- 160 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:10:34.14 ID:l48j8d5y0
- 二話 東京
結局あのまま夢も見る事無く眠りについてしまいやることもやらず終い
今思えば凄く後悔するぞ・・・こんなんだから俺はいつまでたっても捨てきれないのか!息子よ、お父さんは凄く申し訳ない気持ちでいっぱいだ!
( 'A`)「お?おはよう?」
川 -)「うるさい・・・」
(;'A`)「へぶし!?」
起きたのかと思いおはようと声をかけると一言眠たげにうるさいといわれ殴られた・・・
そうか、クーは寝起きが悪いのか。
仕方ない・・・朝飯でも作るか。
川 -)「Zzz・・・」
( 'A`)「よく眠ってらっしゃることで」
ふと時計に視線を移してみればまだ時刻は6時半 ああ、俺が早く起きただけなのか。
- 161 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:11:09.52 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「朝飯何にしようかな・・・」
こんだてを考えながらキッチンへ向かう様はどうみても主夫です本当に(ry
キッチンに着くと、とりあえず冷蔵庫の中を確認する。
( 'A`)「なんという無空間これは間違いなくクーラーボックスの中」
そうだ、そういえば東京に行くからまだ使える食材とかはクーラーボックスの中に入れたのだった。なんという失策!
( 'A`)「よっしゃ!味噌もあるし卵も半分ひびが入ってるのもある!これで朝飯は完璧だな!」
まだまとめていない調理器具のフライパンと鍋と長箸と小さな食器を取り出しそそくさと準備をする。
クーが起きたらびっくりするほどの出来栄えで作ってやるぜ!
( 'A`)「ヤるなら今しかねぇ〜」
なんかあの着信音が凄く気に入った・・・
- 162 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:11:44.74 ID:l48j8d5y0
- まず鍋に水を入れ、ガスコンロの上におき火をつけて沸騰するのを待って・・・
その間に卵を食器に割って入れてとかして・・・
あ、フライパンに油しかなきゃ
( 'A`)「油ドコに入れたっけか・・・」
まあいいか、水でも入れて蒸発し始めたらそれを頃合にして卵を入れれば。
適当に塩を振って・・・よし、後は焼くだけだ・・・っと鍋の水が沸騰してる。
( 'A`)「味噌は・・・こんなもんでいいか」
まだしまってなかったスプーンに味噌を大さじ一杯山盛りに取り、沸騰したお湯の中でゆっくりととかす。
(;'A`)「・・・具を入れるを忘れた」
野菜切ってない上に豆腐も切ってない。
仕方ないこうなれば・・・
- 163 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:21:48.64 ID:l48j8d5y0
- フライパンを置いたガスコンロの火を止め投下する予定の卵を充分にとけた味噌汁の中にゆっくりと入れる
( 'A`)「まあ溶き卵味噌汁ってのも悪くはないだろう」
良い感じに卵を全部入れ、卵スープのような味噌汁が出来上がった
( 'A`)「味の方は・・・」
よし、完璧だ。
・・・しかし見栄えしないなコレ
ないより幾分マシか。
二人分の味噌汁を定番の器に少し多めに入れて・・・
火を止めて・・・ガスはしっかり止まってるかな・・・?おk止まってる。
( 'A`)「後はクーを起こすだけか・・・骨が折れそうだ」
料理場を後にして寝室もとい自室へと移動。
- 164 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:22:08.97 ID:l48j8d5y0
- 川 -)「Zzz・・・」
( 'A`)「朝だぞー」
川 -)「Zzz・・・」
( 'A`)「起きる気配が全くない。これは強行手段を許可したものを見る」
クーの下に敷いてある敷き布団を両手で掴み・・・一気に引き抜く
川 つ -)「・・・むう」
( 'A`)「起きたか?」
川 つ -)「後5分・・・」
( 'A`)「おーきーろー」
再度布団に入ろうとしたクーから布団を奪い脇腹のあたりを揉む
- 165 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:22:28.43 ID:l48j8d5y0
- 川;つ -)「わひゃ!」
( 'A`)「起きたかこの野朗」
川;゚ -゚)「・・・はい」
( 'A`)「寝起きの悪さナンバー1の称号を与えよう」
川;゚ -゚)「・・・そんなに悪かったか?」
(;'A`)「覚えてないんすか」
川;゚ -゚)「一切記憶に御座いません」
( 'A`)「・・・まあいいや。軽い朝飯作ったから」
