( ^ω^)ブーンたちはレイヴンなようです

1 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:15:12.33 ID:Xyd/9jiI0
代理

2 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:16:17.61 ID:aeHw+QZr0
>>1
Vipに立てるとはとんでもないヤツだ・・・やらないか?


3 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:18:01.84 ID:99NpbNdc0
お前もレイヴンならdatの海に沈む覚悟は出来ているな

4 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:19:04.85 ID:aeHw+QZr0
>>3
なんか凄いようで凄くないようなIDだな・・・

5 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:20:43.97 ID:z8MDhwJsO
総合でいただいたお題
ナインボール
krsw二丁拳銃
迫り来る兵器群
 
※AC4やってないんで「時代おかしくね?」「ネクストはどこ?」や、「重量過多じゃね?」といった疑問は持たないように。
実際の流れから分岐したある種のパラレルワールドと考えていただきたい。
途中、時間軸がメチャクチャになる事がありますが仕様です。

では始めます。

6 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:20:58.15 ID:H2/bGZDM0
ACktkr!
これは作者が現れるまで死守

7 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:21:24.08 ID:z8MDhwJsO
あ、その前に>>1乙です

8 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:22:36.32 ID:z8MDhwJsO
地上に人類自らの手で壊滅的な打撃を加え、破壊し尽くした大破壊。
それにより地下に住まう事を余儀なくされた人々の、地球から火星へ移住するテラフォーミング計画。
数世紀の時を経て、ようやく人が生活できるまでに回帰した地上への進出。
未知領域からの恐るべき攻撃と破壊と対抗。
そして謎の兵器群による破壊活動…。

それらの目まぐるしい歴史の影には常に争いがあった。
企業同士の利権争いやテロ集団との抗争。世界を管理する組織と新興勢力の激突。
地上には多くの血が流れ、その事実が消える事はない。争いなくして発展はあり得ないと人は言う。だが争いは人類を破滅に導く手段ではないのだろうか。
それでも人類は抗らい、闘争を繰り返した。終わりを知らぬ破壊と再生の果てに人は何を見るのか。
それらの戦いの中で比類なき力を持ち、あらゆる戦場で活躍する者たちがいる。
彼らは“アーマード・コア”通称ACと呼ばれる人型汎用戦闘兵器に乗り込み、企業や管理組織、またはテロ集団からの依頼を受けて幾多の戦場を駆る。
“レイヴン”
これが彼らの、何者にも縛られない傭兵たちの総称だった。依頼さえあればどんな汚い手段や市民の虐殺でさえも厭わない烏たち。彼らは、その性質から多くの人々からは忌み嫌われ、恐れられながら今日も戦場を舞う────

9 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:24:04.60 ID:z8MDhwJsO
『投下ポイントに到着。ここからは輸送機です。幸運を』
( ^ω^)「こちらブーンドライブ、待たせたお」
『こちらブラクラ。遅れてすまない』
 
輸送ヘリから二つの機影が落下する。
二機とも地上に衝突する前にブースターを吹かし、そのまま大破するという愚は犯さない。それでも小さくはない衝撃が襲うが、慣れたものだ。
着地と同時にピリピリと張り詰めた空気が肌を刺す。彼らは、世界の運命を左右する戦場へ赴こうとしているのだ。
 
事の発端は一年前に逆上る…。

10 名前:ACとかのアルファベットは全角の方がいいかな? :2007/02/07(水) 01:25:20.93 ID:z8MDhwJsO
('A`)「よぉ、お疲れ」
(;^ω^)「おっおっ…今日の依頼はちょっと危なかったお…。MTを20機以上相手にしたお…」
('A`)「でも相手はMTだけだろ。一度に襲ってきたのか? それともACでも出たか?」
 
MTとはマッスル・トレーサーの意であり、実用性に長けた作業機械である。
いつからか改良によって戦闘能力に特化したものも現れていた。それが更に進化し、コア・システムという原理に辿り着く。コアと呼ばれる、あらゆる場面に対応した部品の接続が可能な物が生み出された。
やがてその汎用性により兵器利用の道を歩んだ末、コアを中心に戦闘を目的として組み立てられた完全武装兵器がACなのである。
 
( ^ω^)「馬鹿言っちゃいけないお。一度な訳ないお。
それだったら僕はもう死んでるし、だいたいACと戦うなんてアリーナ以外じゃ考えられないお!」
(;'A`)「そ、そうか。そりゃ悪かった…」
('A`)「でも最近レイヴンが死にまくってるって話を聞いたからな。もしかすると企業側のACが出てるんじゃないかってよ」
( ^ω^)「今月だけで5人も死んだらしいお」

11 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:26:42.09 ID:z8MDhwJsO
('A`)「6人だ。昔だとこれくらい普通、いやもっと多かったらしいが、今じゃ異常な数字だな」
 
たった今帰還し、顔色の悪い男と話している青年の名は内藤ホライゾン。仲間からはブーンと呼ばれていた。そして労いの言葉をかけているのはドクオといい、つい最近アリーナのトップになった凄腕レイヴンだった。
企業からの依頼を仲介する組織、レイヴンズVIPは現在ある問題を抱えている。それはレイヴンの弱体化だった。
企業とはそれぞれが軍事力を有している組織であり、過去には大破壊により機能しなくなった国家に代わり明確な計画性を持って人類を地下へと導き、それによって力を蓄えた彼らは国家に代わる権力を持つ事になる。
国家に代わり人類を管理していた彼らは激しい抗争を繰り広げある時には合併して一つの管理組織となったりもした。
しかし時代の移り変わりと共にその管理組織は姿を消し、新たな企業が生まれた。そこでも彼らは互いを憎み合って争った。

12 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:28:58.13 ID:z8MDhwJsO
だが今ではレイヴンズVIPを介して条約が結ばれ、企業間の争いは少なくなっている。
軍事バランスは保たれ─尤も、各企業に所属するレイヴンによってそれぞれではあるが─秩序ある理想の社会まであと一歩と言えるだろう。多くの命を犠牲に、ようやく人類は此処まで辿り着けたのだ。
そのため資源などの利益はほぼ平等。開発技術による差はあったが目立って大きな力関係はなかった。
各企業もそれを良しとしている訳ではないが、互いに協力し合う事で利益が生まれる事もあるので表立って口を出す者はいない。
そうなってくると今まで企業の依頼を受けてきたレイヴンの出番は必然と少なくなる。
依頼といえば専ら開発の邪魔となる小規模の武装集団や不法占拠者の排除だ。これではレイヴンの腕も上がろうはずもない。
ブーンは現在アリーナランク17位であり、現在のレイヴンの中ではそれなりの実力者だ。しかしそのブーンでさえMT20機程度で危なくなる実力。レベルの低下は明らかだった。

13 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:29:21.75 ID:vMhbgIb9O
wktk

14 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:30:19.57 ID:kgN3oCBTO
これは・・・wktk

15 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:30:44.45 ID:H2/bGZDM0
これはさすがにwktk

16 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:31:49.24 ID:z8MDhwJsO
そして弱体化しているにも関わらず、簡単な依頼ばかりなので戦死するレイヴンは少ない。その為、レイヴンズVIPの抱えるレイヴンは飽和状態であった。
まともな実力を持つレイヴンと言えばトップランカーであるドクオやその下位近くにいる者、そして企業専属レイヴンだけという現状なのだ。
 
( ^ω^)「ところでドクオは何しにVIPに?」
('A`)「いや、ちょっと依頼…というか連絡があってな。幹部連中の会議に参加しろだと」
( ^ω^)「幹部の? 珍しい事もあるもんだお。どんな会議だお?」
 
ブーンは興味深々といった様子で聞き返す。そこに…
 
(,,゚Д゚)「通路の真ん中でだべってんじゃねーぞゴルァ!」
/ ,' 3「ホッホッホ…若いの、短気はイカンぞい」
(´・ω・`)「君はいつもカルシウム不足だね、ギコ」


17 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:31:49.85 ID:Xyd/9jiI0
改行しようぜ……
読む気が無くなる……

18 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:34:21.31 ID:z8MDhwJsO
('A`)「ギコと爺さん、それにショボンじゃねーか。もしかしてアンタらも呼ばれたのか?」
 
適当に挨拶を済ませるドクオの背に、何かが飛び付いた。首を締められる形だったが、その小柄な体では締め落とすには些か体重が足りない。しかしそれでも気管は圧迫されるので少し苦しい。
彼にいきなりこのような真似をする人物は一人しか心当たりがなかったので、誰かはすぐに分かった。
振り返りもせず面倒臭そうにドクオは言う。
 
('A`)「降りろヘリカル。毎度毎度首締めるのはやめてくれ…」
*(‘‘)*「久しぶりです! お兄ちゃんも呼ばれたですか?」
('A`)「お前も? てことは…」
 
ドクオはヘリカルをぶら下げたまま振り返る。そこには二つの人影があった。

19 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:35:25.07 ID:jAMOG5kX0
昨日からAC始めたから期待してみる

20 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:36:12.70 ID:z8MDhwJsO
川 ゚ -゚)「私たちもだ」

ξ゚听)ξ「そんな所に突っ立ってないでどきなさいよ!」
(*'∀`)「よ、よぉ…。お前らもか」
 
ドクオは後から現れた女性二人の内の一人を見ると、急にモジモジしだした。視線はストレートの長髪で無表情を崩さない女性、クーに向けられている。一方彼女といえば全くの無関心ではあるが。

しかしこの面々が一度に集まるとは誰が予想しただろう。彼ら─ブーンを除いて─はいずれもアリーナランク一桁の実力者なのだ。
 
ξ゚听)ξ「あらブーン。アンタも? まさかねぇ…」
(;^ω^)(なんか僕だけ呼ばれてないみたいだお…)
(;^ω^)「えーと…僕は任務が終わってACを格納した帰りだお」
 
VIPに所属レイヴンは規則としてACはVIPに保管しなければならない。これはレイヴンによるクーデターを未然に防ぐ為の措置だった。
 
ξ゚听)ξ「ふーん。ま、当然よね。この中じゃアンタだけ半人前だもの。私たちが集められたって事はSランク任務だろうし、アンタじゃ無駄死にするのがオチね」
( ^ω^)「相変わらずツンは心を抉るのが上手いですね」

21 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:39:05.36 ID:z8MDhwJsO
(*^ω^)「ところでツン、この後ヒマかお? ヒマなら一緒にご飯でも…」
ξ゚听)ξ「ハァ? すぐに出撃するかもしれないのにヒマな訳ないでしょ?
それに何で私がアンタなんかと食事しなきゃならないのよ。冗談は休み休み言いなさい」
(;^ω^)「…そ、そうだおね。じゃ、僕は帰らせてもらうお」
 
⊂二二二( ;ω;)二⊃「おっおっおっ…」
 
ブーンは涙を見られないように素早く踵を返し、全速力で去って行く。
 
('A`)「おいツン…」
ξ゚听)ξ「な、何よ」
('A`)「あの言い方はないだろ…。ヒデェ女だなお前は」ξ゚听)ξ「本当の事を言っただけじゃない! それとも『あなたも一緒に出撃して下さい』とでも言えばよかったわけ!?」
('A`)「そういう訳じゃないけどな…言い方ってもんがあるだろ。たぶんブーンのヤツ今ごろ泣いてるぜ」
ξ;゚-゚)ξ「…泣きたきゃ泣けばいいでしょ」
('A`)「………」
(´・ω・`)「可哀想なブーン」
(,,゚д゚)「同情の余地はあるな」
ξ;゚听)ξ「わかったわよっ! …後で謝っとくわよ」
 
ドクオたちの視線に耐えれなくなった訳ではないが、ツンは折れた。
 
ξ;゚听)ξ「べ、別にちょっと可哀想だと思ったとかじゃないn」
ξ////)ξ「っっきゃあ!!」

22 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:40:53.62 ID:z8MDhwJsO
弁解しようとした彼女の胸は、後ろからがっしりと鷲掴みにされている。
悲鳴を上げてその腕を振りほどくツン。
 
( ゚∀゚)「よーう、お前ら! 今日もいいおっぱい日よりだな!」
('A`)「ジョルジュか。やっぱお前も呼ばれたんだな」
( ゚∀゚)「おう! 会議とかにゃあんま興味ないが、幹部の秘書にすげぇ巨乳がいるだろ? あの姉ちゃんのおっぱいは最高だからな! それを拝めるってなれば黙ってる訳にはあいだだだだだだだだ!!」ξ#゚听)ξ「ア・ン・タ・ねぇ〜!!」
 
このいやに陽気な男、ジョルジュの手をツンは限界まで捻り上げる。そして足を払うとマウントポジションをとってビンタと拳の連打を繰り出した。
 
(;゚∀゚)「あぅ! やめてッ! ぶぇ! 助け…もうしませ…アッー!」
 
およそ10分に及ぶ猛襲を浴びせると少しは気がすんだらしく、ツンはクーに目配せしてからヘリカルをドクオから引き剥がし、二人を連れて足早に立ち去った。
 
(♯)∀(#)「ぐふぅ…」

23 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:43:29.74 ID:z8MDhwJsO
(♯)∀(#)「痛ってぇ〜…。くそぉ…あんの貧乳女め…」
('∀`)「おw前w誰wだwよwwwwww」
(,,゚Д゚)「ギコハハハ! ざまぁねぇなwwwwwww」
/ ,' 3「助平も結構じゃが相手を選ばんとのう…ホッホッホ」
(´・ω・`)「うん、自業自得だね」
 
しかし全く懲りていないのか、パンパンに顔を腫したジョルジュは拳を握り締めて力説する。
 
(♯)∀(#)「いいや俺は悪くない。おっぱいは正義だ! それを求める俺もまた正義ッ!」
('A`)「なんだその理屈」
(♯)∀(#)「さて…ヘリカルは無乳だし次はクーの巨乳を」
(#'A`)「コラジョルジュ…殺すぞ…」
(♯)∀(#)「あん? なに怒ってんだ? 目の前におっぱいがあればこの腕が黙っちゃいないぜ!」
(#'A`)「その腕へし折ってやろうか」
(´・ω・`)「まあまあ、喧嘩はよくないよ。僕でよければ尻を貸そう。もしこれ以上続けるなら尻を貸してもらう」
 
ショボンは目を光らせながらトーンを一つ下げて囁いた。以前からホモ・セクシャルの噂があった彼の言葉に有言実行の色が含まれているのを感じ取り、二人の顔からサッと血の気が引く。
 
(;'A`)♯;)∀(#)「すいませんでした」

24 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:43:44.81 ID:Pp+W0iI00
ほ〜ら☆
えっちなものだよぉ〜
(携帯可)
http://uploader.fam.cx/img/u04319.htm

25 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:45:12.29 ID:z8MDhwJsO
(´・ω・`)「僕としては続けてもらっても構わないよ? クフフ…」
(;'∀`)「いや、俺ら、仲良し」
(;)∀(#)「おう! 喧嘩なんかする訳ないぜ! な!」
 
固く握られた二つの手を見せつけながら早口で捲し立てる。
ショボンの仲裁?で喧騒は収まった。しかしそこにまた争いを持ち込もうとする者が一人。
 
( ゚д゚)「フン、レイヴン同士が仲良くお喋りか」
 
侮蔑の表情で鼻を鳴らす年配の男。彼こそが元トップランカーであり、現在2位の数少ない古参レイヴンの一人だった。

26 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:47:09.32 ID:z8MDhwJsO
/ ,' 3「おお、ミルナ。やはりお主も呼ばれたか」
( ゚д゚)「…当然だろう。
しかし商売敵であるレイヴン同士が仲良しこよし、か。随分と丸くなったもんだな、荒巻のダンナよ。ええ?」
/ ,' 3「これこれ。商売敵などと、滅多な事を言うものではないぞい。
時代は移り変わっていくものじゃ」
( ゚д゚)「時代…か。昔はよかった。ダンナとは共に任務を遂行した事もあったな。
あの頃のダンナはまさしくレイヴンの名に恥じない男だった…。強く、非情で、他の者を寄せ付けない覇気があった。だがなんだ今の貴様はッ!!」
/ ,' 3「時代の波に逆らうには、チとこの老体にはキツくてのう。
この波も流される分には居心地はよいぞ。どうじゃ、お主もワシらの中に入らんかの?」
( ゚д゚)「…もう過去の荒巻スカルチノフは死んだ訳か。
いいだろう。死ぬまで平和ボケした屑共と馴れ合っているがいい」
 
憤激と失望の入り混じった顔でミルナは立ち去った。

27 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:49:34.10 ID:z8MDhwJsO
(,,゚д゚)「なんだアイツ? 今まで廊下で会っても無視するようなヤツだし、無口かと思ってたら急に妙な事喚き散らしやがってよ」
(´・ω・`)「君以上に血の気が多い人かもね」
(,,゚д゚)「なんだとゴルァ…」
(♯)∀(#)「そういやドクオ。お前、こないだアイツとの対戦だったよな?」
('A`)「ああ…だが俺の不戦勝だ。ヤツの任務が長引いたとかで現れなかったんだ。
それで再戦する事になったんだが、再戦の日にもヤツは現れなかった。
それで俺は最大の壁を越えずにトップランカーって訳だ。笑っちまうだろ?
てかレイヴンならそれくらい知っとけよ」
 
ドクオは近年希に見る実力者であり、うなぎ登りでランカーを倒してきた。ミルナとドクオの対決は観客も大いに楽しみにしていたので、二度の試合放棄には失望した者も多い。
ミルナはトップランカーだったがレイヴンズVIPも甘くはない。普通、再戦となれば試合が終わるまで依頼は断るものだが、彼は依頼を受けて出撃したのだ。
どのような依頼かは知る由もないが、戦う意思なしと判断されて問答無用にトップの座を空け渡す事になったという。
それでもドクオとミルナの対戦を心待ちにしている者は多く、いつかミルナがドクオに挑む時を固唾を飲んで待っているという現状だった。

28 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:50:03.87 ID:z8MDhwJsO
('A`)「…っと、長話しすぎたな。そろそろ行かねーとやべぇぞ。おい爺さん起きろ」
 
ドクオが話している間、眠ってしまった荒巻を起こすドクオ。
 
/ ,' 3「…ZZZ…おお、飯かの?」
(;'A`)「…ボケたふりはやめてくれ。爺さんがやるとリアル過ぎるからよ…」
 
ドクオは苦笑すると皆を連れて小走りで会議室へ向かった。

29 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:50:47.65 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「今日の依頼は…」
 
ブーンは歯ブラシをくわえながらPCを起動させて予定を確認する。
 
( ^ω^)「アウトロー・マテリアルの依頼だお。また武装勢力排除かお…お?」
 
依頼内容の最後にある一文に目をやるブーン。
そこには敵MTの数が多いと予想される為に僚機を用意したと書かれてある。
 
(;^ω^)「確かにこないだみたいに大量のMTが出て来たら命がいくつあっても足りないお。僚機は…兄者かお」
 
多少ビビっていたブーンは僚機がある事で強気になり、快く依頼を承諾した。

30 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:52:12.54 ID:z8MDhwJsO
『作戦領域に到達。
本機は作戦領域から離脱する』
( ^ω^)「後でまた迎えに来てお〜」
 
去って行く輸送車に大きく両手を振るブーンドライブ。ACが手を振る姿は非常に不気味でありそれでいて笑いを誘う。
そこに一機のACが降ってくる。武装はマシンガンとレーザーブレードと中型ミサイルといった所か。
通信が入った。
 
『こちらブラクラだ。今日はよろしく頼む』
( ^ω^)「こちらこそよろしく頼むお」
『敵は恐らくあの洞窟に立て籠もっているだろう。行くぞ』
 
 
──洞窟内部
『なんだこれは…』
 
洞窟を進み、開けた場所に出た彼らが目にしたのは大量のMTの残骸だった。まだ炎が残っている事から、破壊されてそう時間は経っていないだろう。
 
(;^ω^)「どういう事だお? まさか他のレイヴンが受けた作戦領域に来ちゃったとか…?
オペレーター、何か分かるかお?」
 
《アウトロー・マテリアル社に問い合わせた所、その場所で間違いはないようです》
( ^ω^)「じゃあ一体誰が…」
《現在確認中………!? レーダーに反応が! 洞窟内に何者かが潜んでいます。気をつけて下さい!》

31 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:52:23.88 ID:99NpbNdc0
援護

32 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:53:27.81 ID:z8MDhwJsO
ブーンのレーダーにも反応がある。それは洞窟の奥にいるのか、ずいぶん離れてはいるが高速で接近している。
 
《機体照合を開始………レイヴンです!
機体反応からランカーACツンデレビウムと断定。ただちに迎撃を!》
(;^ω^)「え、AC!? それにそのACはツンの…」
『どうする! ツンデレビウムと言えば上位ランカーだぞ!!』
(;^ω^)「ど、どうするって…、ちょっと通信入れてみるお」
( ^ω^)「ツン! 僕だお! ブーンだお!!」
『…!? まさかアンタが相手とはね…』
( ^ω^)「ツンとは戦いたくないお! 僕もするから武装解除してくれお!」
《何を言っているんですか!!》
『………レイヴンの発言とは思えないわね。死になさいッ!』
 
ツンデレビウムは肉眼で確認出来る距離まで近付いている。
逆関節の脚部を始めとするエネルギー消費の少ないパーツで構成されている純白のACだった。武装はライフルと小型ミサイルだ。
ミサイルが向かってくる。
コアの迎撃レーザーが撃ち落とせなかったミサイルは二発。一発回避し、一発被弾した。
兄者はどうにか無傷のようだ。

33 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:53:50.05 ID:lL+3jy6pO
管制室ちゃんと援護しろよぉ

34 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:54:31.85 ID:z8MDhwJsO
『これで分かったかしら? 私は本気よ。死にたくなかったら反撃しなさい』
( ^ω^)「やるしか…ないのかお…!」
 
どうにか攻撃力だけを奪って済せたい。ブーンはツンを殺したくはなかった。
…ブーンに彼女を殺せるだけの実力は、無きに等しいが。
ブーンドライブが最初に動いた。
武装はショットガンとレーザーブレード。肩にはグレネードが積まれている。
 
( ^ω^)「兄者! 生きて帰るにはやるしかないお!! 再起不能にするお!!」
『…了解した。全力を尽くそう』
 
ブラクラはマシンガンを乱射しながら旋回し、ブーンドライブもブラクラとは逆に回りながら弾丸をばらまいた。
しかしツンデレビウムの機動力は高くなかなか当たらない。
それとは逆にツンデレビウムからの弾丸は嘘のように二人の機体に突き刺さる。
 
『クソォ! なぜだ! 何故当たらない!!?』
 
叫ぶ兄者。だが叫んだ所で命中率が上がったりはしない。
半狂乱の兄者とは違い、冷静なブーンは武器を切り換える。
ブーンドライブがしゃがんだ。グレネードなどの反動が凄まじい武器は、しゃがんで機体を固定しなければならないのだ。
肩にある一門の砲台を構えて狙いを定める。

35 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:55:33.04 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「兄者! 離れてるお!」
 
撃ち出された火球は真っ直ぐツンデレビウムに突き進む。が、余裕を持ってかわされてしまい爆炎が彼女を飲み込む事もなかった。
一発目を外したブーンはそのままグレネードを発射し続ける。しかしこれも全てかわされた。
その間にもミサイルを混えたライフル弾が二人を襲う。
力の差は歴然だった。
 
『…ああん、もう! そんな離れた場所からのグレネードなんて当たる訳ないでしょ!! それに動けなくなるんだから格好の的じゃないの! 撃ってダメならすぐにチェンジするのっ!』
(;^ω^)「何を…言ってるんだお…?」
『兄者! アンタもマシンガンばかり使ってないで武器を換えたりしたり距離を変えたりしたらどうなの!? 弾の無駄使いはやめなさい!
ブーン! 当たらないなら接近して撃つ! だいたいショットガンなら近くで撃たないと大したダメージにはならないわよッ!!』
『どういう事だ?』
(;^ω^)「僕にもさっぱり…おわああああああああ!!!!!」
 
迫り来るミサイルを必死に避けるブーン。助言したり攻撃したりと、訳が分からない。

36 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:56:41.47 ID:z8MDhwJsO
『ホラもっと接近して! 二機とも機動力は低くないんだからっ!』
(;^ω^)「そんな事言ったって…」
『うむ…近付いても離れられては…』
『アンタたち馬鹿じゃないの!? 敵が簡単に相手の有利なポジションに来る訳ないじゃない! せっかく二人なんだから頭を使いなさいっ!」
(;^ω^)「兄者、どうすればいいんだお?」
『……分からん』
『…………一人が引き付けて接近するとか左右両方から回り込むとかあるでしょ…』
 
通信からのツンの声は脱力しているように聞こえる。
それでも攻撃の手は止まらず、二機とも目に見えて消耗している。弾数も残り僅かだ。
ブーンドライブに至っては空になったグレネードを背負っていた。
 
『弾が尽きた武器はさっさと捨てなさい。それと二人とも。撃つ時は二次ロックしてから発射しなさい』
『むぅ…!』
(#^ω^)「言われなくても分かってるお!」
 
実際には忘れていたのだが、度重なる完全に遊ばれているような言動が頭にきたらしく、ブーンはグレネードをパージしながら怒鳴り散らした。
 
(#^ω^)「兄者ァ! 二人で特功するお!! 合わせろお!!」
『了解した』
 
二機から静かなチャージ音が響く。

37 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:57:32.35 ID:z8MDhwJsO
次の瞬間、ブースターが激しい火を吹いた。圧縮したエネルギーを一度に放出する事により巨大な推進力を生むオーバーブーストだ。
一瞬で最高速度まで跳ね上がった機体は瞬く間に距離を潰す。
彼らの機体がエネルギーチャージを始めたのを見極めたツンデレビウムは事前に方向転換をし、なんとか距離を保とうとしていた。
 
(#^ω^)「オラァァァァァ!!!! どうだお!!!」
『いいぞ。これだけ近ければ…!』
 
今までのお返しとばかりに、至近距離で二機から放たれた弾丸の応酬。残弾全てを使い切るつもりで乱射した。
さすがに回避し切れず、ツンデレビウムの装甲は無数の弾に抉られた。
それでも向かって来る彼らを被弾しながら飛び越え、それ以上の被害を押さえたのは瞬時に身を動かせる判断力、これまでレイヴンとして戦ってきた経験の賜物だった。
 
『うん、いいじゃない。この短期間でよく息を合わせたわね。オーバーブースト発動のタイミングはバッチリ』
 
上と下で交差するように擦れ違ったせいで再び距離が開いてしまった。自ら離れていく二機の背中にミサイルを放つツンデレビウム。

38 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 01:59:22.37 ID:z8MDhwJsO
『ぬぅ…!! ミサイルが来るぞ!!!』
(#^ω^)「このスピードだったら簡単にかわせるお!! このまま旋回してもう一度接近するお!!」
 
言葉の通りミサイルは彼らに被弾する事なく地面に激突する。爆発音を後方に残し、再び追撃を試みるブーン。
しかし…
 
(#^ω^)「うおおおおおおおお」
( ^ω^)「おおぉぉぉ」
(;^ω^)「ぉぉ…?」
 
旋回の途中でブーンドライブは完全に停止した。反対側ではブラクラも硬直している。
故障かと焦るブーンだったが、原因はすぐに分かった。
単純明解な理由で絶望的な状態。そう、エネルギー切れである。こうなってしまうとエネルギーを消費する武器はもちろんの事、ブースターも使えなくなってしまうのだ。
走る事は可能だがAC相手にこの状態は致命的だった。
 
『戦場では感情的にならないこと。そして常にエネルギー残量に気を配りなさい。特にオーバーブースト発動中はね』
 
ブースターを吹かしている時でも正確に当ててくるツンの攻撃を、走ってよける自信は二人にはない。
ツンデレビウムがライフルを向ける。
 
(;゚ω゚)「………」
『どうしたの? エネルギーが切れたってだけで諦めるの?』
(;゚ω゚)(もう…ダメだお…)
『諦めるのは死んだ時にしなさいッ!!』
 
怒鳴られ、ブーンは反射的にトリガーを引いた。
拡散して飛んでいく弾丸。
どうせこれも避けられる。ブーンはそう思いながら呆然と白の機体を眺めていた。

39 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:00:27.74 ID:z8MDhwJsO
───彼女は動かなかった。
 
広がりながら飛ぶ為、全弾命中という訳にはいかなかったが六つの弾丸が装甲に突き刺さる。
 
『…機体ダメージが規定量を超えたわ。おめでとう。ひとまずは合格よ』
(;^ω^)「…へ?」
『合格…?』
『詳しい話は後日オペレーターに聞いて。今夜にも全貌が通達されるから』
『こちらツンデレビウム。作戦目標クリア。帰還します』
 
チャージ音の後、彼女の機体はフワリと宙に浮くと出口へと方向を変える。解き放たれたブースターの轟音と混乱する二人を残し、あっという間に彼女は去っていった…。

40 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:02:05.77 ID:z8MDhwJsO
( ´∀`)「まずはこの映像を見てくれモナ」
 
モニターには赤い飛行物体が映っている。
その物体は一直線に作業ロボに飛来すると爆発した。更に映像が切り替わり、場所は違うが同じような光景が映し出される。
最後にはこの飛行物体が群れを成して航行ている様が流された。先頭の個体が爆発すると誘爆して全ての個体が塵と化す。
 
( ^ω^)「なんだコイツらwwwwwきめぇwwwwwww」
ξ゚听)ξ「黙りなさい」
 
ボソリと呟き、ブーンの太ももをつねるツン。つねられた本人は悶絶してうずくまった。
ツンに襲撃された後、ブーンはすぐにオペレーターに説明を求めた。
それによるとあの日の依頼は正規のもので、嘘偽りはないと聞かされた。ただ先に到着したツンが武装勢力を全滅させて潜んでいただけなのだ。
アウトロー・マテリアルからしてみれば、誰であろうと出した条件さえ満たしてくれれば文句はなく、苦情は来ていない。武装勢力さえ排除すればあとは好きにやってくれといった所なのだろう。
そこであの場を借りてツンは任務を遂行した。
任務内容はレイヴンの力を計り、振るいにかける事。その際、助言はしてもいい事となっており、一定の力もなく助言も聞き入れないレイヴンならば容赦なく鉄屑に変えろと言われていたという。
全て、レイヴンが弱体化している事態を重く見たVIPによる、実戦を想定したある種の訓練のようなものだったのだ。

41 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:02:43.99 ID:lL+3jy6pO
支援攻撃を開始する

42 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:03:27.93 ID:z8MDhwJsO
収集された上位ランカーは皆、今もこの任務にあたっているという。
そしてこの日、何故唐突にレイヴンを鍛え直す決断を下したのかを知る為に、ブーンたちはVIPに来ていた。
今は幹部であるモナーの説明を受けている所である。
 
( ´∀`)「これが何かわかるかモナ? ハイそこの君ッ!」

( ^ω^)「虫?」
(;*ω*)「うぁお…っ!」
ξ゚听)ξ「まじめに答えなさい」
( ;ω^)「…分からないお」
( ´∀`)「じゃあ隣りの君ッ!」
( ´_ゝ`)「ふむ…何かの兵器だろうか? 単体では大した事はなさそうだが、最後の群れとなると厄介そうだな」
( ´∀`)「君たちは『特功兵器』を知ってるかモナ?」
( ´_ゝ`)「いや…」
( ^ω^)「知らんお」
( ´∀`)「まあ知らなくてもしょうがないモナ。
昔あった管理組織や各都市を壊滅に追い込んだ兵器の事モナ。記録によると、あるレイヴンが特功兵器を生産する装置を破壊したとあるモナ」

43 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:04:51.17 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「でもなんで今その話をするんだお?」
( ´∀`)「…先日、この特功兵器がニューソクシティで確認されたモナ。発見したのはミルナ君モナ。
そこで急遽調査を頼んだモナ。他の一桁ランカーは依頼が入ってたし、こんな危険な任務は彼以外頼めなかったモナ。死んでしまっては何も持ち帰れないし…。
ミルナ君はトップランカーの座を捨てて引き受けてくれたんだモナ…」
 
最後の一言だけは弱々しく言う。
 
( ´_ゝ`)「なんと…あの不戦敗はそういう事だったのか…」
( ´∀`)「結局、何も発見出来ずにトップの座を空け渡すだけの結果に…。ああ、ドクオとの対戦見たかったモナ…」
(;^ω^)(それが本音かお…)
( ´∀`)「とにかく、現れたのはさっきの映像以外にないから出所の特定も出来ないんだモナ。でも、誰の仕業かはおおよその検討は付いてるモナ」
 
『从゚∀从』
 
今度は白衣を着た女がモニターに映った。笑顔ではあるが喜びの感情を感じさせない表情だった。目が笑っていないのだ。

44 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:06:21.18 ID:z8MDhwJsO
( ´∀`)「ハインリッヒ高岡博士。ラウンジ・ファウンデーションの研究者モナ。
旧世代の技術を発掘研究していた人で、特功兵器が確認される数日前に姿をくらましたんだモナ。恐らく、彼女が…」
( ^ω^)「じゃあラウンジに圧力でもかけて問い質せばいいお。VIPならそれくらい出来るんじゃないかお?」
( ´∀`)「もちろんそれもやったモナ。でも彼女は単独で行動していて、分かった事は博士は以前からちょくちょく姿を消していた事ともう一つ…」
 
『H―1』
 
( ´∀`)「博士のPCに残されていた、謎の記号モナ。これについては皆目検討がつかないモナ。特功兵器だけでも脅威だけど、こっちも何か不気味なものを感じるモナ」
( ^ω^)「でっていう」
( ;ω;)「キャァー!!!」
 
度重なるふざけた返しのブーンの太ももを、ツンは捻り上げた。今度は本気だったらしく、太ももの肉は若干裂けて血が滲んでいる。
 
(;´_ゝ`)「だ、大丈夫か…?」
( ω )
(;´∀`)「つ、つまり気たるべき危機の時のためにレイヴンを鍛え直す計画モナ。訓練生にも報酬は出されるからしっかり訓練しろモナ。
ちなみにこれも最初に動いたのはミルナ君モナ。まぁ彼にはちょっと問題があるけど…」

45 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:08:31.18 ID:z8MDhwJsO
一通りの説明が終わった所で、ドアが開いた。
入って来たのは噂のミルナだ。
 
( ゚д゚)「任務は完了した。どいつもこいつも使えん屑ばかりだ」
( ´∀`)「また…モナ?」
( ゚д゚)「雑魚共が何人集まった所で雑魚は雑魚。それなら始めからいない方がいい。邪魔なだけだからな。
レイヴンは量より質だ。…ん?」
 
彼は頭を巡らせて兄者を見つめる。そして嘲笑いながら言った。
 
( ゚д゚)「誰かと思えばランク17位の内藤ホライゾンと20位の流石兄者か。…そうだ兄者よ、いい事を教えてやろう。私が今回テストをした相手は貴様の弟だ」
(;´_ゝ`)「なに…!?」
( ゚д゚)「確か弟のランクは貴様より一つ上の19位だったな? その弟より弱い貴様が何故ここにいる?」
 
ミルナの言葉を無視し、立ち上がった兄者は彼の胸倉を掴んで尋ねた。
 
( ´_ゝ`)「弟者に…なにをした…」
( ゚д゚)「そういきり立つな。四肢を切断してコアを破壊したくらいだ。貴様の名を呼んでいたぞ」
ξ;゚听)「なんて事を…」
(#´_ゝ`)「おのれ…!」
 
殴りかかろうとした兄者の腕をミルナはガッシリと掴み、暴挙を許さない。
その体勢のままツンに語りかける。

46 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:10:20.56 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「ツン…上位ランカーとはいえ貴様も勘が鈍ったのではないか? こんな屑共が戦力になるとは到底思えんな」
ξ゚-゚)ξ「彼らも鍛えれば強くなるだけの素質はあるわ。きっと弟者も。その芽を摘むなんて…」
( ゚д゚)「こいつらがか? 笑わせるな。育てる価値すらない雑草の間違いだろう。
ああ…兄者よ。言い忘れていた。弟者は今頃病院に運ばれているはずだ。運が良ければまだ生きているかもしれんな」
(;´_ゝ`)「!! 失礼する! ツン、今日の訓練は勘弁してくれ!」
 
ミルナを突き飛ばして部屋を出て行く兄者。
そこでようやくブーンは目を覚ました。
 
( ^ω^)「あれ? 兄者はどこだお?」
ξ゚听)ξ「…後で話すわ。行きましょ」
( ゚д゚ )「………」
(;^ω^)(うわぁ…超見られてるお…こっちみんなwwwwww)

47 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:11:17.59 ID:z8MDhwJsO
兄者の後を追うように部屋を出たブーンとツン。
これからすぐに訓練だ。
 
( ^ω^)「それにしてもアイツ…コッチ・ミルナだっけ? さっきメッチャ見つめられたお。アイツ変態じゃないかお?」
ξ゚听)ξ「…無駄口叩いてないでさっさと格納庫に向かいなさい。今日は休む暇はないわよ」
 
檄を飛ばされて駆け出すブーンを見ながらツンは思った。
あの二人を徹底的に鍛えてやろうと。そしてミルナを打ち倒せるくらい強くしてやろうと────

48 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:11:49.78 ID:X++ECEdLO
AC好きとしてこれは‥
wktk

49 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:12:12.68 ID:z8MDhwJsO
薄暗い研究室で狂笑を絶やさずにキーを叩く女がいた。彼女は一心不乱にデータを打ち込んでいく。
その横に張り巡らされた強化ガラスの中には特功兵器が次々と量産されていた。
そして建ち並ぶ二種類の人型兵器。
 
从゚∀从「もうすぐ…もうすぐだよぉ…ハッハ!」
 
彼女は己の行為に髪を振り乱して陶酔した。
彼女が貪るものは狂気。
彼女が見るものは魔宴。
彼女が酔い痴れるものは軟泥の美酒。
彼女が奏でるものは堕落の旋律。
彼女の指先が刻むのはH―1。

50 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:14:09.60 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)『兄者!! もっと撃って来いお!!!』
( ´_ゝ`)『これで…どうだァ!!!!』
 
訓練施設では二機のACが戦いを繰り広げていた。
模擬弾が弾ける音や、機体が地面や壁に激突する轟音は連日連夜止む事はない。
 
('A`)「おー、やってるな。どうだあいつらは?」
ξ゚ー゚)ξ「そうねぇ、とりあえず動きの基本は叩き込んだわ。それだけで随分良くなったみたい。まだまだ荒削りだけど、逆に言えばもっと伸びるわよ、あの二人」
(;'A`)(基本も出来てなかったのかよあいつら…)
ξ゚听)ξ「そういうアンタはどうなのよ?」
('A`)「ミルナじゃないが、今のVIPにはやっぱロクなヤツがいねーな。勢い余ってランク28位を殺っちまったしよ…。
まあそれからは極力死なない程度にやってる。ヤツに言わせてみれば甘ちゃんなんだろうが、どうも顔見知りを殺しちまった後は気分悪い。
気ィ使って戦うのはしんどいぜ…。
そういや弟者はどうなった?」
ξ゚-゚)ξ「静かに息を引き取ったわ。兄者の顔を見てからすぐですって」

51 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:14:21.60 ID:lL+3jy6pO
特攻じゃねぇかなぁ

52 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:16:27.25 ID:z8MDhwJsO
('A`)「そうか…。
そうならないように気をつけなきゃな。まあ、昨日ようやく一人鍛えがいのあるヤツに当たったから当分その心配はしなくていいんだけどよ」
ξ゚听)ξ「で、それがモララーって訳ね。確か10位の」
 
ドクオの後ろで遠慮しがちに様子を伺っていた少年は、名を呼ばれてようやく顔を出した。
VIP最年少でありながら一桁を射程距離に捕えた将来有望なレイヴンである。
 
( ・∀・)「久しぶりだなツンさん。
任務中にいきなりドクオさんが襲って来た時はションベンちびるかと思ったからな」
ξ゚ー゚)ξ「まだまだ子供ねぇ…。
他の人はどうなのよ? クーは見つけたらしいけど。ヘリカルはまだね」
('A`)「やっぱ難しいんだろうな。21位からは更にすげぇレベル下がるし、狙うなら10位台になってくる。そりゃ下位レイヴンにも才能あるヤツもいるかもしれんが、見極めるのは大変だな。
二人も生徒持ってるのはお前くらいなもんだぜ。
あぁ、そういやジョルジュのヤツもいい生徒が見つかったって喜んでたな…」
 
ジョルジュ、という名前を耳にして途端にツンの目付きが鋭くなる。
 
ξ゚-゚)ξ「…何位?」
('A`)「…15位」
ξ#゚д゚)ξ「アイツめ…っ!」
 
ツンの顔は般若のものに変わりつつあった。

53 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:18:58.96 ID:z8MDhwJsO
( ・∀・)「15位といえば渡辺さんだな! 渡辺さんはおっぱい大きいからな」
ξ゚-゚)ξ「ドクオ、モララー。ちょっと行って警告して来なさい。手出したらタダじゃおかないって」
('A`)「マンドクセ…なんで俺が…」
ξ゚-゚)ξ「行きなさい」
 
手の骨をゴキゴキやりながら優しく、しかし鬼神の声色で言い放つ。
 
(;・∀・)(ここは従った方が身のためだからな…)
(;'A`)(ああ…こんな所で怪我したくないしな…)
 
そそくさと退散する二人を見送り、今度は戦い続けている二人に通信を入れた。
 
ξ゚听)ξ「ハイそこまでっ!」
(;^ω^)『やっと休憩かお…?』
(;´_ゝ`)『もうヘトヘトだ…』

54 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:20:14.37 ID:z8MDhwJsO
ξ゚听)ξ「ハァ? 休憩な訳ないでしょ。これから私が入るから、二人でかかって来なさい」
(;^ω^)『マジかお…』
(;´_ゝ`)『なんというスパルタ…。聞いただけで分かってしまった。この教官は間違いなく鬼』
ξ゚ー゚)ξ「私だって鬼畜じゃないわよ。10発当てた方から休憩入っていいわ。一人抜けるとタイマンになるから大変よ」
(;^ω^);´_ゝ`)(途中まで協力して出し抜くしかないな/お)
ξ゚听)ξ「ああそれと、被弾するごとにマイナス1。休みたかったら死ぬ気で避ける事ね」
(;^ω^)『鬼畜だお…』
(;´_ゝ`)『いや、悪魔だ…』
ξ゚-゚)ξ「教官への暴言により10発追加で20発に変更。呪うなら未熟な自分を呪いなさい」
(;^ω^);´_ゝ`)『………』
 
この日、二人が昏倒するまで訓練は終わらなかった。

55 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:22:54.04 ID:z8MDhwJsO
( ´_ゝ`)「おはようブーン。いつもはギリギリなのに今日は早いな」
( ^ω^)「おはいお。実は昨日からVIPに部屋を借りる事にしたんだお」
( ´_ゝ`)「ほう、何故?」
(;^ω^)「フリーの日は当たり前、依頼がある日でさえも帰還後に訓練が待ってるお。
帰る時間があればその分寝たいお。今日はたまたま早く起きちゃったけど、明日からはもうちょっと寝てられるお。
兄者はいつもこんなに早い時間に来てるのかお?」
( ´_ゝ`)「いや、俺もブーンと同じくたまたまだ。
しかしその発想はなかった。俺も部屋借りるか…」
( ^ω^)「頭を使わないとこの激務は耐えられないおw」
 
得意気に己のこめかみ辺りをつつくブーン。
そこに欠伸を噛み殺しながらツンがやってくる。彼女の朝は早く、帰りは遅いので普段ブーンたちが目にするツンはパイロットスーツを身に着けていた。
パイロットスーツのツンはしごきの鬼というイメージが定着しつつあったので、彼女のスーツ姿は非常に新鮮だ。


