内藤エスカルゴ - 現行作品一覧 - (  ^ω^) お嬢様たちとぶーんなようです - 第18話
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:23:53.68 ID:oeSFYbsX0



第18話



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:24:44.37 ID:oeSFYbsX0

ξ゚听)ξ ・・・であるからして、シュレディンガーは猫を使う事により
      回避することのできない曖昧さを・・・

・・・

ξ゚听)ξ 代数多様体というのは、
      多変数の連立多項式の解集合として定義される図形として・・・

・・・

ξ゚听)ξ 実物的景気循環理論とは、景気循環の要因は生産技術や財政政策などの
      実質変数に限られるとするマクロ経済学の理論として・・・

・・・
今日もツンさんの授業を受けています。
よくまあ、いろんな授業をこなすこと。

しかも、最近明らかに高校生のやる範疇から飛びぬけていることが・・・

いや、正規の内容もやってるからいいんだけどお。
その時以外は、目が点になっている


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:26:08.55 ID:oeSFYbsX0

ξ゚听)ξ じゃ、午前中は、おわり

ξ゚听)ξ 一同、起立、礼。



「おつかれさまでしたー」


授業が終わり、とりあえず本来の席へと移動するツンさん。

・・・?

気のせいか、顔色が悪いような。
気持ち、足もとがふらふらしている様子です。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:27:08.82 ID:oeSFYbsX0

(  ^ω^) ・・・大丈夫かお?

ξ゚听)ξ んー・・・

(  ^ω^) なんか、体調が悪そう

ξ゚听)ξ 眠いだけよ

( ;^ω^) あ・・・そう

ξ゚听)ξ うん・・・

(  ^ω^) 無理すんなお?

ξ゚听)ξ んー・・・そうだな。
      昼休みの間でも、寝るか・・

(  ^ω^) 顔色よくないし、その方がいいお



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:28:11.59 ID:oeSFYbsX0

ξ゚−゚)ξ ・・・

(  ^ω^) お? なんだお こっちみて

ξ*゚〜゚)ξ ・・・なんでもない

( ;^ω^) ?

ξ゚听)ξ そうするわ。昼飯買ってきて

( ;^ω^) え? ブーンがかお?

ξ゚听)ξ ほい、カード貸すから
      サボり部屋に持ってきて

( ;^ω^) ・・・おー。メンドクサイおねぇ・・・

ξ#゚〜゚)ξ ・・・

( ;^ω^) わかったお、怒んなお・・・



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:29:54.53 ID:oeSFYbsX0

あっさりとブーンにカードを渡すツンさん。
なんともまぁ、不用心な・・・

てか、お昼の買い出しにカード渡すのって、どうなんだお?

ぶつぶつ言いながら、
カツサンドとお茶・・・

それから、食欲なかった時用に、
ウィダーインゼリーを購入。

うわ、合計3000円超えやがったお。
どんなカツサンド置いているんだ、ここの購買は・・・

悪態つきながら
のんびりツンさんのサボり部屋へと向かう。

15分経ったから、
遅いと切れているかもしれない。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:31:49.85 ID:oeSFYbsX0

・・・軽くノックする。

返事がない。
しょうがない、以前もらった鍵で、入室・・・

そういや、この鍵返さないといけないお。

そんなこと考えながら、
部屋の中を見る。

ツンさんは、ソファーでだらしなく眠りこけていた。

よく寝る奴・・・
ネコみたいな奴だお。

ブーンはソファー横の机の上に、お昼御飯を置いて
そーっと出て行こうとしたお。

・・・その時、ツンさんが目を覚ました。


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:33:28.19 ID:oeSFYbsX0

ξ('−`;ξ んー・・・ブーンー・・・

( ;^ω^) 寝てろお。本当に体調悪そうだお

ξ('Δ`;ξ ・・・眠いだけだから大丈夫・・・
       それより、ごーはーん・・・

( ;^ω^) ・・・食欲あるのかお?

ξ('Δ`;ξ ないけど、食べんと治らん・・・

( ;^ω^) ほら、ウィダーインゼリーくらいなら口に入るだろうお?

