( 'A`)ドクオと川 ゚ -゚)クーは東京で暮らすようです

1 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:47:15.06 ID:7stp8p/B0


ずっと一緒にいようって
ずっと一緒に笑おうって
いつもそう思ってたんだ
でも、それは俺の甘えた考えだったよ
巻き込んでしまって本当に申し訳ないと思ってる

「キミがいいならそれでいい」

一言そう返事をくれたから東京に行くって決意出来たんだ。
なのに なのに俺は・・・

ねぇクー
いつも無表情だったけどどうして今は笑顔なのかな
いつも俺が何気ないことを言っても真剣に聞いてくれて真剣に応えてくれて
嬉しかった。

まだ逝くべきじゃないかもしれないけど
・・・・・・未練なんて残したら駄目だと思うんだ

・・・クー・・・・・・


2 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:47:34.91 ID:7stp8p/B0








( 'A`)ドクオと川 ゚ -゚)クーは東京で暮らすようです






3 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:48:00.17 ID:7stp8p/B0

目覚し時計が指定した時間に鉄を鉄で音を響かせ聞きなれたなじみのジリリという音を鳴らす
その音に反応し、一人の青年は目を覚ました

( 'A`)「もう朝か・・・」

この日俺はある決意をしていた
高校生活最後の日
今日は卒業式でみんなが進路を決めて大学に行ったりと仕事を始めたりとする大切な日
勿論俺も決めていた

東京に行って一緒に幸せに暮らすんだ




4 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:48:33.94 ID:7stp8p/B0
着替えを取り、最後の学生服に腕を通し準備を整える
卒業式の際には持っていく荷物は特に無い
あるとすれば筆記用具とカバンくらい

3年間使いつづけてぼろぼろになっているカバンを手に取り家を出た
朝飯を作るのは面倒だったので朝飯は抜きにして学校へと向かった
「ご飯はしっかり取らなくては駄目だぞ」
とよくクーに言われていたけどたまには抜いても大丈夫と心の中で呟き通学路を歩く
少し歩いた先に毎日待ってくれている彼女の姿が見えた

川 ゚ -゚)「遅い」

(;'A`)「ごめんごめん」

川 ゚ -゚)「毎日毎日待っているほうの身にも・・・」

色々と今までの愚痴を垂れられながら学校へと足を運んでいく
見慣れた街並み
特に何もないこの街は川が流れて少しドアが曲がっている変哲な看板を下げた居酒屋やこじんまりとした株式会社 ずっと通っているけど入ったことがないから分からないけど結構長い間続いてる分からして少しは大きな会社なんだろう

少し歩いていくとまた見慣れた街並みが広がっていた



5 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:48:57.65 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「これで最後なんだよな」

川 ゚ -゚)「そうだな・・・思えば長かったようで短かったな」

( 'A`)「・・・少し寂しいな」

川 ゚ -゚)「なに、またいつでも見れるさ」

少し心寂しさを感じながらも目に映る全てを忘れないようにと必死に見ていた

( ^ω^)「お」

( 'A`)「あれ?ブーンじゃねぇか お前どうした?いつもはもっと遅いのに」

小学校からの友であり腐れ縁でもあるブーンが川に沿った道を歩いていた。その横にはこれまた小学校からの友であるツンがちょこんと並んでいた
コイツ等は高校に入るまでは付き合ってはいなかったがいつも一緒にいたから「いつか付き合うなアイツ等wwww」と皆で噂をしていたらそのとおりに高校に入り付き合い始めた
皆が見て皆が言えるほどのバカップルになっていた

6 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:49:27.66 ID:7stp8p/B0
ξ--)ξ「なんか卒業式くらいは早く行くお!とか言い出してねー・・・おかげで大分早めに起こされてね、眠いったらありゃしないわ・・・ふわあ・・・」

よっぽど早く起こされたらしくあくびまでしている
昔っからブーンは突拍子もないことを言い出すことがあり、よく俺やクーやツンは付き合わさせられていた
まぁ・・・そんなとこ嫌いじゃないんだけどな

( ^ω^)「おっおっwwwwたまには早起きもいいおwwww」

ξ゚听)ξ「それにしたって早すぎるわよ・・・なんで朝の5時から・・・」

(; 'A`)「5時に起こされたのかよ・・・」

ξ゚听)ξ「えぇいきなり電話をかけてきて ツン!起きるお!学校の仕度するお! とか
言い出すんだもん」

川 ゚ -゚)「ドクオにそれを言われていたら私は無視して寝そうだがな」

(; 'A`)「しれっとひでぇ」

( ^ω^)「でもそんな日もたまにはあってもいいおwwww」

ξ゚听)ξ「アンタの場合はいつも、だけどね」

とはいってもツンの表情は別に嫌がってはおらず逆に少し嬉しそうであった
相変わらずだよなコイツ等も

7 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:50:00.13 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「学校が見えてきたな」

( 'A`)「そうだな・・・これで最後か」

ξ゚听)ξ「なーんか思えば長かったようで短かったわね」

( 'A`)「クーと同じこと言ってるよ」

ξ゚听)ξ「え、え?クーちゃんも言ってたの?」

( ^ω^)「クーとツンは気があうんだおwwww」

川 ゚ -゚)「私は一番ドクオと気が合うと思ってるんだがな」

ξ*゚听)ξ(* ^ω^)「朝っぱらから見せ付けてくれる(わね)(お)」

(* 'A`)「言われたこっちも少し恥ずかしいってもんだ」

川 ///)「い、いや・・・べ、別に大したことじゃ・・・」

( 'A`)「それじゃ俺は大したことない存在なんだな・・・」

川 ///)「そ、そうじゃなくて・・・」

(* ^ω^)「うはwwwwクー可愛いおwwww」

ξ゚听)ξ「私は?」

すかさずツンがブーンの言葉に反応する
あまり気にせず言ったようだがツンからすれば彼女である自分ではなく他の子を可愛いといわれれば多少の嫉妬心は沸くのだろう

8 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:50:22.84 ID:7stp8p/B0
( ^ω^)「え?勿論ツンも可愛いお?」

ξ゚听)ξ「 も ?」
綺麗なロングストレートの金髪が少し揺れツンの右手がブーンの右脇腹を的確に捉える右ストレートを放った

(; ^ω^)「ぶふう!ちょ、落ち着くお!」

腹を抱えながらも怒ったツンを落ち着けようとまぁまぁとなだめるが

ξ#゚听)ξ「私は可愛くないっていうの!?」

ツンは昔からブーンの言葉にはすぐ腹を立てたりしてカッとなる が、これもまた愛情の裏返しという奴なのだろう

( ^ω^)「ツン・・・」

ξ#゚听)ξ「何よ!」

( ^ω^)「大好きだお・・・」
それだけ言うとツンのおでこに軽くキスをする

・・・朝っぱらから見せてくれるなコイツ等は

ξ///)ξ「ちょ、ちょっと!い、いきなり何してんのよ!」

( ^ω^)「ツンが大好きだからやっただけだお」

ξ///)ξ「ば、バカ!べ、別にそんなこと言っても許さないんだから!」

(* ^ω^)「おっおっwwww」

9 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:51:53.45 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「一生やってろwwww行こうクー」

川 ゚ -゚)「ああ、行こうか」

それからブーンとツンの話をしながら学校へと向かった
昔からブーンとツンは良く一緒に居たとかあの二人は絶対に付き合うと思ってたとか
しばらく話をしていると校門まで近づいておりゆっくりと歩き校門をくぐる
しばらく歩くと学年別に分けられ名前の書かれた見慣れた下駄箱がその大きな存在感を見せ付けている

( 'A`)「この靴箱もなかなか年季入ってるよな」

川 ゚ -゚)「そうだな。私達が入学した時すでにあったからな」

( 'A`)「俺らより年上かもな」

川 ゚ -゚)「かもしれないな」

しみじみと下駄箱の話をしながら教室へと上がった


10 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:53:06.03 ID:7stp8p/B0
教室に入ると数名があちらこちらでHRが始まるまでの時間話をしていた
「これからどうする?」や「で、その時俺がアイツを殴ったわけよwwww」などと痛い武勇伝を語っている奴もいた
正直なんでこの学校には厨二病の奴しかいないのかと思っていたが次第にどうでもよくなってきたので適当に話を合わせてしまっている自分がいることに気付き違った意味で寂しくなる時もあった
ただこんな光景でももう見れなくなるのかと思うと少し寂しい気持ちもあったりなかっりする

11 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:53:29.88 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「あれ?二人とも今日は少し早いモナね」

教室には教師用の机に椅子があり、その椅子にはこの3年間ずっと同じクラスを受け持っているモナー先生が座っていた
モナー先生はおっとりとした顔立ちで、犬で例えるならチワワみたいな落ち着くふいんき(ry)を持っている
そんなモナー先生が椅子からすっと立ち上がり自分達の前に歩いてくる
近くに寄ってくるのが緑のバンダナを頭に巻き少し年老いたふいんき(ry)を持っている軍人だったら物凄く怖いのだがモナー先生にはそんな感じは微塵もないので『なんだろう?』くらいの気持ちでこちらへ来るのを待っていると


12 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:53:55.98 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「なんすか」

( ´∀`)「相変わらずお似合いな二人だモナ」

川 ゚ -゚)「い、いきなりなんですか」

( ´∀`)「いやなに、この二人もこれで見えなくなるのかと思うと少し寂しくなってきただけモナ」

( 'A`)川 ゚ -゚)「先生・・・」

( ´∀`)「まあドクオは勉強全くしなくて手を焼いていたから少しは気が楽だからあまり気にしないモナ」

( 'A`)「ヒデェ」

川 ゚ -゚)「全くその通りですね。ドクオときたら勉強会を開いても『ワカンネ 寝る おやすみ』とか言ってどこからか枕を取り出して眠りますからね」

( ´∀`)「とことん勉強意欲がなかったモナか」

( 'A`)「・・・最後まで鬱だ」

( ´∀`)「冗談モナよ」

川 ゚ -゚)「本気にするな アメリカンジョークという奴だ」

( 'A`)「把握した」

13 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:54:21.30 ID:7stp8p/B0
集中言葉責めを受け終わったすぐ後にブーンとツンがいちゃいちゃしながら教室に入ってきた
その様を見てキモピザである中田君はブツブツと何かを呟いていた まあ恐らく嫉妬して氏ねとか言ってるのだろうと思う
そしてその横で呪い人形を打ち付けている変態な田中君もいた
この二人に関しては全く不明なので特に気にしない 勝手にやってろって感じだ


14 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:54:50.91 ID:7stp8p/B0
( ^ω^)「先生おはようだお!」

ξ゚ー゚)ξ「おはようございます」

( ´∀`)「二人ともおはようモナ」

相変わらずの笑顔なブーンにそれをはるかに上回る笑顔を見せているツン
恐らくはさっき通学途中でブーンにキスをされたからだろう
・・・今度クーにやってみるか

川 ゚ -゚)「・・・?何か言ったか?」

(; 'A`)「え!?いや?何も?」

川 ゚ -゚)「・・・?」

にまりと笑ってそんな考えが声になって出かけていた 危ないところだった・・・


15 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:55:38.36 ID:7stp8p/B0
( ^ω^)「今日から会えなくなると思うと寂しいですお」

( ´∀`)「私もだモナ。元気するモナよ?」

ξ゚ー゚)ξ「コイツはいつでも元気ですよwwww」

( ´∀`)「それもそうモナwwww」

(* ^ω^)「おっおっwwww」

馬鹿にされているのに褒められていると思っているのだろう やっぱりブーンはどこまで行ってもブーンなんだな。こんなことでそう思うのは多少失礼かもしれないがそこは気にしたら負けだと思っているので気にしない


16 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:56:15.57 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「ところで・・・」

( 'A`)「ん?どした?」

川 ゚ -゚)「卒業して・・・これからどうするんだ?」

( 'A`)「あー・・・後でゆっくり話すよ」

川 ゚ -゚)「?ああ分かった」

( 'A`)「そういうクーは卒業してから何か予定とかあるのか?」

川 ゚ -゚)「正直なところ働く予定もないのでどうするか考えているところだ」

( 'A`)「それは丁度良かった」

川 ゚ -゚)「?何がだ?」

(* 'A`)「なんでもないよ」

川# ゚ -゚)「・・・なんかムカツク」

(; 'A`)「ちょ!苦しい!苦しいってクーさん!ら、らめええええええ!!!!」

突如首を締めて来たクーになす術なく落された俺はHR前にモナー先生に起こされニヤニヤと笑っているクーの隣へと座った


17 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:56:47.98 ID:7stp8p/B0
川* ゚ -゚)「よく眠れたかな?」

( 'A`)「ドクオは肩こり腰痛首痛に見舞われています」

川* ゚ -゚)「・・・ぷぷ」

( 'A`)「笑い事じゃねーっての」

川* ゚ -゚)「私を馬鹿にするからだ」

( 'A`)「馬鹿にはしてねーんだがな・・・」

( ´∀`)「はいそこ!静かにするモナ!」

俺だけを指して注意するモナー先生
やっぱりクーは声を殺して笑っているのだった。


18 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:57:22.94 ID:7stp8p/B0
それからしばらくモナー先生の一年間の思い出を聞いていると卒業式の始まる時間になったので皆が廊下に整列して体育館へと向かう
これから校長先生の長い話が待っているの・・・男子の顔は眠るまいという決意に満ちていたが一部の者は既に諦めて眠る気満々であった

体育館に入ると既に眠っている1、2年生の姿がちらほらあった
まあ正直どうでもいいだろうな。俺だって去年は普通に寝てたし・・・
そしたら確か真ん前に座っているクーにマジックで目の周りに丸を書かれたんだったか。しかも油性で書かれていたから中々落ちなかったな・・・その顔でずっと眠っていたのだから色んな人に笑われてたんだろうな・・・鬱だ

19 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:57:49.61 ID:7stp8p/B0
今年は眠るまい 決意して用意されていた椅子に座る
そして卒業式が始まった――――――

絶好調の校長の話が始まる

( ・∀・)「えー君たち3年生が我が校に入学して早3年となる・・・思えば今日のように桜が舞い散っていた・・・くどくどかくかくしかじか」

( -A-)「ぐー・・・ぐー・・・」

( ・∀・)「ハイ!そこ眠らない!最後くらいちゃんとしなさい!」

( -A)「ぐー・・・ぐー・・・」

( ・∀・)「起きろよ」

( ^ω^)「・・・ドクオ!起きるお!」

( -A)「あと5分・・・」

( ・∀・)「・・・えーこのように眠っている輩もいるがもう気にしないことにする。・・・かくかくしかじか」

ドクオは校長先生から直接注意を受けても起きずそのまま眠り呆けているとしばらくしてモナー先生がやってきてドクオを起こす


20 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:58:18.19 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「ドクオ、起きるモナ」

( -A)「・・・?」

( ´∀`)「そろそろ校長先生の話終わるから起きるモナ」

( -A)「・・・え?」

( ´∀`)「起きたモナか?」

( 'A`)「・・・俺寝てました?」

( ´∀`)「校長先生に直接注意を受けたのに後五分とか言って眠ってたモナ」

( 'A`)「・・・鬱ダ氏ノウ」

( ´∀`)「死ぬ前に教室に戻るモナ」

( 'A`)「オッス」


21 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:58:37.71 ID:7stp8p/B0
モナー先生の言ったとおり校長の長い話はそれからすぐに終わった
あとは教室に戻り担任の先生から卒業証書を渡されるのみ
正直、少し寂しい

涙を流す者や眠そうに目を擦る者
これからどうするかを話している者
その人々を通り過ぎて自分のクラスへと入る

( ´∀`)「これから卒業証書を渡すモナ 呼ばれたものから来るモナよ」

これで本当に最後なんだな
卒業したらもう社会人だ 今まで見たいにバカをやらかすことも出来ない
やっぱ寂しいもんだな


22 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:58:59.28 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「出席番号1番 内藤君」

( ^ω^)「はいですお!」

最後の最後までコイツは元気だ
もしかしたら悲しかったりもするのかもしれない でもコイツはそうゆうところを見せないんだよな
色々バカやったけどなんだかんだで楽しかったよブーン

( ´∀`)「お前は成績もそこまで芳しくなかったモナ でも落ち込んだ者や切羽詰った者のストレスを和らげてくれたりとよくやってくれたモナ・・・社会に出てもそのままでいるモナよ がんがるモナ!」

( ^ω^)「先生・・・はいですお!」

少しだけ、ほんの少しだけだけどブーンの目に涙が浮かんでいた
もしかしたら見間違いかもしれないけど、あれは泣いていた

23 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 21:59:36.95 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「出席番号2番 ドクオ君」

( 'A`)「はい」

何故だか緊張だとかそんなモノはなかった
体がふわふわと浮いているような・・・そんな感じはするけれども

( ´∀`)「内藤同様に成績は芳しくなかったモナ でも暗そうに見えても何か先を考えて色んな者の先導に立ってくれていたモナ そんな君に私もたまに救われたモナ 何かとすぐに死のうとしないようにするモナよ」

そういうとモナー先生は俺の肩をぽんっと小さな力でそっと叩いた

( 'A`)「はい!3年間ありがとうございました」

一歩下がり一礼
今までお世話になった感謝の意を込めて

そしてあまり知らない奴や皆が呼ばれて卒業証書を受け取る
こみ上げる嗚咽を必死に堪えて震える両手で受け取る者も何名かいた

そしてツンの番になる


24 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:00:56.42 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「出席番号24 ツン君」

ξ゚听)ξ「・・・はい」

ツンの声は鼻声になり曇っていた
いつも強がっていたけれどこういう時まで強がってるんだなツンは

( ´∀`)「いつも強がって常に前に立ち負けず嫌いで、それでも褒められるとすぐ顔を真っ赤にして嬉しい感情を抑えて強がっていたモナ そんな君を可愛いという者も多々いたモナ
でも苦しい時や辛い時は無理に強がる必要なんてないモナ弱音を吐いて泣くことも大事モナよ」

ξ;凵G)ξ「せんせ・・・はい!今までありがとうございました!」

堪えていた涙を流し一歩下がり一礼して自分の席へと戻る
それでもまた涙を堪え嗚咽を殺していた
横の席のブーンが何も言わずツンの背中をさすっていた

25 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:01:52.32 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「出席番号25 クー君」

川 ゚ -゚)「はい」

( ´∀`)「いつも冷静で何事も早急に対処して問題が起こると強い正義感で問題解決に本気で当たる。そんな君を格好良いと思ったことも多々あったモナ その正義感を忘れないでがんがるモナよ でもツン君と同様に時として弱音を吐いて涙を流すことも忘れないで欲しいモナ」

川 ゚ -゚)「3年間ありがとうございました」

表情を乱さず一歩下がり一礼する
クーの背中は何故だか大きく見えた

後ろに向き直りゆっくりと歩き隣の席へと座る。

26 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:02:19.64 ID:7stp8p/B0
( ´∀`)「以上で卒業証書授与を終わるモナ 学級委員最後の挨拶を頼むモナ」

ξ;;)ξ「起立!礼!ありがとうございました!」

『ありがとうございました!』

( ´∀`)「それでは解散!みんながんがるモナ!」

卒業証書授与を終え最後の挨拶も終えみんなが家に帰る準備をし始める

ブーンがカバンを持ち俺の前へとゆっくりと歩み寄って一歩手前ほどで止まる
カバンに卒業証書を入れ椅子に座っている俺を見て口を開く


27 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:02:55.29 ID:7stp8p/B0
( ^ω^)「おっおっ・・・高校が終わってもずっと友達だおドクオ」

( 'A`)「ったりめーだ忘れんなよw」

( ^ω^)「忘れるわけないお!」

( 'A`)「俺はいいとして・・・ツンのとこいってやれよ」

( ^ω^)「把握だお!」

両手を広げブーンと言いながらツンの元へと駆けていった

28 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:03:24.40 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「さて、俺らも帰るとしようか」

川 ゚ -゚)「そうだな 帰ろうか」

( 'A`)「帰りに少し話があるから喫茶店でも寄っていかないか?」

川 ゚ -゚)「全然構わん」

( 'A`)「それじゃ帰ろうか」

川 ゚ -゚)「うむ」


今生の別れと言わんばかりに涙を流しながら話をしている面々や何事もなく話をしている面々をちらりと眺めクーと一緒に教室を出た

( 'A`)「さよならVIP高校」

一言だけ呟いてVIP高校を後にした


29 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:03:57.42 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「ところで話ってのはなんだ?」

( 'A`)「まあそう急くな急くな」

川 ゚ -゚)「喫茶店までお預けか」

( 'A`)「結構大事な話だからな 何か飲みながらのほうが良いと思ったからさ」

川 ゚ -゚)「ドクオが真面目な話をするなんて私に告白した時くらいじゃないか?」

( 'A`)「ちげーよwあれはクーが告白したんだろ?」

川 ゚ -゚)「む?ドクオが告白したんじゃないか」

( 'A`)「そうだったか?・・・あ、そうか」

川 ゚ -゚)「私達がラウンジ中学の卒業式を終えて帰るときに私を屋上に呼び出しただろ?それで顔を俯かせて・・・」

(* '∀`)「あーもう!良いって!恥ずかしい」

30 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:04:24.43 ID:7stp8p/B0
川 ゚ ー゚)「全くベタ過ぎて笑いを少し堪えていたんだぞ?」

(* '∀`)「今思えば確かにベタ過ぎた」

川* ゚ ー゚)「だが私は気に入っているぞ?あの時のドクオのどぎまぎした告白や了承した時の喜ぶ顔がw」

(* '∀`)「ガチで緊張してまともに喋れなかった上にまともに顔を見れずに伏せてたら『男だろう!もっと男らしく顔を上げてはっきり言え!』とかって怒鳴られもしたな」

川* ゚ ー゚)「だが言った瞬間私を真っ直ぐな目で見て声を張り上げて『す、好きです!僕と付き合ってください!』とか言ってそれからまた顔を伏せていたな」

(* '∀`)「そしたら即答だったな『私も好きだ、これからもよろしく頼む』ってさ」

川* ゚ ー゚)「しかし今思うと懐かしい思い出だ」

(* '∀`)「全くだw」

31 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:04:55.55 ID:7stp8p/B0
それから初めてのデートや色々と話をしながら喫茶店へと向かった
話に夢中になっているとあっという間に喫茶店へと着いて店内へと入っていった
店内は卒業式を終えて集まった学生がちやほやいた
店内を見渡していると店員が一人来て小さな丸テーブルが一つと背もたれのついた椅子が対面するように置かれている場所へと案内され顔を合わすように座る


32 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:05:37.24 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「それで・・・話とは?」

( 'A`)「俺、東京に行こうと思ってるんだよ」

川 ゚ -゚)「とう・・・きょう?」

( 'A`)「ああ。夢があるんだ」

川 ゚ -゚)「夢・・・?何だ?」

( 'A`)「笑うなよ?」

川 ゚ -゚)「笑わないさ」

( 'A`)「自営業をしたいんだ。東京に出て資金を溜めて設立する」

川 ゚ -゚)「本気か?恐らくドクオが思っている以上に辛いし苦しいぞ?」

( 'A`)「決めたんだ。親にも話をつけてある」


33 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:05:55.66 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「そうか・・・わかった。ならもう何も言わないさ」

( 'A`)「それで、なんだが・・・」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「俺と一緒に来てくれないか?」

川 ゚ -゚)「え?」

( 'A`)「東京行きの切符はもう買ってるんだ」

川 ゚ -゚)「・・・」

( 'A`)「この街を出て東京で一緒に暮らしてくれないか?」

川 ゚ -゚)「私は・・・」


34 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:06:17.63 ID:7stp8p/B0
突然の誘い
勿論戸惑う でも嬉しかった
私を必要としてくれている

ドクオの目は真っ直ぐに私の方を見ている
飲み物は一切飲まず、時が止まったようにも感じられる
私もドクオのほうを真っ直ぐに見る

ドクオが口を開いた


35 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:06:41.11 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「俺には・・・クーが必要なんだ」