56 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:23:33.91 ID:z8MDhwJsO
ξ*゚听)ξ「あら、随分早いわね。どういう風の吹き回しかしら?」
 
二人を発見すると驚きのあまり目を丸くする。
 
(*^ω^)「おはいお。今日のツンはなんだか綺麗だおwwwwww」
( ´_ゝ`)「うむ。まるで別人のようだ」
ξ////)ξ「あ、朝っぱらから何言ってるのよっ! 褒められたってうれしくないわよ!」
 
口ではそう言いながら満更でもなさそうなツン。それに気分を良くしたのか彼女は想定外の言葉を放った。
 
ξ゚ー゚)ξ「それにしてもアンタたち私より早く来るなんて気合い入ってるじゃない。
レイヴンはAC操縦技術はもちろん必要だけど第一に体力! 早朝の走り込みと行きましょうか!」
(;^ω^)「ちょwwwww部屋借りた意味ねぇwwwwwwww」
(;´_ゝ`)「俺は毎日帰宅するとしよう…」
 
やはり衣装を着ても鬼は鬼だった。

57 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:24:43.12 ID:z8MDhwJsO
『今日はブレードの使い方を教えてあげる。アンタたちがブレードを使ってる所は見た事ないから、どれくらいの腕か見せてちょうだい。
とりあえず目標が間合いに入ったら斬りなさい。ただし正面からだと反撃される危険があるわ。出来るだけ背後か側面に回り込みなさい』
 
合図と同時にブーンドライブとブラクラはブースターを開く。共に接近しているので数秒で伸せば手の届きそうな距離まで近付いた。
言われた通り正面から斬りつけるような事はせず、お互い間合いに入るか入らないかの微妙な距離を保ちながら旋回する。
 
『実戦では撃ちながら隙を探すのよ。相手が動きを合わせてくるならフェイント入れたり攻め方を変えたりしなさい』
 
しばらくはツンを無視するように旋回していたが、ブラクラが先に動いた。
急ブレーキをかけ、均衡が崩れて寄ってくるブーンドライブに向けて前進する。元々一歩でも踏み出せば間合いに入れる距離だった事もあり、ブーンに機体の向きを変える時間はない。
まんまと側面を取られてしまったがブーンだったが、舌打ちと共に旋回を止めてフルアクセルでブースターを吹かす。
ブラクラの手からレーザーが放出され、一振りの剣と化す。それは交差する瞬間を見計らって一閃された。
咄嗟の機転で右肘を斬りつけられるだけの被害に止どめ、そのまま通過するブーンドライブ。
ブレードが通過した部分は少々融解して傷が付いた程度だったが、訓練用に出力を弱めていなければ斬り飛ばされていただろう。

58 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:25:45.03 ID:z8MDhwJsO
『悪くないわよ兄者! それにブーンも!』
 
賛辞を送られた二人だったが、それに対する喜びの反応はなく、ただ沈黙するばかりだった。
 
『二人共どうしたの? 半人前なりに結構良い動きしてたじゃない。ま、ブーンはあそこで前進じゃなくて引いてたら無傷だったんだけど、少ない被害で済ました事は評価出来るわよ?』
(;^ω^)「いや…そうじゃなくて…。まさかあのタイミングで反応出来るとは思わなかったお…。なんて言うか、兄者がどう来るか予想出来たんだお」
『おお、ブーンもか? 俺も今のような動きが出来るとは…』
 
二人は単純に驚いているだけだった。訓練の成果が早くも現れているらしい。
 
『目が慣れてきたのね。本気でやれば結果は勝手についてくるものよ。これまでの訓練で操縦技術も上がったんじゃないかしら。
自分の成長が自分で分かる、これが特訓の醍醐味よねぇ…』
 
しみじみと語っていたツンだったが、すぐにいつもの調子に戻って激励する。
 
『二人の実力は大体把握したわ。さあ、次は私が相手よっ! 殺す気でかかってらっしゃい!』

59 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:26:16.31 ID:lL+3jy6pO
わくてか

60 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:27:06.44 ID:z8MDhwJsO
日が傾き始め、夕闇の気配を感じる頃…
 
『ちょっとストップ。オペレーターからの通信だわ』
 
ツンデレビウムに襲いかかろうとしている二人を制止するツン。ツンデレビウムには無数の傷が残されていたが、後の二機は目に見えてボロボロだった。
傷が刻まれているのは装甲だけで内部は無傷ではあるが、見た目は痛々しい。
 
《訓練中失礼します。レイヴン、聞こえますか?》
 
ブーンにもオペレーターからの通信が入った。
 
《緊急の依頼です。ニューソクシティ南部と北部で正体不明機が暴れ回っています。レイヴンが鎮圧に向かったのですが通信が途絶えてしまいました。正体不明機の力は未知数で油断は出来ません。
しかし上位ランカーは出払っています。第二派のレイヴンたちが現場に向かいましたが彼らの実力では不安が残ります。今動けるのは貴方たちだけ──
新たな情報が入りました。
先ほど帰還したスナイパークールとカマキリオンが北部に向かったとの事です。
貴方はツンデレビウム、ブラクラと共に南部に向かって欲しいとの連絡を受けました。この依頼、受諾しますか?》
( ^ω^)「教官のツンに従うお」
《良い返事を期待しております》
 
ブーンは通信を切ってツンの言葉を待つ。兄者もブーンと同じ気持ちだろう。
ほどなくしてツンから通信が入った。

61 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:27:49.47 ID:z8MDhwJsO
『話は聞いたわね? 敵は今までの相手とは違うわ。行ける?』
( ^ω^)「無問題だお」
『こちらも大丈夫だ』
『分かったわ。
オペレーター、依頼を受諾します。武装を実戦用に積み替えるから至急準備して。
ブーン、兄者。積み替えに30分くらいかかるから、その間にトイレに行っときなさい』( ^ω^)「おk」
『俺たちは子供か…』


62 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:28:54.96 ID:z8MDhwJsO
『まもなく目標地点に到達。な…なんだ!? アァ─────!!!!』
 
AC三機を吊したヘリは突如飛来したミサイルの直撃を受けた。次いで連続で迫る光弾。その内の二発がヘリを襲った。
輸送ヘリの機動力では回避する暇もなく撃墜されてしまう。
 
(;^ω^)「な、何事だお!?」
『落ち着いて! 落ち着いてACを戦闘モードに切り換えて! 切り換えたらすぐに機体をハンガーから切り離すのよ!!』
 
一喝されたおかげで冷静を取り戻し、三機は無事に地表に降り立った。ヘリは墜落の衝撃で四散してしまった。操縦士の生存は絶望的だろう。
 
『操縦士は気の毒だけど事態は一刻を争うようね。行くわよ!』
 
黙礼する間もなくツンデレビウムは疾走し、二人はそれを追った。

63 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:30:18.96 ID:99NpbNdc0
テンサヨン上がってk地亜

64 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:30:26.59 ID:z8MDhwJsO
『ウゥッ…ここまでかょぅ…』
『うわあああああああオワタ!』
《識別信号消滅、グリートキャット、ティウン=ティウンの撃破を確認。気をつけて下さい》
( ^ω^)「…遅かったかお」
『なんという光景だ…』
 
辺りに広がるのは建造物の残骸や死体だった。そしてその中に、徹底的に破壊されたMTとACと思われる物が転がっている。
ブーンたちのような若いレイヴンは、このような大規模に破壊された光景を見たのは初めての事だった。
 
『ひどいわね…』
( ^ω^)「ツンも…こんなのは初めてかお…?」
『ええ…。これが、本当の戦場…』
『敵はビルを曲がった場所にいるぞ。数は一つだな。どうするのだ?』
『………出方を待ってる間に被害が拡大するかもしれない。こちらから打ってでましょう。
これから実戦を通して訓練よ。今回教える事は戦術とチームワーク。ただしいつもと違ってミスは許されない。いいわね?』
(;^ω^)「お、おk」
『失敗出来ないという事がここまでプレッシャーになるとは…』
『大丈夫。アンタたちならやれるわ。自分の力を信じて』
 
プレッシャーに押し潰されそうな二人をツンは勇気づけた。彼女にしても未知の敵と戦うのは初めての経験だが弱音を吐いてはいられない。
今の言葉は自分に向けての言葉でもあった。

65 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:31:44.05 ID:z8MDhwJsO
『まずは相手の武装、機動力、精確に撃てる射程を知る必要があるわね。
今分かっているのはミサイルとエネルギー系の武器を持っている事。あと、単独でこれだけの部隊と戦ったとなると重装甲か超高機動型…』
『とにかく、見ないと分からないわ。私は裏から、二人は正面から攻めて。挟撃するわよ。私が合図したら動きなさい』
 
ツンの作戦開始、との声で彼女の機体はビルを回り始めた。ブーンたちも彼女の指示を待ち、そのまま最短距離で進む。
ビルを曲がり、待ち受けていた機体を目にした三人は言葉を失った。
 
『・…・……・・…・』
(;^ω^)「A…C…?」
 
機械的な音声を発するそれは、さしずめ重装型ACを一回り大きくしたといった所か。バズーカやグレネートより巨大な武器を両手で持ち、地面を震わせながらゆっくりと踏み歩く。

66 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:33:06.02 ID:z8MDhwJsO
それはブーンドライブとブラクラを確認するや否や肩からデュアルミサイルを発射して滑るように接近してくる。ブースターは備えているらしい。
ツンデレビウムのライフルによる射撃音で、一瞬放心していた兄者とブーンは回避行動をとる。
ブラクラもミサイルを発射、ブーンドライブは散弾を撃ちながら突進した。後ろからも射撃は続いているが、敵は多少の攻撃では怯みもせずに突き進む。
レーザーブレードが放出された。
ブーンドライブもブレードを携えて肉薄する。
 
『ブーン! 突っ込みすぎよ! 引きなさいッ!!』
 
ツンの言葉は遅過ぎた。既に間合いに入ろうかとしているブーンは止まらない。
ブーンドライブは咄嗟に脇に逸れ、斜め側面からの斬撃が放たれた。ブレードはコア部分を斬り裂き、振り抜いた。
しかし浅い。
人が乗っているACならパイロットを殺害出来た深さだったが、敵は構わずに斬りつける。
 
(; ω )「うぉぉあ…!」
 
左腕はブレードごと斬り飛ばされて宙を舞う。
もし脇に逸れていなかったらコアごと両断されていたかもしれない。危機を感じたブーンは高速で後退した。
追撃が来るかと思いきや、唐突に敵は停止する。そして巨大な武器を両手で持つとブーンドライブに向けた。
連続で放たれる光弾。
左右に動いて必死にかわそうとしたのも束の間、一発の被弾を始めに残りも直撃してしまった。
沈黙するブーンドライブ。

67 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:34:15.26 ID:z8MDhwJsO
(((;゚ω゚)))「ァゥァゥ………」
 
プラズマの影響なのか内部電源が落ち、ブーンは暗闇で目前に迫った死に打ち震えた。
…一分ほど経過しただろうか。
恐ろしさで堅く目を閉じていたブーンは、近くで断続的に聞こえる爆音が耳に入り目を開ける。
その頃にはシステムは復旧しており、電源も回復していた。だが駆動系に異常があるのか脚部を動かす事は不可能だった。
近くではツンデレビウムとブラクラが敵と交戦している。
目を離したのは一分ほどだというのに二機とも、特にブラクラは損傷が大きい。ブーンを助けようとして無理に突っ込んだのかもしれない。
再び敵の砲撃が始まった。
さっきのプラズマとは違う火球。どうやらあの武器は切り換えが可能らしい。
ツンデレビウムは機動力を活かして避けているが、いつ被弾してもおかしくはない。ブラクラも度重なる砲撃を受けたらしく機体からは火花が散っていた。
 
《レイヴン! 無事ですか!?》
(;^ω^)「おわっ! びっくりしたお…」
《一瞬ですが機体反応が消滅したので撃破されたのかと思いました。無事で何よりです。機体ダメージは深刻ですが腕は動きますね。
ツンデレビウムが撃破された時は貴方の生存も難しいでしょう。援護して下さい》
( ^ω^)「了解だお!」

68 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:36:56.29 ID:z8MDhwJsO
敵の装甲は厚いが、斬り裂いた部分にグレネードを撃ち込めばあるいは破壊出来るかもしれない。
グレネードを構え、ブーンは隙を探しながら思い返す。敵は砲撃を行う時は必ず停止していた。確実に命中させるにはそこを狙うしかない。
 
(;^ω^)(さっさと撃てお…!)
 
気持ちだけが焦り、手が震える。心臓は爆発しそうだ。
早く浅く呼吸しながらジッと待つブーン。
そして、その時は来た。
武器を両手で構えてツンデレビウムに向けて停止する。
 
(;^ω^)(当たってくれお…!)
 
発射されたグレネードは見事コアに命中、裂け目を中心に爆砕する。
炎に包まれた破片が降り注ぐ中、通信が入った。


69 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:37:48.68 ID:z8MDhwJsO
『ブーン…生きてたのね。よかった…』
『勝った…んだな…?』
( ^ω^)「そんなにボロボロになったツン初めて見たお」
『アンタが後先考えずに突っ込んだからでしょ! 今日からいつもの倍はしごくからね』
(;^ω^)「ちょwwwwwマジ勘弁wwwwwwww」
( ^ω^)「オペレーター、故障したらしくて動けないお。回収してくれお」
《了解しました。ただちに回収班を向かわせ──!?》
( ^ω^)「どうしたお?」
《大変! 先ほど貴方たちが撃破したものと同反応の機体が新たに出現! そちらに接近しています!!》
(;゚ω゚)「じょ、冗談はやめてくれお!」
《冗談ではありません! 消耗した貴方たちでは勝ち目はありません! 早く逃げて!!》
(;゚ω゚)「に、逃げろって…動けないんだお!!」
《あぁぁ…そうでした…》
 
泣きそうな声でうろたえるオペレーターと焦燥に駆られるブーン。
ツンと兄者も、それぞれのオペレーターから同内容が伝えられているだろう。

70 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:38:36.44 ID:z8MDhwJsO
(;゚ω゚)「ツン…聞いたかお…?」
『ええ…はっきり言ってかなりやばいわね…』
『ここまでか…』
(;゚ω゚)「さすがに、もう…」
『…ブーン。兄者。アンタたちと初めて戦った日に言ったはずよ。諦めるのは死んでからにしなさいって。諦めたら見える活路も見えなくなるわ。いいわね?』
(;゚ω゚)「………」
『………』
『いいわねッ!?』
(;^ω^)「ハイ…」
『うむ…』
 
力なく答える二人。
ツンも相当参っていたがここで腐っては確実に生きて帰れない。気力をふり絞って気丈であろうとしていた。
無駄なエネルギー消費を抑える為に誰も動こうとしない。沈黙と微かな風が場を支配する。
敵機接近を告げるレーダーが静けさを打ち破った。
 
『来たわね…。私が注意を引くから兄者とブーンは援護をお願い。行くわよッ!』
 
ツンデレビウムが走り出し兄者も後を追う。ブーンも全神経を集中して敵が射程に入るのを待つ。
やや間を置いて喧騒が戻った。響くのは弾の発射音と着弾の轟音と倒壊する建物の悲鳴。
 
『弾切れ…ッ! 兄者は!?』
『こっちももう僅かしかないぞ! 撃破するにはブレードかブーンのグレネードに頼るしかないな…!』
『ブーンを頼った方がリスクは少ないわね…。ブーンの射程距離までおびき寄せるわよ!』

71 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:39:58.38 ID:z8MDhwJsO
弾の尽きたライフルをパージしながらツンは指示を出す。兄者は撃ちつつ後退を始めた。
ブーンも攻撃したい欲求を押さえながら、ただひたすらチャンスを待っている。
 
『・・…・……・…』
 
離れて行く標的にミサイルが放たれた。
当然この程度のミサイルをかわせないツンではない。だが、時に偶然とは残酷な結果をもたらす。ツンは偶然を呪う結果となった。
 
『ツン! 進路を変えろ!!』
『え…? キャアアアア』
 
目標を捕らえれなかったミサイルは半壊しているビルに着弾、そして崩壊する。
瓦礫がツンの機体に降り注いだ。敵方面を向きながら後退していたのでビルの崩壊に気付かなかったのだ。
鉄骨程度では大きな被害はないが、問題は巻き上げられた粉塵だ。
レーダーを見ると敵は止まっている。つまり、砲撃が来る事は確実。ツンは回避しようとアクセルを踏んだ。
しかし…
 
(;゚ω゚)「ツン!! 何やってるんだお!!」
『くっ…瓦礫が壁になって…!』
『避けろーーーーーーーー!!!!!』
 
粉塵を貫きながら火球が迫った。
 
『うぅ…アアァァァァーーーーー!!!!!』
(;゚ω゚)「ツンーーーーーーーーー!!!!!!」

72 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:42:22.47 ID:99NpbNdc0
F5F5F5F5F5F5F5F5

73 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 02:50:18.85 ID:lL+3jy6pO
レイヴン、応答して!レイヴン!

74 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:11:55.31 ID:jAMOG5kX0
ばいばいさるさん?

75 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:13:33.06 ID:z8MDhwJsO
てす

76 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:13:37.60 ID:lL+3jy6pO
システム 睡眠モードに以降します

77 名前:二回さる食らった さる氏ね( ^ω^) :2007/02/07(水) 03:14:22.97 ID:z8MDhwJsO
──同時刻:ニューソクシティ上空
( ゚д゚)「どうした」
《先ほど撃破したアレが地上に出現して暴れています。場所は真下。どうします?》
( ゚д゚)「…侵入を許したのか。それとも…まあどちらでも構わん。何か分かるかもしれんな。操縦士、ハッチを開けろ」
『了解』
( ゚д゚)「旧世代の遺産か…」

78 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:14:43.93 ID:lL+3jy6pO
>>75
遅かったじゃないか…

ねるぽ

79 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:14:54.95 ID:99NpbNdc0
キタワァ

80 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:15:34.58 ID:z8MDhwJsO
(;゚ω゚)「ツン! 返事しておー!!」
『ザザー…大丈夫…よ…ピガガ…』
『生きていたか! 早く脱出を!!』
『分かっ…やば…オーバ…ヒーtザザザ…』
 
粉塵は爆風で吹き飛ばされたのか視界は良好だ。だが良い事はそれだけで危機に変わりはない。既に敵は前進しており、すぐにでも追撃されるだろう。
 
《レイヴン! 上空から何か来ます!!》
(;゚ω゚)「またかお…今度はなんだお!?」
《現在確認中………レイヴンです! ランカーAC、ガーゼフィクスを確認!》
『貴様らか…。この獲物はもらうぞ』
 
落下するガーゼフィクスはブースターを起動しないまま大型ロケットを連続で撃ち出す。ロック機能がないにも関わらずそれは吸い込まれるように命中した。敵は反動で地面に縫い付けられているのかその動きは鈍い。
地表まで残り30…20…10メートルの所で手にした武器、パイルバンカーを振りかぶりながらレーザーブレードを出現させた。そして急激にブースターを吹かす。
それでも速度は速く、巨石の如く降り立つ重装AC。落下を利用して敵の持つ巨大な武器を正面から腕ごと切断する様は獰猛な怪鳥を彷彿させる。
機体を襲った力がACの耐えられるギリギリの衝撃だった事は、降り立った時に地面が深く陥没し脚部が大きく軋んでいたのを見れば分かる。
その衝撃をものともせず、ガーゼフィクスは着地に合せて手にあるパイルバンカーから繰り出されると切っ先はコアを易々と貫通して背から先端が飛び出した。

81 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:15:51.85 ID:99NpbNdc0
援護援護援護

82 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:16:36.78 ID:z8MDhwJsO
『…・・……・……』
『やはり無人機…ぬぅ!!』
 
パイルバンカーを乱暴に引き抜いたガーゼフィクスは素早く後退する。支えを失った敵機は前倒しに倒れる。するとその肩が開き、都合12機に及ぶあの特功兵器が射出された。
それらは宿主に突撃して完全に破壊する。後に残るのは粉微塵になった鉄屑だけだった。
 
『コイツも自爆…。証拠は残さないつもりか。
まあいい。オペレーター、目標を達成した。回収を頼む』
『しかし無様な姿だな、ツンよ。雑魚共に構っているからそういう結果になる。いっそ貴様もそこの屑共と訓練したらどうだ?』
『…余計なお世話よ』
『フン、せいぜい拾った命を大切にする事だな』
 
ミルナは蔑むようにそれだけ言い残してさっさと着陸した輸送機に乗り込み、韋駄天の如く去っていった。

83 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:17:40.15 ID:99NpbNdc0
俺と同じとっつきらーキタコレ

84 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:18:06.82 ID:z8MDhwJsO
ξ#゚д゚)ξ「あーーーもうっ! 悔しいっ!!」
 
ゴミ箱を蹴飛ばして地団駄を踏むツン。
散乱するゴミ。
帰還してからというものの、ずっとこの調子だ。
ミルナ以外の増援だったなら、ここまで荒れはしないだろう。
だがミルナに助けられた事は事実であり、彼が来なければ死んでいたのも疑いようがない。それが更に癇に触るらしく、やり場のない憤りを物にぶつける。その矛先はブーンたちにも向けられた。
 
(;^ω^)「ツン…そんなに暴れるなお…」
(;´_ゝ`)「あ、あまり怒るとシワが増えるぞ…」

ξ#゚听)ξ「うるさいわねっ!
アンタが最初に無茶しなければこんな事にはならなかったのよ! 兄者もブーンを助ける為とはいえ無暗に突っ込んで反撃されて!
おかげで私一人に注意を向けなきゃならなかったのを分かってるの!? だからいつまで経っても半人前なのよアンタたちはッ! 大体もっとアンタたちが強ければあんなヤツの助けを──」
 
そこまで言って、自分が何を言っているかに気付く。
今の言葉は自分の非力さを肯定しているようなものだった。
自分がもっと強ければこんな結果にはならなかった。ミルナのように一人であの強敵を葬れる程強ければ。
それらに気付き、意気消沈して押し黙るツン。
そこに、一人の女が入ってきた。クーだ。

85 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:20:39.31 ID:z8MDhwJsO
川 ゚ -゚)「随分荒れていると聞いたが…そうでもないようだな」
( ^ω^)「いや、もう大荒れで」
( ´_ゝ`)「部屋を見れば分かるだろう。怒鳴り散らすわ物は壊すわで…」
(;*ω*);*_ゝ*)「アッー!!」
ξ#゚-゚)ξ「ちょっと黙りなさい」
ξ゚听)ξ「で、どうしたの? そういえばクーもあの無人機と戦ったらしいわね。どうだった?」
川 ゚ -゚)「うむ、その件で来たのだ。間違いなく今まで戦った中で一番の強敵だ。
恐ろしい相手だった。自分の弱さを実感したよ」
ξ゚-゚)ξ「でも生きてここにいるって事は倒したんでしょ?」
川 ゚ -゚)「やられる寸前に増援が来てな。ドクオとモララーだ。彼らが来なかったら今ごろ死んでいただろう」
ξ゚听)ξ「ドクオがねぇ…。あ、でもドクオも別の任務だったんじゃないの? よく助けに来てくれたわね」
川 ゚ -゚)「それなんだが、ニューソクシティから少し離れた所に研究所があってな。今は使われてないらしいんだが、なんでもその近辺で高岡博士の目撃情報があったらしい。
ドクオたちはそこの調査に向かったと言っていた」

86 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:21:06.35 ID:wFD63XO/O
wktkがとまらないっ

87 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:22:10.26 ID:z8MDhwJsO
ξ゚-゚)ξ「??? よく分からないわね」
川 ゚ -゚)「話は最後まで聞くんだツン。そこを調査してたドクオは地下に繋がるリフトを発見したんだ。地下には長い通路があり、その先に広大な施設があったと聞く。
特殊な妨害電波が張り巡らされているのか地上との通信は不可能。どうしようかと思っている時に、彼らもあの無人機に襲われたらしいぞ」
ξ゚-゚)ξ「今は使われてない施設と高岡博士と無人機…。なんか匂うわね」
川 ゚ -゚)「ああ、あの無人機は高岡博士と何らかの関わりがあると考えた方がいいだろう。
話を戻すぞ。無人機を撃破して更に調査を進めた所で、分岐点があったのだ。その中の一つを選んで先に進んだ所で、またリフトがあったらしい。リフトで上がると、そこはニューソクシティ北部だったとか」
ξ゚听)ξ「じゃあたまたま北部に出たドクオたちが、クーを発見して援護してくれた訳ね」
川 ゚ -゚)「そういう事だ。まあ援護というか、私は見てただけだがな。
とにかく運が良かった。突然レーダーに反応が現れたから驚いたぞ」

88 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:23:57.81 ID:z8MDhwJsO
ξ゚听)ξ「てか、ドクオもよくペラペラ任務内容を話したわね…」
川 ゚ -゚)「帰還してから、助けられた礼を言いに彼の部屋を尋ねた時に聞いたんだが──そういえばひどく動揺していたな。
何か不都合があるかと日を改めようとしたら、慌てて部屋に入れられた。最初は黙っていたが一度話し出すと後はずっと話しっぱなしだったな」
ξ゚ー゚)ξ「テンパってたんでしょ。あいつクーの事好きっぽいからねぇ」
川 ゚ -゚)「私のような色気のない女を? 初耳だな」
ξ゚听)ξ「今度聞いてみたら?」
川 ゚ -゚)「うむ。そうするとしよう」
ξ゚听)ξ「ところでクー。あいつの戦いを間近で見たんでしょ? どうだった?」
川 ゚ -゚)「強いな、彼は。久しぶりにトップランカーの実力を見たが私など足下にも及ばない。私もあのようにありたいものだ」
川 ゚ -゚)「ああ、当初の目的を忘れる所だった。ツンに折り入って頼みがあるのだが…」
ξ゚-゚)ξ「なに?」
川 ゚ -゚)「私と共に訓練してくれないか? 私はまだまだ弱い…。生徒を持ってはいるが、弱い私に教官を勤める権利などない…」

89 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:25:16.01 ID:z8MDhwJsO
つまりクーは己を磨こうとツンに頼みに来たのだ。
ツンは考える。日に日に強くなっていくブーンや兄者。それに対して自分は?
力が欲しい。何者にも負けない、全てを屈服させる力が。
ツンは二つ返事で答えた。
 
ξ゚-゚)ξ「いいわ、やりましょう。二人とも、ちょっと…」
 
( ^ω^)「レイド権チェンジ。兄者がレイダーだお」
( ´_ゝ`)「おk。カバディカバディカバディカバディキャバドゥェ…」
ξ゚听)ξ「ブーン! 兄者!」
( ^ω^)「今忙しいから後にしてお。
それより兄者、今噛んだお。キャントアウトでレイド権チェンジ」
( ´_ゝ`)「むむぅ…今度はアンティだな」
( ^ω^)「カバディカバディカバディカバディカバディカバディ…」
 
ξ# )ξ
 
ツンの長話に飽きて二人でカバディをしていたブーンと兄者を鉄拳で黙らせ、ツンは説明を始めた。

90 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:26:36.34 ID:z8MDhwJsO
ξ゚-゚)ξ「…という訳で、私はしばらくアンタたちの相手を出来ないの。でも安心して。
夜にでも二人の訓練映像を見て悪い所や良い所があれば言ってあげるし、毎日の特訓メニューも組んであげるから。質問は?」
(♯)^ω(#)「ありませんお」(♯)_ゝ`(#)「同じく」
ξ゚-゚)ξ「そ。じゃあ私は行くわ。そろそろ機体修理も終わってるはずだし。アンタたちのは損傷が激しいからまだ時間かかるわね。
筋トレでもやってなさい」
 
説明し終わった途端に席を立つツン。彼女も久しく燃えているようだ。
 
(♯)^ω(#)「よし! 兄者やるお!!」
(♯)_ゝ`(#)「うむ!」
 
気合いの入った二人を見て、満足気に部屋を出るツン。
 
ξ゚听)ξ「あ、言い忘れてたけどクーの生徒が加わるかr──」
(♯)^ω(#)「カバディカバディカバディカバディ…」
 
ξ  )ξ
 
(♯) ω(#)♯)_ゝ (#)
 
VIPに二人の悲鳴がこだました。

91 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:28:31.15 ID:99NpbNdc0
エンゴ

92 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:39:59.94 ID:9j+GUUz3O
こんなスレを待っていた
追い続けたものに手が届いた気がする

93 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 03:44:52.47 ID:aeHw+QZr0
この静寂・・・おそかったのかなぁ?

94 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:04:01.04 ID:X++ECEdLO
wktkしすぎで寝れない

95 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:09:18.79 ID:z8MDhwJsO
てす

96 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:10:03.22 ID:99NpbNdc0
ヒャッホウ

97 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:11:34.32 ID:z8MDhwJsO
やーっと解除されたか…次食らったら寝る。
そん時はスレ落としちゃってください。
その内自分で立てて最初から投下するんで。

98 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:12:47.42 ID:z8MDhwJsO
訓練所を縦横無尽に飛び回る緑一色に染められたAC。
両肩に積まれたチェインガンと銃器を持たない二つの手。その両手からレーザーブレードが生まれた。
俊敏に動きながら乱舞する緑の機影。しばらくブレードを振り回してから急に動きを止め、ビシリと妙な構えをとりながら彼は言った。
 
『かまきり拳は無敵だ』
(*^ω^)「おお〜」
『か、かっこいい!』
 
生身で構えると様になっているかもしれないが、ACでやると悪い冗談のように見える。見る人が見たら気分を害す事受け合いだ。
しかも本人は至って大真面目なので始末が悪い。ブーンと兄者は気に入ったようではあるが。
 
『ふふふ、そうだろうかっこいいだろう!』
 
彼の名はほわっちょ相田。かまきり拳法初代創始者の肩書きを持つレイヴン。
彼がクーの生徒だ。ランクは12位と、それなりの実力はあるようだ。
 
『クー姉さんから話は聞いてるよ。今のパフォーマンスで僕の実力は充分理解してもらえたとは思うけど、念の為に直接伝えよう。行くよッ!』
( ^ω^)「来いお!」
(;^ω^)「ってちょ、速──」
 
相田の機体、カマキリオンは速かった。ツンのそれよりも速い。
ブースターが火が吹いたかと思った時には並んでいた二機の間を通過する。それほど距離があった訳ではないがブーンと兄者はこの速さには驚きを隠せない。
二機とも、コアには一文字の傷が付けられていた。

99 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:13:58.17 ID:z8MDhwJsO
『ふふ、どうかな? 高出力ブースターを積んだ軽量二脚のスピードはすごいだろう!』
『なんというスピード。見るまでもなく分かってしまった。
その機体のオーバーブーストは間違いなく光』
『まあ装甲は紙並みだし、このブースターにしたのはつい最近だけどね。スナイパーのクー姉さんに追いつくにはスピードを上げるしかないと気付いたんだ。
ちなみに僕のコアにオーバーブーストはない。速いけどエネルギー消費がハンパないからね。その代わり実弾系のオービットがあるよ。それじゃ、訓練を始めようか』
( ^ω^)「把握したお。えーと、今日のメニューは…」
 
ツンが組んだメニューをモニターに表示する。
 
『反撃しつつ、ほわっちょ相田の攻撃を避け続ける、か』
( ^ω^)「尚、背後に回られて斬られたら原点1…。1ポイントにつき腹筋背筋腕立て20回…5ポイントごとに1キロの走り込みを追加…」
『死ねるな』
(;^ω^)「死ねるお…。相田もペナルティあるのかお?」『僕だって必死だ。
君たちの攻撃を受けるごとに腹筋背筋腕立て3回。君たちの装備はマシンガンとショットガン、僕も死ねるよ』
(;^ω^)「後ろをとられないようにがんばるしかないお…」

100 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:15:54.44 ID:z8MDhwJsO
一方その頃…
 
深い青に緑の線で装飾され、両手にスナイパーライフルを持ったACと純白のACが交戦していた。
ツンデレビウムは武器をレーザーライフルに変更している。先の戦いで攻撃力の低さを実感してから、まずは純粋に武器から変えたようだ。むろん機体もそれに合わせた物に改良してあった。
 
ξ;゚听)ξ「随分と、射撃精度が上がったじゃないの…! それに逃げ足も速くなったんじゃなくて!?」
『伊達に任務はこなしてないからな…! ツンこそ、その速度で私を射程内に捉え続けるとはな!』
ξ;゚-゚)ξ「お互いレベルアップしてるって事ね…面白いじゃない、トコトンやるわよ!」
『ああ望むところだッ!』

101 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:16:24.66 ID:99NpbNdc0
援護援護

102 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:17:31.86 ID:z8MDhwJsO
ξ;--)ξ「あぁ…疲れた…久しぶりに朝から晩まで全力で戦ったわ…眠い…」
 
欠伸を噛み締めながらウトウトとするが頭を振って眠気を飛ばす。
 
ξ;゚-゚)ξ「いけないいけない…まずはブーンたちの様子を見なきゃ…」
 
録画映像を早送りで再生して気になる所があればスロー再生し、注意点をメモする。
その作業を繰り返し、次はメニューの作成。
全てが終わる頃には三時を過ぎていた。
 
ξ;--)ξ「次からもっと早く切り上げなきゃダメね…今から帰って出社したら三時間も寝れないし…。さすがにキツいわ…シャワーも浴びたいし…」
ξ゚听)ξ「あ、そうだ!」
 
ツンはポンと手を叩き、軽い足取りでシャワールームへ向かった。

103 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:20:37.71 ID:z8MDhwJsO
目覚ましが朝を告げる。
朝が弱い者にとって、一日で最も辛い時間だ。
 
( -ω-)「もう…朝…かお…」
 
二度寝しようと叩くように目覚ましを止め、寝返りを打つ。
手には柔らかい感触。そして枕のすぐ横では…
 
ξー_ー)ξ「…zzZ」
( -ω-)「………」
(;^ω^)「うぉわぁ!!?!?」
ξ--)ξ「あ……ブーンおはよう…」
(;;^ω^)「すいませんすいませんすいません昨日走り込みはサボりましたついでに今おっぱい触りましたすいませんすいませんすいま(ry」
ξ--)ξ「んーー…いまなんじ…?」
(;;^ω^)「七時過ぎでございますお嬢様」
ξ--)ξ「そう…じゃ…起きるわ…」
 
のそのそと起き上がって洗面所に向かうツン。すぐにシャワーの音が聞こえてきた。続いてドライヤーの音。
音が鳴り止んでブーンの前に現れたのはタオルを首にかけた全裸のツン。
 
ξ*゚听)ξ「ハァ…さっぱりした…」
(*゚ω゚)「………」
ξ*゚听)ξ「………」
ξ////)ξ「やだっ! 自分の部屋と勘違いしちゃった!」
 
朝から普段ではあり得ない光景を目の当たりにしたブーンは放心するしかなかった。

104 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:22:26.61 ID:z8MDhwJsO
ξ////)ξ「ごめなんなさいねブーン。すぐに朝食作るからね」
(*^ω^)「いえ、充分ご馳走さまですおwwwwww」
 
ブーンの戯言は届かなかったのか、ツンはそのまま冷蔵庫を開く。
 
ξ゚听)ξ「何も入ってないじゃない。こまめに発注しときなさいよ。レイヴンなら食料はタダでもらえるんだから」
 
愚痴るツンの言う通り、VIPに所属するレイヴンには無料で食料品が支給される制度が昔からあった。
日々命をかけるレイヴンにとってはタダより高い物はないという言葉が見事に当てはまる。
しかし近年ではレイヴンの死亡率は著しく減少しているので、この制度を見直そうという動きもあるようだ。
 
ξ゚听)ξ「でもパンと卵ははあるみたいね。トーストとコーヒーになるけどいい?」
(*^ω^)「けっこうですお」
 
ブーンは運ばれてきた目玉焼きトーストを一口かじり、根本的な疑問を投げ掛けた。
 
( ^ω^)「そういやなんでツンがいるんだお? てか、どうやって入ったんだお?」
ξ゚听)ξ「ホラ、これ」
 
彼女もトーストを頬張りながら鞄をまさぐる。そして取り出されたカードキー。

105 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:23:04.49 ID:gfMYKU4m0
紫煙砲撃

106 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:23:52.92 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「あれ? いつの間に取ったんだお?」
(;^ω^)「…って僕のはポケットに入ってるお。なんで二枚あるんだお?」
 
ツンはトーストをもう一口かじってから言う。
 
ξ゚听)ξ「作った」
( ^ω^)「へ?」
ξ゚听)ξ「私、アンタの教官だしね。簡単に発行してくれたわよ。これからもちょくちょく利用させてもらうわ」
(;^ω^)「職権濫用ここに極まる」
(*^ω^)「でもツンなら大歓迎だお!」
ξ゚-゚)ξ「あとクーもたまに来ると思うから」
(*^ω^)(sneg?)
ξ゚听)ξ「変な事したらただじゃおかないわよ。
そういえば昨日の走り込みサボったらしいじゃない。食べたら走って来なさい」
(;^ω^)(言わなきゃよかったお…)
 
つい口を滑らしてしまった事に後悔したが、それ以上にこの嘘のような状況に彼の胸は弾んでいた。

107 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:25:12.67 ID:z8MDhwJsO
数日後…
(;ヽ´ω`)「お…おぉぉ……」
('A`)「よう、久しぶりだな」
(;ヽ^ω^)「あ…ドクオ…」
('A`)「なんかすげぇ疲れてるみたいだな。妙にやつれてるし…。そんなにツンのしごきはキツいか?」
(;ヽ^ω^)「それもあるけど…むしろ寝れないのがキツいお…」
('A`)「あん? 不眠症か?」
(;ヽ^ω^)「違うお…。いつからか毎晩のようにツンとクーがベッドに入り込んできて…」
(;'A`)「な、なんだと!?」
(;ヽ^ω^)「それでいつの間にか夜もトレーニングする事になっちゃったんだお…」
(;'A`)「夜のトレーニングゥ!!?」
(;ヽ^ω^)「最初はツンとクーだけでやってたのを僕は見てたんだお」
(;'A`)「公開プレイ!!? 何やってんだよクー…」
(;ヽ^ω^)「その内二人とも意地張り出してどんどん激しくなって…」
(;'A`)「は、激しいのか!!?」
(;ヽ^ω^)「それはもう、汗が飛び散るくらいに。それで何故か僕まで参加するはめに…」
(;'A`)「…で、どうだった…?」
(;ヽ^ω^)「もう二人とも体力あり過ぎで毎回僕が最初にダウン…」
(;'A`)「お前…」
(;ヽ^ω^)「涙も出ないくらいカラッカラに…。おかげで脱水症状寸前の日もあるお…」
(#;A;)「お前ェェーーーーー!!!」
(;ヽ^ω^)「部屋は汗臭くなるし寝る時間は削られるし…勘弁してほしいお…。誰か代わってほしいお…」
(;A;)「ち…チクショーーーーーー!!!!!」
(;ヽ^ω^)「お…?」
 
泣きながら走り去っていくドクオを、ブーンは訳も分からず見送っていた。

108 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:26:29.18 ID:Wl3nGhjWO
援軍

109 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:31:12.39 ID:Wl3nGhjWO
援護

110 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:44:15.11 ID:99NpbNdc0
( ^ω^)・・・

111 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 04:55:22.80 ID:3wCKXX3/0
やっと追いついた…
久々にwktk

112 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:03:06.76 ID:Wl3nGhjWO
J('ー`)し にこにこ

113 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:15:28.69 ID:X++ECEdLO
寝ませんぞ
さぁ〜てwktk

114 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:18:09.36 ID:Nwt2Qk36O
携帯からwktk

115 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:18:30.57 ID:z8MDhwJsO
風呂入ってた
>>113
いや、もう寝ようぜwwwww
なんか今の俺はさる食らいやすいみたいだしw

116 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:19:16.53 ID:gfMYKU4m0
>>115
ちょwwwwwwwwwwwwwwww

117 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:21:27.28 ID:jAMOG5kX0
>>115
乙ww

118 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:21:38.08 ID:z8MDhwJsO
まあいいや。投下する。
ほどよく眠気が襲ってきたから、次食らったら今度こそ寝る。
その時こそみんなも寝ようぜ!

