- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:15:56.99 ID:Rrh3zDNr0
- 立たぬなら
打ち切りしましょう
ホトトギス
前作
ttp://www.geocities.jp/local_boon/boon/2ch/top.html
今作
ttp://www.geocities.jp/local_boon/boon/2ch2/top.html
内藤エスカルゴ様 本当にありがとうございます
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:18:17.23 ID:Rrh3zDNr0
- ――――――――――――――――――――
[紫色の珠が光を放ち、目の前を浮かんでいる]
( ^ω^)「お?」
―やっと、会えたね
[頭に響くような声が聞こえる]
( ^ω^)「…君は誰だお?」
―名乗る程の者じゃないさ
( ^ω^)「ここはどこだお?」
―ここは、君の精神世界。つまり君の心の中さ
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:18:52.31 ID:Rrh3zDNr0
- (; ^ω^)「……!?そうだ、ドクオとシラネーヨさんが!!」
―大丈夫だよ、君が全て片付けたから
( ^ω^)「僕が…?」
―君に少し聞いて欲しいことが有るんだ
( ^ω^)「…?」
―この世界の魔王という存在について…
( ^ω^)「魔王?」
―そう、けどその前に歴史を語る必要が有るんだ
―今の因果を作り出した王の話し
―……君はこの語りを知っているかい?
( ^ω^)「語り?」
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:20:11.98 ID:eOVJMqWV0
- 本物?
本人なら支援
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:20:41.35 ID:Rrh3zDNr0
-
―僕は幼少の頃、魔物に父親を殺された。
―あの時の悲痛な叫び。僕はわすれられるはずも無かった。
―僕は大人になって、幼馴染みの子と再会した。
―昔から変わらない世話好きなところや勝ち気なところ、昔のようにありのままにいる
彼女の魅力に気付いた僕は程無くして彼女と契りを交わした。
―そして、僕らの間には家族が産まれた。
―その家族は、男の子と女の子の双子で、よく泣く元気な子だった
―魔物のせいで僕ら家族は離ればなれになってしまった。
―そして、長い年月を経て、僕らと彼らは再会した。
―僕の息子は勇者だった。
―僕の妻は天空人の子孫だったらしく、時が来たら勇者が舞い降りると言う伝承のままに息子は勇者として産まれたのだ。
―僕らは魔王を倒し、捕らわれの身で有る母さんを助ける決意を固めた。
―僕ら家族は、様々な苦難を乗り越えてきた。
―世界を支配しようと目論んでいた魔王を倒し、進化の秘法を用いる異世界の王を倒した。
―母さんという尊い犠牲を出しながらも。
―そうして僕達は平和を勝ち取った…。
- 6 名前:>>4PC買いました、前の携帯ぶっ壊しました:2008/07/09(水) 23:22:57.57 ID:Rrh3zDNr0
- ( ^ω^)「この話し…知ってるお」
―そう、今まで語り継がれてきた、かつての勇者を育て上げた王の話し
―この話しに続きが有るのを知っているかい?
( ^ω^)「続きかお?」
―そう、続きだよ。この話しはここで終わらないんだ
第五話「昔々〜前編〜」
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:23:51.69 ID:Rrh3zDNr0
- ――――――――――――――――――――――――
[グランバニア城]
「坊っちゃん、本当にそれで良いのですか?」
「そうだよ、各地にバラバラに散らせて欲しいんだ」
「ですが……」
「グランバニアは一王家で有って、世界を支配する国家じゃない」
「天空の装備、太陽神の装備、それに魔界と繋ぐ三種のリング…」
「ここまで力を集める必要は無いと思うんだ」
僕は、僕の下に集った伝説の類いの装備を各地王家に渡すことを希望した。
グランバニアが世界を支配するならともかく、そんなつもりは毛頭無いのだから。
返す物は返し、隠すものは隠し、そうやって均衡を保とうとしたのだ。
それから数ヶ月が経つと、世界各地にてある噂が流れ始める。
「グランバニア王は各地の様子を監視している。魔王をも倒すその力を以て、世界を支配する気だ」
僕の保とうとした世界均衡はこの時点で崩れることになった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:25:21.16 ID:Rrh3zDNr0
- [アルカパ]
[武器屋]
妻'ー')「朝帰りするなんてね、お帰りなさい」
( ´ー`)「ただいまだーよ」
('A`)「お邪魔します」
妻#'ー')「あら、空気読めない子の片割れじゃない?うちの旦那連れ回して一体どういうつもり?」
(;'A`)「え…あ、は?」
( ´ー`)「実は、この子ともう一人の子に助けてもらったんだーよ」
( ´ー`)「もうこんなことは無いように気をつけるーよ」
妻'ー')「そう?じゃあ、客人としてもてなさないとね」
(;'A`)(いつも、あんな感じっすか?)
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:25:56.87 ID:Rrh3zDNr0
- ( ´ー`)「口は悪いけど、時折可愛いとこが有るんだーよ。特によr」
妻#'ー')「お待たせー!!」
[妻はお茶を力強く叩き付けた]
[湯飲みは割れてしまった]
妻#'ー')「あら、入れ直さなきゃね、おほほ」
(;'A`)「お気遣い無く…」
( ´ー`)「…本題に入るーよ」
[シラネーヨは本棚から幾つかの書物を持ち出した]
( ´ー`)「昔のことについてはこれを読むーよ」
('A`)「…………」
[ドクオは書物を読んでいる]
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:28:30.86 ID:Rrh3zDNr0
- グランバニア王は勇者の父親として魔王と一戦を交え、これに勝利したと言う。
その報告は当人の口からわしの屋敷で説明を受けた。
世界は平和になりました、と。
わしはその夜、町の者を集め盛大な催しを行った。
彼らも王家の要人と言うことを忘れ、皆が皆、夜が明けるまで飲み明かした。
グランバニア王は
魔を友とし、人間の生きざまを見せんとするその勇姿。
王者としての威厳漂わすマントをたなびかせ、太陽の象徴とも言える冠、竜頭を象った杖、光輝く盾を身に付けており、
それはまるで太陽神のようであった。
('A`)(ん?ここでページがくっついてる?)