川 ゚ -゚)「キミがいいならそれでいい」

( 'A`)「え?」

川 ゚ -゚)「私が必要なのだろう?なら・・・構わない」

( 'A`)「いいのか?辛い時や寂しい時も多少あるかもしれないよ?」

川 ゚ -゚)「覚悟はしている」

( 'A`)「無理に付き合う必要もないんだぞ?」

川 ゚ -゚)「それは一緒に来て欲しいのか欲しくないのか分からんぞ?私は全然構わない無問題だ」

( 'A`)「ありがとう」

川 ゚ -゚)「気にするな。私とドクオの仲だろう」

(* 'A`)「・・・言ってくれるねえ」

川* ゚ -゚)「最愛の人と一緒にいることで私は幸せだ」

(* 'A`)「俺もだ。クー」


36 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:07:03.79 ID:7stp8p/B0
それからしばらく笑っていた
私もドクオも後のことは考えず先にある幸せだけを想像して、それを話して笑っていた
ただ、馬鹿な甘えや未練も全部捨てていかなきゃならない
未熟ながらにそれだけは理解出来た。


37 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:07:24.63 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「さて・・・いつ出るんだ?」

( 'A`)「一応予定は明後日だ」

川 ゚ -゚)「明後日・・・か。分かった。それまでに荷物をまとめておく」

( 'A`)「・・・ありがとう」

川 ゚ -゚)「そう固くなるなw今まで通り接してくれ」

( 'A`)「・・・おうw」

川 ゚ -゚)「それでよし」

( 'A`)「それじゃ午後はどうしようか?荷物の整理や親にも色々言わなくてはならないだろう?」

川 ゚ -゚)「そうだな。今日は会えないと思う」

( 'A`)「分かった。それじゃ何かあったらメールくれ」

川 ゚ -゚)「把握した」

( 'A`)「それじゃまたなw」

川 ゚ ー゚)「また」


38 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:08:01.61 ID:7stp8p/B0
勘定はドクオが払ってくれた
最近何かとおごってもらっているからここは出そうと思ったら

( 'A`)「俺が出す」

川 ゚ -゚)「今日ばかりは私が出す」

( 'A`)「今日俺が出すのは法律で定められていることだからクーに拒否権は一切ない!残念!」

川 ゚ -゚)「なんだそれ」

( 'A`)「まあ俺が出すってことだ」

川 ゚ -゚)「むう・・・いつも悪いな」

( 'A`)「気にすると寿命が3年縮む呪いをかけたから気にするな」

川 ゚ -゚)「それは気にしたら駄目だなwありがとう」

( 'A`)b「全然おk」

とまあ結局払えなかったわけだ
今度は何を言われても絶対におごると心に強く誓った。いや本当に。

39 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:08:30.24 ID:7stp8p/B0
家に着くと母さんが「卒業おめでとう!」とドタドタと玄関まで走ってきて私の顔を見てそう言った
どうも話しづらい

川 ゚ -゚)「ありがとう」

('、`*川「あらあらクーちゃんからお礼を言われるなんて今日は槍でも降るのかしら」

川 ゚ -゚)「第二の言葉がそれとは相変わらず失礼な母親だ」

('、`*川「そんな母親にこれまで育ててもらったのよ?w」

川 ゚ ー゚)「感謝している」

('、`*川「それはそうと何か考えてる表情ね」

川;゚ -゚)「え?そ、そんなことないぞ?」

('、`*川「それで他の人を騙せても私は騙せないわよ?吐いちゃいなさい!w」

川;゚ -゚)「むう・・・伊達に18年間一緒に過ごしたわけじゃないか」

('、`*川「正確には18年と3ヶ月ってとこかしらねw」

川 ゚ -゚)「何かと流石だな」

40 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:08:56.49 ID:7stp8p/B0
ドクオに言われたことを自分の思いを全て母親に話した
ドクオが私を必要としていることを、そして私もドクオを必要としていることを。
ずっと一緒に居たいことも、18年間と3ヶ月お世話になった思いも込めて
何も言わずにただ真っ直ぐに私を見て話を聞いていた母さんが口を開いた

('、`*川「そう・・・」

川 ゚ -゚)「駄目だろうか?」

('、`*川「どうせ反対しても行くんでしょう?」

川 ゚ -゚)「・・・」

首を縦に振る


41 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:09:33.83 ID:7stp8p/B0
('、`*川「大丈夫。父さんには私から話しておくから自分のやりたいことを精一杯悔いの残らないようにしてらっしゃい!だけどたまには連絡よこすのよ?それが条件」

川 ゚ -゚)「・・・ありがとう」

('、`*川「それじゃ荷物をまとめてらっしゃい。必要なものがあったら揃えてあげるからね?」

川 ゚ -゚)「度々申し訳ない」

('、`*川「全く・・・本当に融通の利かない子になったものだわ」

川 ゚ -゚)「母さんと似たのだろうな」

('、`*川「そうねw」

川 ゚ -゚)「それじゃ荷物をまとめてくる。ありがとうペニサス母さん」

('、`*川「名前で呼ぶなんていつぶりかしらねえ・・・まあ行ってらっしゃいな」

川 ゚ -゚)「ありがとう」

今までの感謝も込めて一礼し、母親に背を向け自室へと向かった。

42 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:10:15.60 ID:7stp8p/B0
ドクオと一緒に遊園地で遊んだ時の写真
初めてのデートに着ていったお気に入りの服
誕生日に貰ったMDプレーヤー
今までの思い出や大事なものを大きめの旅行用カバンに詰め込む

明後日にはこの部屋ともお別れか・・・
憂鬱になりながらもどんどん荷物をまとめていく

川 ゚ -゚)「これで終わり・・・と」

色々と詰め込んだカバンはいっぱいなっていた
とはいえども必要不可欠なものしか入れていないのため大した量ではない
戻ってこないわけじゃないから、いつかまた戻ってくるかもしれないから
だからある程度のもので大丈夫

ドクオにメールをしておくか・・・・

43 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:10:20.84 ID:sf27mTUmO
wktk

44 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:10:35.73 ID:7stp8p/B0
宛先:ドクオ
件名:終わったぞ

本文:荷物をまとめれた。
   ドクオのほうはどうだ?

川 ゚ -゚)「これで良しっと・・・」


しばらくしてメールが返ってきた


45 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:10:54.69 ID:7stp8p/B0
宛先:クー
件名:Re:終わったぞ

本文:案外早かったなw
   こっちはもう終わってるからな。午後から暇ならどこかいこうか?
   この街を忘れないように思い出作りってのも悪くないと思うしな。


川 ゚ -゚)「なるほど・・・それもそうか」

早々とメールを打ち返事を出す


46 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:11:26.85 ID:7stp8p/B0
宛先:ドクオ
件名:Re:終わったぞ

本文:それはいいな。午後からは暇だ。
   何処で会おうか?


川 ゚ -゚)「最後の思い出作りというわけか・・・めいいっぱい遊ぶとしよう」

そしてまたしばらくしてドクオから返信が来る


47 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:11:51.48 ID:7stp8p/B0
宛先:クー
件名:Re:終わったぞ

本文:それなら俺から会いにいくよ
   もう向かって良いかな?


川 ゚ -゚)「・・・え?あー・・・まあいいか」



48 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:12:10.68 ID:VMSA8BNWO
地の文の動作主が曖昧だな

49 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:12:23.79 ID:7stp8p/B0
宛先:ドクオ
件名:Re:終わったぞ

本文:大丈夫だ
   のんびりと待つとする



50 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:12:48.43 ID:7stp8p/B0
自室の小さな四角形の丁度A4用紙ほどの大きさの窓から外を見ながらドクオに返信を打ち、送る
メールを送信してからしばらく外を眺めているとすずめが3匹ほど小さな鳴き声が聞こえる
そんなすずめを窓越しに眺めているとドクオからの返信
右手で携帯を開けメール内容を確認する

宛先:クー
件名:Re:終わったぞ

本文:把握した。

川 ゚ -゚)「短文・・・ということはもう向かってるということか」

私は静かに携帯を閉じ、ドクオの到着を待つことにした


51 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:13:45.93 ID:7stp8p/B0
一方その頃ドクオは――――――

( 'A`)「どうしようか、誘ったのは良いんだが何処に行こうか・・・」

ドクオにとっては悩ましいことであったが周りの彼女いない歴=年齢の人間からすると殺意の標的になっていることは気付くわけもない

( 'A`)「こんな暇な時間も東京に行けばなくなるのかも知れない・・・」

夢のためになんて言えば簡単そうに聞こえるけど
実際は想像絶する苦労が待ってるんだろうなあ・・・

( 'A`)「クーと一緒なら大丈夫かw」


52 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:14:22.97 ID:7stp8p/B0
楽観的な考えかもしれないけど何故かクーと一緒だと何もかもが上手くいきそうなんだよなあ
あ、そうだ
クーの家に着いたらご両親の方に挨拶しなきゃな
どうしようか・・・クーは良いと言ってもご両親に大反対されたら俺からは何もいえないんだよなあ
困ったな・・・

クーさんを僕に下さい!

違うな

クーさんと一緒じゃないと駄目なんです!

情けなさ過ぎるな・・・

クーさんがいなきゃ嫌なんです!!そうじゃないとやだ!

・・・鬱だ

( 'A`)「はあ・・・」

とりあえず適当に話をあわせるしかないか・・・
こんなすぐに浮かべば苦労はしないしな。

んなこと思ってるともう家の前だよ・・・
とりあえず会わなければ仕方あるまい!男ドクオ!ここで一花咲かせて見せるぜ!


53 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:14:51.51 ID:7stp8p/B0
―――――――――――


川 ゚ -゚)「そろそろか」

あ、インターホンの音が鳴った
来たか

川 ゚ −゚)「はーい」

('、`*川「私が出るわ」

川 ゚ -゚)「母さんが?」

('、`*川「ドクオ君と色々と話したいしねw」

川 ゚ -゚)「あまりいじめないでくれよ ああみえてドクオは結構繊細なんだ」

('、`*川「わかってるわw」

母さんが玄関にゆき、ドアを開ける。

54 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:15:41.31 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「あ、どうもお母さん」

('、`*川「このたびは娘がお世話になるそうで」

(;'A`)「すみませんずっと黙ってて」

('、`*川「確かにいきなり過ぎてびっくりしたわwとりあえずここで話すのもなんでしょう?中に入って頂戴」

( 'A`)「あ、はい。お邪魔します」

('、`*川「そうかしこまらなくてもいいのよw私は反対してないからね?」

( '∀`)「ありがとうございます」

その場で一礼してリビングへと向かう


55 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:16:12.64 ID:7stp8p/B0
クーが心配そうにこちらを見ている

→話し掛ける
 放置する
 挨拶代わりに一発
 お母さんとラブロードを

( 'A`)「お母さんに反対されてなかったんだな」

川 ゚ -゚)「ああ、意外にもな」

( 'A`)「安心したよ いやほんと」

川 ゚ -゚)b「まあ気楽に話して来い」

( 'A`)b「がんがるぜ」

互いに親指を立て、その場を後にする


56 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:17:10.44 ID:7stp8p/B0
―――――――――――――――

('、`*川「まあそこに座って頂戴」

( 'A`)「はい」

小さく「失礼します」と言い指定された椅子に腰をかける
・・・やべえ緊張する

('、`*川「とりあえず3つほど聞きたいことがあるの」

( 'A`)「はい」

('、`*川「まずひとつ。うちのクーとはどこまでいったの!?」

(;'A`)「え!?」

('、`*川「だ  か  ら  どこまでいったの!?」




・・・・・・これは予想GUYです

57 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:17:52.70 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「えーと・・・どこまでといわれても・・・」

('、`*川「抱いた?」

(;'A`)「うぇえ!?い、いえまだです」

('、`*川「あ、まだってことはする予定はあるのねw」

(;'A`)「あ、いえ、その・・・」

('、`*川「ふふwごめんなさい少しからかってw」

(;'A`)「は、はあ・・・」


58 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:18:19.74 ID:7stp8p/B0
('、`*川「それで2つめの質問だけど」

( 'A`)「あ、はい」

('、`*川「うちの娘のことはどう思ってるの?」

( 'A`)「・・・大好きです」

('、`*川「kwsk」

( 'A`)「普段は強がってるけどたまに弱くなったり・・・最初は冷たい印象だったのですが本当は誰よりも物事を考えてて内に熱い思いを秘めてて・・・まだまだありますが全てが好きです」

('、`*川「・・・ちゃんと見てるのね」

( 'A`)「結構長い間一緒ですしね」

59 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:19:01.73 ID:7stp8p/B0
('、`*川「ちゃんと娘のことを見てくれてるようで安心したわ それじゃ3つ目の質問」

( 'A`)「・・・はい」

('、`*川「・・・ちゃんと娘を大事にしてくれるかしら?」

( 'A`)「・・・当たり前です」

('、`*川「東京に一緒に行くということは責任も課せられるわよ?」

( 'A`)「自分より第一にクーさんことを先決します」

('、`*川「言葉っていうのは口にするのは簡単よ。でも実行するのは本当に難しいものなのよ」

( 'A`)「・・・精一杯に努力します」

('、`*川「・・・っとこれで質問は終わり」

60 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:19:19.97 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「あ、はい」

('、`*川「私は確かに娘を大事にして欲しいけど貴方も体のこととかちゃんと気づかうのよ?」

( 'A`)「ありがとうございます」

('、`*川「ほら!男ならしゃきっとする!そんな言葉使いしなくていいのよw」

( '∀`)「・・・ありがとうございます」

('、`*川「それじゃクーのところへ行ってらっしゃい あの子も心配して待ってると思うから」

( '∀`)「はい!」

椅子から立ち上がり一礼してリビングを後にした

('、`*川「・・・ちょっと心配だけど大丈夫よね」

61 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:19:59.99 ID:7stp8p/B0
―――――――――――――

川 ゚ -゚)「お どうなった?」

( 'A`)「色々とあったけど了承してくれたよ」

川 ゚ ー゚)「それは良かった」

( 'A`)「それじゃ・・・どこにいこうか?」

川 ゚ -゚)「やっぱりノープランか」

( 'A`)「遊園地とか考えてたんだけどな」

川 ゚ -゚)「初デートの場所だなw」

( 'A`)「ちゃんと覚えてたのかw」

川 ゚ -゚)「忘れるわけもないだろうw初デートで観覧者に乗って二人でみた一面の夜景を・・・」



62 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:20:20.49 ID:7stp8p/B0
( '∀`)「そうそうwそれで夜景をバックにキスしたのなw」

川* −)「少し思い出してしまった」

( '∀`)「よし。今日は遊園地に行こう」

川 ゚ −゚)「うむ。異論はない」

値は張るが大丈夫だろう
まだ銀行の貯金もかなりあるしな。

( '∀`)「よっしゃ!気持ちが変わらないうちに行こう」

川 ゚ −゚)「うむ。最高の一日にしよう」

そういうわけで俺らは遊園地に行くことに決まった。
遊園地はこの街にないから隣街に行かなくてはならないので電車に乗らなきゃいけない。
全く面倒なことだけどまあ仕方ない。

( 'A`)「それじゃ行こうか」

川 ゚ −゚)「了解」

駅へ向かい歩き始めた。


63 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:20:49.75 ID:7stp8p/B0
――――――――――――――――――

( 'A`)「今日は人が少ないな」

川 ゚ −゚)「ああ、車内がすっきりしている」

普段なら座る席が多少あるくらいなんだが今日に限って乗っている人が少なかった。まあ俺はこっちのほうが気楽で好きなんだけどな。

( 'A`)「電車っていえば電車男って知ってるか?」

川 ゚ −゚)「ああ知っているぞ」

( 'A`)「クーはああいうのどう思うよ」

川 ゚ −゚)「嫌いじゃないがあまりに展開が有り得なさ過ぎるな。それも痴漢を見つけたくらいのことで・・・」

( 'A`)「まー俺もそう思うがやっぱり男からしたらああいうの期待してしまうから仕方ないとは思うが有り得なさ過ぎるな」

川 ゚ −゚)「まあ、あんな話もあっていいと思うけどもね」

( 'A`)「そうだな」




・・・・・・会話が終わってしまった――――――!!


64 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:22:37.12 ID:7stp8p/B0
川 ゚ −゚)「そうだ、ドクオ」

( 'A`)「ん?」

川 ゚ −゚)「キスしよう」

( 'A`)「はい?」

・・・いきなりなんすかクーさん
そんな突拍子もなく言われても俺はなんて言ったらいいかわかんないっすよ

川 ゚ −゚)「・・・嫌か?」

( 'A`)「いや、嫌とかそんなことじゃなくて・・・」

川 ゚ −゚)「男ならハッキリする!」

( 'A`)「・・・おk」

川 - -)「・・・ん」


65 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:23:08.23 ID:7stp8p/B0
誰もいない車両でクーと静かに接吻を交わした。
クーの柔らかい唇が俺の唇を重ね合わせる
柔らかい感触が俺の口に伝わりしばらくそのままだったが俺は何故だかもっとしたいという変な欲望が生まれ舌をクーの口の中に滑り込ませる
小さく声が途切れ「ん・・・っ」と言っているクーがとても愛しくクーの舌と絡め合わせた。

5分くらいだろうか10分くらいだろうかそれとも20分だろうか随分長い間に口を合わしあっていた気がする

『えーまもなくニュー速に止まります ご乗車ありがとうございましたー』

駅員の声が聞こえ俺は静かに重ねあわした口をゆっくりと離した。

( '∀`)「・・・」

川 ///)「・・・」

俺らは無言で列車から降りた
ただ言葉がなくとも幸せだった
いや、ほんと色々と。

66 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:23:11.17 ID:B3zg7UMv0

皆様のお力で最下位の「よのなかよ」を1位にしてください!
投票をお願いします!
http://multianq.uic.to/mesganq.cgi?room=jackyhk

もしも、10000票に逝く前に1位になれたら、●●●をうpいたします。



67 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:23:43.90 ID:7stp8p/B0
しばらく無言のまま遊園地行きのバスに乗りのんびりとかつゆっくりと遊園地へと向かった。

( 'A`)「なあクー」

川 ゚ −゚)「ん」

( 'A`)「・・・ありがとう」

川 ゚ −゚)「・・・ああ」

詳しく言わなかったけど分かってくれたんだろう。
東京で一緒に暮らしてくれるということ
今までもそしてこれからも一緒にいてくれるということ
それらを全部含めた言の葉の意味を。


68 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:24:31.66 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「これからもよろしくな」

川 ゚ −゚)「ああ」

( '∀`)「よっしゃ!それじゃ遊園地じゃ思いっきり遊ぶぞ!」

川 ゚ −゚)「ドクオ声がでかいぞ」

( 'A`)「サーセン」

川 ゚ −゚)「・・・こっちこそありがとう」

( 'A`)「ん?クー何か言った?」

川* ゚ -゚)「なんでもないさw」

( 'A`)「むう」

何を言ったんだろう?聞き取れなかった。
まあ・・・そんなことよりも今日は楽しもう!

69 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:24:56.47 ID:7stp8p/B0
『ご乗車御疲れ様でした。まもなく終点ニュー速遊園地に止まります。お忘れ物等ございませんようお気をつけておおりください』

川 ゚ -゚)「さ、到着だ」

( 'A`)「ああ 楽しもうぜ!」

川 ゚ -゚)「当たり前田のクラッカーだ!」

( 'A`)「・・・流石にそれはねーよ」

川 ///)「正直スマンカッタ」

( 'A`)「あまり懐かしすぎて思い出してしまった」

川 ゚ -゚)「まあいいじゃないか」

( 'A`)「渾身のギャグだったならすまなかったと言っておく」

川 ゚ -゚)「そこまで私は冷めてないさ」

( 'A`)「把握した」

とまあなんとも言い難い会話をしながら遊園地の入場口まで歩いていく
入場券を購入しなきゃならないので互いに財布を出すんだがここは俺が払うのが道理ってものだろう!


70 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:25:30.55 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「それじゃこれ・・」

( 'A`)「待った!」

川 ゚ -゚)「・・・?」

( 'A`)「ここは俺が払うと弥生時代から言いつづけられている!」

川 ゚ -゚)「いやしかし・・・」

( 'A`)「この場合クーに拒否権はない!よってクーは今出しかけているお札をしまうことが義務付けられる!」

川 ゚ -゚)「変なドクオだなw」

( 'A`)「例え何を言われても俺は引かないぜ!」

川 ゚ -゚)「・・・ありがとう」

( '∀`)「というわけで店員さん はいこれ」

店員「は、はあ・・・フリーパスのほうはどうしますか?」

( '∀`)「勿論お願いします!」

店員が凄い変人を見る目とクーに対する同情のまなざしを向けていたがそんなものは気にしない。いや気にしたら負けだと思うんだうん

71 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:26:53.31 ID:7stp8p/B0
店員「はい、こちらです。ええと合計6000円です」

( '∀`)「はい買った!」

そそくさと財布から樋口一葉さんと野口英世さんを一枚ずつ出し手渡す

店員「はい、確かに・・・それではお楽しみください!」

最後に笑顔を見せてくれた店員だったがあれは間違いなく謙遜のまなざしとおまけの笑顔という感じだった

72 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:27:49.03 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「全く・・・恥ずかしいったらありゃしない」

( 'A`)「そういうなwこれが俺流のサプライズや!」

川 ゚ -゚)「何処の亀田だお前は」

( 'A`)「うぇうぇwwww」

川 ゚ -゚)「まあ・・・いいんだがな」

( 'A`)「よっしゃ それじゃ何乗るよ」

川 ゚ -゚)「まずは定番のジェットコースターと行こうか」

(;'A`)「・・・任せろ俺はジェットコースターが超得意だ」

川 ゚ ー゚)「ん?以前にジェットコースター乗ってるときに私の手をぎゅーっと握って「ウボアアアアアアアア!!!」と叫んでいたのは何処のどいつだ?ww

73 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:28:17.05 ID:7stp8p/B0


(;'A`)「あ、あれは体調が悪かったのさ!」

川 ゚ ー゚)「それじゃ今回は大丈夫そうだな」

(;'A`)「あ、なんか頭が・・・」

川 ゚ ー゚)「さー行くぞ」

(;'A`)「ちょ、ちょっと待ってお腹が・・・アイタタタタ」

川 ゚ ー゚)「つべこべいうな男だろう」

(;'A`)「うおああああああ」

俺は何かを言う暇も与えられずにクーに手を引っ張られジェットコースターへと向かった
正直すげぇ怖い。うん小便ちびりそうだ
やべぇんだよ俺ジェットコースターのあの一瞬ふわっと体の浮く感じがすげぇ苦手なんだよ。いやもうほんとガチで


74 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:29:38.48 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「さ、着いた」

(;'A`)「じょ、上等だぜ」

いやな汗が流れる
やべえ、なんか震えてきた。ああそうだこれはきっと武者震いって奴だろう、うんそうだそうに違いない

川 ゚ -゚)「3回転の後に急降下か」

( ゚A゚)「アヒャ」

川 ゚ -゚)「まあそう緊張するな 私がついてる」

俺は極度の高所恐怖症でちょっと高いくらいで足が震えたりする。正直バンジージャンプとかやったら耳から変な液が出そうなくらいに

( 'A`)「や、ややややってやんよ!」

川 ゚ -゚)「それでこそドクオだ」

ジェットコースター乗り場につながる階段をカツカツと音を立て上り静かにキュリキュリという音を立てているジェットコースターとなんとも嫌味たらしい店員の顔が見えた。

75 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:30:32.02 ID:AMR9rIxX0
wrhbrtyjmんhんb


76 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:30:42.51 ID:7stp8p/B0
ジェットコースター乗り場につながる階段をカツカツと音を立て上り静かにキュリキュリという音を立てているジェットコースターとなんとも嫌味たらしい店員の顔が見えた

店員「お二人様ですか?」

川 ゚ -゚)「はい」

( ゚A゚)「あばばばばばば」

店員「そんな怖がらなくても大丈夫ですよw」

( 'A`)「こ、ここここ怖がってなんかないっすよ」

川 ゚ -゚)「アホなんで大丈夫です」

店員「あはは それじゃこちらにどうぞ」

店員に指定された場所へとクーに手を引かれながら座る
俺ら以外にも他の人がどんどん座っていく

・・・あれ?
ちょっとおかしなことに気付いたんだが・・・


77 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:31:20.21 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「ちょおおおおおおここ一番前えええええ」

川 ゚ -゚)「死なないから安心しろ」

( 'A`)「フォオオオオオオオオオ!」

店員「はい。それじゃシートベルトをしっかり締めてください。いいですか?はい、発車しまーす」

いや、待て待てってこれは流石に・・・あ、動き出した

川 ゚ -゚)「おお、なかなかのスリル」


78 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:31:58.36 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

川 ゚ -゚)「おー上がってきた」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

川 ゚ -゚)「頂上までなかなか距離があるな」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

川 ゚ -゚)「まだまだあがるな」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

川 ゚ -゚)「お、もうすぐ落ちる地点か」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

川 ゚ ー゚)「到着 これはなかなか高いww」

( A)「・・・なんという鬼畜」

コースターは静かにてっぺんまで上がり静かに落ちる準備に入る

川 ゚ -゚)「ちょっと下を見てみろ」

( 'A`)「・・・」

俺は 静かに 下を 見た

79 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:33:04.32 ID:7stp8p/B0

( ゚A゚)「TAKEEEEEEEEEEE!!!!!!」

川 ゚ -゚)「これは50Mくらいあるんじゃないか」

( ゚A゚)「あ・・・あああああ・・・アーッ!!!!!」

川 ゚ ー゚)「はっはっは」

( ゚A゚)「急降下!急降下!とってもとっても急降下!いやああああ!!降ろしてええええやっぱり降ろさないでえええええ!!!」

川 ゚ 0゚)「たーまやー」

下に見えるのはレールに木々
落ちたら間違いなく 死ぬ

( ゚A゚)「回転いやああああああああああ」

川 ゚ 0゚)「やっほー」

狂気する俺をよそに楽しそうに口を開き用途不明な言葉を口にするクー
というからめええええ!!!回転らめええええ!!!

