内藤エスカルゴ - 現行作品一覧 - ( ^ω^)は街で狩りをするようです - 第14話「蜂退治」
2 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:02:17.15 ID:bKo52hZZ0
登場人物一覧

――― チーム・ディレイク ―――

( ^ω^)B00N-D1:通称ブーン、本名不明。年齢20歳。戦闘員。
      セカンドに対する強い免疫を持つ強化人間「システム・ディレイク」。
      人類の生き残りが発見されたボストンへ向かう。
      『セントラル』近辺に現れたセカンド「Gネズミ」を駆除する。

ξ゚听)ξツン・ディレイク:年齢19歳。チームリーダー。
       ブーンを強化人間に改造した弱冠19歳の天才科学者少女。
       過去セカンドに襲われ両腕を失い、義手を着用。貧乳。嫌煙家。
      ジョルジュのセカンド化を食い止める為のスーツ開発に成功する。

('A`)ドクオ・アーランドソン:年齢21歳。武器開発担当。
   豊富なアイディアで強力な武器や乗り物を開発し、ブーンの戦闘をサポートする。
   ツンをからかうお調子者の変態。空気を読まない。
   モララーの研究に探りを入れようと、ショボンに『仕事』を依頼する。

3 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:04:18.58 ID:bKo52hZZ0
――― チーム・アルドリッチ ―――

从 ゚∀从ハインリッヒ・アルドリッチ:年齢23歳。チームリーダー。
    対セカンド人型戦闘兵器「バトルスーツ」の理論提唱者であり、開発者である。
    資源と資金不足の為、現在はバトルスーツの開発を中断。

( ゚∀゚)ジョルジュ・ジグラード:年齢35歳。戦闘員パイロット。
    深紅の機体を操るバトルスーツ部隊隊長だが、セカンドウィルスに感染してしまった。
    ツン達が開発したスーツ「IRON MAIDEN」と抗体により、セカンド化を抑える。
    もう戦えなくなったジョルジュは、ブーンに大切な人を守って欲しいと伝える。

ガイル:年齢33歳。戦闘員パイロット。
    バトルスーツ部隊副隊長としてジョルジュをサポート。
    ミッション中に遭遇した大型セカンドを、生身で倒した男。
    DJテーブル頭と罵られている。

4 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:05:30.33 ID:bKo52hZZ0
――― その他 ―――

/ ,' 3荒巻・スカルチノフ:年齢63歳。セントラル議会・議会長。
   現議会長、元アメリカ空軍大佐。
   任務と「セントラル」の為には非情になる男。

( ・∀・)モララー・スタンレー:年齢30歳。セントラル議会・議会長補佐
     バイオテクノロジーの権威「ラウンジ社」の元社員で、優れた科学者。
     自身の研究成果である「Hollow Soldier」を従える。

(  〓 )Hollow Soldier(虚ろな兵士):年齢不明
     モララーにより生み出された超人。
     クローンテクノロジーにより量産され、部隊として編成された。

(´・ω・`)ショボン・トットマン:25歳。バーテンダー。
     不味いと不評のバー、バーボンハウスの店主であるダンディな男。
     その実態はガチホモであるが、精を出しているのは酒造りである。
     ドクオに仕事を依頼するが、困難であると判断し、阿部さんに助力を頼む。

阿部さん 阿部高和:28歳。カレー屋の店長。
     ksmsカレー阿部というカレー屋を営むイイ男。
     その実態はガチホモであるが、精を出しているのはカレー作り…だけでは無い様子。
     経歴は、ショボン同様に不明である。

6 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:07:13.75 ID:bKo52hZZ0
LOG 兄弟と抜群の美人

オットー・サスガの実兄、アニー・サスガはお世辞にも社交的とは言えない。
弟とまるっきり同じ顔のイケメンなのだが、どういう訳か人を寄せ付けないのだ。
独特な物腰や口調(挙動不審とも言える)が原因なのか、はたまたその頭脳が原因なのか――。
兎にも角にも、どこか近寄り難い雰囲気を持った男なのだ。

オットーは兄とは対照的に、明るい社交的な人格を持った人間である。
男女問わず、いつだって彼は多くの友人に囲まれているし、
それに対して彼は決して嫌そうな素振りや表情を見せたりする事が無い。
発言や考え方は少しばかり好戦的でもあるが、かえってそれが、男らしいのかもしれない。

両者の性格は正反対だが、兄弟は驚くほど仲が良い。
友達よりも兄弟で行動する時間が多いのは、オットーが大学に入学してからも変わらなかった。

「弟者、面白い友人は出来たか?」

2人は、学生食堂で面合わせて食事を摂っていた。
オットーがスパゲティをフォークで突きながら、返す。

「友人は出来たが、どうにもこうにも反りが合わんというか……。
 やっぱり兄者と喋ってるのが気楽でいい」

「ところで兄者、今年から研究室に配属されるんだったな。
 研究室に面白い奴はいたのか?」

「1人だけ気の合いそうな人がいてな。しかも女の子だ。
 おまけにめっちゃ美人。顔スタイル諸々とにかくヤバい。
 わたくし、初対面だってのにいきなり交際を申し込んでしまいまして。ふひっ!」

8 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:11:03.37 ID:bKo52hZZ0
長めの黒髪を掻いて満面の笑みで語る兄に対し、オットーは溜息をつく。
年がら年中、アニーはこの調子なのだ。

「ハイハイ。どうせフラれたんだろ?」

「それがな、なんとミラクルが起きてしまったのだよ」

発言内容の割りには相変わらず単調な調子で、アニーが言った。

「なんと」

オットーは平然を装って相槌する。
しかしオットーの目は、兄から見ると実に興味深々という色を輝かせているようだ。

「どうにも彼女、俺や弟者と同じようなタイプの人間らしくてな。
 気の合う友人が作れずに困っていたらしい。
 聞いてみれば以前から俺の事が気になっていたとか」

「なんと……」

オットーは無意識にスパゲティをフォークに巻き続けている。

「今度紹介するよ。突き抜けるような美人だ。爆発するようなおっぱいだ。
 お前もビックリすると…っと、噂をすれば晩のオカズとやらだ」

9 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:13:03.76 ID:bKo52hZZ0
アニーがオットーの背後の方へ、目を向けている。
オットーは兄の視線を辿って、話題の女性を見つけようとした。
食堂には多くの美人女学生が歩いていたが、オットーは一目瞭然で特定出来た。

恐ろしく飛び抜けて美しい女性が、笑顔を浮かべて兄弟のテーブルに近づいているのだ。
ルックスやスタイル、物腰は、確かに他の学生とは異なる物である。

「兄者、冗談だと言ってくれ…」

オットー自身、兄の事を悪く言えた性分ではないのだが、
これ程の美人が偏屈極まる兄者を好むとは、オットーには到底思えなかったのだ。

「あら、アニー。こちらが弟さんね?」

覗き込むようにオットーの顔を見る抜群の美人。
窓から吹き抜ける微風が、彼女の艶やかな赤茶の髪から甘い香りを鼻に運ぶ。
目にはシャドウやラインが入っているがどれも薄く、化粧を落としても
この美しさが変わらないだろうとオットーは思う。