( ´ー`)「大事にして欲しいーよ」
[ドクオはくっついていたページを剥がした]
(;'A`)「…………………あー」
(;´ー`)「何してるんだーよ…ん?」
( ´ー`)「……………」
[シラネーヨは書物を読んでいる]
(;´ー`)「…知らなかったーよ」
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:29:23.37 ID:Rrh3zDNr0
- (;'A`)「………ドンマイ」
わしは、わしの娘がこの男の花嫁になれなかったことを深く後悔した。
別に嫉妬の意味合いが有るわけではない。
ただ、ここまで聡明で、逞しい若者を私は見たことが無かったのだ。
今も、我が娘のフローラはアンディと仲睦まじく暮らしている。
アンディは、花婿候補では、彼の次に素晴らしい男だ。
それはそれで素晴らしいこと。
わしは目先の幸せを大切にしたい。
( ´ー`)「でも、大した中身じゃなくてよかったーよ」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:30:40.65 ID:Rrh3zDNr0
- ('A`)「…ここから破れと掠れが多いっすね?」
( ´ー`)「そこは解読しても対したことは書いてなかったーよ」
[シラネーヨは書物のページを進めた]
( ´ー`)「それよりこのページを見て欲しいんだーよ」
('A`)「………」
魔王が滅んだ。その話を聞いてから幾月が経っただろうか。
そんな折、わしが聞いた旅人の話しは耳を疑う物が有った。
『グランバニア王の世界支配』
何でも、世界を監視している王は神を名乗り、世界を丸々自分の傘下に置き、支配しようと目論んでいるらしい。
この話しはわしだけでなく我が娘フローラをも驚かせた。
あの方が、そんな傲慢なことをするはずが…と嘆き悲しむその姿、わしは忘れることが出来ない。
('A`)「世界支配?」
( ´ー`)「彼のグランバニア王は世界を救うという語りは知ってるかーよ?」
('A`)「家族が云々ってやつだろ?でも、まさか……」
( ´ー`)「そう、まさに仕組まれた出来事なんだーよ」
( ´ー`)「この手記には、王が無実の罪によって迫害される様子がまざまざと書き込まれてるんだーよ」
('A`)(冤罪ってやつか…)
―――――――――――――――
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:32:00.12 ID:Rrh3zDNr0
- 人々の噂と言うのは、人の心の不安を煽り、また、冷静な判断を無くさせるもの。
城下町にて、何度訊ねられたか分からないその頃にまた、事は進展を始めた。
[グランバニア城]
兵「伝令より通達です、ラインハット王家より書状が届いておるとのことです」
「あぁ、ヘンリーか。僕が読むよ、ありがとう」
兵「それと王様、お願いがございます」
「なんだい?」
兵「は…この度を以ちまして、兵としての任期を終え、故郷に帰りたく思います」
「………そうか、今まで御苦労様」
兵「はっ、失礼致します」
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:33:23.39 ID:Rrh3zDNr0
- (兵が辞めていくのは、これで何人目だったっけ)
(それより、ヘンリーは何て…?)
[王は書状を読み上げた]
偉大なる王、そして我が友よ。
なんて、固い書き方は無しにするぜ?w
さて、お前ももう知ってるだろうけど、変な噂が飛び交ってる。
お前が世界を支配するっていう下らない内容だ。
最初は、遊びか何かと思ってたんだがなぁ…もう取り返しの付かないとこに来ちまったみたいだ。
俺のトコではグランバニアに攻め込めって暴動が度々起こるようになったし、どこの城かは分からないが、
軍備増強で来る時を待っている、なんて情報もある。
俺もお前がそんなことを考えていない、無実だと言うのは分かっているつもりだ。
けどな、魔王を倒すその力、魔物を仲間にしちまうその力、お前が魔族を率いる長だと思われてもしょうがない節が有る。
頼む、王位を退いてくれ。
そして、平穏な場所に逃げ込むんだ。
この御時世で、国同士が争うなんてしたら、それこそ世界が壊れちまう。
ラインハット王からの手紙は、僕を失意の底に堕とすに十分な内容だった。
かつての仲間、友達と言うには遠い位置に来すぎてしまったようだ。
(ヘンリー…まさか君まで………)
そして、最後の一文はこう締められていた。
俺はお前を信じている。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:33:46.72 ID:IKahTwkdO
- 久しぶり!支援
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:34:52.50 ID:Rrh3zDNr0
- その次の日の朝。僕は全世界に通達した。
王位返還、次期王は王子ではなく大臣である、と。
この発言は世界を安堵させた。
しかし、僕の心は晴れることがなかった。
そして、夜になった。
[グランバニア城]
[王室・バルコニー]
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:36:24.20 ID:Rrh3zDNr0
- [気持ち良い夜風が吹いている]
「あなた…疲れてない?」
「大丈夫だよ、ビアンカ。僕は全然…」
「嘘、そうやって昔からあなたは強がる…」
「…それよりさ、これからのことだけど」
「やっぱり、どこかに行かなきゃ駄目だと思う」
「君もそう思うかい?」
「えぇ、やっぱり私達は力を持ちすぎたのよ」
「勇者・天空人どれもこれも非常識過ぎるわ」
「どこに行こう?」
「貴方が行くならどこでも良い…」
「ビアンカ……ありがとう」
――――――――――――――――――――
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:38:09.57 ID:ynxMn/d1O
- おおお逃亡かと思ってました
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:40:16.35 ID:Rrh3zDNr0
- 後編に入る前にトイレ行って来ます
>>18
逃亡してました
ですが、前になんかのスレで見かけたのでまた書いてみようかなと
地道に書き溜め中です
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:45:30.65 ID:Rrh3zDNr0
- ('A`)「それで、最後に王様は挨拶に来た…と」
( ´ー`)「そう、そこでルドマンの手記は終わるんだーよ」
( ´ー`)「日付を照らし合わせると、その頃からルドマンは病に伏せ込んだらしいーよ」
(;'A`)(古文学者にでもなれば良いのに…)
( ´ー`)「次はこれだーよ」
('A`)「まだ有るんすか?」
( ´ー`)「これはつい十年程前のもので、ある僧侶が書き残したものだーよ」
('A`)(10年前ってーと、ブーンの…?)
