジ"の辺境地 シヴェーリア・チョ・ウトッキュ

人間界では有名な地だ。魔界への入り口として知られ、戦時境界線として屈強な魔物が潜んでいるといわれる。
・・・が、実を言うとそれ程でも無い。魔王直属軍の監査はあるが、概ね戦力的にはまだ"下"の方だ。

( ^ω^)「どっくん。これを飲むお。」

ブーンは、黒い飴をドクオに差し出した。

ζ(゚-゚*ζ「!」

('A`)「・・・それは?」

( ^ω^)「これは魔族の魔力の飴だお。
       ・・・これを飲んどけば、人間だとバレる事は少なくなるお」

('A`)「へぇ・・・こんな物あるんだな
    んぐ。」

( ^ω^)「んぐ・・・はぁ。
       情報屋として、このアイテムは必須だお。
       覚えておいたほうがいいお」

('A`)「あいよ」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:19:03.89 ID:jZPMpaNj0
( ^ω^)「あとドクは魔物の前では絶対に言葉を喋ってはいけないお
       言葉を何一つ発しない魔物もいるから、そいつのつもりでいたほうがいいお」

('A`)「了解」

ζ(゚−゚*ζ「・・・」

デレは、右手に持っていた同じ物をそっとポケットに終った。

( ^ω^)「デレちゃん。僕はあまりスペアが無いから、
       後で"その飴"、譲ってくれないかお?どうやら上級魔族用のだけど、
       "お金"は後で払うから。」

ζ(゚-゚*ζ「!
      は、はい。わかりました。」

ζ(゚−゚*ζ(凄い・・・!
      魔力の飴は飲んでから本格的に魔力を発する。
      飲む前の微量の魔力を嗅ぎ出すなんて・・・!)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:20:04.81 ID:jZPMpaNj0
ζ(゚−゚*ζ「・・・ブーンさん。
      魔界に侵入した事あるんですか?」

( ^ω^)「前にちょっと・・・ね。」

ζ(゚ー゚*ζ「へぇ・・・本当に世界を駆けてるんですね。」

( ^ω^)「まぁ、困った人を助けるのが"快盗"の本質だからね。
       だから、出来る限り手広く仕事は請けてるつもりだお」

('A`)(・・・?
   魔界の仕事なんざ、今回が初めてじゃねーか。
   ホラ吹いてるのか・・・?)

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:21:27.07 ID:jZPMpaNj0
( ^ω^)「さて・・・これからどうするかお。
       まず、魔王城に向かいたいけど・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「私は直通で飛べますけど・・・
      おふた方はこの地に置き去りになりますね・・・」

('A`)「そいつは面倒だな」

( ^ω^)「仕方ないお。僕も魔法はあまり得意な方じゃないし・・・
       歩いていくしかないお。」

ζ(゚ー゚*ζ「"足"でも拾いますか?」

( ^ω^)「いや、どっくんがマズイお
       ・・・やっぱ歩くしかないお」

ζ(゚−゚*ζ「んー 最近物騒だから・・・
      あまり気が進まないのですが・・」

( ^ω^)「"人間侵入"で魔王軍に手配されるよりマシだお」

ζ(゚−゚*ζ「・・・そうですね・・・」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:22:44.11 ID:jZPMpaNj0
('A`)「なんかすまないな。
    俺が足手まといみたいで。
    ・・・というより、なんで俺なんかが着いてくる必要があったんだ?」

( ^ω^)「・・・仕方がないお
       ・・・この"仕事"に関わった時点で、
       既に僕達は命を狙われてるんだお。」

('A`)「・・・!」

ζ(゚−゚*ζ「・・どういうことですか?」

( ^ω^)「・・・デレちゃんが依頼所に来た時点から、
       魔物に尾行されているお」

ζ(゚−゚*ζ「!・・・本当ですか?」

('A`)「・・・なるほどね。
    戦闘能力は"中級冒険者"レベルの俺が、
    独りになったらやばいレベルの奴か」

( ^ω^)「・・・あぁ。近くにいるのはただの偵察用の雑級魔物だけど、
       ・・・1人、ドックンレベルじゃヤバイのがいるお・・・」

('A`)「・・・」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:24:11.94 ID:jZPMpaNj0
ζ(゚−゚*ζ「・・・私も、攫われる寸前だったのね・・・」