「うむ。2つ下のオットーだ。俺達と同じ生物工学科だ。
 弟者、同じ研究室に配属された、シーケルト・ゴソウさんだ」

「あ、兄者は魔法使いになるんじゃなかったのかよおおおお!!!」

「?? “しぃ”って呼んでね、弟者くん」

10 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:15:14.10 ID:bKo52hZZ0
第14話「蜂退治」

饐えた臭いが充満した、ニューヨーク近郊のとあるショッピングモール。
スーパーやレストランといった食品を取り扱う店に限らず、あらゆる店舗から腐乱臭が漂っている。
腐った食品が放つ酸っぱい臭いとは違う、別の臭いだ。
生臭いその臭いは、ブーンがもはや嗅ぎ慣れた臭いである。

即ち、死体の臭いだ。

ブーンは小さなブティックの中で、多量の惨殺死体と、それから漂ってくる悪臭に顔を顰めていた。
鮮やかな衣服や小物で彩られていたであろう店内が、血液で赤一色に染められている。

( ^ω^)(死骸が多過ぎるお…嫌な雰囲気だお…)

腹を空かせた多くのセカンドが、多くのセカンドを狩り、そして骨まで喰らう。
弱肉強食のルールに則ったセカンドの食物連鎖は、死骸すら残さないものだ。

本能的に生きるセカンドには、多産である種類も数多く存在するだろう。
数が多くなれば、必然的に多くの食料が必要となる。
また、大型セカンドのように大きな図体を持つセカンドであれば、
摂取しなければならないエネルギー量も必然的に高くなってしまうはずだ。

だから、セカンドの死骸が残る事は、極めて稀であるのだ。

しかしながら、例外もある。

11 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:17:35.29 ID:bKo52hZZ0
それは、「毒」だ。
致死性の高い毒を持つセカンドが存在するのだ。
2,3度であるが、ブーンは毒を持つセカンドと戦った経験があった。

いかにセカンドがタフであろうとも、猛毒を含んだ血肉を喰らえば死んでしまうようだ。
ツンの考察によると、ウィルスが毒の成分を複雑に組み替えてしまった為に、
セカンド化した強靭な生物であっても解毒が難しいと述べている。

更に、セカンドの毒はウィルスのように感染するらしい。
例えば、有毒のセカンドを喰らったセカンドがいるとする。
喰った方のセカンドも絶命するが、その死骸には同等の毒が残ったままとなる。
そこに別のセカンドがやって来て、毒が潜伏している死骸を喰らってしまう。

このように、セカンドの毒には連鎖性があるのだ。
毒によって多量数が減ってしまったセカンドは、
大抵は低知能のセカンドであるというのも、毒の特徴の1つである。

死骸の中には死亡から差ほど時間が経っていない物もある。
更に、「同じ傷跡」を持つ死骸が多い事から、

( ^ω^)「腐乱した死骸が多いって事は、このショッピングモールのどこかに
      有毒のセカンドが棲んでいる可能性が高いお」

と、ブーンは推測し、調査に踏み込んだのだ。
このショッピングモールは、ニューヨークの街から遠く離れていない場所に位置する。
『セントラル』の安全保持の為にも調査すべきとブーンは判断したのである。

実を言えば、煙草が無いものかどうか立ち寄っただけなのだが、
これが思わぬ発見となってしまったのであった。

13 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:19:58.78 ID:bKo52hZZ0
輪郭を成す機構から、鼻まですっぽり覆えるマスクを出しているのは、
ブーンとはいえど毒に対する免疫は持ち合わせていないからだ。
ボロボロになったジャケットも捨て、今は新品の物を着ている。
強化皮膚や骨格で出来た体であるが、念のため露出を抑えて体への毒の侵入に備えたのだ。

しかしながら、生物の毒というのは概ね「攻撃」によって注入される物である。
例えば蛇は「噛み付く」、蠍や蜂は「突き刺す」という攻撃によって外敵を駆逐し、自身を守る生物だ。

( ^ω^)(一撃貰えばアウト、かお……)

ブーンは不穏な気持ちを拭えなかった。
足音を殺して探索をしているだけでも、疲労感を感じている。
5階建てのショッピングモールの1階を調べ終えたブーンは、見通しの良いベンチに座って煙草を一服する事にした。
マスクを外し、胸ポケットから取り出したマルボロを咥える。

煙に乗って恐怖と緊張が体から抜けていけばいいのに、とブーンは思う。
しかし気を紛らわすのには十分だ。
特にジョルジュから貰ったラッキーストライクの重たい吸い応えは、
確かに敵地で吸うのに美味い煙草なのかもしれない。

16 名前:訂正 ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:23:12.32 ID:bKo52hZZ0
煙草のフィルターを親指で弾き、灰を地面に落とす。
荒れ果てた無人のショッピングモールだ、わざわざ律儀に喫煙所で吸う必要は無い。
フィルターぎりぎりまで綺麗に煙草を吸い終わると、ブーンは腰を上げた。

( ^ω^)「よーし、2階を探索するおー」

ここから見上げる限りでは、熱源反応は無い。
気になる音も無いのだが、息を潜めているという事も有り得るだろう。
ここにセカンドが棲んでいるとは言い切れないが、探索する価値は大いにある。

ショッピングモールの破壊状況は酷い。
壁はどこも抉れており、割れたウィンドウに付いた血糊がおぞましいさを演出している。
道を行けども血痕は絶えない。ここには多くの人間が非難していたのだろうか。
まるでスプラッター映画のセットの中にいるようだと、ブーンは思う。

( ^ω^)(まぁ、毎日そんな感じの所に行ってるんだけど)

崩れたエスカレータや階段を無視し、ブーンは跳躍してフロアを移動した。
元々フロア間を天井で隔てていない建物だったのが、幸いである。

跳躍を終え、床に足を着く音が静寂の中を木霊した。
今の音で、セカンドが動いたような気配は無い。

18 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:25:51.13 ID:bKo52hZZ0
気配が無いとは言えど、探索は慎重に行うべきだとブーンは考えた。
ずる賢く成長したセカンドは、息を潜めて獲物を狙っていたりもする。
先ほどの音を聞いたセカンドが、実は既に背後まで迫っているという事も有り得るのだ。

( ^ω^)(狩る側が狩られたらアホだお)

声には出さずに皮肉ったが、それは決して油断してはならないという心構えであった。
――常に警戒心を忘れずに。そして鋭く洞察せよ。
ブーンの狩りにおける、鉄則である。

( ^ω^)(あれは……)

