- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 21:39:39.33 ID:Y1edKIH0O
- ( ^ω^)「おっお、ご飯を探しにいくお」
僕の名前はブーン。2番道路に住んでいることりポケモン、ポッポだお。
ξ゚听)ξ「さっきキャタピー食べたじゃない。あんたそれ以上太ってどうするつもり?」
隣にいるのはやっぱりポッポのツン。少し乱暴だけど、本当は優しいブーンの幼なじみだお。
ξ゚听)ξ「…それに最近、見慣れないトレーナーがポケモンを倒して回ってるらしいわ。こんなときはじっとしてるに限るわ」
( ^ω^)「お…見慣れないトレーナーかお?」
ξ゚听)ξ「ええ、ツンツンした髪型をして、ゼニガメを連れてるらしいわ」
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 21:44:01.41 ID:Y1edKIH0O
- ( ^ω^)「…わかったお、気をつけるお」
ξ゚听)ξ「ええ。あんたはどんくさいからすぐにやられちゃうわよ」
そんなわけでご飯を探すのはあきらめて昼寝することにしたお。
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 21:59:32.57 ID:Y1edKIH0O
- ( ‐ω‐)zzz…
「キャーッ!」
(;^ω^)「ツ、ツンかお!」
突然の悲鳴に、ブーンは目を覚ましたお。
「よし、ゼニガメ!体当たりだ!」
ゼニガメ「ゼニ!」
ドカッ!
ξ×;;)ξ「いやぁ!ブーン、助けて…」
ツンがトレーナーの操るゼニガメに攻撃されてたお。
(;^ω^)「こいつは…噂のトレーナーかお!ツン、今助けるお!」
ゼニガメ「わりぃな、お嬢ちゃん。あんたゃ恨みはないがトレーナーの命令には逆らえないんでな」
「よし、いけ!モンスターボール!」
そう言うとそのトレーナーはモンスターボールをツンに投げつけたお。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:05:27.85 ID:Y1edKIH0O
- ξ;;)ξ「ブーン…!」
(;^ω^)「ツン!ツン!」
ツンはそのままモンスターボールに吸い込まれていったお…。
「よし、ポッポをゲットしたぜ。とりあえず頭数を揃えないとな」
(#^ω^)「ツンを…ツンを返すお!」
気がついたらブーンはそのトレーナーに飛びかかっていたお。
「ん?ポッポを2匹もいらねーよ…そうだな…よし、いけ、ポッポ!早速レベル上げだ!」
ボンッ!
ξ゚听)ξ「……」
(;^ω^)「ツ、ツン!早く逃げるお!」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:13:02.92 ID:Y1edKIH0O
- 「よし、ポッポ!かぜおこしだ!」
ξ;;)ξ「ブーン…ごめんなさい!」
ゴオオオ!
(;^ω^)「お…どうしてブーンを攻撃するんだお!止めるお、ツン!」
ξ;;)ξ「ごめんなさい…体が勝手に…命令に逆らえないの…」
(×;ω;)「おっお…痛いお…止めるお…」
「よし、ポッポ、とどめだ!かぜおこし!」
ξ;;)ξ「いやぁぁぁぁぁ!」
ゴオオオ!
(×´ω`)「ツン…」
バタッ…。
「よし、戻れ、ポッポ!…トキワのジムリーダーは留守みたいだし、ニビに向かうとするか。レッドの野郎には負けねーぞ!」
朦朧とする意識の中、トレーナーのそんな言葉が聞こえたお…。
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:22:42.85 ID:Y1edKIH0O
- ( ´ω`)「…お?」
ブーンは気がつくと建物の中にいたお。
( ´ω`)「うう…ここは…そうだ!ツンは!」
ジョーイ「あら、気がついたみたいね。レッドさ〜ん、気がつきましたよ」
レッド「ありがとうございます、ジョーイさん」
ジョーイ「それにしてもあんなになるまで痛めつけるなんて…ひどいトレーナーもいたものね。この子、瀕死どころか本当に死んじゃうところだったわ」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:26:59.01 ID:Y1edKIH0O
- レッド「ええ…もしかしたら僕の知り合いかもしれません」
(;^ω^)「ほ、本当かお!?」
ジョーイ「キャ、この子急に暴れ出したわ」
(;^ω^)「お、教えて欲しいお!ツンを連れ戻したいんだお!」
レッド「治ったばかりなんだからおとなしくしてなきゃダメだよ」
やっぱりダメだお…人間の耳には僕の訴えはただの鳴き声にしか聞こえないお…。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:32:22.22 ID:Y1edKIH0O
- レッド「他のポケモンが近くにいれば少しは落ち着くかも…出るんだ、ヒトカゲ!」
ボンッ!
('A`)「………」
(;'A`)「ほ、他のポケモン怖いよ〜!」
モンスターボールから飛び出したポケモン、ヒトカゲは一目散にトレーナーの背後に隠れたお。
レッド「まったく…ヒトカゲは臆病だな」
(;^ω^)「そんなに怖がらなくても攻撃しないお」
(;'A`)「ほ、本当に?」
(;^ω^)「本当だお。…僕の名前はブーンだお」
('A`)「…俺はドクオ」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:39:08.35 ID:Y1edKIH0O
- ブーンはこれまでのいきさつをドクオに語ったお。
('A`)「…で、そのツンさんって友達を連れ戻したいんだ?」
(;^ω^)「そうだお!…だからそのトレーナーの手がかりが欲しいんだお!」
('A`)「…特徴を聞く限りじゃ、そのトレーナーはグリーンで間違いなさそうだな」
(;^ω^)「し、知ってるのかお!」
('A`)「うん…俺のトレーナー、レッドの幼なじみなんだ」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:46:17.40 ID:Y1edKIH0O
- レッド「これだけ元気ならもう草むらに放しても大丈夫そうですね」
ジョーイ「そうね。もう大丈夫でしょう」
(;^ω^)「ま、待ってくれお!もう少し手がかりを…」
('A`)「…だったらさ、俺たちと一緒に来たら?」
(;^ω^)「お?」
('A`)「グリーンはレッドのことをライバル視してるから、これから戦うこともあるんじゃないかな」
(;^ω^)「な、なるほど」
('A`)「レッドもそんなに悪い奴じゃないし…本気でポケモンマスターになる!とか言っちゃうような奴だけど」
( ^ω^)「そ、そうかお。できたら一緒に行きたいお!」
('A`)(これで俺の戦う回数が減る…)
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/15(水) 22:52:41.57 ID:Y1edKIH0O
- ジョーイ「あら…この子レッドさんから離れないわ。もしかしたらレッドさんと一緒に行きたいんじゃないかしら?」
レッド「そうなのかい?」
( ^ω^)「ポッポー!ポッポー!」(そうだお!連れてって欲しいお!)
レッド「よし、じゃあ、いけっ、モンスターボール!」
(;^ω^)「お…す、吸い込まれる…変な感じだお!」
ポンッ!
レッド「よろしくな、ポッポ!そうだ、お前に名前をつけてあげなきゃな…よし、ホライゾン!お前の名前はホライゾンだ!地平線って意味なんだ、いい名前だろう?」
こうしてブーンはレッドのポケモンになったお。そして、僕はツンを連れ戻すための、レッドはポケモンマスターになるための、長い長い旅が始まったんだお。