川;゚ -゚)「mjsk」
( 'A`)「mjds」
川;゚ -゚)「すまないな」
( 'A`)「イインダヨ」
まだ眠たそうに目をこすっているクーと一緒にリビングへ向かう
- 166 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:24:11.26 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「お・・・いい匂いが・・」
( 'A`)「俺の手作り味噌汁だ」
川 ゚ -゚)「味噌汁か・・・大好物だ」
( 'A`)「ただし具は入っていない」
川 ゚ -゚)「なんという味噌汁」
( 'A`)「これは間違いなく食料不足」
無駄に息ぴったりなままリビングに到着。
川 ゚ -゚)「何か手伝おうか?」
( 'A`)「いや、味噌汁運ぶだけから待っててくれて良い」
川 ゚ -゚)「把握した」
リビングとキッチンはかなり近いのでとりあえず味噌汁を二人分別々の食器に注ぎ持ち運ぶ
- 167 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 17:34:12.32 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「ドクオさん風とき卵味噌汁だ」
川 ゚ -゚)「なかなか美味しそうだな」
( 'A`)「なかなか美味しいぜ」
川 ゚ -゚)「期待するぞ」
( 'A`)「期待しちゃってください」
クーの座っているソファーの前には長方形の机があり、そこに味噌汁を置く。
川 ゚ -゚)「これは美味しそうだがなんともシンプル」
( 'A`)「悪い言い方で質素ともいう」
川 ゚ -゚)「卑屈になるな、充分だ」
( 'A`)「まあ飲んで見てくださいよ」
自分の分も机におき、クーの隣に座る
クーが器に口をつける前に少し息をかけて冷ましながら一口味噌汁を飲む。
- 169 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:01:42.81 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「・・・これは美味い」
( '∀`)「そりゃ何よりで」
川 ゚ -゚)「ドクオは料理が得意なんだな」
( '∀`)「その辺の男よりかは上手いぜ」
川 ゚ -゚)「ついでにいえば私よりもだ」
( 'A`)「んなことねーと思うぜ」
川 ゚ -゚)「いや、私は料理が物凄く苦手だ」
( 'A`)「つっても砂糖と塩を間違えるとそんなんじゃねーだろ?」
川 -)「・・・」
(;'A`)「・・・ガチか」
川 -)「・・・ガチだ」
(;'A`)「正直スマンカッタ」
少子クーは無言で味噌汁を飲みつづけていた
・・・墓穴を掘ったな・・・
- 170 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:04:18.95 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「・・・まあこれから覚えていくということで」
( 'A`)「その粋だ」
川 ゚ -゚)「まだまだ未熟だがよろしく頼む」
( 'A`)「ちなみに料理は味じゃない。心だ」
川* ゚ -゚)「この味噌汁にも心がこもっているんだな?w」
(*'A`)「愛情たっぷりだ」
川*゚ -゚)「それは味わって飲まなくてわな」
(*'A`)「嬉しい限りだ」
しばらくこんな調子で話していると味噌汁のおかわりがあるかと聞かれたからまだ残ってる分を注ぎ美味しそうにクーは飲んでいた。
- 171 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:04:48.57 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ ー゚)「ご馳走様」
( 'A`)「お粗末様でした」
川 ゚ ー゚)「全然美味しかったぞw」
( '∀`)「それじゃ俺味噌汁担当な」
川 ゚ ー゚)「味噌汁はドクオに任せたw」
( '∀`)「おうw任せとけw」
朝飯も食べ終わり、のんびりと話をしながら今日はどうするかを考えている。
・・・遊園地でお金はそこそこ使ったからな・・・どうしたものか
川 ゚ -゚)「どうした?難しい顔をして」
( 'A`)「ん?いや何、今日どうしようかを考えているんだ」
俺はポケットにいれていた煙草を取り出し一本指と指の間に挟んで取ると手前に置いてあったライターで火をつける。
- 172 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:05:10.28 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「んー・・・」