ξ('Δ`;ξ それ気持ち悪いから食べたくないー・・・

( # ^ω^) ・・・我が儘な。じゃ、カツサンド食えお

ξ('−`;ξ そっちのがまし・・・


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:35:02.86 ID:oeSFYbsX0


寝ぼけたまま、顔も行動もだらしがない。

上半身だけ起こして、
カツサンドを貪りだすツンさん。

ここで出て行ってもよかったんだけど・・・

何となく放っておけなくて、
様子を伺っていたブーンです。

ツンさんは無理やり全部食べると、
もう一度寝ようとソファーの上に倒れ込む。




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:36:30.02 ID:oeSFYbsX0

( ;^ω^) もう、午後も寝てろお。
       完全にふらふらしてんじゃないかお。

ξ('−`;ξ んー・・・ダメ。起こして

( ;^ω^) ええ・・・

ξ('−`;ξ ここにいてー。時間が来たらオネガイー・・・

( ;^ω^) ・・・

ξ('−`;ξ ・・・zzz



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:37:44.50 ID:oeSFYbsX0

・・・まぁ、この人が、「お願い」
そう言えるようになったってことが、凄いこと。

それに免じて、起こしてやるかお・・・

起きるのだって、ブーンに色々教えようとしてくれてるため・・・
有難迷惑的なところは無きにしも非ずですが。

・・・

クーさんとの遊園地でのことは、
誰にも言っていませんお。

だから、そのまま、
ツンさんは授業を続けようとしてくれている。

すこし、胸が痛む。

頭を振り・・・
それから、菜園に水だけやって来ようと思い立ち、
15分ほど外に出て、またサボり部屋に戻る。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:39:17.30 ID:oeSFYbsX0

完全に寝ているツンさん。

ブーンは机をはさんで、
ツンさんの寝ているソファーと反対側の椅子に腰掛け
ようやく自分の昼食をとる。

それが終わったころ・・・

もう、時間は昼休みの終わる5分前だった。

しかたなく、ブーンはツンさんを起こそうとする。

ツンさんはブーンの声に反応し、
起き上がろうとする。

それに何度か挑戦して失敗している様を見て、
やっぱり寝させとこうと思った時、

ようやくツンさんが起き上がった。



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:41:51.71 ID:oeSFYbsX0

・・・と思ったのに。
やっぱり、だめ。

ツンさんは「ぅっ」と小さく呻くと
力が抜けてブーンの方に倒れ込んできた。

びっくりして受け止めるブーン・・

ブーンの腕の中で、
目を閉じ、気を失っている。

ていうか・・・また、ねとる・・・

ほんと、大丈夫かお?この人。



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:44:40.56 ID:oeSFYbsX0

ξ´兪)ξ ・・・zzzz

( ;^ω^) ・・・


ブーンに体を完全に預けてきて、
だるそうにに寝てるつんさ・・・


・・・ヤヴァイ。

匂いって、男とは大違いなもんだおね。。。

それに、触れてる肌の部分が柔らかくて気持ちいい

寝顔はだらしないけど

ちょっと興奮してしまうブーンがいた

全く、ブーンってやつぁ・・・



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:46:07.07 ID:oeSFYbsX0


驚きと興奮と後ろめたさで固まってしまってる、ブーン。

ブーンはソファーに腰掛け、
胸のところにツンさんを寄りかからせながら・・・

・・・ツンさんが目覚めるまで、長い時間そうしていたお。

正直、ソファーに横に寝かせれば良かったんだろうけど
何故かその時は、そうしてしまった・・・

5限が終わる頃、
ようやくツンさんが起きる。


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:48:28.51 ID:oeSFYbsX0


「…む」

「・・・」

「・・・あれ?」

「・・・お、おはようだお」

「・・・」

「・・・」

「・・・おはよう、ブーン・・・」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:49:29.68 ID:oeSFYbsX0

ツンさんは目覚めたくせに、
ブーンに寄りかかったまま、離れようとしない。

それどころか、さらに体を擦り寄せて来た。

お、何・・・この展開・・・

固まっていた体を、さらに固めながら
ブーンは目を白黒させていました。

ツンさんはきょとんとした顔で、
鼻をひくひくさせて、ブーンの首筋を嗅いでいる。

それから、ブーンの膝の上でもぞもぞと動き出す。。

ツンさんのスカートが少し肌蹴て、
ほっそり白い太ももが見えた。

ツンさんが嗅いでいる場所が首筋から耳辺りまで上がってきて
熱い息がブーンの耳にかかり、柔らかな唇のような物が耳たぶに・・・

ブーンはそこではっとし、
ツンさんの肩をもって、遠ざけた。


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:51:06.61 ID:oeSFYbsX0


( ;^ω^)つ つ、つんさん!!!???

つξ('、'*ξ へ・・・

ξ(゚、゚*ξ ・・・

買フ(゚、゚;ξ ・・・はれっ!?

ξ;゚〜゚)ξ ・・・?

ξ(゚Δ゚;ξ ・・・!?

