ξ゚听)ξ とーちゃん! とーちゃん! (^ω^; ) なようですお 第6と1/2話
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:22:31.34 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) 第6と1/2話でーす
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:23:45.70 ID:0DDF3u780
-
( ^ω^) あ、起きてたのかお。いってくるお
川 ゚ -゚) ・・・うむ
いつも、
私よりかなり早く起きて
会社に向かうブーン。
あまり仕事が出来そうな男ではない。
実際、安月給をいつも嘆いている、
情けない男だ。
まあ、人には出来る事と、出来ない事がある。
仕方の無いことなのか・・・
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:26:08.84 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) ほれ
( ^ω^) ・・・お?
私は間抜け面したブーンに、あるものを渡した。
甲斐性の無いお前には、お似合いの物だ。
・・・ブーンは私が折角、丁寧に包んでやった布を剥がし、
中の物を見て固まった。
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:27:56.86 ID:0DDF3u780
-
( ^ω^) おべんとう・・・かお
川 ゚ -゚) うむ
( ^ω^) ・・・ブーンに、かお???
川 ゚ -゚) 他に、誰がいる
変なことを聞く奴だ。
全く、効率的ではない。
仕事でも、こんな調子なんだろう。
やれやれ
- 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:30:05.00 ID:0DDF3u780
-
( *^ω^) ぶ、ブーンに、作ってくれたのかお!?
川 ゚ -゚) ああ。お前の安月給じゃ、コンビニ弁当ではきつかろう?
( ;^ω^) ・・・まあ・・・
川 ゚ -゚) しめて、300円だ
( ;^ω^) あ、お金はとるんだおね
川 ゚ -゚) あたりまえだ。私は、お前と違ってしっかり者なんでな
( ;^ω^) ・・・自分で言うかお?
川 ゚ -゚) 事実だから、しかたがない
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:32:32.47 ID:0DDF3u780
-
ブーンは、ちょっと複雑な顔をしている。
何だ、失礼な奴だな。
良心的な値段だろうが。
私の弁当に、300円は高いって言うのか。
- 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:35:31.75 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) ・・・いらないなら、置いていけ。私が食べる
Σ( ;^ω^) あ、いや! そういう訳ではないお!
川 ゚ -゚) ・・・じゃあ、大人しく喜んでおけよ。ふん
( ;^ω^) ありがとうだお・・・クーさん
川 ゚ -゚) ふん
- 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:37:03.69 ID:0DDF3u780
-
お弁当と、ビジネス鞄を両手に
ブーンは慌しく玄関へと向かった。
私は少し、気分が害されたので
そっぽを向いて寝室へと向かおうとした。
でも
玄関から出て行く寸前、ブーンが振り返った。
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:38:39.47 ID:0DDF3u780
-
( ^ω^) クーさん!
川 ゚ -゚) ・・・何だ
( *^ω^) お弁当、ありがとうだおっ!!! 楽しみだお!
川*゚ -゚) ・・・ふん
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:40:26.51 ID:0DDF3u780
-
言いたい事はそれだけだったのか
ブーンは元気よく玄関から出て行った。
ブーンが勢い良く扉を閉めたせいで
大きな、大きな音がなった。
全く、やかましいことだ。
気分がよくない。。。
- 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:41:51.73 ID:0DDF3u780
-
ξ><)ξ うー・・・
川 ゚ -゚) あっ、ツン
- 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:42:37.64 ID:0DDF3u780
-
なんて事だ。
あいつ、折角寝ていたツンまで起こしていった。
眠そうなツンが目を擦りながら、
パジャマのズボンの裾を引きずりながら
寝室からやって来た。
ブーン。
しょうがない奴だ、ほんとに
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:44:51.69 ID:0DDF3u780
-
ξう听)ξ とーちゃん、もういった?
川 ゚ -゚) ああ。あの甲斐性なしなら、もう行ったぞ
ξ゚听)ξ うー。今日こそ、朝の行ってらっしゃい、言おうと思ったのに。。。
川 ゚ -゚) いい、いい。あんなしょうもない奴、放っておけばいい
ξ゚−゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) ・・・ん? どーした、ツン?
ξ゚听)ξ クーねぇ?
川 ゚ -゚) ?
ξ゚听)ξ 何か、いい事あった?
川 ゚听) え?
