( ^ω^)がネゲットを目論むようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:20:07.70 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「ブーン系ラジオ……?」
ニュー速VIPにパートスレとして存在するブーン系小説。
内藤ホライゾンは、ブーン系小説を書き始めて1年未満の新人作者だった。
長編と短編を1つずつ完結しており、どちらも高評価を得ている。
( ^ω^)「ラジオってあのラジオかお? FMとかで流れてるのかお?」
その日彼は某スレを見ていた。
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:23:26.65 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「このURLをプレイヤーに……」
(;^ω^)「おっ……随分とノイズがヒドイお」
ヘッドフォンから聞こえてきたのは知らない男の声だった。
始めはノイズの多さからすぐに切ってしまおうと思ったが、聞き覚えのある単語が耳に入る。
( ^ω^)「ブーン系……今、ブーン系って言ってたお。これがブーン系ラジオかお」
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:25:21.78 ID:VKMTvkz5O
- 支援
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:25:46.92 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「今は現行小説の話をしているのかお」
流れから察するに、今は大型まとめサイトにまとめられている最近の作品について話しているようだった。
喋っているのは二人か三人。どれも男の声だ。
(;^ω^)「聞き分けられないお。誰が誰だお」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:26:25.90 ID:Lr8gAszb0
- 期待
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:27:59.22 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「喋っているのは作者なのかお」
彼の中で、ラジオといえば芸能人や著名人が喋るもの、というイメージしかなかった。
どうやらこれは一般人が喋っている。
( ^ω^)「ネットはすげえお。知らんかったお」
( ^ω^)「お。この作品は僕も好きだお」
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:31:55.15 ID:eU8b1sJ50
-
ヘッドフォン越しに聞こえたのは、大型まとめサイト「スパゲッティ」でまとめられている作品の一つ。
内藤が読者として今一番期待している作品だった。
( ^ω^)「なんという賛否両論。好き嫌い分かれてるお」
それぞれ喋り方に癖があるもので、内藤にもようやく聞き分けが出来てきた頃。
各人、その作品に対する批評を行っていた。
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:32:35.54 ID:LJBx3m6mP
- ペルソナさん自粛はやめたの?
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:33:20.84 ID:eU8b1sJ50
-
---これあんまり好きじゃないんだよね。そもそも一人称が苦手で
---テンポがいいから俺は好きだなあ
---そんなことよりラーメンの話をしようぜ
( ^ω^)「言うほど賛否両論でもなかったお。1人おかしいやつがいるお」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:33:52.39 ID:Lr8gAszb0
- 支援するとVIP警察に荒らし扱いされるので適当な文章を支援の代わりに書く
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:35:51.43 ID:eU8b1sJ50
-
そんな調子でラジオは淡々と進んでいき、二時間が経過した。
( ^ω^)「ちょっとgdgdになってる気がするお」
( ^ω^)「けどこの感じも悪くないお。これこそブーン系ラジオなのかもしれんね」
1人のネタフリから少しずつ脱線していくが、本質はズレていない。
まとめサイトを追った、感想ラジオというものだった。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:39:32.05 ID:f55Ss/qo0
- >>1
面白いとでも思った?
