第1章・第4話
- 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:41:09.18 ID:uBEaG51tO
- ('A`)「カード使用。リセット。そしてカウント。90」
A「91、92、93」
B「94、95、96」
C「97、98、99」
('A`)(勝負・・・!!)
('A`)「カード使用!!パス!!」
ドクオは自分の才能とする洞察力から予測をしていた。
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:42:04.14 ID:uBEaG51tO
- ('A`)(グルだというのは分かる。完全に数字を俺に言わせるようにカードどカウントが動いてやがる・・・
カードの不審な使い方からも考えてそれは確実だ。チーム内でのカード交換がルール違反には載っていない。そして・・・)
('A`)(そして恐らくBはあの話しかけて来た男だ!!何故ならこの『パス』・・・独裁者が持つべきカードだからだ!!)
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:44:02.72 ID:uBEaG51tO
- 『パス』。このカードは『自分以外の他の誰かに順番を飛ばす』。
つまりラスト99になった時このカードを使用するならば自分だけは助かるのである。その自分勝手なカードとあの一際目立つ体格と態度からは重なるところがあったからだ。
('A`)(そうなると『パス』のカードを後二枚持っている確率は数段跳ね上がる。)
- 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:45:53.00 ID:uBEaG51tO
- 予想さえあっていれば他の事も分かってくる。もしどちらかに『リセットだけ』持っている者がいれば『ステップかスロウしか』持っていない者がいる事になる。
読者のみなさんは分かっているだろうが、つまりパスの矛先が弟者に向けられれば ドクオの勝ち という訳である。
しかし『パス』はBプギャーに向けられた。
B「カード使用。パス。」
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:47:11.99 ID:uBEaG51tO
- ('A`;)(よし・・・!!これで俺以外のどちらかにぶつかれば・・!!)
カウント数:99
Aリセット×2
Bパス×1
Cステップ×2
・・・順番はAに飛んだ。
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:48:40.65 ID:uBEaG51tO
- ('A`;;)(どうなんだ・・・アウトか・・・??)
A「カード使用。リセット。そしてカウント。90、91、92」
(#'A`)「クソがっ・・・!!」
( ^Д^)「クハハハハ。これで俺達の勝ちだ。カードばバラバラに配布されている。残りのカードはスロウかステップ、勝ち目はなくなった!!!!」
笑い声がこだまする。
(´<_`#)「何笑ってやがるあの野郎!!下手すりゃ俺が危なかったのわかってねぇだろ・・・まぁいい。勝ちは勝ちだからな。」
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:51:51.55 ID:uBEaG51tO
- B「・・・ククク。残念だったなwww」
スピーカーを使いプギャーはドクオに話しかける。
(;'A`)「うるさい・・・どうなるかまだわかんないだろう。」
B「もうどうにもならないんだよww仕方ない。おなさけで使ってやろう。カード使用。パス。」
(#´_ゝ`)(´<_`#)「あのバカ!!!!」
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:53:22.28 ID:uBEaG51tO
-
普通ならここで劇的な状況が生まれるのが漫画なのだろう。だが
C順番はに飛んだ。
C「カード使用。ステップ。96、97、98、・・・99。」
三人は勝利を確信した。
- 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 18:58:50.16 ID:uBEaG51tO
-
その時だった。
( A )「カード使用。リセット。カウント。90、91、92」
ABC「「「!!!!」」」
三人には解らなかった。なぜバラバラに配布されているはずのカードが、と。
(#^Д^)「あの時のもう一人の男か!!」
三人は気付き怒る。
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 19:00:23.21 ID:uBEaG51tO
- A「・・・93、94、95!!」
B「96、97、98」
C「99。・・・手間とらせやがって!!」
( A )「カード使用。パス。」
(;^Д^) (;´_ゝ`) (´<_`;)「「「!!!??」」」
(#^Д^)「ふざけるな!!何故お前4枚もカードを持っている!!?ルール違反じゃないのか?!!」
('A`)「それがルール違反だとは聞いてないが??」
不意にスピーカーから声がする。
「ルール違反にはならないよ。これは心理戦だからね。黒服達に注意されてないなら違反にはならないよ。」
この声は恐らくモララーだろう。
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 19:02:00.93 ID:uBEaG51tO
- 時間は少し前に遡る。
('A`)「いいかヒッキー。まずお前のカードを全部俺によこすんだ。」
(-_-;)「そ、そんな事したら僕は地獄を見る事になるじゃないか・・・」
('A`)「ただとは言わない。この600万をお前にやる。」
(-_-)「!!」
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 19:04:32.79 ID:uBEaG51tO
- ('A`)「お前はただ適当にゲームをこなしてればいい。負けたとしてもその600万でリングの借金を払えばいいんだからな。」
(-_-;)「そんな・・・もしドクオが負けちゃったr」
('A`)「大丈夫だ。俺に6枚カードがあればなんとか切り抜けられるはずだ。
あいつらが俺のカードは三枚しかないっていう概念さえ持っていれば・・・充分戦える。」
('A`)「それに俺が勝ったら残り400万は俺の物、ヒッキーは負けても大丈夫って事で一石二鳥にも三鳥にもなる。」
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 19:07:12.23 ID:uBEaG51tO
-
('A`)「お前らが甘く見たのが勝負の分かれ目だったんだよ。おかげで五分五分、しかも6枚すべて使う必要もなかった。」
そう。順番はBのプギャーに飛んでいた。彼が生んだ油断がそのまま自分に帰ってきた事になったのだった。
『第三フロアの敗者が決定しました。敗者はB。敗者はBです。』
- 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 19:09:12.89 ID:uBEaG51tO
-
狭苦しい建物からでてきたドクオ。と言ってもホールも充分狭苦しいのだが。
出て来るなりドクオは黒服達に目隠しされた。不意に叫び声。その主はプギャーだった。
(# Д )「チクショーあの糞虫が!!!チクショー!!!」
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 19:10:34.97 ID:uBEaG51tO
- これから敗者はどうなるんだろう・・・
('A`;)「・・・・・」
考えるだけで恐怖が襲う。
とにもかくにも予選通過。彼は勝者の一人になった訳である。
ドクオVSプギャー、流石兄弟
勝者:ドクオ
第4話 終了
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