- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:39:16.38 ID:gB2NufKR0
- たっちゃったか・・・
はります
第22話
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:40:25.65 ID:gB2NufKR0
-
ξ#゚听)ξ ・・・
( #^ω^) ・・・
('、`*川 ほら、これが本日のスィーツ(笑)でございます。
季節のフルーツ一杯タルトだよ。
これで、私はもう来ないからゆっくりしてね
ξ#゚听)ξ ・・・うん
( #^ω^) ありがとうございましただお
('、`*川 あ、ブーンくん。終わったら食器運びおねがいね
( #^ω^) あいお。
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:41:13.57 ID:gB2NufKR0
-
夕ごはんを終えて、デザートタイム。
本来なら、ブーンは皿洗いでもしなきゃいけないんだろうけどお。
今日は、ゆっくりしてて いいらしいですお。
・・・綺麗な姿勢で頭を下げ、ペニサスさんが退出すると
ブーンとツンさんはまるで打ち合わせたかのように、
同時にため息をついた。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:42:22.49 ID:gB2NufKR0
-
( ;^ω^) ・・・はぁ ξ(゚、゚;ξ
( ;^ω^) ・・・
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ;^ω^) あ・・・
ξ゚听)ξ ・・・なに?
( ^ω^) いや、さっき、吃驚して言いそびれたんだお
ξ゚−゚)ξ ?
( ^ω^) お礼を言うのは、ブーンの方だったお。
・・・ありがとだお
ξ*゚−゚)ξ ・・・ぁ、いや
( ^ω^) ・・・・
ξ*゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ・・・でも、なんでブーンの事を助けてくれるんだお
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:44:40.87 ID:gB2NufKR0
-
ξ゚听)ξ ・・・
( ^ω^) 前、負い目からじゃないっていってくれたおね
ξ゚−゚)ξ うん・・・
( ^ω^) ・・・
ξ゚−゚)ξ えぇと・・・
( ^ω^) ?
ξ゚听)ξ あのさ・・・
( ^ω^) うん
ξ;゚听)ξ あ・・・
( ^ω^) ?
ξ;゚〜゚)ξ んー・・・
( ;^ω^) なんだお
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:47:00.77 ID:gB2NufKR0
-
一度、ツンさんはブーンに背を向けた。
なんか、深呼吸しているお。
そして、「うしっ!」とか、
気合いを入れているような声を洩らして、
ツンさんはブーンの方に向きなおった。
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:48:59.25 ID:gB2NufKR0
-
ξ゚听)ξ あの・・・
( ^ω^) うんだお・・・
ξ゚听)ξ ここで言いにくい
( ;^ω^) は? なんで?
ξ゚〜゚)ξ ・・・
( ;^ω^) ・・・
ξ゚听)ξ また、誰かさんが聞いてそうだし・・・
( ^ω^) ・・・
サラサラサラ
メモ用紙みたいなのをバックからだし、
何か書いてブーンに渡してきましたお。
同時に、外で小さな舌打ちのような音が聞こえた・・・
ペニサスさん・・・
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:50:51.73 ID:gB2NufKR0
-
・・・気を取り直して。
メモには
「あとで、部屋に行くね。
たぶん、12時過ぎ」
こんなことが書いてあった。
・・・結構遅い時間だおね。
ブーンはいつもは11時に寝るのに。
ちょっと嫌だけど、
勉強しなきゃいけないんだろう。
我慢するかお。
そう思って、頷いた。
そんなブーンに ツンさんはにっこり微笑み返してくれた。
・・・なぜか、少し頭が熱くなるお・・・
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:52:29.92 ID:gB2NufKR0
-
食器を運び、
調理場で皿洗いを手伝ったお。
それから、部屋にかえり
宿題やって、あとはベットの上でごろごろしてました。
・・・
ツンさん、どういうつもりなんだろうかお。
ええと、その・・・
ブーンに対して、ツンさんは今
かなり好意を持ってくれてるみたいだお。
友達・・・としてなのか・・・
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:54:45.88 ID:gB2NufKR0