[ドクオは手記の題を読み上げた]
『日記だーよ』
(;゚A゚)「!?」
( ´ー`)「?」
(゚A゚)「ここここれ、あんたのじゃん!!!!11」
( ´ー`)「……………」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:46:07.23 ID:Rrh3zDNr0
- (;ノー`)「あちゃー、間違えたーよ」
妻'ー')「そろそろ一息ついたら?」
( ´ー`)「そうするーよ」
('A`)「ついでだから聞かせてくれよ、昔のパーティーとやらの話しを」
( ´ー`)「話しをする前に報告しないといけないーよ」
('A`)「報告?何の?」
( ´ー`)「もちろん、マントのことだーよ」
[シラネーヨは部屋の棚からキメラの翼を取り出した]
('A`)(お、珍しい)
( ´ー`)「これにくくりつけるーよ…」
( ´ー`)「はいだーよ」
[シラネーヨはキメラの翼を放り投げた]
[キメラの翼は空の彼方へ消え去った]
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:46:32.43 ID:Rrh3zDNr0
- ('A`)「今のは?」
( ´ー`)「企業秘密、と言いたいとこだけど、カーチャンに免じて教えてあげるーよ」
( ´ー`)「あれは、僕らのパーティー専用の情報網みたいなものだーよ」
( ´ー`)「お互いの連絡の為にキメラの翼を2個ほど使ってるんだーよ」
('A`)「でも、キメラの翼なんて貴重品…それに、一度使ったら羽根が抜け落ちるんじゃ?」
( ´ー`)「これは昔、冒険の途中でもらったものなんだーよ」
( ´ー`)「それに、カーチャンが節約の為に縫い付けてるから安心して使い回せるんだーよ」
(;'A`)「カ、カーチャン…」
('A`)「そういや、カーチャンとはどういう関係なんだ?」
( ´ー`)「カーチャンとは幼馴染みで、一時期パーティーも組んでたんだーよ」
(;゚A゚)「え、聞いてない聞いてない!!」
( ´ー`)「当たり前だーよ、言ってないに決まってるーよ」
(*´ー`)「あれは僕らの青春だったーよ…」
第五話「昔々〜後編〜」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:47:27.56 ID:Rrh3zDNr0
- 20年程前、君らと同じ歳の頃に僕達は出会ったんだーよ
(,,゚Д゚)「あ?パーティーだって?」
(*゚ー゚)「私達、役割的にも丁度良いと思うんだけど」
( ´ー`)「ギコが戦士で、しぃちゃんが魔法使い、俺が僧侶で」
*(‘‘)*「私も戦士なのです!」
――――――――――――――――――――――――――――――――
(;'A`)「待て待て待て、間をはしょり過ぎだし!しかも、全員誰かわかんねーよ」
( ´ー`)「男はサラボナ領家の息子のギコ、女はその妻になったしぃちゃんだーよ」
(*´ー`)「最後のは若かりし頃のサワチカ、君のカーチャンだーよ」
(;'A`)(名前がサワチカでカーチャンか…新発見だ………)
(;'A`)「で、kwsk教えてくれよ。何かこう、成り立ちみたいなの」
(*´ー`)「しょうがないーよ、kwsk教えてやるーよ」
(;'A`)(頬染めてるのが何かむかつく…)
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:48:42.21 ID:W4LKv6n0O
- シエンタ
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:49:21.67 ID:Rrh3zDNr0
- ――――――――――――――――――――
[20年前]
[オラクルベリー]
[カジノ]
(,,゚Д゚)「………ちっ、またすっちまった」
その時のギコはサラボナを家出して、オラクルベリーに来てたんだーよ。
よくカジノに入り浸っていて、良くいうギャンブラーとして暮らしていたんだーよ。
そして、ある日のカジノの話しだーよ。
奇しくもその場には、
(*゚ー゚)「……おおきづちはやっぱ可愛いな♪」
魔物好きのしぃちゃんと、
*(‘‘)*「へー、ここが有名なカジノなのですか!気に入ったのです!!」
(;´ー`)「手持ちが少ないから、遊び過ぎは駄目だーよ」
僕ら二人がいたんだーよ。
僕らとギコとしぃには一切接点が無かったんだーよ。
でも、ここで起きるある出来事がきっかけで僕らは繋がることになるんだーよ。
[スロット前]
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:50:06.16 ID:Rrh3zDNr0
- *(#‘‘)*「ちくしょー、全然出ないですね!!」
(;´ー`)「あわわ、宿賃しか残ってないーよ…」
『『『『きゃーーーー!!!!11』』』』
「大変だー!!!」
(;´ー`)「なんだーよ!?」
「闘技場の魔物が言うことを聞かなくなって、暴れだして!!!」
「落ち着いて下さい!!!落ち着いて下さい!!!!」
「女の子が危ない!!!」
(;´ー`)「……」
*(‘‘)*「…シラネーヨ、行くんです!」
(;´ー`)「あわわわ、待つーよ!!」
「出口はこちらです!!!慌てないで避難を!!!」
(,,゚Д゚)「…………ちっ」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:51:01.74 ID:Rrh3zDNr0
- [闘技場前]
(*゚ー゚)「あは♪可愛いね〜」
[パオームが現れた]
[メタルドラゴンが現れた]
[ひくいどりが現れた]
「君、そこをどくんだ!!あああ危ないぞ!!」
(*゚ー゚)「大丈夫だよ」
(*゚ー゚)「だって…」
[ひくいどりは燃え盛る火炎を吐き出した]
(*゚ー゚)「負ける気がしないし」
[しぃはヒャダルコを唱えた]
[しぃの目の前に氷の壁が立ち塞がる]
「ギャァオ!!」
[ミス、燃え盛る火炎はしぃに当たらない]
「それなら、俺はしし知らないぞっ!!」
[従業員は逃げ出した]
(*゚ー゚)「いっくよー」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:52:20.48 ID:IKahTwkdO
- 支援
