第8話
- 2 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:04:08.82 ID:/f0z24p50
- ボブとの死闘から3ヶ月が過ぎ、ブーンはすっかり元気になっていた
ドクオが元気になったブーンを刑務所内の運動場でバスケットをしようと誘い、
二人はバスケットのフリースロー対決をしていた
('A`)「ほっ」
ドクオがゴールに向けてボールを投げるが、外れてしまう
('A`)「あっ!くそっ!!」
( ^ω^)「じゃあ次は僕の番だお。ドクオはそこをどくお。」
('A`)(うわっ!つまんね)
ブーンがゴールに向けてシュートをうつと
ボールがゴールのフェンスにも当たらず、綺麗にすっぱりと入る
( ^ω^)「みさらせえぇ!!僕の勝ちだお!フハハハハハwww俺の時代到来!!ww」
('A`)「くっそー!ブーンはバスケットうめえな〜」
( ^ω^)「てめえが弱いんだよ!m9(^Д^)プギャー」
(;'A`)「・・・」
- 4 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:05:13.77 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「じゃあもう一回やるお。今度は僕が先行だお」
('A`)「ブーン、ちょっといいか?」
( ^ω^)「何だお?」
('A`)「さっきからずっとこっちを見ている奴がいるんだよ」
( ^ω^)「え?」
そこから少し遠くにあるベンチのところから
ブーン達がバスケットをしているのをみている男性がいた
その男性はこっちを見ながら何故かニヤニヤと笑いを浮かべていた
('A`)「何だよ、あいつ気味悪いな〜」
( ^ω^)「きっと僕達と一緒にバスケしたいんだお。」
('A`)「そうか?そんなふうには見えないけど・・・」
( ^ω^)「じゃあ試しに誘ってみるお」
('A`)「え・・マジかよ」
- 6 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:05:53.29 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「やあ、ちゃーっす」
ミ´ФwФ`ミ「やあ・・・」
こっちをみていた男性に話しかけてみると暗いような第一印象を受けた
( ^ω^)「僕はブーンで、こいつはドクオだお。よかったら一緒にバスケやらないか?」
ミ´ФwФ`ミ「いいよ・・・僕の名前はダクム。よろしく・・・」
( ^ω^)「よろしくだお」
('A`)「で、順番どうするよ?」
( ^ω^)「順番?」
('A`)「いや、シュートする順番だよ」
( ^ω^)「あぁ・・えっと・・・」
ミ´ФwФ`ミ「僕最後でいいですよ・・」
( ^ω^)「わかったお。じゃあ僕、ドクオ、ダクムの順番で決まりだお」
- 7 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:06:31.27 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「左手は添えるだけ」
ブーンはバスケットゴールに向かってシュートの構えをする
('A`)「外していいぞー」
( ^ω^)「うっせw気が散るお。黙ってるお!」
('A`)「おk牧場」
ミ´ФwФ`ミ「・・・」
( ^ω^)「ほっ」
ブーンが放ったボールはゴールに入らなかった
( ^ω^)「あっ!どチクショウがっ!!」
('A`)「やりぃw今度は俺の番だなww」
- 8 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:07:16.09 ID:/f0z24p50
- ドクオもシュートして入らなかった
('A`)「ちっくしょおおおおお!!!」
( ^ω^)「m9(^Д^)9mプッギャー」
('A`)「うるへえw次ははずさねえよw」
( ^ω^)「次はダクムの番だお」
ミ´ФwФ`ミ「あの・・ちょっといいですか?」
('A`)「ん?どうした?」
ミ´ФwФ`ミ「ブーンとドクオが今シュートしてはずしましたよね?もしここで僕が入れたら勝ちですか?」
('A`)「まあ、そうだな。もし俺が入れてたらダクムが次入れないと負けになるけど、ブーンも俺も入れていないから、
ダクムが次で入れたらダクムの勝ちになるな。先に入れたほうが勝ちっていうルールだし・・」
ミ´ФwФ`ミ「そうですか。わかりました」
ダクムはそう言ってシュートの体勢を構える
- 9 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:08:36.69 ID:/f0z24p50
- ダクムがゴールに向かってシュートする
その姿は華麗で、バスケットの教科書に書いてあるようなフォームだった
スパッ
( ^ω^)「おぉ!入ったお!!」
('A`)「マジかよ!」
ミ´ФwФ`ミ「どうも・・・」
ダクムはシュートして入ったにも関わらず、あまり喜んでいなかった
あまり喜怒哀楽を表に出さないようなのか、それとも何か企んでいるのか?
