( ^ω^)ブーンは血潮の錬金術師のようです

1 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 17:49:40.13 ID:oG2cbY06O
我慢出来ない

2 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 17:50:09.94 ID:VDmTesZr0
血潮ってエロいなw

3 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 17:50:55.55 ID:YYGhc9kn0
これは厨臭いと予想する

4 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 17:52:05.58 ID:SL3qExeqO
まーっかにながーれるーぼくのちーしーおー

5 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 17:53:33.84 ID:QP8DeVQ50
>>1はよく頑張ったよ…もう>>1の体は…限界なんです…誰か>>1を止めてやってください…

6 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 17:56:15.73 ID:oG2cbY06O
老練な刀鍛冶は脚立に登り、赤々とした液が煮えたぎる大釜にまだ粗い刀の刃を浸した。
煉瓦造りの工房には喩え様のない異臭が立ち込めている。だがその臭いでさえ今ではブーンにとって心地良いものだった。

/ ,' 3「ブーン、血液は何から成るか知っているか?」

いつもの様に刀鍛冶は問う。



7 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 17:57:11.03 ID:oG2cbY06O
( ^ω^)「血球成分と血漿成分から成ってるお。
血球成分は赤血球、白血球、血小板で構成されるお。
血漿成分は水分、血漿蛋白質、そのほか微量の脂肪、糖、無機塩類で構成されてるお」

そしていつもの様にブーンは答えた。

( ^ω^)「なんで荒巻はいつも同じ事を聞くんだお?ボケかおw」

ボケで無い事などブーンは知っていた。この老人は自分よりも遥かに切れ者なことは分かっている。
だからこそ、なぜいつも同じ事を聞くのかという素朴な疑問を解決したくなったのだった。



8 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 17:58:22.84 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「大切な事だからだよ…私の様な刀鍛冶にとってはね」

それだけ言うと荒巻は液に浸していた刀を持って脚立から降りて来た。

/ ,' 3「ブーンなら私の後を継げると思うんだが、どうかね?」

( ^ω^)「何とも言えないお」

まだ16歳の子供だ。まだ自分の将来に関する事を決めるにはまだ幼過ぎると、ブーンは荒巻の誘いを躊躇する。



9 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 17:59:06.14 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「そうか、残念だ」

それだけ言って荒巻は作業を続けた。
先程の言葉に気持ちが入っていないことをブーンは知っている。だからこそ気を楽にして毎日この工房に来れるのだった。
荒巻は火の燃え盛る炉に刃をかざし、布切れで額に浮かぶ汗を拭った。



10 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 17:59:54.94 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「折れず、曲がらず、良く斬れるが刀の三大要素だ」

( ^ω^)「…」

しばし沈黙した後、荒巻は熱せられて赤橙になった刃を鎚で打ち出す。

/ ,' 3「いい鉄だ」

( ^ω^)「…」

ブーンは黙ったまま荒巻を見ていた。

/ ,' 3「やはり血液からは良い鉄が採れる」

荒巻は満足気に刃を見詰めると冷水の張った小さな浴槽に刀を沈める。
すると工房内には蒸気が立ち込めた。



11 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 18:00:22.27 ID:IMuVAhvH0
じゃあおれは精液の錬金術師ね

12 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:01:02.76 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「もう少ししたら仕上げに取り掛かるが見ていくか?」

熱が冷めるまでの時間、何をするでも無く二人は珈琲を啜る。

( ^ω^)「いや、もう外も暗いし帰るお」

外はもう暗い。夕陽は沈み、星は輝き始めている。

/ ,' 3「気を付けて帰るんだぞ」

荒巻はいつも帰り際になると注意を促す。ある種の親心なのだろう。この二人の間には親子にも似た特殊な関係が出来上がっていた。

( ^ω^)「それじゃあ…」

珈琲を飲み干し、ブーンは席を立つ。
今のブーンにとって何よりも、このゆったり流れる時間が掛け替えの無いものだった。

( ^ω^)「荒巻、明日もまた来るお」

/ ,' 3「あぁ」

その夜、空一面に星が輝いた。



13 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:04:57.46 ID:oG2cbY06O
翌日、ブーンは学校へ着くなりいつもと同じ様に罵られる。

