本編
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:06:18.68 ID:1rzONcvBO
俺はものごころついた時には既に変な体質だった。小さい時からそのせいで人とうまくコミュニケーションがとれない。くだらない言葉だって大切な言葉だって発する言葉全てが伝わらない。
どういう意味かって?
つまり…俺の言葉は全て“嘘”になってしまうんだ。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:07:36.65 ID:1rzONcvBO
('A`)(あー今日もだるい)
('A`)(なんで俺大学なんかに入ったんだろ)
('A`)(したいこともない。やりたいこともない。)
('A`)(ましてや…)

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:11:10.11 ID:1rzONcvBO
( ・∀・)「ねえ、君欝田くんだよね」
('A`)(…なんではなしかけてくんだよ)
( ・∀・)「…無視?」
( ・∀・)「すごいひどいこというんだってね君」
( ・∀・)「ツンから聞いたんだ」
('A`)「…」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:15:33.60 ID:1rzONcvBO
( ・∀・)「君みたいな奴に、あのツンが告白したって言うのに…」
( ・∀・)「君は最低だよ」
('A`)(うるさい。俺の気も知らないくせに…)
('A`)(…俺だって本当は)
('A`)「ツンなんて大嫌いだ!」
( ・∀・)「!」
('A`)(あ…やっちまった…)

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:18:47.63 ID:1rzONcvBO
俺は本当はツンが好きだった。
ていうか、大好きだ。
だけど俺はこの気持ちを彼女に伝える事ができない。
何故なら、俺の言葉は全部“嘘”になってしまうからだ。
こんなに好きなのに、彼女に告白されてあんなに嬉しかったのに、俺は…

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:25:45.52 ID:1rzONcvBO
( ・∀・)「…」

冷たい目で俺を見てくる。
俺はこいつが誰かを知ってる。
ツンのお兄さんだ。名前は知らないが昔ツンがお兄ちゃんと呼んでいたのを知っている。

俺はこんな体質だから、ツンと話す事なんてほとんどなかった。いつも見てるだけだった。一目惚れ…。叶うはずないって思ってたのに、まさかツンも俺の事を想ってくれてたなんて…。だから俺は自分の体質の事も忘れて本当の気持ちを言ってしまったんだ。
「お、俺も大好きだ!でもツンは可愛いし性格もいいし、こんな気持ち悪い俺でもいいのか?」って

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:30:00.42 ID:1rzONcvBO
あの時の彼女の顔が今でも頭から離れない。傷つけたくなかった。あのあとなんと言い繕っても、ますます状況を悪化させるだけだった。俺は最低だ。

('A`)(もういいんだ…)
何も考えたくない。何を言っても伝わらないなら俺はもう何も言わない。こいつに軽蔑されても別にいい。こんなこと昔から何百回も経験してんだから

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:34:23.16 ID:1rzONcvBO
( ・∀・)「本当に最低だね」
( ・∀・)「…もういいよ」

ツンのお兄さんが睨みながら、俺のもとを去っていった。
('A`)「………」
('A`)(いつものことだからいいんだ…)
その時だった。ある男が俺に話しかけてきたのは。

( ^ω^)
( ^ω^)「君はバカだね」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:47:24.40 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「うむうむ」
('A`)(なんだ…こいつ)
( ^ω^)

いきなり現れたにやついた男は俺を見ながら何か考え事をしているようだった。
( ^ω^)「君は随分と気持ちの悪い顔をしているね」

失礼な奴だった。初対面なのにいきなりバカと言い放ち、しかも気持ち悪い顔っておい!
…まあ気持ち悪い顔なのは確かだが。
('A`)「あなたも格好いいですね」
('A`)(また嘘になっちゃった…)
('A`)(まあいいか。こんなやつに嫌われても)

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:53:19.82 ID:1rzONcvBO
気持ち悪いですねと言おうとすると格好いいですねと変換されてしまう訳で、気持ち悪い奴に格好いいですねと言っても嫌みになる訳で、ああ、言葉じゃ言い表せないが、とにかく気持ち悪いですねと言っても機嫌そこねるが格好いいと言っても機嫌そこねるってことだ。
しかもこれだと俺も俺自身を格好いいって言ってる訳で…只のナルシストじゃん…
ああうまく伝わらないぜこんにゃく
まあつまり(*^ω^)「いやあ、本当の事言われても」
(*^ω^)「…僕そっちの趣味はないお?」
俺が一生懸命解説中なのにこいつ…

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:00:23.31 ID:1rzONcvBO
('A`)「……」
('A`)(こいつ…)
(*^ω^)「ああ、でも僕アナルにも興味はあるんだお」
(*^ω^)「アナルにおもちゃずぼずぼいれるの好きなんだお」
(*^ω^)「…いれてみるかお?」