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:40:39.78 ID:eU8b1sJ50
-
それから3日後。
その日も彼は某スレを見ていた。
( ^ω^)「おっお。今日もラジオやるのかお。wktkせざるをえないお」
(;^ω^)「もし名前……出てきたら……」
(;^ω^)「緊張するお」
彼は以前より書き溜めていた作品を、先日ようやく初投下した。
すぐさままとめサイトに載せられたその作品は、彼にとっても自信作だった。
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:44:05.92 ID:eU8b1sJ50
-
予定よりも少し早く投下を始めたのは、間違いなく3日前に聞いたラジオが原因だった。
文章を書いて晒すこのパートスレの住人においては、当然の心理だった。
( ^ω^)「URLが出てきたお」
( ^ω^)「あれ、この前と喋ってる人が違うお」
聞き覚えのない声。
この前よりもノイズは少なく聞きやすい仕様だった。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:46:29.62 ID:VKMTvkz5O
- ほい
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:46:46.89 ID:eU8b1sJ50
-
軽快なBGMに合わせて聞こえてきたのは、前はいなかった女性の声。
男性もいた。
---さてね、それじゃ始めますかね
---そうだね
---あ、ちょっと待って、ミキサー弄るから
二人の笑い声から始まったそれは、とても賑やかなラジオだった。
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:48:32.29 ID:ltyN71oo0
- おい、ネゲットしろよ
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:49:46.47 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「今日はフカヒレラーメンを食べました、かお」
( ^ω^)「美味そうだお」
ヘッドフォンからはブーン系の話は出てこなかった。
二人が話すのは近況報告。身に起きた出来事や、ただのレス読み。
( ^ω^)「こういうラジオもあるんだお」
( ^ω^)「喋ってるのは作者なんだおね」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:51:52.80 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「一時間経ったお。まだ一つも作品に触れた話をしてないお」
( ^ω^)「今日はそういうラジオじゃなかったのかお……」
彼が落胆していたその時だった。
---それじゃ、今からゲストさん呼びますねー
---わー。誰くるのー?
( ^ω^)「ゲスト?」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:52:41.45 ID:zSfCqRqKP
- 支援
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:53:55.42 ID:eU8b1sJ50
-
---昨日スカイプ飛んできまして、実はこの人が来るから今日ラジオすることにしたんですけどね
( ^ω^)「スカイプ? なんぞまた知らない単語だお」
---それじゃ、今から呼びますよ
それから少しの沈黙の後、また違った男の声が聞こえた。
---はいどうも。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:54:58.68 ID:ltyN71oo0
- ゴクリ
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:56:11.70 ID:eU8b1sJ50
-
---こんちはー。まず自己紹介してもらっていいすか
---はい。ブーンが情熱大陸を股に掻けるようですを書いたものです。
( ^ω^)「……」
( ゚ω゚)
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:56:33.09 ID:zSfCqRqKP
- 支援
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:59:19.07 ID:eU8b1sJ50
-
( ゚ω゚)「僕が始めて読んだブーン系小説だお……」
彼がいつものようにVIPに腹筋スレを立てていた時、
ふと目についた開いたのが『ブーンが情熱大陸を股に掻けるようです』というブーン系小説だった。
読後、トリップを検索して同一人物による作品を全て読んでいた内藤ホライゾンにとって、最も尊敬する作者だった。
( ゚ω゚)「なんてこったお……これ録音できねーのかお……」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:03:43.57 ID:eU8b1sJ50
-
落ち着いた口調に、紳士的な受け答え。
彼が来てからラジオの空気が変わったように感じた。事実、今までしていなかったブーン系の話題で持ちきりなのだ。
