ξ゚听)ξ とーちゃん! とーちゃん! (^ω^; ) なようですお 第10話
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:27:01.82 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚)ξ゚ー゚)ξ だい、じゅーわ! (^ω^ )
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:29:00.77 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
静かだお・・・
まだ、病院自体は照明であかるく
院内も、人はまばらに歩いてる。
でも、この雰囲気は
ツンちゃんがいるにはそぐわない気がする。
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:30:55.12 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) どこで出会ったんだ?
( ^ω^) ブーンは、待合室だおね
川 ゚ -゚) ひょっとして、受付のおばさんが・・・
( ^ω^) ・・・聞いてみるかお?
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:32:39.37 ID:6ugVCf9R0
-
やっぱり、違った><
でも、そんな感じで・・・
院内の人に、何回か聞いてみたお。
返事は、わからない、見たこと無い、知らない。
そればかり。
不審な目で見られなかったのは、
クーさんのお陰なんだろうな・・・
そんなどうでもいい事を考えつつ、
全てのフロアをめぐった。
・・・
- 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:35:56.57 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) 後、見てないのは屋上か
( ^ω^) ・・・だおね
川 ゚ -゚) ・・・いってみよう
( ^ω^) もちろんだお
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:38:16.08 ID:6ugVCf9R0
-
ドアを開ける。
屋上のドアを。
大分、冷たい風になってきた。
もう、夜の帳が落ち、辺りは見えずらい。
なんとか、月の明かりで屋上の様子が見える。
どうやら、
病院の屋上は、花壇の面積がかなり大きく・・・
昼間は入院患者さんたちの憩いの場となってるようですお。
でも、今はそんな和やかな感じはしなかったお。
時間が、時間だもの。
いなそうだな・・・と思って
院内に戻ろうとしたとき。
見つけましたお。
枯れかけた百合の花壇の前のベンチに、
寂しそうに俯いて座っていました。
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:41:57.99 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ・・・ツン
ブーンが声をかけると
ツンちゃんはこちらを向いてくれました。
ちょっと表情がゆるんでくれましたが、
寂しさはかえって強く感じられます。
なんとか、明るい顔に出来ないかと
色々考えているうちに
ツンちゃんの横にクーさんが座って
話はじめました。
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:43:03.67 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) ツン、ごめん
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) ツンは、3人が良かったのにな
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) 私が、ちょっと暴走しちゃったんだ
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) 仲直り、したいんだけど・・・
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) 駄目か?
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:45:13.45 ID:6ugVCf9R0
-
ツンちゃんは、こくりと頷いた。
え・・・
駄目ってこと?
ブーンは驚きのあまり、声が出なくなってしまいましたお。
クーさんもはっきり拒絶されたのが応えたのか・・・
次の言葉が出てこない・・・
しばらくの沈黙のあと、ツンちゃんは喋り始めました。
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:47:14.21 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚−゚)ξ いつも、喧嘩だもん
( ^ω^) ・・・?
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚−゚)ξ こっちに来て、とーちゃん、かーちゃん
話いろいろ聞いてくれて
遊んでくれて・・・
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・?
ξ゚−゚)ξ 仲良くやっていけるかもって・・・
ξ゚−゚)ξ でも、またこうなっちゃった
- 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:48:23.80 ID:6ugVCf9R0
-
・・・?
何を言っているんだお・・・?
よく、理解できない。
ツンちゃんの隣のクーさんも、
さっきのショックそうな顔が上書きされ、
怪訝そうな顔でツンちゃんを見つめている。
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:50:26.70 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ たぶん、これからも同じだよ
( ^ω^) ・・・?
川 ゚ -゚) ・・・?
ξ゚−゚)ξ もう、いいや・・・
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚−゚)ξ 夢の中ですら、うまくいかないんだもん・・・
ξ゚−゚)ξ もう、やだ・・・
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:53:00.22 ID:6ugVCf9R0
-
ゆめの・・・なか・・・?
わけわかめ・・・
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:54:47.52 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) ・・・よく、わからないんだが
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) 私の事が、嫌いになった?