('A`)(変態だ…!)
こいつは危険だ!俺は身の危険を感じた。
逃げなきゃ。
冗談にしても初対面の奴にこんなこというなんて頭が残念な子すぐる
絡みたくない
俺は走ってにげようとした。
しかし

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:07:25.63 ID:1rzONcvBO
(;^ω^)「いやいや、ちょ、まつお」
え?!何?
ていうか汗がびっしりな丸々とした手で俺をつかむんじゃねえ!
ていうか、何?!こいつ怖いよ。なんなの!
ぽちゃなくせになんでそんなに反射神経いいの?
こえーよ!てかなんのようだよ!離せよ!触るなよ!
俺は動揺しまくったそして
('A`)「俺を離すな!離れるな!触れ!」
('A`)「あ…」

やらかした

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:14:30.69 ID:1rzONcvBO
('A`)(こいつが本当にあっちの趣味があったら、俺オワタ)

自分の体質を呪った。
俺はなんでこうなんだろう…
昔、まあ詳しい事は言いたくないが、このせいで男に掘られたことがある。
もうイヤだよ…あんな痛いのは…

( ^ω^)「…」
にやついた男は黙っている。逆に沈黙が怖かった

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:23:01.88 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「遅くなったけど、僕はブーンというお」
('A`)「はあ…」

痛い思いはしないですんだ?がいきなりにやついた男は自己紹介を始めた。
なんかよくわからない。この人…

('A`)「……」

( ^ω^)「僕は!」
( ^ω^)「君の体質について理解できる!」
('A`)「え…!」
( ^ω^)「君は言葉を喋ろうとするたびに」
( ^ω^)「どうしても嘘をいってしまう!違うかい?」
('A`)「…!!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:28:48.02 ID:1rzONcvBO
一瞬こいつが何を言っているかわからなかった。
俺の体質がわかる?今まで誰も理解してくれなかったこの体質を理解できる?
そんなバカな…
ていうかなんで知ってるんだ。なんなんだこいつ…

( ^ω^)ニヤリ
('A`)「…」
( ^ω^)「君はいう言葉が嘘になるから、今も喋らないんだね」
('A`)「…!」(なんだこいつ…なんで)

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:37:46.33 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「だから君はバカだといっているんだ」
('A`)「…」
( ^ω^)「じゃあ僕が言ったことが間違ってないなら
右手をあげて」
俺は不信に思いながらも右手をあげる
なんなんだこいつ…だけど、だけど俺を理解してくれるなら!
こんなに嬉しい事はない!
(*'A`)「…」
不信感はあったが俺は、このブーンという男に対して初めて好意をもった

( ^ω^)「本当君はバカだお」

('A`)「…」
しかしこいつさっきからバカっていいすぎ…

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:44:18.72 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「一つ目、伝わらないなら紙でかけ!」
( ^ω^)「紙に書いた言葉は嘘にはならないお」
( ^ω^)「違うかお?」

確かにその通りだった。しかし紙で伝えるのも…喋れない訳でもないし、本当のことをかいても信じて貰えないし…“俺は言葉とは反対な事を言ってしまうんだ!文章だと本音を話せるからそうやって話そう!”といって、理解してくれる人なんていないだろ?

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:51:34.45 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「二つ目、言葉が嘘になるなら嘘の言葉をいえお」
( ^ω^)「そうすれば自ずと本音がいえるじゃないかお」
('A`)「!!!!!」
衝撃をうけた!た、確かにその通りだ。
格好いい
('A`)「気持ち悪い」
触れ
('A`)「触るな」

(*'A`*)

なんで気付かなかったんだった!俺の愚かさを呪った。こ、こいつ…できる!

( ^ω^)ニヤリ
( ^ω^)「だからバカだといっているんだお」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:57:02.53 ID:1rzONcvBO
('A`)「な…なんで…」
( ^ω^)「ふ、何故なら」
( ^ω^)「僕は君の仲間だからだお!」
( ^ω^)「まあ君のとは逆だけどお」

仲間?逆?どういう意味だ?

( ^ω^)「つまり」
( ^ω^)「君の逆、僕は嘘がつきたくても嘘がつけない」
( ^ω^)「正直者ということだお」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:04:46.47 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「僕も文章だったら嘘がいえるんだけどお」
( ^ω^)「君の場合はだね、嘘をいえば本音になるが、僕の場合は対処法がないお」
(*^ω^)「まあ僕は正直者で敵も作ることが多いが、このとおりいいやつだから友達も多いけどお」
こいつ… ナルシストだがすごい!俺を理解してくれる+俺と同じ変な体質を持っている…
ナルシストなのがうざいがとても親近感が湧いた