-
・・・
後で部屋にくるというツンさん。
暴れん坊が、すっかり変わって・・・
・・・うーん
正直、かわいくなってきたお。
それが、部屋に二人っきり・・・
なんだか、フラグでも立ってるような状況だお
・・・でも。
そんな妄想に溺れそうになったとき・・・
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:58:31.74 ID:gB2NufKR0
-
艶やかな黒髪を自慢げに肩まで伸ばし、
切れ長の少し挑発的な目をブーンに向けるあの人の顔が浮かんでくる。
それから、下らない親父ギャグをいいながら、
ブーンをからかってくる映像が頭に浮かぶ。
・・・なんだおー。
ブーンはまだ割り切れてないお・・・
やっぱり、ブーンはクーさんの事が、好きだったんだおね
ちょっと自分にガッカリしましたお。
・・・
クーさんは、お兄さんとやらと上手くいってるんだろうかお。
いや、上手くいっちゃいけないのか・・・
・・・
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:00:51.59 ID:gB2NufKR0
-
それから、上手く割り切れず悩み続けるクーさんを慰める自分を想像する。
・・・そして、ブーンの慰めを乞うクーさんを想像する。
・・・
あぁ。ブーンは馬鹿かもしれないお。
ありえねぇってのにお。
どちらを妄想するにも。
現実とはかけ離れ過ぎだお。
ブーンはと言えば、
明日の生活すら心配しなきゃいけないような
一般人以下の貧乏人。
ツンさんやクーさんは
自分どころか、一族、ひいては幾つもの会社、子会社、関連会社などなど
・・・そういう、大きすぎる存在を引っ張っていく責任を持つ人たち。
そんな人たちと、友達・・・とかならギリギリ・・・
それ以上は、どうこうなっていいはずがないお。
いや、なれるはずがないお。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:01:46.80 ID:gB2NufKR0
-
前、ツンさんが言っていた言葉が頭にうかぶ。
「こんな、ボンクラ極まりない男じゃ、××が認めても
周りが認めんわ」
××のところに、
二人の名前が浮かんだ。
・・・
変だおね。
ツンさんが、自分の中で次第に大きくなってきてるのを感じるお
・・・でも、恐らく
ブーンは、自分で自分の頭に制限を掛けてるのかもしれない。
クーさんに、釘を刺された時の事が
思い出されて・・・
それを信じることが怖くなるお。
我ながら、女々しいお・・・
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:02:57.47 ID:gB2NufKR0
-
「・・・ごめんなさい」
「・・・迷惑かもしれないが、今の関係を続けたいんだ」
・・・
「・・・ごめんね」
「・・・迷惑だと思うけど、今のままの関係がいいな・・・」
・・・
・・・
なんだか、鬱で死にたくなってきたお。
だいたい、こんな妄想できる立場じゃないのに・・・
ぐるぐる目がまわってる。
こんな事を考えるブーンは、
どうしてしまったんだろう・・・
下らない悩みで吐きそうになりながら、
いつの間にか時間が過ぎていきましたお。
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:04:09.69 ID:gB2NufKR0
-
・・・
・・・
12時過ぎてもツンさんがこない。
なんとなく夜風に当たりたくなり、
窓を開けましたお。
「きゃぁ!!!」
・・・?
って・・・
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:06:00.72 ID:gB2NufKR0
-
( ;^ω^) ・・・あんた、ベランダで何してるんだお?
ξ;゚听)ξ あ、いや・・・人目避けて、壁伝いに・・・
( ;^ω^) ・・・
ξ;゚〜゚)ξ ・・・でも、何か入りにくくて
( ;^ω^) ・・・
ξ;゚−゚)ξ ・・・
( ;^ω^) ・・・まぁ、入れお
ξ;゚−゚)ξ うん
( ^ω^) ・・・
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:07:03.87 ID:gB2NufKR0
-
・・・
なんか顔色悪いおねぇ。ツンさん。
部屋に入ったツンさんは
自信なさそうな笑顔を、こっちに向ける・・・
ツンさん、そんな顔する人じゃないだろうお・・・
ブーンがベットに腰掛けると、
ツンさんも隣に腰かけた。
・・・
塞ぎ込んだまま、何も言わない。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:08:46.60 ID:gB2NufKR0
-
( ^ω^) ・・・
ξ;゚〜゚)ξ ・・・
( ^ω^) ツンさん・・・?
