第2章・第4話
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:38:20.93 ID:T1xoYleWO
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(´<_`;)『−セット終了』
「コール開始」
(´<_`;)『使用は4つ。首、腹以外全て。我々は命を賭けた。言う事はそれだけだ。』
(;'A`)(;´・ω・`)「「!!!?」」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:39:33.97 ID:T1xoYleWO
- 彼らにもある考え『首、腹は一発終了』。そこに込められた様々な解釈。
いや、ここまで来たら勝つしかない。勝つには首を狙うしかない。
首はセーフティーゾーンだとドクオ、ショボンだけでなく相手も思っているはずだ。彼らは『首だけは狙わない。』そう踏んでいるに違いない。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:40:50.39 ID:T1xoYleWO
- 殺人とそうでないのとでは人間の道徳心からして根本的に差がある。
その道徳心を突いた、刃をセットしてもセーフティー。という概念。
('A`;)(否・・・それをぶち破るしかない!!)
しかしショボンからでた言葉は以外なものだった。
(;´・ω・`)「いや、手足を狙う。恐らく4つ刃を使っているってのはフェイクだ。」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:42:53.25 ID:T1xoYleWO
- ('A`)「・・・何故だ?」
(´・ω・`)「ここで勝負する意味が僕には全く検討がつかない。そしてさっきの僕のコール後の返事の早さ。僕達が様子見だというのがわかったって証拠さ。そうなると相手も様子見だろう。多くて3つ使ってる位なのがいいところ。」
(´・ω・`)「そして『命を賭けた』この言葉もおそらく遠回しのフェイク。そうなると致命傷になるギリギリセーフの手足。これは様子見の段階では1番だろう。」
- 25 名前:前文 致命傷になる に けれど を付け足して読んで下:2008/01/02(水) 20:45:52.49 ID:T1xoYleWO
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このゲームの勝利条件は
○先に6枚の刃を使い切る。
○相手がギブアップする。又は死亡する。
この3つである。
できる事なら相手を殺さないで勝ちたいというのが人間の心理。 ドクオはショボンの合理的な考えに賛成した。
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:47:33.87 ID:T1xoYleWO
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(´・ω・`)「そして人は無意識に自分の利き腕、利き脚を守ろうとする。これを利用して、日本人に多い右利き、それの逆側の左手を狙う。」
彼の予想は遥かにずれていた。が、最終的に兄者の腕を切り飛ばす結果には変わらなかった。
(´・ω・`)『左手』
「正解。刃の使用4、使用した場所、両手、両足」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:49:31.59 ID:T1xoYleWO
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次の瞬間地割れがおこるのではないかと思うような叫び声が聞こえた。
(;; _ゝ )「ぐぁあああぁあぁあああぁあぁアアァアァッッ!!!!!」
(´<_`;;)「あにじゃああぁあぁッッ!!!!ッッ休憩だ!!休憩の時間をとるッッ!!!」
なかなか叫び声は止まなかった。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 20:51:00.57 ID:T1xoYleWO
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('A`)「・・・・」
(´・ω・`)「・・・・これで、勝ったよね。」
('A`)「あぁ。胸糞わりぃがな・・・」
さらに20分ほど経ちアナウンスが放送される。
「ゲームを再開します。それぞれ所定の位置に戻って下さい。」
ショボン、ドクオは耳を疑った。嫌な気分でいながらも、もう勝ったと思っていた二人には驚きを隠せない出来事だった。
第4話 終了
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