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:18:09.53 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「なんか一目見たときから、仲間な気がしたんだお」
( ^ω^)「君のことをずっと見ていたが、基本喋らない+君の大好きなツンちゃんからの告白に対してのあの言葉、そしてその後のへこみ具合…」
( ^ω^)「そして、吉祥寺の風呂なし1Rのエロ本いっぱいなあの汚部屋で見つけた君の日記という名のポエム(笑)…」
('A`)「…は?!」
何で俺の日記を知ってるんだ
あれには今までのこと、俺の体質についてのこと、あとツンへの愛を綴ったポエムが…てゆうか、え?なんでしってんの?てか吉祥寺って(*^ω^)「ツンの髪は食べちゃいたいくらい美しい(笑)言い換えるなら高級な馬の鬣みたいだ(笑)目は…」
(#'A`)「やめろおおぉおおお」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:29:12.28 ID:1rzONcvBO
なんなんだこいつなんなんだこいつなんなんだこいつ!親近感わいた俺がバカだった!なんだこいつはストーカーか!!
( ^ω^)「まあおこるなお」
( ^ω^)「そうしないと僕は真実を知れなかったし」
(*^ω^)「それに…前よりもっとどっくんに惚れたしお」
?!!!!!!!!惚れた?え、何いってるのこいつ…

(*^ω^)「僕いったおね?」

(*^ω^)「嘘がつけないって?」
え?
(*^ω^)「いつもアナルにおもちゃずぼずぼいれるのも本当」
ま、まさか
(*^ω^)「いつもどっくんを想いながらしてるんだお」

(;;;;;'A`)「いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

その日大学校内には俺の悲鳴が轟いた


それがブーンとの出会いだった

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:37:59.23 ID:1rzONcvBO

(*^ω^)「どっくん(はぁと」
('A`)「また俺んちきたのかよ」
( ^ω^)「いいじゃないかお。どっくんとブーンの仲だお」
('A`)「…まあいいけどよ」

あの日から俺とブーンはかなり仲が良くなった。最初はブーンにかなり引いたが次第に抵抗も無くなり今では俺んちに普通に来るくらいだ。
ブーンのおかげでだいぶ自分の本音も喋れる様になった。様は言いたい事とは反対な事を言えばいいんだから。初めての普通に話せる、しかも俺の事を理解してくれる友人…
まあ、たまに襲われそうになるが、それは大目にみてやろう

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:44:27.91 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「どっくんどっくん」
('A`)「ん?」
( ^ω^)「一緒にスーパーいこうお」
('A`)「えーめんどい」
('A`)「しかも俺料理できないよ」
( ^ω^)「ブーンができるお」
('A`)「まじ?!」
( ^ω^)「うむ」
('A`)「お前は器用な豚だな」
(#^ω^)「豚とはなんだお!」
(*^ω^)「まあどっくんにいわれると興奮しちゃうんだけどNE★」
('A`)「…」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:04:15.05 ID:1rzONcvBO

('A`)「いやあ、まじうまかった。やべーわ」
( ^ω^)「えへへ」
('A`)「見直したぜブーン。明日からもつくれ」
(*^ω^)「奥さんみたいだお」
('A`)「やっぱりいいや」
( ^ω^)「おっお」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:17:10.07 ID:1rzONcvBO
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「どっくんはツンちゃんのことまだ好きなのかお?」
('A`)「あ…?どうしたんだよいきなり」
('A`)「ん、まだ好きだがあの時ひどいこといっちゃってツンのこと傷つけたし…今では俺の体質の解決策見つけたが
あの時のことは取り返しつかないんだから」
('A`)「俺はもうツンには近づかないよ」
( ^ω^)「お」
( ^ω^)「そうかお」
('A`)「どうしたんだよいきなりブーン」
( ^ω^)「な、なんでもないお」
('A`)「?」

この時からだった。ブーンに不信感を持ち始めたのは

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:21:26.74 ID:1rzONcvBO

俺は大学の講義を受けるため席についた。
('A`)「…」
この講義だけはツンと重なる。
しかしあの時以来ツンは俺と顔もあわせないし、避けている様子で近くにくることはない。

ξ゚听)ξ

ツン…

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:26:41.78 ID:1rzONcvBO
('A`)「…」

ξ゚听)ξ「……!」
('A`)「…!」

しまった。目があってしまった。
目を合わせるのも気まずいのでツンをいつも見ないようにしていたのだが、昨日のブーンのせいで意識してしまったじゃねえかこのやろ
しかも目あっちゃったよこのやろ
ブーン覚えてろよ

そんなことを考えているうちにツンが何故か俺の隣の席に座った。え?なんで…

(;'A`)「…」
ξ゚听)ξ「…」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:32:50.66 ID:1rzONcvBO
はやく講義が始まればいいのにと初めて思った。
沈黙がつらかった。
ξ゚听)ξ「…」
そんな時ツンが口を開いた。
ξ゚听)ξ「私…まだドクオ君のこと」
ξ゚听)ξ「好きだよ」
('A`)「!!!」
ξ゚听)ξ「あの時…すごいショックだった。だから今まで話しかけれなかった」
ξ゚听)ξ「でもやっぱり」
ξ゚听)ξ「私はドクオ君が好き!」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:03:05.02 ID:1rzONcvBO
嘘…だろ?
まさかツンが
まだ俺を好き…?
やばい…何…なんで?