( ^ω^) ブーンのことも・・・?
ξ゚−゚)ξ ・・・
ξ゚听)ξ ふたりとも、すきだけど・・・
ξ゚−゚)ξ もう、やめよ・・・
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:56:36.07 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) ・・・
( ^ω^) ・・・
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ・・・そんな事いうなお
川 ゚ -゚) ・・・3人で、仲良くやっていける・・・そう思うぞ?
ξ゚听)ξ ・・・とーちゃん、かーちゃん、これからもう喧嘩しないと思う?
- 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:57:55.15 ID:6ugVCf9R0
-
・・・
これから・・・?
喧嘩しないか?
そんなの、わかんないお。
わからないけど・・・
ここは、「うん、しないお!」っていうしか・・・
クーさんも、ブーンを見て頷いてきた。
うん、言うお
- 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 21:59:49.18 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) 喧嘩、しないお
ξ゚听)ξ ・・・ほんとう?
( ^ω^) ああ
川 ゚ -゚) ・・・ほんとうだ
ξ゚−゚)ξ ・・・うそだ
( ;^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:01:29.71 ID:6ugVCf9R0
-
そ、想像以上に意固地になってしまってるお・・・
どうしたらいいんだろ・・・
二人とも、固まってしまいました。
- 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:02:57.95 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ ほんと、もうやめよ・・・
( ;^ω^) ・・・ツン
川 ゚ -゚) ・・・ツン
ξ゚−゚)ξ お願い。とーちゃんも、かーちゃんも好きだから
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚−゚)ξ やめよ・・・ばらばらになろう
- 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:06:24.77 ID:6ugVCf9R0
-
( 'ω`) ・・・いやだお
川 ゚ -゚) ・・・いやだ
ξ゚−゚)ξ ・・・
( 'ω`) 何で好きっていうなら、やめようって言うんだお?
川 ゚ -゚) 頼むから、そんなこといわないでくれよ・・・ツン
( 'ω`) 今まで通り、3人で・・・
- 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:08:04.40 ID:6ugVCf9R0
-
ブーンがそう言うと
ツンちゃんは下を向いて
しばらく何か考えていました。
そして、またこちらを向き・・・
悲しそうな瞳に・・・
決意を宿して話し始めました。
- 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:10:08.34 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚−゚)ξ ・・・あのね
( 'ω`) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚听)ξ とーちゃんと、かーちゃんは、3年後にツンを生んでくれるの
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:10:31.57 ID:6ugVCf9R0
-
・・・はい?
- 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:13:05.01 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ それから、大事に育ててくれました
( ;^ω^) ?
川;゚ -゚) ?
ξ゚听)ξ でもね、私が中学生になるころに
( ;^ω^) ちょ・・・
川;゚ -゚) えーと・・・
ξ゚听)ξ 喧嘩が多くなってきました
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:15:04.44 ID:6ugVCf9R0
-
ブーンとクーさんは目を見合わせました。
たぶん、ツンちゃんが話しているのは
作り話。
どうみてもツンちゃんは中学生以上には見えません。
でも・・・
おそらく、何かを伝えようとしているお。
クーさんもそう考えたのか
頷き返してきて。
またブーンとクーさんは、ツンちゃんを見つめながら
話を聞き始めました。
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:16:50.93 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ とーちゃんは仕事のストレスからか、イライラすることが多かったし
( ;^ω^) ・・・
ξ゚听)ξ かーちゃんは、そんなとーちゃんに腹を立てることが多くなりました
川;゚ -゚) ・・・
ξ゚−゚)ξ で・・・ツンも
ξ゚听)ξ そんな二人が嫌で、口を聞くことが嫌になって
ξ゚−゚)ξ 話さなく、なったの
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
- 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:20:30.82 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ ある日、とーちゃんは、このままじゃ流石に駄目だと思って
ξ゚听)ξ 仲直りのため、家族旅行を計画します
( ^ω^) ・・・
ξ゚−゚)ξ でも、それが駄目だったの
川 ゚ -゚) ?
