ゆーれいさんでした

346 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:34:32.01 ID:XGCuX2CS0

ξ゚−゚)ξ ・・・うーん

(  ^ω^) どうしたお? つんさん

ξ゚−゚)ξ いや、ちょっと、疲れたみたいです

(  ^ω^) 幽霊でも、疲れるのかお?

ξ゚−゚)ξ ・・・

(  ^ω^) ・・・

ξ゚−゚)ξ ここ、二、三日・・・

(  ^ω^) ・・・

ξ゚−゚)ξ ブーンさん?

(  ^ω^) なんだお?

347 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:35:21.97 ID:XGCuX2CS0

゚听)ξ 私がもし・・・消えても・・・

(  ^ω^) ・・・つん?

ξ゚−゚)ξ ・・・いや、何でもないです

(  ^ω^) ・・・




ふわっ・・・しゅるっ・・・

(  ^ω^) ・・・あっ、つんさん・・・


349 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:36:22.33 ID:XGCuX2CS0

かあー かあー

ξ゚听)ξ 紅い夕日・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・きれい。屋根の上、好きだな


ξ゚−゚)ξ ・・・


ξ゚−゚)ξ ・・・あれ?

しゅるるるる・・・


351 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:38:17.32 ID:XGCuX2CS0

(  ^ω^) ・・・あ、つんさん。降りてきたのかお

ξ('、` ξ ・・・


( ;^ω^) ・・・つんさん?

ξ('、` ξ ・・・もう、だめ・・・みた・・・い

( ;^ω^) ・・・な、なにをいって

ξ('、` ξ つん、眠いんです・・・

( ;^ω^) ・・・お? 眠いだけかお?

ξ('、` ξ ・・・ぅん

( ;^ω^) ・・・吃驚して損したお・・・

ξ('、` ξ ・・・

・・・
・・・・

352 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:40:27.88 ID:XGCuX2CS0

川 ゚ -゚) ・・・

「愛を覚え始めた鳥が 雲を目指す・・・
 虹を探し出すまで、涙をこらえて
 光が、足りないよ・・・♪」

川 ゚ -゚) 電話・・・ブーンか

川 ゚ -゚) 何だ。こちら、クーだ

「あ・・・ブーンだお」

川 ゚ -゚) どうした? 元気がないじゃないか

「いや・・・その」

川 ゚ -゚) 厄払いでも、してほしくなったか?

「・・・どっちかというと、その逆だお」

川 ゚ -゚) ・・・?


353 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:42:16.66 ID:XGCuX2CS0

「幽霊って・・・寝るのかお?」

川 ゚ -゚) ・・・? kwsk

「つんさん・・・が」

川 ゚ -゚) ああ

「・・・だけど、眠ってしまって・・・起きないんだお・・・かなり時間たつのに」

川 ゚ -゚) ・・・眠る霊・・・二つ、理由が考えられる

「・・・なんだお!!!」

川 ゚ -゚) 一つは、単純にエネルギーが尽きかけているんだ

「・・・つん」

川 ゚ -゚) ブーン・・・死者に、あまり思いを募らせるのは止めろ・・・

「・・・」

川 ゚ -゚) お前が、辛くなるぞ

355 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:44:07.94 ID:XGCuX2CS0

「でも・・・」

川 ゚ -゚) ・・・霊になると、食事をしないし、普通は眠らない

「・・・」

川 ゚ -゚) だから、他の霊を食べたり・・・
     人からエネルギーをとる。

「なんで・・・? 幽霊なのに、そんなの必要あるのかお?」

川 ゚ -゚) その霊が、自分を保つのに必死であるなら・・・
     それなりの、力が要るんだ

     肉体がない分・・・かえってな

「・・・助ける、方法は」

356 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:45:06.36 ID:XGCuX2CS0

川 ゚ -゚) そのまま、眠らせることだ

「・・・?」

川 ゚ -゚) 幽霊というのは、本当は不自然な状態だ。
     そのまま、眠れば・・・その霊は未練なく、

     ・・・成仏したということになる

「・・・お?」

川 ゚ -゚) 未練があるなら・・・他を喰らうからな

「ちょっと待って欲しいお。じゃあ、つんは?」

川 ゚ -゚) ・・・



「つんに、消えろって言うのかおっ!?」


357 名前:ゆーれいさんでした:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21:47:12.17 ID:XGCuX2CS0