ξ゚听)ξ「…もう講義始まるね」
ξ゚听)ξ「返事はいいから」
ξ゚听)ξ「しつこい女と思われるかもだけど私…諦めないから」

('A`)

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:09:35.96 ID:L0NfLfkdO
そのあとの講義は耳に入らなかった
ツンが
ツンが俺のこと
しかも諦めないって
俺、俺…今ならツンと普通に話せるかもしれない
ブーンと話しているように話せば言いたいこともいえる
ツンだったらわかってくれるかもしれない
ツンを俺諦めなくてもいいのか?
なんて俺はついてるんだ!
え?夢じゃないよね?
え…まじやばい

(*'A`)「…」

この時俺は

( ^ω^)

その時のツンの言葉にうぬぼれまくってた

( ^ω^)

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:19:08.76 ID:L0NfLfkdO

( ^ω^)「おっお♪一緒に買い物楽しいお」
(*^ω^)「おー、どっくんポテチかっていいかお?」
('A`)「おま、お菓子買いすぎだろ」
( ´ω`)「…お?駄目かお?ショボンヌ」
('A`)「あーわかったよ。今日は買っていいぜ」
(*'A`)(今日はツンのこともあるしな)
( ^ω^)「おっお、珍しいおね」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「なんかいいことでもあったのかおw」
('A`)「な、なんでもないよ」
ブーンにはまだツンのことは伏せとこうと思った。ちゃんとツンに告白するまではと。

( ^ω^)「おー…」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:26:51.33 ID:L0NfLfkdO
( ^ω^)「…ツンちゃんと何かあったのかお?」
('A`)「ほぇぉ?!!!!」俺は驚いた。こいつエスパーかよ。てか昨日といい今日といいどんだけツンのこと聞いてくるんだよ。
そんなに俺の尻が心配か。いや違うか。
( ^ω^)「どっくんはわかりやすいおw」
('A`)「ち、違うって」
( ^ω^)「ツンちゃんに私は諦めないからとかいわれたかおw」
('A`)「おま、」
本当にエスパーかよ。てかもしかして見てた?こいつなら前科あるから可能性はあるんだよな…
('A`)「…もしかして見てた?」
( ^ω^)「お、本当にいわれたのかおw」
( ^ω^)「ブーダ3は違う講義受けてたからしらんお」
('A`)「あーそうだよな」
( ^ω^)

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:39:02.71 ID:L0NfLfkdO
( ^ω^)「どっくんそれでどうしたんだお」
( ^ω^)「自分から墓穴ほってバカだおw」
('A`)「う、うるせ」
( ^ω^)「…で、どうするんだお?」
('A`)「え、いや、えっと、まあ…今なら俺気持ち言えるようになったし告白しようと思ってる。只まだ完璧じゃないし動揺したりすると本当のこと言っちゃうから嘘になるし…だからもっと完璧にしてからツンに告白する」
( ^ω^)「へぇー…」
なんだかブーンがいつになく元気が無かった。昨日といいなんなんだ。
('A`)「なんだよ…?」
( ^ω^)「…なんでもないお!!ツンとうまくいったらブーンとどっく ??が結ばれないからお!どっくんはブーンのだお!」
('A`)「おま、どんだけ」
('A`)「掘らせねえからなw」
( ^ω^)「おっお、ブーンは二番目でもいいおw」
('A`)「おまw」
('A`)「お前嘘つけねえからこえーよwガチホモw」
( ^ω^)「おっお」
…なぜか今日もブーンに違和感を感じた気がした。元気がないからかな

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:56:35.73 ID:L0NfLfkdO

ξ゚听)ξ「あ、ドクオくん」
('A`)「あ、」
ξ゚ー゚)ξ「おはよ」
(*'A`)「お、おはよ」
ξ゚听)ξ「じゃ」

最近ツンとよく話すようになった。たわいもない挨拶だが、俺はとても嬉しかった。


( ・∀・)

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:03:18.96 ID:L0NfLfkdO
( ・∀・)「ねえ」
びっくりした。ツンのお兄さんが俺に声をかけてきた。
ブーンと出会った日以来だった。
( ・∀・)「俺はさ、ツンがお前を好きだっていうから文句言わないし、お前がツンにひどいこといったことだってツンが許すなら許すよ?今度そんなことしたら許さないが。
まあ今回は許すよ」
( ・∀・)「まあ君のどこがいいかはわからないけど。」
('A`)「…」
まあ嫌われて当然だよな

( ・∀・)「…」
( ・∀・)「最近さ、お前ブーンとつるんでるよね?」
('A`)「?」

なんでツンのお兄さんからブーンの名前が出るのかわから ?aかった

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:09:43.65 ID:L0NfLfkdO
('A`)「はあ…まあ…」
( ・∀・)「ふーん…」
('A`)「…なんでですか?」
( ・∀・)「いや、別に…」

意味がわからなかった。知り合い?