119 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:22:17.30 ID:7MLKWWkxO
せっかく追い付いたというのに

120 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:23:16.17 ID:z8MDhwJsO
──その夜
空一面に広がるどんよりとした雲が星々を隠す。風も吹かない穏やかな夜だった。
草木は眠り、人も夢を観ているだろう。
その静寂を打ち破るどこか遠くから聞こえる微かな音…。
それは徐々に大きくなっていった。
 
ξ゚听)ξ「ブーン起きなさいッ!! 起きろーーーーーっ!!!」
 
ツンの蹴りがブーンの脇腹に炸裂。蛙が潰れたような呻きが室内に響いた。
ブーンは寝起きの悪さでは一流だったがさすがにこれには目を覚ます。
 
( -ω-)「痛い…お…もう…朝…?」
川 ゚ -゚)「違う。敵襲だ」
( -ω-)「敵…」
(;^ω^)「敵襲!?」
 
驚いてバネ人形のように飛び起きるブーン。
驚くのも無理はない。ここ数十年間でVIPが襲撃された事などなく、少なくともそのような暴挙に出る組織をブーンたちは知らない。
VIPは完全な安全地帯だと思っていたのだ。
 
川 ゚ -゚)「敵はガードメカやMTを次々と破壊している。VIPにいるレイヴンは皆出撃命令が出された」
 
廊下を走りながら手早く説明を受けるブーン。
 
(;^ω^)「敵って…ニューソクシティで戦ったヤツかお…?」
ξ;゚听)ξ「正体不明機って事しか分からないわ。もしかしたらアレかもね…!」

121 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:24:50.13 ID:z8MDhwJsO
格納庫に到着すると彼らのACは既に調整を終了し、出撃を待っていた。
 
《メインシステム 戦闘モード起動します》
 
耳にタコが出来る程聞き慣れた音声が響く。
現在ブーンのオペレーターは不在の為、情報はACが感知したものだけが頼りだ。
 
( ^ω^)「ブーンドライブ、出るお!」
『こちらツンデレビウム、出撃します』
『こちらスナイパークール、これより敵機の排除に向かう』
 
それぞれが合図を送り、VIPを脅かすものを撃破せんと飛び立った。
 
目下に散らばる鉄屑の山。ACとMT、ガードメカの物だろう。それらの多さが敵の強大さを示していた。
 
《敵ACを確認。機体照合開始………ヒットしませんでした。旧式のACです》
 
COMが無機質な音声が告げる。
パルス銃を撃ちながら飛び回る真紅のAC。
エンブレムには大きく「9」の数字。
それは接近するACを斬り捨て、離れた者には容赦なくパルスを浴びせて確実に撃破している。
MTが、そしてACでさえ短時間で沈むその光景はさながら悪夢のようであった。
 
《敵は強力なエネルギー兵器とグレネードを装備しています。連続して攻撃を受けないように注意して下さい。
機動力を活かした近距離でのグレネードランチャーによる正面からの極めて連続しての高火力攻撃主体の短期戦が有効でしょう》
(;^ω^)「グレネードランチャーなんか装備してないお…。これだから機械は嫌だお…」
『何ぶつくさ言ってるの! 来るわよッ!!』

122 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:26:36.51 ID:z8MDhwJsO
接近すると赤の機影が霞んで見える。狙いは全く定まらず、発射した弾丸は天空を突き進む。
側面からはツンデレビウム、背後からはスナイパークールが連射している。だが弾丸が赤い装甲を抉る事はない。
それとは対照的に敵のパルスは冗談のようにそれぞれの機体へ精確に命中した。
 
『ブーン! 後ろッ!!』
(;゚ω゚)「…っ!」
 
相田との訓練がここに活きた。レーダーは常に見ていたので回り込まれた事は分かっている。
敵の腕が振られる瞬間にオーバーブーストを発動し、ブレードは空を斬る。しかしそこから発射された赤の光波がブーンドライブを追った。
そうとは知らずに振り返る。
 
(; ω )「おおおおお!!!??」
 
機体に大きな傷が刻まれた。
故障はないが、こんなものを連続で食らえば一瞬で大破してしまうだろう。
 
『コイツ…! ずっと飛びながら撃ってるのになんでエネルギー切れしないのよ…っ!?』
『弾が…当たらない! クッ…チャージング…!』
 
先ほどから増援のACは続々と来ているが、来た途端に易々とスクラップに変えられてしまう。
ツンやクーでさえも数発被弾しながら動き、被害を抑えるので精一杯だった。反撃など出来ようはずもない。
雨あられとパルスを降らし、やがて飛びながら肩にあるグレネードを構える敵AC。

123 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:28:23.07 ID:spN5fiI+O
借金しなくちゃ

124 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:28:36.34 ID:z8MDhwJsO
『誰であろうと…私を越える事など不可能だ』
 
グレネードが火を吹いた。
 
『え…!?』
『馬鹿な…』
 
空中から火球を放つ姿はまるで爆撃機。その爆炎は周囲にある物を飲み込み、あらゆる物を蹂躙する。
 
(;゚ω゚)「なんで空中からグレネードを撃てるんだお!?」
『さあね…! よっぽど高性能のオートバランサーでも積んでるんじゃないの!』
(;゚ω゚)「解説してないで避けろお!!」
『分かってるわよっ! …私にもっと力があれば…!!』『ツン! ブーン!オペレーターからの通達だッ!
ドクオとミルナ、それとギコが到着した! あのヘリに乗っている! 護衛するぞ!!』
『…希望が見えてきたわね』
( ^ω^)「任せろお! 指一本触れさせないお!!」
 
気力をふり絞って援護に向かう三機。
しかしここで敵が攻撃を中断するとは誰が予想しただろうか。ピタリと爆音が止んだ。
 
( ^ω^)「…?」
『どうしたのかしら…』
『分からん。故障かもしれん。だが油断はするな』
 
こうしている間にヘリは格納庫に着陸する。
ブーンたち三人は旋回しながら様子を伺う。

125 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:29:12.28 ID:9j+GUUz3O
シエン

126 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:29:53.53 ID:z8MDhwJsO
『お前たちの力はその程度か 修正するまでもない…
ナインボール 帰還する』
 
( ^ω^)「へ…?」
『去って行くわ…。追跡する?』
『いや…深追いは危険だな。指示を仰ごう』
 
彼らは炎を揺らめかせる残骸の中で立ち尽くす。そこについさっき到着した三人がACに乗ってやって来た。
真っ先に駆け付けたのはドクオのAC、メランコリックハートだ。
 
『クー! 無事か!?』
『うむ。腕部と脚部およびコアの破損により射撃補正と機動力の低下、それにジェネレーターとラジエーターがイカれたくらいだ』
『ボロボロじゃないか…』
『敵はどこにいる』
『あの野郎どこ行きやがったゴルァ!』
 
ガーゼフィクスとギコの重武装タンク型AC、護流亜も駆け付けた。
 
( ^ω^)「逃げられたお」
『逃げ出した訳じゃなさそうだけどね…。戦いは私たちの完全敗北よ…』
 
ツンは悔しそうに呟き、格納庫へ飛んで行く。
 
『フン、無駄足だったか』
『こんな事なら寝てたかったぞゴルァ…』
 
ミルナとギコもツンを追った。そしてブーンも。
彼らに続こうとしたドクオだったが、クーからの通信で一旦着地する。

127 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:30:58.72 ID:z8MDhwJsO
『そういえばドクオ』
('A`)「ん? なんだ?」
『君は、私が好きなのか?』
(;;'A`)「ぶぁっ!? な、な、なんでそんないきなりそんな事を!?」
『ツンから聞いたんだ』
(;'A`)(あの女…)
『どうなんだ?』
(;;'A`)「そ、そりゃ嫌いと言ったら、嘘になるし、好きじゃないと言っても嘘に…」
『つまり?』
(;;'A`)「つ…つまりす、す、好k亜qswでrftgyふじこlp;…」
『落ち着いて話せ』
(;;'A`)「ちょ、ちょっと落ち着く時間をくれ…」
『いいぞ』
(;'A`)「じゃ、じゃあその間に聞きたいんだが…その…ブーンの部屋で…あの…なんか色々やってるって聞いたんだが…本当か…?」
『夜のトレーニングの事か? それならブーンの部屋で寝る時は毎回やっているぞ』
 
( A )
 
『どうした?』
(;∀`)「ハハ…そうかァ…アハハハぁ…」
 
ドクオはオーバーブーストを起動した。
 
『急に笑い出すな。少し怖いぞ』
(;A;)「チクショーーーーウワァァァァァァン!!!!!!!」
『あ! 待てどこに行く?』
 
彼女の言葉を無視してドクオは彗星の如くカッ飛んで行った。エネルギーが切れるまでとこまでも、どこまでもひたすら真っ直ぐに…。

128 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:33:20.85 ID:z8MDhwJsO
『話が違うぞ…』
从゚∀从「ハハ? 何がだい!」
『この世界は秩序が保たれているように見える…それにイレギュラーなど存在しない
何故私を蘇らせた…』
从゚∀从「それは一部の世界しか見てないからだよ!」
『ならば私にネットワークへの接続権を与えろ』
从゚∀从「それは出来ないねぇ!」
『何故だ』
从゚∀从「そんな事を許したら全部乗っ取られちまうかもしれないしねぇ…ハッハ!」
『本当はお前が秩序を破壊する者ではないのか …もしお前が秩序を保とうとしているならば全てを私に委n』
从゚∀从「喋り過ぎだよ。ゆっくりおやすみ…坊や。その間戦闘データでも見せてもらうよ…」
从゚∀从「おやぁ? この子は…これは面白いねぇ。面白いよ! ハッハッハッハァ!」

129 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:35:08.23 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「兄者おはいおー」
( ´_ゝ`)「おお、生きてたか…。心配したぞブーン。
なんだか大変だったらしいな。ニュースでも大騒ぎだぞ。VIPの抱えるレイヴンの半数が死亡したとかなんとか…」
( ^ω^)「何気に運は良いみたいなんだお。最近はよく死にかけるけど…」
( ´∀`)「え〜静かに! 全員来たみたいだしそろそろ始めるモナ」
 
太陽が真上に登る頃、全てのレイヴンは緊急召集された。なんでもこれまでに分かった事を伝えるらしい。
 
( ^ω^)「ツンがまだ来てないお。他にもドクオたちが…」
( ´∀`)「ドクオとミルナ君と荒巻さんとツンちゃんは重要な任務に就いてもらってるモナ。本当は三人に行ってもらう予定だったけど、今朝急にツンちゃんが志願してきたモナ。
ツンちゃんならそんなには足を引っ張らないと思うし、同行を許したモナ」
( ^ω^)「把握した」
( ´∀`)「じゃあ始めるモナ」
 
モニターに研究所の写真が映る。
 
( ´∀`)「これは前にドクオが調査した研究所モナ。奥には地下に繋がるリフトがあって、そこからはニューソクシティ地下に続いてたモナ」

130 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:45:53.62 ID:3wCKXX3/0
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

131 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 05:59:47.26 ID:sqrBvLqzO
これは支援したくなる

132 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 06:08:17.14 ID:q9xQkhpx0
おもしろひ
コイツァwktkが止まらんぜ

133 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 06:17:04.29 ID:50CKDV1FO
今日受験なのに…

134 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 07:04:38.91 ID:t2eHHoiM0
うわぁ…これはひどい

135 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 08:10:17.95 ID:3wCKXX3/0
寝ちゃったかな

136 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 09:08:27.12 ID:vGyuHx5rO


137 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 09:22:09.22 ID:kgN3oCBTO
ほっ

138 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 09:38:34.05 ID:lL+3jy6pO
ほぎれ

139 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 09:42:39.97 ID:0X8s8FqRO
これは元ネタがわからん人にはわけわからんな
世界観、用語がわかりにくい
まあ、作者が元ネタ知らん読者はイラネってなら話は別だが

140 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 10:29:55.61 ID:nOMtxVvxO
ほし

141 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 11:10:11.81 ID:Dcn0ftZo0
しかも一文が長く、読みづらい

142 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 11:37:30.62 ID:pWJsBaQRO
ほし

143 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 12:16:48.55 ID:wFD63XO/O
まだ残ってんのかwwwwwww援護

144 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 12:17:32.89 ID:qaK7iUTo0
すごく…見づらいです…

145 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 12:36:29.38 ID:I8fQTwZqO
援護

146 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 13:00:47.17 ID:LVX72fFRO
何というクオリティ……
ついつい読みふけってしまった
このスレは間違いなく保守対象

147 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 13:24:32.88 ID:Nwt2Qk36O
保守

148 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 13:25:33.74 ID:u93W75xNO
>>139
雰囲気は楽しめたが

149 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 13:28:19.18 ID:5ivoeIMM0
レイブンと聞いて「伝説のオウガバトル」かと思った。

150 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 14:11:37.85 ID:7T24tyeQ0
コレは良スレ

151 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 14:39:35.63 ID:fKD2w2OcO
これはwktk

152 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 14:47:21.38 ID:X++ECEdLO
全力で保守

153 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 14:50:07.83 ID:BI43NzOx0
(,,゚Д゚)=BB
/ ,' 3=鳥大老
川 ゚ -゚)=ロスヴァイセ
ξ゚听)ξ=ファナティック
('A`)=エヴァンジェ
( ゚д゚)=クライン

に思えてきた

154 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 15:03:20.29 ID:wKWwsfA4O
川 ゚ -゚)がジナに見える俺は('A`)がジノーヴィーに見える

155 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 15:10:25.10 ID:Xd4Fu2sBO
>>1に期待保守

156 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 15:20:40.65 ID:VbPWHEkC0
初代から2までやった俺はよくわからんところもあるが
保守

157 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 15:30:39.80 ID:Nwt2Qk36O
保守

158 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:04:23.99 ID:VbPWHEkC0


159 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:04:31.24 ID:8BKAe6zmO
保守

160 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:22:23.71 ID:Nwt2Qk36O
保守

161 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:43:46.43 ID:99NpbNdc0
( ^ω^)レイブーン

162 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:44:00.19 ID:aniaBcm/O
9ボールかっけええ

昔何度もやられた記憶があるぞ
懐かしい。

163 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:45:55.76 ID:X++ECEdLO
保守(´^ω^`)

164 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 16:51:48.57 ID:7T24tyeQ0
ディソーダーはまだか

165 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 17:33:14.36 ID:7T24tyeQ0
ho

166 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 17:37:47.32 ID:z8MDhwJsO
あれま…保守されとる。暇人どもめwwwww

あれ?目から汗が…

167 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 17:41:36.14 ID:aniaBcm/O
>>166
つづきwktk

168 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 17:45:11.38 ID:z8MDhwJsO
>>139
マジか!わかりにくいか…
元ネタ知らない人にもわかるように武器名は表記しないで「レーザーライフル」みたいに表記してるし、
コア等の意味や世界観の説明は一通り入れつもりだがまだ説明不足か…うーむ…。

>>141>>144
おk、ちょっと直してくる。

169 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 17:52:50.61 ID:7T24tyeQ0
きたwwwwwまってたおwww

170 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 17:59:20.78 ID:X++ECEdLO
>>166 待ってたよ

171 名前:軽くネタバレになる危険もあるがとりあえず… :2007/02/07(水) 18:08:35.12 ID:z8MDhwJsO
この世界で目立つ主な勢力
 
レイヴンズVIP
全ての企業、組織からの依頼を仲介する管理組織。集まった依頼の内容に一度目を通し、それぞれのレイヴンに振り分けている。
しかしVIPに益があるかないかの二色に分け、益のない依頼は仲介しないという一面も持つ。ほとんどのレイヴンはこの事実を知らない。
現存するレイヴンの大半が所属し、いろいろ美味しい制度(エサ)でレイヴンを繋ぎ止めている。
エイトボール(雑魚)並な実力のレイヴンがたくさんいる。
 
ラウンジ・ファウンデーション
勢力差があまりない企業間で一応トップの力を持つ。
ラウンジが急成長を見せたのは僅か数年前の事だった。その裏には何か秘密がありそうだ。
ラウンジの販売するパーツ、特にエネルギー兵器は高性能と評判。
でも高い。
 
ニューソクシティ
まだ企業同士の争いが激しかった頃に発生した都市複合企業。強大な力を持つ企業に対抗する為にいくつもの街を併合させ、街全体を一つの企業とした。現存二位の力を持つ。
MTの開発に力を入れている。

172 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:11:25.63 ID:z8MDhwJsO
アウトロー・マテリアル
一昔前は完全に独立していながらトップの力を持っていた企業。全てを武力で解決しようとする武闘派であり、そうやって勢力を拡大していた。
だが時代と共に衰退し、今では三位の穏健派。衰退した理由の一つに、欲しいものは全て奪い取ってきたので技術者が育たなかった。その結果、開発や開拓の技術力が低いという。
 
ロビー重工
昔のアウトロー程ではないが他との干渉を嫌う企業。その為、ロビーに所属する街には犯罪者が最初に逃亡してくるので治安はあまりよくない。
しかし事件を起こしでもしたら自分の居場所を晒す事になるので、凶悪犯罪は滅多に起きない。恐喝などの小さい犯罪が多い。
孤立しているがそれなりに技術力は持っており、武器開発と建設技術がロビーの二本柱である。
 
企業連合
レイヴンズVIPから派生した完全な中立組織。
企業間での問題や利益の分配を取り決める。
 
余談だが年に一度、キャンディーの掴み取り大会が行われる。

173 名前:129の続き :2007/02/07(水) 18:19:19.15 ID:z8MDhwJsO
モナーがボタンを押すと写真が切り替わった。映るのは円形の部屋で、六つのドアがある。
 
( ´∀`)「それぞれがニューソクシティの東西南北の出口に繋がってるモナ。
一本はさっきの研究所、そして残った通路の先に答えがあったモナ。
ニューソクがこの地下施設を知らない訳ないモナ。そこでこれらのネタを元に圧力かけたら出るわ出るわ、多くの事が分かったモナ」
 
またボタンを押すモナー。
すると今度は人型兵器が組み立てられている様子の映像が流される。
これが通路の先にある施設だという。
 
( ^ω^)「コイツは…」
( ´_ゝ`)「あの時のヤツだな。組み込まれているのは特功兵器か? む、この人は…」

174 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:20:49.43 ID:z8MDhwJsO
兄者が発見した人物、それは職員たちに指示を出したりデータを入力したりしていた。
 
( ´∀`)「そう、高岡博士モナ。この映像はラウンジから押収した物モナ。
そして君たちが戦った無人機はここで製造されてたんだモナ。
最初は全面否定してたニューソクだったけど、圧力と脅迫を繰り返した結果、遂に吐いたモナ」
 
それによるニューソクはラウンジ・ファウンデーションと共同で研究、開発をしてたらしい。
研究はニューソクが旧世代のものと予想される施設を発掘した所から始まる。
そこはラウンジ・ファウンデーション近くにある大規模施設で、地下世界に存在していた。
それを察知したラウンジ・ファウンデーションは条約を掲げ、既に手中にあった特功兵器製造の技術と引き換えに、共同で発掘作業を進める事となったという。
彼らのトップは他の企業に利益を奪われないようにと、この発見を直隠しにしてきた。
老朽化の進んだ施設ではいつ崩壊するとも限らないので彼らは秘密裏に機材だけを運び出し、ニューソクシティの地下に新たな施設を儲け、そこで研究が続けられた。
この研究チームのリーダーこそがハインリッヒ高岡だったのだ。

175 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:22:59.17 ID:z8MDhwJsO
彼らの当初の目的は無人兵器による軍事力強化であったが、これらの強大さに気付いたニューソクとラウンジ・ファウンデーションは急遽目的を変更。
配備が完了し次第あらゆる企業とレイヴンズVIPに宣戦布告する算段だったという。
だが彼らの野望は叶わなかった。
特殊ACと特功兵器の量産は続き、配備完了まで後一歩の所で特殊ACが暴走したのだ。
結局彼らは旧世代の技術による兵器は制御不可能と判断を下す。幾重もの強化シャッターとゲートで無人兵器群をこの施設に封印した。
ところが最近になって何者かがゲートを開放したというのだ。
大半は既に機能を停止し、僅かに動いて地上へ溢れ出したの物がブーンたちの戦った特殊ACだった。
停止しているとはいえ、何の拍子で起動するか分かったものではないので放置は出来ない。
そこでドクオたちに残存する特殊ACの完全破壊を依頼したという。
VIP直属の依頼だった。

176 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:26:07.26 ID:99NpbNdc0
援護

177 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:26:08.02 ID:z8MDhwJsO
( ーωー)「…zzZ」
(#´∀`)「って起きろモナ!」
( -ω^)「ほとんど寝てないから眠いお…」
 
言ってから後ろを振り返ってギコとクーを交互に見つめるブーン。
 
(,,゚д゚)「…なんだよ」
川 ゚ -゚)「どうした?」
( ^ω^)「眠くないかお?」
川 ゚ -゚)「私は平気だが」
(,,ーдー)「眠ぃってレベルじゃねーぞゴルァ…。でも今は居眠りしちゃダメだろ常識的に考えて…」
( ´∀`)「やる気ないのは君だけ──」
 
モナーはずっと渡辺の胸を揉んでいるジョルジュを見てからブーンに向き直って言う。
 
( ´∀`)「他にも一名いるけど…とにかくまた寝たりしたらツンちゃんにチクるモナ」
(;^ω^)「それは殺されるお…」
( ´∀`)「じゃあ真面目に話しを聞けモナ。
えー、どこまで話したっけ…そうそう、ニューソクとラウンジの全貌までモナ。
とりあえず分かっているのはこれだけで、今朝の旧式AC──ナインボールって言ったモナ?
あれはまだ調査中モナ。
ニューソクとラウンジへ制裁はもちろん加えるけど、それより問題は無人機の存在モナ。
大規模生産施設はドクオたちに任せるとして、君たちには各地に点在する施設の破壊をしてもらうモナ」
 
出撃ポイントは後に通達すると言い、この場は解散された。

178 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:28:14.45 ID:z8MDhwJsO
ξ-д-)ξ「ハァ…」
 
枕に顔を突っ込みながら深いため息をつくツン。
強くなろうと、何かヒントを得る為にドクオたちについて行ったまではよかったが、
彼らの圧倒的な実力を目の当たりにした彼女は完全に自信を失う結果となってしまった。
ツンは起動していた特殊ACを苦労しながら一機撃破したが、その間に他の者はそれぞれ三機を破壊していた。
ツンは彼らの戦いを思い返す。
高速移動で翻弄して強力なダメージを確実に与えるドクオ。
被弾しながらも精確にコアを破壊するミルナ。
普段の穏やかな老人とは思えないほど暴力的な攻撃の荒巻。
ドクオは少し違うが、ミルナと荒巻に共通しているのは戦場にいるという自覚がある事だ。

179 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:30:01.73 ID:z8MDhwJsO
一昔前ではレイヴンとは、共に作戦を遂行した次の日にも、共闘した戦友が殺しに来る事もある職業であった。
彼らは裏切られる事も念頭に置き、もしそれが原因で散ろうものなら力が無い己に非があると、全てを受け入れる覚悟が出来ていたのだ。
故に己の行動は自信に満ち溢れ一片の迷いもない。自信が強さに反映され、強さは自信に繋がる。
こうして彼らは戦場を生き抜いてきた。
ツンとは覚悟の量が違う。
もし敵となれば元仲間でさえも容赦なく葬り去るという凄みを二人から、そしてそれはドクオからも感じた。
自分にそこまでの覚悟があるだろうか。自問自答するツンの答えは出ている。
だが認めたくない。認める訳にはいかない。
ここが自分の限界なのか。これ以上強くはなれないのだろうか。
嗚咽が口の端から漏れ出すのを、彼女は止める事が出来なかった。

180 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:31:20.18 ID:z8MDhwJsO
PCがメールの着信を告げた。
 
ξ;д;)ξ「…誰、かしら…」
 
フラフラと起き上がってチェックしようとした時、チャイムが鳴る。
そしてドアを叩く音。
 
『ツンー! いるのかおー?』
『ブーン。そんなに叩くと、もしいたら怒られるぞ』
ξ;;)ξ「………」
『………出て来ないお。寝てるのかお?』
『フッ、ならば叩き起こす他ないな』
『チャイムとノックのダブル攻撃だお!』
『ぬぬ、ならばこっちは奥義十六連打!』
 
二人がかりのけたたましい音と連続で鳴らされるチャイム。
ドア越しに聞こえる、ツンの心中など知らない無神経な会話が、この時は反って救いとなった。二人の声を聞くと不思議と心が安らぐ。
…が、しかし五月蠅過ぎる。
ツンは涙を拭うと勢いよくドアを開けて怒鳴った。

181 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:34:42.91 ID:z8MDhwJsO
ξ##゚听)ξ「うッ!るッ!さーいっ!!!」
(;^ω^)「うおおお!!」
(;´_ゝ`)「す、すまん調子に乗った…」
ξ#゚听)ξ「なんか用!!?」
(;^ω^)「もう昼過ぎなのにツンが来ないから…」
ξ゚-゚)ξ「ああ…そういえば連絡入れてなかったわね…」
( ´_ゝ`)「む、どうしたんだ? 目が腫れて潤んでいるぞ。泣いていたのか?」

ξ;゚听)ξ「ち、違うわっ! 寝不足なのよ!」
( ´_ゝ`)「ふむ…なら今日は休むのか?」
ξ゚听)ξ「…そうね。たまには息抜きも必要だし、休みにしましょう。どっか出かけましょうか?」
(*^ω^)「mjd? 久しぶりの休みだおーwwwwww」
( ´_ゝ`)「俺たちは構わないが、寝るんじゃなかったのか?」
ξ゚ー゚)ξ「いいのいいの。私も気分転換したいし。パーッと遊ぶわよ!」
(*^ω^)「おっおっ ツンとどっか行くの初めてだおwwww」
( ´_ゝ`)(ちょっと待てブーン…。ツンの様子がおかしいとは思わないか? あの鬼の言葉とは思えん…)
( ^ω^)(言われてみれば…)
(;´_ゝ`)(これは良からぬ事を考えているに違いないぞ…。それか悲劇の前触れとか…)
(;^ω^)(隕石でも降りそうだお…)
ξ゚-゚)ξ「なにコソコソ話してるのよ」
(;^ω^);´_ゝ`)「………」ξ゚听)ξ「まあいいわ。着替えてくるからちょっと待ってなさい」
 
覗いたら殺すと言い残し、部屋に入って行くツン。
 
(;^ω^)「これは心の準備をしといた方がいいお」
(;´_ゝ`)「そうだな…」
 
何も知らない二人は、一抹の不安を抱えながらツンを待つのであった。

182 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:38:27.15 ID:99NpbNdc0
援護援護

183 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 18:56:58.30 ID:pWJsBaQRO
サル?

184 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:03:20.22 ID:Kiv1pcj20
地の文が多すぎる気が……。
まぁ今から読んで見るけど。

185 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:06:20.62 ID:z8MDhwJsO
管制室!ちゃんと援護しろよぉ!

186 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:07:15.45 ID:z8MDhwJsO
──ラウンジに属する街:ガイドライン
ターミナルに繋がるショッピングモールを覆うのは強化ガラスで作られた透明のアーケード。
太陽の光が燦々と降り注ぎ、見上げれば天に手を伸ばす摩天楼が伺える。
そこから点々と等間隔で聳える木々を便りに足を伸ばせば、森林の残る自然公園に出る事が出来る。
若者から年寄りまで老若男女が一息つける憩いの場だ。
近代都市と自然の調和したガイドラインというこの街は、ラウンジ屈指の観光スポットとして名を馳せていた。
人々の行き交う道々は活気で溢れている。
その群衆の中に、ブーンたち三人はいた。

187 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:09:09.44 ID:99NpbNdc0
えんご

188 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:09:10.50 ID:z8MDhwJsO
(;^ω^)「………」
(;´_ゝ`)「………」
ξ゚听)ξ「何よ黙り込んじゃって。せっかく遊びに来たんだから、今日はちょっとくらいはしゃいでもいいのよ?」
(;^ω^)「お…おお、もちろんだお。こう見えてすごい楽しんでるお!」
(;´_ゝ`)「うむ、こんなに楽しい日は久しぶりだぞ!」ξ゚-゚)ξ「…ならいいけど」
 
怪訝そうな顔で小首を傾げるツン。ビクビクする二人の男を先導し、とりあえずレストランで遅めのランチを食べた。
それからは特に計画もないのでショップを眺めつつ歩いていると映画館がある。
 
( ^ω^)「最近の映画なんてどれも似たようなもんばっかだお。どうせ──」
( ^ω^)(こ…これは!)
ξ゚听)ξ「アンタたちどっか行きたいトコある?」
( ´_ゝ`)「俺は特に…」
(*^ω^)「ならここ入ろうお!」
ξ゚听)ξ「いいけど映画なんてここ何年も観てないしこれと言って見たいのもないわね…」
( ´_ゝ`)「まあいいではないか。良さそうなのが無ければ出ればいい」
(*^ω^)「とにかく入ってみるお!」
 
今までビクついていた様子とは打って変わり、ブーンは意気込んでツンと兄者の手を引いて入って行く。

189 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:11:31.30 ID:z8MDhwJsO
(*^ω^)「ツン!兄者! これ観ようお!」
 
『流し目カウボーイ危機一髪〜犬とジャワ原人の秘宝・夜に散る桜吹雪はカカオかよ〜』
 
(;´_ゝ`)「詰め込み過ぎな感じのするタイトルだな…。B級臭がプンプンするのだが…」
ξ;゚-゚)ξ「アンタのセンスに脱帽」
 
+ + + + +
 
上映終了
 
(*^ω^)「面白かったお〜」ξ;゚-゚)ξ「そ、そう…?」
(;´_ゝ`)「客を飽きさせまいとする努力は買うが、なんともカオスな映画だったな…。主人公っぽいカウボーイはは五分で消えたし…」
(*^ω^)「そこがまた素敵だお。しかしまさかあのホームレスのオッさんが隠し玉だったとは…パンツからチョコを取り出すシーンは最高にシビれたお。
でもやっぱクライマックスだお。あの犬が使ったエターナルフォースブリザードなんか失神モノだお!」
ξ;゚听)ξ「そ…相当楽しかったようね…」
(;´_ゝ`)「俺には理解出来ん世界だ…」
(;´_ゝ`)(それよりブーン…余韻に浸るのはいいがツンを忘れた訳ではあるまいな? この後なにかあるかもしれんぞ…)
(*^ω^)「嫌な事思い出させるなお。それよりライバルのぬこが──」

190 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:12:13.73 ID:ScJNEMZnO
援護

191 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:12:37.88 ID:z8MDhwJsO
ブーンの話はこれから三時間ほど続いたが、いい加減うざくなったツンの地獄突きでおとなしくなった。
それから用もなくショッピングモールをブラブラし、自然公園に向けて歩いていた所、ツンの耳に入る断続的な音。ヘリのものに違いない。
ヘリが飛んでいても気に止める必要はないが、種類による。見上げるとアーケードのガラスを介して見える輸送ヘリ。そこにはACがぶら下がっていた。
投下される深い青の機体。
落下の衝撃で道路に亀裂が走る。
 
(;^ω^)「ちょ…マジかお…」
(;´_ゝ`)「何か起こると思っていたが…これは想定外だぞ…」
ξ゚听)ξ「あのACは…」
 
呆然とするブーンと額を押さえてため息をつく兄者を残し、ツンがAC目指して駆け出した。
 
(;^ω^)「ツン! 危ないお! 早く逃げるお!!」
 
ブーンの声は届いていたが彼女は止まらない。慌てて追いかけるブーンと兄者。
ブーンは近寄って分かった。ACの正体はスナイパークールだ。

192 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:14:21.78 ID:z8MDhwJsO
ξ゚听)ξ「クーーー!!!」
 
ツンが大声で呼ぶと、それに気付いたのかスナイパークールの外部スピーカーから音声が発せられる。
 
『ツンじゃないか。お、ブーンと兄者もいるな。
テロ組織が襲撃する情報が入ってな。どうにか私の方が早く到着出来たがここは戦場になるぞ。早く逃げるんだ』
ξ゚听)ξ「作戦領域は?」
 
ツンが尋ねた時、MTが降ってきた。弾ける地面の破片が飛び散り、周囲にある店のガラスが割れる。
その音よりはるかに巨大な、鼓膜が破れそうになる轟音がスナイパークールのライフルから轟く。
装甲がひしゃげ、陥没し、爆発するMT。
飛来した破片がブーンの頬をかすり、彼は肝を冷した。
 
『作戦領域はこの街全体だ。早く出た方がいい。交通手段は鉄道にしてくれ。優先的に護衛する』

193 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:14:26.23 ID:IhhQdLGC0
援護


194 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:16:07.26 ID:YS6Y8NNhO
ゾイド?

195 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:16:47.48 ID:z8MDhwJsO
ξ゚听)ξ「ガイドライン全体…けっこう広いわね…。
ありがと、今度なんかおごるわ」
ξ゚听)ξ「ブーン、兄者。さっさとガイドラインを出るわ。ターミナルに走るわよっ!」
 
ターミナルは逃げ惑う人々で混雑を極めたが、散り散りにならぬようにツンが二人の手を堅く握っていたのではぐれる事はなかった。
 
(*^ω^)(ツンと手つなぐの初めてだおwwwテラヤワラカスwwwww)
(;´_ゝ`)「何をニヤニヤしている。クーが護衛してくれているとはいえ流れ弾が来たら死ぬかもしれないんだぞ」ξ゚听)ξ「ホラ二人とも! 電車来たわよ!!」
 
短く言い、二人の手を引っぱり人込みをグイグイ分け入るツン。柔らかな手で完全に固定し、強靱な握力は二人を決して放さない。
 
(;^ω^)「ちょ…ツン…強…」
(;´_ゝ`)「て…手が潰れそうだ…」
(;^ω^)「痛たたた──!」
(;´_ゝ`)「骨が…ぁっ!」
 
二人の手の骨が軋む。それでもツンは手を放さない。
激痛と戦いながら、ツンの小柄な体からは想像も出来ない握力を恐ろしく思うブーンと兄者であった。

196 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:17:34.04 ID:ScJNEMZnO
援護

197 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:18:00.23 ID:7T24tyeQ0
列車破壊ミッション

198 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:18:25.90 ID:z8MDhwJsO
ξ;--)ξ「あ〜…飲みすぎた…キモチワル…」
 
ガイドラインから避難し、三人はラウンジで降りた。
ラウンジに配置されている警備部隊の数はガイドラインの比ではないし、そもそも戦火が及ぶ事も考え難いからだである。
その頃には日も傾き始めていたので、ラウンジで飲む事にしたのだった。
何故か電車に乗ってから更に怯えていたブーンと兄者だったが、アルコールを摂取してからは吹っ切れたようにテンションを上げていた。
帰りに走り回っていた二人が胃の中身を盛大にぶちまけたのは言うまでもない。
ツンもかなり酩酊していたが二人を介抱し、ようやく帰宅した所だった。
 
ξ;--)ξ「シャワーは朝浴びる事にしてもう寝よ…」
 
と、千鳥足でベッドに向かうツンだったが、暗い部屋で輝いているPCが目に入った。
 
ξ;--)ξ「そういえばメールが来てたわね…。
んー…差出人不明…?」


199 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:20:54.65 ID:z8MDhwJsO
半眼でチェックするツンの瞳は内容を読むにつれて大きくなる。
 
ξ゚-゚)ξ「君が力を求めているのは知っている……私の下に来れば力を……ムラクモ・ミレニアム跡地に……?」
ξ゚听)ξ「なによこれ。馬鹿馬鹿しいわね!」
 
ツンは叩き付けるようにメールを削除した。
そのままベッドに潜り込むが、なかなかあのメールが何故か頭から離れず寝付けない。
昨日の今日で心は深く沈み、藁にもすがる思いだった彼女に這い寄る都合の良い内容。
…どうせ誰かの悪戯に決まっている、そう思い込む事にして何時しかまどろみに落ちるツン。
 
 
それから数日後、彼女はACと共に忽然と姿を消した。

200 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:22:09.89 ID:9j+GUUz3O
援護支援

201 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:22:15.58 ID:ScJNEMZnO
援護

202 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:22:50.95 ID:z8MDhwJsO
( ´ω`)「ツン…どこにいるんだお…」
( ´_ゝ`)「…死体やACの残骸は見つかっていないが、VIPはツンを死亡したものとして捜索を打ち切るそうだぞ」
(#`ω')「ツンは死んでなんかないお! きっとどこかで生きてるお!!」
( ´_ゝ`)「ああ。俺もそう信じている。何か事情があって出て来れないだけさ」
 
ツンが失踪して早二ヶ月。
VIPは総力を挙げてツンを探し出そうとした。
だが、彼女の足取りを辿ろうにも足跡すら残っておらず、捜索の甲斐なく何の手掛かりも見つけられなかった。
そこでVIPはツンを死亡と断定、仮に生きていたとしても彼女の実力からしてAC一機だけではそれほど大きな脅威にらないと、捜査を打ち切ったのだ。
そのようなレイヴンの為にこれ以上無駄な労力や時間を割く訳にはいかないというのがVIPの本音なのだろう。

203 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:22:52.81 ID:BI43NzOx0
ムラクモ・ミレニアムktkrwwwwwwwwwwwwwwwww

204 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:23:22.61 ID:99NpbNdc0
技 術 の ム ラ ク モ

205 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:28:54.45 ID:ScJNEMZnO
援護

206 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:29:03.46 ID:VbPWHEkC0
消えなさいイレギュラー!!!

207 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:36:28.47 ID:z8MDhwJsO
管制(ry

ちょっと思ったんだが
支援って意味ないのかな?

208 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:37:47.06 ID:z8MDhwJsO
なにしろ問題は山積みだ。

大本でさえ特殊ACの起動数は十機だった事もあり、他の施設で動いているのは極めて少数だと思い込んでいたVIP。
だが実際には各地に点在する施設では、その特殊ACが予想以上に起動していたのだ。
動いていなければ一人のレイヴンでも事足りるが、ゲートを潜った先には現役起動中の特殊ACが数機。
結果として殲滅に赴いた多くのレイヴンが命を落し、敵を解き放つ事になってしまったのだった。
焦ったVIPは各地に溢れ出した敵をどうにか破壊しようと躍起になった。
その度にまた戦死するレイヴン。
かつて飽和状態だったレイヴンも、日に日に少なくなってきている。
目の前にぶら下がっている一番の問題とは、レイヴンズVIP存続の危機なのだ。

209 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:39:18.98 ID:z8MDhwJsO
( ´_ゝ`)「…とにかく次の任務だ。ラウンジ西のセピア砂漠で無人機が確認されている。
半人前と言えないくらい強くなって帰ってきたツンを驚かせてやろうではないか」
( ^ω^)「…おk」
 
ブーンにただ待つ事は出来なかった。
ジッとしていると体が疼き、もどかしい気持ちが襲ってくる。動いていなければ嫌な考えが浮かんで不安に押し潰されそうになる。
これまでも気を紛らわせるように、がむしゃらに任務をこなし多数の特殊ACを破壊してきたブーンと兄者。
少なくとも戦っている間は忘れる事が出来るので悪い想像で気が滅入る事もない。
敵が現れたとなれば真っ先に依頼を受け、二人の撃破数は上位にまで登り詰めている。
VIPにとってもこの二人の力はなくてはならない存在となり、いつしかあらゆる企業から一目置かれるレイヴンにまで成長していたのだった。

210 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:41:00.27 ID:z8MDhwJsO
《無人機の反応を確認。砂嵐で視界は最悪です。気をつけて下さい。
しかし敵は何故このような砂漠にいるのでしょうか?》
( ^ω^)「機械の考えてる事なんか分からんお。
兄者、いつも通りいくお」
『了解した』
 
砂地を回りながらブラクラが打ち上げるのは垂直落下ミサイル。当然一次ロックで発射するような愚は犯さない。
この敵に限らず多くの敵の攻撃は、小さく跳び続けながら旋回していればかわし易い事を、度重なる戦闘で学んでいた。
小さく跳ねながら兄者は時折逆方向への旋回を織り交ぜながらミサイルとガトリングによる射撃を続ける。
装備が変わったのはブラクラだけではない。
ブーンドライブも以前とは異なっている。
ブレードは同じだがショットガンから名銃と名高い強力なレーザーライフルに、グレネードから妨害電波発生装置へと変わっていた。

211 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:43:00.42 ID:99NpbNdc0
しえんご

212 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:43:12.05 ID:z8MDhwJsO
『いいぞ。敵は完全にブーンを見失った。止どめを』
 
無人機は機体反応を識別して攻撃を加える。つまりレーダーは目、反応を消せば攻撃されないのだ。
妨害電波を発生させたブーンドライブはもはや敵に見えていない。
後は近付いてコアを斬り裂けば終わりだ。
 
( ^ω^)「兄者、攻撃をミサイルだけにしてくれお。目印が欲しいお」
『了解した』
 
吹き荒れる砂の中、レーダーを頼りに接近すると炎が見え始めた。
そこに敵はいる。
ブーンはブースターを限界まで開放して一気に肉薄、背後からコアを刺し貫いて瞬時に離れる。
特功兵器に巻き込まれるのを防ぐ為だ。
 
《敵反応の消滅を確認しました。最初に無人機と戦った時とは見違えるようですね》
( ^ω^)「さすがに慣れたお。攻撃パターンも似たり寄ったりだし、それに…」
( ´ω`)(それに、ツンが僕たちを鍛えてくれたから…ツンがいたからこそ今の僕たちがあるんだお…ツン…)
《それに、なんですか?》
( ^ω^)「…なんでもないお。機体の回収を頼むお」

213 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:44:59.49 ID:z8MDhwJsO
ブーンは頭を振って考えないようにする。考えてしまうとどこまでも想像が悪い方向に一人歩きしてしまう。
そんなものは幻想だと信じているが、それによって精神をすり減らすのは避けたかった。
こんな時は体を動かすに限る。ブーンは兄者に通信を入れた。
 
( ^ω^)「兄者、輸送車が到着するまで対戦するお」
『またか…。先日はそれで死にかけたからな…』
 
当然ながら現在の武装も訓練用ではない。同じ実弾を使用するアリーナでは救護部隊が常に待機しているが、このような場所ではそれもあるはずがない。
危険度は雲泥の差があり下手をすれば命に関わるが、彼らはツンが失踪してからはこうした生死をかけた戦いを続けていた。
 
『まぁ、断ってもやるのだろう? …俺も強くならねばならないからな。いいぞ、相手をしよう。
ただしそのバックユニットは使わないでくれよ。視界が悪いからな、それを使われたら勝負にならん』
( ^ω^)「把握した。じゃあ始めるお!」

214 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:45:13.73 ID:lL+3jy6pO
>>207
さるさん回避になる…はず

215 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:45:51.39 ID:99NpbNdc0
ENGO

216 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:46:32.00 ID:z8MDhwJsO
開始の合図を伝えた瞬間、高速の弾丸が砂の壁を突き破りながら迫る。
速射性で劣るブーンは引き撃ちで距離を離しながら応戦する。
ブーンドライブが連発するエネルギーの塊はブラクラの脇を通り過ぎ、地面に着弾すると巨大な衝撃波を発生させた。
速射性が劣るのはガトリングと比較した場合である。威力を考えるとこの武器の発射間隔は恐ろしい。
さすが名銃と謳われるだけはあり、その名に恥じない性能を有していた。
兄者も被弾しまいと左右に跳びながら武器を切り換え、ミサイルを撃ち上げた。
かわせないものだけ迎撃レーザーで破壊しながら発砲を続けるブーン。
砂漠にミサイルの雨が降り注ぐ。

217 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:49:39.61 ID:eiJ+plq90
ブーンの武器はkarasaw?

218 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:55:17.59 ID:BNf7+9Au0
名銃と言えばカラサワだな

219 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:55:44.17 ID:oXzV3qcP0
E兵器の名銃といえばKARASAWAだろう

220 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 19:59:00.48 ID:3wCKXX3/0
バックユニットとやらが気になる

221 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:00:28.91 ID:GyL0kbiE0
E兵器の名銃ならシルキーという可能性も・・・!

222 名前:てす :2007/02/07(水) 20:04:19.99 ID:z8MDhwJsO
ギョーン (ズガーン) ギョーン(ズガーン)

223 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:05:01.87 ID:BI43NzOx0
krswktkrwwwwwwww

224 名前:220 ただのステルス :2007/02/07(水) 20:05:50.76 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「…お? 兄者、ちょっと待tt…」
 
視界の端に何かを発見して注意が逸れた。僅かな攻撃と動きの停滞。
それを好機と見たのか、ブラクラが詰めて来る。迫りながらオーバーブーストを起動し、発動されると数秒で距離はゼロになった。
その数秒間でブーンは体勢を立て直しているものの、完全ではない。
超高速で疾駆するブラクラから逃げるのはこちらもオーバーブーストを発動しなければ難しい。だが発動には時間がかかる。
恐らくブレードでの斬撃が来ると予想したブーンもブレードからレーザーを放出してレーダーを見た。そこにあるのは既に真横にある機体反応。
 
(;^ω^)「兄者ストッ──」
(;^ω^)(左──!)
 
勘を頼りに腕を一振り。
ブレードとブレードのぶつかる、エネルギーの弾けた音が響く。だが上手く弾き返したのも束の間、次の一閃が来るのは簡単に想像出来た。
瞬時に引くと想像通りエネルギーの閃きがコアをかすめて通過した。
このままでは危ないと更に下がるブーンドライブだったがブラクラはピタリと着いて離れない。
またブレードが翻り、ブーンドライブを斬り刻もうと迫るがこれもなんとか弾く。

225 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:06:42.00 ID:7T24tyeQ0
バックユニット=2の隠しアイテムの両肩レーダーじゃね?