('A`)「・・・どうするんだ?ブーン。
   逃げるか?撒けるレベルの相手なのか?」

( ^ω^)「・・・どこかで撃退しないと面倒だお。
       いい場所・・・知らないかお?」

ζ(゚−゚*ζ「付近だと・・・オ・オカーミとかですね」

( ^ω^)「夜の"死の砂漠"かお・・・
       仕方ない、面倒くさいがいくしかないお―


―死の砂漠へ。


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:25:31.31 ID:jZPMpaNj0
"死の砂漠"オ・オカーミ。
そこは、魔界に侵入した物が体験する、初めての"試練”。
昼はただの何もない砂漠だが、夜は夜行性の中級魔族がたくさん沸いている。
それを知らずに、夜この死の砂漠を通り、数多くの雑級魔族が殺された過去から、そう名づけられた場所である。

( ^ω^)「・・・どっくん、気をつけるお。
       ここに住む魔物は、どれもどっくんが本気を出してやっと互角、
       ってレベルの魔物だお。デレちゃんは、大丈夫かお?」

ζ(゚ー゚*ζ「私の"魔色"は魔王族専門の物なので・・・
      報復を恐れて、襲う魔物はここいらにはいないと思います。」

"魔色"とは、魔族が放つ"魔力"の気質である。
判別を付ける為に"色"と呼称しているだけで、別に魔力に色が付いている訳ではない。
魔力を感じた時に"こいつは低級だ""高級だ"等の魔力に差を感じるのは、この"魔色"の差があるからなのだ。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:26:51.72 ID:jZPMpaNj0
( ;^ω^)「そいつはマズいお・・・戦闘の知識は無いのかお?デレちゃん」

ζ(゚−゚*ζ「一応緊急用の"スイッチ"ならありますけど・・・
      私のは暴れたらマズいタイプの奴なんで・・・」

( ;^ω^)「・・・危ないと感じたらすぐ使うお。
       恐らくここいらの魔族は容赦なく君を襲うお」

ζ(゚−゚*ζ「・・・え?」

( "ゞ)「グオオオオオオ!!」

―突如、砂の中から巨大な魔物が現れ、ブーン達に牙を向いた。
魔物は、ブーン達など眼中に無いが如く、躊躇無しにデレを襲う。
・・・デレにとって、初めての体験である

ζ(>< ζ「キャー!!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:27:43.26 ID:jZPMpaNj0
―ザンッ!

( "ゞ)「グオオ!?」

魔物は強烈な違和感を感じた。
無い、無いのだ。先ほど迄デレを襲っていた筈の・・・腕が。

( "ゞ)「グオオ!?グオオオオオオオ!!」

魔物は悲鳴を上げる。

スッ・・・
綺麗に一太刀の軌跡の跡が光る。

( "ゞ)「グオッ・・・」

そして、悲鳴が絶切れた。


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:28:22.90 ID:jZPMpaNj0
( ^ω^)「くっ・・・ちょっと早いけど・・・
       仕方がないお。」

( ゚A゚)「くっ!戦闘か!!」

( ^ω^)「どっくん!!手を決して緩めたらダメだお!
       少しでも気圧されたら素直に引いて、一旦落ち着くんだお!!」

( ゚A゚)「わかった!」

ぐっ!
ドクオの剣を持つ力がどっと強くなる。

( ^ω^)「くるお・・・!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:29:41.99 ID:jZPMpaNj0
( "ゞ)「グオオオオオオ!!」
( "ゞ)「ギシャアアアア!?」
( "ゞ)「グウウウウウオアアア!!」

地面がら勢いよく飛び出してきたのは、先ほどの同じ魔物が、3体。
ブーンは瞬時に敵の戦力を把握した。

( ^ω^)「ドックン!左のヤツ頼むお!!」

( ゚A゚)「お前は!?」

( ^ω^)「当然残りの二人と―」

( "/ /ゞ) ( / /"ゞ)「グアッ・・・」

一瞬で顔が二つに割れる魔物。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:30:17.09 ID:jZPMpaNj0
ζ(;; ζ「くっ!くっ!くっ!
      くっ首っ首っ顔っ・・・〜〜っ!!!」

そして

ヒュッ!

