92 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:33:09.49 ID:AGvNyb310
最終話

ξ゚听)ξ「でも・・第二段階って何するのよ?」

ツンがクーに聞いてみた。クーは難しそうな顔をする。

川 ゚ -゚)「・・正直な所、私も良く分からない。作戦を考えてるのはドクオなんだ」

ξ゚听)ξ「そんなぁ・・」

川 ゚ -゚)「そんなこともあろうかと!!!」

クーがいきなり叫ぶと、何か紙を取り出した。

川 ゚ -゚)「実はコソーリと、ドクオの机の中から作戦ノートをくすねておいたのさ」


94 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:33:41.77 ID:AGvNyb310
ξ゚听)ξ「すごーい!!でもどうやって?」

川 ゚ -゚)「この針金を曲げて・・」

ξ゚听)ξ「ちょwwwwwピッキングっすかwww」

川 ゚ -゚)「昔はカギ開けのクーとも呼ばれていたんだがな・・」

(´・ω・`)「ちょwwwwww僕知らんよ、そんな事」

川 ゚ -゚)「まあそんなことはどうでもいいんだ。とりあえず確認してみようか」

ξ゚听)ξ「どうでもよくないような気がするけどね・・」

川 ゚ -゚)「どれどれ・・」

ページを確認するクー。

95 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:34:27.35 ID:AGvNyb310
川 ゚ -゚)「なんとその男はファスナーを開けながらこういった。やらないか」

(*´・ω・`)「うほっ、いいホモ小説・・」

川 ゚ -゚)「これは・・まさか、ドクオの自作小説なのか?」

川 ゚ -゚)「・・・・・・・」

川* ゚ -゚)「うはっ、801ktkr」

(*´・ω・`)「エクスタシィ・・・・・」

*(‘‘)*「デレちゃん、エクスタシィってなんですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「わからないなぁ・・なんか気持ちいいんじゃない?」

*(‘‘)*「ふーん・・私もエクスタシィしてみたいなぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「wwwwwwwwwww」


96 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:35:09.96 ID:AGvNyb310
川 ゚ -゚)「ドクオにこんな趣味があったなんてな・・今度罵ってみようかな」

ξ゚听)ξ「ちょっと!子どもに悪影響よ!早くしまって!!」

川 ゚ -゚)「もう・・ツンは真面目だな。どれどれ・・」

今度はちゃんとしたページを開くクー。

川 ゚ -゚)「第二段階は・・・・・」

(´・ω・`)「これは・・・さすがに過激だな」

ξ゚听)ξ「これ本当になったらマズいんじゃない?」

川 ゚ -゚)「まぁ、大丈夫だろう。これで確実にブーンも折れるだろう」

ξ゚听)ξ「大丈夫かなぁ・・」

早速行動を起こすようだ。

98 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:35:41.68 ID:AGvNyb310
*(‘‘)*「大人って大変ですね・・」

ζ(゚ー゚*ζ「そうだねぇ・・」

ブーンが仕事から帰ってくる。

( ^ω^)「ただいまだお・・・」

誰もいない部屋。凄く寂しく感じる。

( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・」

( ^ω^)「いつになったら帰ってきてくれるお・・」

ブーンはツンがなかなか帰ってこないことが悲しくなってきたようだ。

99 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:36:15.94 ID:AGvNyb310
( ^ω^)「おっ・・留守電だお」

赤くランプが光っていることに気がつくブーン。

( ^ω^)「ぽちっとな」

「なんだかんだと聞かれたら!答えてあげるが世の情け!!」

( ^ω^)「間違えたお。こっちだお」

留守電、一件デス

「ツンだけど・・色々考えさせてもらったんだけど・・」

( ^ω^)「おっ!!!」

100 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:36:32.88 ID:AGvNyb310
「私・・もうブーンと暮らしていく自信がないの・・」

( ^ω^)「・・・・・・」

「それに私・・今まで黙ってたけど、重い病気なんだ・・」

( ^ω^)「えぇ・・!!!!」

「だから・・私オワタ\(^o^)/」

( ^ω^)「ちょwwwwwwwwwwww」

「でも・・一つだけ助かる方法があるんだ」

( ^ω^)「・・・・?」

「ブーンが家族思いな優しいお父さんになってくれること。それだけで私の病気は良くなるはずなの」

( ^ω^)「?????」


101 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:37:00.91 ID:AGvNyb310
「ほら、病は気からって言うよね?」

