( ^ω^)ブーンが引っ越してきたようです
- 1 名前:代理 :2007/07/21(土) 23:11:02.36 ID:ppcpqMkx0
- 時かけ見逃したあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:12:44.36 ID:PbrxSOZjO
- ほ
- 3 名前: ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:13:13.37 ID:aMAanD5+0
- >>1
代理乙です
ありがとうございます!
今日から投下開始です
このスレを開いた方は是非作者の最期までお付き合い下さい
- 4 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:14:44.69 ID:aMAanD5+0
-
J( 'ー`)し「コンコン コンコン」
( ^ω^)「はいおー」
J( 'ー`)し「ブーン、入るわよー、ガチャッ」
( ^ω^)「別にコンコンとか言わなくて良いお」
J( 'ー`)し「何言ってるの。息子の部屋に入るときくらいノックするのが普通でしょ」
( ^ω^)「口で『コンコン』言うのは普通じゃないお」
J( 'ー`)し「あら、そういえばそうねw バタンッ」
( ^ω^)「言った傍から『バタン』とか言うなお。つーか何のようだお?」
J( 'ー`)し「ブーン、今住んでるこの国、何て言うところか知ってる?」
( ^ω^)「お? 何を急に?」
J( 'ー`)し「いいから、ここはなんて国?」
( ^ω^)「マダガスカル」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:14:47.48 ID:4BX9HyukO
- たが断る
- 6 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:15:44.34 ID:aMAanD5+0
-
J( 'ー`)し「そう。正しくは『マダガスカル共和国』ね」
( ^ω^)「ぅんでそれがどうかしたのかお?」
J( 'ー`)し「ぅんでね、マダガスカル飽きたからもう引っ越す事にしたわ」
( ^ω^)「へぇ、今度はどこに?」
J( 'ー`)し「日本」
( ^ω^)「ジャポ〜ン」
J( 'ー`)し「分かったら荷造りしなさい、今から行くから」
( ^ω^)「どうやって?」
J( 'ー`)し「テレポーテーション」
( ^ω^)「おk。……つーか住むところは?」
J( 'ー`)し「なんとかなるっしょ」
( ^ω^)「おk」
- 7 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:18:22.13 ID:aMAanD5+0
-
( ^ω^)ブーンが引っ越してきたようです
- 8 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:20:24.01 ID:aMAanD5+0
-
俺の名はドクオ。
特にこれといって特長も特技も無い普通の高校生だ。
(-A-)「Zz...」
現在心地の良い惰眠を貪り中。
目覚まし時計のベルが鳴るまでもう少し。
「ドクオー! 起きなさーい! 遅刻するわよー!」
(-A-)「……Zz...」
一階から二階の俺の部屋めがけて母親が俺を起こそうとする声が聞こえる。
母さんには悪いがまだ俺は眠いのだ。
8:45の始業ベルに間に合うように家を8:15分に出れば普通に学校に着く。
だからせめて8時までは寝かせてくれ……。
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:23:24.35 ID:aMAanD5+0
-
「ドクオー! いい加減に起きなさーい!」
あぁもううるさいなぁ……。
大丈夫だよ、遅刻とかしないから……。
('A`)「ゔ〜……8時まで寝る〜……」
「何言ってるのー! 今8:20分よ――――――!」
('A`)「……」
そんな馬鹿な何を……何を仰るウサギさん。
目覚ましが鳴らなかったわけじゃあるまいし……ねぇ。
ほ〜ら時計を見ればまだこんな時間…………
『AM8:21』
- 10 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:26:46.80 ID:aMAanD5+0
-
(;゚A゚)「遅刻だあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
第一話『転校生だけど何か質問ある?』
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:27:36.19 ID:JeZ5ejeX0
- >>3で作者に死亡フラグが立っている件
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:27:36.72 ID:qgMZkSA70
- シエン
- 13 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:29:42.28 ID:aMAanD5+0
-
前編
「VERY IMPOTENZ PERSON HIGH SCOOL」通称『VIP高校』。午前8:43分。
俺の通う普通の公立高校だ。
どれくらい普通かというと高校受験の模擬試験のボーダー偏差値が50.0ピッタリなくらい普通な学校だ。
どうだ、普通だろ。
だがまぁ今はそんなことどうだって良い。
始業チャイムまで残り――――――
(;゚A゚)「二分ああああああああ!!!!」
駆け足。
もう本当これ死ぬ気で、全速力で走る。
そして残り1分という所で見事! 正門をくぐる事ができた。
(;'A`)「ハァッ! ハァッ! まだまだぁあぁあぁあぁあ!!!」