( 'A`)「今日はのんびりするか?」
川 ゚ -゚)「それもいいな」
( 'A`)「あまり外に出歩くとかよりも家でのんびりするってのも悪くないと思うんだ」
川 ゚ -゚)「そうだな」
そんなこんなで俺は部屋の窓から日が射している場所に移動して日向ぼっこを堪能することにした。
すると隣にクーが座る。
( -A-)「こういうのも落ち着くから俺は好きなんだよな」
川 ゚ -゚)「そうだな・・・悪くない」
結局そんな調子で昼まで過ごし、外で昼飯を食べることにした。いや俺の家で食べるのも悪くはなかったんだが何しろ食材があまりに少ないからロクなものがない。
- 174 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:14:46.56 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「何食べたい?」
川 ゚ -゚)「私はなんでも」
( 'A`)「んー・・・とりあえず近所のファミレスでも行こうか」
川 ゚ -゚)「そうだな。妥当なところだろう」
( 'A`)「よっしゃ行くぜ」
そんな感じでファミレスに決定したから玄関に向かい靴を履き、外に出る。
外に出てからは馴染みの川沿いの道を歩き、のんびりとファミレスへと向かった。
- 175 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:15:17.88 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「この道も見慣れたものだな・・・」
( 'A`)「何、また帰ってくるさ」
川 ゚ ー゚)「昨日もこんな話をしていたなw」
( '∀`)「そういえばそうだなw」
川 ゚ ー゚)「しかし相変わらずこの街は綺麗だ」
( '∀`)「昔から何もない殺風景な街だったからつまらないとか思ってたけど今思うと景色が凄く綺麗で落ち着くんだよな」
川 ゚ ー゚)「私はこの街が大好きだ」
( '∀`)「俺もだw」
川 ゚ ー゚)「忘れずに覚えておきたいな」
( '∀`)「大丈夫。いつかまた戻ってくるから」
川 ゚ ー゚)「そうだなw」
そんな調子で話をしながらファミレスに到着する。
店に入ると店員が一名こちらに歩いてきて空いてる席に案内される。
- 176 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:22:36.20 ID:l48j8d5y0
- 店員「お煙草の方はお吸いになりますか?」
( 'A`)「一応吸います」
店員「それではこちらへどうぞ」
川 ゚ -゚)「止めろとは言わないが体調管理とかしっかりしてくれよ」
( 'A`)「分かってるさ」
店員「こちらです。ご注文の方お決まりになりましたら手前のボタンを押してお呼びください」
( 'A`)川 ゚ -゚)「「はい」」
顔を見合わせる形で互いに別の椅子に座る。
- 177 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:23:00.93 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「何にしようかな」
川 ゚ -゚)「私は決まったぞ」
(;'A`)「早っ」
川 ゚ -゚)「和風ハンバーグセットが目に入った瞬間頼むのを決めた」
( 'A`)「衝動買いはあきまへんで姉さん」
川 ゚ -゚)「エセ関西人が」
( 'A`)「そんなことありまへんがな」
川 ゚ -゚)「で、頼むものは決まったのか?」
( 'A`)「一応な。」
川 ゚ -゚)「何を頼むんだ?」
( 'A`)「ティーズハンバーグ」
川 ゚ -゚)「なんという質素これは間違いなく貧相」
( 'A`)「ほっとけwwww」
クーが店員を呼ぶために手前のボタンを押す。
しばらくしてから水を二つ手に持った店員が自分達の前で止まる。
- 178 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:23:26.47 ID:l48j8d5y0
- 店員「お待たせしました。」
確かこういうところでは水って御冷っていうんだったか?
まあそんなことはいいか。
( 'A`)「あーと・・・チーズハンバーグセット1つと和風ハンバーグセット1つで」
店員「以上でしょうか?」
( 'A`)「あ、はい」
店員「セットの方はライス、味噌汁とパン、スープとなっておりますがどちらにしますか?」
( 'A`)「クーどっち?」
川 ゚ -゚)「前者で」
( 'A`)「それじゃ二つともライス、味噌汁のほうで」
店員「かしこまりました。ご注文の方確認させて(ry」
ありふれたやり取りを終え、注文したものが来るのをのんびりと待っていると割と早く来た。冷凍か?冷凍なのか?