川 ゚ -゚) 消えるんじゃない、霊と言うのは

「もう、いいおっ!!! クゥ姉に相談したのが間違いだったおっ!!!」

がちゃんっ!!! っっつーつーつー・・・


川#゚ -゚) ・・・あの馬鹿。しかし・・・ほうってはおけないしな・・・



川 ゚ -゚) やれやれ・・・行ってやるか

・・・ぎぃいいいいい・・・ばたん



364 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:02:57.95 ID:Ahk0X0rk0
・・・

( ;ω;) つん・・・起きて欲しいお・・・つん

ξ('、` ξ ・・・

( ;ω;) このまま、突然の終わりは嫌だお・・・
      ちゃんと、伝えてない事もあるのに

ξ('、` ξ ・・・

( ;ω;) ・・・つん、生前の、君は・・・

ξ('、` ξ ・・・




366 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:03:41.55 ID:Ahk0X0rk0
  
( つω;) 君を知ってるのは、数年前までだお

( つω;) その時の君は、ちょっと、ブーンにとって嫌な奴だったお

( つω;) 何故か、ブーンにいつも冷たく当たってきたし

( つω;) 他の皆には、人当たりが良かったのに・・・

( つω;) きっと、ブーンとの相性が・・・悪かったんだおね?


( つω;) だから・・・ブーンは、君を避けるようになったお

( つω;) ツンの中に、こんな つん がいるなんて、知らなかったから

( つω;) ・・・



367 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:04:13.98 ID:Ahk0X0rk0

( つω;) それでも、ゆーれいさんのつんに、ブーンが話しかけたのは

( つω;) ・・・

( つω;) 本当は、たぶん ブーンはつんのこと、気になってたお

( つω;) ・・・

( つω;) 避けてたのも・・・冷たい態度が本当に辛かったから



( つω;) ・・・でも



( つω;) 懐かしい君を見たとき・・・ブーンは思わず




368 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:05:55.87 ID:Ahk0X0rk0

「雲がちぎれる時を 鳥は待ち続ける
 熱い あの太陽に 翼が溶けても
 会えるのを・・・待っているよ・・・」

( つω;) クゥ姉・・・

「おい、馬鹿弟」

( つω;) ・・・

「お前、つんさんのこと、調べてみたか?」

( つω;) ? つんさんの事、今更 調べる事なんて・・・

「はあ・・・私はな、ちょっと他の霊と毛色が違ってたから気になってたんだ」

( つω;) ???

「佐賀病院に来い。そこでいいものを見せてやろう」

ぷつ・・・つーつー

( つω;) ・・・つんさん、何か、大事な事らしいお。行って来るお



370 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:06:37.33 ID:Ahk0X0rk0

・・・ばたん

(  ^ω^) ・・・クゥ姉

川 ゚ -゚) 来たか

(  ^ω^) ・・・まさか

川 ゚ -゚) そう、つんさんは、私が予想するもう一つのケースだった

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) 彼女は・・・ここに、こうして生きている

( ;^ω^) じゃ、あの霊はっ!?

川 ゚ -゚) 生霊・・・という奴だ

( ;^ω^) ・・・つん


ξ('、` ξ ・・・・・・・・・・・・・・・




372 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:07:18.12 ID:Ahk0X0rk0
川 ゚ -゚) ただの霊にしては、感情が豊か過ぎた

(  ^ω^) ?

川 ゚ -゚) 普通の霊というのは、もっと感情の起伏が少ないんだ
     脳・・・という感情を動かす便利な装置がないからな

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) どうも、2週間前に自殺しようとしたらしく・・・
     手首を切った

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) だが、失血死寸前で助けられ、今に至る
     ・・・現段階、肉体的には目覚めてもおかしくないそうだが・・・

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) 生霊のつんさんは、消えて肉体に戻る。
     眠ってるのは、ただの準備だよ

(  ^ω^) ・・・なんだ、よかったお




373 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:07:59.02 ID:Ahk0X0rk0

川 ゚ -゚) ・・・ぶーん?

(  ^ω^) ・・・なんだお?

川 ゚ -゚) 実は、ツンさんは本当に危なかったんだが、
     突然、回復の兆しが見え出した

川 ゚ -゚) それからは、多少の上下はあったが
     順調に回復していった

(  ^ω^) ・・・突然?

