- 123 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:09:46.48 ID:k2DL8pd80
- てんやわんやしてる内に花火大会の開始を告げるアナウンスが流れた。
次いで１発、２発と花火が打ち上げられていく。
冬の空の下、寒さなんて忘れて一同は見入っていた。
ξﾟ⊿ﾟ)ξ「綺麗……」
（ ＾ω＾）「ツンには敵わないお」
ξ*ﾟ⊿ﾟ)ξ「バカ！」
_
( ﾟ∀ﾟ)「月とスッポンだよなー。ツンがスッポン的な意味で」
＜ﾏﾁﾔｶﾞﾚｺﾉﾄﾞﾃｲﾉｳｶﾞｰ
＜ｽｯﾎﾟﾝﾀﾞｹｱｯﾃﾉﾛﾏﾀﾞﾅHAHAHA
- 124 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:16:35.87 ID:k2DL8pd80
- 川 ﾟ -ﾟ)「あの赤いの綺麗だな」
('A`)「あれ牡丹って言うんだぜ」
川 ﾟ -ﾟ)「牡丹？」
('A`)「基本的なのが菊先ってやつ。あれは光が尾を引いて花弁に見せるんだけど、牡丹は引かないんだ」
川 ﾟ -ﾟ)「詳しいな」
('A`)「婆ちゃんとよく花火行って、色々教えてもらったよ。特に役に立たないけどね」
川 ﾟ -ﾟ)「そんなことはないさ」
('A`)「へ？」
川 ﾟ -ﾟ)「今役に立ったじゃないか」
('A`)「あー……うん、そうだな」
- 127 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:21:44.76 ID:k2DL8pd80
- (,,ﾟДﾟ)「でけー！」
(*ﾟーﾟ)「大きいね」
(,,ﾟДﾟ)「たーまやー！」
(*ﾟーﾟ)「声大きいよ」
(,,ﾟДﾟ)「花火っつったらたまやだろ。たーまやー！」
(*ﾟーﾟ)「……」
(；ﾟДﾟ)「……すんません」
(*ﾟーﾟ)「たーまやー！」
(,,ﾟДﾟ)「……」
(*ﾟーﾟ)「どうしたの？」
(,,ﾟДﾟ)「たーまやー！」
(*ﾟーﾟ)「たーまやー！」
- 129 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:25:32.70 ID:k2DL8pd80
- (´･ω･`)「花火見ないのかい？」
_
( ﾟ∀ﾟ)「花より団子って言うだろ。つまりそういうことだ」
(´･ω･`)「そのチョコバナナ何本目？」
_
( ﾟ∀ﾟ)「７本目」
(´･ω･`)「そんなに好きならいくらでもあげるのに」
_
( ﾟ∀ﾟ)「へ？」
(´･ω･`)「なんでもないよ」
- 133 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:29:11.23 ID:k2DL8pd80
- （ ´_ゝ`）「すげーな」
从 ﾟ∀从「なー。ちと寒いけど」
（ ´_ゝ`）「薄着だからだろ。馬鹿者」
从#ﾟ∀从「ば、馬鹿じゃねーよ！ファッションだよファッション！」
（ ´_ゝ`）「見た目気にして風邪ひいたらそれこそ馬鹿だろ」
从#ﾟ∀从「ぐ……うるせー！」
（ ´_ゝ`）「ほれ」
从 ﾟ∀从「あ？」
（ ´_ゝ`）「上着貸してやる」
从 ﾟ∀从「お前が風邪ひくだろ」
（ ´_ゝ`）「馬鹿は風邪ひかないって言うだろ」
从 ﾟ∀从「そりゃ気づかないだけだ」
- 137 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:33:23.26 ID:k2DL8pd80
- （´<_｀ ）「人増えてきたな」
(*ﾟ∀ﾟ)「見えないー」
（´<_｀ ）「ありゃ。おいで」
(*ﾟ∀ﾟ)「ん？」
（´<_｀ ）「肩車してやる」
(*ﾟ∀ﾟ)「恥ずかしいよ！」
（´<_｀ ）「有無を言わさずおりゃー」
(*ﾟ∀ﾟ)「ちょ、ちょっと！」
（´<_｀ ）「見えるかー？」
(*ﾟ∀ﾟ)「……」
（´<_｀；）「こら！耳を引っ張るな！千切れる！」
- 138 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:36:47.00 ID:k2DL8pd80
- （ ФωФ）「綺麗じゃのー」
ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ですねー」
lw´‐ _‐ﾉv「米の字の花火は上がらないものか」
（ ФωФ）「色々と無理じゃろう」
lw´‐ _‐ﾉv「いや無理じゃない！できる！やればできるんだ！」
ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「姉さん？」
lw´‐ _‐ﾉv「そもそも日本人なのに何故『花火』なのか。「米火」でもいいだろう！」
（；ФωФ）「……」
lw´‐ _‐ﾉv「そうだ！米火だ！米も火も左右対称じゃないか！美しい！」
ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「……」
- 141 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:43:46.28 ID:k2DL8pd80
- lw´‐ _‐ﾉv「しかも米に火力は重要！つまり米と火は切っても切れない仲だったんだよ！」
（ ФωФ）「な、なんだってー」
ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「これでもかってくらい棒読みですね」
lw´‐ _‐ﾉv「講義してくる」
（ ФωФ）「いや、誰に」
lw´‐ _‐ﾉv「あそこで花火なんて下衆なものを打ち上げてる人達」
ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「ちょっと、姉さん！」
（；ФωФ）「……行ってしまったのう」
ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「……」
（；ФωФ）「……」
『たーまやー！』
（ ФωФ）「む、ギコ君の声かの」
ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「たあああああまやあああああ！」
（ ФωФ）「たーまやー」
- 144 名前： ◆g99xVnXBFM ：2009/03/20(金) 23:52:37.15 ID:k2DL8pd80
- そんなこんなで花火大会も終わり、帰宅。
（ ´_ゝ`）「疲れたー」
从 ﾟ∀从「おい、上着」
（ ´_ゝ`）「なんだかんだで着てたよな」
从 ﾟ∀从「うるせー」
(,,ﾟДﾟ)「喉いてえ……」
(*ﾟーﾟ)「力の限り叫んでたもんね」
川 ﾟ -ﾟ)「あれ？シュー姉さんは？」
（；ФωФ）「あ、あれ？どこに行ったんだ？」
ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「さ、さあ？」
翌日、朝早くからロマネスクがシュールを迎えに警察署まで出向いたのは言うまでもない。
