第16話
- 6 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:05:58.86 ID:mUGrOh7+0
- 第16話
1部へ昇格してから2ヶ月が過ぎていた。
(;^ω^)「負けたお。」
('A`) 「惜しかったな。」
(;^ω^)「…惜しいんだか惜しくないんだか良くわかんないお。」
('A`) 「あと少しだったんだから惜しいだろ。」
(;^ω^)「…ドクオの自爆でしか勝ってないお…。」
バーボンハウスでドクオのNewデッキとデュエルしていた。
ドクオはようやくカードが集まり、前から組みたかったデッキを組んだ。
それはコンボデッキ。
ドクオは相変わらずだ。
('A`) 「もう一回やろうぜ。」
( ^ω^)「おk。」
- 8 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:08:06.17 ID:mUGrOh7+0
- ('A`) 「………おっ。《Land Grant / 土地譲渡》。」
( ^ω^)「おk。」
('A`) 「ピッチで。はい、手札。」
(;^ω^)「おー…。」
('A`) 「《Bayou》持ってきてプレイ。《Dark Ritual / 暗黒の儀式》。
《Spoils of the Vault / 大霊堂の戦利品》、指定するカード名は《Goblin Charbelcher / ゴブリンの放火砲》。」
(;^ω^)「おk。」
('A`) 「1、2、3……来ないな……15、16、17、来た来た。16点ライフルーズ。
《Lion's Eye Diamond / ライオンの瞳のダイアモンド》。《Lotus Petal / 水蓮の花びら》プレイ、サクって赤マナ、《Seething Song / 煮えたぎる歌》。
《ゴブリンの放火砲》プレイ。《ライオンの瞳のダイアモンド》サクってマナ出す、ディスカード。《ゴブリンの放火砲》の能力プレイ、対象ブーン。」
( ^ω^)「…。」
('A`) 「1、2、3…22、23。《Taiga》めくれたんでブーンに44点ダメージ。」
( ^ω^)「本当にありがとうございました。」
- 10 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:10:54.14 ID:mUGrOh7+0
- ('A`) 「残りライフ4か、惜しかったな。」
( ^ω^)「ブーンは何もしてないお。」
('A`) 「やっぱ1キルできるって良いな。」
( ^ω^)「でも《大霊堂の戦利品》で自爆したりするお。」
('A`) 「自爆しなければどうということはない。」
( ^ω^)「似たような言葉を偉い人が言ってたお。」
('A`) 「デッキは癖が有った方が楽しいんだよ。」
( ^ω^)「僕のデッキも癖があるお。」
('A`) 「な?そう言うデッキの方が愛着が湧くんだよ。」
- 11 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:13:12.85 ID:mUGrOh7+0
- ( ^ω^)「うーん、でも勝ちたいお…。」
1部に上がってから2ヶ月が過ぎ、1部の大会に2度出場した。
しかし、2回の大会で1勝9敗。
散々な状態だった。
1部に上がった時は、これほど勝てないとは思っていなかった。
もちろん勝つのは大変だろうとは思っていたが、こんなに勝てないのは予想外。
甘く見すぎていたと言われればそうなのかもしれない。
( ^ω^)「何でこんなに勝てないんだお?」
('A`) 「お前のデッキはそんなに弱いとは思わないんだけどな。」
( ^ω^)「ブーンもそう思うお。」
('A`) 「まぁ俺もそうだけど、ビートに強いコンボが多いのは1つの原因かもな。」
( ^ω^)「何回かコンボデッキにも当たったお。」
- 12 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:15:16.30 ID:mUGrOh7+0
- (´・ω・`)「やぁ、いらっしゃい。」
( ^ω^)「おいすー。お邪魔してますお。」
('A`) 「どーも。」
( ^ω^)「ショボンは何で僕が勝てないと思うお?」
(´・ω・`)「ブーンは最近勝ててないね、何だろうな。」
('A`) 「俺もそんなに悪いデッキだとは思わないんだけど。」
(´・ω・`)「素直に考えればメタだろうね。」
( ^ω^)「このデッキで勝つのは厳しいのかお?」
- 14 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:17:05.16 ID:mUGrOh7+0
- (´・ω・`)「赤は人気のある色だから、赤に有利なデッキやサイドを使う人は多い。」
( ^ω^)「大会じゃ赤は勝ってないのかお?」
(´・ω・`)「そんな事ないよ、特にゴブリンはね。」
(;^ω^)「僕もゴブリン使ってるお…。」
(´・ω・`)「まぁそうなんだけど。」
(;^ω^)「わかんないお…。」
(´・ω・`)「あとサイドボードもしっかり考えた方がいいかな。」
( ^ω^)「サイドボードかお?」
(´・ω・`)「ブーンのサイドボードはメインほど練り込まれてないと思うよ。」
('A`) 「確かにそれは感じるな。」
- 18 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:21:04.46 ID:mUGrOh7+0
- ( ^ω^)「うーん、自分なりには考えてるつもりだお…。」
(´・ω・`)「取り合えず墓地対策はした方が良いな。」
( ^ω^)「そう言えば墓地を使うデッキにも負けたお。」
(´・ω・`)「墓地を利用するカードは強力なカードが多いからね。」
('A`) 「普通墓地のカードは利用できないもんだからな。パーマネントと違って除去し難いし。」
(´・ω・`)「その他にもメタにあわせて色々変えた方が良いしね。」
( ^ω^)「メインもサイドも大体同じだお。」
(´・ω・`)「サイドに使えそうなカードはチェックしてる?」
(;^ω^)「そう言えばあんまりしてないお。」
大会に向け僕はドクオに手伝ってもらいながらサイドボードの調整を念入りに行う事にした。
はたしてサイドを見直すだけで勝てるようになるのだろうか?
- 20 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:23:22.98 ID:mUGrOh7+0
- 1部の大会に2度出場したわけだが、あの3人組とはデュエルしていない。
僕が負けっぱなしだから1回戦で当たらなければ当たることは無いだろう。
あの強さなら当然上位にいるだろうから。
ただ、今の状態で奴等とデュエルしても以前の二の舞になるだけ。
彼らとデュエルしたいのではない。
彼らに勝ちたいのだ。
それを考えると、1部の大会で彼らと当たらなかったのは良かったのだろう。
しかし1部で勝てるようになるのだろうか?
1部の情報はほとんど外には漏れない。
僕の回りではショボンやドクオくらいしか1部の話しを聞けない。
とにかく自分で集めなければならない。
10回やって9回も負けたのだ。
事故で負けたと言うような結果ではない。
負けた理由を自分なりに考えなければならない。
ドクオやショボンはデッキについてのアドバイスをくれたが、単純に僕の力が足りないのかもしれないし。
- 21 名前: ◆eJLzIN9cVY :2007/08/18(土) 18:25:11.06 ID:mUGrOh7+0
- カードリストはいつ見ても大杉だ。
( ^ω^)「カードを探すだけでも大変だお。」
('A`) 「まだ時間あるんだし、のんびりやれば良いだろ。」
( ^ω^)「そう言えばドクオが情報収集するのは珍しい気がするお。」
('A`) 「新しいデッキ組んだし、もう少し勝率上げたいからな。」
(;^ω^)「僕はとにかく1部2勝目を目指すお。」
僕とドクオは大会に向けての準備を進めていった。
第16話、終わり
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