しかしまだ終わらない。
実はこの学校、門を潜っただけでは出席カウントを取られない。
下足で靴を履き替え、自らの教室へとたどり着き、担任教師よりも先に着席完了して初めて遅刻カウントから免れられるのである。
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:31:31.36 ID:6XNjZ0mo0
- なんか小学生が書いている可能性が・・・って思ってしまって楽しめない
- 15 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:32:16.94 ID:aMAanD5+0
-
つまり、今現在俺が門を通り抜ける事が出来たとしても、チャイムが鳴る前に教室に着かなければ意味が無い。
俺の周りを見ても遅刻しそうになって慌てて走る奴が数人居る。
そして俺の教室、2年1組は不運な事に最上階の一個下、4階なのである。
(;'A`)「ぅおぉぉおぉ!!」
残り一分。
正直家からフルスピードで走ってきたからかなり体力的にヤバイが…
この際四の五の言ってられねぇ。
猛スピードで下足に突入、次いで上靴に履き替え、いざラストの階段へ。
(;゚∀゚)「おぉー! ドクオじゃん! おっはよ――――――wwwww!!」
(;'A`)「ん!? おぉジョルジュか!!」
俺の横に並んで一緒に4階を目指すこの男、名はジョルジュ長岡。俺のクラスメイトで親友だ。
(;゚∀゚)「ははははお前も遅刻ギリギリかwwwww俺と一緒だなwww仲間だ仲間wwww」
(;'A`)「バーローお前と一緒にすんな!! 今日はたまたま目覚ましが鳴らなかったんだよ!!」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:32:56.03 ID:O8W4lPg10
- 支援
- 17 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:33:26.29 ID:aMAanD5+0
-
(;゚∀゚)「そっかwwwはぁっ! はぁっ! 頑張れよーwwwはっはっはwwwあともうちょいで4階だぞーwww」
(;'A`)「おうよ! つーかお前なんか楽しそうじゃね!?」
そんな無駄口を叩きながら走って着いた先は3階。
あと一階分上れば教室だ。
――――――と、そのときだった。
DQNA「いてっ!!」
(;'A`)「――――――痛っ!!」
突如、目の前で火花が散る。
3階まで上がった直後、急に現れた人影と正面衝突してしまった。
DQNA「ってーな!! どこ見て歩いてんだよ!!」
(;'A`)(うっわ〜……厄介な奴とぶつかっちゃったな……)
- 18 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:36:24.17 ID:aMAanD5+0
-
DQNA(ドキュンエー)。
その名の通りDQN、所謂「不良」だ。
まぁ偏差値50という見事なまでに中途半端なこの高校には不良なんて普通に何人も居るが、こいつはその中でも特にタチの悪い奴だった。
噂では他の学校の不良どもを数人病院送りにしたらしいが……。
DQNB「おいおいどうしたんだよAー」
DQNC「あっ、こいつ1組のドクオじゃん?www」
A「あぁ、何かこいつがいきなり俺にぶつかってきたんだよ」
あちゃ〜なんか取り巻きの奴ら(DQNB及びC)まで出てきちゃったよ。
(;゚∀゚)「うわヤッベ……おいドクオ、逃げんぞ!」
お前に言われなくても分かってるよ。
とにかく今は教室に行くのが先決だ。
(;'A`)「悪ぃな。今はお前の相手してる場合じゃねーんだ。……じゃなっ! 行くぞジョルジュ!」
( ゚∀゚)「お、おう!」
- 19 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:40:47.04 ID:aMAanD5+0
-
そう言って俺はジョルジュと共に走り去る。
……はずだった。
DQNA「おいちょっと待てコラ」
('A`)「うぉっ!?」
突如右肩に感じる重圧。
なんとDQNAが突然俺の肩を掴んで来たのだ。
('A`)「なん……だよっ! 放せよ、今急いでんだ」
DQNA「ドクオお前最近さぁ、2年になってから調子乗ってんじゃね?」
('A`)「は?」
DQNA「1年の時は俺に殴られてビービー泣いてるだけの奴だったくせになぁwww」
(;'A`)「!」
- 20 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:44:01.97 ID:aMAanD5+0
-
B「あ、そっかwwwそういやこいつ1年の時Aに思いっきり虐められてたんだっけwww」
A「いやBwwwお前もCも一緒に虐めてたろwww」
C「そういやwwwドクオって去年俺らと一緒のクラスだったんだよなwww」
(;'A`)「……」
下卑た笑い声上げやがる。
するとDQNAが俺に顔をヌっと近づけていった。
A「なぁドクオ、あんまり調子乗ってて後で痛い目見ても知らねぇぞ?」
('A`)「……知るかよ」
A「!!……あ?」
('A`)「俺はもう去年の俺とは違うんだ。もうお前なんかに泣かされてる俺じゃぁない」
A「んだとテメ……」
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪
(;゚∀゚)「あっ! おいっ! チャイム鳴ったぞドクオ! 急がねぇと!」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:46:36.77 ID:O8W4lPg10
- 支援
- 22 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:47:46.48 ID:aMAanD5+0
