( ^ω^)カウボーイなようです 【6th:トラブル】
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:20:15.85 ID:w9bR4TtEO
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【6th:トラブル】
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:23:29.64 ID:w9bR4TtEO
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?「ふざけないでよ!」
奥の席から、皿やグラスが割れる音と女の怒声が聞こえくる。
近くへ行くと、軽くウェーブのかかった金髪の少女がウェイターABEの尻をガンガン蹴っていた。
ξ#゚听)ξ「何で注文しただけで舌打ちするわけ!?」
ABE「小娘が……」
ウェイターABEはユラリと立ち上がり、服を整えながら少女を睨む。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:25:48.44 ID:w9bR4TtEO
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ξ#゚听)ξ「何よその目は……、女だからってナメてんの?」
ABE「俺は女より男を舐めたいね……」
ξ#゚听)ξ「このっ……」
少女が羽織っていた上着をバサリと開き、腰のガンベルトから拳銃を引き抜いた。
( ^ω^)「ちょいと待つお! ここは飯を喰う場所だお!」
('A`)「銃を振り回すなら街の外に行きな……」
ざわめく他の客の間をかいくぐり、僕らはその場へ颯爽と割って入った。
と、同時に銃声が店内に鳴り響く。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:29:52.13 ID:w9bR4TtEO
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( ^ω^)「……何か、焦げ臭いお」
('A`)「ブーン、襟元に穴空いてんよ?」
ξ;゚听)ξ「あら……」
(;^ω^)「Nooooo!!」
見ると首の真横の襟に穴が空いていた。
直すの面倒くさいとか、死ぬ一歩手前じゃんとか……そんな事を考えながら僕は床を転げ回る。
?「ツン!」
すると、トイレから出てきたショボクレ顔の男がこちらに駆け寄ってきた。
(;´・ω・`)「ちょっと……、どうなってんのコレは!?」
−−−
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:34:09.50 ID:w9bR4TtEO
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(;^ω^)「ビックリャしたお……」
('A`)「し過ぎじゃない……?」
僕らは席に戻りピッツァとパスタを頬張る。
カウンターの方ではさっきの二人が店主に謝っている。
ξ゚听)ξ「すみませんでしたぁ……」
(´・ω・`)「本当に申し訳ない……、ちゃんと弁償しますので……」
金髪の少女はそっぽを向き、ショボクレ顔の男は丁寧に……。
( ^ω^)「あの二人何なんだろうお」
('A`)「さぁね、こっち来るっぽいけど……」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:36:23.26 ID:w9bR4TtEO
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少女と男を見ているとこちらに近づいてきた。
('A`)「何か用かよコルァ?」
(;^ω^)「ちょ、ドクオ! 何の用ですかお?」
ガンを飛ばすドクオを押さえながら対応する。
(´・ω・`)「先程の失礼を詫びと、服をね……」
ξ゚听)ξ「大丈夫よショボン、どうせ穴が空いても関係ないボロなんだから」
ショボクレ顔の男が申し訳なさそうにそう言い、金髪の少女は顔も向けずにイヤミを言う。
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:40:17.72 ID:w9bR4TtEO
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(;^ω^)「嫌な性格だお……」
ξ#゚听)ξ「何?」
(;^ω^)「別に……。でも、本当に気にしなくて良いですお」
(´・ω・`)「では……、名前だけでも。
僕はショボン、ショボン・バーボンです。
そして……」
そう名乗るとショボンは金髪の少女に無理やり正面を向かせる。
ξ゚听)ξ「アタシはツンデルト・クラ……、クリストファ。ツンで良いわ」
ツンは何故か途中で言い直すようにして名乗った。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:41:43.87 ID:w9bR4TtEO
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( ^ω^)「僕はロディ・ホライゾン、何か知らないけどブーンって呼ばれてるお」
('A`)「俺はドクオ、ドクオ・ホリディ……」
ξ゚听)ξ「そうだ! 急ぎの用事があるんでしょ? 早く行きましょうよ」
(´・ω・`)「そうだね。では、縁があればまた……」
そのまま二人は店を出て行った。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:43:50.72 ID:w9bR4TtEO
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('A`)「どこかで見たか……? いや、他人の空似か……」
( ^ω^)「ドクオ?」
去っていく二人の背中を見つめながらドクオは何かを考えるような仕草をしていた。
('A`)「別に……、気のせいだったわ」
−−−
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:45:34.36 ID:w9bR4TtEO
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僕らは東区の安ホテルに戻り、ベッドへ倒れ込む。
( ^ω^)「そうだ、手配書貰ってきたんだお!」
('A`)「次はどんな奴?」
( ^ω^)「次は……」
僕は手配書を開き、ドクオに渡した。
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:46:34.77 ID:w9bR4TtEO
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【6th:トラブル】 fin
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/01(木) 23:51:29.98 ID:w9bR4TtEO
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【小道具とか用語とか】
ノパ听) ハローハロー!
ノパ听) 今回は【ザザ】についてだ!
ザザとは、ドライ・ジンにデュボネ、アンゴスチュラビターズを加えると出きる酒の名称。
ノパ听) 三つの組織の力が入り乱れて支配される街、ザザ……。
詳しくは話が進めば明かされていくかもね。
ノパ听) そうだ! お前の作品某スレで酷評されてたぞ?
ノハ^Д^)9m プギャー
ノハ ゚д゚ )
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