('A`)「くっそ!もう一回勝負だ!!さっきから負けっぱなしで腹の虫がおさまんねえぜ!ww」
( ^ω^)「どうせドクオは次も負けるに決まってるお!次は僕がカツオ君(勝つお)!www
ダクムも、もう一回やるかお?」
ミ´ФwФ`ミ「・・・いいですけど、次の勝負何か賭けませんか?」
- 10 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:10:00.89 ID:/f0z24p50
- ('A`)「賭ける?賭けるって何を賭けるんだ?」
ミ´ФwФ`ミ「そうですね。負けたほうは勝った方の言うことを聞くというのはどうですか?」
ダクムはニヤニヤと笑いながら言う
('A`)「・・・」
( ^ω^)「よっしゃ!その勝負のったお!」
('A`)「おい!ブーンちょっと来い!」
( ^ω^)「何だお?」
ブーンとドクオはダクムから少し離れたところでヒソヒソ話を始める
( ^ω^)「急にどうしたんだお?」
('A`)「あのダクムて野郎と普通にバスケするだけならよ〜、別によかったんだけど。賭けの入ったゲームとなると俺はごめんだ。
あのダクムて野郎、絶対企んでやがるぜ・・・」
( ^ω^)「そうかお?大人しくていい子そうだお」
('A`)「それはちげーよブーン。今は猫かぶってああいう感じに大人しくしてるだけだって!」
- 11 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:11:53.37 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「ん〜、ドクオがそう言うなら・・・」
('A`)「すまないなブーン」
ミ´ФwФ`ミ「何の話をしてるんです?」
いきなりダクムが後ろからブーンとドクオの間にのっそりと顔を出してきた
ヽ(ヽ^ω^;)「うひゃあっ!び、びびびびっくりしたな〜、もう〜」
ミ´ФwФ`ミ「すいません。驚かすつもりはなかったんですけど・・・」
( ^ω^)「いや、まあ別にいいけど・・・まあ、それは置いといて。フリースローの件だけど
賭けが入ったゲームはやめたほうがいいと思うお。さっきまで僕も乗り気だったのにごめんだお」
ミ´ФwФ`ミ「怖いんですか?」
( ^ω^)「いや、怖いとかじゃなくて・・・」
ミ´ФwФ`ミ「いいんですよ?逃げたって。そのかわり不戦勝で自動的に僕の勝ちとなりますが・・・」
- 12 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:13:49.60 ID:/f0z24p50
- ('A`)「何だよ。偉そうに!知らねえよそんなの!行こうぜブーン」
ドクオは後ろに振り向いた瞬間、背の高い男性が立ちふさがっていた
('A`)「何だよ!お前!そこをどけよ!」
ダクムの手下「それはいかんぜえ〜、もしお前がここを通りたかったらダクムさんと勝負するか、
ダクムさんの言う事を聞くかだあぁ〜」
('A`)「な!?」
ミ´ФwФ`ミ「そうですよ。ドクオ。要は勝てばいいんですよ。負ければ僕の言う事を聞いてもらうけど
勝てばそこを通してあげるし、何でもドクオの言う事を聞いてあげますよ」
('A`)「て、てめえ!まさか初めっから!!」
ミ´ФwФ`ミ「本当はこっちから声をかけるはずだったんだけど、まさかそっちから声をかけてくれるとは
願ったり叶ったりでしたよwww」
(;^ω^)「ドクオ、ごめんだお。僕のせいだお。僕が誘ったから・・・」
('A`)「ブーン・・・」
- 14 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:15:17.93 ID:/f0z24p50
- ('A`)「・・・よし!その勝負受けてたつぜっ!!そのかわり俺が勝ったら言うことを聞いてもらうからな!!」
ミ´ФwФ`ミ「わかってますよwwwフヒヒww」
(;^ω^)「ドクオ!いいのかお?」
('A`)「要は勝てばいいんだよ、ブーン。こっちは2人で向こうは1人だ。こっちに分がある!」
ドクオは何とか勝ってブーンに責任を負わせないようにしなくては、と思っていた。
そしてドクオのフリースローからはじまる
('A`)「くそっ・・・いざこういう賭け試合をすると緊張して手に汗が出てくるな・・・狙いが定めにくいぜ・・」
ミ´ФwФ`ミ「どうしたんです?早く投げてくださいよ〜センパ〜イwww」
('A`)「ちっ!調子にのってんじゃねーぞ!この口の形がwの野郎っ!!」
ドクオがシュートをうつ