-
('A`)「おう、行くか!」
そうして俺たちは何とかその場をやり過ごした。
走りながらジョルジュが心配そうに話しかけてくる。
(;゚∀゚)「なぁドクオ、大丈夫なのか? あんな不良軍団と関わっちゃって……」
(;'A`)「……大丈夫だよ」
( ゚∀゚)「でも……」
('A`)「ほら! 到着〜っと!」
教室に着いた。
が、いつもはチャイムが鳴るとほぼ同時に教室に居るはずの担任の姿が今日は見えない。
( ゚∀゚)「おっ! ラッキーwww先生まだ来てねぇじゃんwww」
俺もジョルジュも安堵しながら自分の席に着いた。
ジョルジュの席は俺の右隣だ。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:49:35.32 ID:h83WoXzA0
- 作者小学生なのか・・・
- 24 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:50:41.67 ID:aMAanD5+0
-
ちなみに俺の左隣の席は空いている。
元から誰も座っていない席なのだが何故だろうか。
('A`)「まぁ気にしない」
川 ゚ -゚)「遅かったなドクオ」
席に着くと同時に後ろから肩を突かれた。
俺のすぐ後ろの席の女、名はクー。
小学校に入る前からの幼馴染みだ。
川 ゚ -゚)「珍しいな、ドクオがこんなギリギリアウトで登校するなんて」
('A`)「あぁ、何か目覚まし鳴んなくてな……つーかアウトじゃねぇ、ギリギリセーフだ」
川 ゚ -゚)「何を言っている、チャイム鳴った後ではないか。先生来てたらアウトだぞ」
('A`)「来てないからセーフなんだよ」
( ・∀・)「おっ! ドクオじゃん、いつの間に来てたの?」
('A`)「今」
- 25 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:54:50.13 ID:aMAanD5+0
-
(*゚∀゚)「あ、ドクオ! お前この前貸したゲームさっさと返してよ!」
('A`)「後でな。つーか朝から取り立てとか勘弁……」
モララーに、つー。
皆俺の親友だ。
席も近くだから教室に着いたと同時に俺の周りが賑やかになる。
俺は部活に入っているわけでもなく、かといって勉強一筋ってわけでもない。
けど毎日こうやって学校の仲間と楽しく平和に暮らしている。
それだけで十分満足だった。
そう、平和な極普通のありきたりな日常の繰り返しだった。
少なくとも今日までは――――――。
( ´∀`)「は〜いみなさ〜ん、おはようゴザイマ〜ス」
生徒一同「おはようございま〜す」
担任のモナー先生が教室に入り挨拶をした。
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/21(土) 23:55:43.19 ID:O8W4lPg10
- 支援
- 27 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:56:57.88 ID:aMAanD5+0
-
(*゚∀゚)「せんせー今日来んの遅かったねーwww遅刻だよ遅刻ーwww」
つーが先生を囃し立てる。
確かにチャイムが鳴って暫くしてから来るというのはいつものモナー先生にしては遅いほうだ。
……まぁ俺にとっちゃラッキーだったが。
( ´∀`)「いやぁ〜ちょっと校長室で話があって来るのが遅くなったモナ〜」
( ゚∀゚)「校長室!? なになに?www先生校長に説教食らってたの!?www」
( ´∀`)「ち〜が〜う〜モナ〜。ふふんw 今日は皆に素敵なお知らせがあるモナ〜」
ミ,,゚Д゚彡「お知らせ?」
( ´∀`)「実は今日から新しいクラスメイトが増えたんだモナ!」
('A`)「!」
ザワついていた教室がさらに騒がしくなる。
ノパ听)「先生ぇぇぇぇ!!! それは転校生ということかぁぁぁ!!??」
( ´∀`)「そうモナ。もう教室の外に来てもらってるモナ」
- 28 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/21(土) 23:59:25.13 ID:aMAanD5+0
-
( ゚∀゚)「おいドクオwww転校生だってよwww男かな?wwwそれとも女かな?www」
('A`)「さぁ〜……ワカンネ」
転校生か……といっても今は5月、この時期の転入とは珍しいのではないだろうか。
それにしてもジョルジュじゃないが確かに転入生の性別は気になる。
何故なら――――――
('A`)チラッ
さっきも言ったようになんと俺の隣の席は空席。
つまりその転入生が俺の隣に座る可能性は極めて高いということなのだ。
(*'A`)(もしかしたら可愛い女の…川 ゚ -゚)「子だったりして〜」
(;'A`)「うぉおぉっ!?」
川 ゚ -゚)「……なんて思ってないか?」
(;'A`)「おおお思ってねぇよ!! 思ってない思ってない!!」
川 ゚ -゚)「ふーん」
( ´∀`)「それじゃ内藤くん、入ってきてくれモナ」
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:01:24.92 ID:hWCLEAhJO
-
- 30 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:01:42.96 ID:xRMcmyOO0
-
内藤「くん」?
……どうやら俺の期待は外れたらしい。男のようだ。
先生の合図に合わせて教室の扉がゆっくりと開いた。
( ^ω^)「……」
パチパチと拍手が教室に鳴り響いた。
転入生はゆっくりと教卓まで歩き、モナー先生の隣に立った。
('A`)(……あれが転入生か)
見た目、第一印象は……極めて普通の男子。
中肉中背、特に目立った格好をしてるわけでもない。
ただ少し大人しそうかな?