ξ゚听)ξ やっぱり、旅行中も喧嘩・・・
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚听)ξ とーちゃん、ずっと運転だったから、疲れて
( ^ω^) ・・・
ξ゚听)ξ そのうえ、またとーちゃんと、かーちゃんは大喧嘩しはじめました。
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:21:47.66 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚−゚)ξ それで、終わりです・・・
( ^ω^) ・・・別れたのかお?
川 ゚ -゚) ・・・そのとーちゃんと、かーちゃんは
ξ゚听)ξ ・・・喧嘩中、余所見をとーちゃんはしました
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚听)ξ ・・・それで交通事故
ξ゚听)ξ 最後に残った記憶がね、とーちゃんとかーちゃんが・・・
ξ゚−゚)ξ 対向車線の車につぶされて、その車がそのままツンに迫ってくる映像・・・
- 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:23:23.03 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) ・・・ツン、そうはならないお
川 ゚ -゚) ああ・・・私は、私達は、そうはならない
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ツンの、本当のご両親がそんなことになってたって、知らなかったお
( ^ω^) でも、ブーン達はご両親とは違うから・・・
川 ゚ -゚) そうは、ならないぞ?
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:25:25.75 ID:6ugVCf9R0
-
ツンちゃんの本当の素性を・・・
ところどころ、矛盾はあるにしても、
知る事ができて
嬉しい。
あとは、誤解を解けばいいだけだ・・・
そう考えてると
ツンちゃんは「わかってくれないか・・・」って
ほんとうに小さく呟いた。
- 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:26:51.53 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ とにかく、その事故から目を覚ましたら
私はこの病院にいたの
で、一人で後悔してたの。
私がもっと、とーちゃんとかーちゃんが仲良く出来るように・・・
私が、話すの止めたりせずに・・・
頑張れば良かったって・・・
そう、ずっと考えてたの
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
- 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:28:51.41 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ ある日、いつもの様に病院のベットの上で寝ていて
目を覚ましたら・・・
ξ゚−゚)ξ こっちにいたの・・・
ξ゚听)ξ で、今の若いとーちゃんとかーちゃんに会ったの
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚听)ξ 最初、天国か夢だと思いました
ξ゚ー゚)ξ ・・・やり直せるのかなって
ξ゚听)ξ でも、私たちの駄目な所を見せ付ける・・・地獄だったみたい
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:30:33.80 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚−゚)ξ 結局、無理だったんだよぅ・・・
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・
- 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:32:13.76 ID:6ugVCf9R0
-
ツンちゃんは作り話を話してるのかとも思ったけど
どうやら、今話していることを硬く信じているみたい・・・
事故のショックなのかな・・・
ブーンは何を言えばいいのか・・・
- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:33:40.56 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) ・・・よく、わからないけど
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ツンちゃんのその話を信じるとして・・・
( ^ω^) ブーンはそっちのとーちゃんと同じ人ではもうないお
ξ゚听)ξ ・・・?
( ^ω^) だって、頑張ったツンちゃんがそばにいるんだから
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) そりゃ、多少は喧嘩するかもしれないけど
( ^ω^) 変わるお?絶対に。その話の顛末と同じにはならない。
ξ゚听)ξ ・・・とーちゃん
- 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:37:54.66 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) ・・・私だって
ξ゚听)ξ ・・・かーちゃん
川 ゚ -゚) 変わるよ
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) 変わる。
ξ゚−゚)ξ ・・・
ξ゚听)ξ ほんとかな・・・?
- 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:39:43.85 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) だお
川 ゚ -゚) 正直、今のツンの話は、全然わからないが
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) 私は自分の今日の行動は、反省してるぞ?
川 ゚ -゚) ブーンだって、そうだ
( ^ω^) だおだお
ξ゚听)ξ ・・・でも
( ^ω^) ツンちゃんだって、反省して、頑張ってたんだお?
ξ゚−゚)ξ ・・・うん
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:41:59.74 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) 3人皆で気をつければ、大丈夫だよ
1人で悩んでても駄目って言ったの、ツンだろ?