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:52:26.33 ID:Rrh3zDNr0
-
[しぃは杖を振りかざした]
[杖からほとばしった閃光がメタルドラゴンに襲い掛かる]
「ググ…ギギギ」
(*゚ー゚)「熱してから…」
[ダメージは受けていないようだ]
[しぃはヒャダルコを唱えた]
(*゚ー゚)「冷ます」
[氷柱がメタルドラゴンに襲い掛かる]
「グギギ…!」
[メタルドラゴンの胴体に穴が開いた]
(*゚ー゚)「そして……」
[しぃはメタルドラゴンに飛び掛かり、杖の先を中に押し込んだ]
(*゚ー゚)「爆発」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:54:13.51 ID:Rrh3zDNr0
- [しぃはイオラを唱えた]
「グ……ゲガ…ゴ…………」
[メタルドラゴンに137のダメージ]
(*゚ー゚)「やったー!」
[メタルドラゴンは尾を振り回し攻撃してきた]
(*゚ー゚)「…あれ?」
[しぃは身を防いだ]
(* ー )「う…っ」
[しぃに28のダメージ]
[しぃは壁に叩き付けられた]
[パオームは突進を繰り出した]
[ひくいどりは燃え盛る火炎を吐き出した]
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:55:27.09 ID:Rrh3zDNr0
- *「助太刀するです!」
[*はパオームへ魔神の如く切りかかった]
「プアァァ!!!!」
[パオームに79のダメージ]
*「わわわ…強そうな魔物ばかりだーよ」
[*はバギを唱えた]
[燃え盛る火炎はまだ消えない]
*「………ちっ」
[*は燃え盛る火炎へ疾風の如く切りかかった]
[巻き起こる風が炎の軌道を逸らす]
[炎は掻き消えた]
――――――――――――――――――――
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:56:11.95 ID:Rrh3zDNr0
- (*´ー`)「そうして、俺らは勝ったんだーよ」
('A`)「あ、はしょるんだ?そうやってはしょるんだ?」
(*´ー`)「それで、その後宿屋で話しをして、僕らはパーティーを組むことにしたんだーよ」
('A`)「組むって言ったって、具体的には何をしてたんだ?」
( ´ー`)「半分は傭兵、半分は情報屋をやってたーよ」
( ´ー`)「その生活も結局はギコとしぃの結婚と、俺の引退で終わったんだーよ」
('A`)「話し聞いてたらさ、シラネーヨさんとカーチャンってかなり仲良しじゃん?なんで結婚しなかったの?」
( ´ー`)「それは簡単な理由だーよ」
( ´ー`)「そう、あれは二人の結婚が決まった日だーよ」
('A`)(これまた、話しがとぶねぇ…)
――――――――――――――――――――――――――
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:56:50.11 ID:Rrh3zDNr0
- *(‘‘)*「ギコ、しぃのこと幸せにするのです!」
(*,,゚Д゚)「お、おうよ…」
(*゚ー゚)「あれれ、何照れてるの?」
(;,,゚Д゚)「ちっ、ちげーよ!!」
(*゚ー゚)「ふふっ…可愛い♪」
( ´ー`)「…カーチャン」
*(‘‘)*「なんですか、シラネーヨ?」
(*´ー`)「俺達も………」
(*´ー`)「俺達も結k」
*(‘‘)*「お前とは、生理的に無理なのです!!」
――――――――――――――――――――――――――
( ´ー`)「幼馴染みは幼馴染みなのです!とふられたんだーよ」
('A`)(カーチャンひでぇ……)
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:57:30.69 ID:Rrh3zDNr0
- ( ´ー`)「そろそろこの話しは終わりだーよ」
妻'ー')「はい、お茶」
( ´ー`)「ありがとうだーよ」
(;'A`)「すいません、本当に…」
( ´ー`)「そうそう、十年前の記録の話しだったーよ」
('A`)(ブーンの兄貴が…?)
( ´ー`)「それには僕らも知らない指輪の記述が出てくるんだーよ」
('A`)「指輪?三つのなんたらってやつか?」
( ´ー`)「そう、確かにその時までは三つだったはずなんだーよ」
( ´ー`)「炎のリング、水のリング、命のリング…」
( ´ー`)「そして、この書物に出てくる四つ目、これがかなり妖しいーよ」
( ´ー`)「その時の勇者が持ち歩いていたリング…死のリング」
('A`)(…リング?)
――――――――――――――――――――
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:58:14.06 ID:Rrh3zDNr0
- [ジャハンナ]
王位返還から、何ヵ月が経ったのだろうか。
あれから僕達は魔界に有る村、ジャハンナへと赴いた。
かつての客人が村人となることに皆は多少の戸惑いが有ったらしいが、
僕らはそれに構うこと無く村の一員として暮らしていくことにした。
慣れると言うのは恐ろしいもので、気付けばお互いに分け隔て無く接することが出来るようになっていた。
そして、僕が自分達を守る意味を込めて魔界を塞ぐ方法を探していた時のことだ。
(- -)「よぉ旦那、何してるんですかい?」
[スライムが現れた]
「いや、何をしてるわけじゃないんだけど…」
「こっち側から魔界を塞ぐにはどうするかなってね」
(- -)「また難しいことを考えてるんすねぇ…」
「指輪を使っても開かないようにするにはどうするのが一番かな…とか」
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:58:58.35 ID:Rrh3zDNr0
- 「人柱を立てず、本当にこちら側から三つの指輪の魔力を相殺出来たらな…って」
(- -)「指輪……ですかい?」
(- -)「そうっすねぇ…あっしは難しいことは分からないんですが」
(- -)「前にミルドラース様が黒い指輪を作ってたような………」
「……ミルドラース」
そう、僕はこの話で気付いてしまった。
前々からおかしいと思っていたこと。
三つで対を成す指輪…その違和感に。
炎は水を蒸発させる。
水は炎を鎮火させる。
では、命とは?