('A`)「なんで来るんだよ、お前の顔を見るだけで反吐が出るんだけど」

( ^ω^)「…」

何も言わず、ブーンは堪えていた。その後も続く罵倒を、反論するでも無く頭を垂れて聞き流すことしか出来なかった。



14 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:05:49.87 ID:oG2cbY06O
繝悶・繝ウ縺ッ陌舌£繧峨l縺ヲ縺・◆縲ょュヲ譬。縺ォ縲√ヶ繝シ繝ウ縺ョ螻・エ謇縺ッ辟。縺・・
繝悶・繝ウ縺ォ縺ィ縺」縺ヲ縺ッ縺薙・逋ス縺・浹轣ー雉ェ縺ォ隕・o繧後◆譬。闊弱・貍・サ偵・隕∝。槭↓縺励°隕九∴縺壹∝」√・謇縲・↓蜈・繧句す縺ッ閾ェ蛻・・霄ォ縺ョ蠢・・蛯キ縺ォ莉悶↑繧峨↑縺九▲縺溘・

('A`)縲梧・譌・縺ッ縺昴・髱「隕九○繧九s縺倥c縺ュ縺・◇縲・

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15 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:06:33.15 ID:oG2cbY06O
化けたorz↓

16 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:06:59.46 ID:oG2cbY06O
ブーンは虐げられていた。学校に、ブーンの居場所は無い。
ブーンにとってはこの白い石灰質に覆われた校舎は漆黒の要塞にしか見えず、壁の所々に入る傷は自分自身の心の傷に他ならなかった。

('A`)「明日はその面見せるんじゃねぇぞ」

放課後、ようやくブーンは居心地の悪さから開放されたのだった。
足取り軽く校舎を出るブーン。だが周囲の人間の眼には、苛められて学校から逃げ帰る哀れな子と映っていた。



17 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:08:30.07 ID:oG2cbY06O
(縲・セマ会シセ)縲瑚穀縺セ・銀ヲ縲・

繝悶・繝ウ縺ッ闕貞キサ繧貞他縺ウ謗帙¢縺ヲ豁「繧√◆縲よ惠陬ス縺ョ謇峨′縺サ繧薙・蟆代@髢九″縲√◎縺薙°繧芽穀蟾サ縺ィ菴戊・°縺瑚ィ縺・コ峨▲縺ヲ縺・k螢ー縺瑚◇縺薙∴縺溘°繧峨□縲・



18 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:09:26.04 ID:oG2cbY06O
また化けたorz↓

19 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:10:11.74 ID:oG2cbY06O
( ^ω^)「荒まk…」

ブーンは荒巻を呼び掛けて止めた。木製の扉がほんの少し開き、そこから荒巻と何者かが言い争っている声が聞こえたからだ。



20 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:11:49.15 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「私が戻ることはない。帰れ」

(’e’)「俺もタダで帰る訳にはいかないんでな」

/ ,' 3「お前に付いて行くぐらいなら私はここで首を括るよ」

(’e’)「堕ちたものだな…かつては『血潮の錬金術師』とまで謳われた男が」

/ ,' 3「その名は捨てたよ。今ではしがない刀鍛冶に過ぎない」

(’e’)「よく言うよ。その大釜で煮ている物は血液だろ?臭いで分かる。
血液に含まれる鉄分を用いて鍛冶をするなんて実にあんたらしいよ」



21 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:13:01.08 ID:oG2cbY06O
( ^ω^)「…」

扉の隙間から工房内を覗き見るブーンは不安に駆られていた。
会話の詳細は理解出来ないが、なんとなく荒巻が遠くに行ってしまうかもしれないという事は理解出来たからだ。

( ^ω^)「荒巻…」

そんなブーンを、建ち並ぶ家屋の陰から見ている者がいた。



22 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 18:17:40.70 ID:fuoeZGJ40
>>14
>>17

練成に失敗したな

23 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:18:23.58 ID:oG2cbY06O
('A`)(あいつ何やってんだ?)

