74 :閉鎖まであと 10日と 1時間:2007/01/13(土) 19:15:42.76 ID:66jl9Qcj0
 7

( ^ω^) 内藤 ホライゾン死刑囚
罪状
殺人罪


( ^ω^)「ど、ど、どういうことですお」

川 ゚ -゚)「その通りの意味だ。組もうということだ」

何と、組む、とな。
いや、ぼくはむしろ、貴方と一緒に組み合い体操をハッスルしたいですけども。

( ^ω^)「え? え?」

川 ゚ -゚)「情報交換を主として、何とか二人が生き残る状況に持ってゆこうという意味だ」

( ^ω^)「えっーと……それはつまり、残ったら協調して生き残ろうということですか」

川 ゚ -゚)「そうだ。1人じゃ得られる情報はたかが過ぎてる。しかし、2人ならかなり状況を推測しやすくなるだろう」

( ^ω^)「これは……提案ですかお? それとも、脅迫ですかお?」

76 :閉鎖まであと 10日と 1時間:2007/01/13(土) 19:17:28.79 ID:66jl9Qcj0
川 ゚ -゚)「脅迫? つまり、私が君の冤罪をばらす、ということか?」

( ^ω^)「……そうですお」

川 ゚ -゚)「もちろん提案だ。お前の無実の件は誰にも言いふらす気はない」

( ^ω^)「そうですか……少し考えさせてくださいお」

川 ゚ -゚)「ああ。あと、自由になったら、私の体を好きにしていいぞ」

( ^ω^)「ブハッ!」

ピザ吹いた。

81 :閉鎖まであと 10日と 1時間:2007/01/13(土) 19:18:34.18 ID:66jl9Qcj0
川 ゚ -゚)「あーんなことも、こーんなことも、挙句の果てにはそーんなことも可能だ」

ちょwwwあんた。冷静な顔して何てこと言うんだ。

( ^ω^)「な、何言ってるんですか。そんな、誘惑に、つ、つられるほど僕は……」

川 ゚ -゚)「といいつつも、お前の下半身は正直そうだが」

ホントだ。俺のサンオブザリバティ(自由のムスコ)が暴れてますね。

( ^ω^)「……じ、じゃなくてそんなことで僕は」

川 ゚ -゚)「ほ〜れ、ほれ。下半身に忠実になったほうが得だ」

あんた、綺麗な顔してるけど、中身おっさんだろ。

川 ゚ -゚)「協力してくれるなら、今ここで、口でしてやってもいいぞ」

( ^ω^)「ちょwww」

川 ゚ -゚)「さぁ、どうする!?」

どうするって。
何、変な条件つけてるんですか、クウさん。

83 :閉鎖まであと 10日と 1時間:2007/01/13(土) 19:19:30.73 ID:66jl9Qcj0
あ、でもいいかも。とか思う自分がいる。

相手が、殺人鬼であることは置いておいて、あの4人の中で一番信用できそうなのがクウだ。
また、完璧に信用はできないが、このゲームで情報が多いに越したことはない。

だから協力することには何の抵抗もないし、デメリットがそこまであるとも思えない。
これは儲けものだと思う。

それにここでYESと言ったら、あんなことやこんなことが待っているし。
この美貌を、肉体を自由にできるチャンスが。

それに今から、彼女のお口で、いやむしろ奥地がいいけどさ。

やばいwwww
みwなwぎwっwてwきwたwwwwwwww



一瞬、ある顔が頭の中によぎる。

かわいい顔、どこかふてくされた顔、やさしい顔。
そして、もう、動かない顔。

そうだ、何をやってるんだ、僕は。

86 :閉鎖まであと 10日と 1時間:2007/01/13(土) 19:20:59.33 ID:66jl9Qcj0
( ^ω^)「……っ、協力はしますけど、僕には彼女がいるんで、そんなことは……しませんお!」

彼女。

ツン。

ぼくの最愛だったひと。

川 ゚ -゚)「彼女って…………そうか、すまなかった。さっきのは冗談だ、忘れてくれ」

( ^ω^)「……そうは見えなかったですけど」

川 ゚ -゚)「……そうか。じゃあ本気だ、忘れてくれ」

( ^ω^)「って、おい」

87 :閉鎖まであと 10日と 1時間:2007/01/13(土) 19:23:32.85 ID:66jl9Qcj0
川 ゚ -゚)「まぁ、頼むぜ相棒」

( ^ω^)「相棒、て」

川 ゚ -゚)「悪巧みするなら相棒だろ」

( ^ω^)「僕、犯罪者じゃないですから」

川 ゚ -゚)「私が、犯罪者に見えるとでも?」

( ^ω^)「見えますお」

川 ゚ -゚)「まぁいい。じゃ、いきますか」

完璧に彼女のペースだ。
男を手玉に取るとは、このことか。恐ろしや。

ぼくらは広間へと戻る。

ふと、思う。
やはり、ツンのことを、ぼくがまだ忘れることは、できなかったんだな、と。


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