( ゚∀゚)「ヒュ――――――www待ってましたぁ――――――wwwww」
(;^ω^)「……」
- 31 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:04:53.18 ID:xRMcmyOO0
-
ジョルジュが大声で場を盛り上げようとする。
実際、教室は大盛り上がりだったが当の転入生は逆に恥ずかしそうにモジモジとしていた。
( ´∀`)「んじゃ〜内藤君、自己紹介をお願いするモナ」
( ^ω^)「あ、はい」
( ゚∀゚)「おいwww転入生自己紹介すんぞwwwお前ら静かにしろよ!!www」
ジョルジュの呼びかけに答え、教室が一斉に静かになる。
つーかお前が一番うるさかったろうが……。
( ^ω^)「えーっと……内藤ホライゾンです。宜しくお願いしますお」
('A`)(よろしく……)
( ゚∀゚)(おねがい……)
川;゚ -゚)(……します「お」?)
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:06:40.49 ID:hWCLEAhJO
- し
- 33 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:07:01.96 ID:xRMcmyOO0
-
前言撤回。
普通じゃ無さそうだ。
何か今変な語尾付いたこいつ。
( ^ω^)「あ、語尾はその、癖で……気にしないで欲しいですお」
はっ……俺としたことが……
ついつい変な口調で人を偏見の眼差しで見てしまうところだった。
そうだよな、本人の癖なら仕方ないよな。それも個性だよな。
やっぱりきっと普通な奴なんだこの内藤君は。うん。
( ´∀`)「え〜っと、じゃあ皆何か内藤君に質問とかあるモナ?」
( ^ω^)「何か質問ある?」
- 34 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:10:06.99 ID:xRMcmyOO0
-
おい何いきなりフランクになってんだ内藤君。
つか君はどっから来たんだよ。
从 ゚∀从「はーい!」
( ´∀`)「はい、高岡さん」
从 ゚∀从「内藤君はどこから転校してきたんですかー!?」
('A`)(そうそう、それ俺も気になった)
( ^ω^)「マダガスカル」
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:12:02.32 ID:B2CBoHf80
- まとめようと思ったけど止めておきます。
- 36 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:12:54.28 ID:xRMcmyOO0
-
(;'A`)「……」
川;゚ -゚)「……」
(;゚∀゚)「……」
(*゚∀゚)「……」
ミ,,゚Д゚彡「……」
(;・∀・)「……」
从;゚∀从「……」
うわ〜すっげ……一瞬にして教室静まり返っちゃったよ……。
つまんねー冗談言いやがって……やっぱ変な奴なのかな……語尾的にも。
(;゚∀゚)「は……はははwwwマダガスカルだってwwwおまwwwそんなわけねーだろwww」
(;'A`)(ぅぉぉなんかジョルジュフォローに必死だよ)
(;´∀`)「あ、いや、彼は本当にマダガスカルからやってきたモナよ?」
Ω Ω Ω 「 な 、 な ん だ っ て ー ! ? 」
(;'A`)「マジか!?!?」
( ^ω^)「マジですお。マダガスカルの『ツィンギ・デ・ベマラ』ってとこから来ましたお」
- 37 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:15:36.44 ID:xRMcmyOO0
-
どうやら本当らしい。
まぁなんだ、つまらんギャグ言われたのかと思って一瞬ビクリとしたが本当なら仕方ないよな。
やっぱり偏見はよくない。
( ´∀`)「さぁ、他に何か聞きたいことはあるかモナ?」
( ゚∀゚)「はーい!」
( ´∀`)「ん、長岡君」
( ゚∀゚)「内藤君の特技は何ですかー!?www」
(;'A`)(……それは今聞く事か?)
( ゚∀゚)「ちなみに俺の特技は『おっぱいおっぱい』することでーすwww」
教室をドっと笑いが包み込む。
クラス皆が笑って賑やかになっている側で、転入生は落ち着いた様子で言った。
( ^ω^)「特技は……『超能力』です」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:16:06.08 ID:IbtpnpL50
- ほほう
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:16:41.81 ID:PqWMVP4W0
- 支援
- 40 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:16:50.22 ID:xRMcmyOO0
-
(;'A`)「……」
川;゚ -゚)「……」
(;゚∀゚)「……」
(*゚∀゚)「……」
ミ,,゚Д゚彡「……」
(;・∀・)「……」
从;゚∀从「……」
やっぱ前言撤回。
つまんなすぎ。こいつただの変人じゃん。
っていうか、え?……何これこいつそれ面白いとでも思ってんの?
(;゚∀゚)「は……ははは……超能力だって……おま……そんなわけ……」
(;'A`)(流石のジョルジュもここまでか……)
( ^ω^)「お?……本当だお。特技、超能力だお」
(;'A`)「……」
教室が再び静まり返る。
ったく良い根性してるな。
転校初日にここまでつまらんギャグをかます奴なんてそうそう居ないだろうな。
- 41 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:19:10.16 ID:xRMcmyOO0
-
(;'A`)(あれだな……場を白けさせる天才だなコイツは……)
( ^ω^)「うはwww天才とか言われると照れるおwww」
(;'A`)(いや、誉めてねぇから)
(;^ω^)「あれ? そうなのかお?」
(;'A`)(そうだよ……って…………)
あれ?
今俺声出てたか?
(;´∀`)「な……内藤君、さっきから何喋ってるモナ?」
( ^ω^)「え? あぁ、ちょっと、独り言ですお」
( ´∀`)「じゃあとりあえず座るモナ。内藤君の席は……と」
(;'A`)(はっ……!)