( ・∀・)「ていうか、ツンのこと本当はどう思ってるの?」
おちつけ、ちゃんと伝えるんだ
('A`)「…好きです」
( ・∀・)「ふーん…ならいいや」
( ・∀・)「なんでそれ言わなかったのかは分からないけど今度は本音、ツンにいえよ」
('A`)「はい…」

お兄さんは去っていった。お兄さんに気持ちは伝えられたけどブーンのことがすごい気になる。なんで?

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:17:50.07 ID:L0NfLfkdO

( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)「どっくんー」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
( ^ω^)「考え事かお?」
( ^ω^)「もしかしてツンちゃんへの告白について悩んでるのかお?w」
('A`)「別に…ちげーよ」
お前のこと考えてたなんて言えなかった。俺は…ある一つの可能性を考えていた。なんで今まで不思議に思わなかったのか
('A`)「ブーン」
もしかしてお前
('A`)「」

( ^ω^)

( ^ω^)「何いってんだおw」
( ^ω^)「そんな訳ないお」

確信に変わった

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:22:20.37 ID:L0NfLfkdO

('A`)「…」
( ^ω^)「どっくんどっくん」
( ^ω^)「今日はオムライス作るお」
( ^ω^)「和風洋風どっちがいい?」
('A`)「…」
( ^ω^)「…」
( ^ω^)「…どっくん?」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:32:25.11 ID:L0NfLfkdO

俺はあの日のことを思い出していた。
ツンのお兄さんの口からブーンの事がでたことを不思議に思った俺は、あのあとツンのお兄さんを追いかけた。
( ・∀・)「…ブーンのこと?」
( ・∀・)「まあ別に隠すつもりはないからいいんだけどさ」
( ・∀・)「本当に大したことないんだよ?」
( ・∀・)「いや、あいつ幼なじみでさ」
( ・∀・)「俺とツンとよく三人で遊んでたんだよ」
( ・∀・)「あいつ、内気な奴でさ、俺たちくらいしか友達ずっといなくて」
( ・∀・)「その俺らとも高校の時には疎遠になってさ」
( ・∀・)「だから??いつと仲いいからびっくりしたんだよ」
( ・∀・)「お前もそんなんだしブーンも自分から話しかけるような子じゃないからさ」
( ・∀・)「なんで仲いいんだろうって」
( ・∀・)「まああいつも変わったのかもね」
( ・∀・)「ただそれだけだよ?」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:42:13.16 ID:L0NfLfkdO

(*^ω^)「まあ僕は正直者で敵も作ることが多いが、このとおりいいやつだから友達も多いけどお」

昔のあいつの言葉とか思いだしながら
いつも一緒にいたから「ん?」と思うことはあったんだけど
お兄さんの話を聞いて確信に変わった。



あいつは、ブーンは、俺の仲間じゃない
“正直者”なんかじゃないって

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:54:43.13 ID:L0NfLfkdO
('A`)「ブーン」
もしかしてお前

('A`)「ツンの家とか知らないよな?」

嘘ついてるのか?

( ^ω^)
( ^ω^)「何いってんだおw」
( ^ω^)「そんな訳ないお」
( ^ω^)「なんでブーンがしってるんだおw」
( ^ω^)「いくらドクオの想い人でもツンちゃんの家までは調べないおw」
( ^ω^)「ツンちゃんの家知らないかって、ドクオストーカーになるつもりかお?w」


なんでだよ?ブーン…嘘つけないんじゃないのかよ
お兄さんの話が確かならお前は…
何回もツンの家にいってるだろ?

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:05:28.66 ID:L0NfLfkdO

('A`)「…」
ブーンの話が嘘だと知った俺はブーンと会話するのが嫌になった。それほどショックだったんだ。なんで?
なんであんな嘘つく必要があったんだよ。
その方が仲良くなれるから?なんのために?
友達が欲しかったから?俺の悩みを指摘すれば仲良くなれると思ったから?
ただからかいたかったのか?
俺はお前のこと仲間と思ってたし友人だと思ってた。
ブーンはちがうのか?
俺はブーンの嘘が
とんでもない裏切りに思えてしょうがなかった。
心せまいかな俺。
でも嘘つく意味がわからない
なんでなんだよ

( ^ω^)「…どっくん?|」
('A`)「…」
( ^ω^)「…僕のこと嫌いになったかお?」
('A`)「…」
( ^ω^)「お…」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:11:40.35 ID:L0NfLfkdO