(;^ω^)「プロットにそんな時間をかけるのかお……やっぱり違うお」
30分経ってある程度のことを話し終えると、最初からいた男性が言った。
---それじゃ、名残惜しいんですけどさっきからチャット飛ばしてる人がいましてwww
---あ、はい。分かりました。
---情熱大陸さん、ありがとうございましたー
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:04:58.15 ID:zSfCqRqKP
- 支援
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:06:31.66 ID:ltyN71oo0
- おそい
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:07:14.99 ID:eU8b1sJ50
-
(;^ω^)「もう帰っちゃうのかお……」
続いて入れ替わりにラジオに出てきたのは作品名を聞いても知らない人だった。
そこでラジオを切るのも少し気がひけたので聴き続けていた。
( ^ω^)「完結が短編一つって……そりゃそれを知らなかったら名前聞いてもピンとこない筈だお」
会話の雰囲気は、先ほどまでいた「情熱大陸」との対話よりも和やかだった。
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:10:40.58 ID:eU8b1sJ50
-
---いやもうマジ笑ったっすwwwww意味わかんねwww
---ギャババババババwwwwww
( ^ω^)「随分と楽しそうに話してるお……」
内藤は必死にラジオ専用したらばに書き込んでいた。
『最近の現行どうよ』
『オヌヌメある?』
『俺は「幻想をぶち殺すようです」だな』
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:13:33.14 ID:eU8b1sJ50
-
浮いていた。
IDの出ないしたらばで、1人で受け答えをする彼の書き込みは浮いていた。
どれもが彼らの日常や素性に関する書き込みで埋まっている。
( ^ω^)「これはどうにも手がつけられんお」
( ^ω^)「お? スカイプID?」
したらばの上部。
管理人による記載事項にそんなことが書いてあった。
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:16:01.70 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「スカイプ……ネット電話って時代進歩しすぎワロタ」
(;^ω^)「無料かお。はんぱねーお」
彼は急いで公式サイトにアクセスして、ダウンロードを済ませた。
この次に、自分が何をしようとしているのか自分でもちゃんと理解していた。
男性の言葉が耳から離れない。
---凸まってまーすwwww
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:17:35.19 ID:eU8b1sJ50
-
(;^ω^)「アカウントもとった、マイクはイヤホンでいけるらしいお」
(;^ω^)「あとはここにチャットを飛ばすだけ・・・」
( ^ω^)「ついにやっちまったお」
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:18:10.32 ID:zSfCqRqKP
- 支援
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:21:59.45 ID:eU8b1sJ50
-
それから少しのタイムラグの後、チャットが返ってきた。
night:初めまして。ブーン系書いてます
warota:どーもー。凸ですか?
night:はい。大丈夫ですか?
warota:いいっすよー。先に書いた作品教えてくれると助かるかなー
night:白いカルピスと赤いカルパスっていう作品を書いてました。
warota:おkです。紅白さんでいいすかね
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:24:55.01 ID:eU8b1sJ50
-
チャットを済ませて、電話待ちという状態。
ラジオでは少し遅れてタイピングの音が聞こえてきた。
---今ね、また飛んできました。新しい人っす
---おー。誰誰ー?
---ちょっと打ち合わせしてるんで少し待ってwww
と言った瞬間、電話がかかってきた。
思ったよりも大き目の音。タイムラグによる心の準備不足で心拍数が一気に上がった。
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:26:43.69 ID:eU8b1sJ50
-
「もしもしー?」
「あ、もしもし、もしもしですお!」
「スイマセン。ラジオ切って貰えます?」
「あ、はいですお!」
「おkですー。それじゃまず自己紹介お願いしますねー」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:29:34.71 ID:eU8b1sJ50
-
(,,゚Д゚)「ということで、呼び名とかどうしましょうか」
(*゚ー゚)「作品名長いよね」
(,,゚Д゚)「大体の人は代表作の名前で呼ぶんですけどね」
( ^ω^)(さっき自分で決めたのに……こういうのも一つの流れなのかお?)
