( ^ω^)カウボーイなようです 【9th:流石な奴ら 前編】

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:46:29.17 ID:QQ0nv8cZO


はずれの町、マラスキーノを見下ろす崖の上に三人が立つ。


从 ゚∀从「作戦はドクオが言ったやつで行くんだよな?」


( ^ω^)「だおね」


('A`)「正午からだな。あと三時間はあるけど……」


从 ゚∀从「よっしゃ、寝る!」


( ^ω^)「寝るお〜」

ブーンとハインはそそくさと昼寝の準備を始めた。


(;'A`)「緊張感無しだなおい……」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:46:51.64 ID:QQ0nv8cZO

【9th:流石な奴ら 前編】



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:48:08.55 ID:QQ0nv8cZO


正午


('A`)「起きろ……」


( -ω-)「ムニャムニャ」


从 -∀从「う〜ん……」


('A`)「お〜い、起きろ〜」


( -ω-)「ピッツァだらけだお〜」


从ぅ∀从「んぁ……? 何だ?」


('A`)「起きたか……、あと一人だ」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:51:51.43 ID:QQ0nv8cZO


(;-ω-)「ぴ……、ピッツァのモンスターが来るお〜」


('A`)「お〜い、起きろ〜」


从 ゚∀从「ピッツァのモンスタァ?」


('A`)「ひっぱたくか」

ドクオがブーンを叩き起こそうと近寄る。


(;゚ω゚)「ギャアアアアアアアアアア!!」

突如、ブーンは叫び声を上げながらガバッと体を起こした。



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:53:11.12 ID:QQ0nv8cZO


( ^ω^)「お? 二人共どうしたんだお?」

傍らで耳を塞いでひっくり返るドクオとハイン。


(;'A`)「いきなり大声出すなよ……」


从 >∀从「耳がキーンてなったwww」



−−−



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:57:17.62 ID:QQ0nv8cZO


三人はマラスキーノの入り口に立つ。


从 ゚∀从「さ〜て……」


( ^ω^)「準備はおkだお」


('A`)「行くか……」

三人はマラスキーノの町へ足を踏み入れ、暫く町の真ん中を通る道を進んでいくと何か違和感を覚えた。


( ^ω^)「妙だお……」


('A`)「人の気配が無い」

町の中心まで来たというのに敵の気配は愚か、町人すら見あたらない。


从 ゚∀从「言われてみると、確かに……」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 21:59:40.65 ID:QQ0nv8cZO


そのとき、何処からか声が聞こえてきた。


( ´_ゝ`)「それは!」


(´<_`;)「俺たちが……、答えよう」

建物の屋上にサスガ兄弟が姿を現した。

だが、片方の顔色が芳しくない。


( ´_ゝ`)「どうした弟者、顔色悪いぜ?」


(´<_`;)「触るな兄者! 俺に触るんじゃあねえええ!」


( ´_ゝ`)「スマンなお前等、ちょっと待っててくれ」


(´<_`;)「来るなあああああ!!」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:01:04.30 ID:QQ0nv8cZO


(;^ω^)「あれは何だお?」


('A`)「さぁ、見当が付かんよ」


从 ゚∀从「……」

その様子に呆気にとられていると、銃声と共にサスガ兄弟の足下のレンガが砕け散った。


(;´_ゝ`)「うおっ!?」


(´<_`;)「危なっ!?」


(#´_ゝ`)「何しやがる!」


(´<_`#)「ふざけんなコラ!」


从 ゚∀从「さっさと言えよ。焦らされるのが大嫌いなんだ……」

ハインはそう言いながら銃口から立ち上る細い煙をフッと吹いた。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:03:45.98 ID:QQ0nv8cZO


(´<_`#)「あいつ……、女のくせにナメやがって!」


( ´_ゝ`)「落ち着けよ弟者、相手は美人さんだ」


(´<_` )「あぁ、クレバーにか……。ただ、美人は関係ないと思う」


( ´_ゝ`)「とりあえず、もうゲームは始まってるんだぜ?」


(´<_` )「とでも言っておこうか」


( ^ω^)「ゲーム?」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:05:22.71 ID:QQ0nv8cZO


( ´_ゝ`)「何故、お前達を町の中心まで楽に来させたのか……」


('A`)「……」


(´<_` )「何故、町に誰も居なかったのか……」


从 ゚∀从「……」

サスガ兄弟を一発で仕留められる距離にまで出てこない事、町に人の気配が無かった事、
町の中心まで僕たちを素通りさせた事……。


从 ゚∀从「面倒だ……。直接そっちまで行ってやる」


( ´_ゝ`)「ん〜……、ここまで言って気づかないのかね?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:06:49.09 ID:QQ0nv8cZO


(´<_` )「もうお前達詰んでるんだぜ?」


(;^ω^)「まさかっ……!」


(;'A`)「ハイン、止まれ!」

制止を聞かずにハインが前へ踏み出す。

それと同時に背後から銃声が鳴り響いた。


从;゚∀从「くあっ!?」

飛び散る鮮血、一発の銃弾がハインを襲
った。



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:08:44.89 ID:QQ0nv8cZO


(;'A`)「ハイン!?」


从;゚∀从「くっ……」

ドクオがハインに駆け寄る。


(;^ω^)「僕らは既に……」

辺りから徐々に殺気が漂い始める。


(;^ω^)「逃げ道を失ったのかお……」

路地からは拳銃やライフルを携えた物達がゾロゾロと姿を現す。



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:09:16.04 ID:QQ0nv8cZO


( ´_ゝ`)「俺たち」


(´<_` )「本当に」


( ´_ゝ`)b「「流石だよな!」」d(´<_` )

サスガ兄弟は僕らの状況を見ながら不適に笑った。




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/11(日) 22:10:20.01 ID:QQ0nv8cZO

【9th:流石な奴ら 前編】 fin




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