- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 00:48:24.92 ID:eUC2nfVDO
- 第3話
レッド「ピカチュウをゲットしたはいいけど…道に迷ったのはかわらないよなぁアハハ……」
('A`;;)('(゚∀゚∩「人見知りなおるよー!!」
( ^ω^)「仲良しはいいことだおー」
なおるよが仲間になった後、僕達は再び森の中をさまよい始めたお。
レッド「あ!!あそこにいる人にきいてみよう!すみませーん」
レッドさんは麦藁帽子をかぶった男の子に声をかけにいったみたいだお〜
(;'A`)「レッド〜置いてかないでよぉ!!」
ドクオは慌ててレッドの後を追いかけていったお。なおるよにびびりすぎワロタww
( ^ω^)「お!そういえばさっきのポッポの話、聞かせてくれお」
('(゚∀゚∩「巻き毛のポッポは僕を助けてくれたよ!!」
( ^ω^)「おっおっ!ツンは優しいお〜」
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 01:37:48.93 ID:eUC2nfVDO
- ('(゚∀゚∩「あのトレーナーに命令されても、ずっと逃げろって言ってくれたよ!!」
( ^ω^)「ツン…」
('(゚∀゚∩「あのトレーナー、僕の森でたくさんのポケモンをいじめたよ!許せないよ!!それにポッポは傷ついてたのに戦わせてたよ…」
――ツン、君は今も泣きながら戦ってるのかお?
君は今も傷ついてるのかお?――
「きぃゃぁぁぁぁ!!!やだよぉ!!助けてよぉ」
( ^ω^)「!!ドクオの声だお!」
('(゚∀゚∩「いくよ!!」
僕達はレッドさんが向かった方へと急いだ。
麦藁帽子をかぶった男の子と対峙しているのが見えるけど…
(;A;)「やだよぉ…戦いたくないよぉ…キャタピー怖いよぉ」
おーん…
やっぱりだお…
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 01:46:08.06 ID:eUC2nfVDO
- 僕達がレッドさんの所につくと、キャタピーを目の前にドクオが泣きじゃくってるところだったお。
(;A;)「ヒグッ…ヒッ…」
(;゚ー゚)「その子ほんとにヒトカゲ??」
麦藁帽子をかぶった、男の子もドクオの様子に驚いているみたいだお…
レッド「ド、ドクオ!怖いのはわかるけど戦わなきゃ!!」
(;A;)「やだよぉ!!」
あ、また駄々をこねはじめたお。
ジタバタしてるのを見てレッドさんも呆れ果ててるみたいだお…
('(゚∀゚∩「…あいつだめだよ…」
なおるよがなんか呟いてるけど僕は聞こえないお。
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 01:57:09.26 ID:eUC2nfVDO
- レッド「もう、仕方ないなぁ。ホライゾンはさっき戦ったばかりだから…なおるよ、いってくれるかい?」
('(゚∀゚∩「いいよ!!」
なおるよはコクンと頷くとキャタピーの目の前に立ちはだかったお。
*(’’;)*「ヒャァッ!!」
('(゚∀゚∩「僕が相手だよ!!」
突然の選手交代にキャタピー、びっくりしまくってるおw
(*゚ー゚)「かわいいピカチュウだけど…ヘリちゃん!!糸をはく!!」
お!麦藁の子、バトルなれしてるお!?
*(’’)*「はーい!」
キャタピーの口から出された糸がピカチュウの足に絡みついたお!!
レッド「なおるよ!かまわずたいあたりだ!!」
('(゚∀゚;∩「糸が邪魔だけど…いくよ!!」
なおるよが絡みついた糸を振り払いながらキャタピーに突っ込んでいったお。
やっぱりキャタピーじゃピカチュウには勝てないおww
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 02:05:04.30 ID:eUC2nfVDO
- ('(゚∀゚;∩「うぇっ!!」
お??なおるよが止まっちゃったお???
(*゚ー゚)「ヘリちゃんの糸、なかなかほどけないよ〜w君がなかなか命令しないからこうなっちゃったんだよ?」
よく見たらなおるよの足が細い糸でがんじがらめになってるお!!
キャタピーのくせになかなかやるおね…
レッド「なおるよ…!」
('(;∀;∩「ピカチュウがキャタピーにやられるなんて泣きたいよ…」
確かにこれは屈辱だお…
*(’’)*「キャタピーだって戦い方でどうにでもなるもーんだ」
レッド「くそぉ…なおるよ、お疲れさま、ホライゾン!君にきめた!!」
( ^ω^)+「ふっ…捕食者の力、とくとみるがいいお!!」
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 02:19:42.05 ID:eUC2nfVDO
- *(’’)*「なによーあんたも糸で動けなくしちゃうんだからー!!」
(;゚ー゚)「へりちゃん!いらないこと言ってないで糸をはく!!」
え…?この子、キャタピーの言ってることわかるのかお…?