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:47:00.33 ID:0DDF3u780
-
ξ゚听)ξ なんか、クーねえ、嬉しそう
川 ゚ -゚) ・・・別に、何もない
ξ゚听)ξ えー。ツンには分かるもん。嬉しそうー
川 ゚ -゚) ないない
ξ゚听)ξ ・・・わかるのに
川;゚ -゚) ・・・
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:50:03.66 ID:0DDF3u780
-
・・・?
私が、嬉しそう?
何か、嬉しい事あったっけ?
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:53:51.63 ID:0DDF3u780
-
ξ゚听)ξ おなかすいたー
川 ゚ -゚) ちょっと待ってろ。朝御飯作る
ξ゚听)ξ よーぐる、食べたい
川 ゚ -゚) よーぐる?
ξ゚听)ξ よーぐると
川 ゚ -゚) うむ。リンゴの切れ身でもいれるか
ξ*゚ー゚)ξ わーい。ゴージャスだw
川 ゚ -゚) ツンは、お着替えでもしてきなさい
ξ゚听)ξ はーい
- 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:55:57.60 ID:0DDF3u780
-
・・・
ツンの食事の用意。
自分の外出の支度。
洗濯・軽いお掃除。
夕飯の下準備。
全てを手際よくこなしてると、
ツンがもどってきた。
可愛らしい、ピンク色のワンピースを着てきた。
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:57:33.98 ID:0DDF3u780
-
ξ゚听)ξ 今日も、大学でおべんきょ?
川 ゚ -゚) そうだ
ξ゚听)ξ そっかあ
川 ゚ -゚) ツン、いい子でお留守番していてくれよ
ξ゚听)ξ はーい
川 ゚ -゚) 2時くらいには帰れると思う。お昼は、冷蔵庫の中のハンバーグだ
ξ*゚ー゚)ξ ・・・じゅる
川 ゚ -゚) ・・・そーだ。これで、勉強でもしてなさい
ξ゚听)ξ えー・・・算数の本?
川 ゚ -゚) ツンは、学校行ってないんだから
- 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 20:59:56.25 ID:0DDF3u780
-
ξ゚听)ξ ・・・むー
川 ゚ -゚) ツンは将来的に何になりたいか、まだ分からないと思うが
ξ゚听)ξ ・・・うん
川 ゚ -゚) もし、決まった時に後悔しないよう、今から色々やった方がいいぞ
ξ゚〜゚)ξ でも・・・さんすう、嫌い
川 ゚ -゚) ・・・数字を弄れるようになるのは、必ず役にたつ。
理論的に考えれるようになるからな
ξ゚〜゚)ξ ・・・
川 ゚ -゚) ・・・ツンの将来のことを、思ってなんだぞ?
- 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:02:24.19 ID:0DDF3u780
-
ξ゚听)ξ ・・・ツンの事を、心配してくれてるの?
川 ゚ -゚) ・・・そーだ。君が、大好きだからな
ξ*゚听)ξ ・・・
ξ*゚ー゚)ξ えへへ、頑張ろうっと
川 ゚ー゚) ・・・よしよし、偉いぞ
ξ*゚ー゚)ξ ・・・えへへ
- 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:04:40.28 ID:0DDF3u780
-
算数の参考書を大事そうに抱えたツンを見て、
私は思わず微笑んでしまった。
ツンはいい子だな。
もし将来、自分がお腹を痛めて生む子供が出来るなら・・・
是非、こんな子がいいものだ。
いや・・・
ツン、この子が・・・
いいな。
- 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:05:57.82 ID:0DDF3u780
-
私は一人、大学へと向かった。
退屈な講義をひたすら聴き続ける。
大学の教授というのは意外に話し下手が多いな。
今の講義のおっさんは、特にひどい。
声に全く抑揚がないし、
要領を得ない。
ホワイトボードの字まで汚い。
ねむくなる・・・
今日はそれに、
いつもより、1時間も早く起きたもんな・・・
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:08:24.52 ID:0DDF3u780
-
「あれ、クーちゃんが眠そうなんて、めずらし」
・・・隣の奴が、小声で話しかけてきた。
なんだ、うるさいなあ・・・しぃ
(*゚ー゚) なにかあったの?
川 ゚ -゚) む・・・別に
(*゚ー゚) ・・・ふーん
川 ゚ -゚) ・・・
(*゚ー゚) ねー、サボろうよ。このオッサン、飽きた。
どっかいこ?