226 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:07:29.02 ID:z8MDhwJsO
僅かに持ち直したとはいえ崩れた体勢が想像以上に足を引っ張るのだ。ブーンは叫んだ。
 
(;^ω^)「ちょ、ストップ! ストッーーープッ!!」
 
聞こえていないのかブラクラは止まらない。何度も斬撃を弾かれて戦法を変えたのか、砂を突き抜けた弾丸がブーンドライブに突き刺さる。
ブーンは咄嗟に妨害電波を展開する。
 
『む! 汚いぞブーン。これではどこにいるか分からないではないか』
(#^ω^)「だからさっきからストップって言ってるお!」
『なに、本当か? レーダーに全神経を集中してたからな。そのせいか聞こえなかったぞ。何か不具合か?』
 
まだ回転しているガトリングを下げ、ブラクラは停止する。
 
『コアにでも当たったか? それとも計器の故障か?』
(;^ω^)「確かにコアはちょっと斬られたけど…」
『むぅ。相手が見えないのはキツいな。危うく殺してしまう所だったか』
( ^ω^)「それはどうでもいいんだお。いや、よくはないけどさっきいた場所で何か…」
『何かとは?』
( ^ω^)「知らんお。なんか地下への扉みたいだったお」
『こんな砂漠に? ふむ…一応見てみるか』

227 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:09:52.92 ID:3wCKXX3/0
ステルスか!
納得納得

228 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:11:26.18 ID:z8MDhwJsO
ブーンが最初に斬り付けられた所まで戻る二人。おおよその場所は覚えているが、なかなか見つからずに二人は手分けして探す。
やや難航したが、懸命の捜索によってそれは発見された。
砂地にある人工物は今も吹き荒れる砂嵐の影響で半分ほど隠れている。あと少し時間がかかったならば完全に隠れてしまっていただろう。
 
『ふむ…確かに扉みたいだな』
( ^ω^)「きっとミサイルで砂が吹っ飛ばされて出てきたんだお。オペレーター、これについて何か情報はあるかお?」
《セピア砂漠にそのような施設があるという報告はありません。恐らく、未探査区画でしょう》
( ^ω^)「じゃあ調べてみるかお?」
《そうですね。直接的な依頼はありませんが未探査区画となれば話は別です。報酬も用意されるでしょう。
広範囲の調査と無人機の出現が予想されます。援軍を要請しましょうか?》
( ^ω^)「う〜ん…一応頼むお」
《了解しました。もうすぐ回収班が到着するので軽い修理と弾薬を補給して下さい》
( ^ω^)「把握したお。
兄者、この中を調べる事になったお」
『うむ。こっちもオペレーターから聞いた。未探査区画らしいな。中には無人機が蠢いているかもしれん。気は抜くな』

229 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:13:42.79 ID:z8MDhwJsO
やがて到着した輸送車と補給車が列を成して到着する。
二人は補給車から補給を受け─普通は回収班に補給車が同行するのは希だが、ブーンたちは毎回任務後に実戦さながらの訓練をしているので、彼らにとっては見慣れた光景である─未探査区画の入口に舞い戻った。
 
『どうやって開けるんだ?』
( ^ω^)「ロックされてるし…ぶっ壊すお!」
 
ブーンの過激は発言と同時に入口へライフルを向ける。強力なエネルギーの弾丸を続けて撃ち込まれた扉は、ものの数発で爆砕した。
 
『深そうだな…。とにかく降りてみるか』
 
ブラクラが先陣を切って縦穴に飛び込む。ブーンもそれを追った。
 
『かなり深いな。どこまで落ちるんだ?』
( ^ω^)「こんな地下に施設を作るなんて…まさか地底人?」
『なにを馬鹿な…お、底が見えたぞ』
 
機体の落下速度を殺してから着地し、周りを見渡す二人。
そこには広大なドーム状の空間が広がり、施設と言うより街と言った方が正しい。それほどの広さがそこにはあった。

230 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:15:34.06 ID:z8MDhwJsO
『なんと…こんなに広い施設が地下にあるとは…』
( ^ω^)「地底人説再浮上」
『確かにここは集落みたいだな…。一体誰がこんな地下に…』
( ^ω^)「やっぱ地底じn」
『ちょっと黙っていてくれブーン。オペレーター、聞こえるか?
………通信不可能領域か』
( ^ω^)「だから地t」
『そうだ、もしかするとここは旧世代の人々が暮らしていた居住区かもしれんぞ。
ラウンジが旧世代の施設を発掘したのもこの辺りだし、そこと繋がっているかもしれん』
( ^ω^)「t」
『とりあえず奥に進んでみよう。任務は探索だからな』
 
冷静に状況を把握しようと思考を巡らせる兄者とまだ何か言っているブーンは、まずはこのドームをくまなく調べた。
特に変わったものはなかったが、ドームの両端に奥へと繋がる通路がある事は発見した。
どうやら複合都市らしい。
かなり老朽化が進んでおり今にも崩れそうだ。それに追い討ちをかけるように、同じような都市を三つ越えて次の区画に続く通路に入った所で地面が揺れ動く。
地震だ。

231 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:16:51.56 ID:7T24tyeQ0
wktk

232 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:18:02.51 ID:z8MDhwJsO
(;^ω^)「うおお…!? ……結構デカかったお…」
『これは早めに済ませて帰還した方がいいな…』 
( ^ω^)「そうするお。こんな所で生き埋めには──」
『ッ!? ブーン! 早くこっちに来るんだ! 崩れるぞッ!!』
 
先行していた兄者が叫ぶ。天井を支える壁にヒビが入り、亀裂が大きくなるのを目にしたのだ。
亀裂は次第に壁から天井を走り、瓦礫の落下が始まる。
 
(;^ω^)「ぬあああああ!!!! 死ぬおおおおおお!!!!!」
 
必死で通路を走るブーンドライブを落下物が襲う。いくつもの巨大な瓦礫が通路を塞ごうと立ちはだかったが、レーザーで粉砕して突破した。
無事兄者の下へ辿り着いた頃には通路は完全に崩落してしまった。
 
『間一髪だったな』
(;^ω^)「地震とは想定GUYだお…」
『しかし無事で良かったがもう戻れんぞ。進むしか道はないな…』
 
突然の災難を経験した二人の口からは自然とため息が漏れる。その吐息をかき消すように二人のCOMが何かの反応を感知した。
 
《ACです。ランカーACバーボンを確認。
ロビー重工所属、WKNI-DEATHを確認。ロビー重工所属、将軍を確認。
無所属ACホラーリングを確認》

233 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:18:41.85 ID:z8MDhwJsO
ちょい飯

234 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:19:34.01 ID:oXzV3qcP0
弾薬 エネルギーチェック

カコンカコンカコン

235 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:20:48.85 ID:BNf7+9Au0
バーボンと言うことは…

ガチホモランカーの活躍が見れるわけだなwwwwwwwwwwwwwwwww

236 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:22:51.43 ID:7T24tyeQ0
将軍=<`∀´>?

237 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:24:02.68 ID:X++ECEdLO
>>233 早く帰ってきてね-

238 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:24:53.80 ID:7T24tyeQ0
念の為抜いとくか、今夜は眠れんかもしれんしな

239 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:32:51.37 ID:ScJNEMZnO
wktk

240 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:40:17.58 ID:z8MDhwJsO
(;^ω^)「えっ!? なんでこんなにACが…!?」
『ただの任務にしては多過ぎるな。俺たちの知らない所で何かが起きているようだな…』
 
二人のレーダーに二つの機影が映った。その内の一つは急速接近しており、すぐにでも二人の前に現れる。
第一に姿を見せたのは白のAC。ツンデレビウムの輝くような純白ではなく薄汚れた白の機体だった。銃器は装備していないらしい。
 
『ここで…死んで下さい…』
 
世界の全てを恨んでいるのかと思わせる、かすれた不気味な声で囁いたのは白のACに乗っている者だろう。判別はしにくいが女のようだ。
彼女は誰よりも早く二人の前に姿を現し一切のスピードを緩めずに肉薄する。武装からも接近戦を望んでいると見える。
 
『壁に…張り付けます…藁人形のように…』

241 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:41:13.43 ID:7T24tyeQ0
パイルランカーktkr

242 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:41:36.64 ID:z8MDhwJsO
『ブーン! AC四機では分が悪い! コイツは俺に任せてブーンは退路を探してくれ!!』
 
兄者が囮となる決意を固めた刹那、彼女のAC、ホラーリングからパイルバンカーが繰り出される。
だがそう簡単に食らってはいられない。
右に避け、空振りしたパイルバンカーを余所にガトリングを撃ち込む。
その瞬間を見切られたのか、ホラーリングはすぐに後退して横なぎの雨をかわした。そして再びブラクラに迫る。
コアを狙えば仮に外れてもどこかしらのパーツに命中したかもしれないが、手足を狙って攻撃していたせいかなかなか当たらない。
今まで彼らが相手をしてきた敵は無人機だった。
しかし今回は違う。
それが彼の手を鈍らせる。
 
《新たな反応を確認。ランカーACガーゼフィクスです》
 
兄者の手が止まった。
 
(;^ω^)「ミルナまで…!?」
『誰かと思えば…何故貴様らがここにいる』
 
通信器からミルナの声が聞こえる。その声色からは訝しっているのと多少の驚き、そして怒りが混じっていた。

243 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:43:44.82 ID:z8MDhwJsO
『まさか貴様らのような雑魚に…このぬるい世界で満足している不抜けどもに参加を呼び掛けた訳ではあるまい…。
仮にそうだとしても貴様らに資格があるとは思えん。ここで死ぬがいい。
貞子、ニダー、ビロード。そのACを生かして帰すな』
 
《続いて将軍、その後にWKNI-DEATHが接近》
『ここがお前たちの墓場になるニダ。逃がさんニダ!』
『そういう事です。死んでもらいますよッ!』
 
数で勝負が決まる訳ではないがこのまま援軍が到着すれば不利は否めない。ガーゼフィクスとバーボンの動きは見られないが黙って見ているとも思えない。
今の内に数を減らした方がいいだろう。
 
( ^ω^)「兄者! やっぱり先に来たヤツを二人で全力で倒すお! 仲間が到着したら大変になるお!」
 
効率の良さや安全面からもブーンの提案は間違っていない。二対一なら撃破もかなり楽になるからだ。いつもなら兄者は即座に返答してきてすぐにも行動に移る。
だが、今回は違った。
先の声とは別次元の、気味の悪い笑い声が静かに響く。
 
『フ…フフフ…やっと…』
( ^ω^)「兄者…?」

244 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:46:50.05 ID:7T24tyeQ0
あ、兄者(;A;)

245 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:48:28.23 ID:oXzV3qcP0
これは

246 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:51:20.79 ID:AkEmcIZY0
なんとなく過去から現在の流れから読めてたけど、な。
予想は2・3通り、そのうちどれかが答えに当てはまるな・・・絶対。

247 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:54:00.29 ID:eFMf2apXO
復讐か

248 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:57:10.65 ID:z8MDhwJsO
『やっとだ…これで…ハハハハハーッ!!』
(;^ω^)「ど、どうしたお!?」
『いやブーン。聞こえているさ…。これで堂々とミルナを殺す条件が整った! 弟者のカタキをなァ…ハハハーッ! 』
(;^ω^)「な、なるほど。それならおk」
『ブーンッ!! 着いて来いッッッ!!』
 
ブーンに命令するとブースターをフルスロットルに開いて走り出す。薄汚れたACは目前だ。数瞬後にはブラクラと白のACは衝突していた。突き出されるパイルバンカーと高熱のブレード。
どちらも高威力だがブラクラはかわし、もう一方はコアを斬り裂かれている。
それから切り刻むようにブレードが舞った。
 
『あなた……呪…まs……』
《ホラーリング 撃破》
 
ブーンは見ていた。斬り裂いた傷口に押し付けられたガトリングを。
一切のためらいもなく弾丸を発射するブラクラを。
 
『まずは一機…フフ…待っていろ…!』

249 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:57:42.62 ID:zpxF5XJm0
        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \  < いいんだよ細けぇことは!
     |       |::::::|     |    
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       煤@l、E ノ <
               レY^V^ヽl


250 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:58:27.79 ID:7T24tyeQ0
兄者の強さに嫉妬

251 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:59:05.28 ID:z8MDhwJsO
四散するホラーリングには目もくれずに新たな標的を目指して自らも接近するブラクラ。
やがて将軍とWKNI-DEATHが視界に入る。将軍は四脚に腕キャノンと核ミサイルといった高火力主体のACで、WKNI-DEATHは逆関節とこちらも腕武器の拡散レーザーを装備していた。
肩に積まれているのは高機動ミサイルだろうか。
注意すべきは拡散レーザーだ。近距離で連射を受ければ甚大な被害を被るだろう。
先に到着したWKNI-DEATHを肉眼で敵を確認するとブラクラは躊躇する事なく引き金を引いた。WKNI-DEATHも一斉にミサイルを解き放つ。
無数の弾丸とミサイルが交差し、いくつかは衝突して爆発する。
煙で視界を奪われた両者だったが被弾を恐れて一瞬停滞したWKNI-DEATHには弾の雨が突き刺さり、逆に怯まずに突き進むブラクラは軽被害で煙幕を越えた。
そこには全身の装甲を抉られたWKNI-DEATHがたたずんでいる。近距離戦は望む所なのか引きながら拡散レーザーを放とうとした。

252 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 20:59:07.32 ID:BcGDZqwf0
兄邪ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!

253 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:00:24.55 ID:z8MDhwJsO
が、しかしブラクラはガトリングを休めてはいない。先手を打たれ、尚も続く攻撃にWKNI-DEATHの腕部は悲鳴を上げ、脚部も陥没し、コアからは破片が舞う。
最高速度に達しているブラクラはWKNI-DEATHの傍らを一方的に通り抜ける。
ブレードの残像を残しながら回転して向き直ると、既に力を失いつつあるWKNI-DEATHの背に再度ガトリングでの応酬を浴びせた。
 
『ち…ぽっ…さん…僕も…今かr…』
《WKNI-DEATHの撃破を確認》
(;^ω^)「兄者!! ミサイルが来てるお!!」
 
巨大なミサイルがブラクラに向かって飛行しているのを目にしたブーンは叫ぶ。それは兄者も気付いていた。
弾速は遅く、知っていれば回避するのはたやすいので放っておいたのだ。
 
(;^ω^)「兄者!! そのミサイルは──」

254 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:01:47.89 ID:ScJNEMZnO
wktkwktkwktk

255 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:01:53.50 ID:z8MDhwJsO
視界が白に染まる。
巨大なミサイルが発散したエネルギーはかつて人々がこの地下で暮らしていたであろうビル群を薙ぎ倒し、吹き飛ばし、灰燼と帰した。
 
(;゚ω゚)「兄者ァ!!」
『心配するなブーン。俺は無事だ』
(;^ω^)「………」
 
レーダーを見るとブラクラが大きく旋回しながらやって来ている。速度からもオーバーブーストを発動しているらしい。
 
(;^ω^)「心配したお…」
(#^ω^)「それより急にどうしたんだお! 落ち着けお!! いつもの兄者に戻れお!!」
 
ブーンの目には怒り狂った兄者が突進し、運良く生き残ったように映ったかもしれない。怒った所で強くなる訳がないのだ。
だが兄者は格段に強くなっていた。
彼を強くしたのは激情に身を委ねる事なく冷静に状況を把握し、最も効率の良い攻撃を行った事。少ない攻撃を無駄なく命中させ、反撃の暇も与えず確実に息の根を止める。
 
これまでのように相手を殺す事に躊躇していた兄者に出来るはずがない。
それを可能にしたのが、ミルナが敵になったという事実だった。
ミルナを倒す機会が到来した事が兄者を変えた。怒りと恨みが人を殺すという禁忌を凌駕し、あのような行動を起こさせたのだ。

256 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:01:58.47 ID:7T24tyeQ0
核w

257 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:04:59.73 ID:z8MDhwJsO
『俺は…俺はこの時の為だけに訓練してきたのだ!!
八つ裂きにしてやる…粉々に踏みつぶしてやる…ここで死んでもらうぞッ! ミルナァ!!!』
(;^ω^)「兄者…ちょっと、かなり怖いお…」
 
あまりの豹変ぶりに怯えるブーン。彼が感じたものは奇しくもいつの日かツンが感じ、欲したもの。手に入れたくてもがき、手に入らずに失踪の道を選ばせたもの。
だが彼らはそれを知る由もない。
 
(;^ω^)「と、とにかくまだ敵は残ってるお。それを片付けないと…」
『ああ…分かっている。早く始末してミルナを…!』
《バーボン、接近。多数のMTを引き連れています》
『せっかく来てもらって残念だけどあまり時間がないんだ。尻を掘る時間もない。
計画を邪魔される訳にはいかないしね。悪いけど物量で圧倒させてもらうよ』

258 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:06:53.57 ID:z8MDhwJsO
業を煮やしたのか、動きのなかったバーボンが向かってくる。それもレーダーを埋め尽くす程のMTを連れて。
数で表すなら50機は出ているだろう。
それに触発されたかのように将軍もまだ崩壊していないビルの影から飛び出した。
即座に発射される大型ミサイル。
ロックに時間がかかる為に身を潜め、隙を伺っていたらしい。発射した途端に再び影へ引っ込んだ。
 
『ブーン。さっきのミサイルが来ている。落ち着いて避けろ』
(;^ω^)「分かってるお。でもこのMTの数は…」
『この数で固まって進軍されると厄介だな…。一斉に撃たれれば一瞬で蜂の巣だ。ミルナめ…。
せめてグレネードがあれば…』
 
ゆっくりと飛行し、しかし凶悪な牙を持つミサイルをかわして猛スピードで退避するブーンドライブ。
背後から聞こえる轟音を聞いてブーンは閃いた。
 
( ^ω^)「あのミサイルを上手くMTにぶつけるってのはどうかお?」
『それが出来ればいいがミサイルは標的を追ってくる。
つまりまず俺たちがあのMT群に突っ込まなければならん。そこまでは装甲が保たないだろう…。
何にせよ将軍を撃破しておくに越した事はないな』

259 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:08:18.99 ID:z8MDhwJsO
示し合わせたようにブーンと兄者は同時にアクセルを踏む。
ブラクラは直進し、ブーンドライブは後ろから回り込もうと旋回する。
しかし妙だ。二
人の接近に気付いているはずの将軍に動きはない。
怪訝に思いながらビルを曲がった兄者が目にした物は、地面に放置された核ミサイルだった。将軍の姿はない。
慌ててレーダーを見ると、赤かった反応が黄になっている。つまり自分より高い場所にいる。
上を見上げれば浮遊しながらキャノンを向けている将軍。ブースターはチャージを始めていた。
 
『しまったァ!! 引き返せブーンッッ!!!』
(;^ω^)「えっなんで──」
『もう遅いニダ』
 
放たれる高速の弾はミサイルを破壊した。
一瞬で膨張する爆炎。
高速で後退するブラクラ。
ブーンドライブはミサイルが炸裂する直前でブレーキをかけ、退避していたので装甲の表面が爛れた程度で済んだ。
だが、ブラクラは…

260 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:08:56.72 ID:ScJNEMZnO
支援

261 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:10:03.02 ID:z8MDhwJsO
(;゚ω゚)「兄者! 兄者!! 聞こえるかお!!?」
『あ……ザザ……聞こ…るぞ…』
 
ひとまずの無事を確認してブーンはブラクラを探す。爆心地からそう離れていない場所に彼はいた。
その右腕は完全に消滅しており、全体的に融解している。そして何故か丸腰だった。
 
(;^ω^)「武器はどうしたんだお…?」
『ああ、全て捨てた…。少しでも速度を上げようと思ってな…。捨てていなかったらコアもただでは済まなかっただろう…』
(;^ω^)「と、とりあえずこれを使えお!」
 
ブーンはレーザーライフルとバックユニットをパージして言う。直撃は免れたとはいえブラクラの損傷は激しく、近距戦は難しいと踏んでの行動だった。
 
『だが…』
( ^ω^)「いいんだお! 僕はまだほとんど無傷だし、それとも兄者はミルナを倒すのを諦めたのかお?」
『………そうだったな。俺はヤツを討たねばならん。弟者の無念を晴らす為にも!!』 
ブーンの好意に甘え、それぞれの武器を装備する。
そこに完全に馬鹿にしきった将軍からの通信。
 
『まだ生きてたニダ? しぶとい連中ニダ。でも片方はもうスクラップ寸前ニダwwwwホルホルホルホルwwwwwwwwww』

262 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:11:06.04 ID:z8MDhwJsO
(#^ω^)「あの野郎…! フルボッコにしてやるお!!」
『俺もそうしたいが…見ろ…』
 
兄者の呻くような声の意味する所は、レーダーに映る間近に迫っている敵反応に由来していた。
そして再びCOMの声。
今まで悪魔さながらのを知らせを伝えてきたCOMが救いの言葉を発するとは二人は思わなかった。
COMは告げる。
 
《新たな反応を確認。ランカーACツインテールです》
 
確かにレーダーには反応が現れている。だがそこは先の地震で埋まった通路だ。
そちらに意識を向けると爆発音が断続的に響いているのが分かった。
それは徐々に大きくなっていき、そして…
 
『うおりゃあぁぁ!!!!』
 
まだ幼さが残る、気合いの入った声と共に壁が爆裂した。

263 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:12:52.41 ID:z8MDhwJsO
煙幕とも粉塵ともつかない濁った空気が舞う穴から飛び出してきたのは、黄色とピンクが見事に調和している機体。
見た目は可憐と例えてもいいかもしれない程鮮やかだが、肩にある大型ロケットとスラッグガン、極めつけは両手にグレネードライフルという禍々しい武装が全力でその言葉を否定していた。
 
『助けに来たですよー!』
( ^ω^)「ヘリカルかお…? それにしても埋まった所をぶち抜いてくるなんて無茶苦茶だお…」
『他に道はなかったですよ…ってこのACは援護対象じゃないですね』
( ^ω^)「それ、敵です」
『なんだお前は? 乱入してくるとはとんでもないやつニダ』
 
ツインテールが現れた場所はちょうど将軍の退避した場所だったらしく、ニダーは振り向いてキャノンを乱射する。
 
『それもこんなガキとは舐められたもんニダ』
『…チッ』
 
ひょいひょいと攻撃をかわしながらニダーの嘲りを聞いていたヘリカルの舌打ちを、ブーンは聞き逃さない。

264 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:12:54.74 ID:nOMtxVvxO
wktkが止まらないッ!

265 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:13:31.66 ID:ScJNEMZnO
支援

266 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:13:55.11 ID:99NpbNdc0
>『なんだお前は? 乱入してくるとはとんでもないやつニダ』
ワロタ

267 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:14:25.31 ID:z8MDhwJsO
『これ、殺っちゃっていいですか?』
( ^ω^)「どうぞどうぞ」
『遠慮するな』
 
軽い安堵感を覚え、傍観を決め込んだ二人を現実に引き戻したのはショボン。
 
『増援か…ニダーが相手している間に君たちだけでも始末させてもらうよ』
 
ヘリカルの登場に注意を怠った二人はその声で危機的状況である事を再確認する。あと僅かでMT群は射程範囲に到達するまで来ていたのだ。
一斉射撃が始まれば命はない。ひとまず物陰に隠れて敵を減らす事に専念する兄者と先行しているバーボンを迎え撃つブーン。
ブラクラは陰からレーザーライフルだけを出して連射していた。
 
( ^ω^)「兄者…その状態でキツいかもしれないけどMTは任せたお。
ショボン! 来いお!!」
『君たちの訓練の話は聞いてるよ。相当厳しかったってね。その成果を見せてもらおうか』
 
バーボンから目を逸らさず、MTの邪魔が入らないように離れるブーンドライブとそれを追うバーボン。ショボンもブーンと戦う事に決めたようだ。

268 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:14:31.58 ID:7T24tyeQ0
これは懐かしいAA

269 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:15:30.26 ID:oXzV3qcP0
魂塊吹いた

270 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:16:38.84 ID:z8MDhwJsO
バーボンの両肩から四発のミサイルが同時発射される。おまけに連動ミサイルまで装備していたので正面から挑むのは得策ではない。
ブーンは物陰でやり過ごし反撃の機会を伺う。
ビルのコンクリートが粉となって炎と共に舞い上がり、砕けたガラスが落下する様はブーンの目には戦場には似つかわしくない程美しく映った。
だがそんな物に見取れてなどいられない。
まずは状況の整理だ。
こちらがブレードのみに対してバーボンは完全武装。ミサイルの他にレーザーライフル─偶然にもブーンと同じ物だった─とブレードを装備している、とCOMが告げた。
火力を奪うか機動力を奪うか───命を奪うか。
ツンならどうするだろうと考えている内に、バーボンは障害物のないポイントへ向かおうと行動している。
 
(;^ω^)(よし…まずは機動力だお…!)
 
現在優っているのは機動力だけだ。バーボンは重量二脚の重装備である。上手く撹乱して回り込み、機動力を奪えば充分に勝機はある。
これがブーンの弾き出した最善の戦法だった。あわよくばその際に火力も奪えるかもしれない。

271 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:18:11.77 ID:99NpbNdc0
バーボンがフォックスアイにしか見えない

272 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:18:47.27 ID:7T24tyeQ0
ここでBGMはアクセリオン

273 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:21:41.26 ID:ScJNEMZnO
久しぶりにACやりたくなるな

274 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:29:27.41 ID:z8MDhwJsO
てす
これでようやく半分投下し終わったってとこかな。
先は長いぜ

275 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:30:26.38 ID:BNf7+9Au0
支援砲撃はまかせろ

276 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:31:02.60 ID:7T24tyeQ0
これで半分…クマの出番はまだまだのようだ

277 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:31:21.11 ID:oXzV3qcP0
こちらシューティングスター、後は任せろ!

278 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:31:44.87 ID:X++ECEdLO
>>274
頑張って-

279 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:35:43.07 ID:z8MDhwJsO
てす
しかしどういう事だ…
解除された瞬間また食らったぞ。
やっぱ長い文章だと食らいやすいとかあるのかな…

280 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:39:35.20 ID:BNf7+9Au0
さるさん規制は支援砲撃を多めにすれば回避可能だ

281 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:41:54.72 ID:z8MDhwJsO
>>280
有益な情報に感謝する。
レビヤタンを起動しろッ!!
いや、して下さいお願いします

282 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:43:44.71 ID:oXzV3qcP0
援護 援護 援護

283 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:44:15.64 ID:z8MDhwJsO
決意を固め、バーボンが目的のポイントに着く前にブーンドライブは発進した。
 
『自分から姿を晒すなんて良い的だ。でも間違っちゃいない。逃げてばかりじゃ勝利はあり得ないからね』
 
世間話をするような口調とは裏腹に、紛れもない殺意と一瞬にレーザーを撃ってくる。
エネルギーの奔流を食らうまいと左右に飛び跳ねながら距離を縮める。
近くになれば被弾率は高くなる。だが自分がかわせるギリギリまで接近する必要があった。
 
『どうしたんだい? 攻撃してきなよ。…とは言っても無理な話か。
どんな事情があったか知らないけど君はブレードだけ、僕はフル装備。
だからと言って僕は手を抜かない。全火力を持って君を撃破する。卑怯とは言わせない』
 
レーザーの雨が一瞬止んだ。
これが意味する事は明白──武器チェンジだ。
それを悟ったブーンはオーバーブーストを起動した。
バーボンの全身から発射されたかと見紛う程、大量のミサイルが視界を埋める。
獲物を見つけたピラニアの如くブーンドライブに突き進む火薬を搭載した塊。

284 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:44:28.78 ID:UxIXNknl0
今北
援護ぉぉぉぉぉ

軽量二脚ばっか使ってたなあ

285 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:46:03.83 ID:z8MDhwJsO
…飢えた無機物は、結局獲物に喰らい付く事は叶わなかった。
ブーンドライブから勢い良く噴出する圧縮エネルギーが彼らの食事を許さなかったのだ。
ミサイルの大群を大回りで避けながら敵ACに接近する。
まんまと出し抜いたと、笑みを浮かべるブーンの瞳に映ったのは、ライフルを構え、ブレードからはレーザーの刀身を出現させながら待ち受けるバーボン。
 
(;゚ω゚)(罠──!)
『そう来ると思っていたよ。君の攻撃手段はそれしかないからね』
 
読まれていた。
全身の感覚が麻痺したような浮遊感がブーンを襲う。
だが今更引けはしない。やるしかないのだ。
歯を食いしばってそのまま突撃した。


286 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:47:14.40 ID:z8MDhwJsO
レーザーがコアを焼く。激しい衝撃がブーンを責め立てるが無視して突き進む。
距離からしてもう一撃はない。
ブーンドライブのブレードが翻った。回り込みは不可能なのでブースターは狙えない。
目標は脚部。
だが惜しくも死に活を得たブーンの斬撃は、あらかじめ用意されていたバーボンのブレードに弾かれる結果となった。
弾かれた時に生じる僅かな隙にバーボンはブレードをパージする。
そして格納してあったのか、新たに出現したハンドグレネード。
 
(;;゚ω゚)「!!!」
『最後は武装がものを言う。これが戦場だ。卑怯とは、言わせない』
 
コアに銃口が向けられ、引き金は絞られた。

287 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:47:29.97 ID:oXzV3qcP0
まだまだっ

288 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:48:19.04 ID:7T24tyeQ0
No.1294

管制塔!早く援護してくれよ!!


289 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:49:04.32 ID:z8MDhwJsO
一方、避けていただけのツインテールは既に攻撃に転じていた。
右手からグレネードを、左手からもグレネードを接近して容赦なく乱射する様は悪鬼のようであり凶悪さに満ちていた。
空中からの砲火は爆撃機にも引けを取らない破壊力だ。
 
『ま、待てニダ! ちょっと距離を取らせt…』
『待たないですよー! ガキ扱いしたお前が悪いんですよー! 死にやがれですこのハゲ!!』
『いや…謝るニダ! 死にたくな…っ!』
《将軍の撃破を確認》
 
『顔に似合わずえげつない攻撃だな。総火力が知りたいものだ』
『やっぱり武器はグレネードが最高です! 弾薬費がすごいですけど…』
『それより片付けたならこっちを手伝ってくれ。もう、保ちそうにない…!』
『了解したですよ! てかもう向かってます。今から──あれは…』

290 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:49:53.78 ID:gfMYKU4m0
紫煙砲撃

291 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:50:32.54 ID:oXzV3qcP0
なんというグレオン

292 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:50:43.11 ID:pWJsBaQRO
支援

293 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:50:52.05 ID:z8MDhwJsO
ヘリカルが見たのは、バーボンのハンドグレネードに右手を突っ込むブーンドライブだった。
瞬間、爆発。
銃口を塞がれたハンドグレネードはブーンドライブの手を道連れに炸裂する。
当然バーボンも無事では済まない。ブーンドライブと同様、彼の手も失われてしまった。
 
( `ω')「ここで! こんな所で死ぬ訳にはいかないんだおおおおお!!!!」
 
残った手からブレードが突き出される。それは迷いなくコアに向けられていた。
これは弾き返せないと引くバーボン。
だが速い方でない彼の機体は、深くはないにしろ浅くもない突きを食らってしまう。
それでも尚、すぐに反撃に転じたのはさすがと言う他ない。
ブーンドライブはコアへのゼロ距離射撃を受けたがそれでも倒れずにレーザーライフルの銃身を切断した。

294 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:52:39.09 ID:z8MDhwJsO
『強くなったね…ブーン…。
何が君をここまで突き動かすんだろうね…?』
( `ω')「ツンに! またツンに会う為だお!!
ここで死んだらもう会えないお!!」
『…ツンさんか。それなら──』
『ショボン。作戦タイムオーバーだ。
起動準備は整った。戻れ』
『…了解。またねブーン。今回は君の勝ちだ。
総員に告ぐ! このACに対して一斉射撃を行え! 僕に当たっても構わない!!』
 
ショボンは叫ぶと撤退を開始した。追撃を目論むブーンだったが、邪魔をしたのは無数の弾丸。
射程外なので在らぬ方向へ飛んで行く弾丸が多かったが弾幕としては効果を発揮する。
 
『急に攻撃目標がブーンになったぞ! 何があった!?』
( ^ω^)「逃げられるお! きっとミルナも…」
『なんだと…? そうはさせんぞ!
ヘリカル! MTを蹴散らしてくれ!!』
『合点承知です!』
 
ヘリカルはMTに対して砲撃を行う。爆炎がMTを飲み込んではいるがバーボンは確実に遠ざかっている。
 
( ^ω^)「追うお!」
『ああ…ここで逃がしはしないぞ!!』

295 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:53:48.30 ID:oXzV3qcP0
支援砲撃

296 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:54:13.68 ID:7T24tyeQ0
istd

297 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:54:31.34 ID:UxIXNknl0
友人のタンクにはフルボッコにされた援護射撃

298 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:54:48.86 ID:eFMf2apXO
紫煙

299 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:55:08.92 ID:z8MDhwJsO
深追いは危険という考えは今の兄者にはない。
グレネードによって塵と化すMTを踏みにじりながら後を追う。残っている敵も破壊しながら…。
今まで冷静を保っていたが逃げられるという状況が兄者を修羅に変貌させた。虫けらのように敵を破壊し、蹂躙する事も厭わない。
ブーンもゾッとしない思いでブラクラを追いかける。

猛攻を潜り抜け、やがてこれまでの都市のそれより一回り程狭い空間に出た。
そこに仰々しくそびえる巨大建造物。いくつもの砲台が設置されている事から、要塞と言えるだろう。
朽ちている様子はないので最近になって作られた事は明らかだった。
 
( ^ω^)「これは一体…」

『ハーハッハッハインリッヒィィィィィィ!!』
( ^ω^)「お前は…高岡博士!」
『どうだい気に入ったかい? これが長い歳月を賭して作り上げた無敵要塞フォックスさ!』
( ^ω^)「こんなものを作って何する気だお!!」
『それはだねぇ…』

300 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:56:41.96 ID:oXzV3qcP0
しえn

301 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:57:05.79 ID:z8MDhwJsO
『高岡。そこまでにしてもらおう。
しかしホライゾンと兄者…まさかここまで来れるとはな…』
『ミルナ!! 貴様どこにいる!!』
『貴様らが目にしている要塞の中だ。残念だが貴様らの相手はしていられない。
だが兄者よ。貴様にはチャンスをやろう』
『チャンスだと…?』
『貴様の戦い、見せてもらった。貴様の持つ残酷性、暴力性、そして目的を成し遂げようとする決意。
どれを取っても申し分ない。是非その力を我々の為に使ってもらいたい。
単刀直入に言う。我々の仲間になれ』
『な…誰が貴様なんぞに組するものかッ!! 貴様が生きている限り俺が心変わりする事はないぞッ!!』
『弟者の事を根に持っているのか? そんなくだらん過去は忘れろ。
もう一度言う。我々の仲間になれ』
『くどいッ! ミルナ…貴様は俺が始末するッ!!』
『…それが貴様の答えか。いいだろう。ならばこの世界と共に滅びるがいい』
 
大地が揺れる。先の地震よりも大きい。遥か頭上から光が差し込み、要塞を照らした。
何層にも重なったゲートが重低音の声で開放の喜びを歌うと地震はまた激しくなる。

302 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:57:41.69 ID:7T24tyeQ0
<<こちらスネーク、今から潜入する>>

303 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:58:28.68 ID:z8MDhwJsO
『わぁ! 地震です! 大きいですよー!』
 
MTの相手を任されたツインテールもようやく到着した。肩にスラッグガンがないのは途中で捨てたからだろう。
 
(;^ω^)「や、やばいお! どっかに避難しなきゃ…ってどこに逃げればいいんだお!?」
『落ち着くですよ! よく上を見るのです!』
(;^ω^)「うおおおお!!!! よ…要塞が…!!」
 
小さな都市ほどの大きさを持つ要塞が浮上している。岩盤を持ち上げ、更なる振動を地に伝えた。この地震は自然に起ったものではなかったらしい。
 
『クソッ! 待てミルナ! 待たんかァ!!』
(;^ω^)「おおおおSUGEEEEEEEEEEEEE!!!!!
それよりもやっばいおおおおお!!!!」
『だ、だから落ち着くでs』
(;^ω^)「どっか…どっかに穴ないかお!!? てかもう穴の中だお!!!!」
『馬鹿な…ここまで来て………クソォ!!! クソッタレェェェェェェ!!!!!!』

304 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 21:59:53.05 ID:z8MDhwJsO
『…かぃ』
(;^ω^)「ああああああああああ!!!!!!」
『黙らんかい腐れピザ玉袋ッッッ!!!! 上見ろっつてるんです!! 何もないでしょう!!!?』
(;^ω^)「………あ…ホントだお…」
 
ゲートが完全に開放されて天井は見当たらなかった。代わりに広がるのは空。依然地震は続いているがそれも弱くなってきている。
物が落下してくる危険性は皆無だ。
ヘリカルはグレネードライフルの銃口をブーンドライブの頭部に押しつけて怒鳴った。
 
『それなのにギャーギャー騒ぎよってからに!!! 男のくせに情けないですッ!!』
(;^ω^)「め…面目ないお…。これからはちゃんと周りを確認しますお…」
『分かればいいですよー』
 
あっさり銃を下げ、兄者にも通信を入れる。
 
『とりあえず帰還するですよ』
『………』
『もしもーし! 聞こえてるですかー?』
『………』
『おいこらワレェ…』
『………ああ。帰還しよう…』

305 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:01:48.47 ID:z8MDhwJsO
意気消沈した兄者はかすれた声で答える。
ブーンは今ではすっかり小さくなっている要塞を眺めていた、その時である。
 
『ホライゾン、貴様に良い事を教えてやろう。貴様はツンを探しているらしいな?
ツンは我々のすぐ近くいる…』
(;゚ω゚)「な──」
『会いたければ追って来い。尤も、会って後悔するかもしれんがな…』
(;゚ω゚)「何言ってるんだお!? 答えろお!!」
 
いくら問うても彼は答えない。通信はそれきりだった。
ブーンを支配するのは今は何も出来ない歯がゆさと、あと一歩でツンとの再会を果たせたかもしれないのに、それを手放してしまったという己の不甲斐なさだった…。

306 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:02:53.79 ID:oXzV3qcP0
えんg

307 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:04:19.15 ID:pWJsBaQRO
支援

308 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:04:45.88 ID:z8MDhwJsO
(´・ω・`)「ミルナさん。何故わざわざブーンを挑発するような真似を?」
( ゚д゚)「あの男…以前とは比べ物にならぬ程成長していたな」
(´・ω・`)「それは、ブーンを認めたって事かな?」
( ゚д゚)「…くだらん。
それより私やお前の裏切りはVIPの知る所となった。もう戻れないが未練はないな?」
(´・ω・`)「ないね。こっちの方が面白そうだから来た訳だし」
( ゚д゚)「酔狂な男だな貴様も」
 
ミルナは身を翻して吐き捨てる。その話に割って入って来たのは高岡だ。

309 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:06:06.48 ID:wOnzKmhb0
20分で1000行ったらゴキブリで手巻き寿司作って食います

http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1170852872/l50

支援頼む!