「いや、言うわよっ!絶対言うわよ!!!」

( ^ω^)「なんで電話越しなのにこんな必死だお・・?」

「とにかくっ!私を助ける気があるなら、今の性格を直してドクオの家に来てね。それじゃあね」

( ^ω^)「・・絶対嘘だお」

簡単に見破られてしまった。当たり前といった所か。
ドクオの家では・・

川 ゚ -゚)「これでよし・・我ながら完璧だな」

(´・ω・`)「うん、さすがは高校時代演劇部の脚本を手がけてるだけあるよね」

ξ゚听)ξ「・・・・・・・」

ξ゚听)ξ「クーが書いた台本で演技したら余裕で演劇部負けたじゃない・・」

川 ゚ -゚)「なんかいったか?」

102 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:37:42.54 ID:AGvNyb310
ξ゚听)ξ「い、いえ・・何も・・」

川 ゚ -゚)「あんまり口がすべると・・私のアイアンクローが君の胸に飛んでいくから気をつけるんだな」

ξ゚听)ξ「ちょwwww堂々セクハラ宣言っすかwww」

('A`)「ただいまー」

川 ゚ -゚)「お帰り、ドクオ。後で話があるんだが・・いいかな?」

('A`)「えっ?ああ、うん。それより、作戦はどうしたんだ?」

川 ゚ -゚)「第二段階へ移行した。これで成功ならブーンがここにやってくるはずだ」

('A`)「そうか・・でも俺は台本書いてなかったぞ、誰が・・?」

川 ゚ -゚)「私だ」

('A`)「ちょっと見せてくれ・・」

一分ほど静止してその文章を眺めるドクオ。

103 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:37:59.10 ID:AGvNyb310
('A`)「ちょwwwwこれじゃあ無理っすよwwww」

川 ゚ -゚)「ちょっと来い」

失言をしたドクオはどこかへ連れて行かれた。

(´・ω・`)「まさか・・罰?」

ショボンの予想は当たった。

川 ゚ -゚)「このど変態が!!!!!!」

(*'A`)「アッー!!らめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

悲鳴(?)が家の中に響き渡っていた。

*(‘‘)*「なんかエッチな叫び声ですぅ・・」

ζ(゚ー゚*ζ「体が熱い・・」

ξ゚听)ξ「悪影響だって言ってるのに・・・それより、ブーンを待たなきゃね」

104 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:38:28.46 ID:AGvNyb310
その頃ブーンは・・

( ^ω^)「・・やっぱり父親として、ツンやデレをもっと構ってあげるべきなのかもしれないお」

ブーンは家族皆で取った写真を見つめた。皆満面の笑みで映っていた。

( ^ω^)「・・昔の自分に、戻るんだお」

ゆっくりと扉をあけてドクオの家へ向かっていくブーン。

( ^ω^)「・・・・・・・・」

夏だって言うのに、妙に風邪が冷たくて気持ちが良かった。

ξ゚听)ξ「あら・・・・・・・ブーン?」

('A`)「ほんとに?」

紛れも無くそれはブーンの姿だった。

川 ゚ -゚)「まさか・・あれできたってのか?」

105 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:38:45.94 ID:AGvNyb310
(´・ω・`)「ちょwww自分で会心の出来っていってたじゃんww」

ピーンポーン。

川 ゚ -゚)「ほら、デレ、出てあげるんだ」

ξ゚听)ξ「・・・・・うん」

がちゃ

ξ゚听)ξ「・・・・っ!」

ドアを開けた瞬間、ブーンに抱きしめられるツン。

( ^ω^)「ごめんお・・」

( ^ω^)「やっと気が付いたお。僕は仕事ばっかに目がくらんでいたお」

( ^ω^)「でも・・ツンとデレがいない日は寂しくて仕方なかったんだお」

( ^ω^)「いなくなって・・ようやくわかったお。家族の大切さが」

ξ゚听)ξ「・・・・・・・」

106 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:39:33.60 ID:AGvNyb310
( ^ω^)「もう一度、やりなおそうお。心を入れ替えて頑張るお」

ξ゚听)ξ「・・・・・・」

ξ゚听)ξ「デレ・・いい?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん、パパ、反省してるもの」

( ^ω^)「ありがとうだお・・二人とも。それじゃあ荷物もって帰るお」

ξ゚听)ξ「え・・車で着てくれたんじゃないの?」

( ^ω^)「歩きだお」

ξ゚听)ξ「え!!!!!なんでそういうところ気を使ってくれないのよ!!!」

( ^ω^)「急いでたから仕方ないお!!」

ξ゚听)ξ「大体あんたはねぇ・・」

107 : ◆gk43jgqTBM :2007/02/05(月) 00:39:54.70 ID:AGvNyb310
仲直りしたと思ったら、また喧嘩を始める二人。

川 ゚ -゚)「あいつららしいな・・」

('A`)「そうだな・・」

(´・ω・`)「あれだからこそ、いいんじゃないか?」

三人はお互いを見て笑いあう。

ζ(゚ー゚*ζ「フフッ」

デレの笑顔も、なんだかいつもより明るく見えるのだった。

( ^ω^)ブーンが人生を歩いていくようです 完



前へ その後  目次 inserted by FC2 system