第11話
- 2 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:44:15.48 ID:vhQksrmE0
- ( ^ω^)「・・・」
ブーンは地面に倒れて気を失っている
しかし、何か物音が聴こえて目を覚ます
( ^ω^)「はっ!」
( ^ω^)「ここは・・・?」
ミ´ФwФ`ミ「いようw久しぶりだなあぁwww」
(;^ω^)「うっ!ダクム!!」
ミ´ФwФ`ミ「何だよwその反応はあぁぁ?ww」
( ^ω^)「いや別に・・・」
( ^ω^)「・・・」
ブーンは立ち上がり周りを見渡す
( ^ω^)「・・・ここは?」
- 3 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:45:22.85 ID:vhQksrmE0
- ここは暗くもなく明るくもない、ちょうどよい感じの灯りでともされていて、少し狭めの部屋だった
その部屋の壁はレンガが造られていて、出入り口のドアが一つだけある
部屋にはブーン、ダクム、あともう一人女性がいる
( ^ω^)「あの女性は・・・」
川 ゚ -゚)「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「僕達男子囚人の大人気の女子囚人の方だよwww」
( ^ω^)(やっぱり!)
・
・
その女性の体は細く色は白く肌が綺麗で男子を魅了させるようなものがあった
( ^ω^)「あの女性・・・」
('A`)「ん?あぁ、お前も見所あるな。あの女性は俺達男子囚人の中でも人気NO1なんだよ」
・
・
( ^ω^)(あの綺麗な女性だお!)
- 4 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:48:09.80 ID:vhQksrmE0
- ( ^ω^)「・・で、ここはどこなんだお?ダクムがここに僕を連れてきたのかお?」
ミ´ФwФ`ミ「ちげえよwwお前マジでふざけたこと言ってっとぶっとばすぞおぉおぉぉ!!www」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「じゃあここはどこなんだお?」
ミ´ФwФ`ミ「知るか!僕も気がついたらここにいたんだ!」
( ^ω^)「・・・」
( ^ω^)「じゃあ・・・そこの女性は?」
ミ´ФwФ`ミ「僕が気がついたときはもう居たな・・・」
( ^ω^)「・・・」
ブーンは女性に話しかける
( ^ω^)「あの・・・」
- 5 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:48:42.95 ID:vhQksrmE0
- 川 ゚ -゚)「・・・」
( ^ω^)「・・・」
(;^ω^)(え?シカト・・・?)
( ^ω^)「あの・・すいませんお・・・」
川 ゚ -゚)「ん?私に話しかけているのか?」
( ^ω^)「はい」
川 ゚ -゚)「それはすまなかった。何の用だ?」
( ^ω^)「えっと・・ここは一体何なのかな〜っと思って・・・」
川 ゚ -゚)「わからない・・私も目が覚めたときは知らないうちに此処にいたんだ」
( ^ω^)「そうかお・・・あっ!名前は?僕はブーンだお」
川 ゚ -゚)「私はクーだ。よろしく」
( ^ω^)「よろしくお」
- 7 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:50:05.50 ID:vhQksrmE0
- ( ^ω^)「でも二人とも何でいつまでも此処にいるんだお?ドアがあるからここから出たらいいお」
ミ´ФwФ`ミ「ドアには鍵が掛かってんだよおぉ!このウ゛ォケ!」
( ^ω^)「え?」
ブーンはドアを開けようとするが開かなかった
どうやらダクムの言うとおり鍵が掛かってるらしい・・・
(;^ω^)「まさか僕達此処に閉じ込められたのかお?」
ミ´ФwФ`ミ「当たり前だろwwそんなの小学生でもわかるわあwww」
( ^ω^)「でも閉じ込められたのなら、どうすればいいんだお・・・?」
川 ゚ -゚)「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「さあな〜w全く一体誰が何の為に僕達をこんなところに閉じ込めたのやら・・・」
川 ゚ -゚)「ミスターブイアイピー・・・」
- 8 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:51:17.40 ID:vhQksrmE0
- ミ´ФwФ`ミ「あん?」
( ^ω^)「何だお?そのミスターなんとかって?」
川 ゚ -゚)「ミスターブイアイピー・・・たぶんこれはそいつの仕業だろう。私達をこうやって閉じ込めて
試しているんだ。」
( ^ω^)「試すって何を試すんだお?」
川 ゚ -゚)「生への執着心・・・」
( ^ω^)「?」
川 ゚ -゚)「私達はミスターブイアイピーによって閉じ込められ、今現在ここから脱出しなければならないというゲーム
をさせられているだろう。私達はそのゲームに勝つことでしか生き残ることができない」
( ^ω^)「勝つって・・・ここから脱出することかお?」
川 ゚ -゚)「恐らくそうだろう。でもこれは私のあくまで推測だ。もしかしたら違うかもしれない。」
- 9 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:52:24.98 ID:vhQksrmE0
- ( ^ω^)「でも、そのミスターブイアイピーて誰なんだお?」
川 ゚ -゚)「罪を犯したものにゲームを課し、生き残るかどうかを試す精神的におかしいやつさ!」
ミ´ФwФ`ミ「なるほどな〜wそれで刑務所内にいる僕達をこんなところに閉じ込めてそのゲームをさせようとしてんですね〜w」
( ^ω^)「そいつが刑務所の中にいるのかお?」
川 ゚ -゚)「わからない。そいつはまだ警察に捕まってなかったはずだが・・・しかも正体不明ときてる・・」
( ^ω^)「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「でもよ〜どうすんだよおおおぉおぉ。ここから出る方法なんてあるのかああぁぁ?」
(#^ω^)(こいつの喋り方は何かいちいち間に触るお!)
