番外編
- 89 名前:了解しました。かなり短いですが応援よろしくです。:2008/01/02(水) 22:18:34.12 ID:T1xoYleWO
- ('A`)ドクオがお年玉をふんだくるようです
−これは本編から遡ってドクオが9歳の頃の正月の話です。
今日寝て起きたら正月だ。俺は、正月が大好きだ。いとこがじぃちゃんばぁちゃんの家に集まって賑やかだし、
おいしいおせちも食べれるし、なによりもお年玉がもらえる。
- 90 名前:>>88参考になります。:2008/01/02(水) 22:21:03.71 ID:T1xoYleWO
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欲しいゲームもたくさんあるし、お菓子も腹一杯買いたい。
−−そんな欲望に満ち溢れちゃった欲張りボーイはある考えを思い付いた。
もし俺がコイツ('A`)にお年玉をあげるとしたら、恐らく俺はコイツ('A`)をチンポでビンタするって位憎たらしい考えだった。
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:23:54.40 ID:T1xoYleWO
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元旦。
('A`)「じぃちゃんおはよう。明けましておめでとうございます。」
/ ,' 3「おぉ、おはようドクオ。明けましておめでとう。」
(*'A`)「・・・うん。」
急にニヤニヤするドクオ。お年玉が欲しいふいん(ryが丸美屋のソーセージである。
俺だったら絶対あげねー。
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:26:09.51 ID:T1xoYleWO
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/ ,' 3「そうじゃそうじゃ、ドクオ、これはお年玉じゃ。大事に使うんだよ??」
('A`)「ありがとうじぃちゃん。そのお年玉の話なんだけどさ・・・」
/ ,' 3「ん?お年玉がどうかしたのかえ??」
('A`)「うん、これから僕と勝負して、僕が勝ったらお年玉を2倍にしてほしいんだ。」
/ ,' 3「うーむ・・・じゃあじぃちゃんが勝ったらこのお年玉はボッシュートじゃよ?それでもいいのかぇ??」
('∀`)「うん。もちろんいいよ。勝負だからね。」
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:27:13.16 ID:T1xoYleWO
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荒巻のじぃちゃんが賭け事好きなのを知っていたドクオは、そう言うと不敵に笑った。
じぃさんから金ふんだくるとはずいぶんと面の皮の厚い子供である。
○サイコロの目当てゲーム○
@発泡スチロールで作ったサイコロ状の物を自分で作るなり用意する。
Aそれに好きな数字を適当かつ素早くばらばらに6桁書いてもらう(今回の場合は荒巻に書いてもらう。)
Bイカサマが無いように相手に振ってもらう。
C地面とくっついている見えない面の数字を言えたら勝ち。言えなかった、又は間違えたら負け。(今回の場合はドクオ。)
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:28:50.10 ID:T1xoYleWO
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/ ,' 3「なるほど。導体視力が勝負の鍵って事じゃな??」
('A`)「そういう事だね。」
荒巻じぃさんはそれを理解すると、さっさと六面に数字を書き込む。
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:30:07.85 ID:T1xoYleWO
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/ ,' 3「よし。じゃあ振るぞ。」
('A`)「うん。僕が振ってって言っt」
ひょい。 荒巻じぃさんはドクオがしゃべり切る前にサイコロを振った。
(;'A`)「アッー!もうじぃちゃん!!」
/ ,' 3「ほっほ。お前が合図してからサイコロを振るなんてルールにはなかったぞぇ??」
('A`)「・・・・」
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:32:37.13 ID:T1xoYleWO
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さすが荒巻のじぃさんである。ルールをくぐり抜けるとは中々の策士である。流石傭兵時代に「シルバーフィンガー荒巻」と呼ばれていたつわものである。 別にシルバーをかけた訳じゃないが、とにかく、手が早いのである。
俺以外と気さくな奴じゃね??なんで友達少ないんだろ。
そんな事はさておき、ドクオは何故か至って普通で、むかつくほど冷静な顔をしていた。
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:36:17.87 ID:T1xoYleWO
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('A`)「しかたないなじぃちゃんは。・・・まぁいいや。うーんと、番号は658213だね。」
ドクオはそういうとサイコロの裏を見せた。
/ ,' 3「・・・あ、当たりじゃ。」
('∀`)「へへっ。じゃあお年玉は2倍もらっとくよ。」
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:37:44.22 ID:T1xoYleWO
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/ ;,' 3「なぜじゃ、なぜわかったんじゃ!!」
('A`)「フフッ、それはどんなパンチラも見逃さないこの驚異の導体視力があるからさ。」
/ 3「・・・わしの腕も堕ちたもんじゃの・・グハッ」
それにしてもこのじぃちゃん、ノリノリである。
それからドクオは立て続けのこのサイコロゲームを続け、去年の倍お年玉を貰いましたとさ。
- 104 名前:前文*立て続けにこのゲームをして の間違い。訂正して読んで下:2008/01/02(水) 22:40:07.21 ID:T1xoYleWO
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※ここで何故ドクオが何回も勝つ事ができたのかネタばらし。
まず、このゲームのポイントは、「書いた本人も忘れる位」適当に数字を書いてもらうこと。
それと、サイコロを拾うのはドクオではいけないという事。
まずこの図のように荒巻からは見えない位置の、線で囲った数字を覚えます。
後は簡単。サイコロを黒く塗った部分を荒巻に見せます。
下の面では無く、です。手の甲でサイコロが隠れるので荒巻側からは裏をひっくり返したように見える訳です。
注:バレたらフルボッコにされるので真似しないようにしましょう。
番外編 完
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