ξ゚听)ξ とーちゃん! とーちゃん! (^ω^; ) なようですお 第7と1/2話

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:43:50.15 ID:onJ7tt+i0






 ( ゚д゚ ) 第7・・・と・・・1/2話








8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:45:40.33 ID:onJ7tt+i0


川 ゚ -゚) ・・・



(*゚〜゚) ・・・???



(  ゚ω゚) ・・・・!!!!



从'〜'从 ・・・?





11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:48:49.00 ID:onJ7tt+i0

私はいつの間にか、よく知ってる声に惹かれて
歩いていってしまった。

ブーンの後ろに。

何をするというのか・・・

ブーンが誰と喫茶店にいようが
それは関係ないことだろうに。

しぃと・・・ブーンの連れが不思議そうな顔をしている。

当然だろう。

ブーンと私の複雑な関係を知っているのは
ごく少数で。

実を言うと、自分でもこの関係がよくわからない。




15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:51:05.64 ID:onJ7tt+i0

ブーンは吃驚したまま、
固まっている。

何だよ、お前。

別にわたし達は、恋愛関係にあるわけじゃないだろ?

何でそんな、やってしまったっていう・・・
そんな顔をしているんだよ。

止めてくれ。

誤解されると、嫌なんだ。

特に、しぃには・・・
何を言いふらされるか分からない。




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:51:56.38 ID:onJ7tt+i0

私の目は、机の上の真っ白なお皿に止まった。

ああ、ブーンのお昼は、サンドイッチだったのかな。

パン屑が、さらの上に残ってる。

レタスの切れ端も。

・・・

ここのサンドイッチは美味しかったのかな。

お昼ご飯も、ここで食べたのか。

おひる・・・ごはん。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:57:18.97 ID:onJ7tt+i0




・・・私の作った、お弁当は






いらなかった?







22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:57:38.92 ID:onJ7tt+i0




川 ゚ -゚) ・・・

(  ゚ω゚) ・・・・







24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:58:28.97 ID:onJ7tt+i0

何故か、私の右手が勝手に
机の上のお茶を持ち上げる。

紅茶かな?

そんな、どうでもいいことを考えながら

私の右手はまた勝手に
ブーンの頭の上にそのお茶をぶちまけた。

ずぶ濡れになるブーン。

でも、表情は変わらない。




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 20:59:53.22 ID:onJ7tt+i0


川 ゚ -゚) ・・・

(  ゚ω゚) ・・・・

(;゚听) ・・・!




从;''从 ちょ、ちょっと〜!!!!






29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:01:55.69 ID:onJ7tt+i0

ブーンの連れの女が、私の右手のカップを奪い取った。

・・・この女、歳いくつだ?

若いな。

・・・やっぱ、ブーン。
お前、ロリコンだろ。

連れの女は、ずぶ濡れブーンの頭をハンカチで拭き始めた。

その手つきは、凄く丁寧で

優しさが篭っている。


・・・分かった。

この女、やっぱりブーンが好きなんだろうな。




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:05:08.97 ID:onJ7tt+i0

別に私は、ブーンが好きなわけじゃあない。

ツンの事を了解してくれるなら
このロリコン野郎が誰と付き合おうと構わない。

ということは、この女が母親か?

ツンの・・・

私より若く見えるのに。

・・・ちょっと、頼りないな。


それに・・・






41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:07:36.51 ID:onJ7tt+i0


なあ、ブーン。


私の居場所って、どこになるんだろう?



・・・わたしは・・・


お前が・・・とーちゃんって言うから

でも、この女がかーちゃんじゃ


私に居場所はなさそうだぞ?






47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:09:14.58 ID:onJ7tt+i0

・・・ああ





そうか


ブーンが誰かと付き合えば

どーせ・・・





私に居場所はないじゃないか・・・





51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:11:22.71 ID:onJ7tt+i0

今度は、私の口が勝手に動いた。

「おとーさん・・・」

あーあ・・・

止めてくれよ。

私の口まで。

何て、弱弱しい、情けない声が出てしまったんだ。

ブーンの連れが、ブーンを見る。

しぃが、私の方をみる。

こっちみんな。

・・・壊れるから。




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:13:55.57 ID:onJ7tt+i0

あああ・・・

もう、自分でも分からない。

私は、何を考えているんだ?
私の今の表情は、どんなだ?

状況的には
このロリコンが私と付き合ってるのに
浮気してたっぽいじゃないか。

そんな状況、悔しすぎるだろう!!!

別にこの男とはもう、関係ない!

関係ないんだ!!!