(,,゚Д゚)「あ、じゃあ赤と白なんで紅白さんとかどうっすか」
(*゚ー゚)「おー! 一気に呼びやすくなった!」
( ^ω^)「あ、それいいですお。それでお願いしますお」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:40:22.09 ID:Lr8gAszb0
- すぃえん
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:43:35.42 ID:9eQ+X8cT0
- 支援
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:44:47.63 ID:eU8b1sJ50
-
自然体とは言えなかったが、ラジオの雰囲気は何となく掴んでいたため
聞かれたことを返していたら、あっという間の30分だった。
(,,゚Д゚)「それではね、まだまだ今日はゲストさん来たがってるんですよね」
(,,゚Д゚)「ってことで紅白さん。今日は色々ありがとうございましたー」
( ^ω^)(お、これが交代の合図だお。僕も分かってきたお)
( ^ω^)「はい、今日はありがとうございました」 キリッ
そう言って、内藤は通話切断のタブを押した。
そしてすぐさまラジオのURLを入れたプレイヤーを開く。
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:46:25.06 ID:Lr8gAszb0
- しーえ
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:47:28.67 ID:eU8b1sJ50
-
タイムラグの都合で一瞬だけ自分の声が聞こえた。
最後の挨拶のところだった。
( ^ω^)「ついに僕もラジオに……」
(*^ω^)「今更恥ずかしくなってきたお。今日は寝られないお」
そう言って内藤は次のゲストの話を聞いたところでラジオを切って、ベッドに身を投げる。
眠りに落ちるまで早かった。
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:51:15.31 ID:eU8b1sJ50
-
翌日は土日ということもあり、朝からパソコンを点けた。
デフォルト設定では、パソコンの起動と同時にスカイプが起動する。
( ^ω^)「お。なんかウインドウが……」
日付は深夜。日を跨いだ頃に送られたチャットだった。
送り主は昨日コンタクト追加したばかりのギコである。
そもそもインストールしたばかりの彼にコンタクトはギコしかいなかった。
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:54:26.72 ID:eU8b1sJ50
-
warota:どもー。
night:あ、遅れました。どうもですお。
warota:寝るの早いっすよwwww
night:緊張が解けたら急に……
warota:緊張してたんすかwwwwwwwワロタwwwwww
night:これぞマジヒキニートですお
warota:乙wwwwwwwwwww
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:57:20.86 ID:Lr8gAszb0
- しえんた
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:57:24.82 ID:eU8b1sJ50
-
warota:昨日はどうでした?www
night:いやーもっと上手く喋りたかったですお
warota:そんなwwwちゃんといけてたってwwwwwwww
night:ありがとうございますお
warota:明日。日曜日もまたやるんで来ません?
night:ホントですかお? 是非行きますお!
warota:今度は30分と言わず喋ってもらえると思いますーwww
night:テラ緊張wwwwwwwwwwww
warota:それじゃ詳細はまたwwwwwwww
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:00:30.13 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)「……なんか、あっという間に決まってしまったお」
( ^ω^)「今度はゲストじゃないってことだお?」
(;^ω^)「そんな喋れないお」
しかし、出ないつもりもなかった。
ブーン系小説という土俵で『書く』以外の立ち回り。初めて味わってみて悪くないと感じた。
( ^ω^)「そういえば……したらば」
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:01:26.41 ID:Lr8gAszb0
- すえ
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:02:28.00 ID:SKnXRzXkO
- いろいろ知らない事ばかりダナー 支援
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:03:43.79 ID:eU8b1sJ50
-
自分がゲストとして登場してからのしたらば。
掲示板には何が書かれているだろうか。非常に気になったが見るのは怖かった。
(;^ω^)「誰だよこいつ、とか書かれてたら凹むお……」
したらばにはラジオの反応が顕著に出ることを、聞いていた内藤はよく知っていた。
どんなに残酷な言葉も、匿名だからいくらでも書ける。
(;^ω^)「……」チラッ
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:03:58.96 ID:IPclwWCl0
- えんし
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:08:11.43 ID:eU8b1sJ50
-
名無し:mjd?mjd?
名無し:あんたの作品好きだwwwwwwwwwww
名無し:密かな良作だと思ったら知ってるやつ結構いんのか。なんか冷めた。好きだけど。
名無し:知らんがちょっと読んでくる
名無し:紅白って略し方いいな
名無し:次回作まだー?