310 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:06:29.78 ID:z8MDhwJsO
从゚∀从「戦線布告はいつにするのさ? アタシはいつでもいいんだけどねぇ」
( ゚д゚)「特功兵器はどうなっている」
从゚∀从「もう地上を滅ぼせるだけの数はあるね。今も量産中さ」
从*゚∀从「それより想像してごらんよ! 地上が特功兵器でボロボロにされるんだよ。ゾクゾクしないかい!?」
 
その光景を思い浮かべたのか、彼女は身を抱いて体をくねらせる。
熱くなった下腹部を押さえて恍惚した表情でミルナにすり寄った。
ミルナは彼女を押し返して言う。
 
( ゚д゚)「狂人め…。ナインボールはどうだ」
从゚∀从「あの子はダメだね! 思い通りに動かせないよ。うるさいから今は寝んねさ。
起動中なのは本体から独立したのが三機と、ああ、こっちはプログラムを書き換えてあるよ。それとまだ未調整のが一機。
ま、その内本体のプログラムも再構築してみるさね。それが出来れば全機が思いのままだよ」

311 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:06:34.76 ID:9Hh2I2PlO
このスレに
『きめぇwww』
的な事を書き込むとキモオタが必死に反論してくるよwwww
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1169570441/

312 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:07:35.83 ID:Xyd/9jiI0
再生する

313 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:08:06.45 ID:Xyd/9jiI0
なんという誤爆

314 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:09:16.18 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「本体が未調整…つまりアレは使えないという事か」
从゚∀从「そうだね。それにしてもあんなデタラメなAC初めて見たよ。
一応復元、強化しておいたけど、アレがもしあの子に渡ったら手が付けられなくなるかもね。起動しないからどうでもいいんだけどさ」
(´・ω・`)「じゃあ僕にくださいよ」
从゚∀从「いいけど…どうするのさ?」
(´・ω・`)「決まってるじゃないですか。レイヴンがACを手に入れてやる事と言えば一つ」
从゚∀从「ハッハ! アンタあれに乗る気かい? 止めときな、アレは人が乗るようなモンじゃない。
圧力や衝撃から人体を守る機能…まあ平たく言えば生命維持装置だね。そんな代物備えてないよ。
全部動力源やら武装やらに使っちまってるからね。飛ぶだけでアンタはお釈迦だよ。だからこそあの性能が実現した訳さ。
だいたい起動は出来ないし、人が乗る空間なんか残っちゃいないよ」

315 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:09:29.70 ID:nOMtxVvxO
支援と思えば気にならない

316 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:11:14.66 ID:z8MDhwJsO
(´・ω・`)「それは残念」
从゚∀从「ま、生物の限界って事で諦めなよ。強化手術でもすればある程度は耐えられるかもしれないけどねぇ。やってみるかい?」
(´・ω・`)「結構」
从゚∀从「賢明な判断だよ。どちらにしても乗れない訳だしさ。でも特功兵器だけで充分だろう?」
( ゚д゚)「そうだな。まずは我々の力を見せつけておこうか」
从゚∀从「最初の投下場所はアタシが決めるよ。文句はないね?」
( ゚д゚)「問題ない。どこだ?」
从゚∀从「どこでもいいけど、そうだねぇ…とりあえずラウンジに決定!」
(´・ω・`)「世話になった企業を第一に潰すなんて、悪い御人だ」
从゚∀从「ハハ…? 世話になったと来たよ。本気でそう思っているのかい?」
(´・ω・`)「違うんですか?」从゚∀从「冗談じゃないよッ! アタシが好きであそこに──まあいいさ。とにかくこれでラウンジは終わりだねぇ! ハーハッハッハインリッヒィィィィ!!」
(´・ω・`)(変な笑い方だなぁ…)
 
高岡の狂笑を纏い、フォックスは空路を行く。
その笑いは破滅への序曲であり終焉へ向かう旋律。それらを知りながらも彼女は歩むのを止めない。
彼女は、狂っていた。

317 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:13:15.58 ID:z8MDhwJsO
激震が走った。
上位ランカーであるミルナとショボンの裏切り。その彼らが高岡と繋っていた事実。
そして巨大空中要塞フォックスの脅威。帰還したブーンたちの持ち帰った映像データはレイヴンズVIPにかつてない衝撃を与える。
それに追い討ちをかけるようにその翌日、ラウンジ・ファウンデーション本社とそれに属する都市が壊滅的な打撃を受ける。建造物は例外もなく倒壊し、生存者はただの一人もいなかった。
衛星からの映像で、それを成したのが特功兵器である事が判明すると、レイヴンズVIPは攻撃される前に打って出る事を決定し、力のあるレイヴンを急遽召集した。

318 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:14:04.27 ID:ScJNEMZnO
援護

319 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:14:09.42 ID:UxIXNknl0
援護射撃

320 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:14:37.81 ID:9j+GUUz3O
支援

321 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:15:31.35 ID:z8MDhwJsO
( ´∀`)「今日みんなに集まってもらったのは他でもない、世界的危機を打破してもらう為モナ。
もう知ってるとは思うけど特功兵器によってラウンジは壊滅したモナ…」
('A`)「ニュースで見たよ。さすがに特功兵器の事までは報道されなかったがとんでもない兵器だな、ありゃ。想像を遥かに超えてるぜ…」
( ´∀`)「聞くだけと現実に起こったのを見るのでは全然違うものモナ。
これで分かったと思うけど、特功兵器の威力は凄まじいものなんだモナ。
君たちの任務は空中要塞フォックスに向かって撃墜してもらう事モナ」
(,,゚д゚)「そう来ると思ったぜゴルァ。でもフォックスの場所は分かってるのか?」
( ´∀`)「今朝、ハインリッヒ高岡博士からメールが届いたモナ。場所はセピア砂漠近海に属するメンヘル孤島上空モナ。
最後の足掻きを見せろと言ってるモナ」
川 ゚ -゚)「最後の足掻き、か…。その足掻きで没落していった組織もある事を教えてやろう。私たちレイヴンを敵に回すとどうなるかをな」

322 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:17:30.17 ID:z8MDhwJsO
( ´∀`)「向こうにはミルナ君もいるモナ。舐めてかからない方がいいモナ」
('A`)「ショボンもいるらしいな。知り合いを殺したかねーけど、敵となれば話は別だ。
少なくとも俺はそんな愚かな真似はしない。敵ならどんな相手であろうと全力で葬るぜ」
( ´∀`)「頼んだモナ。…VIPを、世界を救ってくれモナ」
('A`)「どのみち何とかしないと俺らも終わりだからな。やられる前にやるのが最大の防衛法だ。
そういえばブーンと兄者はどうしたんだよ? アイツらもかなりの戦力になると思うが…まさかこの作戦に組み込んでないのか?」
( ´∀`)「帰ってからずっと戦いっぱなしだったモナ。召集はかけたけどたぶん寝てるんじゃないモナ?」
*(‘‘)*「あの二人、あれからずっと対戦してたですか?
僕も付き合わされそうになったですけど、断ってよかったです」

323 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:18:24.19 ID:UxIXNknl0
援護

324 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:18:53.53 ID:z8MDhwJsO
('A`)「断るなよ…。お前やたらと攻撃力だけはあるけどその他はイマイチじゃないか。
将軍を倒したからって有頂天にならなるなよな。たぶん動きはブーンたちの方が上だぜ?」
*(‘‘)*「だったらお兄ちゃんと訓練したいですよ」
('A`)「俺にはモララーがいるしなぁ…。まァこの作戦に生きて帰れたら相手してやるよ」
*(‘‘)*「約束ですよ!」
 
嬉しそうに瞳を輝かせるヘリカルの頭を適当に相槌を打ちながら撫で、ドクオは本題に戻る。
 
('A`)「そんで敵勢力はやっぱあの無人機か?」
( ´∀`)「そこまでは分からないモナ。でもブーンたちが持ち帰った映像から、ロビー重工が一枚噛んでいる疑いがあるモナ」
*(‘‘)*「そういえば将軍はロビー所属ですし、あそこにいたMTも全部ロビー製だったです」
 
モナーはヘリカルに向かって頷いてから続ける。
 
( ´∀`)「ロビー重工に使者を向かわせたんだけど、本社はもぬけの殻だったモナ。そこで疑いは確信に変わったモナ。恐らく全員フォックスに…」

325 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:19:47.41 ID:BNf7+9Au0
さてwktk

326 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:21:07.27 ID:UxIXNknl0
ヘリカル…

327 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:21:16.52 ID:z8MDhwJsO
('A`)「あの広さなら数万人は収容出来るしな。
しかし本社の部隊か…。となると総数は100や200じゃねーぞ。敵はロビーのMTとAC、それと運が悪ければ無人機か…。
支援は期待出来るか?」
( ´∀`)「もちろんモナ。でもその為にはまず君たちが乗り込んで砲台を破壊してくれないと無理モナ。
安全を確認し次第、こっちもMTを投下するモナ」
/ ,' 3「つまりMTが出て来る前に砲台を破壊すればいいんじゃな?」
('A`)「あのデカさだと外面にある砲台以外にも、かなりの砲台が格納されてるだろうな。MTもすぐに出て来るだろうしよ…。
最初からシビアな戦いになるな…」
 
眉間にシワを寄せて唸るドクオ。迅速に行わなければMTの集中砲火を浴びてしまうのだ。
しかし最も危惧すべきは、事がうまく運んだ時に高岡が特功兵器を起動してしまうかもしれない事にある。
そうなる前に生産装置を破壊しなければならず、やはり時間との勝負である事には変わりないとモナーは伝えた。
 
( ´∀`)「と、ここまでが大まかな作戦内容モナ。詳しくはオペレーターから通達があるからそこで確認してくれモナ。
最後に一つ…ジョルジュ!」

328 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:21:25.98 ID:RA5CuooFO
何故かVIPおよび 雑談2 が馬鹿にされてるお⊂二二( ^ω^)二⊃ブーン
http://ex20.2ch.net/test/read.cgi/football/1170500387/

329 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:22:07.27 ID:oXzV3qcP0
わくてか

330 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:22:33.12 ID:ScJNEMZnO
援護

331 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:22:45.78 ID:7T24tyeQ0
AC2のラストを彷彿とさせますね

それでも…荒巻なら

332 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:24:42.97 ID:wKWwsfA4O
ブーン達のアセンを勝手に妄想してニヤけてるのは俺だけじゃないはず

333 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:24:43.81 ID:z8MDhwJsO
皆の視線がジョルジュに注がれた。
 
( ゚∀゚)「んあ?」
 
モナーの話などそっちのけで渡辺の胸を揉みしだいていたジョルジュは、間抜けな声で返事をする。
 
( ´∀`)「君はいつもいつも…不真面目というか無関心というか…その前に堂々とセクハラを働くなモナ」
( ゚∀゚)「この神聖な行為がセクハラとは俺は思わないぜ! それにおっぱいを揉むのに理由がいるかい?」
(;´∀`)「君は本当に…てか渡辺さんもちょっとは嫌がれモナ」
从'ー'从「でも、これはレイヴンは通らなければならない道だって教官が…」
 
沈黙。
皆ドン引きしている中、ヘラヘラ笑うジョルジュがやけに浮いている。
 
(,;゚д゚)「…なんつー嘘教えてんだゴルァ…」
(;'A`)「やっていい事と悪い事があるだろ…」
川 ゚ -゚)「本来ならツンの役目だが彼女はもういない。私がやろう」
*(‘‘)*「僕も手伝うです。渡辺お姉ちゃんはちょっと出てて下さいです」
(;゚∀゚)「ちょ、お前ら来んな! 誰か助け…」
 
クーとヘリカル、そしてジョルジュを残し、他の者はポカンとしている渡辺を引きずって退室する。まるで打ち合わせたような手際の良さだった。
間もなくして、一人の男の悲鳴が上がった。

334 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:27:29.22 ID:z8MDhwJsO
《…ヴン…レイヴン! お願いですから起きて下さいレイヴン!!》
( -ω-)「うー…ん…あと…五時間だけ…」
《五時間も待ってられません!》
 
オペレーターの必死の訴えがそろそろ三桁に迫ろうとした頃に、ブーンはようやく目を覚ます。
ACの中で眠ってしまったらしい。前にはブラクラが仁王立ちしている。
 
( ^ω^)「おはようございますお」
《おはようじゃありませんよぉ…》
( ^ω^)「…お? なんで泣いてるんだお?」
《貴方が全然起きないからです!! もうすぐ作戦が始まるんですよ!!!》
(;^ω^)「ナ、ナンダッテー! どうして起こしてくれなかったんだお!?」
《だから…起こしてたじゃないですかぁ…》
 
おいおいと泣きながら呟く声からは疲労感が滲み出ている。今すぐにでも今度は自分が眠りたい心境だろう。
しかしそこはプロのオペレーター。ブーンが完全に覚醒したのを確認するとめげずに指示を出す。
 
《まずは兄者さんを起こして下さい。先ほど…いえ、随分前から彼のオペレーターが呼び掛けていますがまるで起きる気配がありません。
恐らく貴方が呼んでも無駄でしょう。叩き起こして下さい》

335 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:27:53.94 ID:oXzV3qcP0
援護する

336 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:28:37.59 ID:BNf7+9Au0
決戦か

337 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:28:52.81 ID:z8MDhwJsO
(;^ω^)「叩き起こすって…まあ死にはしないお、たぶん」
 
そう高を括り、フルパワーでブラクラを押し倒す。派手な音と共にブラクラは地面に倒れ込んだ。
 
『ぬぁ!? なんだ! 敵襲か!!?』
( ^ω^)「兄者おはいお」
『なんだブーンか。どうしてこんな真似をする』
( ^ω^)「兄者が起きないからだお。もうすぐ作戦が始まるらしいお」
『ナ、ナンダッテー! 何故起こしてくれなかったんだ!?』
(;^ω^)「僕と同じ事言うなお…」
 
二人とも、オペレーターのため息が耳に残ったが無視し、装備の切替えの為に一度ACを格納した。
 
 
( ^ω^)「さて…この間にやる事を忘れてないかお?」
( ´_ゝ`)「無論だ。行くぞッ!」
 
二人は気合いを入れると勇んでトイレに向かうのであった。

338 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:29:38.50 ID:UxIXNknl0
支援

339 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:30:13.44 ID:z8MDhwJsO
『投下ポイントに到着。ここからは輸送機です、レイヴン。幸運を』
( ^ω^)「こちらブーンドライブ、待たせたお」
『こちらブラクラ。遅れてすまない』
 
輸送ヘリから二機のACが投下された。下には断崖絶壁とその先に広がる海。海岸沿いに、多数のACが集結していた。
これだけ遅れれば文句の一つも言いたくなるものだが、緊張しているのか闘気を高めているのか…或いはその両方か。口を開く者はいなかった。
赤く大きな太陽が沈む穏やかな光景は、嵐の前兆を表しているのかもしれない。
ブーンと兄者が到着して間もなく各オペレーターから通信が入る。出撃前の最終確認である。

340 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:31:22.33 ID:ScJNEMZnO
援護

341 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:31:36.33 ID:z8MDhwJsO
( ^ω^)「ブーンドライブ、いつでも行けるお」
『こちらブラクラ、こっちも問題ない』
『こちらメランコリックハート。モラリストも準備は出来ている』
『トリプルゼータじゃ。いつでも行けるぞぃ』
『こっちは護流亜だ。リディキュルフィンガーもOKだ。腕が鳴るぜゴルァ!』
『こちらスナイパークール。カマキリオン共に問題なく行けるぞ』
『BOINだ! ナチュラルフールも大丈夫だぜ』
『ツインテールです。アルエ・アルェも大丈夫ですよー!』

342 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:32:22.65 ID:oXzV3qcP0
機体のアセンとカラーさえわかれば画像うpでもしようかなぁ

343 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:32:43.58 ID:z8MDhwJsO
《全員の準備が整ったみたいです》
( ^ω^)「アイツらの野望を必ず阻止するお! そしてツンに…!」
《…貴方はいつもツンさんの事ばかりですね…》
( ^ω^)「そうだお。僕をここまで強くしてくれたのはツンだお」
《こんな時に立ち入った質問ですが…貴方はツンさんを──》
( ^ω^)「え? なんだお?」
《…いえ、なんでもありません。必ず、生きて帰って下さい、レイヴン》
 
それぞれが輸送機に乗り込む。ブーンと兄者は例外だが、各々の教官と生徒は一つの輸送機を利用する。
全員が、もう二度と目にする事が出来なくなるかもしれない外を、ハッチが閉じるまで見つめていた。

344 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:32:45.80 ID:BNf7+9Au0
トリプルゼータwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

345 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:33:15.37 ID:UxIXNknl0
ジョルジュwwwwwwwwwwww

346 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:33:33.69 ID:7T24tyeQ0
ZZZ間違いなく荒巻wwww

347 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:33:36.73 ID:z8MDhwJsO
《これよりハインリッヒ高岡博士抹殺および空中要塞フォックス撃墜作戦を開始します!》
 
飛び立つ輸送機。
…残されたAC。
 
『あれれー? 私の輸送機がないよー?』
《ナチュラルフールの離脱を確認》
(;^ω^)「ちょwwwwwwジョルジュ! 渡辺さん置いてくなお!!」
『おう! 忘れてたぜ!』
《《《『『『忘れんなァ!!!!!』』』》》》

348 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:33:47.08 ID:oXzV3qcP0
センスを感じた

349 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:33:54.60 ID:BNf7+9Au0
オペレーターフラグが立ったか

350 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:35:16.30 ID:z8MDhwJsO
この場にいる全レイヴンとオペレーターが怒鳴った。皆、口々に説教を始めたのでBOIN内は騒音で溢れ返る。
だが彼は本当に忘れていた訳ではない。
この数ヶ月でジョルジュは渡辺の実力をよく知っていた。この作戦はかつてない程死亡率が高いと予想される事も知っている。
それらを照らし合わせ、彼女では命を落とすだろう、そればかりか皆の足を引っぱるかもしれないと、そう考えた末の行動だったのだ。
 
( ゚∀゚)「まーまー落ち着けって! アイツの分まで俺がやってやるからよっ!
オペレーター、アイツを回収してやってくれ!」
《はぁ〜…了解…。アンタみたいなレイヴンは初めてよ…》
( ゚∀゚)(貴重な美巨乳が損失したらエラい事だからな! あれは後世に残すべきだ、うん!)
 
説教を軽く聞き流しつつ、ジョルジュは帰還後の己の行為に思いを馳せた。

351 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:36:09.59 ID:BNf7+9Au0
カッコイイのかワルイのか分からんwwwwwwwwwwwww

352 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:36:27.53 ID:7T24tyeQ0
ジョルジュ死亡フラグが起ったか

353 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:37:39.77 ID:wKWwsfA4O
スナイパーな俺はスナイパークールを組んで飛びながらSSを読んでるぜ

354 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:38:10.20 ID:z8MDhwJsO
空気を切り裂いて飛行する輸送機のはるか下にはメンヘル孤島。
だが厚い雲が邪魔になりそれを見つける事は出来ない。
太陽は海へと姿を隠した。
闇を背景に浮かぶ要塞は、不敵な威圧感で彼らを出迎える。
 
《目標を確認! ハッチが開いてからは自分で飛び移って下さい!》
( ^ω^)「ここにツンがいるはずだお…」
『なに…? 何故ツンがいると?』
( ^ω^)「ミルナが言ったんだお…。その時の音声だけでは敵に回った確証は持てないって事でモナーは伏せといてくれたけど…」
『そうか…。ブーンはツンを探すつもりだな?
だが俺の第一目的はミルナだ。お前には手を貸せんかもしれん』
( ^ω^)「分かってるお。元々砲台を破壊してからは単独で行動する事になってるし、それぞれの目的を果たすお」
『ああ、ブーンはツンを、俺は必ずミルナを…!』
 
かくして、レイヴンたちは闇夜へ羽ばたいた。
輸送機操縦士の腕がいいのか、被弾はしていないが砲撃は始まっている。

355 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:39:15.30 ID:7T24tyeQ0
2の操縦士の腕の悪さは異常

356 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:39:30.16 ID:z8MDhwJsO
外に出た時、ブーンは初めてフォックスの全貌を見た。
高く聳える巨塔を取り囲むように施設と思われる様々な建造物が建ち並び、いずれも砲台を備えている。
以前は正面からフォックスを見たブーンだったが上から見るとその巨大さに圧倒されそうになる。今は禍々しい砲撃を行っているので尚更だ。
バルカン砲、グレネード、ミサイル、レーザー。
多種多様の砲火を掻い潜り、ブーンドライブはフォックスに降り立った。続いて他のレイヴンも。
だが止まってはいられない。砲身が彼らに向けられては瞬時に掃射してくる。各自散開し、砲台を破壊せんと攻撃を開始した。

357 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:39:31.43 ID:ScJNEMZnO
援護

358 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:40:48.23 ID:99NpbNdc0
MoAの要塞攻略で機体投下される前から敵グレネードが輸送機に直撃しまくってるの思い出した

359 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:41:17.97 ID:z8MDhwJsO
《援護部隊は既に向かっています。一刻も早く砲台の破壊を!》
 
言われるまでもなくブーンはACと同等の巨躯を誇るバルカン砲に肉薄する。
一台に二門の砲台が三組立ち並び、迫る敵を鉄屑に変えようと唸りを上げている。
その丈に見合った直径を持つ弾丸の秘める破壊力を想像するのはたやすく、続け様に浴びればACであろうと簡単に再起不能に陥るだろう。
ブーンドライブは回避行動を取りつつレーザーを叩き込み、ブレードの届く範囲まで来た頃には残り一台。
回り込んだブーンドライブを追うように砲台は回転するが再び目標を捉える事はなかった。
 
《後ろに反応が!》
(;゚ω゚)「!!」
 
無傷で三台沈めたブーンが一息つく間もなく後ろの地面が割れ、新たな砲台が三台出現する。

360 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:42:48.28 ID:z8MDhwJsO
彼が気付いた時にはブーンドライブに照準を合わせている。一秒も経たない内に砲撃が始まるのは必須だ。
種はグレネードで距離は近い。
が、それは上からの多弾頭ミサイルの爆撃によって大破する。
ミサイルの主はメランコリックハートであり、ブーンが上を向いた時には別の目標に攻撃していた。
 
(;^ω^)「あ…助かったお。やっぱドクオは──」
『うるせぇ! 話しかけんなッ!!』
 
一括した彼は一台になった砲台に急速接近して斬り裂く。そのままブレーキをかけずに別の砲台へと飛んで行った。
 
《少し、ひやっとしましたね》
(;^ω^)「なんか今日のドクオ怖いお…」
《任務中の彼はいつもあのような態度だと聞きます。僚機が危なければ助け、しかし自分は誰の助けも求めない。それが彼の強さの所以でしょうか》
(;^ω^)「トップランカーの名は伊達じゃないお」
《さ、貴方も負けないように頑張って下さい。間もなく、援護部隊が作戦領域に到達します》

361 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:44:15.45 ID:z8MDhwJsO
周りを見渡せば少なくともブーンの周囲にあった砲台はあらかた破壊されている。
しかし驚く事ではない。
そもそもVIPの最大戦力が集結しているのだ。これくらいやって退けずに何が上位ランカーか。
まだ一割程度しか破壊していないとはいえ、輸送機が無事に援護部隊を投下できるくらいまで駆逐されるのは時間の問題だった。
ブーンも再び戦線に復帰しては破壊活動を繰り返した。甲板部の砲台はほぼ沈黙し、建造物が建ち並ぶ区画に移動するブーンドライブ。
着々と数は減ってきている。調子に乗ったブーンは目に入る反応を片っ端から撃って回った。
 
だが調子に乗るのは良くない。
施設の陰から飛び出す一つの機影。すかさずブーンはレーザーを撃ち込んだ。
 
『グワッ! テメェ何しやがんだゴルァ!!』
 
護流亜だ。
腕武器であるキャノンをブーンドライブに向けて怒鳴るギコ。

362 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:45:34.38 ID:IhhQdLGC0
援護


363 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:46:01.95 ID:ScJNEMZnO
援護

364 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:46:01.56 ID:z8MDhwJsO
(;^ω^)「す、すまんお! 誤爆だお…MTかと…」
『MTなんざまだ出てねぇだろうがゴルァ!!』
(;^ω^)「以後気をつけるお…」
『ったく…しかしまるで市街戦だなコリャ。空にいるのに妙な気分だぜ…』
 
ギコだけでなく皆がそう感じているだろう。
施設といえども形状は様々で、都市で見られるビル状の物もある。整備された道路まで通っているのだ。
何も知らぬ者がこの地に立たされた場合、まさか雲より高い場所にいるとは思うまい。
 
《敵反──》
 
再び地面が割れて砲台の出現をオペレーターが伝えようとした時、護流亜のキャノンが火を吹く。
今度はブーンも遅れを取るような愚は犯さず、周囲に現れた砲台にレーザーを叩き込んだ。
どうやら各地に大量の砲台が生え出たようで、爆発音が四方八方から轟く。他のレイヴンも襲われているようだ。
 
『プ…ギャ…ふ、不覚…撤退す──!』
《識別信号消滅。リディキュルフィンガーの撃破を確認》
『チッ! プギャーの野郎気ィ抜きやがったな…!』
 
ギコが舌打ちした時、爆発が起きた。それも何度も。次いで倒壊する施設。
障害物が無くなった先に立つのは鮮やかな色合いのAC。

365 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:47:02.85 ID:UxIXNknl0
支援砲撃

366 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:47:43.84 ID:z8MDhwJsO
『あれは…ヘリカルの奴だな』
(;^ω^)「過激だお…」
『だが悪くないぞ。砲台に一発一発撃ってたら弾が保たねぇ。
ここは一つ見習うとするか!』
 
ブーンドライブには合わない戦法である。
ブーンは巻き込まれまいとこの場を立ち去る。別の標的を探していると、
 
《敵…! 反応多数! 敵部隊が出て来たようです!》
(;^ω^)「こっちの増援は!?」
《安心して下さい。現在投下中です! ここは一旦引いて!!》
 
それは各レイヴンにも伝わったようで、撤退するACが何機か見えた。
遅れれば一斉射撃を受けてしまう。ブーンも元いた甲板へと後退する。
 
《MTが交戦している間に補給を行います。機体を補給機にセットして下さい》
 
補給機の中では作業ロボが簡単な修理を行う。同時に至る所に接続されたコードからエネルギーが送られた。

367 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:49:45.66 ID:lL+3jy6pO
援護

368 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:50:03.73 ID:z8MDhwJsO
《弾薬 エネルギーチェック…………………オールクリア 補給完了》
 
COMが全快を告げる。
残すは装甲の取り換えだけだ。
一時の休息を全て体力の回復に回そうとブーンは目を閉じた。
瞼に浮かぶ教官の顔。
百の厳しさの中にあった一の優しさが彼を焦らす。いても立ってもいられないとはこの事であると、ブーンは感じた。
思い出とは美化されるものだ。しかし仮に彼女との美しい思い出が偽りだと知っても、ブーンの決意は揺るがないだろう。そこにあるのは尊敬、あるいは崇拝めいたものかもしれない。
彼女が、ブーンの全てだったのだ。
 
《レイヴン、補給が完了しました。現在MT部隊が交戦中です。敵部隊の出現ポイントから内部への侵入が可能なはずです。近い順に1km、3km、6km、8km先にあります。任意の場所から侵入して下さい》
( ^ω^)「………了解したお!」

369 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:50:04.57 ID:ScJNEMZnO
援護援護援護

370 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:50:06.73 ID:7T24tyeQ0
援護

371 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:50:40.96 ID:z8MDhwJsO
灯油切れた ちょっと補給してくる

372 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:51:11.81 ID:BNf7+9Au0
>>1も補給か

373 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:53:41.57 ID:lL+3jy6pO
あの補給音が蘇る

374 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:54:20.92 ID:z8MDhwJsO
外寒ィィィィィ!!
ついでに休憩してもよろしいか

375 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:54:46.16 ID:7T24tyeQ0
生殺しかYO

376 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:54:56.80 ID:v5IsNpKLO
この小説の元ネタって2あたりかな?
重量過多+リミッター解除=俺tueeeee!!!


だったあの頃

377 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:55:36.08 ID:X++ECEdLO
wktkしながら待ってる

378 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:55:57.43 ID:BNf7+9Au0
イインジャネ?きりも良いっちゃあ良いし

379 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:56:22.26 ID:v5IsNpKLO
>>374
気長に待つよ、思い出にふけるかな・・・

380 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:57:56.02 ID:z8MDhwJsO
よし、小休憩終わり
後で風呂入るからそん時に大休憩するわ

381 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:58:29.86 ID:pWJsBaQRO
ガチタンlove

382 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:58:36.57 ID:lL+3jy6pO
>>374
レイヴン、お疲れ様

>>376
9やデブヴィクセン、特攻兵器もあるからLRまでの全シリーズ総まとめ
多分

383 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:59:16.13 ID:DX49jH1w0
今追いついた。
やっべ、ネクサスと2関連買ってこようかな…(何故か3と3SLとNBKとLRはある

384 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:59:17.22 ID:v5IsNpKLO
>>380
SRBIA並にwktk

385 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 22:59:57.29 ID:z8MDhwJsO
補給機を出るとそこはまさに修羅場。
湧いて出たMT群とMT群の激突。
彼らが放つ光は闇を退け、夜という事を忘れさせる程に明るく要塞を照らす。
灼熱の閃光の中をブーンドライブは突き進んだ。弾丸の雨に晒されぬよう、オーバーブーストで一気に空を駆る。
最初の侵入経路を空から眺めると、未だMTが溢れ出している。
ここから侵入すれば被害は免れない。先の3km地点を目指す。
見えた。
しかしやはりそこも敵で溢れていたが、一機のACが次々とMTを破壊していた。
最初のポイントに比べればかなり敵機は少ない。共に殲滅し、ここから侵入するのが得策とブーンは判断した。
 
( ^ω^)「こちらブーンドライブ、援護するお!!」

『アルエ・アルェ了解。助かったZE』
 
地表に降りるのはまずい。
エネルギー残量は僅かだが空中で戦うしかない。ブーンは武装をミサイルに切り換えた。
アルエ・アルェはフロートタイプのACで、こちらも空中から砲撃している。
なかなかに射撃精度は良く、吸い込まれるように弾丸はMTへと食らい付いた。ブーンドライブからのミサイルも確実に敵を破壊する。
やがて、敵数が少なくなった事を確認するとアルエ・アルェが先陣を切って入口へ突入する。

386 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:00:44.25 ID:z8MDhwJsO
ブーンも攻撃しつつ、内部への侵入を果たす。
 
『どうやら俺とお前が一番乗りのようだNA』
(;^ω^)「エネルギーがやばかったお」
『まだ先に敵はいるはずDA.
ひとつ、派手にやってやろうZE』
 
通路は真っ直ぐ伸びており、早々に分岐点が見える。
手分けして進んだ方が良いと、二人は別れた。

387 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:01:32.03 ID:v5IsNpKLO
>>382
解説どうも、Hのこと忘れてたわw

388 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:02:20.68 ID:pWJsBaQRO
まとめはまだないのね

389 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:02:42.50 ID:z8MDhwJsO
『こ…コイツは…! レイヴン! 気をつけRO! ここには──』
(;゚ω゚)「どうしたお!?」
《この反応…! 間違いありません! ナインボールです!!》
(;゚ω゚)「な…なんでこんな所に!?」
『ウァーッ!! ここで終わりKAー!』
《識別信号消滅、アルエ・アルェの撃破を確認!》
(;゚ω゚)「………」
《ちょっと待って下さい…………え? どういう事!?》
(;゚ω゚)「なんだお…?」
《異常事態です。外にもナインボールが出現しました。それも、二機…》
(;゚ω゚)「は?????」
 
言っている意味が分からずにブーンは混乱した。
 
《言葉通りの意味です。現在調査中───モナー氏からの通信です!》

390 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:02:46.27 ID:DX49jH1w0
そういや、ナインボールって人工知能だったか?
今ひとつハッキリしてない今日この頃

391 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:03:34.09 ID:ScJNEMZnO
援護
これはまとめ欲しいよな

392 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:03:46.45 ID:99NpbNdc0
蒼天伍号!蒼天伍号じゃないか!

393 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:04:30.42 ID:z8MDhwJsO
『まさかこんな所にナインボールがいるとは思わなかったモナ。
詳しい事は調査中だったから伝えなかったけど、VIPはあのACを構成しているパーツを手掛かりに時代を逆上って調べてみたモナ。
すると驚くべき事実が分かったモナ』
 
モナーは語り出す。
あの真紅のAC、ナインボールは人類が地下に移り住んだ頃に『レイヴンズ=ネスト』という組織─今のVIPにあたる組織である─が存在した時代まで逆上る。
当時にもアリーナはあり、多くのレイヴンが己の実力を競い合った。そのアリーナで頂点に立った者だけに与えられるナインブレイカーの称号を持つ、全てのレイヴンの憧れであり、また恐怖の存在だった最強のレイヴン“ハスラーワン”の操るACがナインボールだったという。
彼は永きに渡ってトップの座に君臨し続け、ある日、一時的にレイヴンズ=ネストが全機能を停止した時を境に唐突に姿を消した。
VIPはこれらを一月前にはつき止めたのだが、そのナインボールが現れたなどと言っても誰も信じる訳がなく
自身も半信半疑だったのでこれまで明かされなかったが、現場に再びナインボールが現れた事は事実である。
敵の情報は多い方がいいので、この際伝えるとモナーは言った。

394 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:04:31.29 ID:nOMtxVvxO
アーマードコアってたくさん出てるのね、2しかやった事ないわ

395 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:04:45.04 ID:nNAiEBEF0
>ひとつ、派手にやってやろうZE

ああ・・・死亡フラグ・・・

396 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:05:27.99 ID:lL+3jy6pO
蒼天伍号wwwwwwwww

397 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:05:30.15 ID:wKWwsfA4O
デデデストローイナーインボー

398 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:05:52.36 ID:DX49jH1w0
ナインボール3機って何かであったシチュだな。
初期シリーズかAAだっけ?

399 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:06:52.61 ID:z8MDhwJsO
『これだけじゃ役に立たない情報かもしれないけど…何とか切り抜けてくれモナ…!』
 
(;^ω^)「あのACが凄いってのは分かったけど…何でそんな昔のレイヴンが生きてるんだお…? それにどうして何機も…」
《私も驚きましたが、これではっきりしました。恐らく別人ではないでしょうか》
( ^ω^)「でもVIPで戦った時は旧式なのに凄い強さだったお。そんなレイヴンがいるなんて聞いた事ないお」
《こちらでも未確認──新たな情報です。ナインボールが…え? し、失礼しました。
ナインボールが敵味方関係なく無差別に攻撃しているとの連絡です》
(;^ω^)「マジ意味分からんお…。僕はどうすれば…」
《貴方が向かった所でどうにもなりませし、それより先に進んで下さい。いつ特功兵器が使われるか分かりません》
 
言ってみたものの、実の所ブーンに戻るつもりはない。彼には目的があるのだ。
ツンを探し出すという、重大な目的が。
彼にとってその目的の前では、本来の作戦目標である特功兵器を食い止める事や高岡抹殺など何ら意味を持たない事柄だった。
ブーンは止めていた足を動かし、更に奥へと侵入する…

400 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:06:57.42 ID:7T24tyeQ0
蒼天伍号吹いた

401 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:07:45.04 ID:wKWwsfA4O
>>398
MoAだったキガス

402 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:08:18.12 ID:z8MDhwJsO
(;'A`)「クソ…なんだこの強さは…。それに同士討ちまでしてやがる…どうなってんだ…?」
 
メランコリックハートは離れた場所から射撃を行っていた。
突然現れ、自分以外が敵だと言わんばかりに無差別攻撃を行うナインボール。
MTが群がる所にグレネードを放ち、近くのものは斬り捨て、離れた場所にいるMTにはパルスを撃つ。
両者のMTはことごとく破壊されていた。
 
(;'A`)(近付けねぇ…勘が告げてやがる。アレはヤバ過ぎる…)
(;'A`)「オペレーター! 何機が侵入に成功した!?」
《トリプルゼータ、ブーンドライブ、ブラクラの三機が侵入している》
 
ハスキーな女の声が聞こえる。そこからは思慮深さと冷静に物事を把握し、適格な指示を出す冷徹さが感じられた。

403 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:09:21.85 ID:7T24tyeQ0
流石荒巻、やってくれる

404 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:09:44.19 ID:z8MDhwJsO
(;'A`)(爺さんなら心配無用だが…ブーンと兄者か…。どうにか俺も行くしかねェな…)
('A`)「どうにか侵入を試みる。あのACの攻撃が手薄なルートを探してくれ」
《もうやっている。あと20秒待て》
(;'A`)(それにしてもあの野郎…どっちも相当な手錬だぜ…。しかも全く同じ機体ってのが気味悪ィ…)
《算出完了。施設を壁にして北西に進め。
2.2km進んだ所に高さ69mのビルがある。そこから北北東に向かえ》
 
ドクオは全エネルギーをブースターに回して疾駆する。どこもかしこもMTやそれの残骸だらけで走り難い。だが空を飛んでしまっては目標にされる危険があるので悪路を走るしかない。
 
『こんな所で…ゴルァ…この性能…本t…旧式……ザザ…』
《護流亜、大破。あの機体ではいい的だな》
(;'A`)「クッ…ギコ…」
 
喉の奥で唸り、感情を押し殺してひたすら走る。
やがてビルが見えた。

405 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:10:38.74 ID:UxIXNknl0
ギ、ギコー!

406 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:10:59.54 ID:ScJNEMZnO
援護

407 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:11:11.59 ID:z8MDhwJsO
《そこから北北東へ。お前の行動は直に気付かれる。迅速に行動しろ》
 
指示通りに方向転換し、更に進むと焼け落ちた施設が並んでいる。
これでは攻撃を防げないが、今更引き返す訳にもいかない。
腹を括って直進するメランコリックハート。
数m先をパルスが横切った。横を見ればナインボールが銃口を向けて乱射している。
やはり気付かれたようだ。
 
《これだけ離れていれば被弾しない。そのまま進め。
また一人死んだぞ。カマキリオンだ》
(;'A`)(カマキリオン…確かクーの…)
 
ドクオは飛んだ。
メランコリックハートに向けてパルスをばら撒いているナインボールの奥にある、もう一つの赤い機体を確認する。そして対照的な青の機体。
彼は体に電撃が走った錯覚を覚えた。
小さく見づらいが間違いない。
スナイパークールの姿が視界に入ったのだ。

408 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:11:25.50 ID:BNf7+9Au0
ギコのオペレーターはしぃなんだろうな

たぶん

409 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:12:51.18 ID:z8MDhwJsO
ナインボールは確実にスナイパークールを第一目標として攻撃している。
クーは何故わざわざ射程に入るような真似をしたのか。
それはすぐに分かった。
ドクオは以前ニューソクシティで特殊ACと交戦した日を思い出す。
接近戦を得意とするカマキリオンが危なくなった時、クーは自分から特殊ACに近付いた事があった。
恐らく今回もどうにかカマキリオンを助けようとしたのだろう。
彼女は感情の起伏をあまり見せないが、冷血ではないのだ。
 
《どうした。早く内部に侵入しろ》
 
パルスの中を駆け抜け、入口の前に立ったドクオは苦悩した。どうすれば任務が上手く進むか、それは分かっている。
いつもの自分ならどうするか──無論、作戦の成功を優先する。しかし別の感情が彼の足を引く。
歯の軋む音が機内に響いた。
 
《早く進め。何をしている》
(;'A`)「う…ぐうぅ…!」
 
こうしている間にもクーは危機に晒されている。
ドクオは、吹っ切れた。

410 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:13:49.04 ID:ScJNEMZnO
wktkがとまらねぇ

411 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:13:55.41 ID:lL+3jy6pO
しえん

412 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:14:06.75 ID:RmseYwsC0
ガチタンじゃやられるわな・・・

413 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:14:27.28 ID:UxIXNknl0
クーまでやられてしまうのか…

414 名前:408 正解 :2007/02/07(水) 23:14:47.20 ID:z8MDhwJsO
('A`)「──止めだ」
《何を言って──》
 
ドクオはACをナインボールに向けた。そして走り出す。
 
《…お前らしくもない。どういう心変わりだ?》
('A`)「うるせぇ。アンタにゃ分かんねェだろうよ」
《解らんな。死にたければ死ぬがいい。だがそれまではサポートしてやろう》
('A`)「…頼むぜ」
 
スナイパークールの所に付くまで被害を受けるのは避けたい。なんとか安全な経路を探すが、来た道を戻るには時間がかかり過ぎる。
他の道は壁になる物はなく、時間もかかる。
ならば正面突破だ。
メランコリックハートからチャージ音が響く。
空を跳ね回るナインボール。
メランコリックハートも飛びながら接近する。
そして発動。
迫る無数のパルスに自ら高速で突っ込み、それでも左右に避ける反射神経は並ではない。
もうナインボールは目前だ。
赤の腕がレーザーブレードを放つ。
ドクオもブレードを放出した。

415 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:15:53.51 ID:QXiEntJB0
ちょっとおかしい点を見つけたので

「ナインブレイカー」は「ナインボールを超えた者」という意味で与えられる称号だった気が
だからハスラーワンはナインブレイカーではない
・・・はず。うろ覚えですまんね

気にせず続きを

416 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:16:17.42 ID:z8MDhwJsO
(#'A`)「邪魔すんじゃねェッ!!!」
 
同時に一閃されたブレードがぶつかり、火花が散る。
弾き返されそうになるのを無理やり押し込む。
 
(#'A`)「どけェェェェェェェェェェェエ!!!!!」
 
一瞬、均衡状態であった二振りのブレード。
その均衡が崩れた。
ナインボールの肩口にブレードが食い込み、そして切断。
加速があった分、メランコリックハートが押し勝ったのだ。落下する腕部に目もくれずドクオは先を急いだ。
その背に撃ち込まれるパルス。
補助ブースターを起動させ、機体を反転させたドクオはミサイルを連続で叩き込む。
この程度で破壊出来るような相手ではないが、一瞬なら時間を作れるだろう。
思惑通りナインボールは回避行動の為に機体を動かす。
それを見届ける前にもう一度補助ブースターを起動して進路を調節し、クーの元へ向かった。

417 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:17:23.01 ID:DX49jH1w0
「ハスラーワン」が腐敗で、それをティウンティウンした奴が「ブレイカー」の称号を貰えるんじゃないか?

418 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:18:22.96 ID:7T24tyeQ0
そういえばオワタも死んだのか、機体名だけで想像できる>>1のセンスに惚れる

419 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:18:51.02 ID:z8MDhwJsO
>>415
mjd!?
2位から9位のランカーを倒した者に与えられる称号だとどっかで読んだが…やっちまったあああああああああああ
 
まあいいや

420 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:19:17.25 ID:W4+qXUPY0
たしかにまぁいいな

421 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:19:30.53 ID:99NpbNdc0
ほんとにまあいいよな

422 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:20:04.48 ID:ScJNEMZnO
>>419
面白いからそんぐらいの間違いなら俺は気にしない

423 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:20:26.51 ID:lL+3jy6pO
2位から9位てどこのソースだそりゃw

424 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:20:32.52 ID:v5IsNpKLO
>>415
合ってると思う
てか2あたりまでアリーナ1位=ナインブレイカーだったような

425 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:21:29.82 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「荒巻のダンナか…。ここまで来れたのは貴様だけだな…」
 
アリーナ程はある広い空間の中で二機の重装ACが対峙していた。お互いに一片の隙も見せずに睨み合い、ピリピリした空気が彼らを包む。
 
『侵入した者は他にもいるぞよ。ワシが最初に来ただけじゃ。
それにしてもこうして向かい合うのは何年ぶりかのう? アリーナ以来じゃな…』
( ゚д゚)「あの時はまたこうして戦う事になるなどと思わなかったがな」
 
ガーゼフィクスのロケットが牙を研ぎ始める。
いつでも発射可能な状態だ。
 
『待て待て、少しくらいこの老いぼれの話に付き合ってくれてもいいじゃろう?』
( ゚д゚)「………」
『ここに来る途中で…ナインボール…と言ったかのう? あのACが大量にあったんじゃが、あれは何じゃ? 抜け殻のようじゃったがの』
( ゚д゚)「フン…冥土の土産に教えてやろう。文字通りナインボールだ。VIPでもその程度の調べは付いているだろう?」
『はて? そんな物をあんなに作ってどうするつもりじゃ? ACなどレイヴンがいなければただのガラクタじゃが。
しかしお主の所はあれを乗りこなす優秀なレイヴンが何人かいるようじゃな』

426 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:21:49.76 ID:DX49jH1w0
どこぞのSS曰く、「ナイン」をティウンティウンした奴のことを「ナインブレイカー」らしい

427 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:22:23.95 ID:wKWwsfA4O
>>1

428 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:23:33.11 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「クハハ…本当にそう思うのか? 私の知る限りではそのような腕を持つレイヴンはいない…。あれはハスラーワンだ」
『おかしな事を言うもんじゃな。ハスラーワンと言えばずっと昔に死んだはずじゃろう?
もし生きていても高齢どころか骨になっとるはずじゃ』
( ゚д゚)「AIだ」
『…今、なんと?』
( ゚д゚)「ナインボールにレイヴンなど乗ってはいない。全てAI──無人機なのだ」
『なんと…驚いたわい。オペレーター、この情報を全レイヴンに。
ミルナよ、お主もまだまだ未熟じゃな。口が軽いのぅ…ホッホッ…』
( ゚д゚)「どうでもいい事だ。AIだと知った所で貴様ら犬ごときに何が出来る」
『それもそうじゃな。しかしミルナよ、犬とは聞き捨てならんぞい』
( ゚д゚)「貴様らは誰に依頼された? いや依頼じゃないだろう。VIPの命令で出撃したんじゃないのか?」
『企業連合の決定を待ってはおれん事態じゃからの。VIPが先取って決定しただけの事じゃ。
VIPが不干渉でも、遅かれ早かれ企業もこうしたじゃろう。誰が先にやるか、それだけの問題じゃろうて』

429 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:23:58.35 ID:wKWwsfA4O
>>427
すまんミスったw

430 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:25:13.26 ID:wKWwsfA4O
>>427
すまんミス

431 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:25:45.92 ID:99NpbNdc0
>>429-430
otituke

432 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:26:36.92 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「思えば大半のレイヴンがVIPに所属した頃から変わり始めた…。
契約する事によって生きている限り生活には困らない制度…力のない者にとってはまさに待ち望んでいた制度だろう。
だが我々が支払った代償が自由だという事を理解している者がどれ程いる?
いつしか我々はVIP専属レイヴンと言っても過言ではないまでに低落していたのだ…反吐が出る。
何者にも縛られない自由な傭兵…VIPは今でもそう謳ってはいるが貴様らには首輪が付けられている。
VIPにとって有益な依頼だけが回され、そしてVIPの脅威となり得るもの──今で言う我々の事だ。
そのような勢力が現れればVIPは即座に出撃命令を出す…貴様らに拒否権はない。
やはり今の貴様らは、VIPの犬だ」

『そういう意味じゃったか。なら犬で結構じゃわい。時代が求めておるのじゃよ。
逆らった所でその先に何があるんじゃ? …と、そんな話をしても無意味じゃな。残念じゃが、お主には抹殺命令が下されたんじゃ』

( ゚д゚)「不抜けに成り下がった貴様など私の敵ではない。話は終わりだ。
いつか世話になった礼もある。せめて私の手で葬ってやろう」
『大きく出たの。言うようになったもんじゃなミルナよ。
昔と変わらずよく吠える吠える、ホッホッホ───のぼせ上がるなよ…小僧!』

433 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:26:48.07 ID:7T24tyeQ0
Hことハスラー・ワンをティウンティウンしたレオス・クラインが初代ナインブレイカーらしいな
んでその称号を引き継いで言ってるらしす

434 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:27:14.81 ID:wKWwsfA4O
うわあああまたミスっちまったorz

やっぱ携帯で書き込みは良くないな…気分悪くしたかもしれんスマソ

435 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:29:13.80 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「その殺気…昔のままだな…。少し楽しみになったぞ。貴様の腕が衰えてないか確認してやろう。
来いッ! 荒巻スカルチノフ!!」
 
ガーゼフィクスのロケットとトリプルゼータのバズーカが咆哮したのは同時だった。
お互いこれくらいの攻撃をかわせないはずがなく、それぞれが壁を抉る。
トリプルゼータの両肩から都合16発のミサイルが同時発射された。
ガーゼフィクスも武器をスラッグガンに換え、無数の弾丸がミサイルを撃ち落とす。弾幕に次ぐ煙幕で視界は悪い。
ミルナがレーダーに目を向けると反応が近付いている。咄嗟に引き、ロケットを煙の中にある機体に連続で発射する。
装甲が飛び散る音からも命中はした。だがそれでも反応は接近。今度は煙の中からバズーカの弾が飛び出してきた。

436 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:29:53.36 ID:v5IsNpKLO
>>433
そういやそんな話あったよな、MoAの主人公=レオス・クラインとか
まあ話がそれるからこれ以上は言わんが

437 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:30:45.71 ID:z8MDhwJsO
当然これも避けたが視界に映るはミサイルの雨。迎撃する暇はない。
避けるには機動力が足りない。
どちらにしても被弾は免れないと悟ったミルナは前進する。
激しい衝撃が彼を襲うが怯まずにパイルバンカーを繰り出す。もちろんレーダーで相手を確認し、軌道修正してからだ。
金属がはぜる鈍い音は装甲を貫いた証。
ミルナの口元が弧を描く。
そこに追撃のブレードを叩き込もうとした時だった。
彼より早くブレードを突き出したのはトリプルゼータ。
しかもパイルバンカーごと機体が引っ張られている。
バランスを崩したガーゼフィクスの斬撃は空を切り、コアを一文字に裂かれ、ついでとばかりに腕部も半ばから斬り付けられてしまった。

438 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:31:09.52 ID:lL+3jy6pO
烏大老の予感

439 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:31:20.54 ID:ScJNEMZnO
援護

440 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:32:30.32 ID:z8MDhwJsO
(#゚д゚)「ぬぅぅンッ!!」
 
ミルナはどうにか距離と取ろうとするが動けない。何故なら、パイルバンカーが掴まれているのだ。
つまり先程貫いたのはバズーカであり、荒巻は武器を捨ててパイルバンカーを掴んだらしい。
それを瞬時に理解したミルナはロケットを撃ち続けるが、トリプルゼータは離れずにブレードを繰り出す。
これ以上コアにダメージを受けるのはまずいとミルナもブレードで応戦する。
 
( ゚д゚)(稼動が鈍い…伝達系をやられたか…)
 
半分裂かれた腕を酷使して斬撃を弾くが、自由に動けない中で迫る切っ先はガーゼフィクスを切り刻む。
トリプルゼータが一歩踏み込んで腕を振り上げた。
だがミルナはこれを待っていた。
パイルバンカーをパージし、一気に後退してからスラッグガンを構える。

441 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:34:00.11 ID:z8MDhwJsO
腕を振り切ったトリプルゼータは一瞬の停滞を見せ、間近で全ての散弾を受ける事になった。
そして衝撃でグラつく機体にもう一発。
勝利を確信したミルナだったが、彼の凶悪な笑みは戦慄に歪む事となる。
スパークしている機体が向かってきたのだ。
 
(;゚д゚)「なんだと!?」
『小僧め…驕るなよ…』
 
焦燥に駆られたミルナは更にもう一撃、スラッグガンを発射した。
既にボロボロの機体がまともに散弾を受け、それでも尚進撃を止めない光景はミルナにとって悪い夢のように感じた。
スラッグガンが斬り落される。
現実感は消失し、ただひたすら迫る死の感覚だけが彼を満たす。覚悟からか不思議と恐怖はなかった。
それでも撃とうとしているのは彼の闘争本能からの行為だった。
だがスラッグガンが既に破壊されている事は彼の頭から吹き飛んでいる。
無意味にトリガーを引く機体は動けない。

442 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:34:57.62 ID:UxIXNknl0
爺さんかっけぇぇぇ

443 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:35:16.58 ID:lL+3jy6pO
しえん

444 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:35:29.40 ID:v5IsNpKLO
支援

445 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:36:04.87 ID:DX49jH1w0
しかし、これって兄者の復讐終了フラグたたないのな

446 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:36:08.62 ID:z8MDhwJsO
『無様じゃな…ミルナよ…。ここで引導を──ウッ』
 
止どめを刺そうとしたACは突如停止した。
 
( ゚д゚)「私が我を失うとはな…。しかし何が起きた…?」
 
無防備な格好で固まるトリプルゼータは答えない。
 
( ゚Д゚)「ククク…そうか…ハッハッハーッ! レイヴンも歳には勝てないという事か…クックッ…。運命も私に味方しているようだな…」
『いいや、運命は残酷なものだ。貴様はここで終わりだッ!』
 
独り笑うミルナの前に現れたのは、憤怒と殺意を纏うブラクラだった───

447 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:36:23.68 ID:ScJNEMZnO
荒巻つええええ

448 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:36:47.18 ID:BNf7+9Au0
これはwktk

449 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:37:25.51 ID:lL+3jy6pO
きたこれ

450 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:37:34.18 ID:DX49jH1w0
荒巻老師ー!

