第7話
- 7 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:12:31.21 ID:uaDNgMcB0
- 第7話
大会が終わってから1週間が過ぎた。
僕とドクオは相変わらずバーボンハウスへ通っていた。
ツンも時間がある時は良く来てる。
そんな時ある問題が浮上。
僕じゃなくてドクオ。
('A`) 「デッキどうすっかなぁ。」
( ^ω^)「まだ決まってないのかお?」
('A`) 「ピンと来るデッキがないんだよなぁ。」
( ^ω^)「僕は決まってるお。」
('A`) 「お前はな。」
( ^ω^)「僕は優柔不断じゃないお。」
ξ゚听)ξ 「あんたは他にカード持ってないでしょ。」
('A`) 「悩む必要がないからな。」
(;^ω^)「そんなことないお。」
- 8 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:14:12.73 ID:uaDNgMcB0
- ξ゚听)ξ 「ドクオってコンボ好きなんでしょ?」
('A`) 「そうだけど?」
ξ゚听)ξ 「ドクオがコンボデッキ使ってる所見たことないんだけど。」
( ^ω^)「そういえば僕も見たことないお。」
('A`) 「そうだっけ?」
ξ゚听)ξ 「コンボ好きならコンボデッキ使えば良いじゃない。」
('A`) 「簡単に言うなよ。」
( ^ω^)「どうしてだお?」
('A`) 「強いコンボデッキ作るにはレアカードが無いと結構厳しいんだよ。」
- 9 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:15:34.04 ID:uaDNgMcB0
- (´・ω・`)「確かにコモンとアンコモンだけでコンボデッキ組むのは大変だよね。」
( ^ω^)「僕のデッキはほとんどコモンとアンコモンだお。」
('A`) 「むしろレアが1枚だけだけどな。」
(´・ω・`)「レアの入っていないコンボデッキを探す方が大変だからね。」
( ^ω^)「そんなにレアが必要ならコンボデッキが最強なのかお?」
(´・ω・`)「そう言うわけじゃないよ、コンボに使えるような特殊なカードがレアに多いのさ。」
( ^ω^)「ブーンはコンボデッキ使う気がないから別に良いお。」
('A`) 「あー、どーすっかなー。」
こんな感じでドクオは大会で使うデッキが全く決まっていないのだ。
- 10 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:17:37.06 ID:uaDNgMcB0
- ('A`) 「組めそうなのは1つあるんだけどさ。」
ξ゚听)ξ 「そうなの?じゃぁそれで出たら良いじゃない。」
('A`) 「けどなぁ…。」
( ^ω^)「そのデッキ弱いのかお?」
('A`) 「いや、はまれば強いよ。ただ穴も大きい。」
ξ゚听)ξ 「バランスが悪いのね。」
('A`) 「パーミと当たるとまず勝てない。」
( ^ω^)「赤が白と当たるようなものなのかお?」
('A`) 「もっとひどいよ。10回やって1回勝てば良いと思う。まぁコンボデッキってそう言うもんだけど。」
ドクオは色々悩んでいたけれど、僕とのデュエルにはいつも付き合ってくれた。
- 11 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:19:13.65 ID:uaDNgMcB0
- 僕のデッキはこの前の大会で大きく変わった。
デッキの動きがシビアになったと思う。
《Fireblast / 火炎破》や《Goblin Grenade》を対戦相手に叩き込んで勝てる場面なら問題ない。
そうできない場面の判断が難しい。
自分の手札もパーマネントも全て火力にしてしまう感じのデッキだから、1度計算が狂うと立て直すことは不可能に近い。
対青でも《火炎破》打ったらカウンターされてしまい、土地が0枚なんて事もある。
なにしろ場も手札もすっからかんなんて事は珍しくない。
今まで以上に相手の手札を読まなければならないことが多くなった。
1点の争いになった時が大変になった感じかな。
こんなじゃじゃ馬なデッキだけれど、そこが楽しい部分でもある。
もっとこのデッキを使いこなしたい。
ゴブリン達と勝ちたい。
何よりMTGが面白い。
僕は毎日のようにデュエルした。
- 12 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:20:45.07 ID:uaDNgMcB0
- 大会1週間前。
僕は相変わらずゴブリンデッキでデュエル。
大会へは間違いなくこのデッキで出る。
ツンは次の大会もエンジェル・ストンピィで出るみたい。
ショボンもデッキパワー、メタどちらを考えても十分に勝てるデッキだと言っていた。
そしてドクオ。
('A`) 「マジどーすっかな。」
まだ決められずにいた。
- 13 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:22:34.60 ID:uaDNgMcB0
- ξ゚听)ξ 「ドクオ、ホントにどうすんの?」
('A`) 「どうする?」
ξ゚听)ξ 「私に聞いたってどうしようもないでしょ。」
('A`) 「だよな。」
( ^ω^)「黒ウィニーじゃダメなのかお?」
('A`) 「ダメじゃないんだけどさ。」
ずっとこんな感じ。
ξ゚听)ξ 「使いたいデッキ使ったら良いじゃない。」
('A`) 「やっぱりそうかなぁ。」
ξ゚听)ξ 「使いたいデッキなら負けても諦めつくし。」
('A`) 「う〜ん。」
( ^ω^)「使いたいデッキが1番だお。」
('A`) 「(確かにあのデッキは使ってみたいデッキなんだけど…ショボンに相談してみるか。)」
- 14 : 上祐派(青森県):2007/03/26(月) 21:23:54.40 ID:uaDNgMcB0
- 大会前日。
('A`) 「ショボンさん。」
(´・ω・`)「なんだい?」
('A`) 「…このカード買いたいんですけど。」
(´・ω・`)「なるほど。ドクオの使いたいデッキってこれだったのか。」
(*'∀`) 「プロキシ使って回してたんですけど、決まった時の豪快さがキモチヨクテ。」
(´・ω・`)「わかったよ、準備しておく。ところで今夜…どうだい?」
こうして僕達は大会をむかえたのだった。
第7話、終わり
前へ 次へ 目次