名無し:いや、こいつ書いてるだろ
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:10:38.81 ID:eU8b1sJ50
-
(;^ω^)「……以外と」
始めて書いた作品を投下したときよりも鼓動が高鳴っているかもしれない。
そう思いながら板をスクロールしていく。
(;^ω^)「以外と、好感触……かお?」
( ^ω^)「……」
(*^ω^)「うはwwwwwwwwwwwwww」
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:15:52.82 ID:BZ6lPi/A0
- 支援
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:16:06.49 ID:eU8b1sJ50
-
(,,゚Д゚)「はい、それじゃね、始めますよ。ブーン系ギコラジオ」
(,,゚Д゚)「始めましての方のために自己紹介ですね」
(,,゚Д゚)「『猫がノコギリを持つようです』の作者です。作中の擬音からギコって呼ばれてるんで、そんな感じでお願いしますっと」
(,,゚Д゚)「今日はね、いつもと違った感じで進めていけると思うんでよろしくー」
(,,゚Д゚)「それじゃ、自己紹介よろしく」
( ^ω^)「はいどうも。紅白です。先日はお世話になりましたー」
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:19:37.96 ID:eU8b1sJ50
-
日曜の夜を迎えて、内藤はヘッドセットを装着してパソコンの前に座っていた。
事前の打ち合わせで、やはりイヤホンでは音質的に問題があると指摘されていた。
(,,゚Д゚)「この前のラジオ、どうでした?」
( ^ω^)「いや緊張しましたおwwwガッチガチだったじゃないですかおwww」
(,,゚Д゚)「そんなことなかったけどなあ」
昨日話したことだ、と思いながら内藤は軽快に話を返していた。
( ^ω^)(一度目よりも、ちゃんと喋れてる気がするお)
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:22:03.53 ID:eU8b1sJ50
-
名無し:続きまだー?
( ^ω^)「ちゃ、ちゃんと書いてますお! まだ出来てないだけ!」
(,,゚Д゚)「明日から頑張る的なwwwwwwwww」
( ^ω^)「違うわwwwwwwwwwwww」
したらばのレス読みにも慣れて、進行も少しずつサマになってきたところで何か音がした。
( ^ω^)「お? コンタクト?」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:25:26.15 ID:eU8b1sJ50
-
(,,゚Д゚)「紅白さんコンタクトだったんすか? 俺は眼鏡なんですけどね」
スカイプのコンタクト認証。知らない名前からだった。
コンタクト追加の要請はギコにしていたが、受けるのは初めてだった。
(,,゚Д゚)「あ、しぃさんスカイプ来ましたね。呼びましょうか」
ギコがそう言ったと同時に今度はギコからチャットが飛んできた。
口に出すことなく、内藤はそれを読んだ。
warota:それ、多分しぃからじゃないかな コンタクト認証でしょ?
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:28:46.36 ID:eU8b1sJ50
-
warota:俺はラジオのホストだから別だけど、コンタクト認証とかあんま言わない方がいいよ
warota:スカイプの繋がりをあんまり良く思わない奴らもいるんで
(;^ω^)(そうだったのかお……)
(*゚ー゚)「こんばんはー」
(,,゚Д゚)「どもどもー」
(*゚ー゚)「思ってたよりも早く帰ってこられたから来ましたー」
(;^ω^)「お、おいすー」
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:33:12.64 ID:eU8b1sJ50
-
(,,゚Д゚)「それじゃ、そろそろ終わりましょうかね」
(*゚ー゚)「そうですね」
( ´∀`)「そうするモナ」
( ^ω^)「僕も眠たいお」
(,,゚Д゚)「それじゃお疲れ様でしたー」
そう言って、通話は切られた。
そう思った途端、今度はチャットウインドウが送られてきた。
warota:みなさんお疲れっす
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:36:47.80 ID:eU8b1sJ50
-
mona:途中参加だったのに、結局最後まで居た俺。さすが俺。
c:もう眠いんだが
warota:俺も明日早いんだよねー
mona:あ、そういえば紅白さん
night:お?
mona:コンタクト追加いい?
night:おkですおー
内藤のスカイプコンタクト一覧に、また1人名前が増えた。
チャットログが伸びていたが、睡魔に負けて内藤は目を瞑った。
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:40:04.03 ID:FQ8nZCBG0
- しえ
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:47:24.20 ID:My4cnJQZO
- んえし
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:53:08.67 ID:ZSazHpmP0
- 支援
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:57:20.49 ID:eU8b1sJ50
-
一ヶ月が経ち、出演したラジオの回数も増えていた。
その傍ら、今書いている現行も遅くて一週間に一度のペースを守って投下していた。
その堅実さが、さらに内藤の作者としての株を上げることになっていた。
( ^ω^)「頼み込めばフェラしてくれそうなあやちゃんに乾杯」
(,,゚Д゚)「どうやらテメーとは相容れぬようですね。表でろ」
ラジオ内での内藤の様子も当初とはだいぶ変わっていた。
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:57:42.52 ID:FQ8nZCBG0
- 話はまだこっからだろ!?