迷路のように入り組んだ2階の探索を始めてから、数10分。
散乱したCDショップの中に、ブーンは多量の死骸を発見した。
割と人の姿に近いセカンドの死骸が、やはり腐った状態で山積みになっている。
全身に疣のような出来物が噴出している他、口や鼻などから脳がペースト状になって流れ出ている。

( ^ω^)「何かに刺されたような跡だお」

一階フロアで発見した死骸と殆ど同じ様子であるが、ここで見つけた死骸の1つに、
取り分け奇妙な形跡があるのをブーンは気づいた。
死骸の二の腕に、歪な穴が開いているのだ。

( ^ω^)(この死骸が、ここら一帯の毒の感染源なのかもしれないお。
      だとしたら、敵は毒針を持ってる可能性がかなり高いお)

19 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:28:20.81 ID:bKo52hZZ0
傷跡が1つしか無い事から、牙などで噛み付かれたのではないだろう。
つまりは、蠍や蜂などが持つ毒針による攻撃であると、推測できる。
更に、腐乱した死骸の減り具合からして、数も少ないと言える。
もしくは極端に小さなセカンドであるか、という事になる。

( ^ω^)「ある程度、敵の情報は集まってきたお。
      後はここに巣があるかどうか、だお」

このショッピングモールに敵がいるかどうかは分からない。
その有毒なセカンドが食事をする為だけに、この場に訪れているという事も考えられるだろう。

いずれも不確かではあるが、このショッピングモールは調査すべきだ。
些細な変化を放置した事により、後に思わぬ惨事を引き起こす事もあるのだ。
厄介なセカンドどもに好きなように繁殖されてしまっては困るのだ。

( ^ω^)「さて、隅々探索したわけですが」

2階にも巣はおろか、生きたセカンドは見当たらなかった。
5階のフロアから成るショッピングモールを全て探索するのは面倒であるが、
これも『セントラル』の安全保持の為にと、ブーンは思う。

そして3階へ向けて跳躍しようとした時、突然右耳に嫌な音が入り込む。
蚊や蝿といった小さな虫の、羽音に良く似た音だ。
音の発生源は3階。すぐにブーンは地を蹴り、3階へ移動した。

20 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:31:05.28 ID:bKo52hZZ0
乾いた音が鳴り響く。
着地する際にわざとらしく大きな音を立ててみたのだが、どうやら上手く釣れたようだ。

不穏な羽音が一つ、急速に近づいて来ている。

( ^ω^)「蝿とか、そんな感じのセカンドかお?」

小さな敵であると想定し、ブーンは広範囲に速射できるBlueMachinGunを手に取った。
そして、すぐに幅の狭い通路へ移動する。
なるべく直線的に敵を動かし、的を絞りやすいようにすべきだと考えたのだ。

羽音が近づいてくる。
もうすぐ、この通路を結ぶT字路の角を曲がってくる。
銃口をそこに向けて銃を構え、ブーンは襲撃に備えた。

( ^ω^)「来たお!!」

角から現れたのは、人間の頭部を首に持つ“蜂の化物”であった。
見開かれた目は焦点が合わずに虚ろであり、だらしなく開いている口からは絶えず涎が零れ落ちている。
注目すべきは、胴体だ。
血がこびり付いて赤に染まった長い足の数々、6枚に開かれた羽は目に止まらぬ速度で動いている。

肥大した下半身は、黄色と黒の輪が順々に並んでいる蜂らしい外見だと言いたいところだが、
輪を成しているのは剥き出しになった臓器や血管である。
そのグロテスクな尾の先端に、小さいが鋭そうな毒針が鈍く光を放っている。

21 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:32:44.42 ID:bKo52hZZ0

《ゔヴィィィイイイィィイイイイイッ》

弾丸のような速度で“蜂”が突っ込んできたが、動きは直進的だ。
銃のロックオンサイトの中に、その醜い顔を収めるのは簡単であった。
発せられた唸り声に呼応するかのように、マシンガンが炸裂音を発する。

が、発射された弾丸が貫いたのは、“蜂”ではなく、遠くの壁。
その小さな体とスピードで弾幕を掻い潜られたのだ。
この狭い通路を埋め尽くすかのように発射した弾丸を避けられたのは、ブーンにとって心外であった。

(;^ω^)「当んねえええええええ!!!」

何度もトリガーを入れるが、一発として当らない。
BlueMachinGunの弾速は決して遅くない。敵が速すぎるのだ。
非生物的な速度と動きで、“蜂”はもう目前に迫っていた。

ブーンは、すぐさま左手でBBBladeを引き出し、蒼い刃を伸ばした。
だが蜂は既に目の前にはおらず、背後に回り込んだのをブーンは左目で捉えていた。

背中を刺され無いよう、思い切り開脚して体勢を低くしながら、体を180度回転させて剣を振るう。
しかし剣は空を切るだけであった。
刹那、“蜂”は、硬直したブーンの懐に入り込もうとした。

23 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:34:53.93 ID:bKo52hZZ0
――殺られる。
脳裏にその言葉が浮かんだが、気づけば右腕が爆音を発しながら動いていた。
BlueMachinGunの銃身で“蜂”の横っ面を殴り、“蜂”の頭部が木っ端微塵に破裂する。
飛び散った脳漿や血液が目に入らぬよう、すぐにブーンは目を閉じた。

右耳を突き刺していた不気味な羽音が消えた。
顔を袖で拭って目を開けると、目の前には首を失った“蜂”の死骸があった。
ブーンの腹部に毒針を突き刺したまま、蜂が絶命しているのだ。

BBBladeの刃を“蜂”の胴体に刺し、剣を振るって“蜂”を放り投げた。
エネルギーの刃に付着した血肉が、刃の熱によって蒸発してゆく。
抗体が全身に回った“蜂”は、全身の血肉が泡立って溶け始めている。
どうやら抗体には滅法弱いようだ。

(;^ω^)「あ、危なかったお……」

ブーンは腹に刺さっている針を抜き捨て、それを靴の踵で思い切り踏み潰す。
毒は注入されていないようだ。
どうやら、文字通り皮一枚という所で、針は止まっていたらしい。

24 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:36:57.70 ID:bKo52hZZ0
“蜂”の大きさは成人男性の頭部2つ程、といったところか。
小さなセカンドは決まって数が多いと、ブーンは長い経験で心得ている。
このショッピングモールに“蜂の巣”がある事は間違いないだろう。

右手に持っているBlueMachinGunに目をやると、銃身がひしゃげていた。
ブーンは溜息をつきながら、銃をホルダーに閉まう。
BlueMachinGunの予備は、外に停めてあるBLACK DOGの中だ。

( ^ω^)「取りに戻るかお……無いよりはマシだお」

このまま巣を攻撃するのは危険だと判断し、3階から1階に飛び降りた。
直後、上階から、先ほどと同じ羽音が発生しているのを右耳が拾う。
一匹ではなく複数、いや、多量だ。