ξ;゚听)ξ あう・・・
( ;^ω^) どーしたお
ξ;゚听)ξ ・・・ちょっと、まって
( ^ω^) ・・・うんだお
ξ;゚−゚)ξ ・・・
( ;^ω^) ・・・
ξ;゚−゚)ξ ・・・
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:10:20.10 ID:gB2NufKR0
-
( ;^ω^) ・・・なんか、あの時のこと、思い出すおねぇ
ξ;゚−゚)ξ ・・・あの時?
( ^ω^) えぇと。・・・ブーンの入院中。ずっとダンマリでお〜
ξ;゚〜゚)ξ は、恥ずかしい事思い出さないでよ・・・
( ^ω^) 恥ずかしいんだお?
ξ;゚听)ξ そ、そりゃぁ・・・
( ^ω^) ・・・ツンさん、あの時みたいに何か悩んでるのかお?
ξ;゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ・・・ブーンはあの時のツンさんのこと、
恥ずかしいなんて思わないお
ξ゚听)ξ ・・・
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:12:51.80 ID:gB2NufKR0
-
( ^ω^) ブーンを助けてくれるツンさんだもんお。
・・・ブーンにも、ツンさんの事聞かせてくれお
ξ;゚−゚)ξ う、うん・・・
ξ゚−゚)ξ ・・・え、えーと
( ^ω^) ・・・
ξ;゚听)ξ ・・・ごめん、なんか、怖くなってきて・・・
( ;^ω^) ? まさか、またストーカー?
ξ;゚听)ξ ちがう・・・
( ^ω^) ・・・
ξ('、';ξ ・・うーんと、その
( ^ω^) ・・・
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:14:54.43 ID:gB2NufKR0
-
ξ('、';ξ ・・・なんかね、私・・・
( ^ω^) うんだお
ξ('、';ξ ・・・好きな人が出来てね
( ;^ω^) へ
・・・
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:16:52.36 ID:gB2NufKR0
-
まさかの、さっきの妄想的中?
クーさんと同じく釘刺しコース???
・・・まて、ブーンからツンさんに
好きって誤解されそうな行動はとってないはず・・・
うん。実際、好きでないわけだし・・・
いや、「友達として」では、好きだけどお・・・
あれ、好きだったっけ・・・
とにかく・・・それなのに???
不覚にも泣きそうに。
ブーンが無表情を装おうとして、
変な顔になってるのに気がついたのか、
ツンさんはちょっと慌てた顔に。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:18:26.11 ID:gB2NufKR0
-
ξ;゚听)ξ あ、いや! その、日本語がおかしかったな・・・
ええと、何ていえば良かったんだろ・・・
( ;^ω^) ・・・日本語通じてるお・・・
どんな人なんだお・・・
ξ;゚听)ξ ど、どんな人って・・・え? その、あの・・・
( ;^ω^) ・・・
ξ;゚〜゚)ξ ・・・あ、その、散々 我が儘言ったのに、
私なんかを助けてくれたからね
( ;^ω^) ふ、ふーん・・・
ξ;゚−゚)ξ あの、だから、その・・・
( ^ω^) ・・・なんだおー
ξ('、';ξ すごく感謝しててね、
一緒にいて欲しくなったの
( ^ω^) ・・・なるほどだお。それで惚れちゃったんだおね
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:21:55.07 ID:gB2NufKR0
-
ξ('、';ξ うーん・・・えーと。でも
私なんて、好きになってくれるとは思えないんだけど・・・
( ^ω^) ・・・そんなことないおー。
ツンさん、すっごく変ったんだお。
ツンさんなら大丈夫だお。
買フ(゚、゚;ξ ほ、ほんと!?
