第8話

4 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:12:23.61 ID:hhXZICvJ0
第8話



いつもの集合場所に集まり大会会場へ。

ξ゚听)ξ 「デッキ何にしたの?」

('A`) 「この前、組めそうなデッキがあるって言ったじゃん。それ。」

ξ゚听)ξ 「バランスが悪いって言うデッキね。」

('A`) 「使ってみたいデッキを使うと言うことで。」

( ^ω^)「それが1番だお。」

('A`) 「悩んだけどな。」


会場到着。

5 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:13:47.39 ID:hhXZICvJ0
(´・ω・`)「いらっしゃい。」

( ^ω^)「今日も頑張るお。」

(´・ω・`)「2部は、初心者の多い3部とは違うから前回以上に頑張らないとね。」

( ^ω^)「あいつらに勝つためには負けられませんお。」

ξ゚听)ξ 「私も頑張らないとね。」

( ^ω^)「皆で1部に上がるお。」

('A`) 「俺の目標はとりあえず1勝だな。」


(´・ω・`)「1戦目が始まるよ。」

6 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:15:09.60 ID:hhXZICvJ0
1戦目の相手はコンボデッキ。
プロスブルームと言うそうだ。
実はコンボデッキとは初めての対戦だった。

1本目
順調に殴っていた。
つもりだったんだけど、コンボが決まり23点の《Consume Spirit / 魂の消耗》で負け。

2本目
相手から飛んできた2枚の《Blue Elemental Blast / 青霊破》。
そのままコンボが決まり負け。

『何もできなかった』と言うのが僕の感想。
何もできなかったわけじゃないんだろうけど、正直そんな感じに思えた。

7 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:16:06.34 ID:hhXZICvJ0
( ´ω`)「いきなり負けちゃったお。」

(´・ω・`)「初戦負けは厳しいね。」

( ´ω`)「何かデュエルした感じがしませんでしたお。」

(´・ω・`)「相手のデッキはどんなデッキだったんだい?」

( ´ω`)「コンボデッキでしたお。」

(´・ω・`)「なるほどね。それに確かブーンのデッキにはコンボを妨害するカードも入っていなかったしね。」

( ´ω`)「やっぱりコンボデッキが最強ですお。」

(´・ω・`)「そんな事はないよ。クリーチャーデッキとは違う欠点がある。」

( ^ω^)「欠点って何ですかお?」

8 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:17:34.44 ID:hhXZICvJ0
(´・ω・`)「1番大きな欠点はキーカードに依存することかな。」

( ^ω^)「キーカードですかお?」

(´・ω・`)「ブーンのデッキは20体以上のクリーチャーが入っているよね。」

( ^ω^)「ゴブリンだらけですお。」

(´・ω・`)「そしてクリーチャーは1/1のクリーチャーでも20回殴れば勝てるだろ?」

( ^ω^)「そうですお。」

(´・ω・`)「でもコンボデッキはデッキの中に4枚しか入っていないキーカードを引かないと絶対に勝てないことが多いんだ。」

( ^ω^)「同じカードは4枚しか入れられませんお。」

9 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:18:44.98 ID:hhXZICvJ0
(´・ω・`)「それにキーカードを引いても、今度は相手に対処されてしまうかもしれない。」

( ^ω^)「対策カードですかお?」

(´・ω・`)「基本的な事だと、まずキーカードを捨てさせる。」

( ^ω^)「黒の得意技ですお。」

(´・ω・`)「キーカードを打ち消す。」

( ^ω^)「打ち消しは青ですお。」

(´・ω・`)「場に出たキーカードを破壊する。エンチャントなら緑や白だね。」

(;^ω^)「赤はないんですかお?」

(´・ω・`)「アーティファクトやクリーチャーの除去は得意だね。ただコンボに対して一番弱い色だと思うよ。」

(;^ω^)「どんどん絶望的になるお。」

(´・ω・`)「赤は土地破壊が強いから、土地を壊して相手に何もさせないって事もできるけどね。」

10 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:21:19.69 ID:hhXZICvJ0
(´・ω・`)「逆にコンボの利点は、基本的にカードがそろってしまえば勝利できること。」

(;^ω^)「さっき一気に20点以上削られましたお。」

(´・ω・`)「クリーチャーでライフを削られても0になる前にコンボがスタートできれば勝てる。ライフが1対20からでもね。」

(;^ω^)「僕も頑張ってゴブリンで攻撃してたけど負けましたお。」

(´・ω・`)「コンボデッキとのデュエルする時は、キーカードが揃うか揃わないか。
       相手のキーカードが揃う前に相手を倒せるかどうか。
       だから、クリーチャーデッキ同士のデュエルとは全く違う内容になるのさ。」

( ^ω^)「だから不思議な感じがしたんですかお。」

ショボンに色々教えてもらったけれど、1敗した事は変わらない。
1部へ上がるためにはもう負けられない。

11 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:22:51.00 ID:hhXZICvJ0
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブ---ン

( ^ω^)「おいすー。皆は勝ったかお?」

ξ゚听)ξ 「勝ったわよ。」

('A`) 「俺も。」

(;^ω^)「じゃぁ負けたのはブーンだけかお?」

ξ゚听)ξ 「あんた負けたの?」

(;^ω^)「善戦はしたお。」

('A`) 「どんなデッキだったんだ?」

(;^ω^)「コンボデッキだお。
       土地が無くなったと思ったら土地が増えて、
       手札が無くなったと思ったら手札が増えて、
       マナが無くなったと思ったらマナが増えて、
       20点ドレインされたお。」

ξ゚听)ξ 「はぁ!?」

12 : フート(青森県):2007/04/11(水) 20:24:27.88 ID:hhXZICvJ0
1回戦負けたのは僕だけだった。
皆には勝ってもらいたいけど、ちょっぴり寂しかった。

さっきのデュエルだって善戦していた…と思う。
勝ちたい。
負けられない。
負けたら、あいつらから離れてしまう。

僕は気を引き締め第2戦へ向かった。



第8話、終わり


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