(;^ω^)「ちょっ!!」

顔を上げて見ると、“蜂”が群れてこちらに向かって来ている光景が目に入った。
ブーンは入り口に向かって全力で走るが、敵の速度は完全にブーンを上回っている。
追い着かれるのは明白だ。

入り口近くに停めたBLACK DOGを呼び出すと、直後、バイクはウィンドウを突き破って店内に入ってきた。
衣服やマネキンなどを蹴散らしながら、BLACK DOGがブーンの方へと突っ込む。
ブーンはそのままBLACK DOGをフルスピードで走らせると、バイクを避けると同時にハンドルを掴んだ。

( ^ω^)「とりあえず助かったお!」

ハンドルにぶら下っている状態だが、ブーンは構わずBLACK DOGを走らせる。
背後から“蜂”が迫っているので、入り口に戻るのはもう無理だ。

26 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:39:44.51 ID:bKo52hZZ0
ハンドルから攀じ登るようにBLACK DOGの座席に着くと、ブーンは武器庫を開いた。
そこからBlueMachinGunを2丁取り出し、今度は後ろ向きにバイクに座りなおす。
そして背後に迫る“蜂の群れ”目掛け、2丁のマシンガンを打ち鳴らすが、

(;^ω^)「クソッ! 速すぎるおコイツら!!」

群れを成していても、“蜂”は一匹たりとも撃墜されない。
恐ろしい速度と反射神経だと、ブーンは寒気を感じた。

(;^ω^)「BLACK DOG! もっと飛ばすお!」

ブーンの叫び声を聞いたBLACK DOGがボディを変形させ、空中走行に切り替える。
ジェット噴射による空中走行でバイクの速度が更に上がると、
ブーンは遂に“蜂の群れ”と差を開いたのだ。

(#^ω^)「喰らえお!!」

右手首が折れ、グレネードの発射口が甲高いモーター音と共に現れる。
まるで大砲のような爆発音を伴って射出された弾丸は、“蜂”ではなく地面に着弾した。
割れた小さなグレネード弾から多量のブルーエネルギーが溢れ出し、あらゆる物体を瞬時に飲み込んでゆく。

衣服を塵にし、ガラスを溶かし、壁を破壊する。
頭の悪い“蜂”どもが大規模なエネルギーの塊に突っ込み、体とウィルスを消滅させていった。

30 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:42:14.48 ID:bKo52hZZ0
ブーンは、焼き崩れるショッピングモールから脱出した。
出口を抜けた先には、眩しいほどの青空が広がっている。
悪夢のような廃館と、美しい青空のギャップに、ブーンは思わず笑みを溢す。

( ^ω^)「よっしゃwwwwやってやったおwwwwwww」

BLACK DOGが地上走行に戻って停止すると、
ブーンはバイクを降り、胸ポケットに手を突っ込んだ。
が、大好きなマルボロの箱が無い。どうやら戦闘中に落としてしまったようだ。

( ^ω^)「あちゃーwwww死にてえおwwwwwwwwwwwww
      煙草漁りに来たってのに、落としちゃうとはアホだおーwwwwwww」

仕方なく、ブーンは腰のケースからラッキーストライクを取り出す。
折角ジョルジュから貰った煙草だ、余り吸い過ぎたくないと
ブーンは思っていたのだが、今はとにかく一服したい気分であった。

煙草に火をつけた瞬間、巨大な反応を左目が捉えた。

熱源を感知している方へ目を向けると、ショッピングモール屋上に巨大な“蜂”の姿をブーンは見た。
助かったと思った矢先だ。ブーンは口から火をつけたばかりの煙草を落としてしまった。

(;^ω^)「死にたいとか言いましたけど、もちろん冗談ですお……」

32 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:44:33.12 ID:bKo52hZZ0
巨大な“蜂”がこちらに向かって降りて来る。
ブーンは急いで武器を補充すると、バイクに飛び乗った。
敵が接近する前にバイクを発進させたかったのだが、
その気配に気づいた“蜂”が速度をぐんと上げて飛行を始めてしまった。

重量感のある音を打ち鳴らし、目の前に降り立った巨大な“蜂”。
ブーンは行く手を阻まれてしまった。

(;^ω^)「で、でかいお……」

大型セカンドと言っても、差し支えないだろう。
見たままの風格や規格から、このセカンドが所謂「女王蜂」だと、ブーンは思う。

身体的な特徴は、子供の蜂とは随分異なっている。
人間の顔は分厚い胸板に3つ並んで埋め込まれており、それぞれが苦しそうな呻き声を絶えず上げている。
打って変わって“女王蜂”の顔は、図鑑で見る蜂そのものであるのだが、
巨大化した蜂がこれほどまでに恐ろしいとは、ブーンは思ってもなかった。

鋭く黄金色に光り輝く2本の牙、そして長い触角。
だが、本来の蜂ならば「目」は黒々としているのだろうが、このセカンドの目は実に奇怪である。
人間の小さな眼球が集合し、一つの形を成しているのだ。

眼球のそれぞれがギョロギョロと忙しなく動いている様は、
グロテスク以外にブーンは言葉を見つけられなかった。

34 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:47:10.85 ID:bKo52hZZ0
突然、“女王蜂”の腹から何かが突き破って出でた。
腕である。胸板の顔面の数に合った、6本の腕だ。

そして、それまで呻いてばかりいた人間の顔が、

《に…に……く…ニ……ニ…ク……》

《ああ゙ア゙…ち、血…ち…血……チ……》

《た…べた……タ…ベ……イ……べ…た…い……》

顔に開いた2つの窪みから血液を流しながら、片言のように訴え始めたのだ。
腕がブーンの方へ突き出されているので、ブーンの血肉を欲しているのは間違い無い。
しかし、これがセカンドの知恵や知識なのかどうかは定かではない。

(;^ω^)「コイツはヤバそうだお…!」

このように言語を発するセカンドは“クォッチ”以来である。
しかし喋ったという驚きよりも、焦燥感がブーンを満たした。
弾丸は決して命中させない驚異的な速度と反射神経、一撃必殺の毒針。
ブーンは戦術を考え巡らせようとしたが、有効的な手段は思い浮かばなかった。

とにかく今はBLACK DOGで距離を取るべきだと判断し、直ちに空中走行を開始させる。
BLACK DOGのフロントボディに搭載した機関銃で弾幕を張りつつ、空中をバックで疾走する。

35 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:49:28.47 ID:bKo52hZZ0
だが女王蜂は弾幕を掻い潜るどころか、そのまま体に浴びせながらブーンを追うのだ。
胸に並んだ人間の顔面ですら弾丸は貫通せず、地に落ちてゆく。

(;^ω^)「ドクオ特性の貫通弾が通用しないお!」

ブーンは憤慨する。
弾丸も機関銃も十分強力であるというのに、全く歯が立たないとは。

依然として弾丸を避けようとしない“女王蜂”の様子から、
ブーンは敵が油断していると判断し、BlueMachinGunを構える。
慢心に心を委ねている今を逃してしまっては、ブルーエネルギーを注入する機会は他に無いだろう。