80 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:34:03.57 ID:7stp8p/B0
しばらく過去最悪と呼べる地獄を味わいコースターが無事元の場所に戻り俺らは降りた

( 'A`)「鬱ダ氏ノウ」

川 ゚ ー゚)「ぷ、ぷぷっ・・・」

( 'A`)「何笑ってるんですかクーさん」

川 ゚ ー゚)「だって・・・ドクオ・・・怖がりすぎて・・・」

そういうと同時にクーは腹を抱えて笑い出した
それと同時に一緒に乗っていた人達の視線を浴びながらくすくすと笑われていた
いやちょっと待て、確かに俺は壊れるほど叫んでたさ・・・でもそこまでのことじゃ・・・あるな。


81 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:34:32.57 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「正直な話をしよう」

川 ゚ ー゚)「ん?wwww」

( 'A`)「俺は高所恐怖症でかなり怖かったんだ」

川 ゚ ー゚)「勿論知っいてる」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

川 ゚ ー゚)「あはっあははwwww」

しばらくクーは笑いつづけていた
人目なんて全く気にせず俺をみるなり笑っていた
いや、確かに俺はおかしかったさ。でもそこまでのことじゃないだろう?いや笑い過ぎだってクーさん。アンタどんだけ笑えば気が済むんすか。うん、俺の方を見て爆笑するなよ。ホント勘弁してくれよ


82 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:35:07.31 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「クーさんよそろそろ笑うのをやめたらどうだろうか」

川 ゚ ー゚)「ああそうだn・・ぶふっ!あははははwwww」

再度俺の顔をみて大爆笑したクー
なんという屈辱これは間違いなく鬼畜

( ^ω^)「お?」

ξ゚听)ξ「あれ?」

・・・・・何か聞いてはならない声を聞いた気がする。


83 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:38:29.29 ID:qInlhd3k0
ほ〜ら☆
えっちなものだよぉ〜
(携帯可)
http://uploader.fam.cx/img/u04319.htm

84 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:59:28.34 ID:C8D0/sie0
wktk

85 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 22:59:54.00 ID:mWvPDytKO
やっと追いついたしえん

86 名前:一番上は長男 :2007/02/15(水) 23:01:05.42 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「・・・」

川 ゚ ー゚)「ぶふ・・・くく・・・っ」

明らかにこちらを見ている馴染みの顔の二人と明らかに鬱な表情を浮かべ隣で笑いを堪えている二人
あ、こっちに来るよ

( ^ω^)「やっぱりドクオだお!」

ξ゚听)ξ「やっぱりクーちゃんだ」

( 'A`)「なんというタイミングこれは間違いなく悪夢」

川 ゚ ー゚)「ぷぷっ・・・ブーンやツンも来ていたのか」

俺はクーに華麗にヌルーされジェットコースター前で話がスタートされる


87 名前:投稿中にバーボンを食らってました。申し訳ありません。 :2007/02/15(水) 23:02:13.10 ID:7stp8p/B0
( ^ω^)「ぼくはツンとデートだお!」

ξ゚听)ξ「高校卒業祝いみたいな感じだそうよ」

川 ゚ -゚)「思い出作りとはなかなか洒落たことをするじゃないか」

( 'A`)「俺らもそうだろう」

ξ゚听)ξ「あ、せっかく会ったことだしあのジェットコースター乗らない?」

( 'A`)「激しくパス」

川 ゚ -゚)「よし、行こう。ドクオに拒否権はない」

(;'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

( ^ω^)「ドクオ嫌なのかお?」

( 'A`)「おめーは知ってるだろ」

(* ^ω^)「おっおっ」

ξ゚听)ξ「まあいいじゃない、行きましょう?」

( 'A`)「あの恐怖が再び・・・」

いやまて、一度乗ったから大丈夫。うん。昔誰か言ってたじゃないか『男は度胸!なんでもやってみるものさ』って
よし、俺も男だ!やってやるぜ!うん無理

88 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:02:44.30 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「それじゃ行こうか」

( ^ω^)「ツン行くお!」

ξ゚听)ξ「はいはい」

( 'A`)「ウボァ」

そんなこんなで結局地獄回転高速機械に再び乗せられることに・・・鬱だ


店員「あれ?今度は4名様ですか?」

( 'A`)「これスピード時速10kmに変えられないですか」

店員「ちょwwww無理wwww」

ξ゚听)ξ「バカ言ってないで乗るわよ。4名です」

店員「それじゃこちらへどうぞ」

店員が招いた先は恐怖の先頭。
ちょ・・・待って・・・


89 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:03:53.69 ID:7stp8p/B0
川 ゚ -゚)「一番前再びか。ツンとブーンはどっちへ乗る?」

ξ゚听)ξ「私達は後ろでいいわよ」

( ^ω^)「ツンに同意だお」

( 'A`)「俺前嫌なんすけど」

川 ゚ -゚)「それじゃ前に行かせて貰うよ」

( 'A`)「あの俺前嫌なんすけど」

川 ゚ -゚)「楽しみだなドクオ」

( 'A`)「あの俺前嫌なんすけど」

ξ゚听)ξ「ここのジェットコースター怖いらしいよブーン」


90 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:04:14.81 ID:7stp8p/B0
( 'A`)「あの俺前嫌なんすけど」

( ^ω^)「おっおっwwそれは楽しみだおww」

( 'A`)「あの俺前嫌なんすけど」

川 ゚ -゚)「どうしたドクオ?早く乗らないか」

( 'A`)「あの俺前嫌なんすけど」

川 ゚ -゚)「3回転か・・・あの無重力な感覚がなんとも・・・」

( 'A`)「あの俺・・・はあ」

俺は悟った
これ以上続けても無駄だと。

91 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:05:18.66 ID:mWvPDytKO
しえんしえん

92 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:06:08.59 ID:VCloZ7nwO
w k t k

93 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:06:28.22 ID:7stp8p/B0
店員「はい、それじゃシートベルトをしっかりみっちり締めてくださーい 間もなく発車しまーす」

ξ*゚听)ξ「動き始めたわ」

( ^ω^)「正直コワス」

ξ゚听)ξ「ドクオほどじゃないでしょ?大丈夫よ」

お前知ってて乗せたなあああああ
この鬼畜!鬼!悪魔め!

川 ゚ -゚)「どうしたドクオ」

( 'A`)「俺は男だ」

川 ゚ -゚)「駄目だ狂ってらっしゃる」

コースターは何を言わずにレールに沿って上へ上へと上がっていく。
あの恐怖が帰ってくるのか・・・
負けるなドクオ頑張れドクオ!俺なら出来る!勝負だジェットコースター!!

( 'A`)ドクオVSジェットコースター川 ゚ ー゚)

頂上へ到達した


94 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:07:16.18 ID:7stp8p/B0
ξ゚听)ξ「結構高いのね・・・」

( ^ω^)「なんというスリル」

川 ゚ -゚)「やはり高いところは落ち着く」

( 'A`)「もはや何も言うまい!」

ξ゚0゚)ξ( ^ω^)川 ゚ 0゚)「おおおおおおっ!」

( 'A`)「うぼああああああああああああああああ」

コースターが物凄いスピードで下っていく。
下の木々が目に入り、周りの景色が目に入り徐々に近づいて行きながら急降下
やがて落ちるとこまで落ちて斜めにカーブ あ、駄目だ。これ以上は思考が・・・


95 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:07:36.89 ID:7stp8p/B0
ξ゚0゚)ξ「かーぎやー」

( ^ω^)「おっおっw」

( ゚A゚)「らめええええええええええええええええええええええ」

川 ゚ -゚)「心地よい・・・」

ξ゚0゚)ξ「3回も回転するんだあ」

( ^ω^)「おーおーっ」

川 ゚ -゚)「気持ちいい・・・」

( ゚A゚)「神よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

なんという恐怖これは間違いなく鬼畜

やがて回転も終わり全てのレールを回り元の地点に戻る


96 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:08:17.93 ID:7stp8p/B0
ξ゚ー゚)ξ「楽しかったあ・・・」

( ^ω^)「なかなか面白かったお・・・」

川 ゚ ー゚)「これはいいな」

( A)「ここは誰?私はドコ?ああ私はココ」

ξ゚ー゚)ξ「しかしまあ・・・」

( ^ω^)「ドクオ怖がり過ぎだおwwww」

川 ゚ ー゚)「ぷぷっ・・・くくく・・・」

おい、一名笑いを堪えるな。すっごく惨め至極惨め
あ、店員こっちみんな そして笑うな。いや待て降りてくる奴等全員コッチミンナ 
ほんと勘弁してくれよ俺高いの無理なんだよ。観覧車は別だけどこういうのは駄目なんだよ本当に。


97 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:08:48.11 ID:7stp8p/B0
ξ゚听)ξ「さて、それじゃどうする?」

コースター乗り場前でこれからどうするかをツンが言う

川 ゚ -゚)「私はどちらでも構わないが」

( ^ω^)「それじゃみんなで色々周るお!」

( 'A`)「異論はないがジェットコースターは乗らない」

( ^ω^)「却下」

川 ゚ -゚)「それじゃどこに行こうか」

俺は今重大なことに気付いた
遊園地は確かに色々なアトラクションがある。だがしかし

大体は宙に浮くじゃねぇか!
空中ブランコ ジェットコースター 観覧者etc...

98 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:15:46.03 ID:yciY32Ru0
支援

99 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:37:56.33 ID:mWvPDytKO
ナガイサルダナ‥‥

100 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:38:20.73 ID:zEhKIo1I0
( 'A`)「俺はどうやら失策したようだな」

川 ゚ -゚)「今頃だなドクオ」

( 'A`)「アンタ分かってて言ったのかべらんめぇ」

川 ゚ -゚)「モチのロンだ」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

ξ゚听)ξ「それじゃドクオもこんなだしさ、気晴らしに何か食べようか」

( 'A`)「そういえば俺らまだ昼飯食ってなかったわ」

川 ゚ -゚)「そうだ、ドクオ朝飯はちゃんと取ったか?」

( 'A`)「いや取ってない」

川 ゚ -゚)「ちゃんと取れといってるのに・・・」

(;'A`)「正直スマンカッタ」

川 ゚ -゚)「まあ昼で取ればいいことだろう。それじゃ行こうか」

( ^ω^)「あそこの店とか美味しそうだお!」

ξ゚听)ξ「あんたは食べれたらなんでもいいでしょうが」

(;^ω^)「ちょwヒデェwwww」

101 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:39:44.73 ID:zEhKIo1I0

( 'A`)「まあ、確かにおいしそうだしいいんじゃないか?」

ブーンが指差していた飲食店は野外に建設されている小さな店でハンバーガーを取り扱っているみたいだ。いや決してマクドとかじゃないから

ξ゚听)ξ「カロリー高そうね・・・」

川 ゚ -゚)「ツンに同意」

( ^ω^)「なんでカロリーなんて気にするお?」

( 'A`)「俺も思った」

ξ゚听)ξ「太っちゃうじゃない」

川 ゚ -゚)「太るだろう」

( 'A`)「おめーらが太るわけねーだろ。そんだけ綺麗でスリムなのによ」

( ^ω^)「ドクオに同意だお」

ξ///)ξ「べ、別にそんなこと言われても嬉しくなんてないんだからねっ!」

( ^ω^)「おっおっwwww」

川 ゚ -゚)「本心から言ってくれてるのなら本当に嬉しい限りだ」

( 'A`)「大体太ったからって気持ちが変わるわけでもねーし」


102 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:42:48.34 ID:zEhKIo1I0
川 ゚ -゚)「ありがとう」

( 'A`)「気にするなよ」

そんなこんなでハンバーガー店に向かい各々好みのものを注文する。

( 'A`)「えっと・・・それじゃこのベーコンレタスで」

川 ゚ -゚)「私もそれで」

( ^ω^)「チーズバーガー3つ」

ξ゚听)ξ「食いすぎるからアンタはピザなのよ。それじゃ私は月見バーガー」

(;^ω^)「そこまでピザ食ってねーお 太ってるのは認めるけどお」

ξ゚听)ξ「だったらこの脂肪は何よ」

ブーンの腹の脂肪を掴み揉みまくるツン
なんだこいつらアホか

(;^ω^)「らめええええええそれ以上はらめええええ」

アホだ絶対的なアホだ

店員「あのーすみませんご注文の方確認してもいいですか?」

ξ゚听)ξ「あ、すみません。どうぞ」

こういう時だけちゃっかりしてるのなツン

103 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:44:03.74 ID:zEhKIo1I0
店員「ベーコンレタスバーガーが2つとチーズバーガーが3つと月見バーガーが1つ あ、ピザは如何ですか?」

( ^ω^)「おめーは 俺を 怒らせた」

店員「冗談っすよwwwwサーセンwwww」

店員にまで馬鹿にされる始末 ああ悲惨なりブーン
それから数分ブーンはツンにいじられてその様子をクーと二人で爆笑しながら見ていると先程の店員が「お待たせしましたー」と俺ら向けて言ったので注文の品を取りに行き円形の白色の机に対面する形で背もたれが少し長い白長の椅子に座った

ξ゚听)ξ「チーズバーガー3つは流石にないわ」

( ^ω^)「ハム!ハフハフ!」

( 'A`)「流石はブーン食べ方がなんともいえない」

( ^ω^)「ハム!ハフハフ!」

川 ゚ -゚)「言葉にーできなーい」

( ^ω^)「ハム!ハフハフ!」

ξ゚听)ξ「コイツいつの間にご飯とか持ってきたのよ」

ツンがいうように何故だかご飯とその他のおかずが机に錯乱しておりそれを物凄い勢いで食べているブーン
なんという食べ方これは間違いなくキモピザ

104 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:44:55.94 ID:zEhKIo1I0
川 ゚ -゚)「さて我々も食べるとしよう」

( 'A`)「右に同意」

ξ゚听)ξ「これは放って置くのが吉なのね」

( 'A`)「古来3000年前よりそう決められていた」

ξ゚听)ξ「把握したわ。いただきます」

( 'A`)「いただきます」川 ゚ -゚)

俺らは丁寧に手を合わせ目前のハンバーガーを手に取り食べ始める。
・・・しかしこのピザは恐ろしいほど食うな

( ^ω^)「ハム!ハフハフ!」

あの、周りの人たちの目線が痛いんですけど

子供「ママーあの人凄く食べてるよー」

母親「しっ!見ちゃいけません指しちゃいけません喋っちゃいけません聞いちゃいけません逃げるわよ!」

(;'A`)「物凄い勢いで子供を連れて俺らから逃げていった親子を一組発見した」

105 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:47:05.59 ID:zEhKIo1I0
ξ;゚听)ξ「これは流石に・・・」

川; ゚ -゚)「なんとゆう・・・」

( ^ω^)「ハム!ハフハフ!」

そんな俺らの気を知らないで何事もなく食べつづけるアホ一人
どんだけ食う気だコイツ
ハンバーガーなんて既に存在してねーじゃねーか

( 'A`)「まあ・・・食べようや」

ξ゚听)ξ「そう(ね)(だな)」川 ゚ -゚)

のんびりと悠長に食べる俺らの近くでアホほど食うアホ一名と平和とはまるで呼べない食事を進めていった。
余談だがさっきの店員が凄い目でこちらを見て腹抱えて笑っていた
しかしブーンは全く気付かず何事もないかのように食べつづけていた。

( ^ω^)「ごちそうさまだお」

( 'A`)「食べ物もここまで食われると満足だろうな」

川 ゚ -゚)「アーメン」

ξ゚听)ξ「アンタがピザである理由が更に分かった瞬間だったわ」



106 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:48:07.38 ID:zEhKIo1I0
( ^ω^)「お?みんなどうしたお?」

なんという満面の笑みこれは間違いなく天然のアホ

ξ゚听)ξ「アホは所詮ドコまで行ってもアホってことね」

( 'A`)「同意」

(;^ω^)「一体なんなんだお・・・」

川 ゚ -゚)「まあ、らちが明かないからとりあえずこれからドコに向かうか決めようじゃないか」

( 'A`)「ジェットコースター以外でFA」

ξ゚听)ξ「とりあえず空中ブランコ」

( ^ω^)「ツンがそこにいきたいならぼくもそれに賛成だお」

川 ゚ -゚)「それじゃ空中ブランコで決定か」

( 'A`)「あの俺h」

川 ゚ -゚)「それじゃ行こうか」

( 'A`)「高いとk」

ξ゚听)ξ「久しぶりだわー」


107 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:48:51.52 ID:mWvPDytKO
しえん

108 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:49:09.12 ID:zEhKIo1I0
( 'A`)「ちょっと聞いてくr」

( ^ω^)「ホント久しぶりだお」

( 'A`)「いやだかr」

川 ゚ -゚)「それじゃ行こう」

( 'A`)「なんというスルーこれは間違いなくアウトオブ眼中」

どうやら俺に拒否権というものは一切存在しないらしい。

そんなわけで空中ブランコまでやってきたわけなんだが・・・

( 'A`)「こんなのに乗って一体何の得があるんだ・・・!教えて!エロい人!」

川 ゚ -゚)「お前の 怖がる姿を 見て 楽しむ ためだ」

( 'A`)「なんというエロスこれは間違いなく鬼畜」

川# ゚ -゚)「ん?」

(;'A`)「なんでもないです」

( ^ω^)「ツン!すごいお!気持ちよさそうだお!」

ξ゚ー゚)ξ「そうねー・・・風を切って空を飛んで・・・」

109 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:50:19.99 ID:zEhKIo1I0
( ^ω^)「早く乗るお!」

( 'A`)「どうとでもなれだコンチクショウ」

川 ゚ -゚)「ここに来て男だな」

( 'A`)「昔イイ男が言ってたからな男は度胸だって」

川 ゚ -゚)「それはいい男だ」

( 'A`)「違うイイ男だ」

川 ゚ -゚)「何が違うんだ」

( 'A`)「おなごにはわかるまい」

川 ゚ -゚)「アウトオブ眼中ドクオ」

(;'A`)「ヒデェ」

ξ゚听)ξ「まあ、行きましょう」

( 'A`)「おいっす」

ツンの一言から全員が乗り場にゆき、店員の人にフリーパスを提示し乗り込む
空中ブランコは一本の大きな柱に取り付けた長く丈夫な鎖に取り付けたベンチ型の椅子のようなものを遠心力を強く利用して回していくタイプのもので、結構早いスピードで回る


110 名前:>>1がバーボン食らったので代理 :2007/02/15(水) 23:51:05.96 ID:zEhKIo1I0
店員「お二人様までご一緒に乗れますがどうしますか?」

川 ゚ -゚)「勿論それで」ξ゚听)ξ

そういうわけで俺の隣にはクーが座りブーンの隣にはツンが座ることになった。

( 'A`)「クーさん俺正直怖いです」

川 ゚ -゚)「大丈夫だ私がいる」

( 'A`)「頼りにしてますぜあねさん」

川 ゚ -゚)「任しとけ」


ξ゚听)ξ「あードキドキしてきた」

( ^ω^)「おっおっww」

ξ゚听)ξ「空中ブランコなんて久しぶり過ぎてホント楽しみだわ」

( ^ω^)「ぼくもだおww」

店員「はいまもなく動き出しまーす 手前にある鎖を左右に取り付けてくださーい」

店員がいう通りに垂れ下がっている鎖を左右の取り付け部分に取り付ける

店員「はい動きまーす」

店員の声とほぼ同時にブランコは動き始めた

111 名前:度々バーボン食らい申し訳ありません。 :2007/02/15(木) 00:10:54.26 ID:l48j8d5y0
( A)「飛ぶ FlyAway ドコまでも」

川 ゚ -゚)「まだ狂うほどでもないだろう」

( 'A`)「そうだな」

段々とスピードが上がりブランコが回転しながら宙に浮き始める

川 ゚ -゚)「おー」

( 'A`)「これは食後には向かないものだ」

川 ゚ -゚)「後の祭りだ」

( 'A`)「そうだな」

何故かこの時ばかりは平常心を保てる俺 成長したな・・・!