店員「チーズハンバーグセットと和風ハンバーグセットです。鉄板の方熱く(ry」
注文の品を全て置いて伝票を置くと店員は去っていった。
- 179 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 18:34:55.34 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「よっしゃ食うぜ」
川 ゚ -゚)「なかなか美味しそうだな」
( 'A`)川 ゚ -゚)「「いただきます」」
( 'A`)「んぐ・・・これはなかなか美味」
フォークのみで切って食べる俺とは違いナイフとフォークをしっかり使い分けて食べるクー
クーの食べ方とブーンの食べ方を比較するとまさに雲泥の差って奴だな。
川 ゚ -゚)「なかなか美味い」
( 'A`)「何故だかファミレスのハンバーグとかって美味いよな」
川 ゚ -゚)「同意」
( 'A`)「何か隠し味でもあんのかな」
川 ゚ -゚)「もしかすると麻薬的な何かが・・・」
( 'A`)「あってたまるかwwww」
- 180 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:06:46.49 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「いやいやそんな可能性もなくはないかもしれないぞ?」
( 'A`)「・・・これは事件の予感」
川 ゚ Д゚)m9「プギャーwwww」
( 'A`)「ちょwwwwクーさんwwww」
まさかクーがプギャーなんて言うとは思わなかった。これは予想GUYです。
川 ///)「正直恥ずかしい」
( '∀`)「それで恥じらいなかったらブーンと同じだぞ」
川;゚ -゚)「それは少し嫌だな」
( 'A`)「だろ?」
すまんブーン。
お前のことは嫌いじゃない。むしろ大切で大好きな友達だ。
だからこれくらいでは切れやしないと信じてるぜ。
後の岩鬼と山田である。
- 181 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:07:15.36 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「ふう・・・美味しかった」
(;'A`)「食うのも早っ」
川 ゚ -゚)「ドクオが遅いだけだ」
( 'A`)「なんという遅さこれは間違いなく遅漏」
川 ゚ -゚)「そうなのか?」
( 'A`)「冗談っす」
川 ゚ -゚)「つべこべ言わず食べるときは食べる!」
( 'A`)「うっす」
なんだかんだ言われつつも食べていたんだがずっとクーがこっちを見てる
- 182 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:09:03.07 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「食べるか?」
川 ゚ -゚)「いや、いらない」
( 'A`)「?」
欲しくない・・・はっ!そうか俺を見ているのか!
いやー参ったなー俺はとても愛されてるようだ。
川 ゚ -゚)「声に出てるぞ」
( 'A`)「え゛」
川 ゚ -゚)「いやー参ったなー俺はとても愛されるようだ」
( ///)「べ、別に恥ずかしくなんてないんだからねっ!」
川 ゚ -゚)「なんというツンデレこれは間違いなくテラキモス」
( 'A`)「愛されてるんだよな?」
川 ゚ -゚)「とっても愛されてるぞ」
( 'A`)「それは何よりだ」
再びチーズハンバーグとの格闘に戻る。
美味い!だがチーズがしつこい!何度 食べても 立ち上がってくる!恐るべき乳製品チーズ!恐るべき乳製品ズーチ!
- 183 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:10:07.07 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「なんというか大変そうだな」
( 'A`)「恐るべきチーズ・・・」
川 ゚ -゚)「なんだそれ」
( 'A`)「こっちの話さ」
なんだかんだ妄想しながら食べきった。
なんというかフードファイターってこんな感じなのかな。食べてる間にちょっとした妄想でもして気を紛らわすとか。
お、もしかしたら俺フードファイターとかなれるんじゃね?
- 184 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:15:48.96 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「さて、これからどうしようか」
( 'A`)「すっかり忘れてたが明日出発だから準備でもするか」
川 ゚ -゚)「私のほうは完璧だが?」
( 'A`)「んっふっふ 私の方はでは荷物の整理がイマイチできていないんですよ
そこでですねクーさん。貴方に折り入って頼みたいことがあるんですが・・・よろしいでしょうか?」
川 ゚ -゚)「はいはい大石さん大石さん」
( 'A`)「まあ、真面目にちょっと手伝ってもらっていいかな?」
川 ゚ -゚)「全然おっけー」
( 'A`)「それじゃそのお礼としてここの代金は俺が払うぜ!」