川 ゚ -゚) ・・・そうだな
(*゚ー゚) あ、本当に珍しい。いつもは真面目なクーちゃんなのに
川 ゚ -゚) ・・・今日の話、前にもいってたしな
- 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:09:37.51 ID:0DDF3u780
-
(*゚听) え、本当?
川 ゚ -゚) うむ。とうとう、ボケ始めたのかもしれん・・・
(*゚ー゚) うーん。かわいそうにw
川 ゚ -゚) で、・・・学食にでもいくのか?
(*゚ー゚) 近くに、綺麗な喫茶店がオープンしたんだよ。そこいこ?
川 ゚ -゚) ・・・ふむ。魅力的な提案だ
(*^ー゚) じゃ、それで♪ ごー!
- 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:11:21.19 ID:0DDF3u780
-
こっそりと、二人で抜け出す。
サボりなんて、滅多にしないから新鮮だ。
しぃは鼻歌を歌いながら、
ご機嫌な様子。
よっぽど、オッサンの退屈な話から抜け出せて気分がいいようだ。
まあ、今日は私も同じ気分だが・・・
- 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:13:00.09 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) へー
川 ゚ -゚) ん・・・?
喫茶店へと向かう途中。
何故かやたら、しぃが私の顔を覗いてくる。
一体、なんだ?
ちょっと、うっとうしい。
- 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:15:25.02 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) なんか、いい事あった?
川 ゚ -゚) ?
(*゚ー゚) 今日、ちょっと機嫌いいじゃん
川 ゚ -゚) ・・・別に、普通だ
(*゚ー゚) そーお?
- 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:19:44.47 ID:0DDF3u780
-
・・・またこの掛け合いか。
なんだか、意味深に笑うしぃ。
こいつは普段は子供っぽいが、
たまにやけに大人びた感覚を持ってるところがある。
何か、感ずかれそうで嫌だ・・・
ん?
いや・・・別に、何もないか・・・
- 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:24:03.01 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) クーちゃん、今日やけに眠そうだし・・・
川 ゚ -゚) ・・・
(*゚ー゚) もしや・・・
川 ゚ -゚) ? なんだ?
(*゚ー゚) 彼氏できた?
川 ゚听) ・・・はあ?
- 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:26:11.23 ID:0DDF3u780
-
何を馬鹿な。
彼氏なんぞ、今まで一度も出来た事ない。
特に、欲しくもないね。
- 86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:26:32.77 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) 眠そうだし、少し機嫌がいいし
川 ゚ -゚) ・・・
・・・何を言い出すんだ。
この女は・・・
- 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:30:36.08 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) ・・・しちゃった?
川 ゚ -゚) ・・・
ばきっ
私は無言でしぃを殴った。
おお
面白い格好でくるくる回って、倒れた。
また、やってやろう
- 94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:32:30.05 ID:0DDF3u780
-
(*><) なにするのっ! お母さんにも殴られた事ないのに!
川 ゚ -゚) それを言うなら親父だろう
(*゚听) 酷い!
川 ゚ -゚) しぃが馬鹿なことを言うからだ
(*゚ー゚) ふーんだ。核心つかれたからって
川 ゚ -゚) 別に核心なんぞつかれていない
(*゚听) じゃ、何で眠そうなのさー。
テレビ殆ど見ないくせに、それ相応の理由がないと納得できないじゃんね?
川 ゚ -゚) 別にしぃに納得してもらう必要はないな
(*゚听) ぶー。酷いよー。しくしく
川 ゚ -゚) 泣くな、鬱陶しい
- 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:36:16.73 ID:0DDF3u780
-
(*゚听) 糞ー。教えてくれなきゃ、キャンパス中に言いふらしてやるもんね!
川;゚ -゚) なに?
(*゚ー゚) こー見えても、私は友達多いんだから! あっという間に広まるよーw
川 ゚ -゚) ・・・私は、しぃと違って目立たないから、話題性には乏しいと思うぞ?
よって、広まるとは思えない
(*゚ー゚) ・・・ふうん? そう思ってるんだ?
川;゚ -゚) ・・・な、なんだよ
(*゚ー゚) 二つ、クーちゃんは勘違いしている
川 ゚ -゚) ・・・なんだよ
- 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:39:01.25 ID:0DDF3u780
-
(*゚听) 一つ! 君は、意外と目立つ!
川 ゚ -゚) ・・・服装も、化粧も、行動も地味じゃないか?
(*゚听) 服装も化粧も地味だけど、外見は十分めだってる!