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:15:57.60 ID:onJ7tt+i0

左肩にかけてたバッグで
私は自分の顔を隠して

走り始めた。

もう、その場にいたくなかったから。

だって、ほら。

その場に私の関係者はいないじゃないか。

いても時間の無駄だ。

効率的じゃない。




66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:17:02.80 ID:onJ7tt+i0

喫茶店のドアを開けて
外へ駆け出すときに

誰かが誰かを殴る音がした。

あの、小気味のいい音は

しぃが誰かをぶっている音かも。


あ・・・そうだ。

しぃがいたな・・・


それでも、私の足は止まらなかった。





71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:18:53.25 ID:onJ7tt+i0

大学まで走りぬけ
一番手前の棟に入り、

屋上まで駆け上がる。

屋上へのドアの鍵が開いていることを確認すると

私は屋上へと走りこんだ。

屋上に誰もいないことを確認すると
隅に行って座り込み

ただぼーっと屋上から下を眺め始めた。


なんなんだろう。

バーカ。



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:20:42.82 ID:onJ7tt+i0


頭の中をひたすら
馬鹿という言葉が占領する。

本当に、今の自分の頭がよく分からない。

どうしたというんだろう、
自分は。


そんな無駄な時間を過ごしていると、
誰かが屋上に入ってきた。




しぃか





86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:26:17.93 ID:onJ7tt+i0


(*゚−゚) クーちゃん・・・

川 ゚ -゚) ・・・

(*゚ー゚) 今日は、帰ろっか

川 ゚ -゚) ・・・

(*゚ー゚) ギコに、車借りてくる。
     送るから、一階まで降りてきて?

川 ゚ -゚) ・・・



こくり。




92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:28:13.53 ID:onJ7tt+i0


私は、今の自分に自信がなかった。

声を出したら、
さっきみたいに情けない声になるかもしれないし。

だから、ジェスチャーのみで済ませることにする。

しぃは私の頭をぽんぽんっと、軽く叩くと
走って屋上から出て行った。

私もゆっくりと一階へと降りて、
外へと向かう。


・・・しかし、

帰りの車の中で、誤解は解かないとな。

勘違いされてたら、嫌だ。




94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:29:53.54 ID:onJ7tt+i0

しぃがおっかな吃驚、車を運転してきた。

ニューマーチ。

ギコには似合わないが、
しぃには似合うな・・・


しぃが私の近くに車を止めてくれた。

すぐに、車に乗り込む。





98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:32:57.18 ID:onJ7tt+i0

川 ゚ -゚) ・・・

(*゚ー゚) ・・・

・・・

誤解を解くはずだったのに
私は車の中でも黙りんこだった。

しぃが左手で、私の右手を握ってきた。

鬱陶し・・・くもないか。

ただ、黙って私はしぃと手を握っていた。

そのまま、10分もすると
私の部屋へとついた。




99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:35:28.91 ID:onJ7tt+i0

(*゚ー゚) ・・・一人で大丈夫?

川 ゚ -゚) ・・・


相変わらず、声を出すことに自信が戻ってこない。

私はとりあえず、うなずいた。

しぃは「そっか」と呟いて
車内で私を抱きしめてきた。

やっぱり、鬱陶し・・・くも・・・ないかもしれない。

しぃは私の背中をぽんぽん叩くと
私を解放した。




104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:39:25.39 ID:onJ7tt+i0

(*゚ー゚) また、明日ね

川 ゚ -゚) ・・・


こくり、とまた頷いた。

しぃの車から降りる。


そして私は、とぼとぼと自分の部屋の玄関へと向かった。




112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:42:46.83 ID:onJ7tt+i0

・・・

ピンポーン

インターホンを鳴らす。

部屋の中から、とてててっと軽い音がした。

ツンが走ってきてるんだろう。

続いて、がちゃりと
鍵の開く音がした。


私は、部屋の扉を開く。



ツンが、嬉しそうな顔で出迎えてくれた。

でも、その顔がすぐ不審そうなものになる。




113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:44:48.25 ID:onJ7tt+i0



ξ゚听)ξ ・・・どーしたの? くーねぇ

川 ゚ -゚) ・・・

ξ゚−゚)ξ どーしたの?

川 ゚ -゚) ・・・




118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:48:00.21 ID:onJ7tt+i0

私はツンを抱きしめ、
何故か泣き始めてしまった。

抱きしめてると、相手の顔ってかえって見えないだろう?
近すぎて。

だから、泣き顔が見られないように
ツンをさらに強く抱きしめる。

ツンも戸惑いながらも、
私を抱きしめ返してくれた。

可愛い、可愛いツン。

何で私は泣いているんだろう。

教えておくれ。



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:50:28.31 ID:onJ7tt+i0

しばらくそうしていたら、
涙もひいた。

私はツンを解放して立ち上がると、
ツンに話しかけた。





130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:52:26.18 ID:onJ7tt+i0

川 ゚ -゚) ツンは、私が育てるからな

ξ゚听)ξ え・・・

川 ゚ -゚) 絶対に、何があっても

ξ*゚ー゚)ξ ・・・うん





134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:55:21.20 ID:onJ7tt+i0

そう。

私が、育てる。

あのロリコン野郎にはもう、
ここに居場所はない。

あいつがだらしなく、ここに置いている荷物も
纏めといてやろう。

二度とこないように。


そんな事を考えていたら
ツンがいった。
嬉しそうに、言った。




139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:57:51.52 ID:onJ7tt+i0


ξ*゚听)ξ じゃあ、クーねぇじゃなくて

川 ゚ -゚) ん・・・?