('A`)「しまった!手元が狂った!!」
ドクオが投げたボールはゴールから外れてしまう
- 15 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:17:03.04 ID:/f0z24p50
- ('A`)「くそっ!!」
ミ´ФwФ`ミ「残念でしたね〜、セムパ〜イwww」
('A`)「ちっ!お前が焦らすからだ!!」
ミ´ФwФ`ミ「サーセンwwwフヒヒwwwww」
ミ´ФwФ`ミ「次は僕の番でいいっすかね?」
('A`)「ブーン、こいつが先に投げていいか?」
( ^ω^)「いいお」
ミ´ФwФ`ミ「どうも感謝します」
ダクムはフリースローの位置に立ちシュートの体勢を構える
その姿はシュートしても絶対外れないような、そんな印象を与えるような構えだった
- 16 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:17:35.67 ID:/f0z24p50
- ダクムが投げたボールは空中で綺麗な弧を描き、
そこだけ時が止まってるような感覚がしてドクオは背筋がぞくっとした
ダクムは投げたボールは綺麗にゴールに入った
('A`)「や、やばい!!」
ミ´ФwФ`ミ「じゃあ次はブーン。あなたの番ですねwwあなたが入れれるかどうかで決まりますよwww」
(;^ω^)「・・・」
('A`)「ブーン落ち着け!リラックスするんだ!賭けのことなんか忘れて自然体になれ!!」
ブーンはフリースローの位置に立つが挙動不審のような行動をしていた
どうやら自分のフリースローでこの賭けが決まってしまうと思うと、緊張しているようだ
(;^ω^)「うぅ・・何か入る気がしないお」
ミ´ФwФ`ミ「そういえば、ブーンとDQNは知り合いだったんですよね〜?・・・実は僕DQNの弟なんですよ」
(;^ω^)「え!?」
ミ´ФwФ`ミ「でね?最近、兄をみかけないな〜と思っで探していたら噂ではブーンとロシアンルーレットをして負けたとか・・・
いや、別にいいんですよ?負けた兄が悪いんですからwwでもね?一応あれでも僕の兄なんですよ。
だからこうやってね?兄の・・」
('A`)(まずい!!)
- 17 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:20:10.95 ID:/f0z24p50
- ('A`)「ブーン!!そいつの言う事を聞くな!!そいつはお前の集中力を欠かせようとしているんだ!!」
('A`)(フリースローは動揺している状態だと外してしまう!フリースローは自分がいかに落ち着いているかの勝負でもあるんだっ!!)
( ^ω^)「DQNの弟・・・もしこれで負けてしまうと前みたいな目に合うのかお・・・?でも、入る気がしないお・・・
駄目だお・・無理だお・・・」
ブーンは緊張とダクムの言葉で自分を見失っていた
その姿はもう負けの2文字がみえていた
('A`)「ブーン落ち着け!」
(;^ω^)「ハァハァ・・どうすればいいんだお、どうすればいいんだお」
('A`)「駄目だ・・俺の言っている事がブーンの耳に届いていない・・・」
( ^ω^)「入れないと・・入れないと・・・」
ブーンからみえている視界はゴール以外何もみえなくなっていて
ゴールから自分までの距離が果てしなく長く感じるようになっていた
(;^ω^)「ゴールまでの距離がいつもより遠く感じるお・・・どの力加減で投げればいいかわからないお・・・」
ミ´ФwФ`ミ「早くしてくださいよ〜、センパ〜イwww」
- 19 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:23:02.42 ID:/f0z24p50
- (;^ω^)「はあはあ・・・」
ブーンはいつものフリースローを思い出す。
フリースローと言ってもいつもの力加減で投げたら入る
そう思ってブーンは目を閉じる
('A`)「な!?ブーン、何してんだよ!!」
ミ´ФwФ`ミ「ヒャハハハッ!!諦めて神頼みですか〜?www」
( ^ω^)「うるせーっ!体が覚えてらっ!!」
ブーンは目を閉じたままシュートする
すると・・・
スパッ
ミ´ФwФ`ミ「なっ!?入っ・・・!!」
('A`)「マジかよ!?SUGEEEEE!!」
( ^ω^)「さあ!ダクム!!お前の番だお!!」
- 20 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:24:00.81 ID:/f0z24p50
- ミ´ФwФ`ミ「くっ!まさか入るとは・・・」