( ^ω^) もちろんだお
ξ('、';ξ ・・・
( ;^ω^) ・・・?
ξ('、';ξ ・・・うー。伝わってない・・・
( ;^ω^) ・・・えと、たぶん、伝わってるお
ξ('、';ξ いや、その・・・やっぱ、はっきり言わないと・・・
( ^ω^) ・・・? どういうことだお
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:23:48.53 ID:gB2NufKR0
-
ξ;゚−゚)ξ ・・・だから。その。その人は・・・
( ^ω^) その人は・・・?
ξ;゚−゚)ξ その・・・うー・・・
( ^ω^) ・・・
ξ('、';ξ 頬っぺたに大怪我してでも
助けてくれた人なの
( ^ω^) ・・・ふーん。頬っぺたにねぇ・・・
頬っぺた・・・?
( ゚ω゚) ほっぺたぁ!?
買フ(>、<;ξ う、うん!
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:24:57.46 ID:gB2NufKR0
-
ほ、ほ、ほー・・・
ほっぺたですか。
そーですか・・・
あれ?
えーと。
ごめん。
それってどーいうこと・・・
いや、それブーンかお?
え?
あ、あ、あたまのなかがー・・・
何故か怯えた顔のツンさんの前で、
思考停止状態でアホ面をさらしているブーンです。
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:26:38.73 ID:gB2NufKR0
-
( ゚ω゚) ・・・
ξ('、';ξ その、上手く言えなくて、その・・・
( ゚ω゚) あ、いや・・・その・・・
ξ('、';ξ と、とにかく・・・
ξ('ー';ξ わたしは、ブーンが、す、すき。そういうことだから。
( ;゚ω゚) え・・・ああ。うん・・・
ξ('−';ξ ・・・そして、それが、さっきのご飯の時の答えで、
今悩んでたことです
( ;^ω^) あ・・・
ξ('、';ξ ・・・
( ;^ω^) ちょ、ちょっと待ってくれお!
ξ;゚−゚)ξ ・・・う。うん・・・
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:27:28.56 ID:gB2NufKR0
-
( ;^ω^) だ、だいたい、ツンさん。
ちょっと前までなんて、
クーさんと付き合って欲しそうだったお???
ξ;゚听)ξ だ、だって・・・
ξ;゚−゚)ξ それは、クーがブーンの事、好きだと思ったから・・・
ブーンだって、クーが好きそうだったし。
( ;^ω^) ・・・
ξ;゚听)ξ ・・・わ、私は・・・
ξ;゚−゚)ξ ・・・その、クーとブーンが付き合えば
( ^ω^) つきあえば・・・?
ξ;゚听)ξ ブーンと、クーを介して、繋がりができるし
ξ;゚〜゚)ξ それに、ブーンとクーが付き合う手伝いができれば・・・
ただの、親友の彼氏、以上のつながりができるかなって。
ξ;゚−゚)ξ それでいいと思ってたの
( ^ω^) お・・・
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:28:32.59 ID:gB2NufKR0
-
ξ;゚−゚)ξ ブーンとは、話すより、延髄蹴り決める方が先だったし
( ;^ω^) ・・・
ξ;゚听)ξ い、いろいろ、酷いことも言っちゃったし
ξ;゚−゚)ξ しまいには、大けがまでさせちゃって。
( ^ω^) ・・・
ξ;゚听)ξ だから、その!
ξ;゚〜゚)ξ ブーンと、なんて、最初から諦めてたし
( ^ω^) ・・・
ξ;゚−゚)ξ ・・・
- 53 名前:投下してる私も死にたい・・・:2009/09/11(金) 21:29:22.05 ID:gB2NufKR0
-
・・・
でも、クーさんと駄目になったから、
勇気を出して、言ってくれたってことかお。
あんな普段 無意味に自信ありげなくせに
今は、こんな・・・
・・・消え入りそうなほど自信なさげに、
それでも必死に、自分の心を打ち明けてくれている。
・・・
で、でも。
ぶ、ブーンは・・・まだ、クーさんが・・・
あ、あれ?