偶然この通り歩いていたドクオの眼に映ったものは、自分にとっての嫌悪の対象が不審な行動をとっている姿だった。

('A`)(…)

ドクオは許せなかった。ブーンが、自分に苛められているという世界以外に何か別の世界を持つという事を。
ならばその世界を奪い、握り潰してしまおうと圧倒的な悪意を持ってドクオはブーンを見ていたのだった。



24 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:20:06.31 ID:oG2cbY06O
(’e’)「まぁ老いぼれたあんた自身には用は無い。用があるのは『肉体』と『魂』だ」

/ ,' 3「ふん、ここにはない」

(’e’)「ならばどこにある?」

/ ,' 3「それには答えられない」

(’e’)「ちっ」

一発の銃声が響く。
もちろんその音は扉の外から見ていたブーンの耳にも入った。

(;^ω^)「あ、荒巻…」



25 名前:える ◆ELL/////XQ :2007/02/12(月) 18:20:09.57 ID:W7HqDgMNO
錬金術か…

26 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:21:13.30 ID:oG2cbY06O
(窶册窶・縲悟瑞縺代ゅb縺・ク逋コ縺上i縺・◆縺・・縺具シ溘・

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蜀阪・驫・」ー縺碁涸縺上・

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27 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:22:20.34 ID:oG2cbY06O
/ ;' 3「ブーン…」

(;^ω^)「お…」

かすれる様な小声で荒巻が自分を呼んだ事に、ブーンはひどく驚いた。
こんな事態に陥っているにも関わらず、荒巻はほんの数センチ開いただけの扉にまで神経を巡らせていたからだ。

/ ;' 3「ブーン、こっちに来なさい」

工房に入れと誘う荒巻の顔は、何かを切に願っている様だった。
足は竦み恐怖で震えていたが、ブーンは逃げずに体一つ分扉を開けて荒巻に近付いた。



28 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:23:02.77 ID:oG2cbY06O
縺セ縺溘∪縺溷喧縺代◆orz竊・

29 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:23:31.11 ID:oG2cbY06O
/ ;' 3縲後ヶ繝シ繝ウ窶ヲ縲・

(・幢シセマ会シセ)縲後♀窶ヲ縲・

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30 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 18:23:57.00 ID:qMIXJFG2O
日本語でおk

31 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:24:53.84 ID:oG2cbY06O
(;^ω^)「荒巻、大丈夫かお?」

奥の男に気付かれない様に出来るだけ、だが伝わる様な声でブーンは荒巻に問う。

/ ;' 3「正直きついな。昔なら何とかなったかもしれないが」

荒巻もまた小声で答えた。

/ ;' 3「ブーン、私の後を継いでくれないか?」

いつもと同じ場所で、いつもと同じ事を。だがいつもと違う様に荒巻は誘う。
誘うというよりも願うに似たそれは、ブーンの心をひどく揺さぶった。
死に際だからこそ出たのだろう願いは、常々思っていた本音だとブーンは捕らえたからだ。



32 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:27:21.70 ID:oG2cbY06O
( ^ω^)「わかったお…だから荒巻、死なないでくれお」

/ ,' 3「約束するよ」

ブーンの願いに荒巻は答える。

/ ,' 3「苦しいかもしれないがあの大釜に入ってくれないか」

意味の分からない事を提案する荒巻。

(;^ω^)「お?」

/ ;' 3「早く!セントジョーンズに気付かれない内に!」

明らかに躊躇するブーンを見て叱咤する荒巻はどこか別人の様であった。
一度した約束は守れと言わんばかりの荒巻の様子に思わずブーンの足は進み、脚立を登っていた。



33 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:28:45.82 ID:oG2cbY06O
(;^ω^)「沸騰してるお…」

/ ;' 3「早く!」

「誰か居るのか!?」

荒巻の大声に反応したかの様に工房に駆け戻るセントジョーンズの足音は、ブーンの覚悟を触発させた。

(;^ω^)「どうにでもなるお!」

煮えたぎる血液にブーンは体を沈めたのだった。
(;゜ω゜)「ああぁぁあぁぁあぁぁぁ!」

工房内にはブーンの絶叫がこだました。



34 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:35:40.02 ID:oG2cbY06O
(;’e’)「荒巻、あんた何をした!?」

銃を向け、セントジョーンズは荒巻を問いただす。

/ ;' 3「後継ぎだ」

返って来た答えにセントジョーンズは耳を疑った。

(;’e’)「くそがっ!」

焦りに駆られ、二発、三発とセントジョーンズは引き金を引く。先程完全に始末しておけばと自分を呪った。



35 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:36:51.70 ID:oG2cbY06O
荒巻が動かなくなったのを確認すると、セントジョーンズは脚立に登り、釜を見下ろして引き金を弾がありったけ引くのだった。