おいちょっと待てマズいぞこれ。
さっきも言ったようになんと俺の隣の席は空席。
つまりその転入生が俺の隣に座る可能性は極めて高……
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:20:19.99 ID:+p7R6qRG0
- 引きすぎてるドクオ達に違和感というか
同じ流れ繰り返しすぎで話が進まないというか
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:20:28.52 ID:jWY2Rdci0
- 支援
- 44 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:21:22.80 ID:xRMcmyOO0
-
( ´∀`)「あそこの〜、あの空いてる席モナ」
( ^ω^)「あ、はい。分かりましたお」
ぬゎあぁあぁやっぱり俺の隣来たよ来ちゃったよ〜。
嫌だよ俺あんな変な奴の隣とか嫌だよ嫌だよ。
……それにしても……
('A`)「な……なぁ、クー」
川 ゚ -゚)「ん? どうした?」
('A`)「俺さ、さっき、何て言うか……声、漏れてたりしなかったか?」
川 ゚ -゚)「?? 何故だ?」
(;'A`)「あ、いや、別に……ただ何となく」
川 ゚ -゚)「さぁ、別に聞こえなかったが?」
('A`)「そ……そっか」
おかしいな、なんかあの転入生が俺の声に答えた気がしたんだが。
気のせいだろうか?
- 45 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:26:59.42 ID:xRMcmyOO0
-
( ^ω^)「おいすーwww」
('A`)「!」
そんな事を考えていると転入生、いや、内藤が俺の隣の席にたどり着いた。
鞄を机の横にかけ、俺に向かって笑顔で挨拶をしてくる。
( ^ω^)「君ドクオ君っていうのかお? 宜しくだお!」
('A`)「ぁ……あぁ、よ……宜しくな」
(*^ω^)
俺が挨拶を返すと内藤は嬉しそうに微笑んだ。
なんだ、案外良い奴なのかもしれないな。
ん? 待てよ? 『ドクオ君』?
(;'A`)(って……おいおいおいちょっと待て何で俺の名前知ってるんだこいつは?)
( ^ω^)「……『読心』」
(;゚A゚)「!?」
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:28:18.21 ID:hWCLEAhJO
- ('A`)
- 47 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:30:15.87 ID:xRMcmyOO0
-
内藤が黒板の方を見ながらボソリと呟いた。
俺は驚きの表情で内藤の方を見たが奴は微動だにせず前を向いたままだ。
今のは?
まさか……俺の問いに答えたとでも言うのか?
俺の脳内の問いに?
今こいつが呟いた単語……『読心』?
もしかして……俺の心を読んだのか?
(;'A`)(こいつ……まさか……)
( ^ω^) 〜♪
(;'A`)(マジで超能力者なんじゃ……)
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:31:11.50 ID:hWCLEAhJO
- ( ^ω^)
- 49 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:33:14.50 ID:xRMcmyOO0
-
チャイムが鳴ってモナー先生が教室を出て行く。
一時間目までの短い休み時間だ。
( ゚∀゚)「よー内藤君!www俺ジョルジュ長岡www宜しくなwww」
気さくなジョルジュが早速内藤に話しかけていた。
( ^ω^)「おっ! 宜しくだお!」
从 ゚∀从「俺ハインリッヒ高岡な! 宜しく!」
( ^ω^)「こちらこそだお!」
ハインリッヒ高岡。
一人称は『俺』だが列記とした女だ。
从 ゚∀从「なぁなぁ、さっき言ってたあれってさ! 本当なん!? マジなん!?」
( ^ω^)「お? 何がだお?」
从 ゚∀从「だーかーらっ! 『超能力』だよ! あれってマジで言ってんの?」
- 50 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:37:30.48 ID:xRMcmyOO0
-
いきなり唐突な質問しやがるなこいつは……。
……と思いつつ、ついつい気になって聞き耳を立ててしまう俺であった。
( ^ω^)「そうだお。ブーン超能力使えるお」
( ゚∀゚)「ちょwwwマジかよwwwうぇwwwそりゃスゲェやwww」
从 ゚∀从「ぎゃははははwwwwじゃあなになに?www瞬間移動とかできんの?www」
あっちゃ〜、なんかもう内藤をからかうスタンスに入ってんなこいつら。
確かに初対面で「超能力が使える」等とホザかれたら誰だってからかってやりたくなるだろう。
('A`)(だがさっきのこいつの発言は……)
川 ゚ -゚)「こらこらお前ら、転入生を虐めちゃ駄目だろうが」
( ^ω^)「おっ?」
(;゚∀゚)「ちょwww虐めてねぇ虐めてねぇwww」
川 ゚ー゚)「初めまして内藤君。私は砂尾クール。宜しく」
( ^ω^)「宜しくだお!」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:38:55.47 ID:jWY2Rdci0
- 支援
- 52 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:41:46.07 ID:xRMcmyOO0
-
从 ゚∀从「なぁなぁwww何か超能力やってwwwなんかやってwww」
川 ゚ -゚)「おいおい、だからそうからかっちゃ……」
( ^ω^)「あ、ところで、僕の事は『内藤君』じゃなくて『ブーン』って読んで欲しいお」
(;゚∀゚)「ブーン?」
( ^ω^)「そだお」
从 ゚∀从「ところで超能力ってさ、何が出来んの?www」
ハインがしつこく内藤、もとい、ブーンに詰め寄る。
待てよ、内藤が俺の心を読んでいるってことはだな、俺が脳内で喋った事もあいつに伝わるって事か?