ξ*゚ー゚)ξ ・・・かーちゃんって、呼んでいい?



川 ゚ -゚) ・・・





141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 21:59:11.67 ID:onJ7tt+i0

とーちゃん・・・
かーちゃん・・・か

ツンは私に、親としての私を望んでいたのか。
姉じゃなくて。

ブーンにだけじゃなく。
私にもか。


でも、それじゃますます


矛盾が生じるよ






152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:04:36.25 ID:onJ7tt+i0



ξ゚听)ξ ・・・だめ?

川 ゚ -゚) いや、おkだ・・・

ξ*゚ー゚)ξ ・・・かーちゃん♪





158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:09:18.07 ID:onJ7tt+i0

ツンが私の手に纏わりついてきた。

そんなツンの頭を撫でてやる。

ツンは満足そうだ。

・・・

ブーンのこと、言えないじゃないか

なんて言えばいいんだ。





161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:12:40.01 ID:onJ7tt+i0

ξ*゚听)ξ ねえ、かーちゃん

川 ゚ -゚) ん・・・?

ξ゚听)ξ 今日、何かあったの?

川 ゚ -゚) ・・・なんも、ない

ξ゚〜゚)ξ ・・・

川 ゚ -゚) ・・・

ξ゚听)ξ ほんと?

川 ゚ -゚) ああ・・・




165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:14:56.05 ID:onJ7tt+i0

何もなかった訳がないと
ツンは分かっているだろう。

でも・・・

いい子だ。

納得して

深く追求しないでくれた。


・・・他の話がいいな

今はもう、この話はいいや。




168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:17:02.24 ID:onJ7tt+i0

川 ゚ -゚) ・・・算数のおべんきょうは、終わったか?

ξ;゚听)ξ うっ・・・

川 ゚ -゚) まだか・・・

ξ;゚〜゚)ξ 半分くらい・・・終わった

川 ゚ -゚) そうか・・・

ξ゚听)ξ うん・・・

川 ゚ -゚) 分からない所、あるか?

ξ゚听)ξ ・・・そんなに、ないんだけど

川 ゚ -゚) ふむ

ξ;゚〜゚)ξ 一問とくのに、時間がかかるよ・・・



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:18:57.32 ID:onJ7tt+i0

川 ゚ -゚) ・・・まあ、仕方がないよ。
     結構、慣れってのも大事だからな。

ξ゚听)ξ ・・・うん。あ、でも、一個どうしても、わかんないとこがあるの

川 ゚ -゚) そっか・・・どこだ?

ξ゚听)ξ えーっと・・・





174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:21:44.96 ID:onJ7tt+i0


ツンはダイニングへと移動し
机の上の算数の本を広げる。



その横に、見知らぬノートのようなものが。

可愛らしい、ピンクに花柄の。

なんだろう

私はそのノートに手を伸ばし、
広げて見ようとした。





176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:24:02.89 ID:onJ7tt+i0


ξ;゚听)ξ あっ!!!

川 ゚ -゚) えっ・・・





178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:24:19.81 ID:onJ7tt+i0

ツンは慌てて、私の手からノートを引っ手繰る。

凄い早さだ。

よっぽど見られたくないのか・・・


それにしても、ちょっと拒絶されたみたいでショックだ。





180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:27:11.52 ID:onJ7tt+i0


ξ;゚〜゚)ξ ・・・ごめん

川 ゚ -゚) ・・・日記かなんかか?

ξ;゚−゚)ξ うん・・・

川 ゚ -゚) そうか・・・悪かったな

ξ;゚〜゚)ξ んーん・・・




181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:28:36.71 ID:onJ7tt+i0

・・・

私はツンに算数を教え、
家事を終えると

あとはずーっと
布団の中で過ごした。

ツンもお昼寝したかったみたいで
一緒にくっついてお昼寝した。

ふふふ。

可愛いな。

しかし、これじゃあ

ツンが私に甘えているのか

あるいは私がツンに甘えているのか

わからないな・・・



186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:31:52.86 ID:onJ7tt+i0


ずーっと、布団の中でうとうとしていた。

外で、サイレンが鳴っている。

17:00が過ぎたらしい。

ちょっと、昼ねし過ぎたな。

ご飯の用意をしなければ。

3人分・・・

じゃない、二人分を。




191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:34:26.09 ID:onJ7tt+i0


包丁を持って
トマトをスライスしはじめたとき。

電話が鳴った。

ツンが出てくれる。

誰からだろうな。

しぃが、気遣ってくれたか・・・

そう考えてたら、
ツンの声が響いた。

「かーちゃん、とーちゃんから! 代わってって!!!」


・・・

きたか・・・




192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 22:34:56.80 ID:onJ7tt+i0




 ( ゚д゚ ) 出番ないまま終了・・・
       話が長くなりすぎだ・・・






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