- 134 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:41:40.32 ID:ju7EK7aS0
- 第十五話
ジリリリリリリリリリリリリッ!!
( ^ω^)「・・・お」
春休みももう終わりが間近になっている。
( ^ω^)「・・今、何時だお?」
携帯を覗きこむブーン。もう友達にもアドレスや番号を教え、連絡は楽にとれるようになっていた。
( ^ω^)「おおっ、十時かお。寝すぎな気がするお」
( ^ω^)「・・でもすることねーお」
ブーンはおもむろに携帯を取り出す。
- 136 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:42:51.20 ID:ju7EK7aS0
- カチカチ・・
「デレ、今何してるお?」
( ^ω^)「送信っと・・」
返って来た返事には予想外のことがかかれていた。
「高校から出された課題やってるよ〜♪ブーンはもうやった?」
( ^ω^)「お・・課題?」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
(;^ω^)「ああああああ!!」
- 137 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:43:52.04 ID:ju7EK7aS0
- 急いでバックから高校から出ていた課題を出した。
「でででデレ!ありがとうだお!今からやるお!!」
ζ(゚ー゚*ζ「おっ、返信きたよ」
ζ(゚ー゚*ζ「・・・やってなかったみたいだね」
カチカチ・・
「気をつけてね〜それ一学期の成績に入るみたいだから〜」
(;^ω^)「やらなきゃヤバイお!!なんとかしないとだお!!」
もうその返事など気にしていなかった。
- 138 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:46:03.34 ID:ju7EK7aS0
- ( ^ω^)「とりあえずここは嫌だから下いくお」
ブーンはのんびりとリビングへ向かっていった。
('、`*川「あら、おはよう、ブーンちゃん」
ξ゚听)ξ「おはよう、ブーン」
('A`) 「おはすー」
( ^ω^)「ちょwwwwトーチャンwwwww」
時間はすでに十時半を回っている。早速ブーンは宿題を開始する。
- 139 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:46:43.67 ID:ju7EK7aS0
- ( ^ω^)「おっおっ!そこまで難しくないお!これなら一時間あればおわるお!」
('、`*川「ブーンちゃん、宿題やってるの?」
( ^ω^)「そうだお!やり忘れたんだお!!」
('、`*川「そう〜あんまり無理は禁物だからね?」
( ^ω^)「大丈夫だお!この宿題は無理しないで終わるお!!」
('、`*川「そう、ならいいわ。頑張ってね」
( ^ω^)「おっ!」
順調に宿題を進めていくブーン。これでも成績はトップクラスだ。
- 140 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:47:13.84 ID:ju7EK7aS0
- ( ^ω^)「よし、終わりそうだお!!」
♪I wanna be a vipstar・・
( ^ω^)「おっ!メールだお!誰からだお?」
( ^ω^)「ショボンからだお!!」
「今日、ブーンの家に遊びにいってもいいかな?」
( ^ω^)「カーチャン!今日友達来ても平気かお?」
ξ゚听)ξ「ん〜私はいいわよ。母さんとドクオはどう?」
- 141 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:48:05.72 ID:ju7EK7aS0
- ('、`*川「いいわよ」
('A`) 「ん〜誰がくるんだ?」
( ^ω^)「ショボンだお!」
('A`) b「おk」
ドクオの表情は一瞬で変わった。
( ^ω^)「返信返信・・」
「いいお!そしたら午後からきて欲しいお!」
- 142 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:48:48.51 ID:ju7EK7aS0
- ( ^ω^)「送信っと・・」
(´・ω・`)「おっ、じゃあ遊びに行こうかな。お父さんもいればいいけど・・」
「把握した。それじゃあ午後遊びにいくよ」
( ^ω^)「今から宿題終わらせないといけないお」
ブーンは凄いスピードで宿題を片していく。
( ^ω^)「おおおおおおっ!」
('、`*川「ブーンちゃんからもオーラが感じられるわ!」
何故か違う世界にいるペニサスだった。
- 143 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:49:34.24 ID:ju7EK7aS0
- そして午後・・
('、`*川「どう?終わりそう?」
( ^ω^)「もうおわったお!間に合ってよかったお!!」
丁度その時・・
ピンポーン。
ξ゚听)ξ「はーい!!今行きますね〜」
ツンが玄関に出た。そこにいたのはショボンだった。
(´・ω・`)「こんにちわ。今日も綺麗ですね」
- 144 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:50:17.46 ID:ju7EK7aS0
- ξ゚听)ξ「あら、ありがとう♪」
(´・ω・`)「ブーンはいますか?」
ξ゚听)ξ「いるわよ。どうぞ入ってちょうだい」
(´・ω・`)「おじゃましまーす」
( ^ω^)「いらっしゃいだお!ショボン!!」
(´・ω・`)「やあ、このポテトチップスはサービスだから落ち着いてもらって欲しい」
( ^ω^)「ありがとうだお!ショボン!!」
- 145 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:50:30.42 ID:ju7EK7aS0