- 185 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:17:22.58 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)ノ『意義あり!』
( 'A`)「何!?」
川 ゚ -゚)「ドクオは私にいつもおごってばかりではないか?」
( 'A`)「た、確かにそうですが・・・」
川 ゚ -゚)「いつもおごられている方は嬉しい反面気を使ってしまうことをご存知だろうか!?」
( 'A`)『待った!』
川 ゚ -゚)「!?」
( 'A`)「愛する人にそういう行為をしてなにが悪いかの弁論を述べてもらおう!」
川 ゚ -゚)「・・・私も好きだからこそなんだよ」
( 'A`)「・・・」
川 ゚ -゚)「さて、会計をしようか」
( 'A`)「すまんな」
川 ゚ -゚)「いつもおごってばかりだろう?たまには私だっておごりたいときもあるんだよ」
店員に置かれた伝票を取り、クーはレジへと向かう。
レジに着くと、何も言わず財布を取り出し、表示された金額分を丁度取り出し店員に渡す。
レシートをいるかどうかを聞かれていたが勿論いらないと応えた。
- 189 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:50:03.31 ID:l48j8d5y0
- ――――――――――――――――
( 'A`)「ようこそ俺の家」
飯を食ってから戻ってきただけだから別にこれといったわけでもないが
たまにはこういうのもアリかなと思う俺がいる。
川 ゚ -゚)「いらしたぜ君の家」
( 'A`)「そういうわけだスネーク。整理に取り掛かるぞ」
川 ゚ -゚)「了解した大佐」
( 'A`)「さて、まずこのいらない荷物の動かし方だがアクションぼt(ry」
川 ゚ -゚)「それじゃ真面目に取り掛かるとしようか」
( 'A`)「把握した」
- 190 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:50:44.84 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「とりあえず散らばってて使えそうなものはダンボール箱に詰めればいいんだな?」
( 'A`)「そうさマイハニー」
川 ゚ -゚)「それじゃこの時計は?」
( 'A`)「どんどん入れてくれ」
川 ゚ -゚)「このパソコンは?」
( 'A`)「・・・どんどん入れてくれ」
川 ゚ -゚)「二つの磁石があります」
( 'A`)「どんd・・待った!Stop!No!」
川 ゚ ー゚)「冗談だwwww」
( 'A`)「なんという恐怖これは間違いなく鬼畜」
- 191 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:52:11.30 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「で、だ。この写真は?」
( 'A`)「・・・まだ置いておいてくれ」
川 ゚ -゚)「この写真に写ってる人は誰なんだ?」
( 'A`)「俺のトーチャンだよ」
川 ゚ -゚)「お父さん?」
( 'A`)「・・・結構前に亡くなったんだよ」
川 ゚ -゚)「・・・すまない」
( 'A`)「いやいいんだ」
しばらく無言のまま作業を進めて行った。
・・・トーチャン最近少しだけ言葉の意味が分かってきたよ。
- 192 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 19:52:39.47 ID:l48j8d5y0
- トーチャンは俺が中学にあがるころ、職場で死んだ。
事故だったらしい。
なんでも荷物を運んでいる時に遅刻ギリギリだった新米の職員のトラックに引かれて荷物に押しつぶされてボロボロになった状態で病院に搬送されて意識不明の瀕死状態に陥っていた。
生き残る確立は0%とまでも言われた。
ただ奇蹟と呼べるのは俺らが来るまで瀕死状態ながらに生きていたことだった。
俺らが病室に到着するとトーチャンは「転んでもなくな・・・ドクオ・・・」とだけ言って長い旅に出たんだ。
母さんはただただ泣くばかりで、中学に入ったばかりの俺には状況が全く理解できなくて・・
どうしていいか迷ってたけど今なら分かる。
転んでもなくな、か。
川 ゚ -゚)「・・・どうした?」
( 'A`)「ん?なんもねぇぞ?」
川 ゚ -゚)「・・・涙」
( 'A`)「・・・え?」
- 193 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:03:02.82 ID:l48j8d5y0
- 俺は泣いていた。
訳がわからなかった。
トーチャンのことを思い出したから?
なんでだろう。わかんないのに、わかんないのに涙が止まらない・・・
川 ゚ -゚)「・・・」
クーは何も言わずに俺を抱きしめた。
別に悲しいわけじゃないんだ。
何が起こってるか理解できてないんだ。
でも、何でだろう
涙が止まらないんだ。
- 194 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:10:27.15 ID:l48j8d5y0
- 溢れ出す涙を止める術なんてわからなかった。
しばらくの間クーの胸の中でずっと泣きつづけた。
どうして涙が流れてきたんだろう。
この街から去るからか?それともトーチャンのことか?