ある日俺はツンに呼び出された。

ξ゚听)ξ「返事はしなくてもいいっていったけど」
ξ゚听)ξ「もう一回きちんと告白させて」
ξ゚听)ξ「私ドクオ君が好き」
ξ゚听)ξ「付き合ってください」

ブーンのことで頭がいっぱいだったが
やはり好きな人に告白されてるのだ。
嬉しくて仕方がなかった。
俺は今度こそ、ツンに想いを伝える決意をした。
今度こそ、うまく、嘘をいえば本音が伝わるんだから

('A`)「俺もツンが大好きだ。俺で良ければ是非お付き合いしてください」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:13:52.69 ID:L0NfLfkdO
完璧にいえた。
ブーンは気がかりだがそれよりなによりツンに本音がいえたこと、ツンとつき合えること、何より嬉しかった。

しかし


ξ#゚听)ξ「ひ、ひどい!」

ツンの反応は意味が分からないものだった。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:16:54.46 ID:L0NfLfkdO
ξ;凵G)ξ「そんなに私のことが嫌いなんだ」
ξ;凵G)ξ「今度こそ大丈夫だって思ったのに」
(;'A`)「え、え…?」
意味が分からなかった。あの時みたいに彼女は泣き出してしまった。
なんで…?俺ちゃんと伝えれたはずなのに

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:25:18.19 ID:L0NfLfkdO
ξ;凵G)ξ「えっぐ…ブーンからきいたの」
ξ;凵G)ξ「ドクオ君は嘘しかつけない体質だって」
(;'A`)「え」
ξ;凵G)ξ「だから一回目の時は嘘になっちゃっただけで、本当はツンちゃんのこと好きなんだよって」
意味が分からない
ξ;凵G)ξ「ドクオ君の言葉は本心とは裏腹に全部嘘だからって」
なんでブーンそんなこというんだよ…
ξ;凵G)ξ「好きだよは嫌いでしょ?付き合ってほしくないんでしょ?」

なんで

ξ;凵G)ξ「迷惑なんだね。諦めるから。ごめんね」

ブーン!

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:29:25.78 ID:L0NfLfkdO

('A`)「…」

ツンに勘違いされてから俺は本当に何もかも失った。
ツンにも関われなくなったし、ブーンも一切来なくなった。まあ会いたくないが…
あいつ…俺に解決策教えたのもブーンじゃないか!なんでなのにあんなことツンにいうんだよ…
意味が分からないよ…

しかし噂によってブーンの目的を知った

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:31:05.75 ID:L0NfLfkdO
ツンとブーンが付き合い始めたそうだ。
そこでようやくブーンの目的を知った。
要は恋敵の俺を、潰したかっただけなんだって

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:35:22.65 ID:L0NfLfkdO
ξ*゚听)ξ(^ω^ )

そんなある日2人を見かけた。

( ^ω^)「お」
( ^ω^)「どっくん…」
('A`)「…」
ξ゚听)ξ「…」
( ^ω^)「ツン…先帰ってるお」
ξ゚听)ξ「…わかった」

ツンが気まずそうに帰っていった。

( ^ω^)「…」
( ^ω^)「…どっくん」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:41:21.83 ID:L0NfLfkdO
('A`)「あは。お前ら付き合い始めたんだってな」
('A`)「よかったな。作戦通り俺が潰れて」
('A`)「わざわざ人付き合い苦手で友達もいないお前が仲良くした甲斐があったってか?」
(;^ω^)「お…」
('A`)「わざわざこんなやり方してよーお前相当性格わりーんだな」
(;^ω^)「…ち、違うん(#'A`)「何がちげーんだよ!!!!!!!!!!!」

( ;ω^)「お」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:47:13.50 ID:L0NfLfkdO
(#'A`)「いってみろよ!!!!何がちげーんだよ!!!!!!!!!!!こんにゃろ!!!!!」

溜まってたものが全てでてきた。
もうこの怒りは収まらない。なんでだよ?わざわざ嘘ついて仲良くしてまでこんな嫌がらせしやがって!

( ;ω;)「お…」
(#'A`)「なくんじゃねーよ!泣きたいのはこっちだよ!」
(;A`)「ふざけんじゃねーよ…」
(;A;)「友達と思ってたのは俺だけからよ!」

( ;ω;)「お…う…」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:52:20.13 ID:L0NfLfkdO
( ;ω;)「ぼ…僕はどっくんを友達とは…思ってないお」
(#;A`)「…ってめ!」
( ;ω;)「ぼ…僕は!!」
( ;ω;)「どっくんのことが本気で」
( ;ω;)「好きなんだお!」
( ;ω;)「友達としてでなく」
( ;ω;)「恋人になってほしいんだお!」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:03:08.30 ID:L0NfLfkdO
(#'A`)「よくもぬけぬけと…!」

信じれる訳がない
ずっと嘘つかれて
あんなことまでされて
何が好き?ふざけんじゃねーよ!