やめんなよ!やめんなよ!
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:00:37.16 ID:eU8b1sJ50
-
(,,゚Д゚)「今日もゲスト呼びますよー」
(,,゚Д゚)「今かけます」
('、`*川「もしもし」
(,,゚Д゚)「はい、それでは自己紹介お願いします」
('、`*川「どうも、天を貫くぺニサスのようです、の作者です」
(,,゚Д゚)「まさかの女性作者でしたね」
( ^ω^)「ぺニサスさんでいいですよね」
(,,゚Д゚)「もうこれセクハラですよね」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:03:16.71 ID:eU8b1sJ50
-
('、`*川「まぁ狙って書いてるので全然問題ないです」
(,,゚Д゚)「おー。いいっすね」
( ^ω^)「なんかこう、口に出したくなる名前ですお。ペニサスペニサス」
(,,゚Д゚)「紅白バカすぎる」
そんなことを話しながら、内藤はスカイプを開いて通話相手のタグをクリックした。
そして、コンタクト追加の欄を押す。
('、`*川「!」
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:03:25.72 ID:ZSazHpmP0
- さるった?
支援
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:06:04.45 ID:eU8b1sJ50
-
会議通話の場合、参加者全員のスカイプアカウントが表示される。
内藤は何気ない会話をしながらペニサスにコンタクト認証を申し込んだ。
了承されれば、自分の一覧に相手の接続状態が表示されるようになる。そこで両者のコンタクト追加の成立となる。
( ^ω^)「!」
一覧にぺニサスの名前が出るまで、そう時間は掛からなかった。
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:09:45.93 ID:eU8b1sJ50
-
(*゚∀゚)「いやー呼んで貰えるとは思いませんでしたね」
(,,゚Д゚)「有名作者さんに来てもらえると、やっぱいいお話が聞けますからね」
( ^ω^)「ですお」
(*゚∀゚)「いやいやお恥ずかしいwwwwwww」
(,,゚Д゚)「照れんなwwwwきめえwwwww」
(*゚∀゚)「あ?」
(,,゚Д゚)「サーセン」
( ^ω^)(コンタクト追加、コンタクト追加……)
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:10:40.52 ID:My4cnJQZO
- しっえん
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:16:05.58 ID:eU8b1sJ50
-
ある日、内藤がいつものように現行作品の続きを書いているとチャットウインドウが飛んできた。
いいペースで書けていたが、一度打つのをやめて保存してソフトを閉じた。
tsuntsun:おはようございますー
( ^ω^)「お?」
チャットは先日コンタクト追加したばかりのツンデレからのものだった。
『ツンデレ狂乱日記のようです』作者。呼び名はツンデレ。
night:おいすー
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:20:43.62 ID:My4cnJQZO
- ししええん
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:21:16.64 ID:eU8b1sJ50
-
tsuntsun:今暇ですか?
night:どっちかって言えば暇ですお
暇を持て余して書くのがブーン系小説。
忙しさの中で切羽詰って書くものではない、それが彼の考えだった。
tsuntsun:それじゃちょっとお話しませんか?