(’e’)「ったく…」

脚立から飛び降り足早にこの場から立ち去ろうとするセントジョーンズ。だがそれに待ったをかける者が現れた。



36 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:37:47.02 ID:oG2cbY06O
「ああぁぁあぁぁあぁぁぁおぉぉおぉ」

その者の背は大きく腫れ上がり、腕には幾つもの浮腫が出来ている。眼は赤く血走り、全身が血に塗れていた。

(;’e’)「後継ぎね…」

次の瞬間セントジョーンズが見た物は、上半身と切り離された自分の下半身だった。



37 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:39:09.87 ID:oG2cbY06O
(;'A`)縲娯ヲ縲・

繝峨け繧ェ縺ッ諤ッ縺医※縺・◆縲・
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縺・¥繧画姶譎ゆクュ縺縺ィ縺・▲縺ヲ繧ゅ>縺也岼縺ョ蜑阪〒縺昴l繧定◇縺・◆縺ィ縺ェ繧後・諱先悶○縺壹↓縺ッ縺・i繧後↑縺上↑繧九・
縺縺後◎繧後〒繧ゅラ繧ッ繧ェ縺後%縺ョ蝣エ謇繧堤ォ九■蜴サ繧峨↑縺・・縺ッ荳遞ョ縺ョ螂ス螂・・縺溘a縺繧阪≧縲・



38 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:40:04.09 ID:oG2cbY06O
またかorz↓

39 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:41:01.22 ID:oG2cbY06O
(;'A`)「…」

ドクオは怯えていた。
ブーンが入っていった建物から幾度も聞こえて来る銃声に。
いくら戦時中だといってもいざ目の前でそれを聞いたとなれば恐怖せずにはいられなくなる。
だがそれでもドクオがこの場所を立ち去らないのは一種の好奇のためだろう。



40 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 18:43:27.99 ID:jooGBpQZ0
wktk

41 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:44:16.87 ID:oG2cbY06O
縲後≠縺ゅ=縺√≠縺√=縺ゅ=縺√=縺ゅ=縺√=縺√≠縺√=縺√・

菴募コヲ繧るウエ縺」縺ヲ縺・◆驫・」ー縺梧ュ「繧薙□縺ィ諤昴▲縺溘☆縺舌◎縺ー縺九i蜿ォ縺ウ螢ー縺後≠縺後▲縺ヲ縺阪◆縲・
螂ス螂・・譌「縺ォ鬆らせ縺ォ縺セ縺ァ驕斐@縲√ラ繧ッ繧ェ縺ッ謇峨・蜑阪〒遶九■蟆ス縺上@縺ヲ縺・k縲ゅ□縺後≠縺ィ荳豁ゥ縺瑚ク上∩蜃コ縺帙↑縺・〒縺・◆縲・

縲後=縺√≠縺√=縺ゅ=縺√=縺。縺・<縺・>縺・<縲・

菴輔°繧呈アゅa繧区ァ倥↑蜿ォ縺ウ縺後ラ繧ッ繧ェ縺ォ譛蠕後・荳豁ゥ繧呈ュゥ縺セ縺帙k縲・



42 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 18:44:57.36 ID:thJlaXkJ0
>>1
錬金失敗はきにすんなwwww
wktk

43 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:44:58.80 ID:oG2cbY06O
何回目だよorz↓

44 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:46:04.20 ID:oG2cbY06O
「ああぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁ」

何度も鳴っていた銃声が止んだと思ったすぐそばから叫び声があがってきた。
好奇は既に頂点にまで達し、ドクオは扉の前で立ち尽くしている。だがあと一歩が踏み出せないでいた。

「ぁぁあぁぁあぁぁぁちぃぃいいぃぃ」

何かを求める様な叫びがドクオに最後の一歩を歩ませる。



45 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:48:39.33 ID:oG2cbY06O
謇峨r髢九¢縺ヲ縺セ縺夂愍縺ォ蜈・縺」縺溽黄縺ッ襍、縲・→縺励◆逡ー蠖「縺ョ閠・□縺」縺溘ゅ◎繧後・荳崎・逕ア縺昴≧縺ォ菴薙r蠑輔″縺壹▲縺ヲ縺・k縲・