( ;ω;)「本気なんだお!」
( ;ω;)「ツンが好きだからあんなことしたんじゃない!」
( ;ω;)「どっくんがすきだからだお!」
( ;ω;)「だから邪魔したんだお!」
( ;ω;)「最初僕が正直者だと嘘をついたのも
どっくんに近寄りたかったから!」
( ;ω;)「人付き合い苦手な僕は!!普通に人と話すことできないから…ああやって嘘ついて自分を作らないと怖くて怖くて」
( ;ω;)「普通に?≫2良くなってもらえる自信なかったし」
( ;ω;)「ずっと見てたから」
( ;ω;)「僕だけがどっくんの体質のこと理解できたから!」
( ;ω;)「…えっぐ」
( ;ω;)「好きなんだお!」

('A`)「…」

なきじゃくるブーンを見ていたら怒りがだいぶ冷めてきた。しかしこいつは何をいってるんだ。俺のことが本気で好き?
意味わかんねえよ
なんなんだよ

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:09:06.58 ID:L0NfLfkdO
('A`)「…ツンと付き合ってるって聞いたが」
( ;ω;)「…付き合ってないお」
( ;ω;)「どっくんのことで相談のって昔みたいに仲良くなっただけだお」
( ;ω;)「ツンと僕じゃそういう雰囲気にもならないお」
('A`)「…俺、お前にいっぱい嘘つかれてるからお前信用することできないんだけど。」
( ;ω;)「…それでもいいお」
( ;ω;)「どっくんにひどいことしたのは僕だお」
( ;ω;)「だけど…」

( ;ω^)「ブーンはどっくんが好き!それは偽りのない本当の言葉だお!」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:15:13.99 ID:L0NfLfkdO

初めて彼を見たのは大学に入った頃だった。
友達もいない。そんな僕。
彼もそうだった。だからあんなに惹かれたのかもしれない。僕は今まで男の人を好きになったことはなかったので、この感情に気づくのは随分後だった。

( ^ω^)(欝田くん…)

('A`)

気持ちに気づいた後も抵抗があった。男が男を好きになったって絶対報われない。ただ気持ち悪がられるだけ‥。だけど想いは募る一方だった

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:20:40.01 ID:L0NfLfkdO
いつも彼を追いかけた。
いつもいつも見ていた。
大好きだった。今までに感じた ことのないほど、異常すぎたのかもしれない。

そんなある日、僕は見てしまった。
ある公園で、彼が見るからにガチホモなやつについていくのを…

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:26:17.36 ID:L0NfLfkdO
(´・ω・`)「や ら な い か」
(;'A`)「やります!」
('A`)(やらかした。動揺して喋ってしまった)

(*´・ω・`)「ふふ…素直なんだね」
(*´・ω・`)「まあ僕はノンケでも構わずくっちゃうけど、君も同じ趣味なら話は早い」
(´・ω・`)「ほら、こっちこい」
(;A`)

┃^ω^)(欝田君…そうなんだ…)

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:32:47.70 ID:L0NfLfkdO
あの時からだった。もっともっと彼に近づきたいと思ったのは。彼があのガチホモに掘られたあの日から、堂々とやります!と答えていたあの日から、僕はもっと彼が好きで好きでたまらなくなった。
(*^ω^)「欝田君も男が好きなくちだお!」

それから彼の部屋を調べ、彼がいない時に部屋に侵入した。今思えば犯罪なのだがその時僕は本能を抑えることができなかったのだ。

しかし部屋に侵入した時に僕は彼の秘密を知ってしまった。

嘘をついてしまう体質、それが原因で掘られたこと、そして、ツンのことが好きということ

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:40:51.54 ID:L0NfLfkdO
それから僕は食事ができないくらいおちまくった。
(ヽ´ω`)(やっぱり叶わないんだお…)
(ヽ´ω`)(僕じゃダメなんだお)

しかしそんなある日欝田君にツンが告白した。欝田君が体質のせいで、心もとない言葉をいったせいで、ツンと結ばれることはなかった。僕は不謹慎だが嬉しかった。

そしてこれはチャンスだと思った。秘密を知っているのは僕だけ。今なら…今なら彼と、と

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:48:13.56 ID:L0NfLfkdO
計画は成功した。緊張していたが上手く信じさせることができた。
まあいった言葉に殆ど嘘はないんだけど…。

これでもっと彼と仲良くできる。そう思っていた。なのに

ξ゚听)ξ「やっぱり私ドクオ君が好き!」
( ・∀・)「おま…あんなこといわれたのになんで」
ξ゚听)ξ「ショックだったけど…だけど諦めれないの」
( ・∀・)「…まあお前がいうなら」

( ^ω^)

あの兄妹の会話を聞いてしまったんだ。
その日僕は欝田君に聞いた。
ツンのことまだ好きなのかって

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:54:53.20 ID:L0NfLfkdO
('A`)「ん、まだ好きだがあの時ひどいこといっちゃってツンのこと傷つけたし…今では俺の体質の解決策見つけたが
あの時のことは取り返しつかないんだから」
('A`)「俺はもうツンには近づかないよ」