ダクムは少し動揺しつつもシュートをするがゴールに入れる
ブーンの番になり、さっきので落ち着きを取り戻したのかブーンもゴールに入れる
二人は連続でゴールで入れたのか、勢いがついて何回もゴールに入れていく
(;^ω^)「くっ・・なかなか決着がつかないお」
ミ´ФwФ`ミ「・・・そうですね・・じゃあこうしましょう。次からはフリースローのところから投げるんじゃなくて、
3Pのところから投げるというのはどうですか?」
( ^ω^)「・・決着がつかないし・・・わかったお。それでいいお」
('A`)「おいおい、大丈夫かよ。3Pから入れたことあるのかよ?」
(;^ω^)「・・・ないお。でもこのままだと決着つかないし・・・実は僕もう肩が限界が近いんだお」
('A`)「え!?大丈夫かよ!」
(;^ω^)「大丈夫だお。あと2、3球くらいは投げれるお」
- 21 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:24:40.97 ID:/f0z24p50
- ミ´ФwФ`ミ「ほっ」
ダクムが3Pからシュートする
さっきのフリースローより華麗で外れる要素がなかった
当然ゴールに入る
ミ´ФwФ`ミ「さあ、あなたの番ですよwwセンパ〜イwww」
(;^ω^)「・・・」
ブーンは3Pの位置に立ち、シュートの体勢を構えようとするが
肩に激痛が走る
(;^ω^)「ぐうっ!!」
(;^ω^)「ドクオにはさっき2、3球が限界だと言ったけど、本当はもう限界なんだお・・
肩がきちんと上がらないお・・・」
ミ´ФwФ`ミ「どうしました?センパ〜イw早く投げてくださいよ〜www」
( ^ω^)「こうなったら!!」
('A`)「おいブーン!何やってるんだよ!!」
ブーンは賭け試合をする前からドクオとフリースローの対決をして
投げ続けていたせいで肩が上がらなくなっていた
それでブーンは肩が上がらなければ別の方法で投げるしかないと思い、下から投げる方法を思いついた
- 22 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:26:33.76 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「もう肩がきちんと上がらないからこれしかないお。こんなフォームで投げたことないけど、
何故か不思議に入る気がするお・・」
( ^ω^)「ゴールをみて・・構えて・・・」
ブーンがゴールに向かって投げる
ボールはゴールに向かって一直線に向かっていった
('A`)「よしっ!これは入る!」
しかし・・・
バンッ!
('A`;)「!?」
ブーンが投げたボールが別のボールによって弾き飛ばされた
('A`)「なにいいいぃいぃいぃぃ!?」
看守「おい!お前達!もう外で遊ぶ時間は終わりだ!中に入れ!!」
- 23 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:27:53.98 ID:/f0z24p50
- ('A`)「ば、バカな!!この勝負は無効だ!!」
ミ´ФwФ`ミ「フヒヒwwボールはゴールに入らなかった・・・それは事実なんです
あなた達の負けですよww」
看守「これでいいんだろ?」
ミ´ФwФ`ミ「えぇ。約束のお金は後で払いますよw」
('A`)「な!?まさか・・!!」
ミ´ФwФ`ミ「イカサマをしたとでも言いたいんですか〜?フヒヒww違うね!本当に外に居られる時間は
もう本当に終わる時間なんですよww
しかも僕はまだ投げる余力があるのに、彼はもう投げるの限界だったぽいじゃないですか〜。
あのまま続けていても僕の勝ちは揺ぎ無かったと思いますよww」
(まあ決着がつきそうもない場合は看守に頼んでブーンを負かすように、と言っておいたけどw)
('A`)「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「じゃあ僕は部屋に戻るので・・ww」
('A`)「ま、待て!!」
しかしドクオの前にダクムの部下が立ちふさがる
('A`)「くっ!くそっ!!」
- 24 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:28:37.61 ID:/f0z24p50
- ブーン達はその日は自分の部屋に戻り、寝ることにする
( ^ω^)「ふうっ・・ボブがいなくなって部屋には僕一人で寂しいお・・・明日からどうなるだろ・・・?」
ブーンは明日からダクムに何をされるのだろうか?DQNみたいなことされるのだろうか?