ξ;゚Д゚)ξ ・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!1



ぎゃああああああああああああ




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:52:51.50 ID:oeSFYbsX0


突然。
物凄い悲鳴をあげ、
物凄いジャンプをしてブーンから離れる。

部屋の隅まで飛び退り・・・
ツンさんは頭をかかえはじめた。。。

何か物凄く意味不明な事をぶつぶつ言っている。

近づいたら、ねぼけただけ、ねぼけただけって
小さくいってた。

ブーンが近寄ってツンさんの肩に手を置くと、
涙を両目にためた顔をブーンに向けた。

・・・また、ブーンは固まる。



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:54:35.46 ID:oeSFYbsX0

「な、なにもしてない!!!
 私は何もしてない!!!!」

「う、うん。してないお!!!!」

「ああああああ・・・・」

「大丈夫。寝ぼけて彼氏かなんかと間違えたんだおね?」

「彼氏なんかいるかあああああああ!!!」

「・・・じゃ、えぇと・・・」

「うわああああああんん・・・・!!!」

「ごめん、ごめんだおってばお・・・」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:56:31.07 ID:oeSFYbsX0


部屋の隅でマジ泣きに入ったツンさんに
ブーンは困惑しっぱなし。

こう言うとき、どう慰めればいいか分からなかったから
変な顔してみたお。

・・・そしたら、今度はマジギレして、
出て行きました。



なんだか、忙しい人です・・・

疲れたお。




39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/23(日) 23:59:03.99 ID:oeSFYbsX0

・・・時間経過。

翌日になって
授業にでても。

ツンさんは全くもってこちらを見ませんお。

それどころか、
居た堪れなくなったか

授業途中で自習を宣告。

・・・午後まで自習へと。

なんだか、自分が悪いことをした気になり・・・

とりあえず、ツンさんが引きこもっている
サボり部屋へと足を運びましたお。



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:02:30.34 ID:oeSFYbsX0

ツンさんのサボり部屋の入口。

なんだか、胃が痛い。

いつまでも突っ立ってはいられないと
扉をたたくも、反応はない。

鍵を開けて入ると

ツンさんはソファーで寝てましたが、
ブーンの入ってくる音に目を覚ましたのか。

飛び起きてソファーの陰に隠れました。

顔は真っ赤。
目から上だけを覗かして、こっちを睨んできています。



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:04:01.53 ID:oxxUUIqP0

( ;^ω^) ・・・あの、ツンさん

ξ#///)ξ な、なによ!

( ;^ω^) どうしたんだお。一体

ξ#///)ξ べ、べつに何でもない!

( ;^ω^) ・・・

ξ#///)ξ で、でてってよ!!!

( ;^ω^) あー・・・ええと・・・

ξ#//〜/)ξ ・・・

( ;^ω^) ま、前のことなら、気にしないで・・・

ξ#///)ξ ・・・!!!!



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:05:56.30 ID:oxxUUIqP0


そのブーンの一言がやっぱり駄目だったのか。

ツンさんは顔を更に真っ赤にしながら
完全にソファーの陰にかくれ

怒鳴り返してきました。




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:08:27.64 ID:oxxUUIqP0


「う、うううう、うるさい! うるさい!!!」

「わ、ええと・・・どうしたんだお。
 単に寝ぼけただけだろうお?

 ブーンは気にしてないお」

「・・・だ、だって」

「・・・」

「・・・だって・・・」

「・・・そっか。ごめんだお」

「・・・ぇ?」

「寝ぼけたとはいえ、ショックだと思うお。
 ブーンなんか、好きでも何でもない男に・・・」

「・・・」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:10:45.46 ID:oxxUUIqP0

ブーンは、今更ながら。
気がついたつもりだった。

そうだよな だお。

好きでも何でもない男に
寝ぼけてさ。

彼氏に甘えるみたいにしな垂れかかって・・・

しかも、くんくん匂い嗅いでだお。

・・・ツンさんて、もしや匂いフェチ?

そうだおね。
やばいおね。

恥ずかしすぎる。
フェチまでばれたとしたら・・・

うん。意識を取り戻した時は・・・相当に

嫌だっただろう。



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:12:45.39 ID:oxxUUIqP0


「ごめんだお。嫌だっただろうお?」

そう、ブーンはツンさんにこぼした。

・・・ツンさんは暫くの沈黙の後
消え入りそうな声で呟いた。


「・・・あ、あんたこそ」

「・・・お?」

「あんたこそ、嫌じゃなかった???」

「・・・」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:14:30.07 ID:oxxUUIqP0


また、ソファーから目から上だけ覗かせるツンさん。

そのツンさんの目は、少し怯えているかのようだった。

・・・アレ?

ナニコレ。本性 虎の癖に、まるで小動物系のような・・・

今度は、ブーンが沈黙してしまいました。

ブーンが嫌だったかって?

・・・ツンさんが好きってわけでは ないんですがお。
正直、ラッキー? みたいな?

まぁ、そんなこと言えませんお。

でも、何て言えばいいやら・・・

黙っていたら、ツンさんが今度は落ち込んだような顔になって、
またソファーの向こう側へと沈んでいきました。



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:16:22.57 ID:oxxUUIqP0

「あ、ちょ、べ、別に嫌だったわけじゃないお!」

「!」


ブーンが絞り出した声に反応して、
ツンさんは顔全部をソファーから覗かせる。

何故か、少し嬉しそう?