451 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:37:49.23 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「兄者か…」
『やっと見つけたぞミルナ…! この時を何度夢見た事か…貴様を何度頭の中で捻り殺した事か!』
( ゚д゚)「負傷した私を倒して満足か、兄者よ」
 
満身創痍のガーゼフィクスに銃口を向け、兄者は吠える。
 
『黙れッ! この際プライドは抜きだ…! 貴様を殺せればそれで充分だッ!』
( ゚д゚)「そうだ…それがレイヴンのあるべき姿だ。どのような汚い手を使ってでも目的を果たす…見直したぞ兄者。やはり貴様はこちら側の人間だ」
『俺が貴様と同じだと!? 冗談じゃない! 貴様はここで死ぬのだッ!!』
( ゚д゚)「戦場で死ぬ覚悟は出来ている。だが貴様も道連れだ。
貴様に覚悟があるか見てやろう。来るがいい」

452 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:38:24.18 ID:7T24tyeQ0
それでも荒巻なら・・・
荒巻ならなんとかしてくれる・・・

453 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:38:36.28 ID:lL+3jy6pO
これはいいザルトホック

454 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:39:09.24 ID:UxIXNknl0
これは…兄者離反フラグか?

455 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:39:14.76 ID:BI43NzOx0
この際プライドは抜きだ…!
この際プライドは抜きだ…!
の際プライドは抜きだ…!
際プライドは抜きだ…!
プライドは抜きだ…!
プライドは抜きだ…!
プライドは抜きだ…!
プライドは抜きだ…!
プライドは抜きだ…!

456 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:39:35.91 ID:z8MDhwJsO
悠然と構えるガーゼフィクスに、兄者と彼のガトリングは怒号を上げて突撃した。
殺意の弾丸と実弾が一つの塊となってガーゼフィクスを襲う。
それにミルナは慌てる様子もなくロケットを数発放ちつつ旋回する。
狂ったように距離だけを潰そうとする兄者にはこれを避けられない。否、もし完全に冷静だったとしても回避不可だったかもしれない。
それ程精確に、しかも避けるならどこに移動するかを読んだ上での砲撃だったのだ。
腐っても元トップランカー。
ガーゼフィクスも数発被弾したがガトリングの弾丸とロケットでは一発の重さが桁違いである。
結果として、ブラクラの方がより大きなダメージを受けてしまった。
 
( ゚д゚)「なんだその動きは。…貴様を買い被り過ぎたか」
『黙れッ!』
 
兄者は懲りずに同じ攻撃を繰り返す。
狙ったのか偶然か、ロケットはガトリングに直撃する。銃身には亀裂が入り、それでも掃射する兄者。

457 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:41:43.22 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「何が何でも私を殺そうとする意気込みは評価するがな…。だが動きが粗末すぎる。シュミレートと実戦は違うのだぞ…」
『黙れッ! 黙れ黙れ黙れぇッ!!』
 
ポロリとガトリングから一つの破片が落ちた。
周りを支えていた部分が崩れる事により、そこから崩壊は爆発的に進行する。落下した破片が起爆剤となってガトリングは弾け飛ぶ。
 
『ぐっ…! ならば次はこっちだッ!!』
 
撃ち上がる垂直落下ミサイル。しかしそれはガーゼフィクスに降り注ぐ事はなく天井を破壊したに過ぎなかった。
ブラクラに積まれたミサイルは非常に強力な兵器と成り得るが、地形次第ではただの重りと化す代物なのである。
 
( ゚д゚)「愚かな…貴様には失望した。貴様程度に殺される私ではない。
道連れは止めだ…貴様一人で死ねぃ!!」

458 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:41:53.19 ID:ScJNEMZnO
援護

459 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:43:07.13 ID:z8MDhwJsO
ブラクラは棒立ちだ。
このままブレードで形を付けるつもりなのか、漆黒の巨躯は直進する。
ガトリングを失い、ミサイルも役に立たないACなど正面突撃でも問題ないと考えたのだろう。
迫り来るガーゼフィクスに恐れを成したのか、ブラクラは退避しようと左に動く。
ミルナは最後となったロケットを撃ち出した。
彼の計算と、彼の考える兄者の操縦技術では十中八九命中する。被弾の衝撃でコンマ数秒は動きを止められるだろう。
戦場においてこの数瞬は途方もなく永い。
飛び道具はこれで全て撃ち尽くしたが後はロケットを捨て、一気に近付いて斬り裂けは始末には事足りる。
ミルナは侮蔑と共に鼻を鳴らし、ロケットをパージしようとした──その時、ブラクラの肩から垂直落下ミサイルが離れた。
そして落下を待たずにエネルギーをチャージしつつ右へ急速移動する。
ロケットはブラクラをかすめて通過し、足止めという目的を果たす事は出来なかった。

460 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:44:32.88 ID:lL+3jy6pO
援護

461 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:44:39.87 ID:z8MDhwJsO
(;゚д゚)(フェイントか──!) 
気付いた時には遅かった。
ブラクラが動き出した今、互いに接近している形である。ガーゼフィクスのブレードが熱を帯びるが相変わらず動きは鈍い。腕を振り切る前に二つのACは交差した。
ガーゼフィクスにダメージはない。
しかし背後で圧縮エネルギーが弾ける音がミルナの耳に入る。
振り返えろうとした刹那、青い刃を携えたブラクラが視界に飛び込んできた。
再び交差する機体。
鉄の焼き切られる不快な音が機内に響き、半ば切断された腕は今度こそ地に落ちる。
再度正面から高速で肉薄するブラクラは、もう片方の腕部も斬り飛ばした。
 
(;゚д゚)「ぬぐぅ…!」
『俺が本当に冷静を失っていたと思っていたのか? 全ては貴様を油断させる為に芝居を打っただけだッ!』
 
回り込むブラクラの勢いは衰えを知らない。攻撃力を全て失ったガーゼフィクスは両脚を切断され、仰向けに倒れ込む。

462 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:45:14.33 ID:7T24tyeQ0
月光w

463 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:45:41.00 ID:DX49jH1w0
青い刃…! 月光か!?

464 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:46:29.28 ID:BNf7+9Au0
ここにきて月光とはw

465 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:46:40.73 ID:z8MDhwJsO
( ゚д゚)「敢えて…無駄弾を使い攻撃を受けたのか…役者め…。
肝の座った男だな…兄者…」
『俺はずっと貴様を研究していた。貴様の戦闘データやアリーナでの映像…何度も繰り返し見たのだ。
貴様がその重装甲を活かして接近戦に持ち込む事は分かっていた。ロケットの弾幕を使ってな。
パイルバンカーを持っていない事は好都合だったぞ。さっきまでの腕では残されたブレードも上手く扱えなかっただろう』
( ゚д゚)「鋭いな…良い洞察力と観察眼だ…」
『それよりミルナ…その格好がどういう形か理解しているか…?』
( ゚д゚)「…四肢を切断、か」
 
ブラクラはダルマ状態のガーゼフィクスを踏み付け、ブレードを振り上げる。
 
『貴様が弟者にした仕打ちだッ!! 己の行いを後悔しろッ! そしてあの世で弟者に跪いて詫び続けろミルナァァァ!!!!』
(;゚д゚)「……ッ!」
 
どのようなレイヴンでも最期の瞬間は呆気ない。如何に高度な技術を持っていたとしても、如何に肉体を鍛え上げようとも、生身では対人用拳銃はおろか一本の縄でも死に至る。AC用兵器に耐えられる人間など存在しようはずもない。
モニターを突き破り侵入して来る高熱の切っ先が、彼の見た最後のものとなったのだった…。

466 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:47:25.34 ID:UxIXNknl0
ストレイボウwwwwwwwwwwwwwwww

467 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:47:27.78 ID:v5IsNpKLO
>>462
ダガーじゃね?レンジ3の黄色い色のブレード

468 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:47:35.74 ID:BI43NzOx0
うわ、ミンチより(ry

469 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:47:49.75 ID:Zzf83oNS0
>>スレタイ
なぜか消防の時よんでたコロコロコミックのゾイドとかいう漫画を思い出した

470 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:48:15.07 ID:lL+3jy6pO
これは…いい

471 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:48:34.19 ID:v5IsNpKLO
>>467は無かった事に(´・ω・`)

472 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:48:44.84 ID:aOTEs7ce0
ブラクラが復讐の為に荒巻を殺ったと思った俺って…

473 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:48:54.12 ID:BNf7+9Au0
>>467
>>461を読んでみな

474 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:49:09.68 ID:DX49jH1w0
>>469
ZOIDSならアニメのが有名だと言うのにあえてそっちとはwwwww

475 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:50:03.24 ID:7T24tyeQ0
ゾイド無印は燃えた、塩コーヒーにも挑戦した

476 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:51:25.03 ID:z8MDhwJsO
侵入したブーンドライブはセキュリティや残存する敵MTを破壊しながら通路を進む。
内部構造など分からないので闇雲に調べるしかない。
 
( ^ω^)「けっこう奥まで来たはずだけど…お?」
 
レーダーに反応が一つある。小さく見えるゲートの奥には広い空間があるようだ。
 
《ロビー重工所属、ヤラナイカーを確認。
敵も貴方の反応を感知しているでしょう。交戦は避けられません》
 
ツンを見つけるまではなるべく被害を最小に抑えたかったがAC相手だとそうもいかない。
こうなってしまえば大きなダメージを受ける前に片付けてしまう短期戦が望ましい。
ブーンはゲートを開くと即座にレーザーを放った。ばら撒かれた光の弾丸がAC襲う。
しかしがむしゃらに撃ったので全弾命中とはいかず、ヤラナイカーの背後にあるコンピュータも爆砕した。
破壊活動も任務内容に含まれているので咎められはしないだろうが、そのコンピュータの傍らにあるACを見てブーンは硬直する。
 
(;^ω^)「な…ナインボール…!?」
 
見間違うはずがない。そこにあったのは確かにあのナインボールだ。
だが起動していない事から、操縦するレイヴンは乗っていないとブーンは考え、ひとまず安堵の息を吐く。

477 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:52:33.83 ID:DX49jH1w0
阿部さんか?

478 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:52:38.37 ID:UxIXNknl0
ロビー重工所属、ヤラナイカー

ウホッ

479 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:52:43.27 ID:bJJQITI90
.hack//GUスレかと思った

480 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:52:51.12 ID:7T24tyeQ0
オリジナルクルー(・∀・)

481 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:52:57.42 ID:z8MDhwJsO
『いきなりとはご挨拶だな。ここでやり合うのはまずい──とは言っても制御コンピュータは壊されちまったみたいだが…これ以上は破壊される訳にはいかない。
場所を移動させてもらおうか』
 
ヤラナイカーが動いた。
リニアガンを放ちつつ逃げるように奥にある─ブーンが潜ったドアの反対にある─通路へと去って行く。
 
(#^ω^)「あっ! 待てお!」
 
ブーンも追跡の為に走り出す。この場所には恐らく何もないと判断したからだ。
だが彼は気付いていなかった。ナインボールの全身に電力が供給され始めている事を…。

482 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:53:07.56 ID:lL+3jy6pO
ゾイドは俺がメカ物に興味を持った最初の作品だった支援

483 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:54:10.48 ID:z8MDhwJsO
『よかったのか、ホイホイついてきて。
俺は罠にだってかまわないでハメちまう人間なんだぜ』
(#^ω^)「うるさいお! 罠でもいいお!
どこまでも追いかけてコイツをぶち込んでやるお!」
 
レーザーライフルを構えながらブーンは怒鳴る。通路は一本だが曲がりくねっているので撃つ事が出来ない。
その上、ヤラナイカーの機動力はブーンドライブよりも高いので追い付く事も出来なかった。
 
『うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことん着いて来てもらうからな』
(#^ω^)「てかどこまで行く気だお!?」
 
奇妙な鬼ごっこは数分であったがブーンには何十分にも感じられる。
長い通路に出た。
かなりの距離が開いていたが頭にきたブーンはレーザーを乱射する。

484 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:55:15.68 ID:DX49jH1w0
これは…オリジナル復活か? ところでセラフかNBKナイン登場しそうな勢いなんだが?

485 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:55:20.46 ID:UxIXNknl0
阿部さんwwwwwwwwww

486 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:55:43.23 ID:z8MDhwJsO
『ん? もう我慢の限界かい? 意外に早いんだな』
 
レーザーをひょいひょいかわしながらの言葉が、ブーンは完全にコケにされているように感じた。
 
(#^ω^)「コイツ…!」
《レイヴン、落ち着いて下さい。これでは敵の思う壺です。
そしてたった今、ナインボールに関する新たな情報が入りました。ナインボールにレイヴンは搭乗していません》
( ^ω^)「…どういう事だお?」
 
不可解な言葉がブーンの頭を僅かに冷やす。
 
《AIシステムです。つまり無人ACという事でしょう。これは恐るべき事実です》
( ^ω^)「じゃあ…なんでさっきの場所にいたナインボールは止まってたんだお…?」
《分かりません。しかし敵レイヴンの言っていた制御コンピュータという言葉。
もしかするとコントロールが不可能なのかもしれませんね》
(;^ω^)「そんな危ないモンを置いとくなんて…高岡博士の気が知れないお」
『最初の勢いがなくなったな。もうバテたのかい?』
(#^ω^)「………」

487 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:56:00.76 ID:v5IsNpKLO
ヤラナイカーは武装がパイルバンカーオンリーな予感

488 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:56:08.12 ID:lL+3jy6pO
どうみても阿部さんです

489 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:57:13.04 ID:z8MDhwJsO
《トリプルゼータから生体反応消滅。レイヴン、荒巻スカルチノフの死亡を確認しました》
(;゚ω゚)「!!!」
( ´ω`)「荒巻さんまで…」 
その言葉でブーンの頭は完全に冷えきった。
こんな事をしている場合ではない。
己の目的を果たし、本来の作戦を遂行せねばまた仲間を失うかもしれない。
 
『どうした、追って来ないのか?』
( ^ω^)「もう鬼ごっこは終わりだお。逃げたきゃ勝手に逃げればいいお」
『そうか…それは予定外だな…。まぁ、ここでもいいだろう』
 
追っても徐々に離れていたヤラナイカーが足を止めた。
ブーンは戻るつもりはないのでそのまま進む。
立ち止まり、構えもしないヤラナイカーを発見するブーン。
 
《なにか企んでいるかもしれません。用心して下さい》
( ^ω^)「分かってるお…」
『しかしこの状態では…。
………いいこと思いついた。お前、俺の機体の中でレーザー撃て』

490 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:57:47.06 ID:DX49jH1w0
阿部さんはパイルバンカー・ヴィクセンブレード・両肩ブースターな悪寒

491 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:57:56.20 ID:7T24tyeQ0
阿部さん仲間になって「いいこと考えた〜」のフラグたたねぇかな

492 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:58:14.13 ID:lL+3jy6pO
何を言い出すんだwwwwwwwwwwww

493 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:58:46.37 ID:DX49jH1w0
って、阿部さん死ぬ気ですかwwwwwww

494 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:58:46.83 ID:7T24tyeQ0
>>489
吹いた

495 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:59:04.30 ID:BNf7+9Au0
ショボンとはかなり親密になったんだろうな

496 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/07(水) 23:59:40.35 ID:z8MDhwJsO
(;^ω^)「急に何言い出すんだおコイツ…」
《私にも訳が分かりません》
『どうした、早くしなよ。早くしないと…』
 
何か切羽詰まった声色で背を向ける。無防備もいい所だ。
ブーンは戸惑いながらも、言われるままにライフルを機体の隙間に差し込んだ。
 
(;^ω^)「は…はいったお…」
『ああ…次はレーザーだ』
(;^ω^)「それじゃ、撃つお…」
 
高エネルギーのレーザーは次々と機体に破壊をもたらす。
 
『いいぞ、内部からどんどん装甲が抉られているのがわかるよ』
 
電気系統が狂わされ、全身に送られた多量のエネルギーが暴走し、ヤラナイカーは火花を散らした。

497 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:00:21.32 ID:Zrg7Ghux0
最後の決め台詞wktk

498 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:01:38.15 ID:Xv2bAOreO
『よし、そこまでだ。機体ダメージが90%を越えた。これなら離脱する理由に充分だな』
(;^ω^)「一体なんの意味があってこんな事を…」
 
当然の疑問を投げ掛けるブーンを無視し、ヤラナイカーは壁にパイルバンカーを放つ。それも、弾が切れるまで。
今度はもう片方のパイルバンカーだ。
これも撃ち尽くした頃には壁にヒビが入っていた。そこを全力で押し出す。
壁は崩壊し、突風が吹き荒れた。どうやら外壁だったらしい。
 
『この場所に誘い込んだのは逃走の為だったのさ。守る暇もなくお前が制御コンピュータを破壊しちまったからな。
お前良いヤツみたいだから一つ教えてやる。もうすぐあのナインボールが動き出すぜ。
じゃ、俺は帰らせてもらう』
 
それだけ言い残すと、ヤラナイカーは外に飛び出して行った。

499 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:02:43.62 ID:kMqiRFpd0
阿部さん逃亡フラグktkr

500 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:02:52.93 ID:qNKA7HgwO
>じゃ、俺は帰らせてもらう
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

501 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:03:02.11 ID:Ub77/VUcO
>>498
壁「アッー!」

502 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:03:02.90 ID:Xv2bAOreO
(;^ω^)「だからそんな危なたモン置いとくなお…」
《ナインボールは身内の間でも脅威だったようですね。
あっ、ブラクラから通信です》
『こちらブラクラ、武装の大半を失った。すまないが帰還する』
《ブラクラの離脱を確認。しかしレイヴン、朗報です。
たった今ガーゼフィクスの撃破が確認されました。ブラクラによる戦果です》
( ^ω^)「本当かお!? 兄者…ついにやったのかお…」
( ^ω^)(後は僕だけだお!)
 
兄者は戦線から離脱したが、彼の残した戦果はブーンに勇気を与えた。自分もツンを探し出す決意を更に堅め、この先に彼女がいるであろう事を願って先を急ぐのであった。

503 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:05:00.90 ID:qNKA7HgwO
サヴェージ支援

504 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:05:33.11 ID:Xv2bAOreO
さて、切りがいいので風呂に行ってくるぜ。
なんかスムーズに投下できたからあと四分の一だ。
もう少しお付き合いいただきたい。

505 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:05:55.32 ID:qNKA7HgwO


506 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:05:58.12 ID:Ebxk7uQF0
どうでもいいが兄者の機体で戦う自信が俺にはない

507 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:07:05.20 ID:kMqiRFpd0
とりあえず、カラサワ装備したら速攻で重量過多になりそうだ。
俺はカラサワ + 左グレネード or ブレード だがな

508 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:07:29.54 ID:Ub77/VUcO
>>1

携帯なのに頑張るねぇ・・・

509 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:17:18.66 ID:eZem0G3JO
援護

510 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:18:03.32 ID:ZFGrE3IZ0
色んなシリーズのネタが盛り込まれてていいな

511 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:18:28.21 ID:j7Bky/CQ0
リンクスまだぁ

512 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:19:14.63 ID:zQ9XpX68O
ようやく追い付いたか…

513 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:20:25.67 ID:ZFGrE3IZ0
>>511
>>5

514 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:21:55.15 ID:Zrg7Ghux0
漫画化決定

515 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:22:15.83 ID:Ub77/VUcO
誰かMoAのラストの機体の、正式名称を知ってるなら教えてくれないだろうか
あれはいい

516 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:22:26.38 ID:Ev42Kb0rO
いいやっ!限界だ!ageるねッ!

517 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:23:31.71 ID:kMqiRFpd0
ナインボールだろ?

518 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:23:35.09 ID:qNKA7HgwO
ナインボール=セラフ

519 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:26:01.83 ID:H7vFpB470
それなんてゼータ?

520 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:26:40.66 ID:Ub77/VUcO
>>517
変形して空をビュンビュン飛びながら垂直ミサイル撃って来るあれもナインボールなのか!

521 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:33:00.77 ID:Xv2bAOreO
やべ…あと45分で一日経っちまう…
一日で終わらせるつもりだったのにチクショウ
つー訳で再開。ここからギャグはほとんど消えるから覚悟を

522 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:34:49.78 ID:Xv2bAOreO
辺りを埋め尽していたMTはもういない。
皆灰に変えられたか、もしくは逃亡していたのだ。しかしながらMTの残骸はあちこちに存在していた。
その機械の墓場で奮闘するのはACだけだ。
 
(;'A`)「これがAIの動きかよ…!」
《ずいぶんと高性能のAIのようだな》
 
メランコリックハートとナインボールの攻防は熾烈を極めた。お互い、迫る攻撃は1m以内でかわしている。
既に二体のナインボールが集まっていたので地獄のような攻撃だったが何とか回避していた。
交戦したのか、全身から火花を散らしていたBOINとスナイパークールが遠距離から援護射撃し、比較的被害の少ないモラリストとツインテールが中距離支援している。
ドクオはまだ弾の残っているミサイルを捨てて、ようやくかわせるようになったのに対してナインボールらは依然変わらない兵装で彼らの攻撃を避ける。
しかしそれでも勝機はあった。
ドクオたちの被害は小さいものではなかったがナインボールも少しづつ装甲を磨り減らしている。
この状態が続けば撃破も不可能ではない。

523 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:35:37.93 ID:Ub77/VUcO
>>521
まったりでイインダヨー
wktkです

524 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:35:39.78 ID:zQ9XpX68O
再開待ってますた

525 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:35:42.02 ID:KE7r9sTHO
wktk

526 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:36:07.88 ID:Xv2bAOreO
『おいヘリカル! それ以上前に出るな!』
『黙れです乳魔人っ! 変態男っ!』
『あンだとこの無乳女! 死にそうになっても助けねぇからな!!』
(#'A`)「こんな時に喧嘩してんじゃねェぞ馬鹿共がッ!!」
 
一喝したドクオだったが敵から目は逸らさない。一瞬の隙が死に直結するのだ。
まばたきするのも惜しいと言わんばかりに瞳を爛々と輝かせる。
 
『後ろから狙われてるからなドクオさんッ!』
(#'A`)「わーってるっつーの! テメェの心配だけしてろッ!!」
 
背後からのグレネードを後ろに目があるかのようにギリギリで避ける。
火球がまだ近い内に補助ブースターを起動してから弾丸を放ち、飛び上がった。
それを追うように片手のナインボールも地を離れる。その赤の機体があった場所をツインテールのグレネードとスナイパークールのライフル弾が通過した。

527 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:37:38.61 ID:Xv2bAOreO
『お兄ちゃん後ろっ!!』
(;'A`)「っ!!!」
 
連続した前後からの攻撃をいつまでもかわせる訳がない。
高熱の塊がメランコリックハートに直撃した。炎上しながら地に落ちる機体。
 
(;'A`)「ぐっ…レーダーが…!」
(;'A`)(この分だと回復まで約30秒…やべぇな…)
 
この相手に対してレーダーを失うということは目を潰されたに等しい。
回避にはひたすら動き続けるしかないが、ナインボールに通用するだろうか。
彼を援護している四つのACが接近しているのが視界に入る。彼が思わず放った一言で、レーダーが機能しなくなった事を悟ったらしい。
 
(;'A`)「来るなァッ!! この陣形を崩すんじゃねェ!!!」
 
彼の言う陣形。
一人が囮となり敵機の間に入り込んで攻撃をほぼ引き受ける。囮を挟むナインボールを取り囲むようにして援護組が徐々にダメージを与えるというものだ。
ここまで戦う事が出来たのは、即席ではあるがこの陣形があったからこそである。

528 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:39:00.66 ID:Xv2bAOreO
それもドクオの存在があって初めて成立している。
二機のナインボールに挟まれ、攻撃を引き受ける役はドクオだからこそ可能だったのだ。
他の者がこれをやろうとすれば瞬時にスクラップにされるだろう。
 
(;'A`)「俺は大丈夫だ! 後数秒くらい避け切ってみせるさ…!」
 
全神経を研ぎ澄まして攻撃に備えるドクオ。前方の敵機を見つめながら、背後からのパルスやグレネードの軌道から相手の位置を予測する。
そこから更にどう撃てば有効かを計算と時には勘で、どう攻撃されるかを割り出す。
精神の緊張は極限状態だった。

529 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:40:30.47 ID:Xv2bAOreO
『ハハ…マジかよアイツ…レーダーなしであの集中砲火をかわしてやがるぜ…』
『ここまでとは…すごいものだな…』
『ドクオさんにかかればあれくらい余裕なんだからなッ!』
『そうですよー! お兄ちゃんはすごいんです! モララーも分かってきたじゃないですか!』
 
現実離れした彼の戦闘センスに口々に感嘆の声を漏らす。だがドクオにとっては集中を阻害するものでしかない。
 
(;'A`)「うるせぇ…気が散る…!」
 
己の声で集中力を乱さぬよう静かに制す。僅かな乱れでも命取りになるからだ。
彼らを黙らせるのは成功した。
だが、彼らの声よりドクオの集中を妨げる事態が発生した。
地震と共にフォックスの中央にある巨塔が動き出したのだ。
 
(;'A`)「な──」
 
巨塔へと注意が逸れる。そして舌打ち。
ドクオは己の行動を悔やんだ。
一瞬の精神の乱れ。
それは取り返しのつかない一瞬だった。

530 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:40:42.12 ID:qNKA7HgwO
支援

531 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:41:43.33 ID:nmpjR3qH0
wktkあああああああああああ

532 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:41:45.55 ID:Xv2bAOreO
頭の中に霧がかかる。
霞んで行く攻撃の予想。
薄まってしまった背景を必死で描き直そうとする。途切れてしまった進むべき道を全身全霊をもって繋ごうとする。
しかし一度ペースを崩されると描き直した背景は歪み、繋いだ道は無数に枝別れしてしまう。
パズルを組み立てた端からバラバラにされるようなものだった。
それでもドクオは一つ一つピースをはめ込む。だが完成する前に破壊される。
またピースを手にする。それは燃えていた。
限界。
爆風がメランコリックハートを吹き飛ばした。
精神を汚染され、身体のバランスまで失った彼に回避する力は残されていない。
視界の隅に映る機影。
近い。
ブレードを構えた真紅の死神が迫っている。
だがそれは一発のグレネードでメランコリックハートへの接近を中止した。
ナインボールのものではない。

533 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:42:29.94 ID:qNKA7HgwO
支援支援支援

534 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:42:59.59 ID:Xv2bAOreO
『殺させない! お前なんかにお兄ちゃんは殺させないっ!!! お前なんか死んじゃえよバカヤロー!!!』
 
ヘリカルの嗚咽混じりの怒鳴り声が聞こえる。
目の前でツインテールが戦っていた。
がむしゃらにグレネードライフルでナインボールを迎え撃ち、更に自ら突進して爆炎で辺りを燃やし尽した。
 
( A )(あの馬鹿…あれ程来るなと言ったのによ…)
 
力が漲る。
感覚は戻ってきた。
ドクオは痺れた頭を強く振ると機体を発進させた。

535 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:43:27.89 ID:Ub77/VUcO
ヘリカル…!

536 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:43:37.98 ID:qNKA7HgwO
支援支援支援支援援護

537 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:44:07.45 ID:Xv2bAOreO
彼女の近距離から放つ雄叫びは当たらない。
ツインテールを中心にナインボールの挟撃が始まった。
手始めにグレネードで動きを止められ、パルスの連射を受けた。手前のナインボールによる斬撃がコアを襲う。
体感して始めて解るその速さに完全回避は不可能。コアの一部ごと腕を両断して脇を通過するナインボール。
外の冷たい空気がヘリカルの頬に触れた。
その時には後ろにいた片手のナインボールは正面でグレネードを構えていた。
 
『ごめんなさい…僕、何の役にも立たなかったです…グスン…お兄ちゃん…』


538 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:45:02.30 ID:qNKA7HgwO
更新連打

539 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:45:54.46 ID:Ev42Kb0rO
はっやっくっはっやっくっ
と言いつつマイペースにガンガレ

540 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:46:09.35 ID:nmpjR3qH0
しかし引き込まれる
レスすることも忘れて読みふけってしまう

541 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:46:13.32 ID:Xv2bAOreO
('A`)「いや…よくやったぞヘリカル!」
 
気力を取り戻したドクオの機体はツインテールの背後の背後──五体満足のナインボールの真上に出現していた。
唸るブレード。
頭部から侵入した刃はそのまま突き進み、股から抜ける。
一刀両断されたナインボールだったがまだ敵は残っている。
仲間の─AIだから当然だが─大破を気にも止めずにグレネードを発射した。
まだ一、二発程度であれば機体は耐える事が可能である。
しかしツインテールのコアには外部と繋がる穴があった。直撃を受ければグレネードの有する熱が発散され、隙間から侵入する事になる。
そうなればパイロットなど簡単に焼け死んでしまうだろう。
ヘリカルにとって死の一撃。
彼女は目を閉じてその時を待つ。

542 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:47:47.45 ID:qNKA7HgwO
支援護

543 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:48:00.63 ID:Xv2bAOreO
爆発音が痛い程ヘリカルの鼓膜を叩く。
しかし衝撃はない。熱くもない。
一体何が起きたのか、彼女は確認しようと目を開いた。
そこには燃え盛るBOIN。
グレネードが咆哮を上げた瞬間、ツインテールとナインボールの間に飛び込んで来たのだ。
損傷の激しい機体にとって致命的な攻撃と知りながら…。
 
(;'A`)「ジョルジュ!!!」
『こんn…貧乳にも…満たないやつ…守っちま…とは……rも…焼きが回っち…た…』
 
ナインボールとの距離はほんの数m。
炎を纏った腕が持ち上がる。手にあったライフルが落ち、格納されていたプラズマ銃が握られた。
 
『俺かr……ザザッ…最後の…プレゼ…………受け取──ズッ』
 
止どめを刺そうとするナインボール。
連続で迸る光弾。
プラズマはことごとくナインボールに突き刺さった。
一発目が装甲を溶かす。
二発目が融解を進める。
三発目が内部を焼く。
四発目がジェネレーターを破壊する。
そして最後の五発目がナインボールを完全に粉砕したのだった…。

544 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:48:12.17 ID:FBNNs2sh0
これって総合で投下する予定だったんだよな……
どれだけスレ食う気だったんだ

545 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:48:34.42 ID:H7vFpB470
             _ ∩  ドゴォォォ
         ⊂/  ノ )
          /   /ノV
          し'⌒∪
キラみたいにセーフティシャッターがあるわけじゃないんよね…

546 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:49:05.40 ID:D33sreDC0
ジョルジュカッコヨス

547 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:49:10.23 ID:qNKA7HgwO
専用スレで正解

548 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:50:30.26 ID:z76Y+6cW0
ブーン小説にも入れられるし一石二鳥

549 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:51:11.53 ID:Xv2bAOreO
(;'A`)「ジョルジュ! 聞こえるか! ジョルジュ!!」
 
彼は応えない。
 
(;'A`)「チ…クショウ…!」
《レイヴン。それは後回しだ。そんなものより切り離された塔を見ろ》
(#'A`)「テメェは…! テメェにゃ人の心ってもんがねェのか!?」
《必要ないな。だが任務を円滑に進むよう教えてやろう。
レイヴン、ジョルジュは生きているぞ。爆発しなくてよかったな》
(;'A`)「ホントか!?」
 
既に炎の消えたBOINにドクオは近付く。
しばらくすると蒸気を噴出しながらコアが開いた。
 
( ゚∀゚)「いやー、さすがにアレは死ぬかと思ったぜ!」
 
もうBOINは動かす事は出来ないだろう。ジョルジュは降りようと装甲に触れ、悲鳴を上げた。
 
(;;゚∀゚)「ぎゃああああ!!!! 手がァァァァァァァ!!!!!!!」
 
白煙を上げながら溶けているグローブを脱いで放り投げてから、ジョルジュは大声でドクオを呼んだ。

550 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:52:16.51 ID:qNKA7HgwO
おおおお生きてた

551 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:52:50.69 ID:Ev42Kb0rO
おっぱいおっぱい

552 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:53:44.86 ID:Xv2bAOreO
( ゚∀゚)「ドクオーーーーー!! 手ぇ貸してくれーーーーーー!!!!」
(;'A`)(馬鹿か…アイツ…さっきまで燃えてたんだから熱いに決まってるだろ…)
《気が済んだかレイヴン。ならばあの塔を──》
(#'A`)「ちょっと待てよ!! ったく…」
 
開かれたコアの近くに手を伸ばしてジョルジュを乗せ、地面に降ろした。
 
(#゚∀゚)o彡゚「しかし無人機の分際で俺の愛機をこんなにするなんてふてぇ野郎だな!」
 
八つ当たりするように腕を振るジョルジュ。彼を無視してドクオはヘリカルに通信を入れた。
 
('A`)「間一髪だったな」
『怖かったですよ〜…お兄ちゃんありがとうです…』
('A`)「礼はジョルジュに言えよ…」
『えぇ…でも致し方ないです』
『ジョルジュー! ありがとですよー!』
( ゚∀゚)「あん? 礼にゃ及ばねぇぜ!」
『今ならジョルジュもお兄ちゃんって呼んであげますよー!』
(;゚∀゚)「ゲ…それはいいや…」
『どうしてですか? 僕がお兄ちゃんと呼ぶのは最高の親愛の証しですよー!』
( ゚∀゚)o彡゚「そんな事より数年後にお前が巨乳になったら揉ましてくれっ! つーかスピーカーでデケェ声出すなよ、耳が痛ぇぜ!」

553 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:54:46.32 ID:H7vFpB470
オッパイ星人らしいなwwwwwww

554 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:54:59.86 ID:Xv2bAOreO
『お兄ちゃん…アレ撃っていいです?』
(;'A`)「いや…気持ちは分かるがやめとけ…」
《レイヴン!》
(;'A`)「だーっ! もう任務に戻るっての!」
《そうではない! あの塔を見ろ!!》
 
何度も言われ、渋々見上げるドクオ。それは既にかなり上空に浮かんでいた。
異変はそれだけではなかった。
その周りを包むように大量の塵が舞っている。
 
('A`)「なんだアリャ?」
《特功兵器だ…》
(;'A`)「な…んだと…? あの塵全てがか…?」
《そうだ》
(;'A`)「クソ…マジでチンタラしてる場合じゃなかったって事か…。すまねぇ…」
《お前の責任ではない。
あの時お前がすぐに動いたとしても間に合わなかった。今どうすべきか模索している。指示を待て》
 
彼らは絶望的な面持ちで特功兵器による雲を眺めていた。指示がないまま、数分の時が流れる。

555 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:56:41.78 ID:qNKA7HgwO
支援支援

556 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:57:19.59 ID:Xv2bAOreO
(((;゚∀゚)))「おい…俺はどうすればいいんだよ? ACもねぇし、何より寒ぃぜ…空気も薄いしよ…」
 
この高度で生身は辛いだろう。ガタガタ震えるジョルジュに、ヘリカルは言った。
 
『ちょっと離れてて下さいです』
 
ツインテールのグレネードが砲台の残骸を更に破壊する。
炎上する鉄屑を指差して言い放った。
 
『あれで暖をとって下さいです』
(;゚∀゚)「…気持ちはありがたいがな、あの黒い煙…明らかに身体に悪いだろ…」
『なら我慢しろです。僕だって寒いんですよ!』
('A`)「さっき回収班を呼んだからもうちょい我慢してくれ。
ジョルジュはもちろんだが、ヘリカルも帰還しろ。その機体じゃ戦えないだろ」
『そうですね…』
 
ヘリカルは残念そうに呟く。ついさっき死にそうになった割に、心は折れていないようだ。
 
('A`)「本当ならクーとモララーも帰してやりてぇが戦力が足りねぇ…頼んだぞ」
『私なら大丈夫だ。まだ戦えるさ』
『俺も行けるからな!』
 
その確認を皮切りに、事態は急変する。特功兵器の雲が膨れ出したのだ。
それが何を意味するか、彼らはすぐに思い知る事となる。

557 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:58:03.94 ID:Ev42Kb0rO
しっえっんしっえっん

558 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:58:21.91 ID:qNKA7HgwO
なんというNX

559 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:58:35.39 ID:Ub77/VUcO
メ欄みたいになったり

560 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:58:47.91 ID:H7vFpB470
この展開は確か…アッー!

561 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 00:59:02.26 ID:Xv2bAOreO
《緊急事態だ。特功兵器が移動を開始した。間もなく世界中に投下される》
(;'A`)「何も…出来ねェのか…」
《だから今模索して──レイヴン。ナインボールだ。
一機そちらに向かっている。各機の総合データからあれはアルエ・アルェを撃破したナインボールだな》
(;'A`)「まずはヤツを撃破するしかねェな…」
('A`)「ヘリカル! お前はジョルジュを乗せてこの場を離れろ! 巻き込まれちまうぞ!!」
 
ヘリカルはジョルジュを握殺しないよう慎重に掴み、高速で退避する。
メランコリックハートを中心にスナイパークール、モラリストが構えた時、ドクオは恐ろしいものを目にする。
広がっていた特功兵器の一群が、フォックス目掛けて突進しているのだ。
 
(;'A`)「さてどうするか…」
《なんだこれは…》
(;'A`)「特功兵器だろ…」
《違う。レイヴン、落ち着いて聞け。出て来るナインボールの数は一つではない。
50…70…100…まだ増えているぞ!》
(;;'A`)「コリャ…マジで終わりか…」


562 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:00:29.86 ID:Xv2bAOreO
最初に出現したナインボールは長距離からパルスを放ってくる。
こんなものに当たる訳はないが、今更避けた所で後にはナインボールの大群が控えているのだ。
どうせ無駄と思いながらも避けるよう機体を操るドクオ。
沸き出て来るナインボールの軍勢。
上には特功兵器。
もう、逃れる術はない。
最初のナインボールがメランコリックハートを斬り捨てようと接近している。
不毛な回避を続けるメランコリックハートを、ナインボールが取り囲んだ。
 
(;'∀`)「ここまで来ると笑えてくるな…こんなん、どう足掻いたってかわせるはずがねェ…」
 
ナインボールが一斉にグレネードを発射する。
圧倒的火力に粉微塵に弾け飛ぶ“最初の”ナインボール。

563 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:00:41.75 ID:nmpjR3qH0
テラナインボールwwwwwwwwwwwwww

564 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:00:48.82 ID:Zrg7Ghux0
ガメラのラストこんなんだったよな

565 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:01:28.22 ID:qNKA7HgwO
冗談じゃ…

566 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:01:29.42 ID:Xv2bAOreO
(;'∀`)「あぁ?」
 
呆然とするドクオ。
最初のナインボールを破壊した事を確認したナインボールたちはまたも一斉に飛び立った。
向かうは上空の特功兵器。
パルスが、グレネードが、時にはブレードで特功兵器を破壊していた。
 
『なんだこれは…』
『頭がおかしくなりそうだからな…』
(;'A`)「俺も意味分かんねェよ…」
《現在調査中──新たな反応を確認したぞ。超高速で移動している」
 
巨塔があった中央から一つの機影が飛び出した。それはぐんぐん天空を突き進んでいる。
そして────

567 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:02:15.07 ID:23/gEvW4O
ところでオワタっていつ新だの?

568 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:02:29.22 ID:Zrg7Ghux0
オリジナル一機で全員と戦うのかとwktkしたがさすがに出来すぎでしたよね(´・ω・`)

569 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:02:46.45 ID:H7vFpB470
ティウン=ティウンがでたところじゃね?

