第一話
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:39:15.45 ID:0IkOe2X/0

キーンコーンカーンコーン

( ^ω^)「ふう、かったりいガイダンスだったお」


( ^ω^)「それにしても大学は広いお」


ネエ、キミキミ、ウチノサークルハイラナーイ


( ^ω^)「それにしても勧誘がすごいお。全然人が通れないお」


( ^ω^)「……」


( ^ω^)「特にやりたいことがないお……」




2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:40:03.08 ID:0IkOe2X/0


( ^ω^)が大学体育会に入るようです


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:41:08.52 ID:0IkOe2X/0
^ω^)「2chだととりあえず運動系と文科系に入るようにかいてあったお」


( ^ω^)「確か渡された冊子が……」


パラパラ


(;^ω^)「すげえサークルの数だお」


モシモーシモシモーシ


( ^ω^)「ん?」


(*゚ー゚)「こんにちは」


( ^ω^)「こんにちはだお」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:42:09.56 ID:0IkOe2X/0
(*゚ー゚)「サークルとかってもう決めましたか?」


(*゚ー゚)「うちの所の勧誘なんですけど」


( ^ω^)(……)


(*゚ー゚)「もしよかったら話、聞いてかない?」


( ^ω^)(男子高時代には考えられなかったことだお……)


( ^ω^)(女の子が近くにいる……当たり前のことがこんなに新鮮だなんて)


( ^ω^)(高校時代から心機一転、大学では一花咲かせるお)


(*゚ー゚)「ん?どうしたの?他に見に行きたいところとかあるのかな?」


( ^ω^) ハッ


( ^ω^)「見学に行きたいお」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:43:07.71 ID:0IkOe2X/0

ドーンビターンバシ-ン


(;^ω^)(まさか大学にこんなに本気でスポーツをやっているところがあるとはおもわなかったお)


(;^ω^)(しぃさんには悪いけどこんなことはやりたくないお)


( ^ω^)(おいらのいるところはここじゃないお)


('A`)「……」


( ^ω^)(隣で見学してるこいつも何考えてるかわかんないお)


('A`)「……」


(*゚ー゚)「あ、そろそろ練習が終わるよ。」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:46:08.76 ID:0IkOe2X/0
キオツケッレイッアリガトッシター

( ´∀`)「やあ、君たち」

( ´∀`)「俺は主将のモナーだ」

( ´∀`)「見ての通りうちの部は人数が少なくてね。部員が非常にほしい」

(;^ω^)(確かに普通はこんなことやらないお)

( ´∀`)「かといって無理に君たちを入れるつもりもない」

( ´∀`)「やめるだけだしな」

(;^ω^)(絶対ここはきついお。絶対入らないお)

('A`)「……」

( ´∀`)「とりあえず、体験してみるかい?」

('A`)「ハイ」

('A`)「ヤッテミタイデス」

( ´∀`)「お、そうか。内藤君はどうする?」

( ^ω^)「」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:49:28.64 ID:0IkOe2X/0
…………
……


( ^ω^)「」

('A`)「」
 
( ´∀`)「声も出ないようだな」

(*゚ー゚)「最初はみんなそうですよ。」

( ´∀`)「きつかったろ。最初はだれでもそうだ」

( ´∀`)「だけど最初にぬるい練習をして君たちを騙すようなことはしたくなかったんだ」

( ´∀`)「今日は悪かったな。明日、もしまた来たくなったら来てくれ」

( ^ω^)(絶対来るわけないお……)

('A`)(……)

(*゚ー゚)「二人とも、無理しないでいいからね」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:52:59.29 ID:0IkOe2X/0
( ^ω^)「明日はいろいろ回るお。今日のところはもう行かないお」

('A`)「入らないの……?」

( ^ω^)「あんなところに入るわけないお。おいらはワークライフバランスを大事にする男だお。」

('A`)「僕は……」

( ^ω^)「でもあのマネージャーはかわいかったお」

( ^ω^)「運動しないでマネージャーと付き合えるところに行きたいお」

('A`)(……)


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:54:36.17 ID:0IkOe2X/0

――翌日

(#^ω^)「女の子に話しかけても全く話してくれないお」

(#^ω^)「ドクオは昨日の所にいくし、まるでおいらがぼっちみたいだお」

(#^ω^)「納得いかないお」
 _
( ゚∀゚)「やあ」

( ^ω^)「どこのサークルだお?」
 _
( ゚∀゚)「ははは。ばれちゃってるのかー。うちはバンドをやってるんだよー」

( ^ω^)「かわいい子はいるかお?」
 _
( ゚∀゚)「いっぱいいるよー」

( ^ω^)「見学に行くお」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 03:57:45.58 ID:0IkOe2X/0
………
……



(; ^ω^)「みんな彼氏持ちじゃ意味がないお」

( ^ω^) ハッ

( ^ω^)「あれは……」

川 ゚ -゚)「ドクオ君はなんでここに入ったの?」

('A`)「それは……」

川 ゚ -゚)「あたしはずっとマネージャーをしてきたから。頑張ってる姿を見るのが好きなの。」

川 ゚ -゚)「特にここの部は少数精鋭だし、部員のほとんどが初心者。それでも結果をだしてるわ」

川 ゚ -゚)「良い部だと思うわ」

(*゚ー゚)「あら、入ったばかりですっかりマネージャーね。」

('A`)「僕はその……ゴニョゴニョ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 04:00:09.64 ID:0IkOe2X/0
(# ^ω^)(ドクオがあんなにかまわれてるのはゆるせないお)

(# ^ω^)(それにドクオは昨日おいらよりも運動神経は悪そうだったお)

( ^ω^)(……)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/18(土) 04:03:59.84 ID:0IkOe2X/0
( ´∀`)「結局入ってきてくれたのは君たち三人か」

( ´∀`)「きついとは思うが一緒に頑張っていこう。頑張った先には素晴らしいものが待っているぞ」

('A`)「ハイッ」

( ^ω^)「わかったお。無理せずに頑張っていくお」

川 ゚ -゚)「選手ではないですが、自分にできることをやります」

( ´∀`)(うちの部は存続が怪しいような小さな部だ……)

( ´∀`)(それでも部員は入ってきてくれた……。俺もいいとこ見せてやらないとな……)

第一話 終わり

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