112 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:12:29.61 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「おー速い」

( 'A`)「気持ちいいじゃまいか」

川 ゚ -゚)「お、平気なのかドクオ」

( 'A`)「何故かこれは平気です。コイツは予想GUYです」

川 ゚ -゚)「高所恐怖症のドクオが・・・あ、ちょっと下見て」

( 'A`)「ん?」

クーを信じた俺が馬鹿だったと切実に思った瞬間だった

( ゚A゚)「TAKEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!1」

川 ゚ ー゚)「はっはっは」

( ゚A゚)「氏ぬ!死ぬ!これは死ぬぞ!」

川 ゚ ー゚)「はっはっは」

( ゚A゚)「ウボアアアアアアアアア!!!」

この時の俺の悲鳴はドコまでも遥か彼方まで飛んで行った気がする



113 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:13:32.36 ID:l48j8d5y0
―――――――――――――――――

川 ゚ ー゚)「なかなか楽しかったな」

ξ゚ー゚)ξ「うん。楽しかった」

(* ^ω^)「おっおっwwww」

( 'A`)「SkyWalkerは二度死ぬぜ」


それからいくらかのアトラクションに乗り、夕日が沈んであたりが暗くなった頃に俺らは別行動を取ることにして二人と別れた

114 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:14:44.50 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「それじゃこれからどうする?」

( 'A`)「観覧車でも行くか」

川 ゚ -゚)「おk」

そんな流れで観覧車乗り場までのんびりと手を繋いで歩き観覧車へと乗る。

( 'A`)「久しぶりだな」

川 ゚ -゚)「ああ・・・」

何とも言えないふいんき(ry)が流れて変な空気になる

( 'A`)「あまりに騒ぎすぎて忘れてたけどブーン達とも東京に行けばお別れなんだな」

川 ゚ -゚)「・・・ああ」

( 'A`)「色々あったけど楽しかったなホント」

川 ゚ -゚)「・・・ああ」

( 'A`)「・・・これからもずっと一緒によろしくな」

川 ゚ ー゚)「・・・それはプロポーズか?」

( 'A`)「そう捉えてくれて問題はない」


115 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:16:02.47 ID:l48j8d5y0
川 ゚ ー゚)「なんともはっきりしないものだなw」

( 'A`)「まあ、なんだ もっとちゃんとした形で言うよ」

川 ゚ ー゚)「あっさりしたものだなw」

( 'A`)「その方が俺ららしいだろ?w」

川 ゚ ー゚)「確かにそうだな」

( 'A`)「クー」

川 ゚ -゚)「ん?」

俺はクーに顔を近付ける
何をするのか理解したらしく目をそっと閉じる
俺もそっと目を閉じて誰も邪魔が入らない観覧車の中でそっと接吻を交わした。

しばらくの間何も言わず接吻をし続けた。
何分が立っただろうか
観覧車はゆっくり、ゆっくりと上昇していく
ちょうど真上に差し掛かった頃、顔を離した

「ん・・・」とクーの小さな吐息と声が同時に漏れる。

116 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:16:20.18 ID:TJ2NXw7E0
わかったよ私怨

117 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:18:02.52 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「その・・・なんだ」

川 ゚ ー゚)「こういう時やっぱりドクオはドクオだな」

( 'A`)「どういう意味だよそりゃ」

川 ゚ ー゚)「毒男は成長してもやっぱり毒男だなということだ」

( 'A`)「あれ?俺馬鹿にされてる?」

川 ゚ ー゚)「心配するな。褒めてるんだ」

( 'A`)「なんか納得いかないが・・・まあいいか」

川 ゚ ー゚)「それで・・・何か言おうとしてたんじゃないのか?」

( 'A`)「ああ これからもよろしくな」

川 ゚ ー゚)「こちらこそ」

( 'A`)「それじゃちょっと楽しい話でもしようか」

川 ゚ -゚)「ほう、それはどうゆう話だろうか」

( '∀`)「明るい将来と未来の甘い話だw」

川 ゚ ー゚)「なかなか面白そうな話じゃないか」

118 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:18:56.12 ID:l48j8d5y0
観覧車が下りるまでの間明るい話をし続けた。
これからのことや明るい未来や家庭のこと。
どれも全部甘く考えていたり安っぽく考えていたりしていたけれど楽しいことばかりでクーも笑っていた
やがて観覧車も最下まで下り降りた

( 'A`)「さて、これからどうしようか」

川 ゚ -゚)「そうだな・・・せっかく高校卒業したんだしホテルでも行こうか」

(;'A`)「ホ、ホホホホホホホホホテル!?」

川 ゚ ー゚)「今何を想像したんだ?ww」

119 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:20:41.80 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「ギシアン」





しばらく沈黙が走る
やばいちょっと率直に言い過ぎたか
いや、でもあのフリなら問題はないはず・・・





川 ゚ -゚)「素直に言うところ嫌いではないが」

( 'A`)「はい」

川 ゚ -゚)「私以外にそういう発言をしているのか?」

( 'A`)「滅相も御座いません」

川 ゚ -゚)「男同士なら構わないが女と話す時そういう会話は謹んで欲しい」

( 'A`)「把握した」

これは嫉妬されて怒ってるんだろうか、それともただ単に公序良俗的に違反しているから怒っているんだろうか
まあ前者として捉えておこう。

120 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:21:28.56 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「それで、とりあえず泊まるか?」

( 'A`)「俺に異論は一切なし」

川 ゚ -゚)「それじゃ・・あ、すまない電話だ」

( 'A`)「でてらー」


クーの携帯から盛大に長渕剛の西新宿の親父の唄が鳴り響いた。


『ヤるなら今しかねぇーヤるなら今しかねぇ〜♪』

121 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 00:23:03.97 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)『はいもしもし』

('、`*川『クーちゃん今何してるの?』

川 ゚ -゚)『今ドクオとデート中だ』

おいおいそんな盛大に言っていいものか?

('、`*川『そう、それで今日は帰ってくるの?』

川 ゚ -゚)『泊まろうかと思ってるんだが』

('、`*川『あらあら・・・ギシアンかしら』

川;゚ -゚)『ドクオと同じこと言ってる・・・』

('、`*川『あらwどうせ東京で二人で暮らすなら丁度良い機会じゃないw』

なんつー母親だ オラワクワクしてきたぞ!


122 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:28:45.99 ID:g7U3L5gDO
wktkしえん

123 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:42:14.08 ID:Opdg8z4bO
wktk

124 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:57:46.69 ID:obmXW+2S0
wktk

125 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:07:02.59 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)『まあ後で考えるとして・・・良いの?』

('、`*川『忘れられない夜にするのよ』

川 ///)『・・・うん』

ちょwwwwクーさんテラカワユスwwww

('、`*川『あ、じゃあついでにドクオ君いるなら代わってくれる?』

川 ゚ -゚)『あ、うん。 ドクオー電話ー』

( 'A`)「へいへい」

('、`*川『ドクオ君?』

( 'A`)『あ、はいもしもし』

('、`*川『・・・今日がチャンスよ!』

(;'A`)『ちょwwww』

('、`*川『それじゃ、私はこれだけだからw後は仲良くやるのよ!男は度胸!なんでm』

俺は静かに電話を切った。

126 名前:またバーボン食らってましたllorzll :2007/02/15(木) 01:08:22.98 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「母さんなんて?」

( 'A`)「仲良くやれとよ」

川 ゚ -゚)「いつまでも私達はラブラブだ」

(*'∀`)「嬉しいけど恥ずかしいセリフだな」

川 ///)「・・・バカ」

照れ隠しの右ストレートに見せたフックが俺の脇腹を確実に捕らえ俺は「ウボァッ」という悲痛な声をあげた
クーさん照れ隠しは凄く嬉しいのですが毎回フェイント交じりのフックをかけてきたりするのは止めて欲しいっす

( 'A`)「さて、それじゃ泊まりますか」

川 ゚ -゚)「ああ」

( 'A`)「どうして顔が赤いんですか」

川 ///)「聞くなバカ」

( '∀`)「うっすww」

ニヤニヤする俺に再び照れ隠しの右フックが脇腹を捕らえたのは言うまでもない。


127 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:17:17.61 ID:W9kEow6c0
4円

128 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:19:48.84 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「遊園地内で泊まるか?」

( 'A`)「んー・・・どちらがいい?」

川 ゚ -゚)「私は・・・おっと電話だ」

( 'A`)「電話多いな」

川 ゚ -゚)「全くだ・・・しかし出ないわけにはいくまい」

西新宿の親父の唄が再度鳴り響いていたがもう気にしない

クーは静かに通話ボタンを押した。

川 ゚ -゚)『はいもしもし』

('、`*川『ヤるなら今しかねぇー』

静かに通話を切りズボンの右ポケットに携帯を戻した。


129 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:21:16.23 ID:/G2IgIqb0
支援
それにしてもこの母さんノリノリである

130 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:27:16.75 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「大変だな」

川 ゚ -゚)「とっても大変だ」

( 'A`)「ある意味素晴らしい母さんだと思うけどな」

川 ゚ -゚)「とっても大変だがな」

( 'A`)「なしではないと思うよ」

川 ゚ -゚)「そうだな・・・あっと・・・話がそれてしまった」

( 'A`)「んー・・・どうする?」

川 ゚ -゚)「遊園地内でいいと思うが」

( 'A`)「そうだな・・・それじゃ遊園地内で探すとしようか」

川 ゚ -゚)「把握した」

そういうわけで遊園地内でホテルを探すことになり探し始めた。
途中でブーンとツンらしき人物をみかけたがそこは華麗にスルーして探していたが・・・


131 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:27:53.47 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「俺、今冷静に思ったんだ」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「この遊園地さ」

川 ゚ -゚)「うん」

( 'A`)「ホテルないよな」

川;゚ -゚)「・・・そういえば」

(;'A`)「・・・外に出ようか」

川;゚ -゚)「・・・ああ」

結局振り出しに戻ってしまい今日はホテルに泊まらず家に帰ることにした。とは言っても俺の家に来るわけだから特になんら問題はない。

とりあえず遊園地を出て駅行きのバスに乗り、バスに揺られながら駅へと到着する。
その後特にこれといった会話も交わさずに駅でVIP市行きの切符を二枚購入して電車へと乗りVIP市へと帰った。
電車がVIP市に着くと見慣れた川沿いの道を歩きながら俺の家へと向かい、うちに着くと「ただいま」と一言だけ呟いてクーを自室へと招いた。

132 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:37:10.38 ID:obmXW+2S0
支援


133 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:40:01.49 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「意外に片付いているんだな」

( 'A`)「そりゃもう出るんだから」

川 ゚ -゚)「・・・それもそうだったな」

( 'A`)「・・・今日は楽しかったか?」

川 ゚ ー゚)「とっても楽しかったぞ」

( '∀`)「そりゃ良かったww」

川 ゚ ー゚)「特にドクオの苦しむ姿がww」

( 'A`)「なんという鬼畜」

川 ゚ ー゚)「そういうなww」

( 'A`)「それで・・・今日はどうする?疲れてるんじゃないか?」

川 ゚ -゚)「そう・・・だな」


134 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:40:57.68 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「なんかアレな行為をすることに対してこういうことは聞くか聞かないか童貞の俺には分からないんだがな」

川 ゚ -゚)「まあまだまだこれから時間はあるから・・・今日は眠たい」

( 'A`)「俺も正直眠たい」

川 ゚ -゚)「それじゃ寝ようか」

( 'A`)「布団ならそこに敷いてあるから適当に寝転がってくれ」

川 ゚ ー゚)「勿論一緒に寝るんだよな?」

( '∀`)「当たり前だ」

二人で一緒に大体大きさは一畳半ほどの布団に入り毛布を体に被り今日は眠ることにした。
・・・これからもずっと一緒だよな・・・

ずっと・・・一緒・・・
そして俺はそのまま深い眠りに落ちていった。

一話おわり。

135 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:48:16.97 ID:hcuzL+ZD0


136 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 01:49:08.66 ID:l48j8d5y0
駆け足投稿となりましたが本日の投下はこれにて終わりです
支援してくださった方wktkしてくださった方ありがとうございます!

最後に一話と表記しましたが文頭の部分などに一話などと1つも書いていませんでした・・申し訳ありません。
疑問や不可解な点がございましたらお願いします。

途中規制等で投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。


137 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:58:42.86 ID:rrrU7QXz0
面白かった
今後もwktkさせて貰うよ

138 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:06:43.90 ID:63a6uuUTO
乙。
最近はドクオとクーのカップリングが流行りなのか?面白いから全然おkだが

139 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 02:18:06.24 ID:l48j8d5y0
>>135>>137
ありがとうございます。まだまだ未熟ですが頑張ります

>>138
ツンのパターンも考えていたのですが行き詰まったので自分はクーに変更して今の状態なのですが
他の書き手の皆さんはどうか分かりかねますがクーとドクオだと書きやすいのです。

全レスすると馴れ合いと思われてしまいかねない気がしますのでこの辺で失礼することにします。
読んで下さった方ありがとうございました

140 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:51:45.62 ID:4F258UtwO
1回の書き込みの文字数と、句読点や改行を調整すればもっと読み易くなると重

141 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 06:24:31.04 ID:o4aimLehO
もしかして>>1はゼッターか…?
乙です。

142 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 08:47:41.04 ID:q8RY5ZBMO
保守

143 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 09:24:36.07 ID:rbRDhLtdO
地の文に句読点くだしあ

頑張ってくだしぁ

即席じゃ無いみたいなんで期待してますです

144 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 10:31:51.62 ID:o4aimLehO


145 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 11:30:04.61 ID:ZqJXnnixO
展開が緩やかだね

146 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 12:37:55.39 ID:mTV08sk6O


147 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:20:05.72 ID:+bGRqyCyO


148 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:02:35.46 ID:2IJWa7B50
同棲かとオモタ

149 名前:保守 :2007/02/15(木) 15:36:47.21 ID:WfCH52WE0
俺がお前のボスボロット

とりあえず期待してます

150 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:44:44.55 ID:WfCH52WE0
保守

151 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:51:02.14 ID:WfCH52WE0
保守

152 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:58:05.05 ID:WfCH52WE0
保守

153 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:04:31.15 ID:CsKG9A/NO
ほす

154 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:04:35.66 ID:WfCH52WE0
保守

155 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:09:41.07 ID:WfCH52WE0
無駄な保守

156 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:17:41.34 ID:WfCH52WE0
ほっす

157 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:25:36.05 ID:WfCH52WE0
ほす

158 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:02:30.73 ID:l48j8d5y0
ただいま戻りました。
書き溜めはあまり出来ていないのですが地道に投稿していくことにします。
大体5時10分ごろから投下開始します。

159 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:04:34.97 ID:l48j8d5y0
多々のご指摘ありがとうございます。
地の文を書いているということを更に意識して書こうと思います。
保守してくださった方、本当にありがとうございます!

160 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:10:34.14 ID:l48j8d5y0
二話 東京

結局あのまま夢も見る事無く眠りについてしまいやることもやらず終い
今思えば凄く後悔するぞ・・・こんなんだから俺はいつまでたっても捨てきれないのか!息子よ、お父さんは凄く申し訳ない気持ちでいっぱいだ!

( 'A`)「お?おはよう?」

川 -)「うるさい・・・」

(;'A`)「へぶし!?」

起きたのかと思いおはようと声をかけると一言眠たげにうるさいといわれ殴られた・・・
そうか、クーは寝起きが悪いのか。
仕方ない・・・朝飯でも作るか。

川 -)「Zzz・・・」

( 'A`)「よく眠ってらっしゃることで」

ふと時計に視線を移してみればまだ時刻は6時半 ああ、俺が早く起きただけなのか。


161 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:11:09.52 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「朝飯何にしようかな・・・」

こんだてを考えながらキッチンへ向かう様はどうみても主夫です本当に(ry

キッチンに着くと、とりあえず冷蔵庫の中を確認する。

( 'A`)「なんという無空間これは間違いなくクーラーボックスの中」

そうだ、そういえば東京に行くからまだ使える食材とかはクーラーボックスの中に入れたのだった。なんという失策!

( 'A`)「よっしゃ!味噌もあるし卵も半分ひびが入ってるのもある!これで朝飯は完璧だな!」

まだまとめていない調理器具のフライパンと鍋と長箸と小さな食器を取り出しそそくさと準備をする。
クーが起きたらびっくりするほどの出来栄えで作ってやるぜ!

( 'A`)「ヤるなら今しかねぇ〜」

なんかあの着信音が凄く気に入った・・・


162 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:11:44.74 ID:l48j8d5y0
まず鍋に水を入れ、ガスコンロの上におき火をつけて沸騰するのを待って・・・
その間に卵を食器に割って入れてとかして・・・
あ、フライパンに油しかなきゃ

( 'A`)「油ドコに入れたっけか・・・」

まあいいか、水でも入れて蒸発し始めたらそれを頃合にして卵を入れれば。
適当に塩を振って・・・よし、後は焼くだけだ・・・っと鍋の水が沸騰してる。

( 'A`)「味噌は・・・こんなもんでいいか」

まだしまってなかったスプーンに味噌を大さじ一杯山盛りに取り、沸騰したお湯の中でゆっくりととかす。

(;'A`)「・・・具を入れるを忘れた」

野菜切ってない上に豆腐も切ってない。
仕方ないこうなれば・・・

163 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:21:48.64 ID:l48j8d5y0
フライパンを置いたガスコンロの火を止め投下する予定の卵を充分にとけた味噌汁の中にゆっくりと入れる

( 'A`)「まあ溶き卵味噌汁ってのも悪くはないだろう」

良い感じに卵を全部入れ、卵スープのような味噌汁が出来上がった

( 'A`)「味の方は・・・」

よし、完璧だ。
・・・しかし見栄えしないなコレ
ないより幾分マシか。

二人分の味噌汁を定番の器に少し多めに入れて・・・
火を止めて・・・ガスはしっかり止まってるかな・・・?おk止まってる。

( 'A`)「後はクーを起こすだけか・・・骨が折れそうだ」

料理場を後にして寝室もとい自室へと移動。


164 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:22:08.97 ID:l48j8d5y0
川 -)「Zzz・・・」

( 'A`)「朝だぞー」

川 -)「Zzz・・・」

( 'A`)「起きる気配が全くない。これは強行手段を許可したものを見る」

クーの下に敷いてある敷き布団を両手で掴み・・・一気に引き抜く

川 つ -)「・・・むう」

( 'A`)「起きたか?」

川 つ -)「後5分・・・」

( 'A`)「おーきーろー」

再度布団に入ろうとしたクーから布団を奪い脇腹のあたりを揉む

165 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:22:28.43 ID:l48j8d5y0
川;つ -)「わひゃ!」

( 'A`)「起きたかこの野朗」

川;゚ -゚)「・・・はい」

( 'A`)「寝起きの悪さナンバー1の称号を与えよう」

川;゚ -゚)「・・・そんなに悪かったか?」

(;'A`)「覚えてないんすか」

川;゚ -゚)「一切記憶に御座いません」

( 'A`)「・・・まあいいや。軽い朝飯作ったから」

川;゚ -゚)「mjsk」

( 'A`)「mjds」

川;゚ -゚)「すまないな」

( 'A`)「イインダヨ」

まだ眠たそうに目をこすっているクーと一緒にリビングへ向かう

166 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:24:11.26 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「お・・・いい匂いが・・」

( 'A`)「俺の手作り味噌汁だ」

川 ゚ -゚)「味噌汁か・・・大好物だ」

( 'A`)「ただし具は入っていない」

川 ゚ -゚)「なんという味噌汁」

( 'A`)「これは間違いなく食料不足」

無駄に息ぴったりなままリビングに到着。

川 ゚ -゚)「何か手伝おうか?」

( 'A`)「いや、味噌汁運ぶだけから待っててくれて良い」

川 ゚ -゚)「把握した」

リビングとキッチンはかなり近いのでとりあえず味噌汁を二人分別々の食器に注ぎ持ち運ぶ



167 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:34:12.32 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「ドクオさん風とき卵味噌汁だ」

川 ゚ -゚)「なかなか美味しそうだな」

( 'A`)「なかなか美味しいぜ」

川 ゚ -゚)「期待するぞ」

( 'A`)「期待しちゃってください」

クーの座っているソファーの前には長方形の机があり、そこに味噌汁を置く。

川 ゚ -゚)「これは美味しそうだがなんともシンプル」

( 'A`)「悪い言い方で質素ともいう」

川 ゚ -゚)「卑屈になるな、充分だ」

( 'A`)「まあ飲んで見てくださいよ」

自分の分も机におき、クーの隣に座る
クーが器に口をつける前に少し息をかけて冷ましながら一口味噌汁を飲む。


168 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 17:43:32.13 ID:g7U3L5gDO
wktk

169 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:01:42.81 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「・・・これは美味い」

( '∀`)「そりゃ何よりで」

川 ゚ -゚)「ドクオは料理が得意なんだな」

( '∀`)「その辺の男よりかは上手いぜ」

川 ゚ -゚)「ついでにいえば私よりもだ」

( 'A`)「んなことねーと思うぜ」

川 ゚ -゚)「いや、私は料理が物凄く苦手だ」

( 'A`)「つっても砂糖と塩を間違えるとそんなんじゃねーだろ?」

川 -)「・・・」

(;'A`)「・・・ガチか」

川 -)「・・・ガチだ」

(;'A`)「正直スマンカッタ」

少子クーは無言で味噌汁を飲みつづけていた
・・・墓穴を掘ったな・・・


170 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:04:18.95 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「・・・まあこれから覚えていくということで」

( 'A`)「その粋だ」

川 ゚ -゚)「まだまだ未熟だがよろしく頼む」

( 'A`)「ちなみに料理は味じゃない。心だ」

川* ゚ -゚)「この味噌汁にも心がこもっているんだな?w」

(*'A`)「愛情たっぷりだ」

川*゚ -゚)「それは味わって飲まなくてわな」

(*'A`)「嬉しい限りだ」

しばらくこんな調子で話していると味噌汁のおかわりがあるかと聞かれたからまだ残ってる分を注ぎ美味しそうにクーは飲んでいた。


171 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:04:48.57 ID:l48j8d5y0
川 ゚ ー゚)「ご馳走様」

( 'A`)「お粗末様でした」

川 ゚ ー゚)「全然美味しかったぞw」

( '∀`)「それじゃ俺味噌汁担当な」

川 ゚ ー゚)「味噌汁はドクオに任せたw」

( '∀`)「おうw任せとけw」


朝飯も食べ終わり、のんびりと話をしながら今日はどうするかを考えている。
・・・遊園地でお金はそこそこ使ったからな・・・どうしたものか

川 ゚ -゚)「どうした?難しい顔をして」

( 'A`)「ん?いや何、今日どうしようかを考えているんだ」

俺はポケットにいれていた煙草を取り出し一本指と指の間に挟んで取ると手前に置いてあったライターで火をつける。


172 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:05:10.28 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「んー・・・」

( 'A`)「今日はのんびりするか?」

川 ゚ -゚)「それもいいな」

( 'A`)「あまり外に出歩くとかよりも家でのんびりするってのも悪くないと思うんだ」

川 ゚ -゚)「そうだな」

そんなこんなで俺は部屋の窓から日が射している場所に移動して日向ぼっこを堪能することにした。
すると隣にクーが座る。

( -A-)「こういうのも落ち着くから俺は好きなんだよな」

川 ゚ -゚)「そうだな・・・悪くない」

結局そんな調子で昼まで過ごし、外で昼飯を食べることにした。いや俺の家で食べるのも悪くはなかったんだが何しろ食材があまりに少ないからロクなものがない。


173 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 18:09:24.91 ID:kf+RNbmp0
バーボンヌ

174 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:14:46.56 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「何食べたい?」

川 ゚ -゚)「私はなんでも」

( 'A`)「んー・・・とりあえず近所のファミレスでも行こうか」

川 ゚ -゚)「そうだな。妥当なところだろう」

( 'A`)「よっしゃ行くぜ」

そんな感じでファミレスに決定したから玄関に向かい靴を履き、外に出る。
外に出てからは馴染みの川沿いの道を歩き、のんびりとファミレスへと向かった。

175 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:15:17.88 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「この道も見慣れたものだな・・・」

( 'A`)「何、また帰ってくるさ」

川 ゚ ー゚)「昨日もこんな話をしていたなw」

( '∀`)「そういえばそうだなw」

川 ゚ ー゚)「しかし相変わらずこの街は綺麗だ」

( '∀`)「昔から何もない殺風景な街だったからつまらないとか思ってたけど今思うと景色が凄く綺麗で落ち着くんだよな」

川 ゚ ー゚)「私はこの街が大好きだ」

( '∀`)「俺もだw」

川 ゚ ー゚)「忘れずに覚えておきたいな」

( '∀`)「大丈夫。いつかまた戻ってくるから」

川 ゚ ー゚)「そうだなw」

そんな調子で話をしながらファミレスに到着する。
店に入ると店員が一名こちらに歩いてきて空いてる席に案内される。

176 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:22:36.20 ID:l48j8d5y0
店員「お煙草の方はお吸いになりますか?」

( 'A`)「一応吸います」

店員「それではこちらへどうぞ」

川 ゚ -゚)「止めろとは言わないが体調管理とかしっかりしてくれよ」

( 'A`)「分かってるさ」

店員「こちらです。ご注文の方お決まりになりましたら手前のボタンを押してお呼びください」

( 'A`)川 ゚ -゚)「「はい」」

顔を見合わせる形で互いに別の椅子に座る。

177 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:23:00.93 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「何にしようかな」

川 ゚ -゚)「私は決まったぞ」

(;'A`)「早っ」

川 ゚ -゚)「和風ハンバーグセットが目に入った瞬間頼むのを決めた」

( 'A`)「衝動買いはあきまへんで姉さん」

川 ゚ -゚)「エサ関西人が」

( 'A`)「そんなことありまへんがな」

川 ゚ -゚)「で、頼むものは決まったのか?」

( 'A`)「一応な。」

川 ゚ -゚)「何を頼むんだ?」

( 'A`)「ティーズハンバーグ」

川 ゚ -゚)「なんという質素これは間違いなく貧相」

( 'A`)「ほっとけwwww」

クーが店員を呼ぶために手前のボタンを押す。
しばらくしてから水を二つ手に持った店員が自分達の前で止まる。

178 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:23:26.47 ID:l48j8d5y0
店員「お待たせしました。」

確かこういうところでは水って御冷っていうんだったか?
まあそんなことはいいか。

( 'A`)「あーと・・・チーズハンバーグセット1つと和風ハンバーグセット1つで」

店員「以上でしょうか?」

( 'A`)「あ、はい」

店員「セットの方はライス、味噌汁とパン、スープとなっておりますがどちらにしますか?」

( 'A`)「クーどっち?」

川 ゚ -゚)「前者で」

( 'A`)「それじゃ二つともライス、味噌汁のほうで」

店員「かしこまりました。ご注文の方確認させて(ry」

ありふれたやり取りを終え、注文したものが来るのをのんびりと待っていると割と早く来た。冷凍か?冷凍なのか?