……よし、一度試してみるか。
( ^ω^)「ん〜、まぁ例えば『テレポーテーション』とか?」
(;゚∀゚)「マジでか!?」
(;'A`)(マジでか!?)
( ^ω^)「引っ越すときもそれで来たお」
从 ゚∀从「ぎゃはははwwwそりゃすげぇwww」
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:44:32.05 ID:hWCLEAhJO
- しえ
- 54 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:44:46.63 ID:xRMcmyOO0
-
( ^ω^)「カーチャンも超能力者だから引越しには苦労しなかったお」
(;'A`)(どこまで本当なんだかな〜……証明して欲しいなぁ〜)
( ^ω^)「お……しょうm……」
(;'A`)(なぁ〜んてなwww読まれてるのは分かってるんだぜwww)
これぞ秘儀、
『妄想してる最中に「もしかして今の俺の心誰かに読まれてるんじゃね?」と不安になって
「ふっ、実は読まれてるのはバレバレなんだぜ」って脳内で呟く攻撃』だ!
ふっ、いつもの人には言えないイタい癖がこういう形で役に立つとはな。
見よ、奴の顔を。
((;゚ω゚))「…………!?!?」
やっぱなwww突然慌てふためき出しやがったぜイヤッフゥゥゥウ――――――www
思ったとおり今のも読んでたんだなヴァァカめwww
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:48:54.17 ID:ErYSMACc0
- 続きまだー?
- 56 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:49:43.09 ID:xRMcmyOO0
-
これで確信した。
今ハッキリと自分の声が漏れていないことも確認した。
間違いなくこいつは俺の心を読んでる。
そんな事をしているとチャイムが鳴った。
川 ゚ -゚)「お〜い、チャイム鳴ったぞ」
( ゚∀゚)「お、もうそんな時間か」
( ^ω^)「皆速く座ったほうがいいお」
内藤の周りに出来ていた人だかりも無くなって皆が自分の席につく。
さて、今の会話、横から聞いていて一つだけ確実な事を掴んだ。
こいつ――――――
( ^ω^) 〜♪
内藤ホライゾン、通称ブーンは間違いなく超能力者だ。
突然やってきた謎の転校生が実は超能力者でした〜……とか、
「何その厨二病w」とか言われそうな展開だがこればっかりはマジっぽい。
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:50:26.00 ID:IbtpnpL50
- うむ
- 58 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:51:53.79 ID:xRMcmyOO0
-
だがそれならそれで気になることがある。
「何故奴はこの学校に転校してきたのか?」ということだ。
考えてみればおかしい話だろう。
季節外れのお引越し、元住居がマダガスカルだという突出ぶり、
おまけに普通隠したりとかするだろうのに教師、そして生徒の目の前で「自分は超能力者だ」とカミングアウトする様。
ただ単に親の都合か何かで転校して来たにしては全てが不自然極まりない。
実際、奴の転校の理由は明かされてはいないのだ。
一体何のためにこの学校に?
長い長い長考の末(5分)、俺の導き出した答えはこうだ。
('A`)(奴はこの学校を乗っ取りに来た悪の組織なのだぁあぁあぁあぁあぁあ!!!!)
ババーン!!
- 59 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:53:43.28 ID:xRMcmyOO0
-
「何その厨二病w」とか言われそうな結論だがもうここまでが十分非現実的なので全くの変な話じゃない。
こいつはその超能力を活かしてこの学校を乗っ取るつもりに違いないのだ。
いや、まぁ、なんとなくそんな気がするのだ。
だって考えてもみろよ、超能力者だぜ?
マンガとかで出てくるエスパーとかってなんか良からぬことを考えてる奴等ばっかりだろ?
「良からぬこと」が具体的にどんなものかは分からんが……まぁなんやかんやするつもりなんだろう。
そうと分かったらやる事は一つだ。
('A`)(俺がこの学校を救ってみせる!!!!)
ソバババーン!!