- (´・ω・`)「あ、こんにちわ」
('、`*川「こんにちわ」
('A`) 「やあ、久しぶりだね。ショボン君」
(´・ω・`)「ドクオさん!今日、例の奴見せてもらえますか!」
('A`) 「あぁ、いいよ。あれは見たらビックリするはずさ」
( ^ω^)「トーチャン!前から気になってたけど、トーチャンの趣味ってなんだお!!」
('A`) 「知りたいか?ブーン?」
( ^ω^)「もちろんだお!!」
- 146 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:50:53.75 ID:ju7EK7aS0
- ('A`) 「ふふふ・・実はな」
一瞬その場が静かになる。
('A`) 「ミリタリーマニアなんだよ。俺は」
( ^ω^)「おおっ!銃とかかお?」
('A`) 「そうだな、モデルガンとか集めるのが好きさ」
(´・ω・`)「僕もそうだったから、あの時沢山話したんだ」
ξ゚听)ξ「何がいいのかしらね・・銃が」
- 147 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:52:33.23 ID:ju7EK7aS0
- ('、`*川「そうよねぇ・・」
('A`) 「女性には」
(´・ω・`)「わからない世界なのさ!!」
よくわからないが、二人ともあっている。
( ^ω^)「そうだったのかお!僕興味あるんだお!トーちゃん、見せてお!!」
('A`) 「おっ!ブーンも興味あるか!じゃあ二人とも俺の部屋に行こう!!」
そのまま二人を連れて、自分の部屋にいってしまうドクオ。
- 148 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:52:46.40 ID:ju7EK7aS0
- ('、`*川「ホントに何がいいのかしらね・・危ないだけなのに」
ξ゚听)ξ「だよね、男ってわからないわ・・」
二人して男のことは完全に理解はしきれてないようだ。
それから、ドクオのミリタリー自慢となり、ショボンが帰る時間になった。
(´・ω・`)「今日はありがとうございました!楽しかったです!!」
('A`) 「ああ、またきなよ!!」
(´・ω・`)「はい!それでは!じゃあね、ブーン」
( ^ω^)「おっおっ!入学式で会おうお!!」
そうして帰っていったショボン。家の中は元に戻り、静かに一日が過ぎていった。
- 149 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:53:49.18 ID:ju7EK7aS0
- そして、入学式当日・・
( ^ω^)「いってきますおー!!」
ξ゚听)ξ「いってらっしゃい、気をつけてね」
( ^ω^)「おっおっ!!」
集合場所へと急ぐブーン。
(´・ω・`)「おっ、きたね、ブーン」
ζ(゚ー゚*ζ「おはよう♪ブーン」
从'ー'从「おはよう!!」
久しぶりに4人で揃う。
- 150 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:54:04.83 ID:ju7EK7aS0
-
( ^ω^)「じゃあもう行こうかお?」
切符を買って、電車に乗り込む4人。
(´・ω・`)「もう高校生だね。早いものだよ」
从'ー'从「そうだね。この前まで中学生だったのにね」
ζ(゚ー゚*ζ「このままあっという間に大人になるって思うと、少し悲しいね・・」
( ^ω^)「だからこそ、皆で沢山高校生活の思い出作るお!!」
ζ(゚ー゚*ζ「・・そうだね!ブーン!」
(´・ω・`)「沢山楽しまないとね」
- 151 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:54:26.28 ID:ju7EK7aS0
- 从'ー'从「そうだね〜あっ、着いたよ」
電車から降り、VIP高へ向かった4人。そして遂に入り口に着いた。
( ^ω^)「さぁ、体育館にいくお!!」
4人はまた歩き出した。
(´・ω・`)「ん〜高校も外装は中学と変わらないように見えるよね」
( ^ω^)「確かにだお!!とりあえず学校始まったら探検すればいいお!」
(´・ω・`)「それもそうだね」
四人は受付を済まし、体育館の決められた座席に座る。
- 152 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:56:12.58 ID:ju7EK7aS0
- ( ^ω^)「周りは知らない人ばっかだお・・」
(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ」
( ^ω^)「おっ!ビックリしたお・・こんにちわだお」
(=゚ω゚)ノ「ヨロシクだょぅ。俺はぃょぅっていうょぅ」
( ^ω^)「僕は内藤っていうお!ブーンってよんでお!!」
(=゚ω゚)ノ「わかったょぅ!!よろしくだょぅ!!」
早速友達も出来たブーン。入学式は円滑に終了し、今日は帰宅となった。
またさっきの四人が集合する。
- 153 : ◆gk43jgqTBM :2007/01/25(木) 19:56:27.40 ID:ju7EK7aS0
- ζ(゚ー゚*ζ「あー・・緊張した。まぁ近くの子と友達になったからいいかな♪」
从'ー'从「意外に話し掛けてくる人が多かったよね」
(´・ω・`)「そうd・・
ブーブー。
( ^ω^)「ごめんお。カーチャンから電話だお。もしもし、どーしたんだお?」
ブーンはその電話を聞いて、愕然とする。あきらかに様子が変わった。
(;^ω^)「えっ!バーちゃんが!?わかったお!すぐにそっちに向かうお!!」
ζ(゚ー゚*ζ「えっ?えっ?」
(;^ω^)「ごめんお!話はまた今度だお!」
そう言って走り去っていくブーン。あきらかにただ事ではない事だけは全員わかった。
だが、あまりに突然だったためその姿を見つめるしかなかった。
果たしてペニサスに何が起こったのだろうか。
第十四話 完
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