第1章・第3話
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 16:44:00.55 ID:uBEaG51tO
- 個室のような造りのそこには、椅子、机のがあり、マジックミラーからは番号の書いた壁が見渡せた。自分の番号は1らしい。
※図のようになっている。
右上にあるのはスピーカー。@はカード挿入口。Aはカード使用の際のボタン。上の図は個室。●はカードを捨てるダストシュートのような物。
ドクオからカウントは始まった。
('A`)「1、2、3」
A「4、5、6」
最初は単純なもので、次々と数は数えられていく。
- 73 名前:>>71ちゃんと見れないようだったら教えてください:2007/12/29(土) 16:46:51.84 ID:uBEaG51tO
- 60を数え終わった後動きが見え始める。
A「カード使用。リセット。そしてカウント。51、52、53」
数は残り53までに戻る。
('A`)(大切なカードをここで使ってきたということは・・・仲間に対するサイン!!)
試合が動き始めた。
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 16:49:12.45 ID:uBEaG51tO
- ('A`)(誰が誰だという事は気にしなくてもいい。重要なのは誰が何のカードを持っているのか予想する事だ・・・)
一呼吸置く。
A( ´_ゝ`)(これで俺が誰か分かっただろう・・・)
彼ら三人の作戦は混乱することのないようシンプルな作戦だった。
カードをなるべく使いたくはないのだが、相手がどのカードを持っているか解らない。
相手の出し方によってはチームとして成り立たないのは充分分かっていた。そこで考えたのは『同じ種類カードだけ持つ』。
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 16:50:38.32 ID:uBEaG51tO
- こうすることでそれぞれが誰かわかる。それさえ判明すればカウントはどうにでも操作できるし、相手にバレたとしても関係なく事を進める事ができるからと踏んだからである。
短時間で考えついた1番やりやすい作戦だった。
A( ´_ゝ`)(すぐに二回カードを使用すれば完全に誰が誰かわかる。
そうなるとカードを持ってるターゲットが有利になる。だから勝負する前の浅いカウントで判別をつけるという訳だ。)
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 16:52:21.49 ID:uBEaG51tO
-
('A`)(とりあえずはAの奴は残り二枚になったと考えていい。)
B( ^Д^)「カウント。54、55、56。そしてカード使用。パス。」
('A`;)(!!パスをここで使うのか!?)
自分以外の他の誰かに順番を回す『パス』。これがおそらく勝負の鍵だろう。
それを今使うということは完全にカードをサインに使用しているという証だった。
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 16:53:39.85 ID:uBEaG51tO
-
ドクオのボタンが光る。つまりパスはドクオに回ってきたという事になる。
('A`;)(まずいな・・・ここでカードを一枚ずつ減らして欲しかったがCの順番を飛ばして俺にきたって事は・・・)
つまり自分が誰か分かってしまう事を意味していた。
(;'A`)「・・・57、58、59」
ABC「「「!!!!」」」
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 16:56:01.72 ID:uBEaG51tO
- (´<_` )(これで@が奴だと分かった訳だ。ククク、一枚得したぜw)
カウント状況:59
Aリセット×2
Bパス×2
Cステップ×2スロウ
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 17:02:37.19 ID:uBEaG51tO
- 59からのスタート。もういらぬところでカードを使う必要の無くなった彼らは淡々とカウントを始める。
('A`)「84、85」
A「86、87、88」
B「89、90、91」
('A`;)(ここからが勝負・・・!!)
C「カード使用。スロウ。カウント。92、93、94」
('A`)「95」
A「96」
B「97」
C「98、99」
この時点でスロウの効果はなくなる。
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/29(土) 17:10:01.59 ID:uBEaG51tO
- カウント数:99
Aリセット×2
Bパス×2
Cステップ×2
第3話終了
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