縲後≠縺ゅ=縺√≠縺√=縺ゅ=縺√=縲・

荳蠎ヲ縲∝中蜩ョ縺吶k逡ー蠖「縺ョ閠・°繧臥愍繧定レ縺代√ラ繧ッ繧ェ縺ッ蠎翫↓霆「縺後k譯・牡縺ョ迚ゥ縺ォ隕也キ壹r蜷医o縺帙◆縲・
縺昴l縺悟・閾薙・縺ッ縺ソ蜃コ縺溯Χ菴薙・荳驛ィ縺縺ィ豌嶺サ倥¥縺ィ諢剰ュ倥′諤・豼縺ォ蜀キ繧√※縺・¥縲・
縺昴l縺ァ繧ゆサ翫・閾ェ蛻・′鄂ョ縺九l縺ヲ縺・k迥カ豕√r謚頑升縺励h縺・→霎コ繧翫r霆ス縺剰ヲ句屓縺励◆縲・
謇縲・↓襍、縺・カイ菴薙′鬟帙・謨」縺」縺溷キ・謌ソ縺ォ縺ッ縲∝キ・蜈キ縺ィ蠑輔″蜊・・繧峨l縺溯サ肴恪縺梧淵繧峨・繧翫∫i縺檎・縺」縺ヲ縺・k縲・



46 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:49:10.81 ID:oG2cbY06O
竊・

47 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:49:37.16 ID:oG2cbY06O
扉を開けてまず眼に入った物は赤々とした異形の者だった。それは不自由そうに体を引きずっている。

「ああぁぁあぁぁあぁぁぁ」

一度、咆哮する異形の者から眼を背け、ドクオは床に転がる桃色の物に視線を合わせた。
それが内臓のはみ出た胴体の一部だと気付くと意識が急激に冷めていく。
それでも今の自分が置かれている状況を把握しようと辺りを軽く見回した。
所々に赤い液体が飛び散った工房には、工具と引き千切られた軍服が散らばり、炉が灯っている。



48 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:51:23.79 ID:oG2cbY06O
「ああぁぁあぁあぁぁちぃぃぃいい」

ドクオに向かって歩いてくる異形の者は眼を爛々とさせ、何かを渇望している様だった。
ドクオは退きもせずにそれに見入っている。それが何者なのか理解した時には既にドクオの腹は赤黒い何かに貫かれていた。

(゚A゚)「ブー…ン…」

異形の者の正体はブーンだった。眼の奥に宿る何かはつい先程まで嫌悪の対象だった者のそれと同じだ。
そしてドクオの腹を貫く赤黒い何かは、ブーンの手に握られた、いや手から直接生えている錐だった。



49 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:56:14.13 ID:oG2cbY06O
( ゜ω゜)「血ぃぃぃいいぃぃぃい」

ブーンは血液を求めていた。腕を引き抜き、ドクオの腹から噴き出す血飛沫を全身に浴びてようやくブーンは落ち着きを取り戻す。

( ゜ω゜)「はぁはぁはぁはぁはぁ、はぁはぁ」

それでもまだ息は荒く、呼吸は乱れていた。



50 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 18:58:25.49 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「ブ……ン…」

背中の腫れが徐々に退いていき、手も元の五本指に戻り、体の大きさが一回り小さくなるブーンを見て、荒巻は最期の力を振り絞る様に小さな声をあげる。



51 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:00:35.80 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「すまない、ブーン……
お前の体をそんなにしてしまって」

( ;ω;)「体が熱いお…痛いお」

/ ,' 3「本当にすまない事をした…
直に熱は冷めるし痛みも退く。少しだけ堪えてくれ…」

( ;ω;)「お…」

/ ,' 3「それよりもブーン、お前の体に残った傷痕……」

( ;ω;)「お?」

/ ,' 3「消える事の無い醜い傷痕を付けてしまった事を深く懺悔させてくれ……
本当にすまない」



52 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:01:23.67 ID:oG2cbY06O
( ;ω;)「僕の事なら大丈夫だお…それより荒巻が…」