川 ゚ -゚)「ミスターブイアイピーは私達にゲームで試してるんだ!ここのどこかにここを抜け出す方法があるはずだ。
まずはそれを探すしか・・・」
ミ´ФwФ`ミ「めっ!!んどくせえな〜〜〜」
(#^ω^)(お前はもう喋んなお!何かムカツクお!)
- 10 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:53:06.65 ID:vhQksrmE0
- ( ^ω^)「でも・・・全然手がかりも何もないお・・・」
川 ゚ -゚)「壁とかをまんべんなく探すしかないだろう」
ミ´ФwФ`ミ「マジかよ〜w僕そういうの苦手なんだよな〜〜w君達に任せた!w」
(#^ω^)(この野郎はっ!)
ミ´ФwФ`ミ「あ〜ん?ブーン、何だ?その目は〜?」
( ^ω^)「・・何でもないお・・・」
ブーンとクーは壁をまんべんなく探す
すると一つだけ色が違うレンガがあった
( ^ω^)「何かここだけ色が違うお・・」
ブーンがそのレンガを触ってみると・・・
ゴゴゴガガガガガ
ミ´ФwФ`ミ「何だ〜?この音は〜?」
川 ゚ -゚)「・・・」
- 11 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:53:41.57 ID:vhQksrmE0
- がシャーン
ミ´ФwФ`ミ「何だ〜?さっきの音はぁ?」
( ^ω^)「ドアの鍵が開いたんじゃ?」
ミ´ФwФ`ミ「え?マジか?」
川 ゚ -゚)「私が開けてみよう」
ガチャッ
ミ´ФwФ`ミ「おげっ!マジでドア開いてんじゃん!wお前SUGEEEな!www」
( ^ω^)「・・どうもだお」
川 ゚ -゚)「よし!ここから出よう!」
- 12 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:54:32.55 ID:vhQksrmE0
- ブーン達がドアから出るとそのすぐに上に上がる階段があった
ミ´ФwФ`ミ「これにのぼるのかぁ?」
川 ゚ -゚)「それしかないだろう。他に道はなさそうだし・・・」
( ^ω^)「じゃあ階段をのぼるお」
ミ´ФwФ`ミ「へいへい。わかりやしたよw」
ブーン達が階段をのぼり切ると2つのドアの前に辿り着く
ミ´ФwФ`ミ「おいおいw何だ〜これ?」
川 ゚ -゚)「恐らくどちらかが外れで、どちらかが当たりなんだろう」
ミ´ФwФ`ミ「ちょっと待て。何でお前そんなことわかるんだぁ?さっきから何か詳しすぎやしないかぁ?」
川 ゚ -゚)「・・・」
- 14 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:55:33.11 ID:vhQksrmE0
- ミ´ФwФ`ミ「お前怪しいなああぁ〜。可愛い顔しやがってええぇwwお前もしかして実は僕達の仲間のふりして
実は敵なんじゃあないのか〜?」
川 ゚ -゚)「お前が私の事をどう思おうが勝手だが、この状況をみればどっちかが罠くらいわかるだろう?」
ミ´ФwФ`ミ「けっ!信用ならねえな〜w僕はお前の入るドアの違うほうに入るぜえw」
川 ゚ -゚)「私は右に入る」
ミ´ФwФ`ミ「なら僕は左だなwフヒヒwブーン!お前ももちろん・・左だよなああぁあぁ?」
(;^ω^)「・・僕も右に行くお」
ミ´ФwФ`ミ「あ〜ん!!」
ヽ(ヽ^ω^)「ヒイィィィ!!」
ミ´ФwФ`ミ「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「まあ・・いい。二人で右に行って罠に落ちろやww僕だけ一人助かってやるわwww」
- 15 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:57:43.63 ID:vhQksrmE0
- ミ´ФwФ`ミ「けっ!全くよ〜w」
( ^ω^)「いいのかお?そっちは罠かもしれないお?」
ミ´ФwФ`ミ「イーンダヨー!wこっちで!wこっちが助かる道なんだよおぉ!wwお前らみたいな乳臭いのと一緒に居られるか!w
バーローwww」
(;^ω^)(乳臭い?)