レッド「ホライゾン!かぜおこしでふっとばせ!!」
(;^ω^)「わ、わかったお!」
僕がおこした風は、糸をはきだすキャタピーを近くの木までふっとばしたお!
(;゚ー゚)「ヘリちゃん!!」
麦藁の子があわててキャタピーに駆け寄っていくお。
あの子も優しいみたいでよかったお。
*(××)*「きゅぅ…」
(*゚ー゚)「ヘリちゃん…ありがとう、お疲れさま。ゆっくり休んでね…」
麦藁の子がキャタピーをモンスターボールに戻したお。
どうやらちゃんと倒せたみたいだお!
( ^ω^)「ごめんお、キャタピー…」
僕はキャタピーに聞こえるかわからなかったけど、一応モンスターボールに向かって謝っておくことにしたお。
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 02:32:49.03 ID:eUC2nfVDO
- (*゚ー゚)「ふぅ…君、強いんだね〜僕は降参することにするよ」
レッド「へっへ〜ホライゾン、よくやったな!」
(* ^ω^)「照れるお〜」
(*゚ー゚)「君のポッポ、ホライゾン君っていうのかぁ!優しい子だね」
麦藁の子が僕の頭を撫でてくれたお〜
なんだかとっても気持ちいいお!
(*^ー^)「ヘリちゃんのこと、気遣ってくれるなんて本当にやさしいよ!偉い偉い!!」
おっおっおっww
照れるおw
……
って!!!!
( ゚ω゚)「僕の言ってること、わかるのかお!!!?」
(;゚ー゚)「ふぇ!?どうしたの!?」
( ゚ω゚)「僕の友達のツンっていう子を探してるんだお!!!どうやったら見つけれられるお!?」
僕は高まる気を抑えきれずに麦藁の子に飛びかかりながら質問しまくったお!!
(;゚ー゚)「ご、ごめん!そんなに怒っても何を言ってるのか僕にはわかんないよ…」
お…?僕の言葉、わかるんじゃないのかお…?
( ´ω`)「おーん…ツン、寂しいお」
(*゚ー゚)「ホライゾン君…寂しいんだね?僕にはなにがあったかはわからないけど、君の辛い気持ちだけは伝わってるよ?」
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 02:42:44.34 ID:eUC2nfVDO
- レッド「君、ポケモンの言うことわかるのかい!?」
(*゚ー゚)「あはは、わかるってほどじゃないよ…」
お?麦藁の子、なんだか悲しそうな顔をしてるお…
レッド「そっかぁ〜けど、君って優しいトレーナーなんだな!キャタピーと君を見て思ったよ!!」
(*///)「!そ、そんなことないよ!!!」
レッド「俺、キャタピーにあんな戦い方あるなんて知らなかったし本当にすごいよ!」
(*///)「もう!!君、道に迷ってたんでしょ!?入り口まで案内してあげるからついてきなよ!」
レッド「あ、そういえば…ありがとう!!」
麦藁の子に連れられて、僕達は森の入り口にたどり着いたお!!
(*゚ー゚)「じゃぁ僕はいくね!いいバトルをありがとう!」
レッド「おぅ!!君こそありがとう!じゃぁな〜」
レッドさんが手をふると麦藁の子をクルリと後ろを向いて走っていったお。
腰のモンスターボールが6個あったように見えたけど、それって空のボール、だおね…?
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/16(木) 02:56:19.32 ID:eUC2nfVDO
- ――――
暗い森の奥。
麦藁の少年が倒れた木を椅子にして座っている。
(*゚ー゚)「マサラタウンのレッド、か…悪い人じゃなかったなぁ」
*(’’)*「どーしたの?」
(*゚ー゚)「ヘリちゃん、お疲れさま!もう戻ってくれていいよ〜」
麦藁の子がそう言うや否や、キャタピーの体が崩れた。
*(’’)*「キャタピーって嫌だったんだよね!よかった〜」
キャタピーが崩れた所にはリボンをつけたメタモンがちょこんと一匹いるだけだ。
(*゚ー゚)「あの人なら大丈夫かなぁ?」
麦藁の少年はメタモンに微笑みかける。
*(’’;)*「だめだよ〜!!しぃちゃん、絶対だめだからね!!」
(*^ー^)「アハハ、心配しないで、大丈夫だからさ!!今日は遅いしここでおやすみしよっか!皆、でておいで〜」
麦藁の少年は腰のモンスターボールからポケモンを全て出してやるとニッコリと微笑んだ。
(*^ー^)「今日もお疲れさま!!おやすみなさい!」
麦藁帽子を外すと、少年は地面に体を倒すと目を瞑った。
綺麗に一つに束ねた髪が柔らかく少年の頬に当たったが、それも気にせず彼は眠りについたのであった。