川 ゚ -゚) つんの生霊が、お前の部屋にあがりこんだ時とどうも符合するようだ

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ー゚) ・・・つんさん、お前が助けたといってもいいんだろうな

(  ^ω^) ・・・本当に、よかったお




375 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:08:41.61 ID:Ahk0X0rk0

川 ゚ -゚) だが、お前にとって、たぶん良くないニュースがある

(  ^ω^) ・・・? なんだお?

川 ゚ -゚) たぶん、生霊のときの記憶はないぞ?

     ・・・どうやら、昔のお前らの仲は微妙みたいだな・・・

(  ^ω^) お・・・?

川 ゚ー゚) でも・・・眠り始めたなら、肉体の方の目覚めも近かろう
     お前、一緒にいてやれよ
     両親の許可はとった

(  ^ω^) ・・・でも

川 ゚ー゚) ・・・いいから。後は任せたぞ?

・・・ばたん


(  ^ω^) ・・・つんさん・・・




376 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:09:31.12 ID:Ahk0X0rk0

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

ξ゚听)ξ ・・・ここは・・・?

ξ゚−゚)ξ 病院・・・か・・・どうしたんだっけ・・・?

ξ゚−゚)ξ 右手首・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・あれ

ξ゚听)ξ ・・・なんで?

ξ゚听)ξ ・・・ブーン?


( ;^ω^) ・・・お、おはようだお


379 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:14:24.20 ID:7wZf2bXc0

ξ#゚听)ξ なんで、アンタがこんな所にいるのよ

( ;^ω^) ・・・

ξ#゚听)ξ 今、気分が悪いの。

( ;^ω^) ・・・あ

ξ#゚听)ξ ・・・悪いけど、出て行ってもらえない?

( ;^ω^) ・・・えと

ξ#゚听)ξ 聞こえなかった? 早く、出て行って?

(  'ω`) ・・・ごめんだお


とんとんとん・・・ばたん




380 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:15:01.60 ID:7wZf2bXc0

ξ#゚听)ξ ふん・・・いじいじしてて・・・イライラするわね

ξ゚−゚)ξ ・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・でも

ξ゚−゚)ξ ・・・見舞いに、来てくれたのかな・・・?

ξ゚−゚)ξ ・・・

ぎぎぎぎっぎ

ξ;゚−゚)ξ ・・・ん?

ぱちん

ξ;゚听)ξ ・・・み、右手が勝手にっ!!!

かち・・・かち、かち、かち、かち・・・

ξ;゚−゚)ξ 携帯に・・・変な文章が・・・?


381 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:15:51.38 ID:7wZf2bXc0

ξ;゚−゚)ξ ・・・ん?

かちかちかち・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・


かち、かち、かち

ξ;−;)ξ ・・・なによ・・・これ


かち・・・

ぴっ

ξ;−;)ξ ・・・


382 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:16:22.84 ID:7wZf2bXc0


(  'ω`) ・・・やっぱり、もう・・・

「雲がちぎれるときを 鳥は待ち続ける
 熱いあの太陽に 心が焦げても
 涙をこらえて・・・光を待ってるよ♪」

(  'ω`) ・・・?

(  'ω`) ・・・つん?




383 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:17:09.13 ID:7wZf2bXc0

「ブーンさん。つんです。
 わたし。幽霊だった、わたし。

 なんだか、生き返った私は 嫌な人ですね
 ごめんなさい。

 私がこの世に踏みとどまれたの・・・
 ブーンさんのお陰ですね

 もう、幽霊のわたしは殆どいなくて、今のツンがほとんどだけど

 でも、今のツンの中に、私は確かにいます。
 ブーンさん・・・幽霊の間、ありがとうございました。

 ・・・さようなら

 最後に、
 ツンがいつか、あなたに言うことがあると思います・・・
 不器用な性格で腹立てるかもしれないけど・・・その時まで、嫌わないでね」




384 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:18:09.12 ID:7wZf2bXc0

どたどたっどたっ

がたんっ!

( ;ω;) つんさんっ!

Σξ;−;)ξ ・・・

( ;ω;) あっ・・・

ξ;−;)ξ ・・・

( ;ω;) ・・・

ξ;−;)ξ ・・・

( ;ω;) ・・・つんさん

ξ;−;)ξ ・・・

( ;ω;) ・・・つんさん?



386 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:18:54.64 ID:7wZf2bXc0

ξ;−;)ξ ご

( ;ω;) ?