命を打ち消すのは死。
光を打ち消すのは闇。
そう、単純なことだった。
きっとミルドラースも同じことを考えていたのだろう。
用途は違うにしても、得られる物は有ると思った。
僕は今は亡きミルドラースの下へ単身向かい、そして半端な形のそれを探し当てた。
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/09(水) 23:59:36.59 ID:Rrh3zDNr0
- その際に新たな発見もした。
そこで研究に不可欠な書物や資料を見つけられたのだ。
その膨大な資料を前に僕は歓喜した。
気付けば、毎日そこへ足を運ぶようになった。
指輪の作成、ただそれだけの為に。
そこで僕は気付けば良かったのだ。
自身が狂い始めていることに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
―こうして、偉大なる王は狂った研究者へと成り果ててしまった
( ^ω^)「何か…物悲しいお………」
―そして、ここからが君にとって重要な話しに繋がるんだ
―なぜ、魔王が現れるのか…
―魔王とは一体何なのか……
――――――――――――――――――――
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:01:03.65 ID:OpHP9Vv5O
- 支援
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:01:51.32 ID:yAFyalK90
- 僕は日夜、研究に明け暮れていた。
家族のことなど、何も構わずただただ研究に没頭していた。
その代償なのか、僕は研究の副産物として様々な結果を出すことに成功した。
物が人を使役する技術。
物に意識を移す技術。
かつての呪いの道具なんて目では無い、そんな技術を完成させた。
この貴重な結果を僕は指輪に注ぎ込みたいと思っていた。
そう、全ては指輪の為であった。
気付けば年月は途方もなく過ぎており、息子達も十五の歳になる頃だった。
その頃の僕には家族・村人共に誰も寄り付かなくなり、一人エビルマウンテンの書庫へと籠るようになった。
そして遂に研究は成果を挙げる。
「完成だ………」
死のリングは完成したのだ。
僕は当初の目的から大きく外れている指輪になっていることに気付いていなかった。
自分の開発した技術の結晶。
その甘い言葉の響きが僕を酔わせ、快楽へと陥れた。
そして、その指輪をはめた次の瞬間に僕は眠りへと付くことになった。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:02:59.21 ID:yAFyalK90
- その後に気が付いた時の光景を、僕は一生涯忘れることは無かった。
「……………ッ!!ビアンカ!?」
僕はエビルマウンテンの奥、かつてのミルドラースが居た場所で僕の家族と対峙していた。
いや、していたのだろう。
「テン!!ソラ!?」
僕の目の前に広がっていたのは、
「嘘だ、嘘だぁぁぁぁ!!!!!!11」
今は亡き自分の家族だった。
[指輪は妖しく輝いている]
――――――――――――――――――――
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:04:08.17 ID:yAFyalK90
- ―そう、知らず知らずの内に彼は自らの手で、自らの家族をその手にかけていた
( ω )「…………」
―その事実に気付いた偉大なる王は、その後誰にも看取られることなくこの世を去ったという話しだね
( ω )「そんな…」
―そして、その指輪を拾う魔物が現れ、その魔物を退治する旅人が現れ……
―これが、輪廻する魔王の始まり
―この頃から魔王が滅びた後、また新たに魔王が現れるようになったんだ
(; ゚ω゚)「こいつのせいなのかお!?こいつのせいで世界が…」
―そう、偉大なる王は歴史の裏では決して偉大では無かった
―歴史上で目立つ争いは無かったものの、そうして指輪は人と魔物の心を食い潰していったんだ
―しかし…………君のお兄さんは違った
(; ゚ω゚)「ニーチャンのこと、知ってるのかお?」
―君の精神に入り込む時に少し記憶を見ちゃってね
―そう……君のお兄さん、モララーは旅立って直ぐにこの指輪を見付けている
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:04:56.31 ID:yAFyalK90
- (; ゚ω゚)「死のリングをかお?」
―そう、持ち歩いているのになぜか――――が――ない――
( ゚ω゚)「お?」
―ご―――――時間が無――――だ。君―――――――返――
(; ゚ω゚)「待ってくれお、まだ聞いてないことが有るんだお!?」
―時―――――――――らず――――来―――――
まtt・・・・・・・・・・!!!
―――――――――――――――――――――――――――――――
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:06:12.42 ID:yAFyalK90
- [レヌール城門外]
[何かが傷口に薬草を塗り付けている]
( ―ω―)「んん…………?」
*「よう」
( ^ω―)「………夢かお?」
*「目覚めたようで、何よりだ」
( ^ω^)「お?」
[スライムが現れた]
( ^ω^)「君は…モンじいさんの?」
(- -)「そうだけど…そんなことより」
(- -)「君の仲間はアルカパに帰ったみたいだよ」
(; ^ω^)「お…mjかお?」
(- -)「mjmj」
( ^ω^)「それはありがとうだお。直ぐに向かうことにするお」
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:06:55.72 ID:yAFyalK90
-
(- -)「ま、困った時はお互い様ってね」
(- -)「じゃあ」
[スライムは逃げ出した]
( ^ω^)「本当にありがとうだおー!」
(; ^ω^)「いつつ、酷く足腰が痛むお…」
(; ^ω^)「あれから何時間が経ったのかお?」
( ^ω^)「とにかく、日が暮れるまでにアルカパに向かうお」
僕はいつの間に外に出たのか、と不思議に考えながらも、ドクオの待つアルカパへと向かうことにした。
[続く]
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:09:35.41 ID:xLU4hXaVO
- 乙!!面白かった!
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:11:17.90 ID:yAFyalK90
- まだ続きますが、一旦休憩させてください
パソコンは慣れないと疲れますね
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:14:07.68 ID:xLU4hXaVO
- 支援
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:17:55.83 ID:yAFyalK90
- [夕暮れ前]
[アルカパ]
[武器屋]
妻'ー')(さっきから話してばっかり)
('A`)「――――なら、そのマントをラインハットに……」
( ´ー`)「それが一番助かるーよ」
コンコン
妻'ー')「あら?」
ガチャ
[扉が開いた]
(; ^ω^)「お?お邪魔しますお…」
[ブーンが現れた]
妻'ー')「片割れじゃない?」
(; ^ω^)(片割れ?)
( ´ー`)「やっぱり来たーよ」
(; ^ω^)「いやぁ、二人とも置いていくなんて酷いですお」
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:18:48.26 ID:yAFyalK90
- (;'A`)「あ、よぉ……」
( ^ω^)「ドクオ、どうかしたかお?」
(;'A`)「お前、ブーンだよな…?」
( ^ω^)「何を言ってんだおwwwブーンはブーンだおwwww」
(;'A`)「いや、だって……さ」
( ´ー`)「多分覚えて無いんだーよ」
(; ^ω^)「お?ブーンが何かしたかお?」
(;'A`)「いや、覚えて無いなら良いんだ…」
妻'ー')「さぁさ、皆揃ったところでご飯にしましょ」
(* ^ω^)「やったお!」
(;´ー`)「……俺は遠慮しとくーよ」
(;'A`)「何言ってんすか!捕まってた間、何も食べて無いんじゃ…?」
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:19:54.05 ID:yAFyalK90
- ( ´ー`)「捕まってた?あれは忍び込んでただけだーよ」
(; ^ω^)(なんという真実…)
('A`)(助けなくて良かったか?)
(;´ー`)「とにかく俺は食べたくn」
妻#'ー')「あら、何か言ったかしら?」
[妻はテーブルに料理を広げている]
妻#'ー')「もう、出来てるのよ、キャタピラのステーキ、バブルスライムのスープ……」
(;'A`)(は!?もしや…)
(; ^ω^)(それって料理…かお?)