( ^ω^)

まだ好きなのには胸が痛んだが、近づく気がないならいいんだ。それならいいんだ

だけど次の日…
僕はツンに対して物凄く怒りを覚えた。理不尽なのはわかってる。だけどだけど…あんなこといったら…

僕の欝田君

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:04:22.61 ID:L0NfLfkdO
( ^ω^)「ツンー」
ξ゚听)ξ「ブ、ブーン?!」
( ^ω^)「お久しぶりだお」
ξ゚听)ξ「何年振りかしら…いきなり話しかけてきてどうしたのよ?いきなり私たちと遊ばなくなったりして」

僕がこの兄妹と疎遠になったのには訳がある。それは、家が隣で小さい頃から仲は良かったが、中学、高校の時僕が人付き合いが苦手で友達が作れない頃、こいつらは“友達がいないやつにかまってあげる優しい人”を演じたがったからである。
そんなこいつらが嫌だった。
そしてある日、
ξ゚听)ξ「まじブーンうざい。私が幼なじみのよしみで優しくしてやってんのに??の前無視しやがった」
( ・∀・)「まじあいつ調子のってるよw」

( ^ω^)

それを聞いてからだった

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:13:24.23 ID:L0NfLfkdO
だからあいつらと絡むのを一切やめた。遊びに誘われても断った。大嫌いだった2人とも。
なのにそのツンが欝田君の好きな人?
欝田君はツンの本性を知らないんだ
騙されてるんだ
僕が守んなきゃ僕が守んなきゃ

( ^ω^)「おっお、最近ようやく厨二病から回復したんだおw」
ξ゚听)ξ「あんた久しぶりに喋ってその言い訳w」
( ^ω^)「最近欝田君と仲良くなってね、コミュ力が上昇してるのだよw」
ξ*゚听)ξ「え!ドクオ君と!ちょっとドクオ君について何か、何でもいいから教えなさいよ」
( ^ω^)「お、しょうがないおw実は…」

 ??れからツンに何時間もかけて説明し欝田君の体質を教えた。最初は半信半疑だったツンも最終的には信じた。僕だけが知っている秘密…教えたくない秘密…
だけど…欝田君を守るためなら

僕が守んなきゃ

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:20:32.29 ID:L0NfLfkdO

( ^ω^)「…」
('A`)「おま…」

壮絶だった。え?ていうか何?
俺なんでこんなに異常なほど愛されてるの?
女の子にも基本愛されたことないんだよ?
え、刺激強すぎじゃない?
ていうか何?ブーン怖いよ。

理解したけどしたくねえよ。

しかしながらツンとお兄さんの話にはショックをうけた。まさかあのツンが?
そんなこというはずない
でも今のブーンは嘘をつくような雰囲気では全然ない
え!何?いろいろ刺激強すぎ


ていうかブーン異常じゃね?

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:28:21.00 ID:L0NfLfkdO
('A`)「えーと…」
('A`)「まあこの間振られた?時からツンはもう諦めたからさ」
('A`)「別にツンのことはいいとして」
('A`)「俺はお前に嘘つかれて騙されたことがどうしても許せないのよ」
( ^ω^)「…」
('A`)「だけどさ…お前がどうしても俺と友達になりたいっていうなら」
('A`)「あぁ、さっきお前友達とは思えんゆうてたが、まあ、俺にもだな正常な男子のように女の子が好き!という感情があるわけで、だから恋人とかは今は無理なんだけど」
(*'A`)「俺と友達になれこんにゃく」
(*^ω^)「…!!!」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:40:47.02 ID:L0NfLfkdO
異常なブーンを受け入れる俺素敵!なんてな
まあ俺も異常といえば異常な訳だし

('A`)「実はさ…」
('A`)「1つ俺嘘ついてたことがあるんだ」
ブーン
( ^ω^)「…お?」
お前は
('A`)「嘘をつく体質なんかじゃない」
正直者だよ
あんなこと暴露して
('A`)「俺普通に喋れるから」ニヤリ
俺は
(;^ω^)「え?え?え?」
俺は
('A`)「嘘ついてしまう体質って嘘ついてた」
嘘つきだ


('A`)嘘つきと正直者のようです( ^ω^) 完

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:53:02.23 ID:L0NfLfkdO
(*^ω^)(ということはだお…
どっくん…わざと掘られたの…?
てかそっちの趣味?
いやてかツンは?ツンは別に興味なかったってこと?遊んでたのかい?わろちww)
( ^ω^)(いや、どっくん。意味わからんち)

(*^ω^)(でもそこが痺れるぅぅ)

('A`)(まあそれが嘘だけどな)


('A`)嘘つきと正直者のようです( ^ω^) 完(本当の

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