- 60 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:56:18.51 ID:xRMcmyOO0
-
それから特に何事も無く、いつもと同じ様に午前の授業が終わった。
昼休み、生徒達はそれぞれ購買に行ったり、自らの弁当を取り出したりして昼飯の準備をする。
川*゚ -゚)「なぁ、ドk……」
( ゚∀゚)「ドクオーwww一緒に昼飯食おうぜぃwww」
川#゚ -゚)
('A`)「あぁ、悪ぃ、俺ちょっと用事あるから」
(;゚∀゚)「何ぃ用事!? 用事って……? 飯どうすんだよ!?」
('A`)「ごめんだけど勝手に食っててくれ。じゃあな」
川´゚ -゚)……
そういって俺は一人教室を後にした。
後ろの方でクーがスゲェ脱力感丸出しの顔してたがこの際気にしない。
( ^ω^)「……」
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 00:56:35.18 ID:jWY2Rdci0
- 支援
- 62 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 00:57:46.45 ID:xRMcmyOO0
-
('A`)「う〜ん……」
俺が向かったのはのは図書室だった。
本棚から「超能力」と書かれたありとあらゆる本を取り出して机に広げる。
そして一冊一冊、流す程度に読み進めた。
(;'A`)「駄目だ……どれもパっとしねぇな……」
だがそこにあったのはどれもこれもインチキ臭い手品とかか心霊現象とかの厨二系の本ばかりだった。
俺が求めてるのはそう言うのじゃなくてだな、なんかもっとこう突如現れたエスパーの野望を食い止められるような画期的な本なんだよ。
('A`)(……ってそっちのがよっぽど厨二臭いわな)
などと一人突っ込みをしながら本を全て棚にしまう。
くっそ……「陰謀を防ぐにはまず敵の実態を知ることから」と思い図書室で調べ物をと思ったが……収穫無し……か。
そうなるとそれ以上ここにいる意味も無いので教室に戻ろうとしたそのときだった。
俺の目にあるものが飛び込んできた。
('A`)「……パソコン…………か!」
- 63 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:00:31.25 ID:xRMcmyOO0
-
('A`)「どれ、とりあえずググル先生っと……」
俺としたことが、図書室にPCがあるって事をすっかり忘れてたぜ。
さて、まず何から調べてみようか?
('A`)「確か住んでた場所はマダガスカルっつってたよな」
まずは奴がどんな所からやってきたのか調べる事だな、うん。
もしかしたら魔術が盛んな村とかで暮らしてたのかも知れんし。
とりあえずネットでマダガスカルを調べる。
('A`)「マダガスカルの……確か『ツィンギ・デ・ベマラ』だったか」
検索んとこに「ツィンギ・デ・ベマラ」と打って、と。
俺はエンターキーを軽快に「タ――――――(゚∀゚)――――――ン」と押した。
('A`)「おっ、出た出た、これがその『ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区』の画像だな〜」
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ec/Tsingy_de_Bemaraha.jpg
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 01:01:40.72 ID:AbTaNS2sO
- 支援
- 65 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:04:46.68 ID:xRMcmyOO0
-
(;゚A゚) 「 人 住 め ね ぇ だ ろ ! ! 」
なんなんなんだここは……?
魔術が盛んどころか家すら建ってねぇ。
つーかこれ住むの可能なのか?
('A`)「ん〜? なになに? 概要〜?」
そこにはこう書かれてあった。
『ツィンギとは動物の住めない土地という意味』
(;゚A゚)「……ってやっぱ住めねぇんじゃん!!」
( ^ω^)「そうだお〜、ここで暮らすのには苦労したお〜」
('A`)「あーやっぱりそうなんだー」
(;゚A゚)「……ってうわあああ!? ビックリしたぁ!!」
( ^ω^)「wwwww」
- 66 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:08:57.17 ID:xRMcmyOO0
-
いきなり背後から声がしたかと思ったらなんということでしょう!?
内藤が俺の肩越しにPCを覗いているではありませんか!!
……って、いや何でお前がここにいるんだよ?
( ^ω^)「……? どったお?」
('A`)(あれ? 俺の考えてる事が分かるんじゃなかったのか?)
( ^ω^)「それにしてもドクオ君がそこまで熱心に僕の事を知ろうとしてくれてたとはwww感激だおwww」
(;'A`)「あ……いや……これはだな……つか何でお前がここに?」
( ^ω^)「あ、実はだお! ドクオ君に……」
('A`)「ちょっと待った」
( ^ω^)「お?」
('A`)「俺のことは『ドクオ』って呼び捨てで良いよ。俺らクラスメイトだしな。そうだろ『ブーン』?」
(*^ω^)「おっwww分かったおwwwドクオwww」
('A`)「でだ、さっきの話だが、何でお前がここにいるんだ?」
- 67 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:13:15.89 ID:xRMcmyOO0
-
( ^ω^)「おっ、そうだお! 実はドクオと一緒に弁当食おうと思ってきたんだお!」
(;'A`)「べ……弁当だと?」
( ^ω^)「そうだお。何て言うか……親睦を深めるために」
なんか拍子抜けだな。
こいつ本当に学校乗っ取ろうとか思ってるのだろうか?
