- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 00:18:37.46 ID:KgeDC9zG0
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僕の目には、光が届かない。
お日様を見上げてみても、ライトで照らしてみても。
僕の目には、暗闇しか映らない。
物心が付く前。
僕は車に撥ねられた。
数メートルも跳ばされたが、大きな怪我もなく、命に別状も無かった。
ただ、光を失った。
( ^ω^)シンプルストーリーのようです
- 17 名前:乗っ取ってごめんよ:2009/10/23(金) 00:35:14.32 ID:KgeDC9zG0
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僕の目には、光が届かない。
不便か、と訊かれれば不便だと言わざるを得ない。
光が欲しいか、と問われれば迷わず首を縦に振るだろう。
だからといって、不幸だとは思わない。
そうなるべき運命の下に生まれたのだから。
それを否定することは、僕自身を否定することだから。
悲しまれることも、哀れまれることも。
世間では当然かもしれないが、僕としては迷惑だ。
目が見えないのがハンデだとしても、僕は生きている。
普通の人と同じように、生きているから。
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 00:41:26.58 ID:KgeDC9zG0
-
「内藤うぃーっす!今日も元気か!」
彼はジョルジュ長岡。
僕の友達で、小学校からの付き合いだ。
友達、と言っても、僕がわかるのは声だけで、顔も、どのくらい背があるかもわからない。
ただ、トレードマークは眉毛だと、いつだか聞いた。
「おはようだお、長岡」
僕は、彼と同じ高等学校へ通っている。
彼は普通科、僕は身体障害者用の特別学級へ。
休み時間にはこうして、僕のクラスへ遊びに来る。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 00:50:34.86 ID:KgeDC9zG0
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僕のいる特別学級には、様々な障害を持った生徒がいる。
僕と同じように目が見えなかったり、耳が聴こえなかったり、手足が不自由な子もいる。
知的障害の子も少なくはない。
「あ、長岡だー」
「昨日の見た?」
「おう、ガキ使だろ?やっぱり山崎はあーでなくちゃな!」
初めは僕に会いに来ていた長岡も、今ではクラスの人気者だ。
普段、このクラスには来訪者はほとんどいない。
いたとしても、保護者が主だ。
障害者というレッテルが原因だと、僕は知っている。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 00:59:34.40 ID:KgeDC9zG0
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過去に、普通化の生徒から嫌がらせを受けたことがある。
僕だけでなく、このクラスのほとんどが経験済みだ。
小学校や中学校は、そんなことはなかった。
両親の計らいで一般の学校へ通っていたけれども、皆普通に接してくれた。
目が見えない、と自己紹介をすると、嫌悪感を抱く子はいても、嫌がらせなんて無かった。
高校へ入学して、それは始まった。
最初は靴を隠されたり、足をかけられたりといった、まだ可愛いものだった。
が、日に日にエスカレートし、階段から突き落とされかけたりもした。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:06:57.62 ID:KgeDC9zG0
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毎日続く嫌がらせに、一度は自殺も考えた。
目が見えない生活というのは、言葉で説明するよりもずっと不便だ。
両親への負担もかかる。
いっそ、死んでしまったほうが、僕も、両親も楽になるのかもしれない、と。
そう思い始めた頃、彼が、ピクニックに出かけようと言った。
目が見えないのにピクニックも無いだろう、という僕の説明を無視し、次の休みには彼に連れ出された。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:12:55.59 ID:KgeDC9zG0
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バスに乗り、電車を乗り継ぎ、更に歩いて。
滅多に外出しない僕にとっては苦行以外の何でもなかったが、なんとか辿り着くことができた。
そこは、静かで、空気が清んでいて。
訊けば、隣県の湖だと彼は言った。
「ここの湖、すげー綺麗だろ……あぁ、すまん」
気にしないでくれ、と返した。
目が見えなくてもわかる。
彼が言うように、すばらしい景色なのだろう。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:19:36.99 ID:KgeDC9zG0