/ ,' 3「何、気にするな。元々寿命みたいなものだ…
ブーン、あの『肉体』を連れて軍部に行け。そうすればお前の傷痕は消える筈だ…」

そう言って荒巻はゆっくりと腹から血を流し倒れているドクオを指差した。



53 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:01:50.21 ID:B/FvmBeGO



54 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:02:44.82 ID:oG2cbY06O
(縲・嶂会シ・縲後ラ繧ッ繧ェ窶ヲ・溘・

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55 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:03:16.71 ID:oG2cbY06O


56 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:03:45.87 ID:j7Q9MhsY0
作者カワイソス

57 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:03:54.28 ID:oG2cbY06O
( ;ω;)「ドクオ…?」

ブーンは自分がどうなり、何をしたのかを把握仕切れていなかったのだ。

/ ,' 3「お前は彼を殺してしまった。いや、正確には彼の『魂』をだ…
だがすぐにあの腹に開いた大穴は閉じる。だが『魂』は戻らない」

ブーンには難し過ぎる話を荒巻は続ける。そうでなくても理解しがたい話をこの状況で話されてはほとんど垂れ流しもいいところだった。



58 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:05:30.43 ID:oG2cbY06O
/ ,' 3「軍部に着いたら『高岡』という男に会え…」

( ;ω;)「分かったお…」

/ ,' 3「ブーン、今までありがとうな……まるで息子の様だったよ…」

( ;ω;)「僕の方こそ…ありがとうだお……」

/ ,' 3「早く行け、私の……」

( ;ω;)「お?」

/ ,- 3「後継ぎよ…」



59 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:07:32.50 ID:oG2cbY06O


60 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:07:59.88 ID:oG2cbY06O
あっ1話が↑

61 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:09:12.42 ID:oG2cbY06O
とりあえず今>>1は死にたい


62 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:09:46.85 ID:jooGBpQZ0
乙!続きすげー楽しみにしてるんだぜ?
文字化けご愁傷様www

63 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:10:02.93 ID:mBjrTaAi0


64 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:17:10.01 ID:oG2cbY06O
また日をおいて投下しませ
いくらなんでも見づらいんで

65 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:27:20.50 ID:jooGBpQZ0
楽しみにしてるぜ?乙乙

66 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:39:27.11 ID:d7mAw0T5O
笑わしてもらった、乙

67 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 19:47:37.07 ID:oG2cbY06O
笑えないわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

68 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:00:33.63 ID:i94rIxfdO
結構期待してる

69 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:09:13.10 ID:wA/H3NCsO


70 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:27:20.46 ID:Q5XVp8qz0
錬成失敗しすぎwwwwワロスwwwww

71 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:52:54.23 ID:z4zQRr2fO
期待してます

72 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 21:58:17.11 ID:oG2cbY06O
週末にでも立てますね
夏期ためとく

73 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 22:29:59.56 ID:z4zQRr2fO
wktk

74 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 22:38:52.20 ID:1b3rn7Z70
悪いがまとめさせてもらった
ttp://www.geocities.jp/local_boon/boon_Chishio/top.html

75 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 23:23:02.09 ID:oG2cbY06O
まとめありがとうございます
すいませんさっそくなんですけど文字化けの影響で修正が
>>24>>27の間に↓

76 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 23:27:44.12 ID:oG2cbY06O
(’e’)「吐け。もう一発くらいたいのか?」

/ ;' 3「勘弁願いたいな。だが断る」

再び銃声が響く。

(’e’)「両足を撃ち抜かれた気分はどうだ?」

/ ;' 3「いいものではないな」

男は工房に身動きの取れない荒巻を残して、薄い扉を一枚挟んだ奥の部屋へと進んで行った。



77 名前: ◆ZGuRy.Pfdg :2007/02/12(月) 23:35:59.01 ID:oG2cbY06O
管理人さん見てたらレスをいただきたいんですが

見てないようでしたらサイト内の掲示板に書かしていただきますが…

もしくはいちから再投下の形をとりますが…

78 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 23:37:22.82 ID:1b3rn7Z70
見てます、見てます
修正しましたので大丈夫です

79 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 23:40:38.17 ID:oG2cbY06O
ありがとうございます…本当に厄日でしたwwwwwwwwwwww
今後もよろしくお願いしますね

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