ξ゚听)ξ うん・・・
川 ゚ -゚) じゃあ、ツンだってそうだ。
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) ・・・それに
ξ゚听)ξ ・・・?
川 ゚ -゚) ・・・もう御託はいい。
川 ゚听) ツン。私は、お前が好きだ。
ブーンも、好きになった。
・・・絶対に、離さない
お前やブーンと関係なくなるなんて、いやだ
ξ*゚−゚)ξ ・・・かーちゃん
- 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:43:31.24 ID:6ugVCf9R0
-
( ^ω^) ツン。とーちゃんも、そうだお
ξ*゚听)ξ ・・・とーちゃん
川 ゚ -゚) 未熟なのは許してくれよ。
・・・3人で、一緒に成長していこう?
ξ*゚ー゚)ξ ・・・うん
( *^ω^) ・・・
- 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:45:29.54 ID:6ugVCf9R0
-
ブーンは思わず、ツンちゃんとクーさんを纏めて抱き寄せました。
クーさんはちょっと眉をひそめながら抱き返してきて
ツンちゃんは満面の笑みで飛びつき返してきました。
良かった。
本当に良かった。
怖かったお・・・
もし、この3人の関係が壊れたら・・・
そう思って。
- 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:47:08.27 ID:6ugVCf9R0
-
しばらく、抱き合っていた後
ブーンはクーさんとツンちゃんを解放しました。
ツンちゃんはいまだ嬉しそうに。
クーさんは何故か微妙に不機嫌そうな
半笑いな様な・・・よく訳の分からない表情をしています。
なんとなく、空を見上げました。
少し、雲が出てきたようですお。
月が隠れ始めています。
横を見ると、クーさんもたまたま、空を見上げていました。
- 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:48:47.13 ID:6ugVCf9R0
-
ツンちゃんは、どうしてるだろう。
ツンちゃんのほうを見ると、
笑顔を消して
すごく真面目な顔に変わっていました。
- 210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:50:37.22 ID:6ugVCf9R0
-
ξ゚听)ξ さっきの話、忘れないでね
( ^ω^) さっきの話?
川 ゚ -゚) ・・・?
ξ゚听)ξ 事故の話
( ;^ω^) ・・・わかってるお。
ツンちゃんの、産みの親が・・・
ξ゚听)ξ 違うよ
川 ゚ -゚) ・・・
ξ゚听)ξ 本当に、起きるの。とーちゃんと、かーちゃんと・・・私に
川 ゚ -゚) ・・・わかった
( ^ω^) わかったお
ξ゚ー゚)ξ ・・・うん
- 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:54:43.41 ID:6ugVCf9R0
-
ブーンはツンちゃんの頭を撫でながら、
忘れないと誓いました。
クーさんもツンちゃんの後に周り、
肩に手を置きながら誓いました。
ツンちゃんは嬉しそうに、
夜空を見上げます。
ブーンとクーさんも一緒に見上げました。
ああ・・・
雲が、更に増えてきたお。
月が完全に、隠れてしまいました。
雨でも降るのかお・・・?
そろそろ、帰るか・・・
- 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:56:39.81 ID:6ugVCf9R0
-
ふと、ツンちゃんの頭を撫でていた左手に
ツンちゃんの感触がなくなりました。
吃驚して、ツンちゃんの方を見ると・・・
・・・あれ?
クーさんもキョトンとした顔で、
ブーンの方を見てきました。
あれ?
ツンちゃん、急に何処へ?
- 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:58:31.13 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚) ・・・あれ?
( ^ω^) ・・・あれ?
川 ゚ -゚) ツン?
( ^ω^) ツン???
川 ゚ -゚) いないぞ・・・?
( ^ω^) ど・・・どこに???
- 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:59:52.23 ID:6ugVCf9R0
-
・・・突然
本当に突然。
ツンちゃんは、いなくなってしまいました。
もちろん、
その後は必死で探しましたお。
ですが・・・
見つかりません。
最初から、いなかったかのように。
- 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 23:00:18.86 ID:6ugVCf9R0
-
川 ゚ -゚)ξ゚ー゚)ξ だい、じゅーわ、おわり (^ω^ )
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