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「小さい頃に親父とお袋が大喧嘩してよー。んで、親父が俺を連れて家を出ちまったんだ」
彼は、そう語りだした。
「朝っぱらから出て、当ても無く車走らせて、着いたのがここなんだ」
ペットボトルを渡され、口に運ぶ。
中身はスポーツ飲料のようだ。
「しばらくぼーっと眺めてたらさ、親父が、なんだか馬鹿馬鹿しくなっちまった。って言ってさ。そのまま日帰り旅行になった」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:27:37.71 ID:KgeDC9zG0
-
不意に、声をかけられた。
長岡の対応を聞いていると、どうやら僕らと同じ、ピクニック客のようだ。
声の方向へ軽く会釈をする。
「……と、どこまで話したっけか。えーっと……そうそう、それでな」
ピクニック客に別れを告げ、彼が続ける。
「帰ってから、親父が謝ったんだけどさ。お袋、夕飯の準備してて。親父の好物のロールキャベツ作ってんの」
「おばさんはわかってたんだお」
「なー。なんだかんだ喧嘩するくせに、やっぱ相手のことよくわかってるんだよな」
笑う彼に誘われ、僕も笑い出す。
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:36:53.29 ID:KgeDC9zG0
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「んで、次の親父の休みに、またここに来たんだよ。今度はお袋も一緒に。すぐ近くにホテルがあるんだけど、そこに泊りがけで」
言葉が止まる。
どうやら喉を潤しているようだ。
「あの時はわからなかったけど、この場所さ。なんだか落ち着くんだ。冷静になれるっつーか、なんというか」
それは、僕も感じていた。
とても静かで、風の音しか聴こえない。
まるで、僕しかいないかのように。
「お。いい場所だお」
「やっぱりわかる?流石は内藤。違いのわかる男だな!」
あはは、と声を上げて笑う。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:43:22.94 ID:KgeDC9zG0
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しばらく笑ったあと、呼吸を整えて、切り出した。
「……長岡」
「どうした?」
僕の重たい口調に気付いたのか、いつも軽快な彼の口調に真剣味がかかる。
「僕、昨日まで、死のうと思ってたんだお」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:44:51.96 ID:KgeDC9zG0
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「どうして?」
寄り道せずに。
「目が見えないから、皆に迷惑をかけるお」
「迷惑なんかかかってねーよ」
遠回りせずに。
「それに……学校の皆から、嫌がらせを受けるお」
真っ直ぐに、伝えた。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:50:57.55 ID:KgeDC9zG0
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「僕が生きてると、皆嫌なんだお。だから、僕はいないほうがいいんだお」
「……」
彼は、黙って聴いていた。
「死んじゃえば……僕なんか死んじゃえばいいんだお」
黙って、聴いてくれた。
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:56:25.65 ID:KgeDC9zG0
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「……なぁ、内藤?」
しばらくして、彼が口を開いた。
僕はと言うと、鼻水と涙を混ぜながら、嗚咽を漏らしている。
「正直、さ。目が見えないってのは、俺にはわからないんだ」
静かに。
「目を瞑れば、見えない世界ってのはわかる。でも、目を明ければ、すぐに元の世界に戻れるんだ」
ゆっくりと。
「そんなもんは偽者だ。同じ世界なんかじゃない」
子供を慰めるように。
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:59:46.22 ID:KgeDC9zG0
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「だから、俺にはわからないんだ」
「……お」
僕と彼の、わかりやすい壁。
目が見えるか見えないかの差。
「でもな。俺と内藤は同じ世界で生きてるんだよ」
見えないけれど、彼に顔を向ける。
「目が見えなくても、世界はそこに、確かにあるんだ。俺と内藤が生きてる、世界は」
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:04:58.46 ID:KgeDC9zG0