(;ノー`)(これはオワタ)
第六話「連鎖」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:20:21.08 ID:yAFyalK90
- 僕らは出てくる料理に舌鼓を打った。
見た目は少々あれだったけど、味はとても満足のいく代物だったことはよく覚えている。
と言っても、二人は気分が優れないようだったけど。
そして僕らは二つ有る寝室の片方に案内してもらい、食後の一時を満喫していた。
その時だった、僕らの部屋にノックが響き渡ったのは。
ガチャ
( ´ー`)「失礼するーよ」
[シラネーヨが現れた]
('A`)「おぉ、これはこれは…」
( ^ω^)「一晩の宿を恵んでいただいてありがとうございますお」
( ´ー`)「何を急にかしこまってるんだーよ」
( ´ー`)「そんなの気にしてないーよ」
('A`)「なら良いや…で、どうかしたんすか?」
( ´ー`)「ブーンくんのことで忘れてたことが有ったんだーよ」
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:21:10.71 ID:yAFyalK90
- ( ^ω^)「お?」
( ´ー`)「ブーンくん、君のその杖見せてくれーよ」
( ^ω^)「別に構わないですお」
[ブーンはシラネーヨに鉄?の杖を手渡した]
( ´ー`)「………」
[シラネーヨは鉄?の杖を調べている]
( ^ω^)(ただの杖だお…)
( ´ー`)(やっぱり………あったーよ)
( ´ー`)「ブーンくんは、魔法を唱える時どうしてるんだーよ?」
(; ^ω^)「唱える時……ですかお?」
(; ^ω^)「恥ずかしながら、杖が無いと魔法を唱えられないんだお」
('A`)「?」
( ´ー`)「やっぱりそうだったーよ」
( ´ー`)「君の魔力とこの杖なら、中位魔法を唱えられてもおかしくないはずだーよ」
('A`)「なぁ…」
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:21:57.19 ID:yAFyalK90
- ( ^ω^)「そんなに僕は成長してないですおwww」
('A`)「おい……」
( ^ω^)「何だお、ドクオ?」
('A`)「いや……中位魔法って何だ?」
( ´ー`)「…………」
(; ^ω^)「基礎中の基礎を知らないのかお…」
('A`)「うっせw元から俺は鎌頼りだっての」
( ´ー`)「しょうがないから簡単に説明してやるーよ」
('A`)「さすがシラネーヨさん」
( ´ー`)「単に魔法と言っても、唱え方と強さでいろいろ区分されてるんだーよ」
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:22:51.01 ID:yAFyalK90
- ( ´ー`)「唱え方なら、詠唱する魔法、念じる魔法、媒体により発する魔法」
( ^ω^)「僕みたいな媒体を使う魔法も有るお」
( ´ー`)「強さなら下位、中位、上位と分けられてるんだーよ」
( ^ω^)「上位に行けば行くほど精神的な負担が増えたり、想像力が無いと魔法自体も発動してくれないんだお」
( ´ー`)「それぞれに利点と不利点が有って、魔法を使う人はこれを使い分けるんだーよ」
('A`)「へぇ…例えばどんなだ?」
( ^ω^)「例えば詠唱なら、威力は申し分ないけど発動までに時間がかかっちゃうお」
( ^ω^)「念じれば発動は早いけど、威力は詠唱よりも軽減されちゃうんだお」
( ´ー`)「君もよく勉強してるーよ」
(* ^ω^)「それほどでも無いですお」
('A`)「残りの媒体ってのは何なんだ?」
( ´ー`)「単に魔力を杖に込めといてそれを解放するだけだーよ」
( ´ー`)「杖以外にも剣や鎧を錬成する時に使われる技術だーよ」
(* ^ω^)「代わりに、込めた力以外の魔法は使えないんだお」
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:23:14.94 ID:YeuQZJ7h0
- 支援
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:23:55.36 ID:yAFyalK90
- ( ^ω^)「媒体を使う魔法h」
( ´ー`)「……ただし、媒体を使う魔法に関しては別なんだーよ」
( ^ω^)「?」
( ´ー`)「使用者が手持ちの杖と意思を同調させることで、その自分の魔力に見合った魔法を使うんだーよ」
( ´ー`)「身体的な負担は杖と分けあうことで少なく出来るし、威力も詠唱するのと大差無く、魔力の少なさも杖の力で多少は補える……」
( ´ー`)「まさに万能と言える唱え方なんだーよ」
('A`)「へえ…何か凄いじゃん」
(; ^ω^)(知らなかったお…)
( ´ー`)「ただし、ブーンくんの場合はこの媒体が無いと魔法を唱えられないのがデメリットになってるんだーよ」
( ^ω^)「だから僕は武器を使わないで武術で稽古したんだお」
( ^ω^)「武器は場所も取るし、一々付け替えなくちゃならないお」
('A`)「なーる、それで剣を使わなかったのか」
( ´ー`)「でも、なるべくなら魔法一筋で行った方が良いと思うーよ」
( ´ー`)「……この杖を使っていくなーら」
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:24:27.67 ID:yAFyalK90
- [シラネーヨは鉄?の杖を床に叩きつけた]
[杖の上部が音を立てて砕け散った]
(;゚ω゚)「ちょ…それは借り物ですお!?」
(;'A`)「何やってんですか!?」
( ´ー`)「剣は鞘から抜かないと切ることが出来ないーよ」
( ´ー`)「同じように杖も鞘から抜かないと、魔力の伝達が出来ないんだーよ」
(; ^ω^)「鞘?」
[シラネーヨは杖の上部を調べた]
[中に杖が入っているようだ]
( ´ー`)「やっぱりそうだったーよ」
('A`)(この人…マジ突拍子ねぇよ………)
(; ^ω^)「それはなんですかお?」
( ´ー`)「これはかつての王が使っていた杖だーよ」
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:25:22.80 ID:yAFyalK90
- (; ^ω^)「王?」
(;'A`)「竜頭の杖……」
( ´ー`)「正式にはドラゴンの杖だーよ」
[シラネーヨはブーンに杖を手渡した]
( ´ー`)「これなら、君も立派な魔法使いだーよ」
(; ^ω^)「…どうもですお」
[ブーンはドラゴンの杖を手に入れた]
( ´ー`)(これで魔力の暴走が無くなればいいんだーよ)
('A`)「で、用はそれだけっすか?」
( ´ー`)「ドクオはブーンにもう伝えたのかーよ?」
( ^ω^)「何がだお?」
('A`)「あぁ、明日にでも言おうと思ったんすけど…」
('A`)「良い機会だし、今話しちゃって下さいよ」
( ´ー`)「しょうがねーよ」
( ^ω^)「何か有るんですかお?」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:26:08.85 ID:yAFyalK90