ブーンは困惑しながら、
次になんて言おうか必死に考えていましたお。

・・・でてこないお。

ブーンはまた黙っていたら、
今度は勝手にツンさんが続けてくれた。



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:22:43.34 ID:oxxUUIqP0

「・・・そっか。嫌じゃないか」

「あ、うんだお!」

「・・・」

「・・・」

「・・・そっか」

「うん・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・クーじゃなくて、ごめんね」

「おっ!?」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:25:01.66 ID:oxxUUIqP0

・・・また、痛い。

ツンさんに話せないままでいる、
遊園地のこと。

それが、ちょっと痛い。

・・・それにしたって
どうしちゃったんだお。この人。
すこし切なそうな顔しちゃってお・・・

あれ。ブーンもどうしたのかな
なんだか、胸の中にもやもやした物が広がってくる。

それが掴みきれなくて、
さらに沈黙を続けている間に・・・

ツンさんは、考え直したかのように
笑顔を作ってきた。



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:27:46.66 ID:oxxUUIqP0

「・・・うん。ごめん。もう、忘れる」

「あ、うん・・・だお」

「ブーン・・・その、私にまだして欲しい?」

「え・・・な、何を?」

「・・・授業」

「あ、うんだお。皆、待ってるお?」

「皆じゃなくて・・・ブーンが!」

「・・・して欲しいお」

「・・・よし、じゃあ。クーに見合える男になれるよう
 がんばんなきゃね」

「・・・うん」

「うん。じゃ、じゃぁ・・・私、用意するよ・・・」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:30:16.92 ID:oxxUUIqP0

不思議な笑顔を浮かべるツンさん。

内面の何かを覆い隠すようで・・・
小説なら、張り付いたような笑顔、と表現するかもしれない。

ツンさんは遠慮がちに視線をそらして、
自分の荷物に向かった・・・。

・・・?

昨日に続いて、まだちょっと、
フラフラしているツンさん。

やっぱり、体調が悪いのだろうかお・・・
気遣っているブーンの視線に気がついたのか、

ツンさんがこっちを見て、
何でもないようなことをいう



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:31:58.25 ID:oxxUUIqP0


ξ゚听)ξ 大丈夫よ。ちょっと寝不足なだけだから

(  ^ω^) ・・・寝不足?

ξ゚听)ξ うん。ちょっとだけねー・・・

(  ^ω^) ・・・

ξ゚听)ξ いいから。ブーン、いっててよ

(  ^ω^) ・・・よくないお

ξ#゚听)ξ ・・・なに?



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:34:39.73 ID:oxxUUIqP0


考えてみれば、
この人は元々、学校に寝に来てると豪語していた人だお。

家で家庭教師とやらにこってり絞られて
授業中に寝る・・・

そんな生活の繰り返しだったのに・・・

それが、ずっと先生のまねごとをしてて


・・・いつ寝てるんだお・・・

まさか、それで寝不足に?



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:39:09.04 ID:oxxUUIqP0

(  ^ω^) ・・・やっぱ、止めてくれお

ξ゚听)ξ えっ・・・

(  ^ω^) 授業・・・

ξ゚听)ξ ・・・どうして

(  ^ω^) それで、寝不足なんだろうお?

ξ゚听)ξ そんなんじゃない。

(  ^ω^) もう、必要ないんだお

ξ゚−゚)ξ ・・・?

(  ^ω^) ・・・ブーンは、クーさんにくぎ刺された。
       友達にはなるかもしれんがお?

       ・・・あの人とどうこうなるってのは、
       もうありえないお。

ξ゚听)ξ ・・・うそ


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:41:29.04 ID:oxxUUIqP0

(  ^ω^) ほんとだお

ξ゚−゚)ξ ・・・

(  ^ω^) ・・・だから、もういいお。
       ツンさんは、自分の体を考えて・・・

ξ゚−゚)ξ ・・・クー・・・

( ;^ω^) ・・・お?

ξ#゚〜゚)ξ ・・・!



「クーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」





82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:43:24.38 ID:oxxUUIqP0

ずだだだだだ!!!!

ぴしゃん!!!!



・・・今までのふらふらがウソのように
ブーンの前から走り去るツンさん。


ものすごく、切れている顔・・・

え・・・

なんで怒ってるんだお。ツンさん・・・

あれ・・・?
なんか・・・やばいかお・・・?




しばらく途方にくれて、

ブーンは慌てて追いかけ始めました。


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/24(月) 00:45:31.22 ID:oxxUUIqP0
18話終了・・・

19話投下したいが眠い・・・

少々お待ちを・・・

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