店員「チーズハンバーグセットと和風ハンバーグセットです。鉄板の方熱く(ry」

注文の品を全て置いて伝票を置くと店員は去っていった。


179 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:34:55.34 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「よっしゃ食うぜ」

川 ゚ -゚)「なかなか美味しそうだな」

( 'A`)川 ゚ -゚)「「いただきます」」

( 'A`)「んぐ・・・これはなかなか美味」

フォークのみで切って食べる俺とは違いナイフとフォークをしっかり使い分けて食べるクー
クーの食べ方とブーンの食べ方を比較するとまさに雲泥の差って奴だな。

川 ゚ -゚)「なかなか美味い」

( 'A`)「何故だかファミレスのハンバーグとかって美味いよな」

川 ゚ -゚)「同意」

( 'A`)「何か隠し味でもあんのかな」

川 ゚ -゚)「もしかすると麻薬的な何かが・・・」

( 'A`)「あってたまるかwwww」


180 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:06:46.49 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「いやいやそんな可能性もなくはないかもしれないぞ?」

( 'A`)「・・・これは事件の予感」

川 ゚ Д゚)m9「プギャーwwww」

( 'A`)「ちょwwwwクーさんwwww」

まさかクーがプギャーなんて言うとは思わなかった。これは予想GUYです。

川 ///)「正直恥ずかしい」

( '∀`)「それで恥じらいなかったらブーンと同じだぞ」

川;゚ -゚)「それは少し嫌だな」

( 'A`)「だろ?」

すまんブーン。
お前のことは嫌いじゃない。むしろ大切で大好きな友達だ。
だからこれくらいでは切れやしないと信じてるぜ。

後の岩鬼と山田である。

181 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:07:15.36 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「ふう・・・美味しかった」

(;'A`)「食うのも早っ」

川 ゚ -゚)「ドクオが遅いだけだ」

( 'A`)「なんという遅さこれは間違いなく遅漏」

川 ゚ -゚)「そうなのか?」

( 'A`)「冗談っす」

川 ゚ -゚)「つべこべ言わず食べるときは食べる!」

( 'A`)「うっす」

なんだかんだ言われつつも食べていたんだがずっとクーがこっちを見てる

182 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:09:03.07 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「食べるか?」

川 ゚ -゚)「いや、いらない」

( 'A`)「?」

欲しくない・・・はっ!そうか俺を見ているのか!
いやー参ったなー俺はとても愛されてるようだ。

川 ゚ -゚)「声に出てるぞ」

( 'A`)「え゛」

川 ゚ -゚)「いやー参ったなー俺はとても愛されるようだ」

( ///)「べ、別に恥ずかしくなんてないんだからねっ!」

川 ゚ -゚)「なんというツンデレこれは間違いなくテラキモス」

( 'A`)「愛されてるんだよな?」

川 ゚ -゚)「とっても愛されてるぞ」

( 'A`)「それは何よりだ」

再びチーズハンバーグとの格闘に戻る。
美味い!だがチーズがしつこい!何度 食べても 立ち上がってくる!恐るべき乳製品チーズ!恐るべき乳製品ズーチ!

183 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:10:07.07 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「なんというか大変そうだな」

( 'A`)「恐るべきチーズ・・・」

川 ゚ -゚)「なんだそれ」

( 'A`)「こっちの話さ」

なんだかんだ妄想しながら食べきった。
なんというかフードファイターってこんな感じなのかな。食べてる間にちょっとした妄想でもして気を紛らわすとか。
お、もしかしたら俺フードファイターとかなれるんじゃね?

184 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:15:48.96 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「さて、これからどうしようか」

( 'A`)「すっかり忘れてたが明日出発だから準備でもするか」

川 ゚ -゚)「私のほうは完璧だが?」

( 'A`)「んっふっふ 私の方はでは荷物の整理がイマイチできていないんですよ
    そこでですねクーさん。貴方に折り入って頼みたいことがあるんですが・・・よろしいでしょうか?」

川 ゚ -゚)「はいはい大石さん大石さん」

( 'A`)「まあ、真面目にちょっと手伝ってもらっていいかな?」

川 ゚ -゚)「全然おっけー」

( 'A`)「それじゃそのお礼としてここの代金は俺が払うぜ!」


185 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:17:22.58 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)ノ『意義あり!』

( 'A`)「何!?」

川 ゚ -゚)「ドクオは私にいつもおごってばかりではないか?」

( 'A`)「た、確かにそうですが・・・」

川 ゚ -゚)「いつもおごられている方は嬉しい反面気を使ってしまうことをご存知だろうか!?」

( 'A`)『待った!』

川 ゚ -゚)「!?」

( 'A`)「愛する人にそういう行為をしてなにが悪いかの弁論を述べてもらおう!」

川 ゚ -゚)「・・・私も好きだからこそなんだよ」

( 'A`)「・・・」

川 ゚ -゚)「さて、会計をしようか」

( 'A`)「すまんな」

川 ゚ -゚)「いつもおごってばかりだろう?たまには私だっておごりたいときもあるんだよ」

店員に置かれた伝票を取り、クーはレジへと向かう。
レジに着くと、何も言わず財布を取り出し、表示された金額分を丁度取り出し店員に渡す。
レシートをいるかどうかを聞かれていたが勿論いらないと応えた。

186 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:25:14.01 ID:6Ewzh+VyO
バッドエンドだったら('A`)欝ダ氏ノウ

187 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:33:29.76 ID:Rb1Kt3s/0
でも死亡フラグぴんぴんだぞ

188 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:34:38.73 ID:/G2IgIqb0
>>186
>>1を見た時点で鬱系なのは判ってた筈だ

189 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:50:03.31 ID:l48j8d5y0
――――――――――――――――

( 'A`)「ようこそ俺の家」

飯を食ってから戻ってきただけだから別にこれといったわけでもないが
たまにはこういうのもアリかなと思う俺がいる。

川 ゚ -゚)「いらしたぜ君の家」

( 'A`)「そういうわけだスネーク。整理に取り掛かるぞ」

川 ゚ -゚)「了解した大佐」

( 'A`)「さて、まずこのいらない荷物の動かし方だがアクションぼt(ry」

川 ゚ -゚)「それじゃ真面目に取り掛かるとしようか」

( 'A`)「把握した」

190 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:50:44.84 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「とりあえず散らばってて使えそうなものはダンボール箱に詰めればいいんだな?」

( 'A`)「そうさマイハニー」

川 ゚ -゚)「それじゃこの時計は?」

( 'A`)「どんどん入れてくれ」

川 ゚ -゚)「このパソコンは?」

( 'A`)「・・・どんどん入れてくれ」

川 ゚ -゚)「二つの磁石があります」

( 'A`)「どんd・・待った!Stop!No!」

川 ゚ ー゚)「冗談だwwww」

( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」

191 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:52:11.30 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「で、だ。この写真は?」

( 'A`)「・・・まだ置いておいてくれ」

川 ゚ -゚)「この写真に写ってる人は誰なんだ?」

( 'A`)「俺のトーチャンだよ」

川 ゚ -゚)「お父さん?」

( 'A`)「・・・結構前に亡くなったんだよ」

川 ゚ -゚)「・・・すまない」

( 'A`)「いやいいんだ」

しばらく無言のまま作業を進めて行った。


・・・トーチャン最近少しだけ言葉の意味が分かってきたよ。

192 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:52:39.47 ID:l48j8d5y0
トーチャンは俺が中学にあがるころ、職場で死んだ。
事故だったらしい。
なんでも荷物を運んでいる時に遅刻ギリギリだった新米の職員のトラックに引かれて荷物に押しつぶされてボロボロになった状態で病院に搬送されて意識不明の瀕死状態に陥っていた。
生き残る確立は0%とまでも言われた。
ただ奇蹟と呼べるのは俺らが来るまで瀕死状態ながらに生きていたことだった。
俺らが病室に到着するとトーチャンは「転んでもなくな・・・ドクオ・・・」とだけ言って長い旅に出たんだ。
母さんはただただ泣くばかりで、中学に入ったばかりの俺には状況が全く理解できなくて・・
どうしていいか迷ってたけど今なら分かる。
転んでもなくな、か。

川 ゚ -゚)「・・・どうした?」

( 'A`)「ん?なんもねぇぞ?」

川 ゚ -゚)「・・・涙」

( 'A`)「・・・え?」

193 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:03:02.82 ID:l48j8d5y0
俺は泣いていた。
訳がわからなかった。
トーチャンのことを思い出したから?
なんでだろう。わかんないのに、わかんないのに涙が止まらない・・・

川 ゚ -゚)「・・・」

クーは何も言わずに俺を抱きしめた。
別に悲しいわけじゃないんだ。
何が起こってるか理解できてないんだ。
でも、何でだろう

涙が止まらないんだ。


194 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:10:27.15 ID:l48j8d5y0
溢れ出す涙を止める術なんてわからなかった。
しばらくの間クーの胸の中でずっと泣きつづけた。
どうして涙が流れてきたんだろう。
この街から去るからか?それともトーチャンのことか?
分からないけど、全然分からないけどただ1つだけ分かることは

クーの胸がどうしようもなくまな板だということだ。

川#゚ -゚)「声に出てるぞ」

( 'A`)「え゛」

川#゚ -゚)「Go to the hell!!」

(#)A`)「ちょ、まっ」

川#゚ -゚)「君が 泣いても 殴るのを 止めない !!」

((#)A`)「待tあべしっ話あえbへぶっ ごめんなさい」

川 ゚ -゚)「一発でかいのを食らっちまいな!」


俺は クーの 迫り来る拳を 避けることなど 出来るわけがなかった。

195 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:11:57.45 ID:l48j8d5y0
( (#)A(#))「そうか、胸の話は禁句だったか」

川 ゚ -゚)「ん?」

( (#)A(#))「なんでもないです」

フルボッコにされたせいかおかげなのか涙は止まっていた。


これから転んでも泣かないよトーチャン。


196 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:22:01.47 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「これで最後!」

( 'A`)「おおっ!終わったか!」

川 ゚ -゚)「やっと終わった!」

( 'A`)「しかし長かったな。なんという長さだ」

川 ゚ -゚)「ちゃんと整理してればそんなもんでもないだろう」

( 'A`)「それもそうだな」

川 ゚ -゚)「ところでドクオ」

( 'A`)「なんでしょう」

川 ゚ -゚)「まだ使えそうなものとか色々とあるんだがどうして残しておくんだ?」

( 'A`)「あーカーチャンの話したっけ?」

川 ゚ -゚)「・・・言い辛いことなら言わなくても」

( 'A`)「いや、すっげぇ軽い話」

川 ゚ -゚)「バッチコーイ」

197 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:24:14.44 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「ある日中学3年になって高校を目指して頑張り始める時のことだったんだがな、一通の置手紙が置かれてたんだ。


J( 'ー`)し『タッキーのおっかけに行って来ます。探さないでね☆
      尚、お金の心配はしなくてもいいわよ!貴方の高校のためのお金とかはしっかりそろってるから!この手紙の下に50万円とこの通帳に100万円入ってるからね☆
     分からないことがあったらここに電話ください 090-xxxx-xxxx』」

川;゚ -゚)「無駄に大変だったんだな」

( 'A`)「いや、正直気楽で良かった。確かに最初は何考えてんだあのババアと本気で困ってたけど特に金の使い道も間違える事無く生活できたから問題はなかった。それに毎月5万の仕送りもあったし。」

川 ゚ -゚)「だから料理とか色々と上手だったのか」

( 'A`)「そうだな」

川 ゚ -゚)「それで、母さんが帰ってくるかもしれないから必要最低限使えるものは残しておくということか」

( 'A`)「まあ簡単にそういうことだ」

川 ゚ -゚)「大変ご苦労様」

( 'A`)「いえいえ」


198 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:34:54.94 ID:l48j8d5y0
とりあえずカーチャンが帰ってきた時用にメモは残しておこう。

『カーチャンへ
 僕は東京に行きます。連絡しようと思ったのですがどうしてアンタ携帯の電話番号変えてるんですか。機械女から『この電話番号は現在使われておりません』とか言われたんですけど。
 まあ帰ってきても最悪生活が出来るだけのものは残しておきましたからその辺は適当に頑張ってください。
 とりあえず僕は東京に行くので。最後にタッキーとは会えましたか?
 
 息子のドクオより  連絡先090-xxxx-xxxx』


199 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:36:02.39 ID:l48j8d5y0

川 ゚ -゚)「なんという置手紙これは間違いなく親子」

( 'A`)「血は争えないって奴だな」

川 ゚ -゚)「全くもってその通りだな」

( 'A`)「とりあえずメモも残したし、後はシロネコヤマトに電話を入れるだけだ」

川 ゚ -゚)「ところでずっと思ってたんだが」

( 'A`)「ん?」

200 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:36:48.90 ID:l48j8d5y0
川 ゚ -゚)「東京のドコで住むんだ?マンションとか」

( 'A`)「・・・」

川 ゚ -゚)「勿論決まってるんだろ?」

(;'A`)「・・・oh」

川;゚ -゚)「・・・」

(;'A`)「・・・HAHAHA」

川;゚ -゚)「こんなところでもノープランなのか・・・?」

( 'A`)「大丈夫さ!No Problem!いつでも俺は無敵だぜ!知り合いに凄い奴がいるんだぜ!」

川 ゚ -゚)「ほう」

( 'A`)「oh その目は信用していないな?大丈夫任せろ」

川 ゚ -゚)「・・・」

やばいな、そういえば住む場所とか考えてなかったよ。
でもまあアイツ等ならなんとかなるだろう、うん。

クーが無言で俺を見つめてる。
信用してない。完全に信用してない。
とりあえずこの信用を取り戻すためにも、頼むぜ流石兄弟。

携帯を取り出して連絡先から流石兄弟の電話番号を出し、電話をかける。

201 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:42:23.07 ID:g7U3L5gDO
支援

202 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:50:08.41 ID:ri6/7v7x0
支援

203 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:56:01.91 ID:ri6/7v7x0
   ヘ( ,,゚Д゚)ノ
 ≡ ( ┐ノ
 :。;  /      ドドドドド



204 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:58:21.76 ID:A2lxTkxB0
  ヘ( ,,゚Д゚)ノ
 ≡ ( ┐ノ
 :。;  /      ドドドドド




205 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:00:49.34 ID:l48j8d5y0
( ´_ゝ`)『もしもし』

( 'A`)『あーもしもしー?』

( ´_ゝ`)『おお!その声はもしかしなくてもドクオじゃないか!どうした!』

( 'A`)『いやーちょっと聞きたいことがあってねー』

( ´_ゝ`)『大事なことか?』

( 'A`)『かなり』

( ´_ゝ`)『よし、待ってろ。弟者を呼んでくる』

( 'A`)『うっす』

コイツは兄者。
常に兄弟一緒で、何をするにも兄弟でなくてはならないくらい仲良しな兄弟である。
何か良いことがあったり活躍したりすると『流石だよな俺ら』という口癖があり、それから二人は流石兄弟と呼ばれている。
ちなみに大体の確立で足を引っ張るのが兄者でしっかりしているの弟者である。


206 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:03:15.05 ID:l48j8d5y0
( ´_ゝ`)『OK時に落ち着けドクオ とりあえず用件を聞こうか』

( 'A`)『大至急東京ですぐ住めるマンション等を探してくれ』

( ´_ゝ`)『・・・え?』

( 'A`)『東京ですぐ住めるマンションとかを探して欲しいんだ』

( ´_ゝ`)『・・・何かわからないがとりあえずそれを探せばいいんだな?OK任せろ』


電話の向こうの弟者「兄者、ドクオ何って?」

電話の向こうの兄者「いや、なんか東京で住めるトコを探してだとさ」

電話のm(ry)弟者「・・・なんだそれ」

でn(ry)兄者「よくわからんが探すぞ」

で(ry)弟者「・・・あ、あったぞ」

d(ry)兄者「よくやった弟者!」


( 'A`)『どう?あったかな?』

( ´_ゝ`)『勿論さブラザー』


207 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:03:56.82 ID:l48j8d5y0
( 'A`)『ちなみに家賃は?』

( ´_ゝ`)『なんというお手ごろ価格!2LDKでバス、シャワー着きでステンレスキッチンがついて月なんと3万!』

( 'A`)『それ呪われてね?』

( ´_ゝ`)『まあ文句をいうな』

それから住所など色々と聞いて兄者との通話を切った。
最後に『流石だよな俺ら』と聞こえたのは言うまでもない。


208 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:09:46.46 ID:lCwtBREaO
紫煙

209 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:16:00.72 ID:ri6/7v7x0
   ヘ( 'A`)ノ
 ≡ ( ┐ノ
 :。;  /      ドドドドド






210 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:18:02.82 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「そういうわけで住む場所ゲットだぜ」

川 ゚ -゚)「・・・」

(;'A`)「あれ?怒ってる?」

川 ゚ -゚)「いや、なかなか凄いなと」

どうやら素直に関心してくれていたようだった。
さて、それじゃこのマンションの人に電話をかけなくては・・・

ぴっぽっぱっと・・・

211 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:18:28.56 ID:l48j8d5y0
从 ゚∀从『はいもしもし』

( 'A`)『あ、もしもし』

从 ゚∀从『何かご用件でも?』

( 'A`)『あの、そちら高岡マンションであっていますでしょうか?』

从 ゚∀从『はい!そうです!私がここの管理人のハインリッヒと申します。えぇと入居希望ですか!?』

( 'A`)『あ、はい。そうです。明日の夜あたりに向かいたいんですけど・・・』

从 ゚∀从『また唐突ですね・・・しかしいいでしょう!それくらいなんとかします!』

( 'A`)『サーセン』

从 ゚∀从『いえいえ、それでは今空いている4号室をお取りしましたので配達業者などを向かわせるのであればそちらに手配をお願いします』

( 'A`)『あ、どうもありがとうございます』

从 ゚∀从『私達は常にサービス精神旺盛で営業をしていますから!何しろ呪われてるとか言われてるせいでお客さんがちっともよりませんでしてwwははは・・・』


兄者と話していたことがまさに現実になってしまった。
呪われてるとかどうなんすかそれ。


212 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:18:48.99 ID:l48j8d5y0

( 'A`)『やっぱこの値段でしたら呪いとかありますよねー』

从;゚∀从『ああでも大丈夫!4号室はお払いしていますから!』

( 'A`)『それは安心です。まあ仮にお払いとかしてなくても住むところがないので関係はなかったのですが』

从 ゚∀从『では明日の夜お待ちしております!』

( 'A`)『あ、はい。それでは失礼します』

マンションの手配が終わった。
うん。良い感じだ。なんとかなりそうだな。

川 ゚ -゚)「なんとも手際のいいことだな」

( 'A`)「手際よくてナンボさ」

川 ゚ -゚)「それで次はどうするんだ?」

( 'A`)「決まってるじゃまいか。配達業者シロネコヤマトさ」

213 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:22:07.54 ID:b8LjU2aDO
まとめあんの?一気に読みたい

214 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:40:54.34 ID:l48j8d5y0
――――――――――――――

近所の配達業者に連絡を回して荷物を取りに来てもらった。
何せ二人で運ぶには無理な量でしたから。

なんとか配達業者の方も車に運び終わり、後は4日以内にでも到着することを祈るだけとなり・・・まあなんというかとりあえずは・・・


( 'A`)「終わったあああああああああああああ」

川 ゚ -゚)「お疲れ」

( 'A`)「これで終わりやあああああああああああああ」

川 ゚ -゚)「近所迷惑近所迷惑」

( 'A`)「わしの天下じゃあああああああああああああ」

川 ゚ -゚)「小鳥が飛んでるよ」

( 'A`)「明日の電車は7時からじゃああああああああ」

川;゚ -゚)「・・・え」

215 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:41:36.23 ID:l48j8d5y0
( 'A`)「あれ?」

川;゚ -゚)「mjsk」

( 'A`)「切符を見てみるといい」

クーは本気で焦っていた。
あれ?どうしたんだろう

・・・あ、そうか
クー寝起き悪いんだ。

川;゚ -゚)「・・・ほんまやん」

( 'A`)「関西弁関西弁」

川;゚ -゚)「・・・ほんまですやん」

( 'A`)「直ってない直ってない」

川;゚ -゚)「7時半って・・・」

( 'A`)「いや、普通に普段起きてるだろ」

川;゚ -゚)「7時半発ということは、だ。私のは手持ち荷物な上に着替えや化粧などを合わせると私は6時までには起きなくてはならないのだ」

(;'A`)「・・・mjd」


216 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:42:21.29 ID:l48j8d5y0
川;゚ -゚)「起こしてくれるか?」

( 'A`)「全然いいんだが・・・でも今日はうちでは泊まれないぞ?」

川 ゚ -゚)「ん?何故だ?」

( 'A`)「最後の一日だ。カーチャンと一緒にいてやらなきゃなんないだろ?」

川 ゚ -゚)「あ・・・」

( 'A`)「俺は6時までには起きてなんとかクーのとこいくから。心配はするな」

川 ゚ -゚)「・・・うん」

( 'A`)「それじゃ送って行くよ」

川 ゚ -゚)「・・・すまない」

( '∀`)「そんなかしこまるなよwwww」

川 ゚ ー゚)「・・・ありがとう」

それからクーを家まで送って、その後家に戻り色々と考えた。
これからのこと、仕事をどうするか。
色々と考えながら明日起きるために携帯のアラームをセットしてから充電器をさした。

( 'A`)「今日はもう寝るか」

明日はいよいよ東京か。
・・・wktkが止まらない・・・

217 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:43:18.05 ID:l48j8d5y0
――――――――――――

川 ゚ -゚)「・・・明日か」

母さんともこれでしばらく会えなくなるのか。
なんだか寂しいけどドクオとこれからずっと一緒と考えると大丈夫だよね、うん。

('、`*川「クーちゃん?入るよ?」

部屋のドアをノックする音と母さんの声。
何か話しでもあるんだろうか?やっぱり明日旅立つわけだし・・・

川 ゚ -゚)「いいよ 入って」

('、`*川「・・・いよいよ明日ね」

川 ゚ -゚)「・・・うん」

('、`*川「母さん寂しいなー」

川 ゚ -゚)「なんというか・・・ごめん」

('、`*川「?いいのよwいつかこんな日が来るんじゃないかって薄々感じてたものw」

川 ゚ -゚)「流石母さん」

('、`*川「それはそうと・・・はい」

川 ゚ -゚)「・・・これは」
・・・お守り?