分からないけど、全然分からないけどただ1つだけ分かることは
クーの胸がどうしようもなくまな板だということだ。
川#゚ -゚)「声に出てるぞ」
( 'A`)「え゛」
川#゚ -゚)「Go to the hell!!」
(#)A`)「ちょ、まっ」
川#゚ -゚)「君が 泣いても 殴るのを 止めない !!」
((#)A`)「待tあべしっ話あえbへぶっ ごめんなさい」
川 ゚ -゚)「一発でかいのを食らっちまいな!」
俺は クーの 迫り来る拳を 避けることなど 出来るわけがなかった。
- 195 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:11:57.45 ID:l48j8d5y0
- ( (#)A(#))「そうか、胸の話は禁句だったか」
川 ゚ -゚)「ん?」
( (#)A(#))「なんでもないです」
フルボッコにされたせいかおかげなのか涙は止まっていた。
これから転んでも泣かないよトーチャン。
- 196 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:22:01.47 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「これで最後!」
( 'A`)「おおっ!終わったか!」
川 ゚ -゚)「やっと終わった!」
( 'A`)「しかし長かったな。なんという長さだ」
川 ゚ -゚)「ちゃんと整理してればそんなもんでもないだろう」
( 'A`)「それもそうだな」
川 ゚ -゚)「ところでドクオ」
( 'A`)「なんでしょう」
川 ゚ -゚)「まだ使えそうなものとか色々とあるんだがどうして残しておくんだ?」
( 'A`)「あーカーチャンの話したっけ?」
川 ゚ -゚)「・・・言い辛いことなら言わなくても」
( 'A`)「いや、すっげぇ軽い話」
川 ゚ -゚)「バッチコーイ」
- 197 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:24:14.44 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「ある日中学3年になって高校を目指して頑張り始める時のことだったんだがな、一通の置手紙が置かれてたんだ。
J( 'ー`)し『タッキーのおっかけに行って来ます。探さないでね☆
尚、お金の心配はしなくてもいいわよ!貴方の高校のためのお金とかはしっかりそろってるから!この手紙の下に50万円とこの通帳に100万円入ってるからね☆
分からないことがあったらここに電話ください 090-xxxx-xxxx』」
川;゚ -゚)「無駄に大変だったんだな」
( 'A`)「いや、正直気楽で良かった。確かに最初は何考えてんだあのババアと本気で困ってたけど特に金の使い道も間違える事無く生活できたから問題はなかった。それに毎月5万の仕送りもあったし。」
川 ゚ -゚)「だから料理とか色々と上手だったのか」
( 'A`)「そうだな」
川 ゚ -゚)「それで、母さんが帰ってくるかもしれないから必要最低限使えるものは残しておくということか」
( 'A`)「まあ簡単にそういうことだ」
川 ゚ -゚)「大変ご苦労様」
( 'A`)「いえいえ」
- 198 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:34:54.94 ID:l48j8d5y0
- とりあえずカーチャンが帰ってきた時用にメモは残しておこう。
『カーチャンへ
僕は東京に行きます。連絡しようと思ったのですがどうしてアンタ携帯の電話番号変えてるんですか。機械女から『この電話番号は現在使われておりません』とか言われたんですけど。
まあ帰ってきても最悪生活が出来るだけのものは残しておきましたからその辺は適当に頑張ってください。
とりあえず僕は東京に行くので。最後にタッキーとは会えましたか?
息子のドクオより 連絡先090-xxxx-xxxx』
- 199 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:36:02.39 ID:l48j8d5y0
-
川 ゚ -゚)「なんという置手紙これは間違いなく親子」
( 'A`)「血は争えないって奴だな」
川 ゚ -゚)「全くもってその通りだな」
( 'A`)「とりあえずメモも残したし、後はシロネコヤマトに電話を入れるだけだ」
川 ゚ -゚)「ところでずっと思ってたんだが」
( 'A`)「ん?」
- 200 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 20:36:48.90 ID:l48j8d5y0
- 川 ゚ -゚)「東京のドコで住むんだ?マンションとか」
( 'A`)「・・・」
川 ゚ -゚)「勿論決まってるんだろ?」
(;'A`)「・・・oh」
川;゚ -゚)「・・・」
(;'A`)「・・・HAHAHA」
川;゚ -゚)「こんなところでもノープランなのか・・・?」
( 'A`)「大丈夫さ!No Problem!いつでも俺は無敵だぜ!知り合いに凄い奴がいるんだぜ!」
川 ゚ -゚)「ほう」
( 'A`)「oh その目は信用していないな?大丈夫任せろ」
川 ゚ -゚)「・・・」