行動も、一般的な女子の範疇に含まれない事がおおい!
川 ゚ -゚) ・・・む、むう
(*゚听) そして、もう一つ!
川 ゚ -゚) ・・・
(*゚ー゚) 君は、私の話術を舐めているw
川 ゚ -゚) ・・・
(*゚听) ・・・さあ、言いふらされたくなければ、いってちょうだい!
- 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:41:03.40 ID:0DDF3u780
-
・・・なんて、訳の分からない。
でも、無視できない脅迫をするんだ・・・こいつは・・・
・・・
まあ、言ってもいいか
別に、大したことじゃないし
- 100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:43:06.65 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) ふん。大したことは、本当にないんだ
(*゚听) じゃあ、何で眠そうなの?
川 ゚ -゚) ・・・おとーさんに、お弁当を作っただけだよ。朝、早く起きてな
(*゚听) へ・・・?
あー
しぃが、馬鹿っぽい顔をしてるな。
うん
- 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:46:33.02 ID:0DDF3u780
-
(*゚听) ・・・クーちゃんって
川 ゚ -゚) なんだ?
(*゚听) かわいいね・・・
川 ゚听) はあ?
(*゚听) ・・・あれ? でも、クーちゃん、一人暮らしでしょ?
それに、家族のこと言うの、初めてじゃんね・・・?
川 ゚ -゚) ・・・
(*゚听) まさか!
パパかあああああああああっ!!!!!!!!!!!!
ぱきゃっ ずんだらがっしゃああん
・・・しぃは、壁にめり込んだ。
- 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:48:53.62 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) ・・・最近、一緒に住みだしただけだ
(メ><) ・・・そ、そうですか
川 ゚ -゚) 全く。馬鹿な事を言う奴だ
(メ゚听) ・・・馬鹿で、わるうございました
川 ゚ -゚) うむ
(メ゚听) 酷いなあ
川 ゚ -゚) ほら、馬鹿なこといってないで
その新しく出来た喫茶店とやら、どこだよ
(*゚ー゚) ああー。それなら、こっち!
- 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:49:58.23 ID:0DDF3u780
-
しぃは、お茶するのが凄く好き。
よく、喫茶店をチェックしている。
今度の喫茶店は、ハーブティーが凄く充実しているとやらで
ついでに、シフォンケーキも絶品との噂を聞いてきていた。
しぃはそのことに対する期待と妄想を垂れ流しながら
二人で喫茶店に入った。
- 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:51:40.21 ID:0DDF3u780
-
「・・・そうですかお」
「うん〜! そうなんだよ〜」
・・・店内に入った瞬間
のんびりとした、男と女の声が私の耳に聞こえてきた。
ふむ。
こんな話し方の二人は、さぞや穏やかな性格で
喧嘩とかも全然しないんだろうな。
幸せそうな、カップルの会話っぽい。
- 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:53:32.11 ID:0DDF3u780
-
・・・
しぃと共に、店員の指示に従って
二人がけのテーブルに座ろうとする。
・・・
でも、さっきの声
引っかかるな。
あの、馬鹿みたいに穏やかそうな声。
私が少々きつい事を言ってしまっても
受け流してくれそうなあの声は・・・
川 ゚ -゚) ・・・ブーン?
(*゚ー゚) え?
- 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:55:12.35 ID:0DDF3u780
-
私は店内すべてを見渡す。
席についてる客を確認し
見つけてしまった。
のんびりと話している、
ブーンと知らない誰かさんを
- 118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:55:48.89 ID:0DDF3u780
-
(*゚ー゚) 第6と1/2話、おわりですよー
今日は、ちょっとだけおまけ
前回、でてたお題の話です
- 123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:57:29.43 ID:0DDF3u780
-
お題「中出し義母レイプ」
- 126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:58:29.68 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) くっくっく
ξ゚听)ξ どーしたの、くーねぇ
( ^ω^) ?
川 ゚ -゚) ブーン、こっちこっち
( ^ω^) ・・・なんだお?
クーさんが、珍しくちょっと嬉しげに
ブーンに右手で手招きしてきた。
クーさんは、左手を後に回し
何かを隠し持っている。
なんだろ・・・?
ブーンは不審がりながらも
クーさんの方へ。
- 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 21:59:15.74 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚)つ□ ・・・
無言で、左手を前に。
茶色い袋に入った何か
丁度、CDくらいの大きさ・・・?