218 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:53:08.47 ID:Rb1Kt3s/0
鬱エンドしか見えないがwktk

219 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:59:37.90 ID:6Ewzh+VyO
途中3択で話を選べるらしいぜ

220 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:05:44.83 ID:WFJshHyp0
>>219
そいつはhopefulだな

221 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 22:10:11.68 ID:l48j8d5y0
('、`*川「やっぱり何かとあるでしょうからコレ作ったわ」

川 ゚ -゚)「母さん・・・」

('、`*川「・・・たまには連絡頂戴ね」

川 ゚ -゚)「・・・うん」

('、`*川「それだけ。それじゃおやすみ」

川 ゚ -゚)「・・・母さん」

('、`*川「ん?何?」






川 ゚ -゚)「これ安産祈願」









222 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 22:10:59.86 ID:l48j8d5y0
('、`*川「ドクオ君とうまくやるのよ!」

川;゚ -゚)「あ、ちょ・・」

それだけいうと母さんはドアを閉めて部屋を出て行った。

・・・最後に渡したお守りが安産祈願って・・・
・・・でも・・・ありがとう。

それから母さんのお守りをポケットに入れて、電気を消して布団の中に入った。
色々考えながら私はそのまま眠りに落ちた。

明日・・・いよいよ出発なんだ。



二話 おわり。

223 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 22:20:39.80 ID:l48j8d5y0
これで二話終わりとなります。
自分なりに色々考えて書いていきましたが
途中から文面が無茶苦茶になって説明腐不足な点が多々あったものかと思います。

wktkして下さった方や支援してくださった方本当にありがとうございます。

>>213
まとめのほうはないようです。

224 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:21:24.60 ID:YfZ/VcWz0
>>1乙ー

225 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:25:30.24 ID:W9kEow6c0

このクオならまとめてもらえるでしょうよ

226 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:36:06.33 ID:A2lxTkxB0
>>1
3話wktk

227 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:50:22.45 ID:GTVfn2gh0
続き、続きはまだか!

228 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 23:11:22.55 ID:l48j8d5y0
ただいま続きを書いていますがしばらく時間がかかりそうです。
11時半までにはなんとか投下しようとは思いますが3話が出来上がるまでには至らないと思います。

とりあえずは11時半に投下します。

229 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:17:09.71 ID:q6/lZ/bo0
無理するな
できあがったら投下でおk

230 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 23:32:29.49 ID:l48j8d5y0
>>229
すみません・・・それではお言葉に甘えさせて頂きますね。

それでは12時頃に投下します。延長申し訳ありません。

231 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:37:15.18 ID:y1MqQQq7O
wktkな冬

21回目の冬

232 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:58:40.43 ID:HHHghlz/0
欲しゅ

233 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:00:43.69 ID:IH8e6PPK0
三話 東京へ

指定した時間通りに携帯のアラーム音が鳴り響く。
時刻は5時30分。
朝日が徐々に昇ってくるか来ないかくらいの時間。


( A)「・・・寒」

寒い・・・外に出たくない・・・
ああ、そういえば高校卒業したし今日は休みか・・・なら・・・あ

( 'A`)「今日東京出発だろうが!俺はバカか!」

そうだよ、今日クーと一緒に東京に行くんだろうが!夢を忘れるな俺。
ってそうだクーと行くんだよ

まだ5時半を回ったくらいか、充分間に合うよな・・・
というか忘れるとか有り得ないだろ・・・常識的に考えて・・・

( 'A`)「朝飯?ノーセンキュー!」

第一調理器具も大体もう業者に渡したから作れないしな。
というか考えたら俺この私服2日くらい使いっぱなしじゃねぇか。東京行ったらとりあえず風呂入って着替えよう。話はそれからだ。

( 'A`)「よし、待ってろクー!」

玄関に走り、使い古した靴を履いて家を出てクーの家へと走った。
ああ、鍵閉めなきゃ。危ない危ない。

234 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:01:22.23 ID:IH8e6PPK0
――――――――――――――

川 -)「Zzz・・・」

その頃クーは何事もないかのように安らかに眠っていた。


('、`*川「・・・今日でクーちゃんは旅立つわ」

ペニサスが誰もいないところで一人喋っていた。

('、`*川「もう18になるのね。早いものよ・・・彼氏なんて作っちゃって東京に行くとか言い出すんだから」

視点は1つの遺影に向けてのものだった。
遺影には眉毛がつり上がり、どことなく頑固なイメージのあるものだった。

('、`*川「もう一人で歩けるようになったし、自分の意志ってものをしっかり持ってるわ。本当に成長したわ・・・」

遺影は勿論喋らないが、どこか笑っているようにも見えた。
勿論、笑うなど有り得ない話だが。

('、`*川「元気にやってくわよね・・・貴方も天国から見守ってて頂戴・・・」

静かに呟くとペニサスは視線を何もない天井へと向けた。

235 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:01:49.02 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「6時前!よし!普通にせふせふ」

見慣れたインターホンを軽く押す。
ピンポーンという馴染みの音が家の中に響く。

・・・流石に誰もおきてないか?

('、`*川「はーい」

お、起きてた。・・・ってお母さんですか。

( 'A`)「クーさんを起こしに来ました。」

('、`*川「あの子はなかなか起きないわよー?w」

( 'A`)「昨日約束しましたからw」

('、`*川「そうwそれじゃあがって頂戴。多少手荒に起こさないと起きないから頑張ってね!w」

( 'A`)「うっすw」

クーのお母さんに案内されてクーの部屋へと入る。
・・・気持ちよさそうに寝てるよこの子。

236 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:02:31.93 ID:IH8e6PPK0
川 -)「Zzz・・・」

( 'A`)「朝だおー」

ブーンの真似をしてみたが起きる気配はなし。というかこれ結構恥ずかしいな・・・

( 'A`)「・・・第一警告発令 起きなければ脇腹をくすぐります」

川 -)「Zzz・・・」

( 'A`)「警告を無視。覚悟」

クーの布団を両手で掴み一気に引き抜く
すると布団を無くして「うーん・・・」と少し寝苦しそうに呟く。
おk今だ。

やることは昨日と同じ

脇腹を、揉む。

237 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:03:07.87 ID:IH8e6PPK0
川 -)「・・・うひゃっ!」

( 'A`)「朝だお」

川 ゚ -゚)「・・・ドク、オ?」

( 'A`)「そうだお ドクオだお」

川 ゚ -゚)「ぐっもーにん」

( 'A`)「おーぐっもーにん」

川 ゚ -゚)「ちゃんと起こしにきてくれたんだな」

( 'A`)「朝飯も全て無視してやってきたぜ」

川 ゚ -゚)「それはすまない」

( 'A`)「それで・・・化粧やらなんやらしなくちゃならないんだろ?」

川 ゚ -゚)「うん。それじゃちょっと外出ててくれる?」

( 'A`)「どうしてだいカムパネルラ」

川 ゚ -゚)「決まってるじゃないかジョバンニ 着替えだよ」

( 'A`)「失敬」

俺は静かに部屋を出た。
部屋を出るとお母さんがジョジョ立ちしていた。

238 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:03:47.86 ID:IH8e6PPK0
('、`*川「あらあら・・・脇腹を揉むと弱いのねあの子」

( 'A`)「どうやらそうみたいです」

('、`*川「それはどうやって発見した知恵なのかしら?ww」

(;'A`)「とりあえずお母さんが考えているようなことでないことだけは証言しておきます」

('、`*川「・・・抱いていないのね」

(;'A`)「はい」

('、`*川「あの子にお守りを渡したのよ」

( 'A`)「お守り・・・ですか」

('、`*川「何のお守りかわかる?」

・・・旅立つ娘に対してだし・・・
これしかないよな・・・

239 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:04:07.24 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「無病息災っすか?」

('、`*川「違うわよ。安産祈願」

( 'A`)「・・・」

('、`*川「・・・」

(;'A`)「えええええええええええええ」

俺はとことんこのお母さんが凄い人ということを実感した。
というか安産祈願ってアンタ・・・

('、`*川「ま、仲良くやりなさい」

(;'A`)「は、はあ・・・」

('、`*川「・・・うちの娘をよろしくね」

( 'A`)「・・・!・・・はい!」

そういうとお母さんは背を向けてどこかへ歩いていった。
・・・最後に見せたあの顔は真面目そのものだったな。
やっぱり娘を縁のない都会に行かすのは心苦しい上に心配なんだろうな・・・


それからしばらくしてクーが部屋から出てきた。
時刻は6時半。
まだ時間には余裕がある。

240 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:04:54.29 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ -゚)「お待たせ!」

(*'A`)「・・・」

川;゚ -゚)「何ジロジロ見てるんだ?」

(*'A`)「いや可愛いなと」

川*゚ -゚)「ありがとう」

('、`*川「はい!ラブラブなとこ悪いけど時間は待ってくれないからね!適当に朝飯作ったから食べて食べて!ほらドクオ君も!電車発車までにゆとりを持って駅で待たなきゃならないでしょ?」

( 'A`)「あ、すいません」

川 ゚ -゚)「ありがとう母さん」

('、`*川「お礼はいいから!早く食べた食べた!」

お母さんに促されるままに朝食を頂いた。
適当に作ったとは言っていたものの並んでいる物は全部光り輝いている気がする・・・
炊きたてで白い湯気状のものが出ているご飯にわかめやらが入っている味噌汁。
日本人ならではの魚。
・・・流石は主婦なだけある。見た目だけじゃなくて味も凄くよさそうだ。

( 'A`)川 ゚ -゚)「頂きます」

両手を合わすと同時に急いでご飯を食べる。
魚は既に塩で味付けされており、良い焼き具合になっていたので身も簡単に取れて醤油などいらなずに食べられた。
魚とをおかずにご飯を食べて味噌汁を飲んでを繰り返しているとすぐに食べ終えた。
俺が食べ終えるとほぼ同時にクーも食べ終える。

241 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:05:21.37 ID:IH8e6PPK0

('、`*川「食べ終えたならクーちゃんは早く荷物を取ってくる!その間に車回しとくから!」

( 'A`)「あ、ありがとうございます!」

('、`*川「どういたまして!」

お母さんは親指をビシッと立てて玄関に走りそそくさと靴を履くと外へ出て行った。
そしてそれにつられるようにクーも自分の部屋へと急ぎ荷物を取ってきた。

川 ゚ -゚)「荷物とってきた!」

( 'A`)「それじゃクーのお母さんが待ってるから外に行こうか」

川 ゚ -゚)「ああ!」

靴を履いて外に出ると既にお母さんが車を路上に出していた。

('、`*川「はい乗った乗った!」

川 ゚ -゚)「うん!」

「お邪魔します」と言って車に乗る。
・・・嫌な臭いがプンプンするぜ!

('、`*川「飛ばすわよー!」

( 'A`)「え?・・アッー!」

どんだけ飛ばす気だよいわんばかりの速度で車は駅へと走っていった。

242 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:20:09.77 ID:j8Nh8jBN0
wktk

243 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 00:24:29.27 ID:IH8e6PPK0
―――――――――――――――

('、`*川「はい到着っと♪」

川 ゚ -゚)「・・・大丈夫かドクオ」

( A)「ここは一体どこだ・・・」

川 ゚ -゚)「駅だ。私は誰だ?」

( A)「クー・・・」

川 ゚ -゚)「よし。それじゃ行くぞ」

('、`*川「気をつけていってくるのよ。連絡もちゃんと回すのよ?あと歯磨きはちゃんとしてそれで・・」

川 ゚ -゚)「分かってるから!wそれじゃ行って来るね!」

('、`*川「あ・・・行ってらっしゃい!」

川 ゚ -゚)「行ってきます!」

クーに右手を引っ張られながら改札口へと走り駅員さんに切符を提示する。


244 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:38:15.72 ID:ZvWG+kwaO
しえんしえん

245 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:42:20.65 ID:bUy0ycA+0
wktk

246 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:45:57.72 ID:EI0eWpCG0
wkwk

247 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:50:36.37 ID:cH8ehcM90
作者さん乙です。楽しませてもらいました。
まとめは作らないのかな?

248 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 01:01:13.91 ID:IH8e6PPK0
駅員「あと10分で来ますよ。ちなみに二番乗り場ですからお間違えないように!」

川 ゚ -゚)「はい!」

なんという・・・後10分だったのか。
これはお母さんに助けてもらったな。

( 'A`)「ギリギリだったな」

川 ゚ -゚)「荒馬のような運転だったが助かったな」

( 'A`)「軽く酔いそうだった」

川 ゚ -゚)「そんな表情をしていたな」

( 'A`)「しかしクーさんや」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「本当に・・・良かったのか?」

川 ゚ -゚)「・・・今更だぞ?」

( 'A`)「・・・東京で今までのような暮らしが出来るかどうかは分からない。でも・・・」

川 ゚ -゚)「でも・・・?」

( 'A`)「時間がある限り俺はずっとずっとクーと一緒にいる」

川 ゚ ー゚)「・・・充分だ」

249 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 01:03:25.20 ID:IH8e6PPK0
駅員『間もなく2番線に東京行きのぞみが入ります。白線の内側までお下がりください。』

( 'A`)「・・・いよいよだ」

川 ゚ -゚)「・・・ああ」

それから少し時間が経ち、電車が目の前で止まる。
・・・さようならVIP市。

( 'A`)「さようなら・・・VIP市」

川 ゚ -゚)「違うぞドクオ」

( 'A`)「?」

川 ゚ ー゚)「行ってきます。だ」

( '∀`)「・・・そうだなw」

俺らは東京行きの電車に乗り込んだ。

これからどうなるかなんて分からない。
一体どんな日が待っているか。どんなことが待っているか。
全く予想のつかないことだらけで凄く楽しみだけど、その反面恐怖もある。
でも、クーとならやっていける気がするんだ。
・・・ずっと一緒にいよう。

東京行きの電車の扉が静かに閉じて動き始めた。二人の少年と少女を乗せて。

三話 終わり。

250 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:04:42.39 ID:HTQE0yMx0
乙!!

251 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:05:51.36 ID:j8Nh8jBN0
乙です!!

252 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:05:51.59 ID:bUy0ycA+0


253 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:11:25.18 ID:V7drHZfMO
やっべぇぇぇぇぇぇぇぇバッドエンドの予感がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
俺、バッドエンドじゃなかったら結婚するんだ

254 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:11:52.07 ID:bUy0ycA+0
>>253
死亡フラグktkr

255 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 01:14:34.16 ID:IH8e6PPK0
本日の投下はこれで終了です。
wktkして下さった方、支援して下さった方 本当にありがとうございます。
少し駆け足気味だったので次回投下する時は気をつけたいと思っています。

正直なところこのスレが生きていたのはびっくりでした。
保守してくださった方本当にありがとうございます。


>>247
まとめは作らないものかと思います。
まだまだ地の文に関して新参な自分がまとめなんて作っても
調子に乗っているとしか思えないものでして・・

256 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:25:44.90 ID:pY6n8wxU0
くそお、寝る前にこんなスレが上のほうにあるなんて酷いじゃねえか
思わず開いちゃって15分くらいは軽く潰しちゃったぞ

257 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:26:25.56 ID:we9B2Ibc0
8 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2007/02/16(金) 00:42:07 ID:3MMRfOhb0
    |┃三    ,ィ, (fー--─‐- 、、
    |┃.    ,イ/〃        ヾ= 、
    |┃   N {                \
    |┃  ト.l ヽ               l
 ガラッ.|┃ 、ゝ丶         ,..ィ从    |
    |┃  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ    <  話は聞かせてもらったぞ!
    |┃.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ     |   人類は滅亡する!
    |┃三  ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン       \____________
    |┃      l     r─‐-、   /:|
    |┃三     ト、  `二¨´  ,.イ |
    |┃     _亅::ヽ、    ./ i :ト、
    |┃  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、
    |┃    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l

IDがMMR
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1171554062/

258 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:32:52.29 ID:rQ6YjLZ9O
まとめないなんてモッタイナイオバケが許しません

259 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 01:47:38.43 ID:IH8e6PPK0
読んで下さった方ありがとうございます。
まとめは流石に気が引けるので機会があれば避難所に投下しておきたいと思います。

それでは失礼します。

260 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:50:10.79 ID:HQ0EIBa80
明日帰ってきてからじっくり読みます(´∀`)

261 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 02:02:06.81 ID:bYzmeifzO
追いついたぁぁぁぁぁ!
次も楽しみだぁぁぁぁああ!
うぉれの揚げパンを返せぇぇぇぇぇ!!!!

262 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 02:14:16.00 ID:BsUrbxdQO
やっと追い付いちゃったよ(>ω<)
これからも期待してます!

263 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 02:51:28.26 ID:Yn9lRz4e0
オイスター保守。
そしてwktk


俺も第2作を書くかー。

264 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 03:16:20.17 ID:MkC2xdp0O
これは楽しみ
保守
このスレは保管庫系がほしいところ

265 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 03:42:56.77 ID:CHiPJ4IaO


266 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 04:22:53.79 ID:UcBGlPRGO
保守

267 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 06:53:39.24 ID:V2YTo+GJO
なんたる良スレ
気づかせない雰囲気は鬼畜

268 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 06:56:11.86 ID:hdhdQeBF0
一瞬('A`)ドクオとクーが同棲(ry)の作者さんかと疑った俺をののしってくれ

良スレホッシュ

269 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 07:33:55.95 ID:HiCK1aFVO
保守

270 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 08:41:51.62 ID:ea35I7QlO
保守

271 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 08:46:57.02 ID:BsUrbxdQO
おはよう保守☆

272 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 09:45:07.67 ID:EI0eWpCG0
つ☆

273 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 10:49:45.67 ID:j8qB0ZggO
保守

274 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 10:57:36.83 ID:v2zacFLoO
てか最後の、二人の少年ってのは伏線?

275 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 11:26:59.86 ID:FTU6kdMA0


276 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 11:58:43.89 ID:CHiPJ4IaO


277 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 12:42:18.01 ID:k/sGW48p0


278 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 13:33:11.45 ID:yxcVE+gY0


279 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 14:07:19.18 ID:EI0eWpCG0


280 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 15:18:25.42 ID:zcE6FuDpO


281 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 16:01:31.17 ID:zcE6FuDpO


282 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 16:48:51.89 ID:IH8e6PPK0
帰ってきたのですが私用のためにまた時間がかかりそうです。
6時半ごろに投下することにします。
これまで保守して下さった方本当にありがとうございます。

本当に申し訳ありません。

283 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 17:10:41.05 ID:K4wazLGZO
>>230あたりまで読んだんだが
一話のタイトルはなんなの?
あと、>>177の「エサ関西人」は「エセ関西人」の間違いか?

284 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 17:15:28.90 ID:vcQm/JWeO
これは期待

285 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 18:03:03.52 ID:N9Tel0hM0
ho

286 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 18:16:39.93 ID:KJ10k9VI0
4話wktk

287 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:28:44.53 ID:IH8e6PPK0
>>283
あ、すみません・・
タイプミスです・・
それと一話のタイトルですが・・・【卒業と始まり】です。
これは記入漏れでした。
色々と本当にすみません。

30分ほど投下予定の時間から遅れてしまい申し訳ありません。
これから投下します。

288 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 18:29:01.42 ID:v2zacFLoO
↓作者降臨

289 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:31:10.16 ID:IH8e6PPK0
四話 新しい生活

電車に揺られて十数時間。
三回ほど吐いたけどまあ気にしない。

( 'A`)「俺ら・・・最初輝いてたよな」

川 ゚ -゚)「・・・そうだな」

そう、のぞみに乗ってから最初の一時間ほどはとてもウキウキしていたんだ。
でも、時間が経つにつれて景色に飽きてきて・・・

( 'A`)川 ゚ -゚)「はあ・・・」

今に至るわけだ。


290 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:31:40.45 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「・・・あーそうだ」

川 ゚ -゚)「んー・・・?」

( 'A`)「麻雀持って来たぜ」

川 ゚ -゚)「・・・ほう」

( 'A`)「分かるか?」

川 ゚ -゚)「私を舐めてもらっては困るな」

( 'A`)「百戦錬磨の俺に勝てるかな!?」

叫ぶように言うがあくまで小声。こんなところで大声出したら周りの人にフルボッコにされかねない。俺らと同じ顔をしている人達がいっぱいいるのだから。

川 ゚ -゚)「私に麻雀を挑むとは笑止!」

( 'A`)ドクオVS川 ゚ -゚)素直クール

麻雀とは言っても持ち運び可能なマグネット麻雀。
正直なことをいうと凄くやりづらくて余計に鬱になりそうだ。


291 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:32:32.76 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「・・・リーチ」

川 ゚ -゚)「あ、ロン」

( 'A`)「ちょwwww」

そんなこといっても大したもんじゃないだろ。
おkおk冷静になれ俺。

・・・あれ?これって

川 ゚ ー゚)「三倍満だ」

( 'A`)「冗談ですよね」

川 ゚ ー゚)「三倍満だ」

( 'A`)「・・・俺の負けケテーイ」

292 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:32:50.97 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ ー゚)「フッ・・・」

( 'A`)「第一クーの表情が読めねぇ・・・」

川 ゚ -゚)「まあ何だ。麻雀で私に勝つのは到底無理ということだ」

( 'A`)「なにおう」

川 ゚ -゚)「まだやるのかなドクオ君」

( 'A`)「男ドクオ。ここで退いたら負けかなと思ってる」

川 ゚ ー゚)「良い顔だ」

293 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:35:15.93 ID:IH8e6PPK0
東一局

( 'A`)「(お、良い状態だ・・・)」

川 ゚ -゚)「(あ、大三元テンパイ)」

( 'A`)「これでどうだ!リーチ!」

川 ゚ -゚)「ポン」

( 'A`)「(・・・ポン?)」

川 ゚ -゚)「・・・」

( 'A`)「(怖いな・・・のびきりたいのにのび切れない・・・)」

マンヅの1を捨てる。
まあこれなら大丈夫だろ。今のところ危険牌にも見えないし・・・

294 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:36:39.75 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ -゚)「お、ロン」

( 'A`)「・・・え゛」

川 ゚ ー゚)「すまんなドクオ大三元 役満だ」

(;'A`)「・・・俺が悪かったです」

川 ゚ ー゚)「出直して来い」

(;'A`)「何も言い返せない・・・」

そんな感じで俺の完全敗北。
まだ3局残ってるがと言われたが勿論もう力なんて残ってない。
・・・役満とか想定の範囲外です。

295 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:37:18.75 ID:IH8e6PPK0
それからまた数分無言の状態が続く。
しかし流石に暇なのだろうかクーが口を開く

川;゚ -゚)「・・・しかし」

( 'A`)「ん?」

川;゚ -゚)「果てしなく暇だな」

( 'A`)「ああ・・・鬱になってくる」

川 ゚ -゚)「・・しりとりでもするか」

( 'A`)「・・・いいぜ」

川 ゚ -゚)「りんご」

( 'A`)「ごりら」


296 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:37:43.66 ID:IH8e6PPK0







――――しばらくこの流れが続きます―――――








297 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 18:39:06.86 ID:IH8e6PPK0


川 -)「マンボウ・・・」

( A)「・・・ウロコ」

川 -)「やめようか・・・」

( A)「・・・ああ・・・」

再び沈黙。
・・・大体しりとりなんて数時間も電車にいる状態でしたら萎えるに決まってるだろ・・・
どうして俺はしりとりなんてしたんだ・・・というかどうして俺は今電車に乗ってるんだろう。え?これって電車なのかな?
・・・なんか頭がおかしくなってきた・・・

よし、明るい妄想でもするか・・・
クーが俺にねだってくる・・・






駄目だ想像できない。

298 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 18:49:45.16 ID:8Rxz04RlO
十数時間って長すぎだろwww

299 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:02:32.10 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ -゚)「ドクオ」

( 'A`)「はい」

川 ゚ -゚)「ねだって欲しいのか?」

(;'A`)「え゛」

川 ゚ -゚)「相変わらず考えてるときに言葉が漏れてしまうんだな」

( 'A`)「は・・はは・・」

川 ゚ -゚)「しかしそんなドクオは嫌いじゃない」

( 'A`)「嫌いじゃないっすか」

川 ゚ -゚)「むしろ好きだ」

( 'A`)「・・・ありがたや」

川 ゚ -゚)「冗談ではないぞ?」

(*'A`)「・・・どうもw」

電車に揺られながらも二人の時は進んでいく。

300 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:03:05.96 ID:IH8e6PPK0
――――――――――――――――

『えーご乗車御疲れ様でした。まもなく終点東京に止まります。お忘れ物等ございませんようお気をつけてお降り下さい。』

( 'A`)「ktkr」

川 ゚ -゚)「ktkr」

( 'A`)「長かった・・・」

川 ゚ -゚)「想像絶する長さだった・・・」

( 'A`)「おいクー見てみろ」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「窓の外・・・」

クーはゆっくりと外を見る。
その視線の先には大きなビルや大勢の人。
夜になっているにも関らずその暗さを一切感じさせない明るさを放っていた。


301 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:04:00.74 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ -゚)「すごく・・・綺麗です」

( 'A`)「人がゴミのようだ!」

川 ゚ -゚)「お前の関心はそっちか」

( 'A`)「冗談だよ。しかし・・・」

川 ゚ -゚)( 'A`)「すごいな・・・」

車掌「えーご乗車御疲れ様でした。東京、東京に止まります」

( 'A`)「よっしゃ降りるぜ!荷物は?忘れ物はないな?」

川 ゚ -゚)「心配するな。完全に持っている」

( 'A`)「よし!まだ見ぬ新しい世界ははばたこうぜ!」

俺のwktkは止まらなかった。
田舎に住んでいたからなのかこの都会がとても楽しみで仕方がない。
クーの手を引きドアの前で開くのを待つ。

(*'A`)「・・・」

川 ゚ ー゚)「・・・」

ぷしゅうという空気の抜ける聞きなれた音。
それと同時に電車の扉が開く。
いざ東京へ!