ζ(>< ζ「キャアアアアアア!!」

(;;;;;;)「おっと」

・・・ブーンの太刀を回避する魔族が、1人。
ブーンは、その一瞬の隙にその魔族とデレの間に入った。

・・・おやおや
( `ー´)「案外簡単に攫えると思ったのに・・・
       意外にやっかいですねぇ・・・"人間"」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:31:38.41 ID:jZPMpaNj0
( ^ω^)「何もんだお、お前。」

ブーンは落ち着いた様子で魔物に尋ねた。
"魔色"を感じるに・・・中上〜上級魔族といった所か。

( `ー´)「私共は"混沌を待ち焦がれる者"・・・
       その下っ端A、といった所でしょうか。
       名は"ネーノ"といいます。」

( ^ω^)「・・・なるほど。
       自己紹介通り、いかにも下っ端オーラっぽいのが迸ってるお」

(#`−´)「・・・舐めるなよ、人間風情が。
       実力差もわからないのか?」

( ^ω^)「ふっ・・・その言葉、そっくりそのまま返すお」

(#`−´)「調子に乗るなぁ!!」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:33:02.18 ID:jZPMpaNj0
バァン!!
その瞬間、半径数mを一瞬で灰と化す豪炎が吹き荒れた。
空間が爆ぜる。

フシュウウウゥゥゥゥ・・・

が、その焼け跡には"何も無い"

(#`−´)「チィ!!」

あの程度で、魔王の娘が傷つくはずがない!!
となると――

ネーノは急いで周りを見回した。
そこには―

( ^ω^)「どっくん。デレちゃんを頼むお」

ブーンとデレが、苦戦しつつも無傷で( "ゞ)を倒した直後だったドクオの所にいた。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:33:54.09 ID:jZPMpaNj0
(;゚A゚)「おいおい俺かよ!?
    大丈夫か俺で!?」

( ^ω^)「あいつは俺が仕留めるからそれまでだお。
       ・・・デレちゃん。」

ζ(;; ζ「はっ・・はいっ!」

"襲われる"という初めての経験と、それによる恐怖で涙が止まらないデレ。
だが思考は比較的正常に働いてはいる様だ。

( ^ω^)「少しでも危なくなったら、すぐに"スイッチ"入れるんだお?
       ドックンも・・・ま、死にはしないお、多分。」

ζ(;; ζ「・・はいっ!」

(;゚A゚)「おいおいマジかよ!?
    死も瀕死も嫌だぞ俺!?」

( ^ω^)「さて、と・・・」

(;゚A゚)「無視かよ!?」

ブーンは敵が居た方向へ振り返った。
そこにネーノはいない。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:35:08.67 ID:jZPMpaNj0
( ^ω^)「・・・」

ブーンは右足をすぅーっと上げた。
ボワアアアアア・・
右足の周りに魔法陣が描かれる。

( ^ω^)「魔より発されし衝撃よ、来たれ―"ザィン"。」

ダンッ!
――――――ゴゴ―ゴ――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
・・地面が揺れ始める。
ズシャーーーーーーン!!
間も無くして、ブーンの足元から、大きな大きな砂埃が上がった。
そこには―
(# A )「ガッ・・・ハッ・・・!?」

―ネーノも一緒だ。

・・・ズシャ。
地面に叩きつけられるネーノ。
勝負は一瞬の内に決した。

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:37:15.87 ID:jZPMpaNj0
( `ー´)「ガッ・・・ハッ・・・馬鹿・・っな・・・!!」

ズリ・・ズリ・・・
地を這いながら、逃げるネーノ

( ^ω^)「・・・逃がす訳、ないお」

その身体を、ブーンの足が拘束した。

( `ー´)「く・・・くそおっ・・・!」

ネーノは必死にもがくが、当然ながらその身体が前進することは無い。
暫くすると、ネーノも観念し、地面にグタりと倒れこんだ。

( ^ω^)「お前らは何者なんだお?
       魔王"ギコ"と魔女"しぃ"をどうしたお?」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:38:01.56 ID:jZPMpaNj0
( `ー´)「くっ・・・そおっ・・!!
       お前・・・一体・・何者だッ・・・!?」