などと不安になりつつ考えていたらいつのまにか寝ていた
〜ブーンの夢の中〜
そこは暗闇で何もない世界
そこにブーンは一人立っていた
(;^ω^)「ここはどこだお・・?」
??「やあ、ブーン」
( ^ω^)「どこからか声がきこえてきたお」
??「君は無実でこの刑務所に入っていると思っている・・しかしそれは違う・・・」
(;^ω^)「え!どういうことだお!?」
- 25 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:29:52.69 ID:/f0z24p50
- ??「私はいつも君をみている・・・」
(;^ω^)「あんたは誰なんだお!?」
??「私は・・・」
・
・
(;^ω^)「はっ!!」
まだ続きがありそうだったがブーンは途中で目が覚めてしまう
(;^ω^)「ゆ、夢?でも何だお?不思議に現実感があったあの感じは・・・?」
ドドドドドゴゴゴゴゴゴゴ
- 30 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:56:23.07 ID:/f0z24p50
- ジリりりりりり
朝の開房点呼が鳴る
( ^ω^)「ん?もう朝かお?お腹減ったし、着替えて食堂に行くお」
ブーンは食堂に着き、食器を取り終え食事を始める
( ^ω^)「いっただきまーす♪」
( ^ω^)「ハンバーガーうめえww」
ブーンは朝食をおいしそうに食べていると横にダクムが座ってきた
ミ´ФwФ`ミ「おはようブーン♪」
( ^ω^)「・・・」
ブーンは無視してハンバーガーを食べ続ける
ミ´ФwФ`ミ「・・・」
ゴッパーーン!
ダクムはいきなりブーンを殴ってきた
- 31 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:57:35.52 ID:/f0z24p50
- (;^ω^)「い、いきなり何するんだお!?」
ミ´ФwФ`ミ「お前よ〜、昨日のこと忘れたのか?勝負に負けたら言う事を聞くってのをよ〜。無視してんじゃあね〜よ〜」
( ^ω^)「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「何とか言え!!」
ダクムがブーンにボディーブローをくらわす
(;^ω^)「ぐうっ!!」
ミ´ФwФ`ミ「何でも言う事を聞くってことはよ〜、つまりお前が僕の子分になるってことなんだぜえ〜?
わかってんのか?」
ダクムがブーンの顔面にパンチをくらわす
(;^ω^)「ぐはあっ!!」
ミ´ФwФ`ミ「そうだ!俺このサラダ嫌いだからお前にやるよwwお前子分なんだから食えよwww」
- 32 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:58:14.15 ID:/f0z24p50
- (;^ω^)「い、いらないお!僕もサラダ嫌いなんだお!!」
ミ´ФwФ`ミ「子分が親分に逆らうんじゃねえ!!」
ダクムがブーンの後頭部を掴み、机に叩きつける
(;^ω^)「うああっ!!」
ミ´ФwФ`ミ「てめえよ〜、自分の立場わかってねえんじゃあねえのか〜?お前は昨日勝負に負けたから
しょうがないことなんだぜ〜?」
ダクムはブーンの顔を机にグリグリと押さえつけばがら言う
(;^ω^)「うぐぐぅ・・・」
ミ´ФwФ`ミ「なあんてなっww!!僕は優しいからなw今回は見逃してやるよwwwでもサラダは食えよwヒャハハハwww」
ダクムはブーンから手を離し、食堂を出て行く
(;^ω^)「うぅ・・・」
- 33 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:58:56.28 ID:/f0z24p50
- ブーンは食事を済ませて、食堂を出ようとしたら二人の囚人に呼び止められる
囚人「おい!ちょっとそこの君!」
( ^ω^)「え?僕のことかお?」
囚人「そうそう」
( ^ω^)「僕に何のようだお?」
囚人「いいからちょっと来てくれ。君にみせたいものがあるんだ」
( ^ω^)「?」
ブーンは囚人達に言われるがまま着いていく。
そこは農場の倉庫で周りに誰もいなかった
( ^ω^)「こんなところに何の用だお?」
囚人「くっくっくっ・・・」
囚人達はニヤニヤし始める
- 34 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 00:59:30.99 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「?」
囚人A「最近さ〜、ちょっとストレス溜まってるから殴らせてくんない?w」
(;^ω^)「え!?そんなの嫌に決まってるお!!」
囚人B「うるせえな〜、前はさ〜、ボブがいたからお前に手が出せなかったけど、ボブがいない今となってはお前を好き放題に
殴れるんだよww大体お前は前から目障りだったんだよ!語尾に「お」なんかつけやがって!!