302 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:04:19.39 ID:IH8e6PPK0
'A`)「なんという人の量これは間違いなく都会」

開いた先に見えたのは人・人・人
夜中にも関らずそこには数え切れない人の山があった。

川 ゚ ー゚)「wktkが止まらないのは分かるがとりあえず降りよう」

( '∀`)「把握した」

一歩踏み出し、また一歩と踏み出して電車から降りる。
電車内で感じていた鬱はどこかに飛んでいた。

川 ゚ -゚)「しかし・・・」

( 'A`)「ん?」

川 ゚ -゚)「ドコにいけば外に出られるんだ?」

( 'A`)「・・・」

川 ゚ -゚)「・・・」

( 'A`)「これは迷子という奴か」

川 ゚ -゚)「これは迷子という奴だ」


303 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:11:53.27 ID:IH8e6PPK0
とりあえずここで立っていても仕方がないので近くのベンチに腰掛けることにした。
ゆっくりとベンチに座り一息つく。

( 'A`)「ふう・・・」

川 ゚ -゚)「長旅だった・・・」

( 'A`)「田舎に帰るときがあればこの苦労を味わうのか」

川;゚ -゚)「出来ることなら二度と味わいたくないものだ」

(;'A`)「激しく同意」

十数時間も電車になんて乗りたくねーよ・・・
最初は俺だって楽しかったさ。どんどん加速していくのぞみに乗っているってだけでwktkが止まらなかった。でも時間が立つにつれ速い分感じる揺れや音や振動が凄く鬱陶しくて仕方がなくなって・・・
最終的に鬱になったんだ。

川 ゚ -゚)「とりあえず出方が分からない」

( 'A`)「右にいくか左にいくか・・・」

悩んでいる俺をよそにクーが何かひらめいたかのようにハッ!と顔をあげて口を開く。

304 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:19:33.15 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ -゚)「今思ったんだ」

( 'A`)「ん?」

川 ゚ -゚)「駅員の人に聞いた方が早いんじゃないのか?」

( 'A`)「・・・」

川 ゚ -゚)「・・・」

そうだよ!流石クーさん!というかそんな簡単なことに気付かないとか俺はアホかとバカかと・・・

( 'A`)b「ナイスくーにゃん!」

川 ゚ -゚)「なんかとっても褒められた気がしない」

( 'A`)b「ナイスくーちゃん!」

川 ゚ -゚)「青二才が」

( 'A`)p「ナイスクーさん」

川 ゚ -゚)「どうして指が下向いてるんだ」」

( 'A`)「まあ、とりあえず外に出ないことには始まらない おーいえー?」

川 ゚ -゚)「おーいえー」

そんなわけで俺らは駅員さんに道を尋ねて、聞いたとおりに進んでいくと出口が見えてこの東京駅と偽ったラビリンスを抜けたのだ。
なんというか・・・長かった。

305 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:19:55.46 ID:IH8e6PPK0
そんなわけで俺らは駅員さんに道を尋ねて、聞いたとおりに進んでいくと出口が見えてこの東京駅と偽ったラビリンスを抜けたのだ。
なんというか・・・長かった。

( 'A`)「クーさんよ」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「マンションどこだっけ」

川 ゚ -゚)「それはだな・・・」

駅を出て外を見るなり俺らは思った。


道が見えない。

( 'A`)「アノココドコデスカ」

川 ゚ -゚)「タクシーに乗っていけばいいじゃないか」

( 'A`)「なんというひらめき!これは間違いなくナイスアイデア!」

川 ゚ -゚)「バカいってないで行くぞ」

( 'A`)「うっす」

306 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:24:04.86 ID:IH8e6PPK0
タクシーに乗り込み長岡マンションまでと言ってはみたが少し困っている様子。
これはアレかい?都会ってのは広すぎるがあまり場所がいまいちわからないって感じなのかい

川 ゚ -゚)「分かりますか?」

運転手「ああ、大丈夫だよ。でもこの距離だとすぐだねぇ」

( 'A`)「え?mjsk?」

運転手「ああうん。でも細い路地とかあるから・・・ってお客さん東京は始めてかい?」

( 'A`)「あ、はい。さっき電車から降りてきたんです」

運転手「はははw この街はでかいだろう」

( 'A`)「正直デカすぎて駅だけで迷子になってました」

運転手「そんなにかい。まあとりあえず向かおうか」

( 'A`)「あ、お願いします」

都会の人間って厳しいって聞いてたけど案外そうでもないんだな。
これならなんとかやっていけそうな気がする。

307 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 19:31:12.16 ID:Nb4USi+q0
私怨

308 名前:長岡マンションではなく高岡でした ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:42:00.34 ID:IH8e6PPK0
運転手「見えるかい?あれが高岡マンションだよ」

( 'A`)「どれですか?」

運転手「あの6階くらいあるねずみ色の建物だよ」

( 'A`)「・・・あれですか」

運転手「あれだね」

( 'A`)「色々ありがとうございます」

運転手「いやいや」

ここまでの道のり
実に1kmあったのかなかったのか分からないレベル。
なんということでしょう!駅まで歩いて少しとはとても便利!

309 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 19:43:21.54 ID:IH8e6PPK0
川 ゚ -゚)「とりあえず助かったな」

( 'A`)「本当にな」

川 ゚ -゚)「危うく東京に飲み込まれるところだったな」

( 'A`)「この会話ってここの人たちからすると相当田舎者なんだろうな」

川 ゚ -゚)「街にいるだけでこの騒ぎっぷりだからな」

( 'A`)「まあ田舎者だからいいんだけどな」

川 ゚ -゚)「これからは都会者だがな」

( 'A`)「うはwwwなんとも田舎臭漂う言葉だな」

川 ゚ -゚)「自分で言っておいてそれは凄く思ってしまった」

( 'A`)「良くあることだ。うん、Don't mined 略してドンマイだ」

川 ゚ -゚)「それはともかくだ」

( 'A`)「そろそろ到着だな」

高岡マンションと言われた地点に止まり、タクシーの課金メーターが止まる。

運転手「1260円になります」

丁度の1260円を出してタクシーを降りた。


310 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 19:51:50.65 ID:v2zacFLoO
1キロくらいで1260円はないだろ・・・

311 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 19:56:11.33 ID:j8qB0ZggO
まぁ、それ以前にのぞみで十数時間って時点で日本のどこから来てるんだって話だがなwww
その辺りは脳内補正しておこうぜ

312 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:08:20.53 ID:oTPUox4eO
>>311
こう考えればいい。
実はドクオとクーは品川付近に住んでいて、博多経由で東京に来た、と。
これで10時間のつじつまが合う。

313 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:13:19.82 ID:Nb4USi+q0
品川付近に田舎はねえよwww

314 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:14:32.36 ID:oTPUox4eO
じゃあ新横浜で。

315 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:22:19.80 ID:IH8e6PPK0
運転手「まいどありー」

落ち着いた車の音を鳴らしながらタクシーは消えていった。

( 'A`)「さて・・・」

川 ゚ -゚)「ん?入らないのか?」

( 'A`)「いや、電話しなくちゃならないだろ?」

川 ゚ -゚)「それもそうか」

それだけ言い終えると俺は携帯と小さな一枚の紙を取り、紙に書いておいたマンションにあての電話番号を打ち込んでいく。
そして通話ボタンを押す。

从 ゚∀从『はいもしもしこちら高岡マンションです』

( 'A`)『あの、昨日連絡を入れていたドクオですが・・・』

从 ゚∀从『ああ!ドクオさんですか!どうしました?』

( 'A`)『あ、はい。今そちらのマンションの方に到着しました』

从 ゚∀从『え?・・・あ!はい!わかりました!そこで待っていて下さい!』

高岡さんはそれだけいうと電話を切ってしまった。
待っていて下さいって・・・一体どれくらい待つんだよと不安に思った瞬間にバタンという扉の閉まる音が耳に届く。


316 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:23:39.66 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「あれ?この展開はもしや・・・」

从;゚∀从「お待たせしましたー!」

( 'A`)「(なんという展開)高岡さんですか?」

从;゚∀从「いかにも私が高岡です!とりあえずここで立ち話はあれなので部屋に案内します!」

( 'A`)「あ、どうも。 行くぞクー」

川 ゚ -゚)「私は犬か何かか」

ちょっと不満を漏らされながらも高岡さんについていく。
すると高岡さんが「こちらなります」と言いその視線の先の部屋の前で止まる。

( 'A`)「これは・・・」

川 ゚ -゚)「なかなか・・・」

从 ゚∀从「どうでしょうか?なかなか広いものかと思いますが・・・」

( 'A`)「充分なくらいに広いじゃないか」

从 ゚∀从「お値段もお手ごろです」

( 'A`)「そうでしたね。・・・えぇと先払いですか?」

从 ゚∀从「はい、月1で集金しています。ちょうど今日がその日でしたので特別に入居費用などetcのお金のかかるものは免除で3万円です」


317 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:24:18.52 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「あ、どうもありがとうございます。・・・ええとこれでよろしいでしょうか?」

从 ゚∀从「色々と手続きはありますが、本日はもう御疲れでしょう。また後日手続きに向かわせて頂きます。それと引っ越し初日ですがお布団などはありますか?」

( 'A`)「・・・ないです」

そういえば配達業者はまだ来るわけなかったな。
どうしようか・・・困ったな。

从 ゚∀从「それでは薄布団でよければどうぞ」

そういうとどこから取り出したんだアンタと言われてもおかしくないほどに気付けば薄布団を一枚持っていた。

( 'A`)「あ、わざわざすみません」

从 ゚∀从「全然よろしいんですよwそれでは今日は失礼します」

( 'A`)「本当にありがとうございました」

从 ゚∀从「ではではー」

高岡さんは片手をぷらぷらと振ってからさっと消えていていった。

川 ゚ -゚)「それでは・・・入ろうか」

( 'A`)「ああ、そうだな」

なかなかの広さだ。


318 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:28:36.37 ID:IH8e6PPK0
玄関を入ってすぐ右に1つドアがあって、そこを開けると1ルームになっている。
それからすぐ左には洗面所と風呂場につながるドアがあった。
部屋の真中くらいのところは通路で消えて、ベランダと外が見える大きな窓が二枚取り付けられていている奥の場所。大体ここがリビングか。

しかしながら・・・

( 'A`)「やっぱり何もないと寂しいな」

川 ゚ -゚)「そうだな」

家具が一切無い部屋を見つめなおすとやはり少し寂しいな。
ただステンレスキッチンはある。しかしまあ何も出来ないんだがな。


319 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:30:06.52 ID:IH8e6PPK0
( 'A`)「クーさんよ」

川 ゚ -゚)「ん?」

( 'A`)「正直なことをいっていいか?」

川 ゚ -゚)「うん」

(;'A`)「今日は疲れた」

川 ゚ -゚)「眠たいのか」

(;'A`)「ああ。買出しとか行きたいんだけど正直眠い」

川 ゚ -゚)「そうか・・・それなら私もひとついいか?」

( 'A`)「ん?ああ」

川;゚ -゚)「ドクオと同じ意見だ」

(;'A`)「それじゃ薄布団一枚貰ったし・・・寝ようか」

川;゚ -゚)「ああ・・・」


320 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:30:46.69 ID:IH8e6PPK0
それから何も言わず薄布団一枚を二人で被りリビングの真中(とはいっても何も無い部屋)で眠った。
色々とやることを決めるのは明日からでいいか・・・

正直もう眠い・・・


それから何も考えることなく俺はクーと一緒に深い眠りについた。


四話 終わり。

321 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:31:22.54 ID:oTPUox4eO


322 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:35:15.79 ID:zcE6FuDpO
本日も乙華麗

323 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:36:04.66 ID:IH8e6PPK0
4話の投下は終わりましたが
色々と指摘されている通り設定に無茶がかなりあったものかと思います・・・
自分の力不足故に皆さんの脳内補正に頼らなくてはならないのは心苦しい限りです・・

5話の書き溜めがあまり出来ていないので投下するまでに時間を要しそうです。
すみません。

324 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:40:44.77 ID:V2YTo+GJO
とにかく乙です

325 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:40:59.13 ID:V7drHZfMO
まとめサイト作ってくれる人がいたら、その時に修正しとけばおk
とりあえず途中放棄は勘弁なんだぜ?

暗黒武術会編突入age

326 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:42:15.32 ID:rECh0DTS0
乙ー

327 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:42:29.13 ID:KJ10k9VI0
>>1
5話wktk

328 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 20:51:18.75 ID:IH8e6PPK0
すみません・・・
急用が出来てしまいました。
今は何かを考えるだけの力が残ってなくて何かを言おうにも言えないので・・

12時までには投下をしたいと思ってます。
私用が重なり本当に申し訳ありません・・・

329 名前:愛のVIP戦土 :2007/02/16(金) 20:52:14.16 ID:HTQE0yMx0
乙乙( ^ω^)
そんなに焦らなくたっていいんだぜー

330 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 21:36:33.93 ID:ea35I7QlO
保守

331 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:08:45.09 ID:8Rxz04RlO
東京駅から1kmか
羨ましい限りです

332 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:14:25.07 ID:Nb4USi+q0
>>331
しかも2LDK、バス、シャワー、ステンレスキッチン着きで月3万

俺が借りたい、今すぐ借りたい

333 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:17:31.58 ID:8Rxz04RlO
>>332
いやいや俺が借りたい

334 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:35:47.49 ID:BsUrbxdQO
>>333じゃあ俺が

335 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:42:40.33 ID:V2YTo+GJO
>>334いやいや俺が

336 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:55:27.90 ID:fFnZbrWp0
>>335
どうぞどうぞ

337 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 22:58:13.18 ID:V2YTo+GJO
>>336
( ゜Д゜ )

338 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 23:07:32.49 ID:yxcVE+gY0
マジでまとめが欲しいマジで

339 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/16(金) 23:15:52.15 ID:IH8e6PPK0
ただいま戻りました。
これから五話と六話を書いていきます。
投下予定は12時にします。

保守してくださった方本当にありがとうございます。

340 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 23:16:49.23 ID:3KUlRGFsO
>>337
こぅぉっちぃみぅんなぁぅぁあ!

341 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 23:30:09.46 ID:Azv/qCH6O
支援がてら空気読めずに投下
http://imepita.jp/20070216/844920

正直すまんかった

342 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 23:30:25.10 ID:ea35I7QlO
あの部屋呪われてるんじゃなかったっけ?

343 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 23:36:09.94 ID:V2YTo+GJO
>>341
いいよぉおぉおおおお

344 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:00:10.87 ID:R7V+r6PpO
まもなく12時

345 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:03:19.97 ID:ZITH+U/a0
五話 夢

目が覚めた。
でも意識はもうろうとしてて視点がしっかり定まらない。
視界が揺らいでて綺麗に景色が見えない。

川 ゚ ー゚)「ドクオ!ケーキを焼いたんだ!」

( '∀`)「mjd?」

川 ///)「初めてだから・・・その・・・美味いかどうかはわからないけど・・・」

( '∀`)「そんなもん関係ないさ」

クーとやりとりしている俺がいる。
・・・あれ?俺はここにいるのに・・・
どうして俺が?
・・・?

川 ///)「食べてみてくれ・・・」

( '∀`)「喜んで頂きます」

346 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:03:49.69 ID:ZITH+U/a0
俺の見えている俺はクーの焼いたケーキが目の前に置かれていていつの間にか用意されていたフォークで食べようとしている。
お世辞にも綺麗とは呼べないつくりだ。
生クリームが少し溶けていて丸いホール型のケーキらしき形のものはあるが形が崩れて丸というよりかは四角といった感じ。
そのケーキはいつの間にか八等分に切られていてその一等分を皿に乗せられている。

机に乗っている皿だけどその机は見覚えない。
円形のテーブルでまだ買って間もない感じで傷が見れない。

( '∀`)「・・・美味いよw」

川 ゚ -゚)「ほ、本当か?」

( '∀`)「ああ、かなり美味い」

川 ゚ ー゚)「良かった・・・口に合うかどうか心配だったんだ」

・・・嘘だ。
食べていなくとも分かる。
あれは恐らく美味いものじゃない。でも味とかそんなんじゃないのかもしれないな。

もしかして・・・これは・・・夢?


347 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:04:25.01 ID:ZITH+U/a0
( '∀`)「全部食べていいか?」

川 ゚ ー゚)「あ、ああ!食べてくれ」

俺は八等分に切られたケーキをどんどんたいらげていく。
食べることに夢中で何も聞こえていない感じだ。

しばらくするとケーキはなくなっていた。

( '∀`)「美味かったよ」

川 ゚ ー゚)「・・・ありがとう」

( '∀`)「何言ってんだw逆だろう?ありがとうw」

川 ゚ ー゚)「・・・ありがとう」

誰が見ても幸せそうな光景。
・・・?あれ・・・クーの顔がかすんで・・・俺もかすんで・・・



348 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:04:34.31 ID:J/Z0PrF20
wkwkwkwkwkwkwkwk

349 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:05:39.63 ID:oCuVfNvgO
ああああ‥これは‥

350 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:08:33.31 ID:bchxK3xcO
俺のwktkが止まらない

351 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:18:19.87 ID:ZITH+U/a0
―――――――――――――――

・・・ここは?
・・・さっきと同じ光景・・・?
いや、ちょっと違うな・・・さっきまで綺麗だった机がちょっと年季が入って傷ついてる。

一体これは何だ・・・?

( 'A`)「・・・ただいま」

俺だ。
・・・顔がいつも以上に暗い?
何かあったのか?

川 ゚ -゚)「おかえり・・・」

( 'A`)「・・・仕事に失敗した・・・!」

川 ゚ -゚)「・・・」

( 'A`)「・・・すまない」



352 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:18:39.23 ID:ZITH+U/a0
( 'A`)「・・・ごめん今日はもう寝るわ」

川 ゚ -゚)「・・・そう」

( 'A`)「・・・ごめんな」

川 ゚ -゚)「・・・いいの。御疲れ様」

( 'A`)「・・・」

無言のまま俺はクーから背を向けてリビングから右隣の部屋のドアを開ける。

どこか切なそうな表情のクー。
鬱々としている俺。
クーはリビングの右隣にある部屋に入る俺の背中をずっと見ていて・・・
俺の背中はどこか重たそうだった。

川 -)「・・・なんて声をかけたらいいか・・・誰か・・・」

それだけいうとクーは玄関からすぐ隣の部屋に姿を消した。

・・・なんなんだ?これは一体・・・
あれ・・・また意識が・・・



353 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:18:59.90 ID:zZA7u1zO0
おまいら…
こいつにいじめられたよ…
しかもヴぃっぱーのこと馬鹿にしやがった…涙
http://pr4.cgiboy.com/S/6657277

354 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:21:04.40 ID:ZITH+U/a0
――――――――――――――

( 'A`)「・・・あれ・・・戻ってる」

さっきまで見てた円形のテーブルなどなく、薄布団一枚かけて眠っているクーだけが隣にいた。

( 'A`)「・・・夢、か」

さっきまで見てたあれは・・・
あれ?あまり覚えてない・・・
なんだったけか?まあいいか。

( 'A`)「今日はとりあえず家具やら日用必需品でも買わなくちゃな」

横で眠っているクーをただただ眺めつづけていた。

355 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:22:05.48 ID:J/Z0PrF20
wktk

356 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:22:10.76 ID:ZITH+U/a0
――――――――――――――――

・・・?ここは・・・?
目前に広がるものは特に何も無くあるとすれば揺らいでいるだけの視界にうつる円形の机のみ。
円形の机は見た感じではまだ新しいもので傷は見当たらない。
購入した覚えなどないのだが・・・?

( 'A`)「クー味噌汁出来たぞー」

川 ゚ -゚)「お、それじゃ朝飯としようか」

( 'A`)「結局俺は味噌汁係なのなw」

川 ゚ -゚)「それが君の役割だ」

( 'A`)「役割・・・?」

川 ゚ -゚)「そうだ。それが君の任務だ」

( 'A`)「はいはい大佐大佐wwそれじゃ飯にしようかw」

川 ゚ -゚)「うんw」

目の前には美味しそうに湯気をたたせている味噌汁に炊きたてなのか綺麗なご飯が円形の机に並べられていた。

357 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:22:47.79 ID:ZITH+U/a0
しかしこの二人は・・・?
私は私でここにいる。
ドクオはともかく、だ。
何故私が・・・?

( 'A`)「仕事が早く終わったらどこかで飲むか?w」

川 ゚ ー゚)「久しぶりにいいかもな」

( '∀`)「この前仕事の帰りに良い店を見つけたんだ。すぐ近くにあるから今晩行こうぜw」

川 ゚ ー゚)「のんびりと家で待つとするw」

( '∀`)「ちゃちゃっと終わらせてくるw」

良く見ればドクオは私服などではなく学校とは別の黒いサラリーマン風の制服を着ている。
・・・?本当にこれは一体なんなんだ?

川 ゚ ー゚)「それじゃ行ってらっしゃい」

( '∀`)「行ってきますw」

そういうとドクオは玄関に歩いていき靴を履くと外に出て行った。
この流れからすると恐らく仕事にいったんだろう。
・・・?私の知らないことばかり・・・これは・・・まさか・・・夢か?
いやしかし・・・夢は夢と実感できないもののはず・・・

?あれ・・・視界が・・・

358 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:23:57.00 ID:ZITH+U/a0
―――――――――――――

・・・?一体ここは・・・
そうだ。ここは私とドクオの借りたマンションの部屋だ。
・・・?先程見ていた机が随分と汚れて傷が入っている気がする。
いや、これは確実に入っている。

川 ゚ -゚)「・・・ドクオ」

いつの間にかいる私がどこか虚ろで寂しげな目をしている。

川 ゚ -゚)「・・・」

何も言わない。
当然といえば当然なんだろうけども。
誰もいない部屋で独り言を喋るというのは少し可笑しな話だしな。

しかし、何故こうも虚ろな表情をしているんだ?

川 ゚ -゚)「・・・まだかな」

喋った。
・・・しかしおかしい。
何故私がここにいるのに目の前に私がいて喋っているんだ?
やはり夢なのか?