( ^ω^)「快盗ホライゾンだお」

( `ー´)「くそう・・・そんな事・・・聞いちゃいねぇ・・・!!
       てめぇのその能力・・・ただもんじゃねー・・・ぞっ!?」

( ^ω^)「なら、普通より強い人間なんだお。
       ・・・で、魔王達をどうしたお?」

( `ー´)「へっ・・・ざまぁみやがれ・・・っ!!
       "封印"してやったぜ!!!」

( ^ω^)「封印!?」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:38:55.21 ID:jZPMpaNj0
( ゚ー゚)「俺らはなぁ・・・!
      オ・・オ・オ・オ・マ・エ・ラ・ヲ
      コ・コ・コ・コ・コ・コ・コ・コ」

ネーノの身体がみるみる膨らんでいく。

( ^ω^)「ちぃっ!!なんて惨い事を・・・!
       "アリバエン"!!」

ブーンは、急いでその場を離れ、
ドクオ達の周りにバリアの様な物を展開した。

('A`)「なっなんだ!?アイツ膨らんでるぞ!?
    何が起こってるんだ!?」

( ^ω^)「誰かが魔力を膨張させたんだお・・・
       見ればわかるお」

( ゚A゚)「タ・タ・タ・タ・タ・タ・タッ・・・

パアアアアアアアア
―ネーノの身体から、魔力が爆ぜた。

―――――――――――――アアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ・・・

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:40:31.71 ID:jZPMpaNj0
・・・・・・バリアは音響も防ぐから、バリア外の音は聞こえない。
もし聞こえるならば、ブーン達の鼓膜は見るも無残な姿になってただろう。
ブーンの周り、半径4m以外の周囲2km程は、全て先ほどの爆発によって燃え爆ぜていた。
地面から、中級魔族の遺体が何体も何体も浮かび上がる。

ζ(;; ζ「・・・・・・・」
流石に爆発の瞬間はブーンの身体で隠れたが、
爆ぜるまでのネーノの表情が、頭から離れないデレ。
軽い放心状態になっている。

( ゚ω゚)「?・・!
       ドックン!俺の背中につかまるお!!」

('A`)「お!?おう!」

ガシッ
しっかりブーンに掴まるドクオ。

( ゚ω゚)「しめた・・・!ラッキーだお!
       追手を撒くチャンスだお・・!」

ブーンは、半ば放心状態のデレをお姫様抱っこすると、
神速の速度でその場を後にした。


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:41:36.22 ID:jZPMpaNj0
・・・・・・・うわあ

リi、゚ー ゚イ`!「綺麗な花火だったね!狐姉ぇ!!」

イ从゚ ー゚ノi、「あぁ、そうだな。狼。」

リi、゚ー ゚イ`!「あんなに魔力があったのに、負けたねアイツ!!」

イ从゚ ー゚ノi、「きっと魔力を上手く使えなかったんだろう。
      哀れだな、ネーノ。」

リi、゚ー ゚イ`!「役立たずー!!
       キャハハハハハ!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:42:19.69 ID:jZPMpaNj0
从´ヮ`从ト「・・・あれ?さっきので偵察隊死んじゃったんで、
      さっき再度偵察隊送ったんだけど、娘達を見失ってるよ?狐姉ぇ。」

イ从゚ ー゚ノi、「・・・本当?狸?」

从´ヮ`从ト「うん。」

リi、゚ー ゚イ`!「・・これって・・・ヤバイんじゃない?狐姉ぇ。」

イ从;゚ ー゚ノi、「・・・あいつが勝手に暴走したせいにしよう。二人共」
从´ヮ`从ト「そうしよう。」
リi、゚ー ゚イ`!「そうしよう、そうしよう!!
       それじゃ―

――"カオス"様に報告だ!!


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:45:28.84 ID:jZPMpaNj0
―手記はここで途切れている。

ってね^q^
書きだめ無くなったからでなおすおー
一回だけ、依頼主(デレ)の目の前でブーンって言ってた馬鹿がいたけど、
あれNGだから「ホライゾン」に脳内変換でもしてくれー
あと""の多様も控えるよー 戦闘描写の糞さ具合は仕様です(キリッ
嘘だよー 練習するよー また妄想があたたまったらくるよー^q^


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