ブーンの全身に暗い衝撃が走りましたお
もしや・・・
- 133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:00:26.03 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) さあ、これは何でしょう?
( ;^ω^) え・・・ええとお・・・
おととい、ドクオからまわってきたもの
見当たらないとは思ってたお
でも、まさか・・・
クーさんの部屋に置いていたとは・・・
川 ゚ -゚) いやいや、まさかこんな物を置いてるとは
( ;^ω^) ・・・
ξ゚听)ξ ???
- 135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:01:28.99 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) この・・・
( ;^ω^) ・・・
川 ゚ー゚) ド変態が
・・・ぐう
川 ゚ー゚) ほら、何か言ってみろよ。ん?
( ;^ω^) ・・・
くそ・・・
なんでこんなに嬉しそうなんだお・・・
- 138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:02:23.19 ID:0DDF3u780
-
ξ゚听)ξ いったい、どーしたの?くーねぇ
川 ゚ -゚) ふっ。ブーンは、お母さん大好きなのさ
ξ゚听)ξ ・・・? いいことじゃない?
川 ゚ -゚) いいかい? ツン。好きって色々あるんだ
ξ゚听)ξ ・・・?
川 ゚ -゚) まあ、ツンも大人になればわかるよ
ξ゚听)ξ うー・・・?
川 ゚ -゚) 今は、わからないほうが
ξ*゚听)ξ あっ、わかった!
川 ゚ -゚) え?
ξ*゚听)ξ とーちゃん、くーねぇが好きって事!?
- 139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:02:56.39 ID:0DDF3u780
-
( ^ω^) ・・・
川 ゚ -゚) ・・・は?
ξ゚听)ξ ・・・あれ? ちがう?
川 ゚ -゚) ・・・うん
( ^ω^) ・・・
んー・・・
ここは否定する所?
今の流れでの答えなら、ノーなのは確かだけど
クーさんが、ブーンの方を見る。
少しクーさんの感情を読むことに慣れてきたはずなのに、
今は瞳の奥に何を宿しているかはわからない・・・
- 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:03:25.13 ID:0DDF3u780
-
ブーンは何も言えず、
クーさんは無言でブーンを見ている。
こんな二人を、ツンちゃんはちょっと期待したように交互に見つめている。
しばらくすると
長かったような、短かったような沈黙を、
クーさんが破った。
やれやれ・・・といった表情で。
川 ゚ -゚) ・・・そもそも、私は母ではないからな
ξ゚听)ξ ・・・そっか。そうだよね
( ^ω^) ・・・
- 141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:04:14.69 ID:0DDF3u780
-
こほん、と咳払いをし
何事も無かったようにクーさんはブーンに言ってきた。
川 ゚ -゚) まあ、ブーン。あれだ。私は安心したぞ
( ^ω^) お?
川 ゚ -゚) 実は私は、お前がペドフィリアの可能性もあると疑っていたんだ
( ;^ω^) ちょw 待てい
ξ゚听)ξ ・・・ぺど・・・なに?
川 ゚ -゚) ペドフィリア。成人による幼児・小児を対象とした性愛・性的嗜好のことだ。
例えば、ブーンみたいのがツンみたいな小さな可愛い女の子を・・・
ξ;゚听)ξ えっ
( ;^ω^) こら、ツンに変なことを教え込むなお!!!
川 ゚ -゚) 自己の危機管理のためには知っておいてもいい知識だろう。
( ;^ω^) だとしても、その例は止めるお!!!111!!
- 143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/08(土) 22:06:07.35 ID:0DDF3u780
-
川 ゚ -゚) ・・・かわいい女の子には、何故かキモオタのおっさんっぽいのが合う気がする
( ;^ω^) おい、こら。お前は本当に何を言っているんだお
ξ;゚听)ξ ???
川 ゚ -゚) 絵的な話だ
( ;^ω^) だああああーーー
川 ゚ -゚) ま、違うことが証明されたんだから、良かったじゃないか
( ;^ω^) もー、ツンの前で下ネタは禁止だお!!!
川 ゚ -゚) ・・・二人だといいのか? イヤらしい奴め
( ;^ω^) ・・・なんか、苛められてばかりだお
ξ゚听)ξ 何か、良くわかんなかったけど。とーちゃん、よしよし
川 ゚ -゚) ま、今後はもっと見つからないようにするんだな。
( ;^ω^) ・・・あい
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