やばいな、そういえば住む場所とか考えてなかったよ。
でもまあアイツ等ならなんとかなるだろう、うん。
クーが無言で俺を見つめてる。
信用してない。完全に信用してない。
とりあえずこの信用を取り戻すためにも、頼むぜ流石兄弟。
携帯を取り出して連絡先から流石兄弟の電話番号を出し、電話をかける。
- 205 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:00:49.34 ID:l48j8d5y0
- ( ´_ゝ`)『もしもし』
( 'A`)『あーもしもしー?』
( ´_ゝ`)『おお!その声はもしかしなくてもドクオじゃないか!どうした!』
( 'A`)『いやーちょっと聞きたいことがあってねー』
( ´_ゝ`)『大事なことか?』
( 'A`)『かなり』
( ´_ゝ`)『よし、待ってろ。弟者を呼んでくる』
( 'A`)『うっす』
コイツは兄者。
常に兄弟一緒で、何をするにも兄弟でなくてはならないくらい仲良しな兄弟である。
何か良いことがあったり活躍したりすると『流石だよな俺ら』という口癖があり、それから二人は流石兄弟と呼ばれている。
ちなみに大体の確立で足を引っ張るのが兄者でしっかりしているの弟者である。
- 206 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:03:15.05 ID:l48j8d5y0
- ( ´_ゝ`)『OK時に落ち着けドクオ とりあえず用件を聞こうか』
( 'A`)『大至急東京ですぐ住めるマンション等を探してくれ』
( ´_ゝ`)『・・・え?』
( 'A`)『東京ですぐ住めるマンションとかを探して欲しいんだ』
( ´_ゝ`)『・・・何かわからないがとりあえずそれを探せばいいんだな?OK任せろ』
電話の向こうの弟者「兄者、ドクオ何って?」
電話の向こうの兄者「いや、なんか東京で住めるトコを探してだとさ」
電話のm(ry)弟者「・・・なんだそれ」
でn(ry)兄者「よくわからんが探すぞ」
で(ry)弟者「・・・あ、あったぞ」
d(ry)兄者「よくやった弟者!」
( 'A`)『どう?あったかな?』
( ´_ゝ`)『勿論さブラザー』
- 207 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:03:56.82 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)『ちなみに家賃は?』
( ´_ゝ`)『なんというお手ごろ価格!2LDKでバス、シャワー着きでステンレスキッチンがついて月なんと3万!』
( 'A`)『それ呪われてね?』
( ´_ゝ`)『まあ文句をいうな』
それから住所など色々と聞いて兄者との通話を切った。
最後に『流石だよな俺ら』と聞こえたのは言うまでもない。
- 210 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:18:02.82 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「そういうわけで住む場所ゲットだぜ」
川 ゚ -゚)「・・・」
(;'A`)「あれ?怒ってる?」
川 ゚ -゚)「いや、なかなか凄いなと」
どうやら素直に関心してくれていたようだった。
さて、それじゃこのマンションの人に電話をかけなくては・・・
ぴっぽっぱっと・・・
- 211 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:18:28.56 ID:l48j8d5y0
- 从 ゚∀从『はいもしもし』
( 'A`)『あ、もしもし』
从 ゚∀从『何かご用件でも?』
( 'A`)『あの、そちら高岡マンションであっていますでしょうか?』
从 ゚∀从『はい!そうです!私がここの管理人のハインリッヒと申します。えぇと入居希望ですか!?』
( 'A`)『あ、はい。そうです。明日の夜あたりに向かいたいんですけど・・・』
从 ゚∀从『また唐突ですね・・・しかしいいでしょう!それくらいなんとかします!』
( 'A`)『サーセン』
从 ゚∀从『いえいえ、それでは今空いている4号室をお取りしましたので配達業者などを向かわせるのであればそちらに手配をお願いします』
( 'A`)『あ、どうもありがとうございます』
从 ゚∀从『私達は常にサービス精神旺盛で営業をしていますから!何しろ呪われてるとか言われてるせいでお客さんがちっともよりませんでしてwwははは・・・』
兄者と話していたことがまさに現実になってしまった。
呪われてるとかどうなんすかそれ。
- 212 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:18:48.99 ID:l48j8d5y0
-
( 'A`)『やっぱこの値段でしたら呪いとかありますよねー』
从;゚∀从『ああでも大丈夫!4号室はお払いしていますから!』
( 'A`)『それは安心です。まあ仮にお払いとかしてなくても住むところがないので関係はなかったのですが』
从 ゚∀从『では明日の夜お待ちしております!』
( 'A`)『あ、はい。それでは失礼します』
マンションの手配が終わった。
うん。良い感じだ。なんとかなりそうだな。