(;^ω^)「喰ら―――」

しかし、間に合わなかった。
銃のトリガーを引くよりも遥かに速く、敵は接近を終えていたのだ。
“女王蜂”は自分の射程距離に入るや否や、その長い足を振るってバイクを叩いたのだ。

安定を失ったBLACK DOGは錐揉みして地面に激突し、そしてブーンは派手に地を転がる。
BLACK DOGが破壊されていない事を、ブーンはネットワークを介して把握出来ている。
今は迎撃に集中しなければと、ブーンは腕と足を張って体が転がるのを止めた。

(;^ω^)「こんにゃろっ!」

左目のセンサーに従い、威勢良く銃口をそこに向ける。
が、銃口を向けた瞬間に、“女王蜂”の姿は無くなっていた。

37 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:51:35.99 ID:bKo52hZZ0
左目の視界に広がったのは、次々に展開しては閉まっていくモニターの数々だ。
余りにも敵が素早く動いている為、熱源を正確に捉えられないのだ。
殆ど肉眼である右目も、この状況においては全く使い物にならない。

ブーンは、すぐにBLACK DOGを呼び戻した。
BLACK DOGの空中走行を持っても敵の速度に敵わないが、それでも乗らないよりはマシだと考えた。

(;^ω^)「あぐっ!!」

が、ブーンはバイクに乗る事も許されない。

文字通り目にも止まらぬ速度でブーンに接近した“女王蜂”が、
足をブーンの腹と左肩に突き刺したのだ。

《ヴィ゙イ゙イイイイイィィイイイイィー――――》

2本牙の間から金属的な質感を持った叫喚が発せられると、
重たげで肥えた下半身が花の花弁のように6つに割れた。
花弁の中心には、まるでおしべのように長く伸びた毒針が生えている。

“女王蜂”は突き刺した足でブーンの体を持ち上げると、
その長い毒針をゆっくりとブーンの顔に近づけていった。

38 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:55:17.03 ID:bKo52hZZ0

(;^ω^)「余裕ぶっこきすぎだおバーローwwwwwwwwww」

エネルギーカートリッジが燃焼される音がブーンの右腕から鳴り響く。
瞬間、美しい蒼い閃光の軌跡が宙に描かれ、その上に“女王蜂”の血が交差する。
ブーストさせた右腕で、尻尾から毒針を叩き切ったのだ。

更に腹と左肩に刺さっている足も切ると、ブーンは地面に落下した。
そのまま攻撃を続けたかったが、いつの間にか上空へ逃げられていた。

(;^ω^)「しょ、正直死ぬかもわからんかったお!」

腹を擦りながら、ブーンは安堵した。
幸い、突き刺された足は、内臓を保護している厚いプレートの中ほどで止まっていたのだ。
内臓へのダメージも無ければ、勿論毒も貰っていない。

“女王蜂”が怯んでいる間に、ブーンはBLACK DOGの元へ急いだ。

蜂の顔が、人間の3つの顔が、叫び声を上げている。
不協和音によって奏でられる大なるクワイアが、大気を震わせているのだ。
これは苦しみに悶える叫喚ではない。
ブーンを喰らおうという意志と怒りの表れであろう。

“女王蜂”が12枚の羽を羽ばたかせ、地を発った。
同時に、ブーンを乗せたBLACK DOGが最高速度で敵から遠ざかる。

42 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:58:16.83 ID:bKo52hZZ0
ショッピングモールを離れ、繁華街に突入する。
風を切る音と、バイクの爆音が、乱立した高層ビルの壁を反射する。
そこに、怒り狂った“女王蜂”の金切り声が交じり合う。

その音を聞いた街の「住人達」が、こぞって窓に張り付いたり、外に飛び出している。
届きもしない空中の獲物に向かって跳ね回っている光景を見て、
ブーンは虚しさや哀れみではなく、悲しみを感じるのだった。

それより今は目前に迫る毒蜂だと、ブーンは首を正面に向き直す。

(;^ω^)(よし! 敵は攻撃を受けてスピードを落としてるお!)

かといって、BLACK DOGが“女王蜂”の速度に勝っている訳ではない。
ただ、距離を保っている時間が数秒長くなっただけだ。

しかし、僅かなマージンで十分だった。
これならSniperの連続射撃で仕留められると、ブーンの頭のコンピュータは述べている。

足元に小さく開かせた武器庫から、ブーンはSniperの取っ手を掴む。
運転はBLACK DOGに任せ、Sniperを迅速に組み上げた。

44 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/12(日) 23:59:21.43 ID:bKo52hZZ0
一番狙いやすい胴体に照準を合わせる。
ロックオンサイトが緑色から赤色に切り替わった瞬間、トリガーを入れる。
“女王蜂”よりも速い速度で放たれた弾丸は、胸の人間の顔面の1つをぶち抜き、
更に、背に広がる羽の何枚かを根元から剥ぎ取った。

突然の攻撃にバランスを欠いた“女王蜂”が、ビルの壁に向かって墜落する。
猛スピードで壁に激突した“女王蜂”がバウンドし、対面するビルの方へ吹っ飛んでゆく。
しかし、対面のビルの壁に衝突する前に、“女王蜂”は地面に叩きつけられたのだった。

(;^ω^)「もらったお!!」

まさに虫の、というか細い声が右耳に入っているが、ブーンは容赦せず追撃する。
倒れ込んでいる“女王蜂”をロックオンし、Sniperの強力な攻撃を繰り出した。
トリガーを引くとほぼ同時に“女王蜂”の頭が派手に爆ぜた。

( ^ω^)「トドメだお、完全に死んでくれお!!」

もう一発、弾丸をぶち込む。
最後の弾丸は腹部に着弾し、“女王蜂”を上半身と下半身の2つに分けた。
抗体で溶けた臓器が甲殻という名の容器から流れ出、“女王蜂”は完全に絶命する。

45 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:01:21.98 ID:mZG9ZR/90

( ^ω^)「煙草を漁ろうと思っただけなのに、とんでもない目に合ったもんだおwwwww
       いやー笑うしかないおwwwwww死にかけちゃったおーwwwwwww」

( ^ω^)「ふひwwwwwふひひひひwwwwwwwwwwwww」


( ^ω^)「ふひwww・・・ふひひ・・・?」


( ゚ω゚)「...No,Oh My God...This is a Pen!!!」


何となく目を向けた方角の上空に、黒い物が蠢いていた。
ブーンは気づいていないが、この方角には先ほどのショッピングモールがある。
恐る恐るズームで黒い塊を見てみると、