ミ´ФwФ`ミ「じゃあな!wあばよ!w」
ダクムは左のドアを開け、中に入る
ミ´ФwФ`ミ「・・・」
ミ´ФwФ`ミ「何だ?ここ〜?」
全体的に何故か広い部屋だった
その部屋の真ん中にある机の上に宝箱が2つとボイスレコーダーが置いてあった
それ以外は何も部屋だった
ミ´ФwФ`ミ「何だよぉぉこれ!これ再生すんのかあぁぁぁ?」
- 16 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:58:52.83 ID:vhQksrmE0
- ボイスレコーダーを再生すると
「やあ。この部屋は罠だ・・」
ミ´ФwФ`ミ「ハアァァァァッッ!!??」
「しかし助かる方法はある・・・」
ミ´ФwФ`ミ「それを早く言えっ!wwこのスカタン!!www」
「助かる方法はその宝箱のどちらかにこの部屋から出られる鍵が入っている。しかしもう一つの宝箱は開けただけでその瞬間爆発
してしまう・・つまり爆弾が入っている・・・これは君の運にかかっている。それでは君の健闘を祈る」
ボイスレコーダーの再生が終わる
ミ´ФwФ`ミ「まさか・・・」
ダクムは自分が入ってきたドアを開けようとするが鍵がかかっていて開けられなかった
ミ´ФwФ`ミ「ま、マジか・・・」
- 17 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 15:59:37.79 ID:vhQksrmE0
- ミ´ФwФ`ミ「開けた瞬間に爆発するだああぁぁ〜?舐めた真似しやがってええぇぇ!!」
ミ´ФwФ`ミ「さっき僕が入ってきたドアは左だったなああぁ〜。じゃあ爆弾も左かぁ?
・・・いや、その逆もあるし・・・そのまた逆の逆もあるな・・・」
ミ´ФwФ`ミ「くっそ!!全然わからんわ!!このウ゛ォケがあああぁ!!こうなったら勘で行くしかねえなあ〜」
ミ´ФwФ`ミ「右で行く・・・さっきのドアは左だったし、僕の利き腕も右手だからなああぁ〜。」←わけのわからない理屈
ミ´ФwФ`ミ「・・・」
ズッキューン
グラグラグラッ
(;^ω^)「何だお?さっきの音は?」
川 ゚ -゚)「やっぱり右は罠だったようだな・・・」
( ^ω^)「ダクム・・・」
- 18 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 16:01:11.34 ID:vhQksrmE0
- ブーン達は右のドアを開けるとその先には部屋があった
するとそこには床にボイスレコーダーが置いてあり、部屋の真ん中に大きな水槽があった
後、奥のほうにドアがある
( ^ω^)「何だお?」
川 ゚ -゚)「ボイスレコーダーがあるな・・」
クーはボイスレコーダーを拾い、再生する
「やあ よく来たな。こっちが正解の部屋だ。水槽の中に鍵がある。この鍵が先に進むために必要な鍵だ。
しかしこの水槽は水ではない・・・酸だ。制限時間は1分。1分を過ぎると例え鍵を取ってもドアは永遠に開かないようになる。
気をつけたまえ」
カチャッ
( ^ω^)「・・・」
川 ゚ -゚)「確かに水槽の中に鍵はあるようだ・・・な・・」
- 19 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 16:02:29.34 ID:vhQksrmE0
- (;^ω^)「でもこれ酸だお!取れっこないお!」
川 ゚ -゚)「でも取るしかない!取らなければ私達は永遠にここに閉じ込められるんだっ!」
(;^ω^)「・・・」
川 ゚ -゚)「私が取る!」
クーが水槽の中に手を突っ込む
川 ゚ -゚)「・・・っ!!」
(;^ω^)「クー!!」
川 ゚ -゚)「うぅ・・・」
クーは耐え切れず、水槽から手を出す
クーの手が酸で溶かされていた
鍵はまだ水槽の中だ
(;^ω^)「・・・」
( ^ω^)「くそっ!!」
クーの姿をみて自分が度胸のない人間に思えた
今度はブーンが手を突っ込む
- 20 : ◆x4rswkGbI2 :2007/03/05(月) 16:03:23.32 ID:vhQksrmE0
- (;^ω^)「・・・ぐっ!!」
ブーンは酸の中に手を突っ込み手や腕が酸に溶かされながらも
鍵を取ろうとする
(;^ω^)「ぐっ!・・ぐががあぁ・・・っ!!」
(;^ω^)「はあはあ・・やったお。取れたお・・うっ!くっ・・・」
( ^ω^)「クー!この鍵でドアを開けてくれお!」
川 ゚ -゚)「わかった!」
ガチャッ
( ^ω^)「・・・」
(;^ω^)「ふう・・やったお・・・」
何とか制限時間内にドアを開けることに成功したブーン達はその部屋から出て先に進む
この先何が待ち受けているのか!?
第11話 完
To Be Continued
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