ξ;−;)ξ ご・・・めん

( ;ω;) ・・・

ξ;凵G)ξ ごめん・・・

( ;ω;) ・・・ツンさん

ξ;−;)ξ ・・・

・・・・・・
・・・・・


388 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:19:34.19 ID:7wZf2bXc0

「どうして、ツンさん、自殺なんかしたんだお?」

「・・・」

「話すの、嫌かお?」

「彼氏に、振られたの」

「・・・それは」

「私が悪いの」

「そんなこと」

「たぶん、私が、本気で好きじゃなかったから・・・」

「・・・? じゃ、なんで自殺なんかしたんだお?」

「彼氏が、キスしようとしてきてさ」

「お・・・?」

「ふふん・・・ブーンじゃ、経験ないか」


389 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:20:26.87 ID:7wZf2bXc0

「・・・#」

「わたしもよ・・・」

「・・・お?」

「いつも、断っちゃう」

「・・・」

「なんでだろうね」

「・・・うーん」

「なんか、嫌になるのよ・・・」

「・・・」

「ね?ブーン、貴方、彼女できたのよね? どんなこ?」

「はあっ!? いないお?」


390 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:21:07.04 ID:7wZf2bXc0

「・・・あれ? だって、前・・・町を仲良く」

「・・・? しぃさんの事かお? あのこは、ただの友達だお(残念ながら)」

「・・・そうだったんだ・・・」

「・・・」

「・・・わたしさ、昔、本当に好きな人がいたんだ」

「・・・そうなのかお?」

「なんか、でも・・・そいつ情けなくてさ・・・なんで こんな男好きになったんだろって

 ・・・いつも、冷たくしてた。子供だな・・・」

「・・・お?」

「でさ、そいつ、結局 わたしを避けるようになっちゃった」

「・・・あれ?」


394 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:23:50.93 ID:EvSlo0NS0

「・・・そいつとは、そのままよ。
 んで、他の男と付き合ってみたの・・・でも、だめね」

「・・・ツンさん、意外と一途だおね」

「・・・意外とって何よ。失礼ね」

「・・・ごめんだお」

「・・・・・・」

「・・・でも、古い話だおね? なんで今更の話しなんだお?
 ツンさんの自殺とは、直接は・・・」

「・・・相変わらずね」

「・・・お?」


396 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:25:31.90 ID:EvSlo0NS0

「昔、好きだったその男が女連れで歩いてるの、見たのよ。最近ね。
 それで、嫌になったの。突然、何もかもっ!!!」

「今まで付き合った男、そいつの代わりって、
 まだその男が、好きだったって! その瞬間、突きつけられたのよ」

「ツンさん・・・?」

「・・・ごめん。あーあ・・・なんで、ブーンに話してるんだろ」

「・・・・」

「それで、何もかも嫌になった私は、短絡的に自殺に走っちゃったの」

「つんさん・・・」

「大丈夫よ。優しいブーン。アンタの唯一の長所、優しい所。
 もう、自殺なんてしやしないから・・・」

「ツンさん・・・」

「行っていいよ? 昔の、ただの友達に・・・そんなに時間を使いたくないでしょ?」

「・・・」


397 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:26:09.26 ID:EvSlo0NS0

「また、来るおね?」

「えっ?」

「ブーンは、ツンさんが好きだから・・・
 貴方の中の・・・つんさんも」

「・・・な、何言ってるのよ・・・」

「・・・ブーンは、つんさんに頼まれたお」

「・・・あのメール? よく分らないんだけど」

「本当、遠まわしにしかいえない、素直じゃない性格・・・
 自分で分かってるんだおね?」

「・・・なっ!?」

「・・・大丈夫だお。ブーンも、昔 好きだった女の子が、一番好きなんだお」

「・・・え・・・」


398 名前:以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします:佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 22:28:51.74 ID:EvSlo0NS0

「幽霊になってしか、正直になれないなんて・・・つんさんらしいお」

「こ、こら、ほんとうに、どういうこと???」

「・・・よしよし。かわいいおね」

「こ、こら、体が動かないからって、馬鹿にしないでよ。撫でないでっ!!!」

「さて、じゃ、そろそろ行くお。また明日」

「へ? しかも、明日?」

「じゃ、つんさん・・・またね」

「ああ・・・ちょっとっ!!!」

ぎぃ・・・ばたん


ξ;゚−゚)ξ わけわかんない・・・

ξ*゚−゚)ξ ・・・・



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