( ゚ω゚)「蜂の大群だお!」

言わずもがな、空に蠢く黒い塊の正体は、“蜂”である。
「グレネード」で多量の“蜂”を焼き尽くしたが、どうやら絶滅には程遠かったようだ。

46 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:03:30.18 ID:mZG9ZR/90
何千はいるであろう大規模な群だ。
しかしどういう訳か、ブーンの方へ近づいて来ようとする動きは無い。
巣から“女王蜂”が発ってから余りに時間が経過したので、子蜂が探しに出たのかもしれない。
もしくは、巣が崩れたので外に出ざるを得なかった、そんなところだろうとブーンは思った。

(;^ω^)「あの量は流石に勝てないお…。
      こっちに来られてたら、今度は間違いなく死んでたお」

安全が確認出来たところで、ブーンはラッキーストライクをケースから取り出した。
火をつけ、芳醇な煙を胸いっぱいに吸い込み、吐き出す。
喉に感じる確かな吸い応えが、ブーンに生を強く実感させるのだった。
まさに幸福の溜息である。

( ^ω^)「ふー。それにしてもマジで危なかったお。有毒なセカンドはやっぱり厄介だお。
      あの蜂の群れは、議会に検討して貰う事にするかお……」

それにしても、とブーンは煙草のフィルターを咬む。

ニューヨーク近郊で強力なセカンドが沸いているという現実を目の当たりにし、
より徹底した調査と駆除を行うべきであると、ブーンは改めて思う。
しかしそうは思っても、実際に行うのは難しいだろう。
自分がやっとの思いで倒せたセカンドを、他のチームが倒せるものだろうか。

ふと、ブーンは、ジョルジュ・ジグラードの不敵な笑みを思い出したのだった。


                                       第14話「蜂退治」終

48 名前:おまけ ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:04:44.95 ID:mZG9ZR/90
LOG ミス・セントラル

『セントラル』が都市として安定し始めた頃、
暗いご時世だからこそと議会は様々な催しを提案し、そして運営していった。

数多くの催しの中でも一際立って大衆の注目を集めたのが、
『セントラル』一の美人を決定するコンテスト、「ミス・セントラル」であった。

まずは書類審査で振り落としに掛けるのだが、募集対象に制限は一切無い。
つまり、女であれば誰でも気軽に参加出来るというルールが明確になっており、
単純に美しい女性を決めようというのが、このコンテストの主旨であった。

結果的に集まった女性は、まさにピンからキリ。

麗しい若妻、今が旬と言えよう20代前後の若者、スイーツ(笑)、幼女! 幼女!!
果てには貴金属で気品と下品さの両方を醸し出すババ様まで応募に至る始末。

さて、物語は第3回目の「ミス・セントラル」で起きた出来事についてだ。

50 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:06:45.31 ID:mZG9ZR/90


『セントラル』が出来てから、3年目の夏の日のこと。

ピアノジャズの陰鬱なメロディが流れる静かな店内で、
2人は迫り来る「ミス・セントラル」を肴に飲んでいた。

('A`)「今年もやって来たな、ミス・セントラル。
    俺のエクスカリバーは既にスタンバイOKだぜ」

( ^ω^)「おまwwwww早漏にも程があるおwwwwwwwwwww」

開催は一週間後だというのに、何故かドクオは意気込んでいた。

('A`)「すまない。去年にも増して、ちょっと焦りすぎてるな、俺。
    幼女からスイーツ(笑)、お姉様、どれもこれも視姦し放題のこの祭。
    今年はどんなニューフェイスが現れるのか想像すると、つい、な……」

息荒く熱弁するドクオ。
さすがのブーンも、「こいつキメエ」と思った。

(´・ω・`)「しかし、何でミスター・セントラルは開催しないんだろう?
      好みの男の子を視姦出来るのになぁ」

ブーンはいつも通り、「こいつキメエ」と思った。

52 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:08:21.24 ID:mZG9ZR/90
翌日。
ブーンとドクオは武器開発の為に朝早くからラボに来ていた。
相変わらずドクオの下半身にはイヤらしいテントが設営されている。

('A`)「よ、幼女! 幼女たべたい!!」

ヘタしたらセントラル警察に逮捕されかねない発言も、徐々に増えてきた。

ξ*゚听)ξ「ちょっと皆! 聞いて聞いて!! ビッグニュースよ!!」

そこへ、珍しく上機嫌なツンがラボに飛び込んできた。

( ^ω^)「どうしたんだお?」

('A`)「幼女か女子中学生がここの配属を希望したのか!?」

ξ*゚听)ξ「実は今朝、ミス・セントラルの2次予選通過の通知が来たの!
      今度の日曜日は最終選考に出るのよ! 皆応援してね!!」

( ^ω^)「おお! おめでとうだおツン! 応援するお!」

('∀`)「ツンちゃんなら最終まで勝ち残って当然だよ!!
    あーもうカワイイなあ! 頬擦りさせてーな!!」

ξ;゚听)ξ「きゃあっ! 近づくなドクオ!!」

この頃、ツンは16歳の少女だ。もちろん胸は無い。
ドクオのストライクゾーン的に、割と真ん中に近いタイプであると言えよう。

54 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:10:34.53 ID:mZG9ZR/90
ツンのパンチがドクオの頬に突き刺さり、ドクオが地に伏した。
同時に、チーム・ディレイクの面々が聞き慣れている声が、入り口より飛び込んで来た。

从 ゚∀从「まな板! まな板うんこ娘! いるか!?」

ξ#゚听)ξ「あ! メタボリック・アルドリッチ!!」

何の前触れも無くやって来たのは、魔乳ハインリッヒ・アルドリッチだ。

('∀`)「おおハインたん!! アンタのおっぱいは奇跡や!!
    あんた女神や! 女神やでえ!!」

地面に這い蹲っていたドクオが復活し、ハインリッヒに走り寄る。

从;゚∀从「うひゃあああああ!? く、くっつくんじゃねえ!!」

(;^ω^)「す、すみませんお! 今すぐ離しますから!」

ξ#゚听)ξ「何しに来たのよビッチ! 市ね! カス!」

从;゚∀从「聞いて驚くなよウンコ頭! アタシはミス・セントラルの最終選考に出るんだぜ!!
      アンタも2次まで行ったらしいけd・・・ええい! 纏わりつくなお前!!」

(;'A`)「あああもう辛抱たまらん! 触らせてください!!
    摘むだけ! 摘むだけでいいんだあああああああああああああ!!」

(;^ω^)「収拾つかねえええええええええ!!!!!」

55 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:12:27.85 ID:mZG9ZR/90

ξ#゚∀゚)ξ「へーそうなの! アタシも最終選考に出るけどねー!!」

从;゚∀从「そ、そんな馬鹿な…まさか審査員の大半はロリコンだったのか!?」

ξ#゚∀゚)ξ「は? 審査は厳密かつ平等に行われるのよ?
       何となーく書類出したら最終選考まで残っちゃうなんてビックリ!
       やっぱりアタシの美しさは万人が認めるものなのね!」