570 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:02:56.46 ID:Xv2bAOreO
ブーンはずっと直進していた。
一本の通路を一定の間隔でドアが遮断している道が続いていたのだ。
 
《ACの反応を確認。バーボンです》
 
ドアを開くと待ち受けるように立つAC。
 
『遅かったじゃないか…』
( ^ω^)「ショボン…」
 
銃口を向けて微動だにしないブーンドライブに相反し、バーボンは武器も構えないで歩き出す。
レーザーがバーボンに突き刺さった。
 
( ^ω^)「なんで避けないお…?」
『もう僕たちの決着は付いている。あの時、君はブレードだけで完全武装の僕に勝った。
今回はお互いに武装している…勝敗は明らかだよ』
( ^ω^)「じゃあ、戦う気はないのかお?」
『そうだね。君はツンさんを探しているね?』
( ^ω^)「そうだお。戦わないなら知ってる事を教えてくれお」
『このドアの先に、ツンさんがいる』
(;゚ω゚)「ホントかお!?」
『ああ、行って確かめるといい』
 
ブーンの鼓動が高鳴る。
バーボンの傍らを通り抜け、ドアに急ぐブーンドライブにレーザーが飛来した。
それを感知し、脇に逃れる。レーザーはACではなくドアを焼く。瞬時に振り返り、反撃のレーザーを叩き込む。
またもバーボンは正直に食らう。

571 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:03:49.98 ID:Zrg7Ghux0
>>64

572 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:04:05.70 ID:qNKA7HgwO
この台詞はショボンが言うと思ってた

573 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:04:14.82 ID:Xv2bAOreO
(#`ω')「ショボン…!!」
『この距離からの不意打ちを避けるか。君は、本当に強くなったね…。
そんな君に忠告だ。簡単に敵を信用しない方がいい。ましてや背を見せるなんて絶対にやっちゃいけない行為だ』
(#`ω')「何がしたいんだお!!」
『フフ…気を静めなよ。さっきも言ったけど戦う気はないよ』
 
ゆっくり歩きながら言うショボンの口調は穏やかだった。
ブレードが届くまで近くに来てから彼は言う。
 
『君のその武器…弾は残り少ないんじゃないかな?』
( `ω')「………」
 
ブーンは黙ってショボンの意図を推し量ろうとする。が、残弾数が残り僅かという事は図星だった。
ACとの戦闘は一度だったが、セキュリティとの連戦で消費していたのだ。
 
『これを使うといいよ』
 
バーボンからレーザーライフルがパージされた。
 
『君と同じライフルだ、文句はないだろう? それに、きっとこの先はブレードだけじゃ辛くなる』
 
まだ警戒しているブーンは動かない。
 
『今の今だからね、警戒するのも無理はない。なら、これでどうかな?』
 
バーボンから全ての武装がパージされた。

574 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:05:17.46 ID:uf45XFiRO
特攻兵器の攻が功に

575 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:05:33.36 ID:Xv2bAOreO
( `ω')「…この瞬間に攻撃されるとは思わないのかお…?」
『それはないね。君は優しいから。…でも、もうすぐその優しさを君を苦しめるだろうね』
( `ω')「なんでこんな事を…?」
『正直、君がここまで強くなるとは思わなかったんだ。君からは意外性が溢れている。
君なら…高岡さんより面白い事をやってくれそうだ。だから君を応援する』
 
ブーンは思い返す。ショボンの自由気ままな性格なら、ありそうな事だった。
つまり、純粋に支援をしてくれているようだ。
ここでようやくブーンは警戒を解いた。
 
( ^ω^)「じゃあ、ありがたくいただくお!」
 
ブーンドライブはブレードを捨ててライフルを拾い上げた。
 
『君ね…ブレードは残しときなよ…』
( ^ω^)「いいんだお! 二丁拳銃カッコいいお!」
『こんな所で意外性を発揮しなくても…。まぁ別にいいけどさ』
( ^ω^)「じゃあ僕は行くお! ありがとお!」
 
礼を言ってから踵を返し走り出す彼に、ドア一枚を隔てて待ち受ける残酷な運命を、まだ知る由はなかった…。

576 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:05:35.76 ID:H7vFpB470
テラ丸腰wwwwwww

577 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:06:10.28 ID:qNKA7HgwO
ここでついに最後のお題が
くそ、風呂だ('A`)

578 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:06:10.75 ID:Ev42Kb0rO
ジ・O的な何かが…

ねーよなwwww

579 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:06:52.31 ID:kMqiRFpd0
そういやkrswって左用もあったんだっけ?

580 名前:574 うわあああああ まあいいじゃない :2007/02/08(木) 01:07:26.08 ID:Xv2bAOreO
( ^ω^)「ツンー! どこだおー! ブーンだおー!!」
 
ブーンはツンを呼びながら部屋を駆け回る。中央に一本の柱がある円形の部屋だった。
とりあえずぐるりと一周したがツンの姿はない。
 
(#^ω^)「騙されたお…ショボンめっ!」
 
部屋を一周して、更に通路が伸びている事は分かった。ならば進むしかあるまい。
そう思い、部屋を出ようとした時、声が聞こえた。ノイズの混じった聞き取り難い声だった。
 
『だ…れ…?』
( ^ω^)「…お?」
 
ブーンは立ち止まって振り返る。やはりACはおろか人影もない。
気のせいかと、再びドアへと機体を向ける。
 
『ブーン…?』
(;^ω^)「おおっ!? 間違いないお。誰だお、僕を呼んだのは!?」
《私にも聞こえました。反応はありませんが何者かが潜んでいるようです。警戒を強化して下さい》
『やっぱり…ブーン…』
(;^ω^)「…その声、ツンかお…?」
 
辺りを見渡して誰もいない。
 
( ^ω^)「どこにいるおー?」
『柱を見なさい』
 
ノイズが消え、鮮明な声になった。紛れもなくツンの声だ。
 
( ^ω^)「柱…?」

581 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:07:27.33 ID:Zrg7Ghux0
カルサワ?

582 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:08:23.63 ID:Ev42Kb0rO
ジョジョ1部的な何かが…

ねーよなwwww

583 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:09:02.75 ID:Xv2bAOreO
ブーンは今度は柱に注目してもう一度部屋を回った。
そして衝撃を覚える。
 
《これは…》
(;゚ω゚)「なんの…冗談だお…」
 
確かに彼女はいた。
柱の中に。柱に埋め込まれたような形でツンデレビウムが立っている。あまりにも一体化していたのでブーンは気付かなかったのだ。
彼女は静かな、消え入りそうな声で語る。
 
『私が分かるかしら…?』
(;゚ω゚)「分かるお! そのACはツンのだし声もツンだお…。でもその姿はいったい…」
『ブーン…私はね、力が欲しくて博士の下に来たの。どんな相手だろうと圧倒出来る力が欲しかった。そしてそれは簡単に手に入った』
(;゚ω゚)「どこがだお! その状態で何が出来るんだお!?」
『この柱は、特功兵器の制御装置だと博士は言ったわ。特功兵器は私の思いのままですって。聞いたのはこんな姿にされた後だけどね』


584 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:09:04.92 ID:uf45XFiRO
何というkrsw二丁
見ただけでドキドキしてしまった
コレは間違いなく重量過多

585 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:09:37.88 ID:23/gEvW4O
>>569
>>579

おお、サンクス
ちょい役すぎてわからなかったぞ

586 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:09:46.55 ID:H7vFpB470
カラサワ:ACシリーズ通しての名銃 威力、弾数、EN効率は申し分ないが重量がクソ重い

587 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:10:17.87 ID:kMqiRFpd0
Getしたら実験してみるか…

588 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:10:34.26 ID:Xv2bAOreO
《…レイヴンは、力がない者から死んで行くものです。彼女は間違っていないのかもしれません。しかしこれは──》
(#`ω')「ちょっと…黙っててくれお…」
《………。分かりました。しばらく口を閉ざします》
 
ブーンの静かな一喝にオペレーターは押し黙る。
口を挟む者を排除し、ブーンは問い掛けた。
 
(;゚ω゚)「ツンは充分強いのに…どうしてだお…」
『私が強いですって? 冗談はやめてよ。あんなものじゃない…もっと強くなりたかったのよ。
でも、私が欲しかったのはこんな力じゃない…。私が欲しかったのは…』
 
ツンは途中で言葉を切り、声色を普段の鋭いものにして言い放った。
 
『最後の訓練よブーン。
レイヴンならこの先生きのこるには絶対に身に付けなきゃならない事を教えてあげるわ』

589 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:11:19.82 ID:Zrg7Ghux0
カルサワ:なんか中途半端、軽いけど…('A`)

590 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:11:46.62 ID:Xv2bAOreO
(;゚ω゚)「こ…こんな時に訓練なんて…!」
『聞きなさい。
…訓練内容は非情さの習得。どんな時でも、仲間や恋人が敵になった時でも迷いなく倒せる非情さ…
その全てを背負い受け入れて、それでも前に進める心の強さ。それを身に着けなさい』
 
唾を飲み込む音がブーンの喉が鳴らす。
ツンが何を言おうとしているのか、微かながら理解したのだ。
 
『もし私が特功兵器を使わなかったら博士は私を眠らせてでも世界中にばら撒くわ。そうなれば世界は崩壊する…。
手遅れになる前に、私を──』
 
嫌だ。
聞きたくない。
ブーンは耳を塞ごうと手を伸ばした。
 
『私を破壊しなさい』

591 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:11:48.32 ID:c8mEzylT0
きのこきたこれ!

592 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:12:17.40 ID:iocdmHJT0
ちょwwwwwwwwwwきのこwwwwwwwwwww

593 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:13:03.98 ID:Ebxk7uQF0
二挺カラサワ……脚部積載より腕部積載がヤバいな

594 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:13:15.55 ID:kMqiRFpd0
このシチュエーション…3の管理者か!?

595 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:13:18.07 ID:uf45XFiRO
カルサワは弾速が早い

596 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:13:23.28 ID:Xv2bAOreO
遅かった。
後少し時間があれば耳を塞ぐ事が出来たのに。
だが聞いてしまった。
ブーンはとぼけたように言う。
 
(;^ω^)「ツン…僕にそんな事出来る訳ないお。そんな事よりその装置から出る方法を考えようお」
『無理よ。アンタには見えないでしょうけど私の全身にはコードが繋っているのよ。
臓器はもちろん、脳もね。引き抜いた瞬間、私は死ぬわ』
(;^ω^)「だったら、博士を呼び出して外してもらおうお」
『それも無駄。私には分かるの。完全に同化してるからね』
( ;ω;)「じゃあ…どうすればいいんだお!!」
『言ったでしょう、私を破壊しなさいと』
( ;ω;)「嫌だお! そんなの出来ないお!! 一緒に帰りたいお! 僕はまだ半人前なんだお!
僕にはツンが必要なんだおー!!」
『ねぇ聞いてブーン…。アンタが私を破壊しなかったら、世界は滅ぶの…。街も、人も…アンタたちも、全て滅ぶのよ。それを私は見なければならない。そんなの、耐えられる事じゃないわ…』
( ;ω;)「でも…」
『その前にブーンの手で私を…お願い…』
( ;ω;)「無理だおぉぉぉ…」
『ブーン…』
( ;ω;)「嫌だおぉぉ…!」

597 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:13:45.51 ID:Ub77/VUcO
きのこらめええええええww

598 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:14:53.86 ID:Xv2bAOreO
『聞き分けなさい内藤ホライゾンッ!!』
( ;ω;)「…っ!!」
『アンタはどうにか私を救おうとしてくれている…私にはそれだけでうれしいわ…。
でも、私にとって本当の救済はアンタに破壊される事…。私はこの世界が好き。世界が滅ぶ所なんて、見たくないのよ…』
( ;ω;)「………」
『分かったかしら…? なら…その手で…』
( ;ω;)「ツン…僕はツンが大好きだお…」
『あら嬉しい。私もよ、ブーン。それならまた会えるわ、もし来世があるならね』
( ;ω;)「言い残す…事は…ないかお…?」
『いいえ。最期にブーンと話せて私は幸せよ』
( ;ω;)「………お別れだお」
 
ブーンドライブは両手を突き出す。
二丁のレーザーライフルが叫ぶ。迸るレーザーの青は悲哀の色。それは特功兵器の制御装置の破片を飛び散らせる。ツンデレビウムには攻撃は行えなかった。
決意を固めたブーンでも、ツン自身に当てるのは忍びない。
いや、全身が拒否している。せめて綺麗な形で死なせてやりたかったのだ。
舞い落ちる破片はブーンの、そしてツンの涙を表しているようであった…。

599 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:15:11.49 ID:H7vFpB470
プリーズキルミー…(私を殺して…)

600 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:15:52.72 ID:23/gEvW4O
テラ管理者
テラフォボス

601 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:16:07.95 ID:Xv2bAOreO
“私が…教えられる事は…全て…教えたわ…。それをどう使うかは…あなたの自由…。
でも…最後にもう一ついいかしら…”
 
ブーンは泣きながら通路を疾走する。
セキュリティは存在したが一切の攻撃の暇もなく破壊された。
 
“ブーン…あの人は…高岡博士は可哀相な人なの…”
 
地震が起きる。
非常に激しく、まともに走れない。
だがブーンは走るのをやめなかった。
 
“高岡博士には旦那さんと子供がいたのよ…。でも…紛争で…”
 
ドアを潜り抜け、また通路に出る。背後では今までいた地面がズレ始めた。
ちょうどリフトが上昇するように。
ブーンは振り返らない。

602 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:16:07.67 ID:ssf1u9Hc0
ああがががががが

603 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:16:26.90 ID:Zrg7Ghux0
カラサワのレーザーの色って緑じゃなかったっけ?

604 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:17:06.72 ID:kMqiRFpd0
カラサワは青で良かったと?
緑はプラズマ系だったか

605 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:17:27.50 ID:Xv2bAOreO
“博士は特功兵器が止められてもきっと別の方法を考えるわ…。
お願いブーン…あの人を止めてあげて…”
 
叫びたかった。
高岡を呪いたかった。
だが彼女の残した最期の言葉がそれを許さない。
 
“ブーンは私の手に収まらないくらい成長した…。
雛はいつか親元を離れ巣立つもの…それは今…”
 
全ての感情を飲み込み、押し殺し、ただ前だけを見つめて走る。
 
“辛い役回りをさせてごめんなさい…そしてありがとう…優しさをくれてありがとうブーン…”
 
最後のドアが見えた。
彼を止めるものは何もない。
喩えあったとしても全てを破壊してでも彼は進むだろう。
 
“行きなさい…ブーンは半人前なんかじゃない…あなたはもう立派なレイヴンよ…”

606 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:17:28.03 ID:H7vFpB470
カラサワは 淡い青だったはず

607 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:18:09.09 ID:Ub77/VUcO
>>603
白っぽい青かな

608 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:18:38.94 ID:mrBaxIpcO
青だねぇ

609 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:19:38.64 ID:kMqiRFpd0
誰か、起動して確認汁。 …カルサワが緑か赤だったような

610 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:19:55.98 ID:Xv2bAOreO
開けた場所に出た。
その奥には薄ら笑いを浮かべる高岡の姿があった。
 
从゚∀从「ハーッハッハッハインリッヒィィィ!! とうとうここまで来たかい」
( ;ω;)「博士の野望もここまでだお…」
从゚∀从「ハッハ! 何を言い出すかと思ったら!
もう手遅れだよっ!!」
( ;ω;)「特功兵器の制御装置は……うぅっ…破壊したお。もう何も出来ないはずだお」
 
从゚∀从「アッハハハァ! 何も出来ないだってさ!
さっきの地震を感じなかったのかい? 余程鈍感なんだねぇ」
( ;ω;)「地震が…どうしたっていうんだお」
从゚∀从「ま、アンタたちの事さ。どうせあの装置を壊せば特功兵器を止められると思ったんだろ?」
( ;ω;)「違うのかお!?」
从゚∀从「確かにあれは制御装置さ。あの娘の好きに特功兵器を飛ばせるよ。
でもね、同時に暴走を制御する装置でもあったのさ」
( ;ω;)「つまり…僕は…」
从゚∀从「そうさ。アンタは自分の手で世界を破滅させるボタンを押したんだよ。ハハ、やっちまったねぇ!
この要塞の真ん中に塔があったろ?
あれは言わば要塞の子機さ。今頃あの塔は特功兵器を放出してるはずさ!」

611 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:20:20.43 ID:cLVbP5FXO
カラ→青
軽→紫

612 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:20:49.94 ID:Ub77/VUcO
>>609
カラサワに限ってそんな色はない

613 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:21:03.59 ID:YscKTvXPO
カルサワは紫じゃないっけか

614 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:21:42.15 ID:Xv2bAOreO
( ;ω;)「じゃあ…ツンは何の為に…。何でこんな酷い事をするんだお!!?」
从゚∀从「酷いって何がさ? 確かにアタシはあの娘を呼んだよ。貪欲に力を求めてそうだったからねぇ。
そしたらピシャリさ! アタシの勘って冴えてるぅーっ!」
( ;ω;)「だから! 何でツンをあんな姿にしたんだお!!」
从゚∀从「それはあの娘が望んだからさ。責められる言われはないね」
( ;ω;)「ツンはあんな力は望んでなかったお!!」
从゚∀从「そんな事知るもんかい。アタシはただ力をやるって言っただけさ。
嘘は言ってないよ」
( ;ω;)「………何が目的なんだお…」
从゚∀从「復讐さ」
( ;ω;)「復讐…? 家族を殺したヤツらにかお…?」
从゚∀从「何でその話を知っているんだい。ああ、あの娘だね? 教えなきゃよかったかねぇ…。
そうだよ、アタシには夫と息子がいた。でも死んだよ…企業同士のくだらない争いに巻き込まれてね。
この際だ、アンタが聞きたきゃ話してやるよ」
( ;ω;)「………」
从゚∀从「断らずに沈黙って事は、聞きたいって事だね? しょうがないねぇ…」

615 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:21:48.30 ID:H7vFpB470
PSのカラサワがオレンジだったかな?

616 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:22:38.64 ID:kMqiRFpd0
カルサワとか使わないから全然覚えてないぜ

617 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:22:54.73 ID:mrBaxIpcO
>>615
青だろう…

618 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:23:22.95 ID:Xv2bAOreO
从゚∀从「今日は帰れると思ったんだけどねぇ…。チーフも人間だよ。たまには休ませないと死んじまうよ。
だいたい旧世代の技術ってのが何の役に立つっていうのさ。どうせ御上は兵器利用しか考えてないに決まってるのにねぇ。
人殺しの道具の研究なんか辞めて久しぶりに我が子の顔が見たいよ…」
('、`*川「チーフは相変わらず愚痴が多いですね」
从゚∀从「愚痴でも吐かなきゃやってらんないよ」
《市街地にMTが侵入。現在MT部隊が応戦中。専属レイヴンは至急出撃せよ。
繰り返す。専属レイヴンは至急出撃せよ!》
从゚∀从「あらあら…こんな夜中にご苦労さんだねぇ。夜は寝るもんだよ、まったく…。
ってそれはアタシも同じかな、ハッハッハ…」
《専属レイヴンに通達。敵部隊はC地区に逃げ込もうとしている。A地区からB地区へ、現在C地区に移動中。
至急C地区に向かって被害を食い止めろ!》
 
从;゚∀从「な…なんだって…?」
('、`*川「敵はC地区に移動したと聞きましたよ。あ…C地区は高岡チーフの…」
从;゚∀从「…!!」

619 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:24:12.84 ID:Ebxk7uQF0
LRで確認

カラサワ→薄い青
カルサワ→青みかかった紫

620 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:25:40.27 ID:Xv2bAOreO
高岡は白衣のままで研究所を飛び出す。警備員に身分証明カードを投げ付けて外に出ると、急いで車に乗り込んだ。
 
从;゚∀从「無事でいておくれよ!!」
 
車を走らせて自宅に向かう高岡。
避難する為に反対車線は長い渋滞の列が出来ていたが市街地に続く道路はガラガラだった。
戦闘員でもないのに自分から戦場に赴く物好きなどいる訳がないから当然だ。
C地区でも戦火は上がっている。戦闘は始まっているようだ。
彼女の上空をACが通過する。C地区に向け真っ直ぐ飛んでいた。
 
从;゚∀从「頼むからそこでドンパチしないでおくれ…!」
 
彼女の願いは届かなかった。
駆け付けた時には後の祭り。
高岡の住居であるマンションは今やただの瓦礫と化して彼女を出迎えた。
 
从;゚∀从「そん…な…」
 
瓦礫の前で膝を付いて彼女は泣いた。
熱くなったアスファルトが膝を焦がしてもそのまま泣き続けた。
だが怒りはなかった。
怒りを感じられないまでに彼女の悲しみは深かったのだ。
悲しみの涙はいつしか狂気の鼓動へと変わって行き…そして彼女は壊れてしまった。
 
从;∀从「ヒヒ…ハハハハ…そぅだょ…みんなぁ無くなっちゃえばァいいんだぁ…ハハハ…ハーハッハッハァ…!」

621 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:26:38.61 ID:tZPWopIK0
お前らブーンレイブンの話みてないだろwwwwww

622 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:27:12.93 ID:mrBaxIpcO
>>621
読んでる

623 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:27:17.10 ID:Xv2bAOreO
从゚∀从「アタシはそれからは進んで研究を続けたよ。周りからは家族が死んでも笑っている冷血女とも言われたさ。
それでもアタシは研究に没頭した。全ては企業に…世界に復讐する為に!!」
 
彼女の話を聞き、ブーンの涙の量は増える。
ツンに対する涙もあったが、高岡に対する哀れみの涙もそこにはあった。
最愛の者を失った悲しみは痛い程分かる。
つい先程、彼も最愛の人を亡くしたのだから。
 
从;∀从「だからみんな滅びちゃえばいいのさ! 企業も! VIPも! レイヴンも! 世界も!
みんなみんな消えて無くなっちゃえばいいんだよ!!
もう誰もアタシを止められない! 既に特功兵器は起動しているんだからねぇ!!」
『やはりお前が秩序を破壊する者だったか』
 
高岡の叫びは、この部屋と外部を繋ぐ唯一のドアが爆発した音にかき消された。
粉塵の中から現れたのは真紅のAC。
ナインボールだ。


624 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:27:30.00 ID:H7vFpB470
>>621 一応見たけどこれはこれで面白い

625 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:27:39.18 ID:nOHKB3lb0
デデデデストローイ

626 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:27:52.10 ID:kMqiRFpd0
>>621
kwsk

627 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:28:30.87 ID:ssf1u9Hc0
ナインボールktkr

628 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:28:39.98 ID:jWJkPzygO
やっと追い付いた

629 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:28:45.57 ID:kMqiRFpd0
ハスラーワンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

630 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:28:51.13 ID:H7vFpB470
Hktkr

631 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:29:04.57 ID:YscKTvXPO
ナーインボー

632 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:29:28.95 ID:Xv2bAOreO
从;∀从「アンタは調整前の子だね…?
誰かがコンピュータを壊したのは知ってたけど、まさかアンタまで来るなんてね…」
『秩序を壊す因子は修正する』
 
ナインボールのパルス銃が高岡に向けられた。
 
从;∀从「ひっ……ハハハ…ア…アタシを殺すのかい? いいよ、今更アタシを殺しても無駄だけど殺しなよ。
いいかいちゃんと狙うんだよ外したら承知しないよよーく狙いを定めて撃つんだよ
ホラどうしたんだい撃って来なよ踏み潰すのもいいねぇゴリゴリ擂り潰されるんダホラホラさっさとやりなよもう目的は果たした復讐復讐復讐、復讐。
破壊願望最大値突破破滅の道程現在進行中発射時刻ハ過ぎ去った痛い痛い痛い痛いイタイヨハリサケソウダヨ崩壊ト再生ノイミヲシッテイルカイ? アタシニハワカラナイ デモワカルカモ深海深淵悲哀ヲ咀嚼スルハ大イナル意志精神ノ拠所カラ重解の真理ヲ導出スノハ復讐復讐復讐…」

633 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:29:48.85 ID:Zrg7Ghux0
http://boon4vip.web.fc2.com/last_raven/index.html
これか
明日よむぽ

634 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:29:55.80 ID:Ub77/VUcO
>>623
Hktkr

635 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:30:18.54 ID:zQ9XpX68O
何故か目から汗ガ出て来た

636 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:31:06.55 ID:Xv2bAOreO
ひたすら不可解な言葉を喚く高岡はやがて膝を付き、手は下半身へと忍び寄る。
声は次第に小さくなり代わりに微かな嬌声とも嗚咽ともつかない喘ぎだけがこだまする。
どれくらいの時間が流れただろうか。
僅かな時間ではあるがブーンには途方もなく永く感じられた。
緩慢な時間を打ち破ったのは高岡。身を抱きながら今度は理解出来る言葉ではっきりと叫んだ。
 
从;∀从「さあ! この体の疼きを止めておくれよ! 早くアタシを家族の所へ送っておくれよ!!」
 
ナインボールが引き金を絞った。
一発のパルスが高岡を肉塊に変えようと発射されたが、彼女は無傷だった。
身を呈して受け止めたのはブーンドライブ。

637 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:31:38.35 ID:kMqiRFpd0
>>633
d。 ラストレイヴンが元ネタなんだな

638 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:32:51.37 ID:Xv2bAOreO
『邪魔をするな レイヴン』
( ;ω;)「この人は…この人を殺しちゃダメだお!!」
 
高岡を守るように身をかがめるブーンドライブに連続したパルスが撃ち込まれる。
それでも尚、ブーンは必死の形相で立ちはだかった。
 
『何故その研究者を守る』
( ;ω;)「分からないお! 僕だって殺したいくらい憎いお!
でも、殺しちゃダメだお!!」
『お前の行動は私の理解を越える レイヴン…』
( ;ω;)「お前なんかに! 心を持たないAIなんかに分かる訳ないお!」
从;∀从「今のアンタは…アタシでも分かるよ…アンタはアタシの為に…
アタシなんかの為に泣いてくれてるんだね…。アンタは優しい子だよ…」
( ;ω;)「博士…もう止めてお…特功兵器なんか使っても何の解決にもならないお…。
博士みたいに辛い思いをする人が増えるだけだお…博士に分らないはずないお!」
从;∀从「その人間も死んじゃえば誰も悲しまないさ…」
( ;ω;)「そんなの間違ってるお!
博士の家族はそんな事してほしいと思ってるのかお? 本当に博士に世界を滅ぼしてほしいのかお!?」

639 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:32:52.59 ID:YscKTvXPO
H戦の曲を聞くと手が震える俺は間違いなくナインボー恐怖性

640 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:34:44.81 ID:H7vFpB470
出会い頭にブレード光波で瞬殺されたのもいまではいいトラウマですwwwwwwww

641 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:34:57.02 ID:Xv2bAOreO
从;∀从「………」
 
彼女は両手をついて葛藤する。
己の行いが正しいと主張する高岡と、過ちであったと思い直す高岡がそこでは激突していた。
警報が鳴る。
特功兵器の配置の完了を告げる警報だった。
 
『もう時間がない ハインリッヒ高岡に問う 特功兵器を止める術はあるのか』
从;∀从「…一度解き放たれた特功兵器は止まらない…。
無限に量産されて世界を破壊し尽くすのさ…止める方法があるなら一つだけ…あの子機を破壊するんだね…」
『ナインボールだけでは対処し切れない 私にネットワークへの接続権を与えて格納庫最深部を開け』
从;∀从「無理だよ…。アンタの本体は眠らせてある…。
再起動するには人柱が必要さ…ツンと言ったね。あの娘のように…。
アンタに全ナインボールを渡すのは危険だし、それにアレは手に余るからね…封印する為にそうプログラムしたんだよ。生命体に接続して始めてプロテクトは解除される…。
アタシが人柱になってもアンタたちには不可能な高度のデータ入力が必要なんだ…」
『了解した
選択の刻は来た 選べレイヴン 私の一部となるか 世界と共に滅ぶか お前は選ばねばならん』

642 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:36:15.31 ID:mrBaxIpcO
>>639
セラフ戦では常に心臓がバクバクいってました

643 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:36:16.30 ID:Xv2bAOreO
( ;ω;)「僕が、その…人柱ってのになったらどうなるんだお…?」
 
尋ねるブーンの声は震えていた。
死への恐怖とは違う、人でなくなる恐怖が彼を浸食しているのだ。
 
从;∀从「あの制御装置と同じだと考えればいいさ…。
それにこの子の本体を移植したんだよ。つまりアンタはこの子と同化するのさ…」
( ;ω;)「僕は…消えちゃうのかお?」
从;∀从「最初の方は意識もあるさ。同化は少しづつ進行するよ…その後は、アンタは存在するけどアンタ“だけ”の意識は無くなる。文字通り一つになるんだよ。
いずれ肉体は朽ちる…。でもアンタの意識は電気信号化されて永遠に生き続けるのさ…この子の本体が壊れるまでね…」
( ;ω;)「よく分らないけど…そうすればこの世界を、ツンが好きだった世界を守れるのかお?」
从;∀从「それは…この子次第だね…」
『私は守る為に生み出された 私の使命を守り この世界を守る
あの兵器は世界を滅ぼす力を持っている 修正が、必要だ』

644 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:36:29.16 ID:qNKA7HgwO
この展開は予想してなかった
wktkが止まらないいいいい

645 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:36:30.41 ID:kMqiRFpd0
これは…セラフ登場か!?

646 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:37:21.88 ID:qNKA7HgwO
ついにあの名台詞が来るか

647 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:37:40.47 ID:Xv2bAOreO
( ;ω;)「やるお…」
从;∀从「いいのかい…? もう戻れなくなるんだよ…?」
( ;ω;)「いいお! ツンと同じなら後悔はないお! 僕の気持ちが揺るがない内にさっさとやってくれおッ!!」
从;∀从「………その奥にある、柱の前に立ちな…」
 
ブーンは言われた通りに柱の前に立つ。
高岡がデータを入力すると柱が開いた。
ちょうどエレベーターのドアが開くように口を開けている。
 
从;∀从「その中に入るんだ…」
 
本体のある柱に歩き出すブーンドライブに、通信が入った。
 
《今まで…黙っていましたが最後に一つ、いいでしょうか?》
( ;ω;)「…なんだお?」
《私は貴方に生きて帰ってほしかった。しかし、貴方が選んだ事に口出しは出来ません》
 
オペレーターの声も、震えている。必死に嗚咽を漏らさないように努めている話し方だった。
 
《私は…貴方のオペレーターであった事を…誇りに思います。今まで、あり…がとうございます。
お疲れ様でした…レイヴン》

648 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:37:44.66 ID:DQGSlc3D0
>>639
アナザーエイジであの曲が流れた時は死を覚悟した

649 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:39:40.87 ID:Xv2bAOreO
彼女からの通信はこれが最後となった。
通信が切れる瞬間、漏れ出した泣き声が耳に残る。
ブーンは後ろ髪を引かれる思いで柱へと身を収めた。
口を開ける柱に入ると無数のコードが飛び出し、ブーンドライブに突き刺さる。四肢はもちろん、コアにも侵入してブーンの体に巻き付く。
無数の配線が全身を貫き、頭部にも侵入する。脳髄を掻き回されたブーンは口をだらりと開きながら断続的に猛威を奮う激痛と戦った。
 
『接続を確認……………登録 完了』
(;´ω`)「ぅぅ…ぅぇ…ぉぅぉ……!」
从;∀从「痛いだろう…? ごめんよ…麻酔は用意してないんだ…。データ入力が済めば痛みは無くなるよ…」
(;´ω`)「い…い…か…ら…早…く…」
『ナインボール 起動』
 
高岡は指を踊らせ、データを入力する。断続的に襲いかかる苦痛にブーンは歯ぎしりしながら耐える。
数分後、全ては完了した。
 
 
从;∀从「終わったよ…アタシなんかじゃ手に負えなかったAC──ナインボール=セラフを堪能してきな…」

650 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:39:57.99 ID:H7vFpB470
ヤタガラスのモデルはワタリカラスだったっぽい話もあるそうだ 関係ないけどネwwww

651 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:40:31.23 ID:kMqiRFpd0
セラフキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

652 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:40:43.79 ID:ssf1u9Hc0
セラフktkr

653 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:40:56.22 ID:23/gEvW4O
あーACやりてー

俺ネクサスで見限ってるんだけどLRはどうなの?

654 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:41:09.13 ID:Xv2bAOreO
格納庫最深部にあるゲートが開放される。
たたずむ真紅のAC。
だがナインボールのそれとは違っていた。
 
『修正プログラム 最終レベル』
 
エネルギーが供給され起動したそれは一歩踏み出す。
そしてまた一歩。
 
『全システム チェック終了』
 
次々と開放されるゲート。
外の空気が押し寄せ、格納庫を満たす。
走りからブースターでの加速に移行して速度が上がった。
 
『戦闘モード 起動』
 
激しい突風を押し返すように走り出し、最後のゲートを越えた所で変形する。高速移動に適した飛行形態へと。
ブースターが火を噴いた時には既に最高速度まで加速し、ナインボール=セラフは外へ飛び出した。
その速度たるやオーバーブーストの比ではない。生身の人間が乗ればそのまま圧死してしまうだろう。
切り離された巨塔が見えた。全体から特功兵器がスチームのように噴出している。
それは生まれたそばから地上へと特功しようとしていた。
 
『ターゲット確認 排除開始』

655 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:41:15.02 ID:mrBaxIpcO
やはりセラフか

656 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:41:40.07 ID:Ebxk7uQF0
>>653
ネクサスよりはいい

657 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:42:11.04 ID:H7vFpB470
セラフキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

658 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:43:01.92 ID:Xv2bAOreO
静まり返った要塞の中で独り座り込む高岡。
彼女は懐をまさぐり、引き抜いた手には一枚の封筒が握られている。その封を切って中から写真を取り出した。
そこには夫と息子と共に笑う高岡がいる。
二度と見はしないと心に決めいたが、常に肩身離さず持っていた写真だった。
それを眺め、短かったが楽しい家族との思い出を脳裏に描き、狂笑ではない笑みを浮かべる。
優しい微笑みだった。
それから今度は拳銃を手に取って側頭部に押し付ける。
 
从゚∀从「あの子たちをあんな目に合わせといて、アタシだけ生きてるなんて虫のいい話だよねぇ…。
二人の所に逝きたいけど、無理かな…。アタシは罪を犯し過ぎたよ…」
 
軽く目を閉じた彼女の口は今も穏やかに弧を描いている。
安らかな笑みで引き金を絞る彼女の瞼の裏には、最期まで家族の顔が写っていた…。

659 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:43:15.20 ID:YnozZUze0
>>653
ガチタンオヌヌメ

660 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:43:24.59 ID:qNKA7HgwO
>『ターゲット確認 排除開始』
うっはktkrwwwwwwwwwwwwwwww
あのシーンは鳥肌立った

>>653
面白いよ

661 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:43:45.11 ID:ssf1u9Hc0
なんか涙でてきた

662 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:44:34.78 ID:mrBaxIpcO
>>660

『修正プログラム 最終レベル』

このセリフはもう本当にガクブルした

663 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:44:39.39 ID:9IjLqk9JO
大谷令文ですか

664 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:45:13.80 ID:kMqiRFpd0
>>653
AC戦に馴れてないとクリアは難しい

665 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:45:17.52 ID:Xv2bAOreO
要塞の中にいるはずのブーンに外の景色が見えた。
まずは視神経が接続されたらしい。360°見渡せるので馴れていない彼の気分は最悪だった。
高速で吹き飛ぶ景色の中に特功兵器と戦うナインボールとメランコリックハートを発見した。
スナイパークールとモラリストも見える。
彼らは動かずにブーンを──ナインボール=セラフを見つめていた。
やがて脳が接続され、レーダーが頭の中に浮かぶ。
大量の特功兵器が確認できる。その大群にナインボール=セラフはレーザーとミサイルを撃ち込む。
どちらも今までブーンが使ってきた兵器とは桁違いの威力だ。
直撃を受けた特功兵器は弾け、連鎖爆発が空を彩る。
大きな道が出来た。しかしそこも新たな特功兵器が埋め尽くす。
ならばもう一度道を作ればいい。
何度特功兵器が壁を作っても、特功してきても容赦なく破壊した。爆発の中を突き進むナインボール=セラフ。

666 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:45:32.60 ID:z76Y+6cW0
>>653
面白いぞ
しかし最初は真ん中のミッション以外難しすぎる

667 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:46:53.38 ID:Xv2bAOreO
外壁が見えた。
ブーンの手足の感覚が無くなり、代わりにナインボール=セラフの手足が彼のものとなる。
ブーンの意識は湯に入れた氷のように徐々に溶け、周りと融合していく。
 
外壁が目前に迫った。
飛行形態から人型へと戻ってブレードでのコンボを放つ。一撃一撃が盤石の重みを持つ斬撃は、外壁を豆腐の如く切り開く。
内部に侵入した途端に再び飛行形態へと変形し、通路を高速で飛行する。
ドアは破壊して先を急ぐ。
内部構造は分っていた。
最短距離を取る為にある時は天井をぶち抜いて進む。
そしてまみえた特功兵器生産装置。
動力炉と連結されており、不気味に回転している。
そこにナインボール=セラフの全火力を撃ち尽くす勢いで攻撃は行われた。
動力炉が熱暴走を起こし、完全崩壊まで後数分。各所で小爆発が発生している。

668 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:47:25.82 ID:kMqiRFpd0
ところでこの際だから初代シリーズと2シリーズとネクサスを買おうと思うんだが、どれからがオヌヌメ?

669 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:47:46.69 ID:YscKTvXPO
>>666
あれはトラウマになるよなwww

670 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:47:48.54 ID:qNKA7HgwO
なんという盛り上がり…このBGMは間違いなく「9」

671 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:48:16.14 ID:Xv2bAOreO
この頃にはブーンだけの意識は朧気な程になっていた。
その気になればナインボール=セラフを動かせるかもしれない。
だが、まだ完全ではない。
ブーンは意識の中にある別の意識─電気信号の集合点─に語りかけた。
そして頼み込む。
彼は、承諾してくれた。
ここまで来たように地面や天井を破壊しながら目的の場所へと向かう。
ブーンの望む、その場所に到着したナインボール=セラフは人型へと戻り、まだ残っているブーンの意識に主導権を与えた。
彼の目的──それは自らの手で破壊した制御装置である。
子機の崩壊が始まる。
落下する砕けた天井の破片が機体に命中しても歩みは止まらない。
装置にいくつかの斬撃を叩き込むと柱は一足早く崩れ落ち、元々は異物であった物が解放される。
前に倒れ込むツンデレビウムをナインボール=セラフ、いや、ブーンは優しく包み込んだ。
滑稽で、しかし美しい抱擁の前ではあと僅かな時間で自分は生命体ですらなくなるという事実さえも霞む。
ブーンにとって今この瞬間が全てだった。
子機は完全に崩壊し、墜落し始めても抱擁を続ける彼は何を思うのだろうか。
それは誰にも解るまい。
この瞬間は彼と彼女だけのものなのだから。

672 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:48:28.91 ID:nOHKB3lb0
ゲームを始めたら早速強行偵察をするんだレイヴン

673 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:49:00.90 ID:YnozZUze0
>>668
やっぱ初代からじゃね?原点だし今やっても面白いよ

674 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:49:02.48 ID:Xv2bAOreO
やがて内藤ホライゾンという一人のレイヴンがこの世から完全にいなくなった時、
世界にひとまずの平和が訪れたのだった─────

              fin


675 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:49:34.14 ID:nScjkFhpO
>>666
敵ACの武装が全てEN系で高火力で苦戦している
ちょっと援護に来てくれ

676 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:49:50.38 ID:nmpjR3qH0
>>1

677 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:50:07.36 ID:ssf1u9Hc0
乙。
久々にいいもん読んだ

678 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:50:13.14 ID:mrBaxIpcO
>>674


感動した
ありがとう

679 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:50:25.34 ID:YnozZUze0


680 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:50:29.06 ID:H7vFpB470
>>1乙 面白かったぜw

681 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:50:30.60 ID:qNKA7HgwO
初代→2→NXでやると仕込まれたネタやファンサービスがわかるからオヌヌメ

682 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:50:37.06 ID:jWJkPzygO
乙!いやーいいね

683 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:16.68 ID:qNKA7HgwO
>>1乙かレイヴン
感動した、素敵すぎた

684 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:19.06 ID:YscKTvXPO
>>1乙!久々に燃えるSSを読めて良かったぜ!

685 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:31.55 ID:23/gEvW4O
LRもマゾゲーか
ネクサスであぼーん、NBでティウンティウンした俺にはキツそうだなw

まあ安いから買ってみよう
俺もレイヴンのはしくれだしな

686 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:33.07 ID:kMqiRFpd0
乙。
これはいいAC

687 名前:待て!あと少しだ! :2007/02/08(木) 01:51:37.21 ID:Xv2bAOreO
設定みたいなもの
 
 
内藤ホライゾン:生死(融合した時点で半分死んだようなものだが)不明
主人公。
偶然スパルタなツンの生徒となってメキメキ実力を伸ばす。かなり強くなったが実力はギコよりちょっと強いくらい。
彼もツンのように融合した。
イレギュラーが出現した時にはナインボールとして現れるかもしれない。
 
流石兄者:生存
流石家の長兄。
ブーン同様かなり強くなった。
だが強くなったと言ってもブーンと同じくらい。
ザルトホックな兄者は負傷したミルナを撃破。
祈願を果たした。
仮にミルナが全快でも兄者は戦いを挑むに違いないが、恐らく返り討ちに合うだろう。
 
ツン:死亡
己の弱さを知り、ひたすら強さを求めたレイヴン。
壁にぶつかり凹んでいる所を付け込まれて例の人みたいに…。ちなみに融合したのは管理者みたいな形のヤツ。
ツン要素もデレ要素も弱めな点は失敗。

688 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:43.62 ID:Ev42Kb0rO
乙…

おやす…み…

689 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:46.03 ID:z76Y+6cW0
>>681
LRを外すとはいい度胸だ

690 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:51:49.89 ID:zQ9XpX68O
>>1

691 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:52:17.09 ID:ADF+B9aJO
乙かれ-
ちょっとACやるかな
感動をありがとう

692 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:52:22.84 ID:kMqiRFpd0
>>673>>681
d。ちょっと初代シリーズSAGAしてみる

693 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:52:42.16 ID:Et13BUB5O

ありがとう

694 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:53:00.22 ID:nmpjR3qH0
なんと言うあとがき

これはwktk

695 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:53:46.76 ID:Xv2bAOreO
ドクオ:生存
トップランカー。
レイヴンとしての彼は尊敬され、たくさんのファンがいるが彼自身に声をかける女は何故か少ない。
クーに恋心を抱きながらも勘違いで毒男を貫く哀しい人。
要塞からは子機が墜落するのを見届けてから脱出した。
あの人よりはマシだが面倒が嫌い。
 
クー:生存
両手スナイパー。
自らドクオに誤解を与えて、しかもそれに気付かない。
彼女はドクオに対して何ら特別な感情は持っていないが
ドクオがアタックすれば彼女の心は動くかもしれない。
 
荒巻スカルチノフ:死亡
若い頃の力ならミルナより上。実はミルナとは師弟関係だったりする。
ミルナに止どめを刺そうとした時に心筋梗塞であぼーん。ものすごい興奮したのかも。
享年76歳。
 
ギコ:死亡
機体の仕様により活躍の場があまりなかった。
ガチタンは嫌いです。ちなみにオペレーターのしぃとは同棲中だった。
ナインボールに殺られた。
しぃは三ヶ月間泣いたそうな。

696 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:53:59.77 ID:Ebxk7uQF0
久しぶりにACやりたくなった
ヘタレイヴンだけど寝る前にやるかなー

697 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:54:45.23 ID:qNKA7HgwO
面倒嫌いわろた

>>689
668の選択肢の中で言ったんだぜ

698 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:55:44.92 ID:Xv2bAOreO
ジョルジュ長岡:生存
ぶっちゃけ最初の方はコイツ忘れてた。
設定は機体名がBOINという事と常に渡辺さんのおっぱいを揉んでいる事以外特になし。
帰還後は風邪引いたらしい。
まあ今も渡辺さんのおっぱい揉んでるんじゃね。
 
ヘリカル沢近:生存
軽量高機動高火力ACツインテールに乗る。
紙のような装甲なのに避けもしないで突っ込みまくるからこの一桁ランクギリギリ。ちなみにコアはEO。
ドクオをお兄ちゃんと呼び慕っている。沸点が低く、苛つくと(ドクオ以外には)口が悪くなる。
要塞から帰還後、少しだけジョルジュに対する見方が変わったらしい。
当初はここまで活躍させるつもりはなかった。
軽量のくせにあの装備。コイツに重量過多という概念は皆無。
 
ほわっちょ相田:死亡
言わずと知れた武道家。
二刀流。
行け行け僕らのカマキリオン。
ブーンたちに絡むDQNをかまきり拳でボッコボコにする話が書きたかった気もする。
 
モララー:生存
少年レイヴン。
この後順調に順位を駆け上がり、いつかドクオに挑む事を夢にみている。
一歳年上のヘリカルにやたらとお姉さん風吹されているらしい。

699 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:56:59.76 ID:hroSBiAvO
まとめサイトありませんか?

