ξ゚听)ξ とーちゃん! とーちゃん! (^ω^; ) なようですお 第5話

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:10:08.88 ID:vSugVCsCP




(* ゚∀゚)o彡 第五話だ! おっぱい!






6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:10:45.10 ID:vSugVCsCP


(  ^ω^) ・・・


微妙に、寝れません。

ツンちゃんとクーさんの二人と

一緒の部屋で寝ることになったブーンですが。

寝れませんお・・・


なんたって、若いおにゃのこと同じ部屋で夜を過ごしてるんだお?


さっき、あんな事いったけど・・・


寝れませんお!!!




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:13:03.05 ID:vSugVCsCP

( ;^ω^) ・・・


静かに立ち上がって、
寝室から出ましたお。

電子ピアノのある洋室を通り過ぎ、
ダイニングルームへと移動する。

クーさんのアパートは2DK。
大学生にしてはリッチだおね・・・

冷蔵庫からルイボスティーを出してコップに注ぎ、
ダイニングの真ん中にあるテーブルにおく。

そして、適当に置いてあった雑誌を見つけ、
パラパラとめくって見てましたお。


・・・すると、しばらくして。





13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:18:52.13 ID:vSugVCsCP


「ん・・・」

お・・・?

寝室から
誰かの寝言が聞こえましたお。

声からすると、ツンちゃんかな?


「とーちゃん・・・」


やっぱり、ツンちゃんだお。






16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:21:41.39 ID:vSugVCsCP



「・・・ごめんなさい」





( ;^ω^) ・・・お?

ツンちゃん、寝言で謝ってるお。

どんな夢みてるのかな?






18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:23:31.17 ID:vSugVCsCP




想像しても分からなかったので、
また雑誌に目を戻そうとした時。

また、聞こえましたお。



「ごめんなさい、とーちゃん・・・」







20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:26:23.09 ID:vSugVCsCP

(  ^ω^) ・・・


何を謝ってるんだお・・・


出来るだけ音をたてないように、
寝室にブーンは戻ったお。

ひょっとして、ブーンが寝れない事に気がついて
謝ってくれてるのかお?

気にすることでわ、ないのに。



ドアを開けようとするブーン。




・・・次の瞬間、手が止まりましたお。




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:29:43.15 ID:vSugVCsCP





「ごめんなさい、とーちゃん。ごめんなさい、かーちゃん。
 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」







23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:30:36.92 ID:vSugVCsCP


( ;^ω^) ・・・つんちゃん?

「しぃー・・・」

誰かが、喋るのを遮る。

心配そうな、クーさんの声だお。


川 ゚ -゚) ・・・

無言でクーさんはツンちゃんの頭を撫でている。

ツンちゃんは寝ているのに、
小さな声で謝り続けて、
泣き続けている。

ブーンは吃驚してしまって、何も出来ない。

ただ、見てるだけ。




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:33:51.69 ID:vSugVCsCP

・・・そのまま10分もすると、ツンちゃんも落ち着いてきたお。

クーさんは最後の仕上げとでも言うように、
ひときわ愛しげにツンちゃんの頭を撫でると
布団を整え、扉の所に立っていたブーンの所にやってきた。

( ;^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・

クーさんは、無言でブーンの・・・いや、ブーンの後ろの方を指差す。

部屋を出ようということか。

きっと、何か知ってる事を教えてくれるんだろう。

ブーンとクーさんは、二人でダイニングへと向かった。



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:37:07.17 ID:vSugVCsCP

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) 良くある事だ。

( ;^ω^) お?

川 ゚ -゚) ツンちゃんは悪い夢に悩まされている

( ;^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) どうやら、両親に謝り続ける夢のようだ

( ;^ω^) ・・・本当の、両親に?

川 ゚ -゚) だろうな



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:40:25.83 ID:vSugVCsCP

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) 両親に謝り続ける夢を見るなんて、異常だ。
     ・・・どうしたんだろう

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) もしかして・・・虐待を受けてたんじゃないか?

( ;^ω^) ・・・それらしい、傷跡が?

川 ゚ -゚) いや、気がつかなかった

( ;^ω^) ・・・うーん

川 ゚ -゚) ・・・ブーン

(  ^ω^) お?

川 ゚ -゚) 体に跡を残さない虐待なんて、幾らでもある。

(  ^ω^) ・・・



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:48:12.88 ID:vSugVCsCP

川 ゚ -゚) ・・・あのな


(  ^ω^) お?

川 ゚ -゚) 私がずっと、ツンちゃんを家において置く理由、わかるか?

(  ^ω^) ・・・それは、ツンちゃんが好きだから?