川 ゚ -゚)「なんとも手際のいいことだな」
( 'A`)「手際よくてナンボさ」
川 ゚ -゚)「それで次はどうするんだ?」
( 'A`)「決まってるじゃまいか。配達業者シロネコヤマトさ」
- 214 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:40:54.34 ID:l48j8d5y0
- ――――――――――――――
近所の配達業者に連絡を回して荷物を取りに来てもらった。
何せ二人で運ぶには無理な量でしたから。
なんとか配達業者の方も車に運び終わり、後は4日以内にでも到着することを祈るだけとなり・・・まあなんというかとりあえずは・・・
( 'A`)「終わったあああああああああああああ」
川 ゚ -゚)「お疲れ」
( 'A`)「これで終わりやあああああああああああああ」
川 ゚ -゚)「近所迷惑近所迷惑」
( 'A`)「わしの天下じゃあああああああああああああ」
川 ゚ -゚)「小鳥が飛んでるよ」
( 'A`)「明日の電車は7時からじゃああああああああ」
川;゚ -゚)「・・・え」
- 215 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:41:36.23 ID:l48j8d5y0
- ( 'A`)「あれ?」
川;゚ -゚)「mjsk」
( 'A`)「切符を見てみるといい」
クーは本気で焦っていた。
あれ?どうしたんだろう
・・・あ、そうか
クー寝起き悪いんだ。
川;゚ -゚)「・・・ほんまやん」
( 'A`)「関西弁関西弁」
川;゚ -゚)「・・・ほんまですやん」
( 'A`)「直ってない直ってない」
川;゚ -゚)「7時半って・・・」
( 'A`)「いや、普通に普段起きてるだろ」
川;゚ -゚)「7時半発ということは、だ。私のは手持ち荷物な上に着替えや化粧などを合わせると私は6時までには起きなくてはならないのだ」
(;'A`)「・・・mjd」
- 216 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:42:21.29 ID:l48j8d5y0
- 川;゚ -゚)「起こしてくれるか?」
( 'A`)「全然いいんだが・・・でも今日はうちでは泊まれないぞ?」
川 ゚ -゚)「ん?何故だ?」
( 'A`)「最後の一日だ。カーチャンと一緒にいてやらなきゃなんないだろ?」
川 ゚ -゚)「あ・・・」
( 'A`)「俺は6時までには起きてなんとかクーのとこいくから。心配はするな」
川 ゚ -゚)「・・・うん」
( 'A`)「それじゃ送って行くよ」
川 ゚ -゚)「・・・すまない」
( '∀`)「そんなかしこまるなよwwww」
川 ゚ ー゚)「・・・ありがとう」
それからクーを家まで送って、その後家に戻り色々と考えた。
これからのこと、仕事をどうするか。
色々と考えながら明日起きるために携帯のアラームをセットしてから充電器をさした。
( 'A`)「今日はもう寝るか」
明日はいよいよ東京か。
・・・wktkが止まらない・・・
- 217 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 21:43:18.05 ID:l48j8d5y0
- ――――――――――――
川 ゚ -゚)「・・・明日か」
母さんともこれでしばらく会えなくなるのか。
なんだか寂しいけどドクオとこれからずっと一緒と考えると大丈夫だよね、うん。
('、`*川「クーちゃん?入るよ?」
部屋のドアをノックする音と母さんの声。
何か話しでもあるんだろうか?やっぱり明日旅立つわけだし・・・
川 ゚ -゚)「いいよ 入って」
('、`*川「・・・いよいよ明日ね」
川 ゚ -゚)「・・・うん」
('、`*川「母さん寂しいなー」
川 ゚ -゚)「なんというか・・・ごめん」
('、`*川「?いいのよwいつかこんな日が来るんじゃないかって薄々感じてたものw」
川 ゚ -゚)「流石母さん」
('、`*川「それはそうと・・・はい」
川 ゚ -゚)「・・・これは」
・・・お守り?
- 221 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 22:10:11.68 ID:l48j8d5y0
- ('、`*川「やっぱり何かとあるでしょうからコレ作ったわ」
川 ゚ -゚)「母さん・・・」
('、`*川「・・・たまには連絡頂戴ね」
川 ゚ -゚)「・・・うん」
('、`*川「それだけ。それじゃおやすみ」
川 ゚ -゚)「・・・母さん」
('、`*川「ん?何?」
川 ゚ -゚)「これ安産祈願」
- 222 :1 ◆fMqrvr1rTs :2007/02/15(木) 22:10:59.86 ID:l48j8d5y0
- ('、`*川「ドクオ君とうまくやるのよ!」
川;゚ -゚)「あ、ちょ・・」
それだけいうと母さんはドアを閉めて部屋を出て行った。
・・・最後に渡したお守りが安産祈願って・・・
・・・でも・・・ありがとう。
それから母さんのお守りをポケットに入れて、電気を消して布団の中に入った。
色々考えながら私はそのまま眠りに落ちた。
明日・・・いよいよ出発なんだ。
二話 おわり。
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