- ( ´ー`)「グランバニアがラインハットに、ある提案をしたらしいんだーよ」
( ^ω^)「提案?」
( ´ー`)「伝説の力を一つに集結させて魔族を討ち滅ぼす作戦だーよ」
( ´ー`)「ラインハットはこの用件を呑んで、グランバニアへマントを輸送したかったんだーよ」
( ^ω^)「けど、奪われてたから出来なかったのかお?」
( ´ー`)「その通りだーよ」
( ´ー`)「それを聞き付けたのか頼まれたのかは知らねーけども、君らのカーチャンからはこういう依頼が来てたんだーよ」
[シラネーヨはメモ書きを読み上げた]
( ´ー`)『王者のマントの在処、シラネーヨなら見つけられるはず。この子達を貸すから、それをラインハットに届けて欲しい』
(; ^ω^)「貸すって……カーチャンにしろ、シラネーヨさんにしろ一体何者なんですお?」
( ^ω^)「国交なんて関われる一般人はそう居ないはずだお?」
( ´ー`)「さっきドクオには教えたんだーよ。俺らは情報屋、このぐらい調べるのはわけないーよ」
('A`)「そういうこと」
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:27:49.48 ID:yAFyalK90
- ( ´ー`)「さっきの報告もカーチャン宛だーよ、今頃はラインハットで大臣に話しでもつけてるはずだーよ」
(; ^ω^)「……若干、話してる意味が分からないですお」
('A`)「あぁ、それは……」
[ドクオはブーンに事情を話した]
('A`)「つまり、この人はカーチャンと元パーティーを組んでいろいろやりとりしてたってこと」
( ´ー`)「そういうことだーよ」
( ^ω^)「把握、で、どういうことだお?」
('A`)「カーチャン達は昔ラインハットに務めてた
俺らを使って戦争回避
次の行先はラインハット」
( ^ω^)「おぉ、分かりやすい」
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:29:12.69 ID:yAFyalK90
- ( ´ー`)「そろそろ
寝させてく
れーよ」
( ´ー`)「じゃあ宜しくだーよ」
[シラネーヨは部屋を出ていった]
(;'A`)「なんというやっつけ」
('A`)「ま、俺も喋り疲れたし…寝るわ」
( ^ω^)「お休みだおー」
( ^ω^)(何かいろいろ有って疲れたお…)
( ―ω―)(早くニーチャンを探したいお………)
こうして夜は更けていく。
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:31:27.67 ID:yAFyalK90
- [早朝]
[アルカパ]
( ^ω^)「それじゃ、お世話になりましたお」
( ´ー`)「君たちとは短いようで長い付き合いだった気がするーよ」
('A`)「ははw俺もそう思いますよ」
( ^ω^)「では、行ってきますお」
( ´ー`)「その前にこれを持って行けーよ」
[シラネーヨはブーンに小袋を手渡した]
('A`)「何かいろいろすいません」
( ´ー`)「気を付けて行けーよ」
( ^ω^)シ「ばいばいだおー」
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:32:23.95 ID:yAFyalK90
- 僕らはこうしてアルカパを発ち、ほのぼのとラインハットの関所を目指していた。
経験を積んだからだろうか、魔物はその姿を一向に現そうとしない。
いやはや、聖水は良いものだ。
それにしても、ラインハットに行くのは国交に必要な王者のマントを届ける為って言うけど、
ぶっちゃけキメラの翼を使った方が早いと思うのは僕だけだろうか?
[アルカパ〜サンタローズ間]
('A`)「なんつうか、手持ち無沙汰なんだよな…」
( ^ω^)「何がだお?」
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:33:40.66 ID:yAFyalK90
- ('A`)「いや、腰の辺りに何も無いとさ、やっぱり物悲しいんだよ」
( ^ω^)「銅の剣を売ったのは自分だお?」
('A`)「ちげーよ、そっちじゃなくて」
( ^ω^)「じゃあ鎌のことかお?」
('A`)「そうそう」
( ^ω^)「ラインハットまで我慢するお」
( ^ω^)つひのきの棒
('A`)「いらねー」
('A`)「あーあ、俺もブーンみたいに伝説の武器的なの欲しいなー」
( ^ω^)「でも、これは借り物だお」
('A`)「そういやそうだっけ?」
( ^ω^)「だお」
そういえば、ラインハットは王者のマントだけ必要なのだろうか?
もしかしたら杖も渡さなきゃいけなくなるんじゃないのだろうか?
('A`)「で、シラネーヨさんは何をくれたんだ?」
( ^ω^)「多分弁当だお、重さ的に考えて」
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:34:51.61 ID:yAFyalK90
- ('A`)「ふーん…ま、見てみようぜ」
( ^ω^)「ついでにそれ、持ってて欲しいお」
[ブーンはドクオにシラネーヨの小袋を手渡した]
[ドクオは小袋に手を突っ込んだ]
( ^ω^)「…お?」
('A`)「はてさて、何が出るかな……?」
(; ^ω^)「ドクオ……」
[ドクオは小袋に手を突っ込んでいる]
('A`)「何かこの袋、見た目よりでかい気が……」
(; ^ω^)「ドクオ!魔物だお!!」
(;'A`)「え?」
(#―)「……」
[スライムナイトが突然襲い掛かってきた]
(;'A`)「おい、聖水は!?」
[ドクオは驚き竦み上がっている]
(; ^ω^)「ちょ、戦うお!!」
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:36:04.81 ID:yAFyalK90
- ('A`)「待て、良いのを見つけた!」
(#―)「!!」
[スライムナイトはドクオに切りかかった]
(;'A`)「mjky!?」
(; ^ω^)「……メラ!!」
[ブーンはメラミを唱えた]
(; ^ω^)「熱っ!!」
(#―)「!?」
[ブーンは驚き、尻餅をついた]
[スライムナイトは身をかわした]
(;'A`)「派手に行くな…ブーンは」
(;'A`)「それよりも………」
[ドクオは小袋から道具を取り出した]
(*'A`)「シラネーヨさん最高杉!」
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:37:07.55 ID:yAFyalK90
- [ドクオは鋼鉄の鎌を装備した]
(*'A`)「しゃあ、行くぜ!」
[ドクオは五月雨切りを繰り出した]
(#―)「………」
[スライムナイトは攻撃を弾き返そうと構えている]
(#'A`)「うらぁ!!」
(; ^ω^)「何か魔法が使いづらいお…」
(返せ………)
( ^ω^)「お?」
[スライムナイトとドクオは激しく打ち合っている]
(#'A`)(こいつ…固い!)