そもそも俺が勝手に決め込んだ事だけど……
('A`)「あぁ、いいけど、俺弁当教室に忘れたから取りに戻んないと」
( ^ω^)「その必要は無いお!」
('A`)「あ?」
( ^ω^)「ほら!」
そう言って内藤は右手に持った弁当のようなものを俺の顔の前に差し出した。
……っておい、それってもしかして……
(;'A`)「俺の弁当じゃん!?」
( ^ω^)「そだおwwwドクオの鞄から勝手に抜いてきたおwww」
- 68 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:16:07.23 ID:xRMcmyOO0
-
( ^ω^)「サーセンwwwww」
(;'A`)「いや別に良いんだけどな、ただ初対面でそこまでされちゃあこっちも驚くよ……」
そうでなくてもお前には驚かされっぱなしだけどな。
( ^ω^)「んー……じゃあどこで食べようかお……? そうだ! 屋上とか静かで快適で良いお!」
('A`)「屋上? あぁ、無理だよ。うちの学校は屋上、鍵かかってんだ」
( ^ω^)「あぁ、そんなん問題無いお。テレポーテーションで行くから」
('A`)「……は?」
( ^ω^)「行くお! 『テレポーテーション』!!」
(;゚A゚)「えっ!? ちょっ!? 待っっっ!?」
奴がそういった瞬間目の前が真っ白になった。
その直後、空を飛ぶかのような、または海に沈むかのような不思議な感覚が俺を支配する。
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 01:19:11.68 ID:IbtpnpL50
- 支援
- 70 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:20:15.23 ID:xRMcmyOO0
-
そして気が付けば俺は学校の屋上に立っていた。
('A`)「……嘘だろ?」
見覚えのない場所。
見上げれば青い空があって、足もとを見れば白いコンクリート。
360°フェンスに囲まれていて、その下には見慣れた学校のグラウンドが見える。
(;'A`)「まさか、本当に……」
( ^ω^)「屋上だお」
声がしたので振り返るとそこには俺の、そして本人のものであろう弁当を手に持った内藤が立っていた。
本当に屋上? って事は本当に……『テレポーテーション』??
(;゚A゚)「マジかああああああああああ!?!?」
- 71 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:23:20.17 ID:xRMcmyOO0
-
〜その頃〜
DQNB「なぁ、何だ話って、DQNA」
DQNA「あのさ、B、C、お前ら最近ストレスとか溜まってね?」
DQNC「あぁ、そうだな、何か最近溜まりっ放しだけど」
A「解消しねぇか?」
B「?」
C「どうやって?」
A「去年と同じ様にだよw」
- 72 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:25:03.15 ID:xRMcmyOO0
-
B「! もしかして」
A「ドクオ……今日ボコってやろうぜ?www」
C「うはwww良いなそれwwwでもなんでまた急に?www」
A「あいつ最近偉そうにしてたってたからな、ここらでいっぺん懲らしめてやるんだよwww」
B「ちょwwww鬼畜wwwwwでも楽しそうだぜwwwwwやるかwwwww」
A「クククッwwwドクオの馬鹿に目にもの見せてやるぜwww」
第一話 前編
〜終〜
- 73 名前:作者 ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:30:27.71 ID:xRMcmyOO0
- 今回の投下は以上です
代理でスレ建てしてくれた>>1さん、支援してくれた皆さん、ありがとうございました
また、↑でアドバイスをしてくれた人もありがとうございます、ためになります
第一話〜後編〜は近いうちに、できれば22日中に投下したいと思っています
実際に今日投下できるかどうかは分かりませんがその際はまた読んで下さると嬉しいです
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 01:33:05.38 ID:JqhZ7igOO
- これは面白い
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 01:42:18.20 ID:jWY2Rdci0
- 乙
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 01:44:13.76 ID:IbtpnpL50
- 乙
- 77 名前: ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 01:45:41.08 ID:xRMcmyOO0
- あとちなみに↑の方で作者小学生説が流れましたが全くのデマです小学生じゃないです
ですがもし皆さんが作者を小学生と見なした方が興奮するようであればそれでも構いません
ご自由にどうぞ
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 01:48:22.98 ID:cr/FZjrYO
- >>77
つまらなかった^^
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 02:07:54.45 ID:JwfByRPLO
- おつ
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 02:11:05.55 ID:bmAamKNpO
- 乙!これは期待
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 02:20:34.07 ID:eEjY9zVr0
- 乙!期待!!!!1111
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 02:23:16.86 ID:j5/lre1/O
- 乙です
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 02:34:40.07 ID:ZIu+6Ys70
- 登場人物が多いのは意図があるんですかね?
あまり多すぎると読者が把握しにくくなるから最低限の友達数人に絞った方がいいと思いますよ
変な煽りが多かったのは多分>>3が気に障った人が多かったんだと思います
どうして>>3が気に障る人が多いのかとかは
ttp://bobobobobooon.web.fc2.com/28page/nanika.html
ttp://boon4vip.web.fc2.com/wakannai/index.html ttp://vip.main.jp/end/45-top.html
こういうところ読んで見るといいかもしれません
話は面白く続きが気になるので次回期待しています
- 84 名前: ◆CSueav5yL2 :2007/07/22(日) 02:42:23.15 ID:xRMcmyOO0
- >>83
ご親切にどうもありがとうございます
これからは気をつけます
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 02:59:18.23 ID:bmAamKNpO
- >>83
そこまで気にするレスじゃないだろ>>3は
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/22(日) 03:08:53.98 ID:ZIu+6Ys70
- 自分は全く気にならなかったから
煽ってる人に言ってくれ
某スレとか見てると多分そんな感じかなと思った
多分この1文なのかな
>>このスレを開いた方は是非作者の最期までお付き合い下さい
新人作者が出るたびに詰まらないとか煽ってる人もさ
新人の芽摘むんじゃなくてどこを直せばいいとか指摘した方がいいと思うんだ
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