从#゚∀从「ふん・・・まぁ最終的に勝つのはアタシだがな!
      最終選考の審査員は観客だ!その棒みたいな体じゃ大衆にアピールの仕様が無いわね」

ξ#゚听)ξ「顔とか髪とか色々あるもん! 歌だって上手いのよ!?」

从#゚∀从「それがどうしたバーカ! 結局、男ってのはデカい胸が好きなんだっつーの!!」

('A`)「待て! ハインリッヒ・アルドリッチ!!」

唐突にドクオがちょっとカッコいい声で叫んだ。
壮絶なる舌戦が、ドクオによって一時中断されたが―――


('A`)「貧乳も、好きな奴は好きだ」


从#゚∀从「勝つのはアタシだ!!」

ξ#゚听)ξ「いーや! アタシよ!!」

―――完全に無視された。

58 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:13:37.27 ID:mZG9ZR/90

( ゚∀゚)「優勝するのはチーム・アルドリッチだ」

(;^ω^)「む、ジョルジュ隊長!」

突如現れたのはバトルスーツ隊隊長、ジョルジュ・ジグラードだ。
相変わらず、自信に満ちた不敵な笑みが顔に張り付いている。

( ゚∀゚)「B00N-D1、何事においても我々がトップである事を証明してみせよう。
     チームリーダーの優劣というのは、チームに大きく影響を与える物だ。
     つまりは強いリーダーこそが強い組織を作るのだ」

( ^ω^)「何が言いたいんですかお」

( ゚∀゚)「即ちこの勝負、勝った方のチームが優れていると言えるな」

('A`)「ジョルジュ・ジグラード、アンタの言うの通りかもしれん……。
    俺は2年前、14歳のツンに惚れてこのラボに入室を希望したんだからな!!」

(;^ω^)「単なるロリコンじゃねーかお!!」

('A`)「ちっちゃいツンちゃんが大人に向かって檄を飛ばしてる光景を見た瞬間、
    俺は既に配属希望書を書き終えていたのさ・・・」

62 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:15:31.04 ID:mZG9ZR/90


从#゚∀从「とにかく!!」


ξ#゚听)ξ「「勝つのはアタシよ!!」」从∀゚#从


(;^ω^)(ご、ゴクリ・・・!)

('A`)(ツンちゃんカワイイなぁ。でもハインたんもいいおっぱいだなぁ)

( ゚∀゚)(この勝負、デカイ方が勝つ)


そんなこんなで、勝負は個人間の決着から、
チームの尊厳を賭けた物になってしまったのだった。


―――そして「ミス・セントラル」当日。

65 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:18:30.56 ID:mZG9ZR/90
セントラル第5階層に大きく陣取ってる、セントラル球場。
野球は勿論、人気ミュージシャンのコンサート会場にも使われるこの球場にて、
第3回「ミス・セントラル」は盛大なオープニングセレモニーが開催されようとしていた。

スタンド、アリーナ共に、老若男女で席は埋まっている。
女性は集まりそうも無いイベントと思われがちであるが、人気ミュージシャンによる
演奏など豪華なプログラムが組み込まれている為、男女の比率は半々となっている。
それに加え、憧れの女性を目当てにチケットを購入するという女性客も少なくないらしい。

('A`)「ツンちゃんの水着姿・・・ふひ! ふひひっ!!」

(;^ω^)(ドクオの人格ってこんなにヒドかったかお・・・?)

人気ロックバンド「BTCM」の激しい演奏を余所に、ドクオは良からぬ妄想に耽るのだった。

「ダブルオーバーゼn('A`)「はあああああん!! はああああああああああん!!!」

オープニングが終わり数分、場内にアナウンスが響き渡る。

( @∀@)『さあやって参りました第3回ミス・セントラル!!
      応募数5万人という苦闘を勝ち残った10人の美女達・・・!
      いったい今年は誰がミス・セントラルに選ばれるのか!?
      決めるのは会場にお集まりになった皆様でございます!!』

( ^ω^)「応募数5万って凄いお! よくツン勝ち残ったおー」

('A`)「ブーン! 貴様! 貧乳を舐めるんじゃあない! 」

(#^ω^)(ビキビキ。コイツうるせえな)

67 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:21:33.77 ID:mZG9ZR/90

( @∀@)『ではまず、審査員をご紹介しましょう!
      セントラル議会議会長、荒巻スカルチノフさんです!』

/ ,' 3『わしはちっちゃい女の子が大好きなんじゃああああああああああ!!』

(;@∀@)『え、えーと、そ、そうですか! はははははは!!!!
      続きまして、議会長補佐のモララー・スタンレーさん!』

( ・∀・)『ウチのラボから出演する子がいるのに、私でいいのかな?』

( @∀@)『審査は平等にお願いしますよーモララーさん!
      続きまして、ksmsカレー阿部の店長、阿部さん!』

阿部さん『いいのかい俺なんかが審査員で。俺は女なんてこれっぽっちも興味ないのに。
     それよりこいつを見てくれ。どう思う?』

(;@∀@)『うわ、ちょ、おま!! 早くカメラ切って!! 早く!1』

(;@∀@)『大変失礼致しました。えー、気を取り直して審査員紹介に戻りましょう!
      続きまして、研究員ビコーズさん!』

( ∵) 『ガハアアッ! ゴエエエエッ!! ガハァアッ!!!』

( ;∀;)『うわあああん! 変人ばっかりだああああああ!!!』

71 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:24:05.20 ID:mZG9ZR/90
計10人の審査員の紹介が終わると、煌びやかにステージを照らしていた照明が落ちた。
幕を閉じているステージにシンプルなスポットライトが当っているのみで、会場は暗く静かだ。

( @∀@)「さあ! それでは10人の美女達に登場してもらいましょう!!」

アナウンスの声と共に幕が上がり、
多量に噴出されたスモークと数々の照明に包まれたステージに、10人の美女が現れた。

( ^ω^)「おっおっwwww本当にツンがいるおwwwwww」

ちょうどステージの中央に、着飾ったツンがぽつんと立っていた。

('A`)「………なるほど、今年も水準が高いぜ。
    左から2番目を見てみろ、ブーン。あれがダークホースだ」

*(‘‘)*

ドクオが指差した女の子は、所謂“幼女”であった。

('A`)「ヘリカルちゃん5歳・・・。正直に言う。
    彼女を見た瞬間、俺のマグナムは爆発しそうになった。
    今年は彼女が全てを持って行っちまうんじゃねーかと、俺は見てる」

( ^ω^)「何なんだお、お前は」

75 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:27:44.57 ID:mZG9ZR/90
いよいよ「ミス・セントラル」が始まった。

1人目の女性は、褐色の肌が野性的な魅力を放つ美しい黒人の女性だった。
歌を披露してアピールしていたのだが、その素晴らしい歌声にブーンは感動した。
ブーンがドクオに聞いてみると、「アソコも黒いのかなぁ」としか言わなかった。