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「目が見えねーなら、俺がお前の目になってやるよ。あれ?これ、なんかの漫画であったよな?」
「読んだことないお。むしろ読めないお」
苦笑いしながら返す。
「あー、すまん……学校で嫌がらせする奴がいるなら、俺がぶっ飛ばしてやる」
「いや、暴力はよくないお」
「ん?そうか?まぁ、とりあえず、さ」
彼の声が上から聴こえた。立ち上がったのだろう。
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:09:14.04 ID:KgeDC9zG0
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「そんな、重く考えるなよ。目が見えないから何だってんだよ。呼吸もできるし、音楽だって楽しめる」
いつもの、彼の口調に戻っていた。
「同じ世界に生きてんだ。一人ってわけじゃない。もっと単純に、人生楽しもうぜ?」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:16:51.33 ID:KgeDC9zG0
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いつもの日常に戻った。
いや、前と同じというわけではない。
ほんの少しだけ、変化がある。
例えば、靴を隠されたら、長岡の靴を一人片方ずつ履いて、肩を組んで帰ったり。
教室を移動する時も、長岡が僕の時間割を確認して、付き添ってくれるようにもなった。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:21:05.41 ID:KgeDC9zG0
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何をされても、長岡と一緒に笑っていた。
そんな僕を見て、苛め甲斐が無いと感じたのか、徐々に嫌がらせも減り、今では無くなった。
「――藤。内藤?おーい!内藤!」
耳元で叫ばれ、僕は椅子から転げ落ちた。
「ぎゃはははは!内藤!何やってんだよ!」
「お?お?長岡かお?」
いつの間にか、昔へタイムスリップしていたらしい。
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:24:23.77 ID:KgeDC9zG0
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「何ぼーっとしてるんだよ。あれか?昼飯でも考えてたのか?」
長岡に釣られて、周りも笑う。
「ち、違うお!僕はそんなに食いしん坊じゃないお!」
「この前一緒に行ったラーメン屋じゃ3杯を完食してたじゃねーか」
どっ、と周りが笑う。
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:27:07.37 ID:KgeDC9zG0
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「おーん……僕は食いしん坊じゃないお……」
手助けを借りて椅子に戻り、塞ぎ込む。
「ははは、すまんすまん……ところで、お前に会わせたい人がいてよ」
長岡が切り出した。
「誰だお?」
「俺のクラスメイトなんだけどよー、いつもお前のこと話してたら、会ってみたいってさ」
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:30:17.48 ID:KgeDC9zG0
-
誰だろうか。
彼の友達なのだから、悪い人ではないだろう。
「で、会ってくれねーかな?」
「お。別に構わないお」
友達が増えることはいいことだ。
「マジでか!よっしゃ、実はもう呼んでるんだけどよ!おーい、津出ー!いいってよー!」
彼の呼ぶ声が聞こえ、しばらくしてから、清んだ声が聞こえた。
「は、はじめまして。内藤くん、だよね?あ、あたし、津出レイって、言います」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:33:09.64 ID:KgeDC9zG0
-
「おー、津出くんかお。僕は内藤だお。声、すごく高いお!羨ましいお!」
握手をしようと手を出す。
「あー、内藤。えっとな、津出は女子だ」
場が凍る。
目が見えないせいなのか、空気を読む能力に長けている。
これは不味い。ピシピシと音を立てて、場が凍っていく。
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:37:59.32 ID:KgeDC9zG0
-
「えーっと……津出、その、内藤はさ、ほら、異性と話すの、先生とかお母さんくらいでさ、うん」
長岡の、必死のフォローが聞こえる。
僕はというと、手を差し出したままの状態で固まっていた。
「いや、内藤も悪気は無いんだよ。そうだよな?内藤……内藤?おーい?」
聞こえはするものの、動けない。
と、不意に手を握られた。
体温の違いのせいだろうか。握られた手は、冷たかった。
「よろしくお願いします、内藤くん」
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 02:46:23.13 ID:KgeDC9zG0