700 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:57:05.74 ID:kMqiRFpd0
ちなみにLRは一応クリア済み。 レヴィアタン3機撲殺エンドだったが…

701 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:57:42.43 ID:qNKA7HgwO
しかしセンスある機体名
まとめ欲しいな

702 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:57:59.12 ID:Xv2bAOreO
プギャー:死亡
教官はギコ。
格納してあるフィンガーでギコのAPを一気に削って合格した。だが砲台に殺されるという結果に。
(,,゚Д゚)「俺の装甲を削った奥の手を見せてやれゴルァ!」→武器パージ→フィンガー出現
↑これがやりたくて10〜20位のレイヴンでアリーナトーナメントの話書こうとしたけど、これだけで50レス以上使いそうだったからやめた。
 
渡辺さん:生存
ジョルジュに実力(おっぱい)を認められて合格した。
天然。
ジョルジュの「そこにおっぱいがあるから揉む」の理屈に納得した頭の弱い女。
要塞に連れてかれたら間違いなく死亡してた。
最近の悩みはおっぱいの揉まれ杉で更に大きくなってきた事。
 
ぼるじょあ:死亡
一つ、派手にやってやろうぜ(笑)

703 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:58:32.38 ID:nmpjR3qH0
単独スレだからブーン系まとめ載せられるんじゃね?

704 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 01:58:49.84 ID:z76Y+6cW0
>>700
NXやったらLRの前作続投組のギャップに驚くぞw

705 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:00:14.12 ID:H7vFpB470
マシンガンがリロード制になった時はショックでした…俺の1000発マシンガン。・゚・(ノД`)・゚・。

706 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:00:24.99 ID:qNKA7HgwO
カマキリオンやWフインガーの話もミタス

707 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:00:52.40 ID:kMqiRFpd0
>>704
把握した。初代シリーズ終わった頃にやってみる

708 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:01:02.24 ID:Xv2bAOreO
コッチ・ミルナ:死亡
数少ない古参のレイヴン。
彼は生徒を持つつもりもなかった。
この時代ではある意味最もレイヴンらしいレイヴン。
兄者に無残な殺され方をしたが自業自得。しかし戦場で死ねて本望だろう。
 
ハインリッヒ高岡:死亡
頭の良い狂人。
紛争で家族を失った時にイカれた。いつでも笑みを絶やさない人。
裏設定で、旦那と出会うまでは全く笑わなかったという設定があったりなかったり…。
座右の銘は「笑う門には福来たる」
 
ショボン:生存
弱王みたいなACバーボンを操る。尻も振る。
高岡が狂っていると知りながら面白そうという理由で参加した。こういうヤツに限って生き残る。
その後は各企業を転々としたて、最後はテロ集団に身を落ち着かせた。
節操のないレイヴンである。 
ちんぽっぽ:死亡
教官は荒巻。
機体は逆関節での空中戦を得意とするACぽっぽ号。ミサイルと蜜柑が大好き。
ビロードと幼馴染みであり恋人でありライバル。
出番がないまま特殊ACに撃破された。合唱。
 
ビロード:死亡
基本的にちんぽっぽと同じ機体構成。
機体名はわかんないです><
ただし武装はぽっぽ号がミサイルに対して拡散レーザーを装備。
ちんぽっぽが死んでからツンのように己の非力さに絶望。
力を求めて高岡の所に。
兄者に殺された。

709 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:02:42.71 ID:qNKA7HgwO
拡散レーザーの逆関節となるとゲルニカしか
てこずっているようだな

710 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:04:16.26 ID:YscKTvXPO
てこずっているようだな。尻を貸そう。

711 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:04:17.99 ID:Xv2bAOreO
ニダー:死亡
両肩に核ミサを積んだ四脚AC将軍を操る。
趣味は謝罪と賠償を請求する事。近距離戦が苦手。
ヘリカルに木端微塵にされた。
 
阿部高和:生存
レイヴンを辞めて自動車修理工に戻ったようです。
完璧なネタレイヴン。
 
流石弟者:死亡
ミルナに致命傷を与えられて病院に運ばれた。
駆け付けた兄者を一目見ると間もなく死亡した。合唱。
 
モナー:生存
レイヴンズVIPの幹部。
ジョルジュが言ってた巨乳秘書はレモナ。
基本的に良い人。
 
尾綿:死亡
特殊ACにティウンティウン
 
ぃょぅ:死亡
コイツもなんも考えてない。
死ぬ為に登場。 

712 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:04:18.14 ID:Zrg7Ghux0
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 阿・部!阿・部!
 ⊂彡

713 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:05:20.48 ID:z76Y+6cW0
渡辺さんはム・ー・ムが思い浮かぶ

714 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:05:36.04 ID:Xv2bAOreO
ハスラーワン:AI
力を持ち過ぎた者や秩序を破壊する者が大嫌いなAI。
そういう奴を見つけたら片っ端から修正したがる困ったヤツ。
 
ナインボール:無人機
たくさんいる。
高岡に強化されて性能うp。
ばら撒かれた特功兵器を食い止める為に世界中に散っていたが、特功兵器の脅威がなくなった途端に消えた。
赤い。
 
ナインボール=セラフ:無人機
ナインボールでは対処し切れない事態、つまりイレギュラー事態が発生した時に起動するZガンダム。
これも高岡によって強化された。
デデデデストローイ・ナーインボー
とりあえず最強だが所詮はノーマルAC。
ネクストACにかかればよく飛ぶ鉄屑ってのが悲しい…。コジマさん氏んでくれ。

715 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:05:36.81 ID:kMqiRFpd0
>>709>>710
ブレード → 俺に僚機は必要ない

716 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:05:40.53 ID:qNKA7HgwO
ビッグ・ザ・将軍かと思ったんだぜ

717 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:06:59.85 ID:kMqiRFpd0
ところで4ってナイン出るのか?
ネクストACが微妙にINFINITYとか強化人間並みに反則なのはわかるが…

718 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:07:13.29 ID:H7vFpB470
いい男は死なない法則w

719 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:08:14.41 ID:sTHKRnxG0
セラフはACと呼べるのだろうか

720 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:08:43.78 ID:Zrg7Ghux0
ディソーダーはまだか

721 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:08:46.23 ID:H7vFpB470
特殊ACじゃね?

722 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:09:18.48 ID:Xv2bAOreO
あとがき的な何か
 
とりあえず親指痛い。皮剥けてタコできた。
さるってウザいなwww
総合でACの話をしてた所に乗り遅れて非常に悔しい思いをしたのが切っ掛けで書き始めたこの話。
お題の「krsw二丁拳銃」がほとんど出せなかったのは反省。
戦闘描写がマンネリ化してるのは執筆能力の限界だろうか。
分っちゃいるけどどうすればいいのか分らない。上手くなりたいぜ…。
他にも単語のボキャブラリーの少なさを実感。だが思い浮かばない。分っちゃいるk(ry
最初は20〜30レスくらいで完結する予定だったけど詰め込み過ぎてこんなに長くなってしまった。俺に短くまとめる才能は皆無。
実は前回ACモノを書いた事があり、その時はイレギュラーENDだったから今回は組織の犬ENDにしてみたけどいかがでしょう。
心残りなのはハインリッヒの自殺。これでよかったのか…彼女は幸せになってほしかった。
だが生きてても死刑か一生牢獄か一生逃亡生活しか待ってないだろうから、死んでもらった。この部分は俺の価値観だから感想が聞きたいぜ。
執筆時間は二週間ちょっと。
これが早いのか遅いのかよく分らんが、俺的には高速。てかこれ以上早くは無理。
最後に、お題をくれた人と読んでくれた皆さんありがとうございます。
 
以上、質問等が無ければクールに去るぜ。さらば

723 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:10:19.28 ID:kMqiRFpd0
ところでバンプレと共同開発(殆どフロム製だが)のACEがACより操作しにくい件

724 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:10:37.04 ID:H7vFpB470
>>722
乙なんだぜ

725 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:04.82 ID:kMqiRFpd0
>>722


726 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:11.74 ID:Ebxk7uQF0
>>722
乙カレ

727 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:12.72 ID:nmpjR3qH0
>>723
あれはスピード感重視だから

728 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:24.82 ID:H7vFpB470
>>723
あれは地雷って思ってるのは俺だけっすか?wwwwwww

729 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:28.09 ID:YscKTvXPO
>>722
礼を言う…

730 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:29.72 ID:c8mEzylT0
おもろかた

731 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:33.92 ID:ADF+B9aJO
>>722
感動を‥ありがとう

732 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:34.79 ID:/BjewRtoO
乙…
防御力低下、作戦中断、就寝します…

733 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:43.12 ID:cLVbP5FXO
俺、男だけど荒巻に惚れました

734 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:11:56.94 ID:Zrg7Ghux0
       //
     /  /   パカ
     //⌒)∩__∩
    /.| .| ノ     ヽ
    / | |  ●   ● |   あの…僕の出番は?
   /  | 彡  ( _●_) ミ
   /  | ヽ  |∪|  /_
  // │   ヽノ  \/
  " ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(..ノ

735 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:13:13.69 ID:qNKA7HgwO
>>717
9が出るのは初代・MoA・AA・NBだけ
ちなみに4はかなりセラフっぽい機体が作れる

>>722
乙すぎる…修正が必要だ…

736 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:14:03.46 ID:s150BZ8yO
乙!

737 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:14:09.14 ID:zQ9XpX68O
>>722
お疲れ様ですた

738 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:14:41.56 ID:kMqiRFpd0
>>735
なんと! ああ…なんか4の為だけにPS3が欲しくなってきたな…FF13なんてやる気無いけど

739 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:17:40.00 ID:23/gEvW4O
>>722

作戦終了、睡眠モードに移行します。

740 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:18:46.71 ID:z76Y+6cW0
>>772
乙かったじゃないか
まとめサイト!ちゃんと保管してくれよ

741 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:19:24.87 ID:8OKyMwUq0
>>1
ACはやった事無いけど楽しく読めたぜよ

742 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:19:25.88 ID:qNKA7HgwO
前回のってのが気になる

743 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:20:08.54 ID:SFBRmMNh0
>722
すごいよかった
ありがとう

744 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:20:43.21 ID:YnozZUze0
>>722
やあ・・・遅かったじゃないか・・・

管制塔!!ちゃんと乙しろよおおおお!!

745 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:25:27.82 ID:Zrg7Ghux0
まったく平日に無理をさせてくれる…もうなにもないよな…作戦終了、睡眠モードに移行しまs

746 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:29:08.36 ID:Hu2iK2mEO

2週間でこの量は、俺からすれば神速

747 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:30:22.92 ID:qNKA7HgwO
さてさてまとめ任務はどこに依頼しようか

748 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:31:03.21 ID:YnozZUze0
ブーン芸VIPとかいいんジャマイカ?

749 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:31:11.11 ID:Et13BUB5O
>>1
明日、アーマードコアを買ってくる
安いのしか買えんが・・・

750 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:32:09.05 ID:TR57HIskO

どこかまとめてくれないかな

751 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:34:25.07 ID:Xv2bAOreO
>>706
無理wwwwもう気力ねぇwwwww
>>742
まとめはあるけど、とりあえず俺(携帯)からは見れない。何故か途中で終わってる。
>>745
大した事は特にないからよく寝てくれ。
 
ちょいと言い忘れてた事が一つ。
ギャグ多めに書いたけどどうだったかな?
ギャグを削ってACネタ(台詞)をもっと入れた方がよかったかもしれない。

752 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:34:37.68 ID:nD7ABhT/0
>>722 泣いた、感動をありがとう。

753 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:35:55.68 ID:zQ9XpX68O
>>751
俺は満足した

754 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:36:07.04 ID:z76Y+6cW0
潮時か・・・
後は頼んだぞレイヴン

755 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:37:46.98 ID:z76Y+6cW0
>>751
いい小説だ・・・byΩ

756 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:39:57.38 ID:qNKA7HgwO
ttp://boonsoldier.web.fc2.com/index.html
ここか
誰か依頼してくれるとありがたい、携帯で依頼するとサクセン シッパイってなりそうだ

>>751
まとめは途中終了ってじょ冗談じゃ
自殺Endに関してはあれで凄く綺麗にまとまったというか、やっと追い続けたものにに手が届いたみたいになって良かった
ギャグと台詞のバランスも良かったけど強いて言うなら
('A`)「いいか、俺は面倒が嫌いなんだ」
が欲しかったかも

757 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:49:54.31 ID:CoCkXQsTO
こんなスレがあったとは・・・

>>1-
イレギュラーなんだよ!
やりすぎたんだ、お前らはな!

758 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:57:59.73 ID:W1P3RpmXO


759 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 02:58:24.05 ID:uf45XFiRO
総合で>>1がカオスとか何とか言ってて吹いた

760 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:04:29.77 ID:qNKA7HgwO
今日の7時頃まで残ってたらスレ保存できるかな
平日はキツいぜ

761 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:08:11.69 ID:qNKA7HgwO
システム 睡眠モードに移行します

762 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:10:32.06 ID:G1quZC1Y0
ノシ

763 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:15:32.61 ID:CoCkXQsTO
ここまでか・・・私の役割・・・
何もしてないが・・・レイヴン・・・
あとは・・・あなたの役割・・・・・・

764 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:29:01.64 ID:NINgIgom0


765 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:40:48.52 ID:NINgIgom0


766 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:43:30.17 ID:/8328OOb0
やっと追いつ・・・間に合ってねーwwwwwwwwww
まあいいや、NBで見限ったんだが、LR面白いなら買ってみるか。

2位〜9位倒した奴がナインブレーカーってのは2のアリーナ1位(エースだっけ?)
の説明のとこにそんなこと書いてあった希ガス

767 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:47:47.87 ID:/8328OOb0
ほ「

768 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 03:58:07.07 ID:lx3CWqzkO
ほす

769 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 04:16:14.22 ID:NINgIgom0


770 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 04:39:52.30 ID:NINgIgom0


771 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 04:40:08.01 ID:gPwAn6PyO
乙。
ネクストACだったら、
面倒が嫌いな人とHの人と弱王ときのこ先生とラスジナ
いっぺんに相手しても勝てそうw
まぁそれがどうしたって話だけどな(`・ω・´)

772 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 05:03:27.28 ID:NINgIgom0


773 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 05:26:59.92 ID:NINgIgom0


774 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 05:32:13.69 ID:22CRZnSJO
>>1
最高だったぜ

775 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 05:35:20.28 ID:RIsXKsNU0
どうでもいい突っ込み

>>1はスレ立て代理人
書いたのは>>5

776 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 06:02:18.60 ID:NINgIgom0


777 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 06:05:22.78 ID:i8M+2BRkO
誰かまとめを頼む

778 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 06:11:14.64 ID:pWvElEpJQ
ぶっちゃけ序盤は文字量多い上に進行が鈍かったからダルかったが
後半はのめり込めた。特に戦闘描写は上手かった。
投げ出さなくて良かったぜwwww
ギャグに関しては前半はAA古典的で当方少々冷えた。まぁやむなしな気もするけど。
後半はプレイヤーとしてニヤリとできて良かった。
全体通してキャラが立っててACの特製がばらついてて好感触。

と、勝手に批評してみたが最終的に乙ってこった。

779 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 06:43:29.16 ID:NINgIgom0


780 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 06:45:12.90 ID:4Dg1luh60
       /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ――――――
       |   ドラえもん、きみが帰ったらへやががらんとしちゃったよ。 ヽ
       |           でも……すぐになれると思う。           |
       \__   だから………。心配するなよドラえもん。  ___/
             ̄ ―――――――――――――――― ̄ ̄
                                           ___
                       __                   |\__ \
      \(^ω^)/    /  ̄ __\                 \\     \
     ┗─ヽ ノ─ ┛  | /,二 ,二Τ                   \\     \
         lll         |_|__|  /| ヽ|                      \| ̄ ̄ ̄||\
                 (6  `- っ- ´})   ヽ                     ̄| ̄ ̄||
                   / \`――`ノ    (^ω^)-┐                |   ||
 (^ω^)             ノ /^ /⌒l ~)_)  ┗-ヽ ノ          l ====l  |    ||\
  V  ノ>             |  `、_^^ ノ  |     ┏┘ ミ        | [    ]  |  |__||
  |  |            /__/⌒l |  |        ヽ      |_||_||__|_     ||\
  ┛ ┗     XXXXXXX|     |― | | ̄ |_   ヽ(^ω^)    / ||  ||  /l     ||
      XXXXXXXXXXXX` ― - |  | |     )    ヽ ノ-━  /__||_||_//     ||\
    XL(^ω^)┘ XXXXXXXXX|   ̄)  ̄    彡 └━   └―┬┬―┘     ||
      ヽ ノ    XXXXXXXX` ― ´                 _| |/7       ||\
      ノ ┐        _/(゚ε。)_⌒\_
     ┗  ┗

781 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 06:55:39.66 ID:7FnXi62N0
あさ

782 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 07:06:23.46 ID:DeWY+RKJ0
さっき三時だったのにもう陽が昇ってるとか寝る時間ねぇオワタwwwww

783 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 07:30:38.54 ID:NINgIgom0


784 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 07:54:11.88 ID:NINgIgom0


785 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 08:32:30.82 ID:NINgIgom0
ほす

786 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 08:56:28.71 ID:NINgIgom0


787 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 09:24:05.54 ID:NINgIgom0


788 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 09:29:31.71 ID:8M6/uu2/O


789 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 09:31:21.13 ID:oFbPUjRF0
もうどっかまとめ依頼出てそうだなぁと思いつつ
ここでまとめていいですか?
ttp://www.geocities.jp/local_boon/

790 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 09:53:26.00 ID:NINgIgom0


791 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 10:05:41.33 ID:cQnRHz960
初代から2までやってた俺が
いきなりネクサスサイレントラインやったら
難しすぎて死んだwwwwwww
ブーストダッシュするだけで熱暴走とか勘弁してくれwwwww

792 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 10:11:04.65 ID:NINgIgom0


793 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 10:28:46.58 ID:NINgIgom0


794 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 10:46:25.31 ID:NINgIgom0


795 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:04:03.10 ID:NINgIgom0


796 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:12:49.35 ID:qNKA7HgwO
>>791
あるあるwwwwwwww
初期ブースターの隣の使ったんだろ?もう一個右のミラージュ初期オヌヌメ、資金に余裕があるなら滞空ブースターで

797 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:18:58.08 ID:AwAoEd9GO
ネクサスは内装の自由度が低いからな、きちんと調整すれば
いくらでも動き回れるが

798 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:27:11.42 ID:cQnRHz960
武器格納とか意味ワカンネ
ファンタズマが一番面白かった

799 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:33:27.02 ID:NINgIgom0


800 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:35:38.09 ID:qNKA7HgwO
ならPPやればいいじゃない

801 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:37:31.49 ID:Zrg7Ghux0
ストーリーで言えばやっぱ2だろ

802 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:38:03.72 ID:qNKA7HgwO
MoAこそが

803 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:42:32.95 ID:cLVbP5FXO
後書きに
貞子いなくね?

804 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 11:56:57.85 ID:NINgIgom0


805 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 12:04:20.66 ID:cYYi+b2QO
http://tv10.2ch.net/test/read.cgi/am/1168877428/
ラジオネーム名無しさん 2007/02/07(水) 22:27:12 ID:wB7y6DWU
VIPPER=厨房死ねよwwwww
ラジオネーム名無しさん 2007/02/07(水) 23:03:35 ID:wB7y6DWU
>>394
これだから低脳VIPPER=消防は
ラジオネーム名無しさん 2007/02/07(水) 22:35:36 ID:wB7y6DWU
VIPPER=池沼氏ねよwwwww

ここの住人がVIPPERを馬鹿にしてるお!!!(#^ω^)ビキビキ
全身全霊怒りをこめて突撃するお!!!

806 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 12:13:53.30 ID:TR57HIskO
何も知らずにいきなりLRから始めた俺はアホ。でもジャック討伐まで必死こいてクリアした。その後にネットでの評判を見て、泣いた。ACを封印した
最近ようやく再びやる気が出てLRで撃破されたりNXを進めたりしている
ヘタレだけどAC好きだ、作者さんありがとう

807 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 12:16:43.67 ID:3teNYEvl0
>>797
でも最高出力ジェネ以外がちゃんと選択肢に入るなんて初代以来なんだぜ
自分の機体に合った内装を探すのがまたいい

>>806
ACはいい、想像を絶する
初代〜3SLや4もよろしくね

808 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 12:54:08.11 ID:b9KKnJ2OO
>>1


809 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 13:05:42.33 ID:cta78gzPO
読み終わった。
乙なんだぜ。
4を挫折気味だったけどこれを気に頑張ってみるよ。

810 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 13:27:38.72 ID:O8c8+pGL0
>>5
激しく乙。
またACやろうかな。

811 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 13:30:46.20 ID:3vpNln5T0
支援攻撃を開始する。

812 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 13:41:45.26 ID:cQnRHz960
両肩コンテナミサイルに
腕グレネードうめえwwww

813 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 14:12:52.55 ID:Xv2bAOreO
>>803
つまり、彼女は存在自体を忘れられていたということ。スミカ・ユーティライネンです(´・ω・`)ノシ

814 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 14:28:09.44 ID:j7Bky/CQ0
4は歴代に比べていくらか簡単だった

初代からやりたくなってきたw

815 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 14:30:45.77 ID:w3QD55V/0
>>813
なんということを・・・

816 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 14:43:35.95 ID:w3QD55V/0
セラフ風ネクストとか
ttp://www.vipper.org/vip438542.jpg.html

817 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:10:57.59 ID:9D+XO8ov0
マシンガン使いはいるか?

818 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:15:30.90 ID:0MJMivwQO
>>817

マシンガン大好きだぜ
それはもう両手に装備するくらい。

819 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:18:33.93 ID:ssf1u9Hc0
そして追加弾倉

820 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:28:05.43 ID:RVSBSmuC0
AAやってる俺にアドバイスを・・・ミッションが進みません><

821 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:29:23.82 ID:iocdmHJT0
>>820
2から始めて、強化人間でおk

822 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:34:19.38 ID:gr2Ea24zO
両腕が弾数重視ミサイル
両肩に威力重視ミサイル
足をホバーに頭をアンテナに
オプションなどでロックオン性能を最高レベルに
これが俺の最も強いACです><
だけど接近戦だけは勘弁な

823 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:38:29.53 ID:GC9+zdKkO
おまいら保守してくれたお陰で全部見れたぜ
100あたりで寝落ちしちゃったからあせったぜ

824 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:41:02.10 ID:23/gEvW4O
システム起動、保守モードに移行します。

825 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:47:39.61 ID:9D+XO8ov0
>>818
あるあるww

>>819
追加弾倉つける場合は

両肩追加弾倉
マシンガン
ブレード

かな俺は

826 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 15:54:52.85 ID:b9KKnJ2OO
大口径ビームキャノン付きタンクで当たって砕けろ

827 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:00:20.79 ID:Xv2bAOreO
それなんて轟

828 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:01:55.09 ID:ssf1u9Hc0
>>825
俺は両手ですサーセンwwwwww

で、めちゃくちゃうまい友人と対戦して弾切らして負けました。

829 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:05:31.60 ID:cQnRHz960
>>828
友達か・・・・・・俺なんて親父とやってるんだぜ?

830 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:14:06.27 ID:kMqiRFpd0
1000マシ片手に左グレネードでおk

831 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:19:58.65 ID:9D+XO8ov0
>>828
ある意味すごいな
3200発打ち切って負けるとか

832 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:33:55.52 ID:Ebxk7uQF0
LRだとマシンガン系が軒並み死んでて泣ける
それでも俺はマシンガンナー

833 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:37:09.45 ID:w3QD55V/0
NIXやシルフを使ってないとみた

834 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:38:48.94 ID:kMqiRFpd0
NX系列でマシンガン以外オヌヌメ装備って何があるよ?
カラサワはいわずもがなだから除外で頼む

835 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:40:29.60 ID:w3QD55V/0
なんでもいけるがな
俺はバズが好き

836 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:42:07.06 ID:Ebxk7uQF0
NIXもシルフも使ってるけどさ……
今までのマシンガン系の強さから考えると泣けてこないか?

837 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:43:22.15 ID:w3QD55V/0
2よりはずっといいよ、うん

838 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:44:44.98 ID:qNKA7HgwO
デザインが同じでマシがやたら強かった3系と比較していると予想

839 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:45:43.72 ID:Ebxk7uQF0
ああうん、3系は確かに強すぎた

840 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:48:03.57 ID:kMqiRFpd0
3はマシだけで十分だったな…
だがカラサワが使いにくい

841 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:48:09.18 ID:iYoJ6FpDO


842 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:49:58.07 ID:YidyHp100
火炎放射器みたいなイロモノがすきなのはオレだけでいい

843 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:50:18.84 ID:w3QD55V/0
ここはとっつきで

844 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:51:02.54 ID:Ebxk7uQF0
ゴミナントな俺にはとっつき使えねぇorz

845 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 16:52:04.10 ID:ssf1u9Hc0
両手マシンガンは最高に勃起もんだぜ

846 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 17:03:29.06 ID:D33sreDC0
>>834
NXならマガジンスナイパー

847 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 17:03:52.15 ID:VeRW2R2E0
イレブンじゃない……日本人だ!!!!!!

848 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 17:05:34.59 ID:AwAoEd9GO
LRでは両腕にバス装備して、ペガサス背負わせた中二というアレな機体を愛用している

パラメータとにらめっこして機体を組むのは楽しい

849 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 17:22:01.64 ID:b9KKnJ2OO
ところで、まとめ出来た?

850 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 17:41:27.65 ID:YidyHp100
おまえらのせいでACやりたくなってきたろうが

851 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 17:44:42.32 ID:Ebxk7uQF0
やろうぜ

852 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:13:38.46 ID:oFbPUjRF0
さてさて

853 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:28:35.43 ID:NINgIgom0


854 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:34:29.42 ID:NINgIgom0


855 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:40:22.96 ID:NINgIgom0


856 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:46:18.14 ID:NINgIgom0


857 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:52:14.01 ID:NINgIgom0


858 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:55:52.14 ID:Zrg7Ghux0
ハト

859 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 18:58:09.23 ID:NINgIgom0


860 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:04:03.20 ID:NINgIgom0


861 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:15:10.06 ID:RZet5ijc0


862 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:15:19.26 ID:BJ5ipSXG0
4脚なんて使ってる人いるか?
つか4脚のメリットってなに?

863 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:18:03.90 ID:RZxDgmwH0
接地状態で構えキャンセル

864 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:20:36.19 ID:Zrg7Ghux0
速い

865 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:20:58.46 ID:BJ5ipSXG0
それならタンクで良くないか?

866 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:21:56.97 ID:Zrg7Ghux0
タンクはジャンプできねぇ

867 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:23:19.71 ID:BJ5ipSXG0
>>864
速さが必要ならフロート、軽量2脚の方がよくないか?

868 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:25:54.11 ID:tleoSZsQ0
アホかこいつは

869 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:28:56.35 ID:Zrg7Ghux0
人の好き好きでいいじゃないか…('A`)
正直逆関節使いだからしらね

870 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:30:49.59 ID:BJ5ipSXG0
悪いちょっと4脚使いのことが気になっただけだ

871 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:39:25.53 ID:NINgIgom0


872 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:45:18.25 ID:NINgIgom0


873 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:51:11.41 ID:NINgIgom0


874 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:53:01.20 ID:tleoSZsQ0
HOGIRE

875 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:57:04.41 ID:NINgIgom0


876 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:57:33.70 ID:qrLcp3lgO
アーマードコアやってみたいんだがオススメいくつ?

877 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 19:59:56.61 ID:Xv2bAOreO
2の安っぽいストーリーがオススメ
難易度も低いし

878 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:03:29.29 ID:qrLcp3lgO
>>877
サンクス買ってみるわ。
すまないがオススメできないのも頼む

879 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:04:01.32 ID:gPwAn6PyO
>>870
つまり高火力と高起動を両立できるってことさ

880 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:05:03.33 ID:Xv2bAOreO
>>878
NB

881 名前:白血球 :2007/02/08(木) 20:05:06.80 ID:zDPHwzXd0
重量逆脚ってオマイラ的にどう思う?
ガチで装備してんだけど。

882 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:05:46.46 ID:7INKB7EF0
>>881
同士

883 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:06:55.42 ID:w+MDtNPlO
>>378
初心者なら3もいいぞ
マゾなら最近のやつもいい

884 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:07:21.00 ID:Xv2bAOreO
>>881
バズーカ持ってれば許容

885 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:07:52.72 ID:Zrg7Ghux0
>>881
盟友

886 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:08:09.37 ID:qNKA7HgwO
PP
MoA

2AA

3SL

LR
これらはシリーズ続編だから前作やってからがオヌヌメ

FF
ジャンルが違う、AI同士の観戦ゲー
結構面白いけど最初にやるとアセンとかわからないし難しい

NB
悪い事は言わないからこれはやめとけ

887 名前:白血球 :2007/02/08(木) 20:08:32.92 ID:zDPHwzXd0
右が1000マシ、左はハルバート
ちなみに肩は3発同時ミサイル

888 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:10:13.62 ID:YidyHp100
ロケット弾の上手い当て方 という上手く当てれる人、アドバイスくれ

889 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:10:20.57 ID:qrLcp3lgO
>>880>>883
ん〜とりあえず両方やってみるわ。
わざわざサンクス

890 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:13:49.30 ID:Xv2bAOreO
>>888
慣れ
一度慣れると空中にいる敵にも当てられるようになるぜ

891 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:18:54.69 ID:rkJIftaN0
>>888
2の大ロケがやたら当たるからそれで練習するといい
相手の移動先に置いておく感じで

892 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:19:58.11 ID:GFHTD/xpO
PS時代やり込み過ぎてPS2に移行後両手持ちの概念が未だ理解しかねる。つかもう染み付いてて無理。

そんな同志はいないか?(まずおらんなw

(´・ω・`)なので片手に盾持ちで固定されている俺ガイル

893 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:20:34.62 ID:NINgIgom0


894 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:21:50.43 ID:rkJIftaN0
900も近いし自機晒し
ttp://www.vipper.org/vip438715.jpg.html

895 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:24:02.84 ID:kMqiRFpd0
ヴィクセンヘッドかwwww

896 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:25:24.20 ID:6G1CzPy50
初めてのACはSL、発売時に買ってかなりやり込んだ
去年の終わりNXとLR購入A操作なんだそりゃB操作で完遂目指せ

897 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:26:02.16 ID:qrLcp3lgO
>>886
おお!詳しくサンクス
前作てのは1のことか?

898 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:27:11.02 ID:s150BZ8yO
何故かSLしかやった事ないから最初から買ってやるかな

899 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:27:25.90 ID:qNKA7HgwO
PP MoAは初代
AAは2
SLは3
LRはNX
やってから

900 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:29:53.78 ID:qrLcp3lgO
>>899
なるほど…とりあえず2から始めるとするわ

901 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:34:13.42 ID:b9KKnJ2OO
レビヤタンにタンクで挑んだらフルボッコされたwwwww

902 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:34:21.44 ID:Xv2bAOreO
そういやちょっと話題になってたけど
レオス・クラインってMoAの主人公じゃなくて初代の主人公じゃね?

903 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:36:46.81 ID:rkJIftaN0
>>895
4でも似たような機体なんだぜ
頭は角に限る
ttp://www.vipper.org/vip438726.jpg.html

>>902
それでFA
公式じゃないしあくまで妄想だけど

904 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:44:07.09 ID:NINgIgom0


905 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:44:49.75 ID:Zrg7Ghux0
ウィキペディアより抜粋
レオス・クライン (声:小山力也)
政府直属の特殊部隊『フライトナーズ』隊長にして、元レイヴン。
レイヴン時代はアリーナのトップに君臨し、『ナインブレイカー』とも呼ばれていた。
実年齢は90歳近いが強化人間手術を受けているため、
身体能力的には40台前後のレベルを維持している。
作中では企業間抗争を鎮圧した後に武装蜂起し、
フォボスを火星に落下させる事を目論むが、主人公によって阻止される。

んで時系列がAC1の70年後ってあたりから考えていこうか



906 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:50:02.53 ID:NINgIgom0


907 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:51:20.06 ID:6pKR750gO
やっと追いついた。
最初から見てたのに寝落ちして落ちてないか不安だった。
>>1ありがとう面白かったぜ

保守組?サンクス

908 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 20:55:56.63 ID:NINgIgom0


909 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:01:49.68 ID:NINgIgom0


910 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:02:04.90 ID:RZxDgmwH0
折角だから1000で落とすか

911 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:07:43.46 ID:NINgIgom0


912 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:16:44.34 ID:rkJIftaN0
そろそろ…まとめかな?

913 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:26:07.88 ID:BJ5ipSXG0
>>879
いいたいことはわかるんだ。頭ではわかってるんだが
ただ納得いく機体が組めないし、なんとなくEN消費が高いせいか
操作しにくい気がするするんだよ・・・

4脚見た目が好きだから使いたいんだ。

914 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:30:08.40 ID:rkJIftaN0
SL以降は待機時消費ENがかなり減ってるから楽なんだぜ

915 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:44:14.40 ID:rkJIftaN0
1000行くまでに落ちそうな

916 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:45:14.82 ID:BJ5ipSXG0
>>914
そうだっけ?じゃあNXで一回組んでみる。
これで軽量2脚、重量逆関節、タンクの使いまわしをやめれるかな

917 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:45:16.37 ID:oFbPUjRF0
作者の反応がないということは
俺はまとめないほうがいいのだろうか
まとめてもいいのだろうか

918 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:48:22.66 ID:rkJIftaN0
>>917
お前ならやり遂げるかもしれん
後は頼んだぞ

919 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:52:30.77 ID:s150BZ8yO
ぜひまとめて欲しい

920 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 21:54:19.16 ID:Xv2bAOreO
>>917
好きにしれ
投下した時点でこれは俺だけの物じゃあないんだせ

921 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:00:41.57 ID:rkJIftaN0
きゅうひゃくにじゅういち

922 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:01:55.80 ID:Xv2bAOreO
(´・ω・`)「聞こえるか!こちらへぶちこめぇ!!」
('A`)「そんな尻で勝負するつもりか、舐められたものだな」
(´・ω・`)「若造が…調子付くなよ!! そうだ貴様…私のケツの中にションベンしろ」
(;'A`)「じょ、冗談じゃ…」
(´・ω・`)「報酬分ぐらいは働けッ!!」
('A`)「潮時か…だが安心しな。すぐ楽にしてやるよ」
(;´・ω・`)「くそっ!遊びは終わりだ!
小僧!私の尻で果てろッ!」
('A`)「この締まり…確かに!
だが 尻も括約筋も所詮 只の肉穴でしかない。この造られたアナルのな!!」

923 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:02:27.94 ID:rkJIftaN0
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

924 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:04:05.97 ID:oFbPUjRF0
>>920
なんという名言
早速あげさせてもらいました

925 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:07:30.48 ID:rkJIftaN0
ねんがんのまとめができたぞ

926 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:14:33.38 ID:gPwAn6PyO
>>922
かおすすぎw

927 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:17:04.89 ID:Xv2bAOreO
>>924
任務は成功です お疲れ様

928 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:25:26.09 ID:rkJIftaN0
これで落っこちても大丈夫かな

929 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:42:02.74 ID:qNKA7HgwO
まとめおつ

930 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 22:54:46.47 ID:b9KKnJ2OO
まとめの人乙

931 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 23:03:11.88 ID:qNKA7HgwO
うめないか

932 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 23:09:00.80 ID:s150BZ8yO
まとめ人乙

933 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 23:33:54.82 ID:b9KKnJ2OO


934 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 23:36:09.64 ID:+c0gUWJj0
あまどこあ

935 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 00:08:27.38 ID:KKOvEAbX0
ksk

936 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 00:36:44.45 ID:xQ0suouaO


937 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 00:51:15.64 ID:I28V48sX0
超遅レスだが、LRの場合は四脚で肩レールガン積むと強いよ

938 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 02:12:10.13 ID:Lk2MOFdwO
まだあったのか…

加速

939 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 02:32:10.03 ID:2CwCv1bTO
(,,゚Д゚)「モザイク処理終わったぞゴルァ」
('A`)y-~~「あ〜、肩こったぜ…」
(,#゚Д゚)「てめぇは何もやってねぇだろゴルァ…」
(´・ω・`)「まぁまぁ、気を静めなよ。
じゃあチェックを始めるよ」
 
/ ,' 3「一人で発電!一発!二発!三発!実戦のつもりで五発、すべて一人で顔射する!」
川//_//)「イヤん!汚い…っ!」
 
(´・ω・`)「モザイクからはみ出ているね。
このチンコは大きすぎる…修正が必要だ。ドクオ」
('A`)y-~~「だが断る。俺は面倒が嫌いなんだ」

940 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 03:10:42.91 ID:2CwCv1bTO
('A`)「どっかに幼女落ちてねーかな…」
*(‘‘)*「〜♪」
('A`)「!」
('A`)(この幼女は…!萌える…萌えてしまう…)
( ・∀・)「おーい、待ってよー」
('A`)(なんだあのガキ…)
(;'A`)「!!」
(;'A`)(手なんか繋ぎやがって彼氏きどりか?
マセガキめ…あの幼女は俺のものだ…俺だけのものだ…!)
 
(#'A`)つ)・∀・)・.,'・
 
(#)・∀・)「いきなり何すんだオッさん!」
('A`)「勝負だクソガキ。どちらが正しいかは戦いで決めよう」
(#)・∀・)「意味分かんないからな!」
('A`)「今この瞬間は、幼女こそが全てだ!俺と萌えてみろ!!」
 
+ + + +
 
〔 警 〕
川 ゚ -゚)「連続幼女誘拐犯め。逮捕する」
(;'A`)「なに!?」
(#)・∀・)「騙して悪いがおとり捜査なんだからな。捕まってもらうからな」
(;'A`)「ち…ちくしょう…っ!」

941 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 03:15:33.34 ID:69ErvKqpO
まだあったのかっ

942 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 04:26:14.63 ID:bsdgfyzOQ


943 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 06:16:08.33 ID:1MDLW8UA0
 

944 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 10:14:27.50 ID:xQ0suouaO
∋H∈

945 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 11:27:13.23 ID:/Os54muuO
うめ?

946 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 11:35:32.03 ID:sSELmk2w0
4時間生き残るんだな

947 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 12:52:35.72 ID:f7uksbk8O


948 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 13:41:44.50 ID:vveeIhJq0
まだ残ってるw

949 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 13:54:13.46 ID:8GTqq6QVO
埋めモードに移行します

950 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 13:54:47.51 ID:08M21m+b0
まだ残ってるとは…。
ここはレイヴンが多いインターネットですね。

951 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 15:23:44.59 ID:6sBZM3vC0
1乙
いまさら読み終わった。
初めてやったACはAA、敵AC三体にぼこられたのも今ではいい思い出です。
NX、NBはともかく、LRはかなり持ち直した感が
最後とか結構鳥肌ものだったな、いろんな意味で。
そんな俺はアモー

「そんな機体で勝負するつもりかw」

あとACの音楽が聞きたくなったんだがどっかにそういうページないかな?


952 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 15:25:28.31 ID:7QAIMoz20
>>951
ホテルにあった希ガス

953 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 16:45:30.55 ID:V1tcmPNlO


954 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 16:52:50.15 ID:KKOvEAbX0
生め

955 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 17:22:51.90 ID:f7uksbk8O
うめぇ

956 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 18:08:50.23 ID:/Os54muuO
うめ

957 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 18:09:14.98 ID:sSELmk2w0
うめめめめめ

958 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 18:41:42.83 ID:58JM22bT0
両手にスナライ装備の俺が通りますよ。

959 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 18:44:57.62 ID:HFpipTrr0
4では更にスナイパーキャノンが装備できるぞ

960 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 18:45:18.15 ID:vveeIhJq0
長いことAC4やってなかったのでレギュ1.2に対応できない俺も通りますよ

961 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 18:46:45.45 ID:2CwCv1bTO
>>952
kwsk

962 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 19:47:56.86 ID:KKOvEAbX0
ksk

963 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 20:11:26.89 ID:f7uksbk8O
うめ

964 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 20:16:44.02 ID:HFpipTrr0
うめなんと

965 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 20:30:11.20 ID:/Os54muuO
うめうめ

966 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 20:41:08.05 ID:kZs5MmsY0
http://mpokaizou.at.webry.info/

オンラインモードにて不正データの使用が蔓延している中、
無神経にも改造データをアップしているゴミ溜です^^

遊びに来てね^^荒らしは無視します!それが荒らしの欠点ですから^ー^

967 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 20:52:29.19 ID:Se+qIr5m0


968 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:16:29.43 ID:HFpipTrr0
うめぎゅらー

969 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:21:01.80 ID:HFpipTrr0
うまらんなぁ

970 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:24:20.39 ID:f7uksbk8O
うめぇ

971 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:25:01.79 ID:sSELmk2w0
タイムリミットまであと約3時間

972 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:30:42.56 ID:HFpipTrr0
ターゲット 残り29

973 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:30:58.79 ID:vveeIhJq0
うめ

974 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:32:32.47 ID:sSELmk2w0
こちらシューティングスター!

975 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:34:56.64 ID:HFpipTrr0
後は任せろ!

976 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:35:04.27 ID:2CwCv1bTO
レイヴン!助けてくれ!
化け物だ!!
 
 
 
 
ピーピーピーピーボボボボボボ

977 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:36:56.67 ID:/Os54muuO
ターゲット排除

978 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:37:26.34 ID:HFpipTrr0
侵入者確認 直ちに排除せよ

979 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:38:00.41 ID:2CwCv1bTO
AC セッキン キケン キケン

( ゚д゚ )

980 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:38:24.33 ID:f7uksbk8O
お前らどこから湧いてきた
うめ

981 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:38:40.71 ID:HFpipTrr0
お前たちは何故現れる

982 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:39:19.59 ID:lf4uY2keO
なぜ邪魔をする

983 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:39:23.16 ID:2CwCv1bTO
何故、邪魔をする

984 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:40:14.14 ID:HFpipTrr0
企業 AC そしてレイヴンズネスト

985 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:41:39.07 ID:HFpipTrr0
すべては私が作り上げたもの

986 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:41:52.14 ID:2CwCv1bTO
荒廃した世界を 人類を再生する

987 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:42:06.12 ID:f7uksbk8O
知ってるか?エースは3つにわけられる

988 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:42:30.13 ID:HFpipTrr0
それが私の使命

989 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:42:37.20 ID:2CwCv1bTO
力を持ちすぎたもの

990 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:43:10.22 ID:lf4uY2keO
秩序を破壊するもの

991 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:43:59.89 ID:HFpipTrr0
プログラムには 不要だ

992 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:44:09.32 ID:2CwCv1bTO
私は守るために生み出された

993 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:44:48.69 ID:HFpipTrr0
私の使命を守り この世界を守る

994 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:45:00.16 ID:2CwCv1bTO
修正プログラム 最終レベル

995 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:45:24.52 ID:HFpipTrr0
全システム チェック終了

996 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:45:35.58 ID:Z5dL3ITQ0
1000^^

997 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:45:35.34 ID:2CwCv1bTO
戦闘モード 起動

998 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:45:47.86 ID:sSELmk2w0
レイヴン・・・あとはあなたの役割・・・

999 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:45:58.19 ID:fYJHAoHE0
レイヴン…あとは…あなたたちの役目…

1000 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/09(金) 21:46:03.49 ID:LKIv5L2T0
ご武運を

1001 名前:1001 :Over 1000 Thread
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +        このスレッドは1000を超えました。
     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
        /    ! +    。     +    +     *         http://ex17.2ch.net/news4vip/
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
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