night:別にいいですおー
( ^ω^)「……」
(;^ω^)「!?」
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:23:48.53 ID:eU8b1sJ50
-
慌ててマイクをパソコンに繋ぐ。
( ^ω^)「お話って電話だったのかおwww」
ξ゚听)ξ「あ、ごめんなさい。伝わらなかったですか?」
( ^ω^)「僕が慣れてないだけだお」
ξ゚听)ξ「今何してましたー?」
( ^ω^)「適当に現行書いてたお」
ξ゚听)ξ「邪魔しちゃいましたねwww」
( ^ω^)「いえいえだお」
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:29:58.19 ID:FQ8nZCBG0
- さぁ、こっからだ
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:30:04.07 ID:My4cnJQZO
- しえんえし
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:30:08.22 ID:eU8b1sJ50
-
ちょっと休憩
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:45:48.07 ID:eU8b1sJ50
-
ξ゚听)ξ「最近バイトのシフトキツいんですよねー」
( ^ω^)「僕はガチヒキニートだからバイトなんてしたことないお」
ξ゚听)ξ「お金とかどうしてるんです?」
( ^ω^)「親のスネかじりうめえwwwwwwww」
ξ゚听)ξ「ちょwwwwそれはないわwwwwwwww」
ξ゚听)ξ「それじゃ、もうすぐバイトなので」
( ^ω^)「頑張ってくるんだお」
ξ゚听)ξ「紅白さんも働けwwwwwwwwwwww」
( ^ω^)「嫌ですお」
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:48:16.20 ID:ePv1lhOIO
- 復活
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:48:31.78 ID:eU8b1sJ50
-
それから何度か、ツンデレから内藤に電話をかけることが度々あった。
内藤も基本的に暇でいつでもパソコンの前ということもあり、かかってくる電話は全て受けていた。
( ^ω^)「オフ会?」
ξ゚听)ξ「そう。やってみませんか?」
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:49:52.28 ID:My4cnJQZO
- そしてしえん
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:52:59.11 ID:eU8b1sJ50
-
ξ゚听)ξ「前から何度か話題には上がってたんですよ。みんなでご飯食べに行こーって」
オフ会。その言葉の意味は知っていたが、現実味はなかった。
あくまで内藤にとって彼らは画面の向こうの存在でしかなかったからだ。
( ^ω^)「オフ会かお……やったことないお」
ξ゚听)ξ「私もなんですけど、ちょっと興味あって。ブーン系なら知り合いも多いですし」
( ^ω^)「確かに、ネトゲでもこんなに身近に感じたことはなかったかもしれないお」
ラジオから始まった通話。
実際に話すことで、相手との距離はとても近いよう?≪感じられた。
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:57:20.07 ID:eU8b1sJ50
-
ξ゚听)ξ「多分、こういうのってギコさん主催になると思うんですよ」
( ^ω^)「やるならきっとそうだお。話まったく聞いてないけど」
ξ゚听)ξ「多分今晩にでもお誘い、来るんじゃないかな」
まだ実現はしていない。
行われるなら自分は呼ばれるんだろうか、内藤は少し期待していた。
ξ゚听)ξ「紅白さん、どうします?」
( ^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「私、行きたいんですけどやっぱり心細くて……」
ξ゚听)ξ「紅白さんがいくなら私も行こうかなって思うんですけど」
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:58:53.83 ID:eU8b1sJ50
-
( ^ω^)
( ^ω^)(やっべ、今の言葉たまらんお。めっちゃたまらんお)
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:00:06.86 ID:My4cnJQZO
- ねるしえん
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:00:07.74 ID:Zk/XRC6w0
- しえんぬ
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:01:05.66 ID:MuedbjavO
- >>87
それ言われるとたまらんわなwww
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:02:43.22 ID:VYp8YNOH0
-
ξ゚听)ξ「どうしますか……?」
( ^ω^)「もちろん」
気持ちの昂ぶりを感じつつ、内藤は言う。
あくまで冷静を装って、何てことのないような口調で言った。
( ^ω^)「もちろん、いくお」
ξ゚听)ξ「ホントですか!?」
( ^ω^)「っていうか」
( ^ω^)「ツンデレさんが行くなら僕も行くお」
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:03:59.48 ID:VYp8YNOH0
-
( ^ω^)(言ってやった……)
( ^ω^)(カーチャン言ってやったお。僕は言ってやったお)