2人目の女性は出場者の中で最も年齢が高かった。
35歳らしいが、年齢を感じさせない美しく妖艶な容姿で観客を沸かせていた。
ブーンがドクオに聞いてみると「悪くねえ」としか言わなかったが、結構興奮していたようだ。

そして5人目、ダークホースことヘリカルちゃん5歳だ。

*(‘‘)*『ヘリカルです! 5歳です!』

('A`)「かああああわあああああああいいいいいいいいいいい!!!!」

ヘリカルがスピーチするや否や、ドクオが絶叫した。

/;,' 3『こ、今度おじいちゃんと遊ぼー!? ね!? 5万出す! 5万!!』

*(‘‘)*「ふえっ?? 遊ぶの?? いいよぉ??」

('A`)「だ、ダメだヘリカルちゃん!!!!
    くそ・・・あ、あのジジイ!! コロシテヤル!!」

( ^ω^)「もう、何も言いますまい」

77 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:29:49.47 ID:mZG9ZR/90
続く6人目、クー・ルーレイロという名の、若い女性だ。
漆黒の艶やかな長髪と、それにマッチした白い肌が美しい。
勿論プロポーションも抜群で、その曲線美はどんな男でもつい見入ってしまうだろう。

川 ゚ -゚)『どうも、こんばんわ』

クーが声を発すると、場内から黄色い声が飛び交った。
無表情な顔付きや大人しい低めの声が、女性客の心を奪っているようだ。

阿部『好きな男のタイプを教えてくれ』

川 ゚ -゚)『む・・・そうだな。細めの文系っぽい男が好きだな」

阿部『趣味が合うな、俺もそういう男の子は好きだ』

( ^ω^)「うはー。あんな美人さんが『セントラル』にいるのかおー。
      ドクオ、あの人どうだお?」

('A`)「惚れ申したああああああああああああああああああ!!!!」

(;^ω^)「ちょwwwどうしたおwwwww」

('A`)「俺、あの人に命令されてみたい」

( ^ω^)「聞いた僕が馬鹿だったお……」

78 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:31:21.03 ID:mZG9ZR/90
7人目、8人目と終わり、コンテストもいよいよトリ2つを迎えた。
ラスト2人を飾るのは、ツンとハインリッヒである。

( ^ω^)「いよいよツンの番だお!!」

('A`)「ツンちゃんの水着の番か! わたしは待ちくたびれたよ!!」

( @∀@)『さあ「ミス・セントラル」も残るは後2人!
      紹介しますのは、システム・ディレイクを完成させた天才少女!
      皆さんご存知、ツン・ディレイクちゃんです!!」


ξ*゚听)ξ『つ、ツン・ディレイクです!! 16歳です!!
       バストは・・・・90センチありまーす!』


現れたのは、たわわな乳房を揺らすツンだった。

( ゚ω゚)「なん・・・だと・・・」

(゚A゚)「ば、ばかな・・・・」

ブーン達はフリーズした。

83 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:34:21.88 ID:mZG9ZR/90

(;・∀・)『あ、あの、ツン君? 写真と全然違うんだけど、その胸どうしたの?』

ξ゚听)ξ『え? いやその、昨日急に大きくなっちゃいましてwwww』


/ ,' 3『ドーピングじゃあああああああああああああああああああああ!!!!!
    失格じゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!11』


突然、荒巻の怒号が球場を包んだ。
まさかの失格宣言に、会場の人間全員がざわめいた。

/ ,' 3『ツンちゃん・・・おじいちゃん、ぺったんこの方が好きじゃった・・・』

ξ;゚听)ξ『え、ちょ、待って! 本当に失格なの!?
       ドーピングじゃないってば! 手術よ手術! いいじゃない別に豊胸手術したって!』

/ ,' 3『ひったてい!』

ξ;凵G)ξ「ジジイてめえええええ!! ちくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!」

('A`)「馬鹿だなぁ。そのまんまの自分で出場すればイイ線行ってたのに」

( ^ω^)「あ、それは同意だお!」

(*^ω^)(でも悪くなかったおwwwふひひひwwwwwwww)

85 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:36:24.60 ID:mZG9ZR/90

( ゚∀゚)「はははは! 笑わせてくれるぜチーム・ディレイク!
     勝てないと思った挙句手術かよ! しかも退場というオチ付きとはな!」

( @∀@)「えーここで残念なお知らせがございます。
      ハインリッヒ・アルドリッチさんなのですが、腹痛の為、出場を断念するとの事です!
      では、以上8名の女性! この8名の女性から、ミス・セントラルが決まります!!」


( ゚∀゚)「なん・・・だと・・・」


そんなこんなで結局優勝したのは、


从'ー'从「ひれ伏せ愚民ども」


大人らしい体付きの割りに、おっとりとした天然キャラが魅力的だった、
ワタナベさん18歳が最も票を集め、見事ミス・セントラルの座に輝いた。

準優勝は、チーム・スタンレー所属の美しきクー・ルーレイロ嬢。
こうして第3回「ミス・セントラル」は幕を閉じたのだった。

86 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:37:44.96 ID:mZG9ZR/90
翌日。

ξ )ξ「…………」

ラボには元通りの胸の大きさに戻っていたツンが、デスクに塞ぎこんでいた。
そんなツンに、ブーンはそっと声をかける。

( ^ω^)「ツン。どうしてあんな事したんだお?」

ξ )ξ「だって……そうしたら優勝出来るかな、って思ったんだもん」

顔を伏したまま、ツンが弱弱しく返した。

( ^ω^)「もっと自分に自信を持つお。そのままでツンは十分カワイイんだお!
       だから最終選考まで進めたんだお。そう言ったのはツンだお?」

ξ*゚听)ξ「……ナイトウ」

('∀`)「ツンちゃん! おっぱい揉ませてーな! ってあれ・・・元に戻ってる・・・」

('A`)「うーん……ロリ巨乳ツンの方が好きかも俺。
    何で元に戻しちゃったんだよ。ブーンも『ツンは巨乳の方が良い』っつってたぞ?」


   ナイトウの馬鹿ああっ!!! ξ#;凵G)三○)ω゚) ぶぐあああああああああ!!!!


                                LOG ミス・セントラル 終

90 名前: ◆jVEgVW6U6s :2008/10/13(月) 00:40:47.18 ID:mZG9ZR/90
以上で第14話でした。
夜遅くまで付き合っていただいて有難う御座います!
助かりました!

ギャグは難しいですね。
でも書いてて楽しいわwwwwww

次回の更新の目処は立ってませんが、早めに投下出来ればなーと。
ということで、おやすみなさい!

前へ 次へ
内藤エスカルゴ - 現行作品一覧 - ( ^ω^)は街で狩りをするようです - 第14話「蜂退治」
inserted by FC2 system