流行るとでも思ってるのか!?ww」
(#^ω^)「う・・うるさいお!!」
ブーンは囚人Bに殴りかかる
囚人B「痛っ!!・・・てめえ〜〜〜っ!!」
囚人A「もういい!やっちまおうぜ!!」
囚人B「あぁ!もうプッツン来たぜっ!!」
囚人達がブーンにジリジリと近づいていく
(;^ω^)「や、やめるお・・・うあああああ!!!」
- 35 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 01:01:03.98 ID:/f0z24p50
- ブーンは囚人達にボコボコにされて地面に倒れこんでいた
( ^ω^)「う・・うぅ・・・痛いお・・」
囚人A「今日のところはこれで勘弁してやるわ!!www」
囚人B「それにしてもラッキーだったよなwwまさかボブがいなくなってたなんてww」
囚人A「あぁ、しかもダクムがこいつを好きなだけ殴ってもいいと聞いたときはびっくりしたよなwww」
囚人達は話しながらその場から去っていった
(;^ω^)「・・・こ、これも・・ダクムの仕業なのかお・・?」
ブーンは立ち上がり部屋に戻る
しかし部屋に戻ってみると・・・
(;^ω^)「な!?こ、これは・・・!?」
ブーンの部屋がひどく荒らされていた
- 36 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 01:03:17.82 ID:/f0z24p50
- ( ^ω^)「・・・」
ブーンは無言で自分の部屋が荒らされているのを片付ける
( ^ω^)「こんな生活が出所するまで続くのかお・・・?もう嫌だお。帰りたいお・・・」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「そういえばドクオはどうなったんだお?」
ブーンは部屋から出て、ドクオの部屋に向かう
すると・・・
( ^ω^)「!!」
(;^ω^)「ドクオッ!!」
('A`)「うぅ・・・ブーン・・・」
誰かにボコボコにされて部屋の前で倒れているドクオの姿があった
- 38 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 01:03:54.18 ID:/f0z24p50
- (;^ω^)「ドクオ!一体そのケガどうしたんだお!?」
('A`)「だ・・ダクムにやら・・れて・・・」
(;^ω^)「そ・・そんな・・・」
('A`)「う・・うぅ・・」
( ;ω;)「ドクオごめんお・・・僕がシュートを外したから・・僕のせいで・・・僕のせいで・・・」
('A`)「ブーン気にするな・・お前のせいじゃ・・な・・・」
(;^ω^)「ドクオ!!」
('A`)「・・・」
(;^ω^)「ドクオーーーーーッ!!!」
( ^ω^)「・・・」
ブーンにだんだんとダクムに対する怒りがこみ上げてくる
(#^ω^)「あ〜の〜、糞野郎〜〜〜っ!!!」
ブーンはその場から離れ、一直線にダクムのいる場所へ向かう
(#^ω^)「ダクムーーーーーッ!!!」
- 39 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 01:04:59.91 ID:/f0z24p50
- ミ´ФwФ`ミ「何だ?親分を呼び捨てにすんなよなwwダクムさんと呼べwww」
(#^ω^)「うるせーーーーーっ!!!」
ブーンはダクムに怒りの鉄拳をくらわす
ミ´ФwФ`ミ「ぐはあっ!!き、貴様!!親分に向かって何をするだっーーー!!」
(#^ω^)「うおおおおおおおおおおっっ!!!」
ミ´ФwФ`ミ「!?」
ブーンはダクムに襲い掛かかり、馬乗りになって何発も殴り続ける
(#^ω^)「うああああああああああっっ!!」
ミ´ФwФ`ミ「貴様みたいなカスにこのダクム様がーーーーーっっ!!!」
(#^ω^)「お前が泣くまで僕は殴るのをやめないっ!!!」
周りでそれをみていたダクムの部下達がブーンに殴りかかってきたが、ブーンはお構い無しにダクムだけを集中的に殴り続けた
- 40 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/02(金) 01:06:08.20 ID:/f0z24p50
- 看守「コラーーっ!!お前達何やってる!!」
ミ´ФwФ`ミ「ぐっ・・はあっ・・・」
(;^ω^)「はあはあ」
ブーンは争いをやめ、その様子を看守がみる
看守「お前達!こんな騒ぎを刑務所の中で起こすとは何事だっ!!お前達全員強制懲罰隔離房行きだっ!!」
囚人達「何ーーーっ!!」
( ^ω^)「・・・」
ブーンはまた強制懲罰隔離房に収容されてしまう
もうその日は疲れてこの先のこととか何も考えたくなかったので外が暗くなってきたらすぐに寝ることにした
その夜、ブーンは昨日と同じ夢をみる・・・
この夢は一体何を意味するのか?
第8話 完
To Be Continued
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