359 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 00:24:45.72 ID:ZITH+U/a0
ギィと錆びた鉄の軋む音が響く。
と、しばらくしてまたギィと軋んだ音が響いて何かが閉まる。
重い足音と一緒に誰かが現れた。

( 'A`)「・・・ただいま」

ドクオだ。
・・・何故ドクオも顔が暗いんだ?

川 ゚ -゚)「おかえりなさい・・・ご飯は?」

( 'A`)「・・・ごめん。今は食欲が湧かなくて・・・」

川 ゚ -゚)「・・・そう・・・一応ここに置いておくからお腹がすいたら食べてくれ・・」

( 'A`)「・・・ありがとう・・・ごめん・・・」

少しの会話を交わした後、ドクオはリビングに入って右隣の部屋に入っていった。
背中は重々しく、とても苦しそうで表情は鬱々としていた。
・・・何があったんだ?

川 -)「・・・」

一方の私の表情も鬱々としており、ドクオが部屋に入っていくのを見届けると静かにリビングを立ち去り玄関横の部屋に姿を消していった。

何があったんだ・・・?

・・・あれ?また・・・意識が・・・
視界が・・・かすんで・・・


360 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:36:41.49 ID:mr/lHJLi0
これはあきまへんわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

361 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:51:55.82 ID:5A0Euncn0
>>360のせいでムードが一瞬で消し飛んだ

362 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:54:47.00 ID:uSG/YNbz0
ここの>>1さんって以前「ドクオが生きる事について〜」の作者さん?

363 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 00:57:56.34 ID:VBua8SC00
>>362
違うはず

364 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 01:02:29.44 ID:ZITH+U/a0
―――――――――――――――――

川 ゚ -゚)「・・・?」

手がある。足がある。体がある。
さっきまで見ていた世界とは全く違い、意識もはっきりとしている。

川 ゚ -゚)「・・・夢、か」

どうやら夢をみていたらしい。
内容があまりわからないが随分うなされていたんだな。結構汗をかいてる。

何か怖いものでも見たのだろうか。
一方で、隣で寝ているドクオも少しつらそうな顔をしている。
何か怖いものでも見ているのだろうか?

川 ゚ -゚)「まあ・・・」

とりあえずまだ時間はありそうだし・・・
もう一度眠ることにした。

五話 おわり。

365 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 01:07:18.75 ID:ZITH+U/a0
五話の投下が遅れてしまいました・・・
さるさんが長引くのは想定外でした・・・

今現在六話を書き溜めている途中です。
投下はいつ頃になるか分かりませんが2時までには出来るものかと思います。

>>341
本当にありがとうございます!
即保存しました。

>>362
いえ「ドクオが生きる事について〜」の作者さんとは違います
あの方は確か【同棲するようです】を書いていらしたと思います。

366 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 01:09:44.31 ID:qSGzJpBp0
乙ー
次も楽しみにしてます><

367 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 01:11:33.98 ID:638Qx26jO
>>365
乙!wktkしながら続き待ってるぜ

368 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 01:15:11.75 ID:x954xIqS0
今追いついた、wktkが止まらない

369 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 01:20:52.38 ID:DdQ9Kkc9O
>>365乙です
今追い付きました
wktkが止まってくれません

370 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:01:34.33 ID:ZITH+U/a0
六話 マンション


( 'A`)「・・・なんという目覚めこれは間違いなく早起き」

何か訳がわからないまま目が覚めた。
なんというかいきなりパッと目が覚める時ってたまにあると思うんだ。今まさにその状態。

しかし良く眠った気がする。
とはいってもクーもまだ起きていないし・・・早起きは三文の得っていうし今日は何かいいことあるかもしらんね。

( 'A`)「さーてと・・・何時かな」

携帯を開け時間を確認する。

( 'A`)「・・・あれ夢か?」

もう一度確認する。

( 'A`)「・・・午後の12時っすか」

全く早起きじゃねぇ・・・


371 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:02:42.28 ID:ZITH+U/a0
川 -)「・・・ん・・・」

( 'A`)「お、お目覚めか」

川つ -゚)「・・・正直まだ眠い」

起きたもののまだ眠そうに目をこすっている。
とりあえずクーさん今の時間を見てくださいよ。俺ら寝すぎちゃいましたよ。

( 'A`)「クーどうやら俺らは眠りまくっていたようだ」

川つ -゚)「ん・・・?」

クーも携帯を取って時間を確認する。

川 ゚ -゚)「・・・」

もう一度確認する。

川 ゚ -゚)「・・・じーざす」

( 'A`)「あんびりーばぼーだろ?」

川 ゚ -゚)「すごく・・・信じられないです・・・」


372 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:03:11.94 ID:ZITH+U/a0
( 'A`)「まあアホはこのへんにして、今日は買出しにでも行こうか」

川 ゚ -゚)「そうだな・・・ついでに東京観光とでも行こうか」

( 'A`)「あまり買いすぎないように気をつけないとな」

川 ゚ -゚)「ついでにスリにも気をつけなくてはな。」

( 'A`)「お金どれくらい持っていこうか?」

川 ゚ -゚)「1、2万くらいで充分じゃないか?」

( 'A`)「そんなもんか?」

川 ゚ -゚)「そんなもんだろう。ベッドとかそんな大層なものを買うわけでもないだろう?」

( 'A`)「あーそうだな。基本的には食材とかだな」

川 ゚ -゚)「冷蔵庫がないんだがどうする」

( 'A`)「・・・どうしようか」


どうしようかと少し悩んでいるとインターホンの馴染みの音が鳴る。


373 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:03:58.96 ID:ZITH+U/a0
从 ゚∀从「もしもしー」

( 'A`)「あ、はーい」

この声は高岡さんか。どうしたんだろう。

从 ゚∀从「配達業者の方が来ていますけど」

( 'A`)「あ、通してもらえますか?」

从 ゚∀从「はい分かりましたー」

( 'A`)「お願いします」

从 ゚∀从「あ、そうでした」

( 'A`)「?」

从 ゚∀从「昨晩夢など見ましたか?」

( 'A`)「え?」


374 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:04:31.40 ID:ZITH+U/a0
从 ゚∀从「いえ、この部屋に止まった人は大体空想の夢が広がってしまうそうなのです。」

(;'A`)「・・・そうなんすか」

从 ゚∀从「えぇ、それも天と地くらい差がある夢を二つ見るそうです」

(;'A`)「なんかそんなん見たような気がする・・・」

从 ゚∀从「まあ、全部空想らしいから気にしない方がいいらしいですけどね。それでは配達業者の方を呼んできます」

( 'A`)「どもっす」

それだけ言うと高岡さんが去ったのか足音が遠のいていった。
業者さんを呼びにいったのだろう。

川 ゚ -゚)「とりあえず荷物を整理してから買出しに行こうか」

( 'A`)「だな」

しばらく待っていると業者の人がやってきて荷物をどんどんリビングへと運んでいった。
いざその量を見てみるとさほど多くは無かった。もう少し持ってきても良かったかもな・・・


375 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:05:06.29 ID:3pMrV/rv0
http://www.jsgoal.jp/vote/?s=238


平山に投票お願いw


逆転1位狙ってくれ!頼んだぜ!

376 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:05:17.74 ID:ZITH+U/a0
配達員「これで終わりですー」

( 'A`)「ご苦労様です。飲み物とかあればよかったんですが・・・」

配達員「いえいえwそれで・・・代金9500円ですね」

( 'A`)「あ、はい・・・おつりありますか?」

配達員「はい」

( 'A`)「それじゃこれで」

配達員「一万円で・・・はい500円のお釣りです。ありがとうございましたー」

( 'A`)「どうもー」

川 ゚ -゚)「ありがとうございましたー」

配達員の人が一礼して、部屋を出て行った。
さてと・・・

( 'A`)「それじゃ荷物の整理と行こうか」

川 ゚ -゚)「了解」

ダンボールにつめた荷物を片っ端から開けて取り出す。

377 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:06:11.49 ID:ZITH+U/a0
川 ゚ -゚)「まあ、過ぎたことは仕方ない。とりあえず荷物の整理もタンスとか何もないから無理だからな。買出しにでも行こうか」

( 'A`)「拒否権は一切ない」

川 ゚ -゚)「その前にだ」

( 'A`)「ん?」

川 ゚ -゚)「鍵とか貰ったか?」

( 'A`)「・・・ノー」

川 ゚ -゚)「貰いに行くか」

( 'A`)「いや、電話して届けてもらおう」

川 ゚ -゚)「分かった」

携帯を取り出し発信履歴から高岡さんに電話をかける。

378 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:06:39.90 ID:ZITH+U/a0
从 ゚∀从『はいこちら高岡マンション』

( 'A`)『あ、もしもし。ドクオですけど』

从 ゚∀从『あ、はい。どうしました?』

( 'A`)『鍵とかもらえますか?』

从;゚∀从『渡すの忘れてました?』

( 'A`)『はい』

从;゚∀从『直ちにもってあがりますから待ってて下さい!』

( 'A`)『あ、どうもありがとうございます』

数分と経たずに高岡さんは鍵を届けに来てくれた。
なんとも仕事熱心な人だな。と実感した。

それから東京のことをまだあまり知らないから少し話を聞こうと思ってまだ何もない家にあがってもらうことにした。

379 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:07:08.21 ID:ZITH+U/a0
川 ゚ -゚)「お茶も出せませんが、どうぞ」

从 ゚∀从「あ、いえいえお構いなく」

( 'A`)「東京のことがあまりわからないので少し聞いてもいいですか?」

从 ゚∀从「いいですよ。あ、その前に私からも質問いいですか?」

( 'A`)「?はい、どうぞ」

从 ゚∀从「先程夢を見るという話をしましたが覚えていますか?」

( 'A`)「えぇ、はい。覚えてます」

从 ゚∀从「あの夢は確かに予知夢などとは違うらしいのですが少し似たことが起こるらしいです。これは以前に専門の御払い師の方に頼んでお払いをしてもらったのですが未だに夢など色々とした摩訶不思議なことが起こるみたいで・・・」

( 'A`)「・・・kwskお願いします」

从 ゚∀从「以前、この部屋で夫婦が自殺をしました。このことはお話しましたか?」

( 'A`)「・・・いえ」

・・・聞いてはならないことを聞いている気がする。
でも、聞いていないと。これからクーと一緒に住むのだから・・・


380 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 02:09:17.83 ID:ZITH+U/a0
从 ゚∀从「夫婦はとても仲が良かったです。越してきた時も二人の世界のようなものも作っているほどに・・・
     それまで順調に仕事をこなし、家庭は平和でした。
     ・・・しかし、夫の方がある日仕事で大きなミスをしてしまったらしく会社をクビになりました。勿論それだけでは自殺まで結びつくほどではありません。
     ある日友達から電話がかかってきたそうです。
     『助けてくれ!もう駄目なんだ・・・!』と。
     勿論夫の方は親身にその話を聞きました。なんでも多額の借金を抱えてしまったらしく保証人になって欲しい。とのことだったそうです。
     夫の方はその友人を見捨てることなど出来ず保証人になったそうです。それからしばらくしてその友人の方との連絡が途絶えました。
     そして借金が全て夫婦に降りかかり、毎日借金取りからお金を貪られていく毎日を過ごしていたそうです。最初の方はまだ必死に仕事をして借金を返していました。
     しかし額が額だったそうです。次第に夫婦から笑顔が消え、夫の方が段々と鬱病と化していっていたそうです。その時二人は笑顔で「まだ逝くべきじゃないかもしれないけど・・・未練は残したら駄目だと思うんだ」と言ってたらしいです。
     あくまで霊媒師の方に聞いた話なので信憑性はあまりないものかとは思いますが。そして二人はそれからしばらくしてこの部屋で心中した。という話です」

( 'A`)「・・・」

初めて聞いた。
怪談話とかそんなんじゃない。
事実、現実でこの部屋で起きていたことだ。


381 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:17:40.40 ID:PaRk420b0
sien



382 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:18:23.27 ID:x4J/zcBT0
ほっしゅほっしゅ

383 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:31:52.38 ID:8wemeecl0
すまん。
スレ違いかも知れないが
「ドクオとクーが同棲するようです」
って作者さんが出張行ってから進んだ?


384 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:32:07.02 ID:eq4MHlevO
wktk

385 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:40:35.48 ID:lxsD7bKd0
>>383
多分1スレだけある
ギコナビのログでよければうpできるが

386 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:43:05.12 ID:8wemeecl0
>>385
マヂか。
ギコナビ持ってないけどうpおねがい。
今からギコナビもゲットしてくる

387 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:47:15.67 ID:lxsD7bKd0
あ、すまん
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/
ちゃんとまとめられてた
もし間の会話とかも欲しいならまた言ってくれ

388 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 02:50:43.37 ID:8wemeecl0
間の会話欲しい

389 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 03:01:33.67 ID:lxsD7bKd0
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0712.zip.html
この後は多分そのまま流れたはず

390 名前:長いバーボン失礼しました・・ ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 03:02:00.87 ID:ZITH+U/a0
川 ゚ -゚)「・・・それから何年経ったのですか?」

从 ゚∀从「おおよそ20年といったところでしょうか」

川 ゚ -゚)「・・・お払いをしてもらったのは?」

从 ゚∀从「事件が発生して1ヶ月以内に一度してもらったのと、5年後と10年後と今年に入って一度ですね。あ、それとあまり関係はないのですが線香花火とかを事件前にしていたそうです」

川 ゚ -゚)「(線香花火・・・あまり関係はないっぽいな)それでも未だに夢を見る人はいると?」

从 ゚∀从「はい。それもほとんどの皆さんが同じ夢だそうです」

川 ゚ -゚)「・・・kwsk」

从 ゚∀从「夫婦が過ごしてた日が飛び飛びに出てくるそうです。例えば幸せな日常だったり、例えば切羽詰まった日だったり・・・」

( 'A`)「・・・!」

思い出した。
夢の内容を。
・・・間違いない

391 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 03:02:58.47 ID:ZITH+U/a0
从 ゚∀从「?ドクオさんどうかしましたか?顔色が少しよくないですよ?」

( 'A`)「・・・夢の内容を思い出しました」

从 ゚∀从「・・・話してもらえますか?」

( 'A`)「・・・はい」

俺は夢に出てきた話を思い出した分全てを話した。
幸せそうにケーキを食べていたときの夢
表情が冴えずに二人の仲がよくない状態の夢
出来る限り鮮明に、事細かに話した。

从 ゚∀从「・・・同じですね」

( 'A`)「・・・?」

从 ゚∀从「以前に出て行った方と同じ夢を見ています」

( 'A`)「え・・・?」

从 ゚∀从「幸せそうにケーキを食べていて、そこから夢がいきなり途絶えて次に見たのが夫婦仲が悪化している状態。以前に出て行った方も同じようなことを言っていました。」

( 'A`)「・・・」

392 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 03:03:49.81 ID:ZITH+U/a0
从 ゚∀从「そう不安そうな顔はなさらないで下さい。大丈夫です。20年経った今でも事件は一切起こっていませんから」

川 ゚ -゚)「少し聞いてもよろしいでしょうか?」

从 ゚∀从「?えぇ」

川 ゚ -゚)「言えない事情があるのでしたらいいのですが、どうして越していったりしたのですか?」

从 ゚∀从「あぁ・・・不気味になり出て行った方もいますし、お金が貯まったので新しいとこに越していった方がいたりしたので」

川 ゚ -゚)「なるほど」

从 ゚∀从「・・・少し空気が冷めてしまいましたね。申し訳ありません」

( 'A`)「いえ、自分達がこれから住むのですからいいんです。お気になさらず」

从 ゚∀从「ありがとうございます。・・・それでは東京のことでもお話しましょうか」

(*'A`)「えぇお願いしますw」

薄気味悪い話でもあったが、それはもう気にしないことにした。
確かにここでは自殺という事件があった。
でも、それはもう20年も前のこと。
気にする必要もないだろうしな。

それからしばらく東京のことを聞いた。
観光に行くならあそこが良いやら食品を買うならあのスーパーがいいだの。
何より耳よりな情報だったのはデパ地下とやらにいけば無料で色々なものが食べられるということだった。


393 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 03:04:20.09 ID:ZITH+U/a0
( 'A`)「色々とありがとうございました」

从 ゚∀从「いえいえ、自分も久しぶりに人と話が出来たので楽しかったところもありましたから」

川 ゚ -゚)「今度はお茶でも出しますよ」

从 ゚∀从「それはそれはwああ、そうでした。事務所に連絡するより携帯に電話をかけてもらったほうが都合が良いのでまた連絡する際はこちらにお願いします」

そういうと高岡さんはズボンのポケットからメモ用紙を取り出し早々と電話番号を書いて俺に渡した。

( 'A`)「あ、どうもありがとうございます」

从 ゚∀从「いえいえ、それでは私は失礼します」

川 ゚ -゚)「またいつでもお越しください」

从 ^∀从「えぇ、どうもありがとうございます」

最後に笑顔を見せて高岡さんは部屋を出て行った。
高岡さんが帰ってから俺は残りの貯金のことや、これから必ず就く仕事についていろいろと考えていた。

川 ゚ -゚)「ドクオ」

( 'A`)「・・・え?あ、何?」

川 ゚ -゚)「・・・まさかあんな話があるとはな」

この部屋での事件ことか・・・

394 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 03:04:52.92 ID:8wemeecl0
>>389
thx。
じゃ読ませて頂きます

395 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 03:05:26.73 ID:ZITH+U/a0
( 'A`)「びっくりした。そうとしか言い様が無い」

川 ゚ -゚)「3万円は確かに安いと思ったけどまさかこんなことになっているとはな」

( 'A`)「流石兄弟もちやほやそんなこと言ってしな。しかしまさかだった」

川 ゚ -゚)「まあでも20年も経って、定期的にお払いもしているようだし大丈夫だよね?」

( 'A`)「そのへんは大丈夫だろ。高岡さんも何も起こってないって言ってたしな」

川 ゚ -゚)「そうだなw」

( 'A`)「さて、と・・・それじゃ買出しにでも行くか!良い店とか教えてもらったしな!」

川 ゚ -゚)「うむw」

不安要素もかなり多いけど俺らの東京での生活が始まった。


六話 おわり

396 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 03:08:24.27 ID:lxsD7bKd0
乙かれさま
今やっと1話読み終わりますた
とてもwktk

397 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 03:13:15.29 ID:ZITH+U/a0
本日の投下はこれで終わりです。
随分と間が空いたりして読んで下さっていた方、本当にすみません。

これまでwktkして下さった方や支援をしてくださった方、そして保守してくださった方ありがとうございます!

398 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 03:14:42.20 ID:PdYhFl6B0
乙乙

399 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 03:15:06.35 ID:8wemeecl0
乙です。
投下の邪魔して申し訳ない。
この作品も楽しみにしてます

400 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 03:50:10.14 ID:R6PO5HCL0
>>397
頼みますから最後にはハッピーエンドにしてくだしあ

401 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 04:43:07.45 ID:fs9PndVMO
鬱エンドって最高じゃない

402 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 04:56:27.24 ID:lxsD7bKd0
ほっしゅ
そして睡眠

403 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 05:03:31.36 ID:QN0ZL+Ln0
wktkしながら1話読みました
>>1さんありがとう(´∀`)

404 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 06:18:43.98 ID:fs9PndVMO
保守しとく

405 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 06:20:15.79 ID:iea7qIGD0
NGスレに登録したいんだが、このスレのスレタイにいつも入ってる言葉ってどれだい?

406 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 07:09:29.37 ID:gANvCmJ3O
今日もwktk保守

407 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 08:28:39.60 ID:a4Nc+LwYO


408 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 09:40:51.07 ID:6L2wyA7vO


409 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 09:59:49.53 ID:IdYUk4kFO


410 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 10:21:22.63 ID:TKQpcSGMO
保守
最後にハッピーエンドになることを祈ってる

411 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 10:55:06.31 ID:qw3WHFAK0
ho

412 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 12:00:37.21 ID:DHgqh8Mv0


413 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 13:13:49.92 ID:c4HNTF5h0


414 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 13:29:06.71 ID:Bc2GUihvO
vipってまだ3日で落ちるようになってるの?
だとしたら今日の夜だよな?

415 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 14:12:38.24 ID:fMa/5le20


416 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 14:20:36.50 ID:ZYNgw5qu0


417 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 14:32:55.31 ID:etuNFOPG0


418 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 14:39:37.66 ID:QN0ZL+Ln0
い(´∀`)

419 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 14:40:31.39 ID:Bc2GUihvO


420 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 15:19:10.26 ID:ly44BN5V0


421 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 15:20:30.47 ID:ZITH+U/a0
おはようございます。
これまで保守してくださった方本当にありがとうございます。
とは言えども・・・七話で完全に手詰まり状態です・・・
投下がいつ頃になるか自分でも検討のしようがない状態です・・・
申し訳ありません。

422 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 15:29:27.72 ID:Bc2GUihvO
>>421
がんがれ
じっくり待つ

ところで誰か>>414に答えてくれ(´・ω・`)

423 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 16:32:07.73 ID:SrjvGYlqO


424 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 17:27:23.78 ID:mdnkzWsWO


425 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 17:36:48.76 ID:fQ9QVSJF0
>>421
ガンガレ。 あせらずに自分のペースでいいお(^ω^)

426 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 18:49:05.29 ID:fs9PndVMO
保守

427 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 19:42:19.15 ID:gANvCmJ3O
保守

428 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 19:51:32.25 ID:nPLGYT010
7話wktk保守

429 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 19:51:52.33 ID:YoGwg9skO


430 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 20:02:38.92 ID:/6XjtbIbO
三日で落ちるならまとめサイト作ったほうがいいんじゃまいか?

431 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 20:12:50.14 ID:2X08U0fWO
>>430頼んだ

432 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 20:50:32.08 ID:gANvCmJ3O
保守

433 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 21:02:33.32 ID:ZITH+U/a0
すみません・・・
眠ってました・・・
今起きたのですが・・・

あまりこういうのは好ましくないのかもしれませんが少し伺いたいことがあります。
ハッピーエンドとバッドエンドならどちらがお好きでしょうか?
馴れ合いと思われるのであれば仕方のないものかと思います。全て自分の責任です。

434 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:05:54.59 ID:2X08U0fWO
HAPPYの方向で

435 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:06:05.95 ID:Bc2GUihvO
>>433
俺は作者さんが元々考えてた方がいい

436 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:06:26.48 ID:qSGzJpBp0
俺は…何も言わん
作者の考えるエンドが一番
そういうことだ

437 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:06:54.19 ID:it40Y+jP0
ハッピーエンドじゃなかったら自分の尻毛画像うpしますよ

438 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:09:36.23 ID:fevz0bcS0
自分の好きに書けばいい
無理にハッピーエンドにするくらいならバッドエンド
無理にバッドエンドにするくらいなr(ry

読者の好みなんて気にしてたら書きたい物も書けなくなるぞ

439 名前:1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/17(土) 21:15:01.06 ID:ZITH+U/a0
皆さん・・
本当にありがとうございます。

少しネタ晴らしをすると両方考えていてその双方でつまってたんです。
どっちが好ましい終わりなんだろうかと。
でも決めました。
自分が書きたいと思ったのを書こうと思います。
それではしばらく書き溜めていこうと思っているのでしばらく時間を要しそうです。

皆様本当に申し訳ありません。そしてありがとうございます。

440 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:15:30.54 ID:638Qx26jO
書いてる内にしっくりくる方向みたいなのが見えてくるんじゃない?

441 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:16:03.56 ID:qSGzJpBp0
楽しみにしてる!
頑張ってね

442 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:18:13.41 ID:Bc2GUihvO
>>439を見て一層ワクテカ

443 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/17(土) 21:45:45.39 ID:iXtpGBsh0
まとめたみたのでよかったらどうぞ
ttp://www.geocities.jp/local_boon/dokuo_Tokyo/top.html

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