(#―)「……」
[ミス、ドクオはダメージを与えられなかった]
(#'A`)「くそ…」
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:38:01.05 ID:yAFyalK90
- (スカラ……)
( ^ω^)(誰の声だお?)
[ブーンは起き上がり、様子を見ている]
(#―)「……」
[スライムナイトはスカラを唱えた]
[スライムナイトの周りに光の鎧がまとわりついた]
( ^ω^)(あの魔物のかお?)
(#'A`)「何だ?何かしたのか?」
( ^ω^)「スカラがかかってるお、多分打撃は通らなくなってるはずだお」
( ^ω^)「それと、攻撃するのは少し待って欲しいんだお」
('A`)「は、何言っt」
(#―)「……」
[スライムナイトは疾風のように早い突きを繰り出した]
(;'A`)「早っ!!」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:38:43.24 ID:yAFyalK90
- [ドクオは突きを受け流した]
(;'A`)「ん?」
[スライムナイトは分離した]
[スライムの体当たり]
(;'A`)「いて!」
[ドクオはダメージを受けなかった]
[ドクオはこけてしまった]
(#―)「…」
(返せ…………)
[ナイトはスライムを踏みつけた]
[ナイトは高く飛び上がった]
(;'A`)「ちょww詰んだwwww」
( ―ω―)「……」
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:39:58.01 ID:xLU4hXaVO
- 支援
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:40:17.82 ID:yAFyalK90
- (何を返すんだお……?)
Σ(#―)「!?」
\('A`)/「オワタ」
[ナイトは着地した]
[スライムはナイトに摺り寄っている]
( ―ω―)「何を……」
( ^ω^)「返せばいいんだお?」
[ブーンはドクオに歩み寄った]
(;'A`)「助かった……」
[ドクオは起き上がり、様子を見ている]
(―)(人間…奪った……
住処……仲間……奪った………
返せ……皆を………)
('A`)「何か言ってんのか?」
(; ^ω^)「人間に住処も仲間も奪われたらしいお」
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:40:44.26 ID:YeuQZJ7h0
- 支援
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:41:22.48 ID:yAFyalK90
- ( ^ω^)「けど、それは……」
*「エゴってやつだよね?」
[背後から*が現れた]
(;―)「!?」
[*はギガデインを唱えた]
(;'A`)「うお!!」
(; ゚ω゚)「な…!!」
[スライムナイトは爆散した]
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:42:48.71 ID:yAFyalK90
- (;゚A゚)「近けぇぇぇぇ!!1危ねぇぇぇぇ!!!11」
*「やあ、危ないところだったね」
(; ゚ω゚)「何するんだお!?」
*「何をした……って」
(´・ω・`)「君達を悪い魔物から守っただけだよ?」
(; ω )「な………」
(; ゚ω゚)「あの魔物は、人に住処を奪われて怒ってただけなんだお!?」
(; ゚ω゚)「それだけなのに…話せば分かり合えたのに……」
(´・ω・`)「あぁ、君はマスターなのか、どおりで」
('A`)「マ……スター………ド?」
(´・ω・`)「マスタードじゃなくてマスター」
(´・ω・`)「モンスターマスター(MM)のことだよ」
(;'A`)「成る程」
(´・ω・`)「まぁでも、ホットドッグに少しのってると美味しいよね、あれ」
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:44:16.37 ID:yAFyalK90
- (# ゚ω゚)「………」
[ブーンはドラゴラムを唱え]
(´・ω・`)「そういうの、無駄だよ」
[*は剣を掲げた]
[冷ややかな波動が剣から発せられる]
('A`)「なんだ?」
(# ω )「………くっ」
[ブーンはドラゴラムを唱えられなかった]
(# ;ω;)「うぅっ……」
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:47:23.64 ID:IrK3LDcRO
- 支援
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:50:05.19 ID:xLU4hXaVO
- 支援
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:50:15.87 ID:s0Y9+39pO
- やっと来たか支援
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 00:50:16.70 ID:dvwtNSfCO
- 待ってた支援
- 80 名前:最後の1レスで猿った\(^o^)/:2008/07/10(木) 01:03:54.68 ID:yAFyalK90
- (´・ω・`)「感情のままに魔力を操ると自分の身を滅ぼすよ」
(´・ω・`)「それじゃ、僕はここで」
(;'A`)「待っ……その、名前とか教えてもらってm」
(´・ω・`)「僕はショボン、モンスターハンター(MH)をしているんだ」
(´・ω・`)「運が良ければまた会えるかもね」
(;'A`)「はぁ…」
(´・ω・`)「じゃ」
こうしてショボンと名乗った男は去っていった。
僕は目の前の出来事に只々、泣き崩れるしかなく、
ドクオは、そんな僕を励ますしかなかった。
[続く]
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 01:05:19.61 ID:xLU4hXaVO
- 乙!!
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 01:06:31.91 ID:YeuQZJ7h0
- 乙
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 01:07:02.07 ID:yAFyalK90
- 最後が長かった・・・本日は以上です
月1で投下したいです、があくまで希望ですので
期待せずのらりくらりとお待ち下さい
質問とか無いですよね?
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 01:09:21.48 ID:yAFyalK90
- 無さそうなんで寝ます
支援と乙ありがとうございました
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 01:35:30.25 ID:PuLH0Yeg0
- 乙!
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 02:43:59.15 ID:zeES6JZlO
- 乙!
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 03:41:39.86 ID:Gn156Pr6O
- 乙
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 04:32:29.24 ID:Gn156Pr6O
- 乙
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 05:31:09.95 ID:Gn156Pr6O
- 乙
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 07:31:16.38 ID:t3Czt6Rb0
- ほ
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/10(木) 09:32:25.56 ID:t1uB4KET0
- きてたー