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:09:39.77 ID:VYp8YNOH0
-
ξ゚听)ξ「……」
ξ///)ξ「もうっ」
(;^ω^)(テラ好感触wwwwwwwwwwwwwww)
ξ///)ξ「それじゃ、またバイトがあるので切りますよ!」
(;^ω^)「おっお。頑張ってお」
( ^ω^)「あ、そうだ。また明日もラジオあるから出て欲しいお」
ξ///)ξ「分かりましたっ」
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:10:09.64 ID:1SIx+OFGO
- もうネゲット寸前な気がする
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:14:25.06 ID:VYp8YNOH0
-
ξ゚听)ξ「あ、でも」
( ^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「この話、絶対ラジオで話しちゃダメですよ」
( ^ω^)「分かってるお。ブーン系オフなんて口にした日にはもう……」
ξ゚听)ξ「ただでさえ、スカイプやらmixiで怪しまれてますからね」
( ^ω^)「いやはや怪しまれてるだけで、実際にやるとは思わなかったお」
ξ゚听)ξ「とにかく、内密に、です」
( ^ω^)「分かってるお」
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:17:21.44 ID:VYp8YNOH0
-
行ってきます、そういってツンデレが通話を切った後、内藤は悶えた。
( ^ω^)「これは……」
( ゚ω゚)「やっべえええええええええええええ!!!!111」
( ゚ω゚)「服!!!11 着ていく服が何もないお!!!!11」
( ゚ω゚)「服を買いにいく服がねええええええ」
(;^ω^)「まさか僕がこんなにリア充になるんだなんて思わなかったお……」
( ^ω^)「こんなことになるなら服スレ馬鹿にしないで覗いておくんだったお……」
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:20:23.51 ID:VYp8YNOH0
-
見ても何の参考にもならない服スレを閉じた内藤は、素直にブラウザゲースレを開いた。
( ^ω^)「ネゲット……ってやつかお?」
( ^ω^)「僕には関係のない言葉だと思ってたお……」
( ^ω^)「けど、これはチャンスだお」
( ^ω^)「ブーン系小説は、ネゲットできるお」
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:24:07.14 ID:oern9WBw0
- しえしえ
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:25:41.08 ID:VYp8YNOH0
-
( ^ω^)「よし、今日も頑張って現行の続きを書くお!」
( ^ω^)「今日は30kbは書ける気がするお!」
こうして内藤ホライゾンの一日は過ぎていく。
日々ブーン系小説を書き、決まりのない締め切りに追われて。
自分との戦い。そう言って彼は今日も打ち込んでいく。
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:27:14.23 ID:VYp8YNOH0
-
それから半年。
今でも内藤は、ギコからオフ会の誘いを待ち続けている。
おしまい。
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:27:35.02 ID:R9z80FMxO
- ラジオなんてあるんだな
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:28:42.27 ID:4wgdluTR0
- 終わるなwwww
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:28:45.77 ID:1SIx+OFGO
- 終わったwww
もしかして実話?
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:33:08.04 ID:R9z80FMxO
- あれwwwww
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:36:39.08 ID:VYp8YNOH0
- >>101
そうですね ありますね
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:36:55.73 ID:OpFrXHCYO
- なんという尻切れww
続きはないのかwww
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:38:38.58 ID:k17NonhQ0 ?2BP(1237)
- sssp://img.2ch.net/ico/onigiriwattyoi.gif
これはいい終わり方w
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:39:28.56 ID:VYp8YNOH0
- >>102
100でちょうどよかったので><
>>103
(^ω^)
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:46:03.96 ID:MuedbjavO
- なんと言う……
乙
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:48:43.35 ID:PKSIBgDx0
- 引き際が凄いな
こんなのはじめてだ
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 01:13:02.73 ID:u631kRWQ0
- これは良い終わらせかたwww