-
僕の目には、光が届かない。
お日様を見上げてみても、ライトを照らしてみても。
僕の目には、暗闇しか映らない。
僕の周りには、皆がいる。
僕は皆と違って目が見えないけれど、同じ世界で生きている。
同じ世界を歩いている。
まだまだ先は長いし、歩き始めたばかりだ。
途中で転ぶかもしれないけれど、僕には皆がいる。
皆がいれば、何も怖くない。
普通のことかもしれないし、単純かもしれないけれど、僕は、それで幸せだ。
( ^ω^)シンプルストーリーのようです おわり
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 04:02:01.95 ID:xuiVVun30
- さらに
( ^ω^)シンプルストーリーのようです
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 04:07:29.07 ID:xuiVVun30
- 「おはようだお毒男。」
いつもと変わらない朝。気だるそうな友。そしてお決まりの
「おはよう内藤。今日もテンション高いなおい。」
の挨拶。何故か今日はその挨拶が妙にくすぐったくて、嬉しくて。
僕は思わずニヤニヤしてしまった。
「な、なんだよお前、今日は特に気持ち悪いなぁ。」
毒男は不思議そうな顔をしながら僕の顔を見る。
僕もニコニコしながら毒男の顔を見る。
嗚呼、こんな毎日がずっと続きますように。
単純で、いつも変わらない毎日だけど、それが愛しい。
ありがとう。
( ^ω^)シンプルむ1トーリーのようです
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 04:19:56.16 ID:xuiVVun30
- ξ゚听)ξシンプルストーリーのようです
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 04:25:42.80 ID:xuiVVun30
- 「ツン!すまんお!教科書忘れたから一緒に見せてほしいお!」
隣で間抜けな内藤が、更に間抜けな顔で私にお願いしてくる。
「まぁ、別にいいけど・・・・・・。」
「ツンは優しいお!ありがとうだお!」
満面の笑みで私の顔をまじまじと見てくる内藤。私は恥ずかしくなって、
「ほら!見るなら勝手に見なさいよ!この間抜け!」
と、ついきつく言ってしまう。
こんな毎日が、いつまでも続けばなぁとふと考えてしまう。
内藤に私の胸の中の思いを伝える勇気はないけど、こんな毎日が続くなら、私は幸せです。
ξ゚听)ξシダ3プルストーリーのようです
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 04:26:35.45 ID:xuiVVun30
- (´・ω・`)シンプルストーリーのようです
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 04:37:58.70 ID:xuiVVun30
- 授業も終わり、休む暇もなく塾の支度を済ます午後4時過ぎ。
変わらない毎日、親からの重圧、息抜きすら叶わない学生生活。
「毎日勉強勉強・・・・・・。なんだか疲れたなぁ。」
小学生の時に戻りたいと思う毎日。
「行ってきます。」
返事のない我が家。仕事に人生を捧げた父と母の毎日は遅い。
変わらない塾への道。気分も乗らないせいか、最近は塾のペースにすらついていけない。
憂鬱な僕に掛かる懐かしい声。
「おっ!ショボンだお!高校違ってからなかなか会わなかったから懐かしいお!元気だったかお?」
「あいかわらずしょぼくれ ??顔してんなお前は。」
「たまにはメールくらいしなさいよ!連絡なかったからちょっと心配だったのよ。」
これはこれは変わらない面子。
「ねぇ、今から暇?暇ならカラオケい か な い か ?」
反応も昔と変わらず。なんかいいな。こういうのも。
変わらないと嘆くんじゃなくて、自分から変えていくものなのかな?そう思わされた。
変わらなくて嫌気がさしてた毎日。
だけど今日から、新しく変わりそうで、心が躍った。
(´・ω・`)シンプルストーリーのようです
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 06:14:18.52 ID:xuiVVun30
- 寝てた。ラスト。
―シンプルストーリーのようです―
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 06:21:03.61 ID:xuiVVun30
- 「僕はこの変わらない毎日が愛しくて、ずっと続いて欲しいお。」
「毎日みる同じ顔、だけど俺はそんな皆が好きだから、この時間が永遠であって欲しい。」
「この思いを伝える勇気は無くても、この時間が続くなら、私はこのままでもいい。」
「変わらないって嘆くんじゃなく、自らで未来を変えていくんだ。」
皆の時間は変わらない。だけど一人じゃないんだ。
( ^ω^)「僕が」
('A`)「俺が」
ξ゚听)ξ「私が」
(´・ω・`)「僕が」
皆がいるから、この平凡も、悪くない。
ーSimple Storyのようです。―
おわり