目の前の泣きそうなツンさんの顔で頭の中が一杯になって
クーさんの顔が出てこない。
ぶ、ぶーんは・・・?
・・・
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:31:31.03 ID:gB2NufKR0
-
ξ゚−゚)ξ ・・・わかってる
( ;^ω^) お?
ξ゚ー゚)ξ 急に、こんなこと言われても、困るよね・・・
( ;^ω^) ・・・
ξ゚−゚)ξ ・・・
ξ゚−゚)ξ でも、知っておいてほしかったんだ。
( ^ω^) ・・・ツンさん
ξ゚听)ξ 駄目でも・・・
ξ゚−゚)ξ ・・・
( ^ω^) ・・・
買プ听)ξ あっ・・・
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:32:22.53 ID:gB2NufKR0
-
( ^ω^) なんだお?
ξ;゚〜゚)ξ ・・・もし、駄目でも、追いだしたりなんかはしない
ξ゚−゚)ξ それだけは、はっきり言っとく
( ^ω^) ・・・
ξ゚−゚)ξ 気まずいだろうから、私からは離れた仕事割り当ててもらうよ
ξ゚−゚)ξ ・・・だから、遠慮なく振ってくれていいよ
( ;^ω^) ・・・なんで振られるの前提なんだお
ξ゚听)ξ え・・・
( ^ω^) ・・・
ξ;゚〜゚)ξ だって・・・
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:33:59.89 ID:gB2NufKR0
-
( ^ω^) ・・・ツンさん。ブーンは、ボンクラな男ですお
ξ;゚听)ξ そ、そんなことないし!
( ;^ω^) ツンさんが前に言ったんだお
ξ;゚〜゚)ξ ・・・う・・・
( ^ω^) ・・・そんなブーンがいいって言うんですかお
ξ゚−゚)ξ ・・・
「・・・うん。あたりまえでしょ」
「・・・」
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:34:57.08 ID:gB2NufKR0
-
・・・あー・・・
うー・・・
もう、わかりましたお・・・
頭の中、どうやら
ツンさんで上書きされてしまったらしいお。
変だお・・・
こんなはずじゃなかったのに・・・
じっとしてるツンさんに、
・・・返事をしなきゃあいけない
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:36:12.96 ID:gB2NufKR0
-
ブーンは、恋愛スキルはないようなもんですお。
こういう時、なんて言っていいか分からず、
なんてふるまっていいかも分かりませんお。
自信なんてなくて、
・・・
言うべき事を、口にしようとするだけで
震えてしまいますお。
正直、拉致られた時のがまだマシ…
そんな気分。
それでも、ツンさんの勇気になんとか、支えられて・・・
言いましたお。
ちょっと待たしちまいましたが。
「ブーンも・・・いや。ブーンは今、ツンさんが好きになりましたお」
「・・・!」
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:36:56.95 ID:gB2NufKR0
-
ツンさんが、ブーンの言葉で泣き出してしまって
十数分。
ツンさんは
「よかった、よかった・・・」
と小さく呟き続けていましたお。
頭を撫でながらあやして、
ようやくツンさんは落ち着きましたが、
精神的に疲れてしまって、
二人してベットに倒れ込んで、ぼーっとしてました。
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:38:17.23 ID:gB2NufKR0
-
それから、しばらくしてツンさんが手を握ってきて、
微笑みかけてきました。
ブーンはその姿に見蕩れてしまって
ツンさんを抱きよせ、おでこにキスをしましたお。
ツンさんはびくりと体を震わせて・・・
それから微かに笑いながら、抱き返してきました。
長い間。
軽く抱き合いながら、
酷い脱力感の所為か、
いつの間にか、二人して眠りにつき・・・
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:39:05.49 ID:gB2NufKR0
- 22話終わり