川 ゚ -゚) もちろん、それもある

(  ^ω^) も?

川 ゚ -゚) だが、幾ら好きでも、家出少女をずっと匿う趣味は無いよ。
     それだけなら、ツンを家にはおいておかない。

(  ^ω^) ・・・どういうことだお。まさか





50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:53:33.60 ID:vSugVCsCP


川 ゚ -゚) そう。。。

     私がツンの両親を探さない理由は、
     両親の虐待を疑っているからなんだ


(  ^ω^) ・・・


川 ゚ -゚) あんな酷い状態になる事が、まともな筈がない・・・

(  ^ω^) ・・・本当に、そうなのかお?

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) もし、ツンちゃんが悪い事をしちゃってたとしたら?

川 ゚ -゚) ・・・ツンを疑うのか?

(  ^ω^) ツンちゃんが意図的にやるとは思わないけど、
       わざとでなく、やってしまって、それが未だ言えないでいるとか・・・

川 ゚ -゚) ・・・じゃあ、何でツンちゃんはお前に父親を求めている?

(  ^ω^) ・・・



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:55:53.05 ID:vSugVCsCP

川 ゚ -゚) そんなことで、本当の両親を否定しようとするか?

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) それに・・・

(  ^ω^) ?

川 ゚ -゚) 私には、わかる。
     謝ってる時のツンは、怯えている

( ;^ω^) ・・・それは、怒られるかもしれないからじゃ?

川 ゚ -゚) 違う。あの怯え方は、そうじゃない

( ;^ω^) ・・・なんでそう、はっきり

川 ゚ -゚) 私も、経験があるからだ




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:57:34.63 ID:vSugVCsCP

( ;^ω^) ・・・お?

川 ゚ -゚) ・・・

( ;^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・そして

( ;^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) 私も自分で両親が選べたら・・・って、考えていた事がある

( ;^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・ツンは



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 20:59:13.85 ID:vSugVCsCP

川 ゚ -゚) お前が父親がいいって、そう、言ってるんだ

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) お前も、ツンちゃんが好きだろ?

(  ^ω^) もちろんだお

川 ゚ -゚) じゃあ、父親に・・・

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) 父親になって守ってあげてくれよ。それは私では、駄目なんだ




64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:02:35.53 ID:vSugVCsCP


また、クーさんの初めての表情を見ましたお。

クーさんの、自信の無さそうな表情。

・・・馬鹿だおね。

そんな表情、しなくてもいいのに。





65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:04:40.43 ID:vSugVCsCP

(  ^ω^) ・・・前から、言ってるお

川 ゚ -゚) ・・・うん

(  ^ω^) ブーンは、とーちゃんだお

川 ゚ー゚) ・・・ああ、そうだったな

(  ^ω^) ・・・それから

川 ゚ -゚) ・・・うん?

(  ^ω^) ツンちゃんだけじゃないお

川 ゚听) ・・・え?

(  ^ω^) えーと・・・さっきも言ったけど

川 ゚ -゚) ・・・



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:07:04.80 ID:vSugVCsCP

(  ^ω^) ・・・クーさんもだから

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・

( ;^ω^) ・・・


クーさんは黙ったまま、
ブーンに背を向けたお。

いらん事をいったかなあ、
と後悔しはじめたとき。


クーさんは、ぼそっといった



「・・・変なの」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:08:52.63 ID:vSugVCsCP

( ;^ω^) ・・・あ

ああー・・・

やっぱ、馬鹿なこといったなあ。

クーさんが、そのまま寝室に歩いていく。

ブーンも、黙って寝室についていく。

クーさんは、ドアを開け、寝室に入る。

一歩だけ部屋に入ったところで、クーさんはブーンの方を振り向いた。





78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:11:45.88 ID:vSugVCsCP

・・・泣いてる?

意外な反応に、ブーンは戸惑う。

そんなブーンの様子を見て、
クーさんは僅かに微笑み


つづいて、小さく呟いた。







「何度もいうなよ・・・ありがとう」




81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:14:05.77 ID:vSugVCsCP

ばたんっ!

・・・がちゃり

なぜか、勢い良くドアは閉じられたお。

ブーンは閉じたドアを前に

どうすればいいかわからず


ただ、しばらく突っ立っていましたお。




84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:15:59.31 ID:vSugVCsCP

言って、良かったのかお?

照れ隠し?

わからんお・・・



どーでもいいけど、
鍵まで掛けられてしまったので。


ブーンは、どこで寝ればいいのやら・・・


はあ





87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/26(日) 21:17:44.59 ID:vSugVCsCP


( ゚∀゚)o彡 第5話、おわりおっぱい?
      出番、ないおっぱい







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